JP5652540B2 - ガイドパッド、切削工具本体および切削工具 - Google Patents

ガイドパッド、切削工具本体および切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5652540B2
JP5652540B2 JP2013502224A JP2013502224A JP5652540B2 JP 5652540 B2 JP5652540 B2 JP 5652540B2 JP 2013502224 A JP2013502224 A JP 2013502224A JP 2013502224 A JP2013502224 A JP 2013502224A JP 5652540 B2 JP5652540 B2 JP 5652540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pad
guide
cutting tool
pad
drill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013502224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012117817A1 (ja
Inventor
公志 西川
公志 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Tungaloy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tungaloy Corp filed Critical Tungaloy Corp
Priority to JP2013502224A priority Critical patent/JP5652540B2/ja
Publication of JPWO2012117817A1 publication Critical patent/JPWO2012117817A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5652540B2 publication Critical patent/JP5652540B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/0054Drill guiding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2251/00Details of tools for drilling machines
    • B23B2251/56Guiding pads
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/55Cutting by use of rotating axially moving tool with work-engaging structure other than Tool or tool-support
    • Y10T408/557Frictionally engaging sides of opening in work
    • Y10T408/558Opening coaxial with Tool
    • Y10T408/5583Engaging sides of opening being enlarged by Tool
    • Y10T408/5586Engaging surface subsequent to tool-action on that surface
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/96Miscellaneous
    • Y10T408/98Drill guide

Description

本発明は、切削工具を支持するために切削工具へ着脱自在に装着されるガイドパッド、このガイドパッドを装着する切削工具本体、および、このガイドパッドが装着された切削工具に関する。
従来のガイドパッドとして、出願人は特許文献1を開示している。このガイドパッドは、略長方形板状をなし、取り付け穴を1つ有し、ドリルに取付けられ、当該ドリルで加工された加工穴の内壁面に沿って案内される。ガイド面を構成する略円弧状の断面形状をもつ曲面が2つ、側面ではなく、ガイドパッドの略長方形状の外形の上面に形成される。また、従来のガイドパッドとして、特許文献2に開示されたものがある。すなわち、略長方形板状をなす超硬部材を含み、取り付け穴を1つ有し、取り付け穴の周辺には延出する翼形突起を有する。ガイド面は、略円弧状の断面形状には限定されず、例えば平面状に形成される。特許文献2のガイドパッドにおいても、ガイド面は側面ではなく、略長方形の外形を有する上面に形成される。
特開2004−314258号公報 国際公開第96/008332号パンフレット
