JP6544859B2 - カッターの替刃 - Google Patents

カッターの替刃 Download PDF

Info

Publication number
JP6544859B2
JP6544859B2 JP2015534001A JP2015534001A JP6544859B2 JP 6544859 B2 JP6544859 B2 JP 6544859B2 JP 2015534001 A JP2015534001 A JP 2015534001A JP 2015534001 A JP2015534001 A JP 2015534001A JP 6544859 B2 JP6544859 B2 JP 6544859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutter
replaceable blade
cutting
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015534001A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015029440A1 (ja
Inventor
西尾 悟
悟 西尾
幹浩 安藤
幹浩 安藤
悠希 和田
悠希 和田
南 徹
徹 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanefusa KK
Original Assignee
Kanefusa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanefusa KK filed Critical Kanefusa KK
Publication of JPWO2015029440A1 publication Critical patent/JPWO2015029440A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544859B2 publication Critical patent/JP6544859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27GACCESSORY MACHINES OR APPARATUS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; TOOLS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; SAFETY DEVICES FOR WOOD WORKING MACHINES OR TOOLS
    • B27G13/00Cutter blocks; Other rotary cutting tools
    • B27G13/08Cutter blocks; Other rotary cutting tools in the shape of disc-like members; Wood-milling cutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/202Plate-like cutting inserts with special form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27GACCESSORY MACHINES OR APPARATUS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; TOOLS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; SAFETY DEVICES FOR WOOD WORKING MACHINES OR TOOLS
    • B27G13/00Cutter blocks; Other rotary cutting tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/04Overall shape
    • B23C2200/0444Pentagonal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/04Overall shape
    • B23C2200/0455Square
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/04Overall shape
    • B23C2200/0477Triangular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/08Rake or top surfaces