例えば、1枚刃の穴あけ加工用の切削工具において、一般的には、ガイドパッドは、工具の先端側からみて、切れ刃に対して回転軸線回りに180°の位置と、切れ刃に対して工具の相対回転方向の後方の90°の位置の、2箇所に設けられることが好ましい。すなわち、切れ刃から最も離れた位置と、切削抵抗の3分力の中で最も大きい主分力を受ける位置とに設けられることが好ましい。しかしながら、加工穴径を規定する工具径が比較的小さいときなどは、ガイドパッドをこのような好ましい位置に設けることが困難な場合がある。
2つの切れ刃を用いる2枚刃のソリッドドリルに対して、ガイド(マージン)は、それぞれの切れ刃から回転軸線回りに90°の位置に配置されることが好ましい。これは、一方の切れ刃に対して、回転軸線回り180°の位置に、他方の切れ刃が必ず存在するためである。同様に、2枚刃以上の刃先交換式ドリルのためのガイドパッドは、当該ドリルの複数の切れ刃から略等距離の位置にそれぞれ配置されることが好ましい。しかし、2枚刃以上の刃先交換式ドリルの先端付近は、部品点数が多く、複数のガイドパッドを望ましい位置に配置するのが困難な場合がある。
この主な原因は、切削インサートまたは切削インサートの締結機構部品と、ガイドパッドとの干渉である。したがって、他の構成部品と干渉のない、具体的には、できる限り小さいガイドパッドが好ましい。しかしながら、締め付けねじなどによるガイドパッドの締結のためには、取り付け穴の周辺の壁には十分な強度が必要である。特許文献1のガイドパッドは、締め付けねじによって締め付けられるため、ガイドパッドの幅が、締め付けねじの頭部の幅よりも広くなるように形成されている。したがって、小さいガイドパッド、または幅の狭いガイドパッドとすることには限界がある。特許文献2のガイドパッドは、その全体を超硬合金で形成するため、寸法を小さくしたり、幅を狭くしたりするのには適した構造である。しかしながら、ガイドパッドの2つの長辺から左右対称に突出させる翼形突起が他の部品と干渉しやすい。
本発明は、配置の自由度が向上したガイドパッド、このガイドパッドを装着する切削工具本体、および、このガイドパッドが装着される切削工具を提供する。
本発明のガイドパッドは、対向する上面(2)及び下面(3)と、該上面(2)と該下面(3)との間で延びる側面(4)と、を有し、切削工具の工具本体(10)へ着脱自在に装着される板状のガイドパッド(1)であって、前記側面(4)は、少なくとも一のガイド面(4a)を有する、ことを特徴とする。
本発明の切削工具は、上記のガイドパッド(1)と、このガイドパッド(1)が装着される工具本体(10)と、を有することを特徴とする。
本発明の切削工具本体(10)は、上記のガイドパッド(1)を受容可能なパッド座を備えている。
本発明のガイドパッドは、そのガイド面が上下面間で延びる側面に形成される。すなわち、板状に形成されたガイドパッドの上面の代わりに、側面にガイド面を形成することで、ガイドパッドの配置の自由度が高まる。
図1は第1の実施形態にかかるガイドパッドの斜視図である。 図2は図1のガイドパッドの平面図である。 図3は図2のガイドパッドの正面図である。 図4は図2のガイドパッドの右側面図である。 図5は図1のガイドパッドを装着した回転切削工具の一実施形態の斜視図である。 図6は図5の切削工具の別方向からみた斜視図である。 図7は図5の回転切削工具の正面図である。 図8は第2の実施形態にかかるガイドパッドの斜視図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態
図1から図4に示すように、本実施形態に係るガイドパッド1は、対向する上面2及び下面3と、該上面2と該下面3との間で延びる複数の側面4,5,6とを有し、板状に形成されている。上面2及び下面3の外形は、略平行四辺形形状である。なお、本実施形態では、ガイドパッド1の略平行四辺形形状の外形の鋭角コーナの角度は、約35.0°であるが、これに限定されるわけではない。なお、上面2及び下面3の外形は、鋭角のコーナ部分の頂部が切頭されているため、略六角形状にもみえる。複数の側面4,5,6のうち、長手方向Aに沿って延びる対向する2つの側面5,5は、実質的に平面で形成され、略平行に配置されている。2つの側面6,6も、実質的に平面で形成され、略平行に配置されている。2つの側面4,4も、略平行に配置されているが、側面4,4の構成については後述する。