    • B23C2200/083Rake or top surfaces curved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/20Top or side views of the cutting edge
    • B23C2200/203Curved cutting edges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/36Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
    • B23C2200/367Mounted tangentially, i.e. where the rake face is not the face with largest area
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2222/00Materials of tools or workpieces composed of metals, alloys or metal matrices
    • B23C2222/16Cermet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2222/00Materials of tools or workpieces composed of metals, alloys or metal matrices
    • B23C2222/28Details of hard metal, i.e. cemented carbide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2226/00Materials of tools or workpieces not comprising a metal
    • B23C2226/31Diamond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2228/00Properties of materials of tools or workpieces, materials of tools or workpieces applied in a specific manner
    • B23C2228/10Coating

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

本発明は、パーティクルボード、中質繊維板MDF、ムク木材等を用いて家具部材等を製造する際に、テノーナー、モルダーでの加工、またはエッジバンダーで縁貼り材を貼る前の加工などに用いられる回転切削用のカッターの替刃に関する。
従来、この種の回転切削用のカッターに取り付けられる替刃は、例えば図15A,15Bに示すように、正方形の板状で、切れ刃2を形成するすくい面3と逃げ面4がストレートな面となっていた。そのため、複数の替刃1をカッターのボディに装着したとき、替刃1間の境界における高低差が大きくなり、被削材の切削面に筋が生じやすかった。特に、替刃がボディに取り付けられたときの切れ刃方向とボディの軸方向で形成されるリード角が大きくなると、高低差がさらに大きくなる。これに対して、例えば日本国実用新案登録公開公報:実開昭62−113915号に示すように、替刃6の側面であるすくい面7を円弧状の曲面としたものがある(図16A,16B参照)。この替刃6によれば、ボディに装着したときの替刃間の境界が円滑になり、替刃間の高低差が抑えられるため、被削材の切削面の筋も抑えられる。しかし、側面がストレートな替刃に比べて、多数の側面を円弧状にするための曲面加工の手間が大きく、そのため替刃の価格も高価なものとなった。さらに、側面が円弧形状であると、替刃のボディへの装着時の締め付けにより替刃の基準面からのずれが生じやすく、そのため取り付けの手間が煩雑になると共に替刃間の高低差を大きくする結果にもなった。
また、回転切削用カッターに取り付けられる上記替刃の材質として、例えば日本国特許公表公報:特表2013−517952号に示すように、耐久性を確保するために多結晶ダイヤモンド(以下、PCDと記す。)を採用したカッターが知られている。しかし、PCD替刃を用いたカッターの場合、替刃の再研磨の際に切れ刃の外径寸法が一定にならなかったり、一定にするための調整の手間がかかったり、また切削機械側において面倒な径補正が必要であったりするという問題がある。さらに、高価なPCD材料を用いるために、PCD替刃が高価である。
実開昭62−113915号公報 特表2013−517952号公報
本発明は、このような問題を解決しようとするもので、替刃をカッターのボディに装着したときの替刃間の境界における高低差を、簡単な加工により抑えることができ、また、安価な切れ刃材質により耐久性が高められる回転切削用のカッターの替刃を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、平面を形成する回転切削用のカッターのボディ外周面に装着される硬質の切れ刃材料からなる多角形で板状の切削用の替刃であって、替刃は、逃げ面と、逃げ面の反対側の取付面と、逃げ面と共に切れ刃を形成する平坦かつ傾斜した側面であるすくい面とを有しており、逃げ面が1つの円錐の側面形状で膨出した中心軸が多角形の中心にある凸曲面部を設け、凸曲面逃げ面に円錐研磨を施すことにより形成されており、ボディ外周面に装着されたときに、切れ刃方向とボディの軸方向とで形成されるリード角が20°以上となるようにされることにある。円錐の側面形状とは、円錐の側面全体に限定するものではない。硬質の切れ刃材料としては、超硬合金、工具鋼、サーメット、PCD、立方晶窒化ホウ素CBN等である。
上記のように構成した本発明においては、カッターの外周面に装着される替刃の切れ刃を形成する逃げ面が、1つの円錐の側面形状でわずかに膨出した凸曲面部を設けたことにより、多角形の各切れ刃が曲線状にされるため、替刃をカッターのボディに装着したときの替刃間の境界における高低差が抑えられる。その結果、本発明においては、被削材の切削面における筋の発生が抑えられる。また、このような替刃の逃げ面の加工は、平坦な替刃の多角形の中心を中心として外周側に沿って円錐研磨を施すことにより、1回の研磨で簡単に円錐状の凸曲面を形成することができる。その結果、本発明においては、従来の側面を曲面状に研磨する加工に比べて簡易にかつ短時間に研磨加工を行うことができるため、安価に替刃を提供することができる。さらに、本発明の替刃は、側面は平坦になっているため、替刃のボディへの装着時の締め付けにより替刃の基準面からのずれが生じないので、取り付けの手間が容易であり、また取り付けによる無用な替刃間の高低差をもたらすこともない。
また、本発明において、切れ刃材料を超硬合金又はサーメットとし、全面に膜厚1〜25μmの硬質皮膜を設けることが好ましく、硬質皮膜として窒化クロム、酸化クロム、酸窒化クロム、ダイヤモンド、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)などとすることがさらに好ましい。また、ダイヤモンドについては、CVD法により形成されるCVDダイヤモンドであることが好ましい。これにより、超硬合金又はサーメットを用いた替刃でも、耐久性を高めることができる。
また、替刃がボディ外周面に装着されたときに、切れ刃方向とボディの軸方向とで形成されるリード角を20°以上に大きくすることによっても、従来のカッターに比べて、替刃間の境界における高低差を抑えてカッターの外径差を減少させることができる。その結果、本発明においては、リード角の大きな切削においても、被削材の切削面の筋の発生を抑えることができる。
本発明においては、替刃の逃げ面を1つの円錐の側面形状でわずかに膨出した凸曲面とすることにより、カッターのボディに装着したときの替刃間の境界における高低差を安価にかつ確実に抑えることができる。また、本発明においては、超硬合金又はサーメットのような安価な材質の切れ刃にダイヤモンドコーティングすることにより、安価に替刃の耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る回転切削用のカッターを概略的に示す斜視図である。 同カッターを概略的に示す正面図である。 カッターを概略的に示す右側面図である。 カッターに装着される替刃を示す正面図である。 同替刃を示す右側面図である。 替刃のすくい角計測方法を説明する説明図である。 三角形の替刃を示す正面図である。 同替刃を示す右側面図である。 五角形の替刃を示す正面図である。 同替刃を示す右側面図である。 変形例に係るカッターを概略的に示す斜視図である。 同カッターを概略的に示す正面図である。 カッターを概略的に示す左側面図である。 実施例1の試験結果を示すグラフである。 実施例2の試験結果を示すグラフである。 実施例3の試験結果を示すグラフである。 従来例1のカッターに装着される替刃を示す正面図である。 同替刃を示す右側面図である。 従来例2のカッターに装着される替刃を示す正面図である。 同替刃を示す右側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1、図2、図3は、実施形態に係る回転切削用カッター(以下、カッターと記す。)10を、斜視図、正面図、右側面図により示したものである。カッター10を構成するボディ11は、鋼製またはアルミ製の円盤状厚板を加工したものであり、その中心に加工機械の回転軸に挿嵌される中心孔12を設けている。ボディ11は、外周面11aと左右両側面11b,11cの境界に沿って45°で同軸状に切り欠かれた傾斜部11d,11eを設けている。