ガイドパッド1は、例えば、図5および図6に示すように、回転切削工具(刃先交換式ドリル)の工具本体10に着脱自在に装着される。このとき、ガイドパッド1は、長手方向Aが回転切削工具の回転軸線C3に平行となるように装着される。側面4には、ガイド面4aが形成されている。ガイド面4aは、略円弧状の断面形状をもつ曲率半径Rの曲面で形成され、長手方向Aに延びている。ガイド面4aはその一部がドリルによって加工される加工穴の内壁面に接触し、ドリルを支持するように作用する。この作用により、ドリルは加工穴に案内され、ドリルの直進性が高まる。ガイド面4aの長手方向Aの両端部のうち、ドリルの先端側に位置する端部4e付近が加工穴の内壁面と接触するように配置される。すなわち、ガイドパッド1は、ガイド面4aの一方の端部4e周辺以外の部分が逃げるようにわずかに傾けて配置される。なお、ガイドパッド1が切削工具へ着脱自在に装着されるとは、容易に交換できることを意味する。例えば、ガイドパッド1が締め付けねじ11などによって固定される場合である。ガイドパッド1の装着方法は、締め付けねじ11に限定されない。公知のさまざまな装着方法を採用できる。
ガイド面4aの具体的な形状は、図4に示すように、ガイド面4aの曲率半径Rがガイド穴の直径Dの半分よりも小さいことである。ここで、ガイド穴とは前述の加工穴のように、ガイドパッドを案内する穴のことである。ガイドパッド1が、例えば、加工穴径が約32mmの刃先交換式ドリルに装着される場合には、曲率半径Rは、約R15.0mmにすることができる。曲率半径Rが加工穴の直径Dの半分より大きいと、ガイド面4aがガイド穴となる加工穴に接触せず、ガイド機能を果たせず、加工穴に対してガイド面4aのエッジが接触することになる。ガイド面4aのエッジが加工穴の内壁面に接触すると、加工穴の内壁面が損傷する可能性がある。
本実施形態では、ガイド面4aの曲率半径Rを一定としているため、ガイド面4aの曲率中心は、図4に示すように、軸線C1上にある。軸線C1は、図4の紙面に垂直な方向に延び、かつ、長手方向Aに沿った直線である。なお、本実施形態では、曲率半径Rが一定の場合について説明するが、本発明はこれに限定されず、例えば、ガイド面4aの曲率半径Rが長手方向Aにおいて変化する場合や円弧の曲率が当該円弧上の位置に応じて変化する場合にも適用される。また、ガイド面4aの一部が平面で形成されていてもよい。
ガイドパッド1には、図2に示すように、上面2及び下面3を貫通する単一の取付穴8が形成され、ガイドパッド1は、取付穴8の中心軸線C2に関して180度回転対称に形成されている。また、軸線C2を含み2つの側面4,4の間の中央を通る平面を基準平面Sとする。ガイドパッド1の上面2および下面3の外形は、図2から分かるように、基準平面Sに関して、非対称な形状に形成されている。すなわち、上面2および下面3は、左右非対称な外形を有し、いずれの方向においても対称軸線を持たない。
ガイドパッド1の側面の一部は、2つのガイド面4aのうちの一方のガイド面4aを含めて、工具本体10へ装着されるときの着座面として作用する。また、ガイドパッド1の下面3の一部も工具本体10へ装着されるときの着座面として作用する。
本発明のガイドパッド1は、その全体が超硬合金、サーメット又はセラミックの材料で形成され、あるいは、これら硬質物質の表面に硬質皮膜がコーティングされていてもよい。すなわち、本発明のガイドパッド1の形成材料として、鋼材やろう材を用いる必要がない。このため、ガイドパッド1の寸法を小さくすることができ、工具本体10への配置の自由度が高まる。
なお、ガイド面4aのエッジの周りには、好適には、適切な面取りなどが設けられる。例えば、側面4の全体にガイド面4aを形成することは可能ではあるが、この場合には、ガイド面4aのエッジが加工穴の内壁面に傷をつける可能性がある。ガイド面4aの幅は、ガイドパッド1の板厚の範囲内で適宜設定できる。ガイド面4aの幅は、側面4に段差部や傾斜部を設けられることなどによって、ガイドパッド1の板厚よりも狭く形成されてもよい。また、ガイド面4aの幅は、長手方向Aにおいて変化していてもよい。ガイドパッド1の板厚は、締め付けねじ11の頭部が確実に隠れ、なおかつ、締め付けるための強度が確保されるように適切に調整される。ガイド面4aの幅は、他の構成部品との干渉を避ける意味では、ガイドパッド1の板厚より狭い方が好ましい。他の構成部品との干渉が懸念されないときは、同じ幅とすることで、余計な加工コストが発生せず、製造コストを抑制できる場合がある。
ガイドパッド1の上面2および下面3の寸法は、他の構成部品と干渉せず、なおかつ、強度を保ちながら全体の寸法が小さくなるように、適切に調整されるとよい。本実施形態では、切削インサート12が工具本体10に装着される締結部品として、切削インサート12の締め付けねじ13が用いられる。ガイドパッド1は、表面からはわかりにくいが、切削インサート12の締め付けねじ13や、その雌ねじの下穴などとの干渉なども考慮される。また、切削インサート12の締結部品は、締め付けねじ13に限定されず、様々な従来技術が適用可能である。そのときにも、ガイドパッド1はすべての部品との干渉を回避するように配置される。
側面4には、ガイド面4aの一端部4e付近に、面取り4bが形成される。これは、ガイドパッド1が加工穴の内壁面に傷をつけることを防止するとともに、ガイドパッド1がチッピングなどの異常損傷を生じることを防止するためである。なお、ガイド面4aは、面取り8の近傍領域だけがガイド面として作用するように調整され、そこから離れるにしたがい、加工穴の内壁面との間のクリアランスが確保される。