ボディ11右端側では、周方向の等間隔の3か所にて外周面11aと傾斜部11eに跨って10°程度の傾斜角度で回転方向Rの後方に向けて凹むと共に軸方向に対して45°で軸方向内方に向けて傾斜した取付座13が設けられている。取付座13の回転方向前側は取付座13より凹んだチップポケット14となっている。取付座13の回転方向後側は取付座13からわずかに突出した位置決め部15となっている。ボディ11左端側では、上記取付座13に対して周方向に40°離れた3か所にて外周面11aと傾斜部11dに跨って10°程度の傾斜角度で回転後方に向けて凹むと共に軸方向に対して45°で軸方向内方に向けて傾斜した取付座16が設けられている。つまり、取付座16は取付座13に対して逆方向に傾斜している。取付座16の回転方向前側は軸方向に凹んだチップポケット17となっている。取付座16の回転方向後方は取付座16からわずかに突出した位置決め部18となっている。
ボディ11の外周面11aでは、上記取付座16に対して回転方向前方に40°離れた3か所にて上記取付座16に平行に傾斜した取付座21が設けられている。取付座21の回転方向前側は軸方向に凹んだチップポケット22となっている。取付座21の回転方向後側は取付座21からわずかに突出した位置決め部23となっている。取付座13,16,21は、後述する替刃25を固定するために中心位置に図示しないねじ溝を有する取付孔を設けている。
替刃25は、図4、図5に示すように、超硬合金あるいはサーメットを用いて加工された正方形の薄板であり、中心に上記中心孔12に対応する板面を貫通した取付孔26を設けている。取付孔26の後述する逃げ面28側は、固定用のビス33の頭部を収容する凹み部26aになっている。替刃25は、4つの側面であるすくい面27が45°で傾斜しており、広い方の平坦面である逃げ面28が正方形の中央を中心として外縁側が1つの円錐の側面形状でわずかに膨出した環状の凸曲面部28aを設けている。凸曲面部28aの平坦面に対する傾斜角度は、替刃25のボディ11への取り付けの際の、軸方向と切れ刃先端縁のなすリード角によって数°の範囲で決められる。凸曲面部28aの形成は、逃げ面28に一度の円錐研磨を施すことにより容易に形成される。このように、替刃25の4つのすくい面27と凸曲面部28aに挟まれた先端側がそれぞれ切れ刃29として形成されている。逃げ面28の反対側の平坦面は、取付座13,16,21に密着する取付面31となっている。替刃25全面には、厚さ5−25μmの範囲でダイヤモンドコーティング膜(図示しない)がCVD法により形成されている。
上記のように逃げ面28に凸曲面部28aを設けたことにより、替刃25は、図5、図6に示すように、切れ刃29稜線が中央から両側に向けて円弧状に形成されており、四隅が中央から厚さ方向に傾斜した形状となっている。替刃25は、取付面31を取付座13,16,21に重ね合わせて、一方のすくい面27を位置決め用としてボディ11の位置決め部15,18,23に当接させて位置決めし、ビス33を取付孔26を通して取付座13,16,21の取付孔に螺着させることにより固定される。替刃25の取り付け時に、位置ずれを防止するために、替刃25の4つのすくい面27のうちの2面以上を取付基準面、取付拘束面とする。この状態で、替刃25の切れ刃29先端がボディ11外周面からわずかに突出している。また、取付座13に取り付けられた替刃25と、取付座16,21に取り付けられた替刃25とは、互いにリード角が反対の大きさになる。
上記のように構成した実施形態においては、カッター10の外周面に装着された替刃25の切れ刃29を形成する逃げ面28の外縁側を1つの円錐の側面形状でわずかに膨出した凸曲面部28aとしたことにより、替刃25は、図4、図5に示すように、切れ刃29稜線が中央から両側に向けて円弧状に形成されており、四隅が中央から厚さ方向に傾斜した形状となっている。そのため、替刃25をカッター10のボディ11に装着したときの替刃25間の境界における高低差が抑えられる。その結果、本実施形態においては、被削材の切削面における筋の発生を抑えることができ、良好な切削面を得ることが可能になった。替刃25がボディ11に取り付けられたときの切れ刃方向とボディの軸方向で形成されるリード角の大きさによって、凸曲面部28aの傾斜角度を適正に調整することにより、高低差を抑制することができる。
また、替刃25の逃げ面28の加工は、替刃25の四角形の中心を中心として外周側に沿って円錐研磨することにより、1回の研磨で簡単に円錐状の凸曲面部28aを形成することができるため、従来の側面を曲面状に研磨する加工に比べて加工が非常に簡易であり、安価に替刃25を提供することができる。さらに、本実施形態では、替刃25の4辺のうちの少なくとも2辺を使用することができるため、替刃25の使用効率が高められる。また、本実施形態では、替刃25全面には、厚さ5〜25μmの範囲でダイヤモンドコーティング膜が形成されていることにより、高価なPCDではなく安価な超硬合金又はサーメットを用いた替刃でも、耐久性を高めることができる。さらに、本実施形態の替刃25は、すくい面27である側面は平坦になっているので、替刃25のボディ11への装着時のビス33による締め付けによっても替刃25の基準面からのずれが生じないので、取り付けの手間が容易になり、また取り付けのずれによる無用な替刃25間の高低差をもたらすこともない。
また、本実施形態に係るカッター10については、替刃25のリード角を20°以上に大きくする場合でも、替刃25間の境界における高低差を抑えることができるため、リード角の大きな切削においても、被削材の切削面における筋の発生を抑えることができる。さらに、替刃25の円錐研磨の傾斜角度については、ボディ11に取り付ける際のリード角や、外径寸法に合わせて変更される。また、被削材の貼り物の種類がメラミンか紙か等によってもリード角が変更される。
ここで、リード角を変えたときの各替刃の最大高低差の違いについての計測結果について説明する。発明品として、円錐研磨(実施形態に係る替刃)、ストレート(図15A,15Bに示す従来品)、R150,R100,R50(図16A,16Bに示す従来品で曲線半径Rmmが異なるもの)の5種類とし、外形が15mm×15mm×2.5mmで刃角60°とする。
計測方法は、図6に示すように、三次元CAD(SolidWorks)上にてφ125mmのカッターを作図し、切れ刃と垂直な面において、直角すくい角−20°となるように替刃を配置する。替刃内での高低差が最小となるような替刃形状、円錐研磨角を調べ、その替刃における最大の高低差を、リード角20°、30°、45°、70°についてそれぞれ計測した。計測結果を表1に示す。
表1から明らかなように、発明品に係る最適な円錐研磨角度の替刃については、ストレートの替刃より最大高低差が大幅によく、またリード角が30°のR150とは同等であるが、リード角45°のR100とリード角70°のR50より最大高低差が大幅に良くなっている。また、リード角を大きくするにつれて、替刃の最適な円錐研磨角度は大きくされる。
つぎに、上記実施形態の変形例について説明する。
図9、図10、図11は、変形例に係るカッター40を、斜視図、正面図、左側面図により示したものである。カッター40を構成するボディ41は、上記ボディ11と同様の構成であり、その中心に加工機械の回転軸に挿嵌される中心孔42を設けている。ボディ41は、外周面41aと左右両側面41b,41cの境界に沿って45°で同軸状に切り欠かれた傾斜部41d,41eを設けている。
ボディ41右端側では、周方向の等間隔の3か所にて略48°の範囲において、傾斜部41eから外周面41a中間に向けて等間隔で2つの取付座43とその前後にチップポケット44と位置決め部45とを設けている。2つの取付座43は、切れ刃が軸方向に対して70°に傾斜するように順次配列されている。ボディ41左端側では、上記取付座43に対して周方向に72°離れた3か所の略72°の範囲において、傾斜部41dから外周面41a中間に向けて等間隔で3つの取付座46とその前後にチップポケット47と位置決め部48とを設けている。3つの取付座46は、切れ刃が軸方向に対して70°に傾斜するように順次配列されている。取付座43,46には、替刃25が上述したようにビス33により固定されている。また、取付座43に取り付けられた替刃25と、取付座46に取り付けられた替刃25とは、リード角が70°でかつ互いに反対の大きさになっている。
その結果、上記実施形態では替刃25の軸線に対するリード角が45°となっているのに対して、変形例では、替刃25の軸線に対するリード角が70°となっていることが異なっている。また、替刃25の凸曲面部28aの平坦面に対する傾斜角度も、実施形態における替刃25の凸曲面の傾斜角度より大きくされている。このカッター40が、大きなリード角の替刃を用いた切削が必要とされる被削材の切削に採用されたときにも、大きなリード角でも被削材の切削面の筋の発生を抑えることができる。
次に、上記実施形態に係るカッターの切削性能の調べた具体的実施例1,2,3について、順次説明する。
実施例1.
発明品1である実施形態に係る替刃25を用いたカッターと、比較品1としてPCD刃ろう付けカッターについて下記切削条件1で切削試験を行った。
[発明品1]
替刃材質:超硬合金、ダイヤモンドコーティング(膜の厚さ20μm)
替刃寸法:15mm×15mm×2.5mm 替刃の円錐傾斜角:3.66°
カッター寸法:外径φ125mm、刃幅44mm、実質刃数3P
リード角:45°、刃角:60°
[比較品1]
切れ刃材質:PCD(ろう付け)
カッター寸法:発明品1と同等、リード角:45°、刃角:60°
[切削条件1]
被削材:メラミン貼りパーティクルボード(厚さ15mm)
カッター回転数:6000rpm、 送り速度:20m/min
切込み深さ:0.8mm
発明品1と比較品1により、メラミン貼りパーティクルボードを切削したとき、メラミンのチッピングの大きさを粗さ計で測定した結果について、図12のグラフに示す。発明品1の欠けの大きさは、比較品1のカッターと同等であり、初期切削品質は比較品1と同等以上である。
実施例2.
発明品2である実施形態に係る替刃を用いたカッターと、比較品2,3としてPCD刃ろう付けカッターについて下記切削条件で切削試験を行った。
[発明品2]
替刃材質:超硬合金、ダイヤモンドコーティング(膜の厚さ12μm)
替刃寸法:15mm×15mm×2.5mm 替刃の円錐傾斜角:5.80°
カッター寸法:外径φ125mm、刃幅44mm、実質刃数3P
リード角:70°、刃角:49°
[比較品2]
切れ刃材質:PCD(ろう付け)
カッター寸法:発明品2と同等、リード角:45°、刃角:60°
[比較品3]
切れ刃材質:PCD(ろう付け)
カッター寸法:発明品2と同等、リード角:70°、刃角:49°
[切削条件2]
被削材:紙貼りパーティクルボード(厚さ15mm)
カッター回転数:6000rpm、 送り速度:20m/min
切込み深さ:0.8mm
発明品2と比較品2,3により、紙貼りパーティクルボードを切削したときの毛羽立ちの大きさをマイクロスコープで測定した結果について、図13のグラフに示す。発明品2の毛羽立ちの高さは、比較品2のカッターより小さく、比較品3のカッターと同等か若干大きい値であり、初期切削品質は比較品と同等程度である。
実施例3.
発明品3,4である実施形態に係る替刃を用いたカッター3,4について、下記切削条件で耐久試験を行った。
[発明品3,4]
替刃材質:超硬合金、ダイヤモンドコーティング(膜の厚さ12μm,20μm)
替刃寸法:15mm×15mm×2.5mm 替刃の円錐傾斜角:5.80°
カッター寸法:外径φ125mm、刃幅44mm、実質刃数3P
リード角:70°、刃角:49°
[切削条件3]
被削材:紙貼りパーティクルボード(厚さ15mm)
カッター回転数:6000rpm、 送り速度:10m/min
切込み深さ:0.5mm、切削材長:8,000m
発明品3,4により、紙貼りパーティクルボードを8,000m切削した後、切れ刃を電子顕微鏡で観察すると、切れ刃のダイヤモンドコーティングにはほとんど摩耗はなく、替刃が高い耐摩性を有することが明らかになった。替刃の切れ刃線の粗さを測定したところ、コーティング膜の薄い発明品3については約半数の切れ刃にチッピングが発生していたが、コーティング膜の厚い発明品4については、チッピングの発生は見られなかった。
発明品3,4について、切削初期と8,000m切削後の毛羽立ちの高さをマイクロスコープで測定した結果について、図14のグラフに示す。コーティング膜の薄い発明品3については8,000m切削後の最大高さが大きくなったが、平均値はほとんど変化がなかった。また、コーティング膜の厚い発明品4については、8,000m切削後にも毛羽立ち高さにほとんど差がなかった。その結果、ダイヤモンドコーティングされた替刃の耐久性は非常に高く、膜厚の大小により切れ刃の欠損に多少の差があるが、8,000m切削しても切削品質にほとんど変化が見られなかった。
なお、上記実施形態においては、替刃25は正方形の薄板であるが、これに代えて、図7A,7Bに示すように、替刃34を正三角形として逃げ面35の外周側を円錐側面形状の凸曲面部35aとすることができる。また、図8A,8Bに示すように、替刃37として正五角形状とし、逃げ面38の外周側を円錐側面形状の凸曲面部38aとすることができる。その他、替刃形状については図示しないが、長方形や正六角形とすることも可能である。このような替刃の形状の変更によっても、上記実施形態に示したと同様の効果が得られる。直角すくい角、刃角を−20°、60°に限定する必要はなく、20°、45°等にすることも可能である。円錐傾斜角を一定にしてもよいが、円錐研磨(傾斜)角を変化させることによって最大高低差を減少させることができる。
なお、上記実施形態においては、超硬合金又はサーメット製の替刃全面にダイヤモンドコーティング膜を形成しているが、これに代えて窒化クロム、酸窒化クロム、酸化クロム、DLCなどをコーティングすることも可能である。その他、上記実施形態については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
10…カッター、11…ボディ、13,16,21…取付座、25…替刃、27…すくい面、28…逃げ面、28a…凸曲面部、40…カッター、41…ボディ、43,46…取付座。

Claims (3)

  1. 平面を形成する回転切削用のカッターのボディ外周面に装着される硬質の切れ刃材料からなる多角形で板状の切削用の替刃であって、該替刃は、逃げ面と、該逃げ面の反対側の取付面と、該逃げ面と共に切れ刃を形成する平坦かつ傾斜した側面であるすくい面とを有しており、前記逃げ面が1つの円錐の側面形状で膨出した中心軸が前記多角形の中心にある凸曲面部を設け、該凸曲面前記逃げ面に円錐研磨を施すことにより形成されており、前記ボディ外周面に装着されたときに、前記切れ刃方向と該ボディの軸方向とで形成されるリード角が20°以上となるようにされることを特徴とするカッターの替刃。
  2. 前記切れ刃材料を超硬合金又はサーメットとし、全面に膜厚1〜25μmの硬質皮膜を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカッターの替刃。
  3. 前記硬質皮膜の材質がCVDダイヤモンドであることを特徴とする請求項2に記載のカッターの替刃。
JP2015534001A 2013-08-30 2014-08-28 カッターの替刃 Active JP6544859B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013179787 2013-08-30
JP2013179787 2013-08-30
PCT/JP2014/004431 WO2015029440A1 (ja) 2013-08-30 2014-08-28 カッターの替刃及びカッター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015029440A1 JPWO2015029440A1 (ja) 2017-03-02
JP6544859B2 true JP6544859B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=52586028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015534001A Active JP6544859B2 (ja) 2013-08-30 2014-08-28 カッターの替刃

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20160199997A1 (ja)
JP (1) JP6544859B2 (ja)
WO (1) WO2015029440A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2954968B1 (de) * 2014-06-13 2021-01-20 Walter Ag Gewindefräser
EP3795316A1 (de) 2019-09-19 2021-03-24 Ledermann GmbH & Co. KG Werkzeugkopf eines bearbeitungswerkzeuges und wendeschneidplatte hierfür
US11602796B2 (en) 2020-08-14 2023-03-14 Kennametal Inc. Indexable tangential railway wheel milling inserts and cutting tool holders
CN116917072A (zh) * 2021-04-27 2023-10-20 住友电工硬质合金株式会社 铣削刀具

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1177699A (en) * 1912-12-17 1916-04-04 Ewald Hanus Pressure-regulating device for ball-grinding machines.
US3818562A (en) * 1972-07-19 1974-06-25 Kysor Industrial Corp Cutter body and blade therefor
JPS49100286U (ja) * 1972-12-20 1974-08-29
JPS5325908Y2 (ja) * 1975-07-22 1978-07-01
JPS5950449B2 (ja) * 1976-09-30 1984-12-08 ダイジエツト工業株式会社 正面フライスカツタ−
US4175896A (en) * 1977-07-25 1979-11-27 Toshiba Tungaloy Co., Ltd. Ball endmill
US4618296A (en) * 1983-09-14 1986-10-21 Gte Valeron Corporation Cutting tool and insert therefor
US4566827A (en) * 1984-11-30 1986-01-28 Ingersoll Cutting Tool Company Ballnose end mill and insert therefor
JPS61197115A (ja) * 1985-02-28 1986-09-01 Mitsubishi Metal Corp ポジテイブスロ−アウエイチツプ
JPS61219511A (ja) * 1985-03-27 1986-09-29 Toshiaki Hosoi スロ−アウエイチツプ
JPH067854Y2 (ja) * 1986-03-05 1994-03-02 三菱マテリアル株式会社 スローアウエイ式正面フライス
US4906145A (en) * 1987-04-13 1990-03-06 L. R. Oliver & Company, Inc. Replaceable cutter blade
US4812087A (en) * 1987-07-09 1989-03-14 Gte Valenite Corporation End mill cutting tool and indexable insert therefor
JPH0410971Y2 (ja) * 1987-11-30 1992-03-18
US5114282A (en) * 1988-03-21 1992-05-19 Gte Valenite Corporation Indexable insert for roughing and finishing
JP2555019Y2 (ja) * 1990-03-30 1997-11-19 三菱マテリアル株式会社 スローアウエイ式カッタ
JP2559520Y2 (ja) * 1992-01-29 1998-01-19 三菱マテリアル株式会社 スローアウェイ式エンドミル
JPH06297208A (ja) * 1993-03-12 1994-10-25 Valenite Inc 改良型の切削工具及びそのための切削用インサート
DE59509783D1 (de) * 1994-03-29 2001-12-06 Niles Simmons Industrieanlagen Profilierungswerkzeug und verfahren zur spangebenden radsatzbearbeitung
US5692860A (en) * 1995-06-06 1997-12-02 Ingersoll Cutting Tool On-edge end milling cutter and insert
JPH08336704A (ja) * 1995-06-09 1996-12-24 Showa Denko Kk ダイヤモンド被覆フライス加工チップ
JP2739312B1 (ja) * 1997-02-06 1998-04-15 株式会社ビック.ツール 自動ドリル研磨機
JP3054603U (ja) * 1998-06-01 1998-12-08 シージーケー株式会社 V型チャックによるドリルの円錐研磨装置
US6508612B1 (en) * 2000-09-05 2003-01-21 Kennametal Inc. Milling cutter capable of using inserts of various geometrical shapes
JP3590579B2 (ja) * 2000-12-11 2004-11-17 オーエスジー株式会社 ダイヤモンド被覆部材およびその製造方法
JP3945716B2 (ja) * 2005-12-14 2007-07-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション エンドミルとその製造方法
KR101173843B1 (ko) * 2008-12-25 2012-08-13 가부시키가이샤 탕가로이 절삭 인서트 및 이것을 이용한 인덱서블 치절 공구
DE102011107789B4 (de) * 2011-07-18 2015-05-28 Kennametal Inc. Zahnradfräser-Schneideinsatz und Zahnradfräser mit einem solchen Zahnradfräser-Schneideinsatz

Also Published As

Publication number Publication date
US20160199997A1 (en) 2016-07-14
WO2015029440A1 (ja) 2015-03-05
JPWO2015029440A1 (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2788062C (en) Machining tool
CN103415366B (zh) 可转位式球头立铣刀
JP6151782B2 (ja) 切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法
JP5475808B2 (ja) 切削加工用の回転工具及び切削インサート
JP6119916B2 (ja) 切削インサートおよび切削工具
JP6347258B2 (ja) ラジアスエンドミル及び切削加工方法
US20070172321A1 (en) Ball endmill
WO2012117813A1 (ja) ガイドパッド、切削工具本体および切削工具
JP5697681B2 (ja) フライス加工用インサート及びフライス加工用刃先交換式回転切削工具
JP6544859B2 (ja) カッターの替刃
JP4883430B2 (ja) 刃先交換式切削工具
KR102021271B1 (ko) 날끝 교환식 회전 절삭 공구 및 인서트
JP2004223642A (ja) スクエアエンドミル
JP6817717B2 (ja) フライスカッタ、切削インサート及びフライス加工方法
JP5951788B2 (ja) チップソー
JP5652540B2 (ja) ガイドパッド、切削工具本体および切削工具
WO2014006718A1 (ja) 切削工具の製造方法およびこれを用いた切削工具
JP5301454B2 (ja) チップ式ボールエンドミルのチップ素材
JP2019077080A (ja) チップソー
JPH07299634A (ja) エンドミル
JP4378307B2 (ja) 軸方向送り刃先交換式工具
CN210160488U (zh) 一种刀头结构及切削刀具
WO2015064010A1 (ja) 木材切削用刃物及びこれを用いた切削工具
CN217343742U (zh) 一种旋切铣刀
JPH04275815A (ja) ボールエンドミル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6544859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250