本実施形態では、ガイド面4aの曲率半径Rは一定であるが、これに限定されない。ガイド面4aの曲率半径Rを積極的に変化させて、ガイド面4aと加工穴の内壁面との間のすきまを適切に調整してもよい。
チッピングなどの異常損傷を防止するため、ガイドパッド1の各側面4,5,6の接続部には、丸みがつけられる。本実施形態では、コーナの丸みの曲率半径は、6ヶ所すべて、約R0.4mmとされるとよい。約0.4mmの丸みは、形成しやすく、なおかつチッピングなどの異常損傷を防止するのに十分な大きさである。
ガイドパッド1を着脱自在に装着できる切削工具としては、刃先交換式ドリルなどが代表例である。他にも、ガンドリルやリーマなど,特に穴あけ加工用の切削工具に有効である。しかし、これに限定されない。ガイドパッドを使用する多くの切削工具に適用可能である。
本実施形態では、ガイドパッド1を装着するドリルにおいて、ガイドパッド1のガイド面4aが、図7に示すような位置に配置される。角度の測定基準は、外周刃の先端位置を基準0°とする。これは、ガイドパッド1は径方向の支持をするものであるため、最外周の切れ刃の位置を基準とする。ガイド面4aの最適な位置は、1枚刃の場合は、切れ刃から工具の相対回転方向の前方に180°の位置と、切れ刃から工具の相対回転方向の後方に90°の位置との2箇所である。一方、バランスカットを行う2枚刃のソリッドドリルなどは、それぞれの切れ刃から90°の位置である。
本実施形態では、2枚刃のドリルを意識して、切れ刃から前後それぞれ90°の位置を最適な位置とした。前後それぞれ90°の位置を目指した結果、外周刃の切れ刃から工具の相対回転方向の前方に約79°の位置と、切れ刃から工具の相対回転方向の後方に約84°の位置との2箇所に配置できた。最適な位置からのずれ量は、それぞれ、約11°および約6°である。同種の工具で、従来のガイドパッドが配置される場合には、ずれ量がそれぞれ、45°程度および23°程度が限界である。本発明のガイドパッド1によって、ずれ量がそれぞれ約45°および13°改善される。この効果として、鋼材の穴あけに用いる刃先交換式ドリルに装着された実験結果では、加工される穴の直径精度が約20%改善された。
具体的には、ドリル径:50.0mm、全長370mmのドリルを立形マシニングセンタに装着し、被削材として炭素鋼S45C(220HB)を使用した。切削条件は、切削速度Vc=150m/min、送りf=0.10mm/rev、加工穴の深さ150mmとし、ドリルの内部を通じて給油した。そして、本実施形態のガイドパッド1を装着したドリル、従来のガイドパッドを装着したドリルおよびガイドパッドを装着しないドリルを用いて、12個の穴をそれぞれ被削材に加工し、加工穴の直径のばらつきを評価した。加工穴の直径のばらつきは、本実施形態のガイドパッド1を装着したドリルでは、加工穴の入口付近と深部との差で約0.14mmとなった。一方、ガイドパッドなしのドリルでは、約0.24mm、従来のガイドパッドを装着したドリルでは、約0.17mmであり、本実施形態は、従来のガイドパッドを装着したドリルに対して加工穴の精度が最大で約20%改善した。
なお、図5のように、この実施形態のガイドパッド1は、ドリルの切りくず排出溝の表面に配置することができる。このような配置の場合、ガイドパッド1は、装着が容易である。また、切りくず排出溝の先端付近に配置されるため、切れ刃から排出されたばかりの高温の切りくずが接触しても、切りくず排出溝の損傷や、表面あらさの低下を防ぐ、副次的な効果も期待できる。さらに、積極的に、切りくず排出のための模様を設けるなど、切りくず排出性の向上への寄与も可能になる。(図示しない。)
ガイドパッド1を配置する面は、工具の回転軸線C1と平行な面であることが好ましい。そのような面に配置されると、ガイド面4aを工具の回転軸線C1と平行に配置しやすく、ガイドパッド1の形状を単純形状にできる。また、ガイドパッド1の装着も容易になる。しかしながら、それに限定されない。ガイドパッド1は、例えば、ねじれた面に配置された場合でも、そのねじれ方に応じた形状のガイド面4aが設けられればよい。
ガイドパッド1が着脱自在に装着される切削工具は、例えばマシニングセンタや旋盤などの工作機械へ着脱自在に装着され、回転軸線C1を中心とする回転運動を与えられ、また被削材をとの間に相対運動を与えられ、鋼材などの被削材の切削加工を行う。切削工具がドリルの場合などは、自らによってあけられた穴の内壁面にガイドパッド1が接触し、ガイドすることによって、加工される穴の加工精度が向上する。ガイドパッド1および切削工具は、ボール盤などの工作機械でも使用可能である。
ガイドパッド1は、取り付け穴8の中心軸線C2に関して、180度回転対称な形状に形成されている。これは、先端部分を2つ以上設けることで、ガイドパッド1が切削工具の工具本体10へ装着されるとき、2回以上の使用を可能にするためである。すなわち、一方のガイド面4aの使用の後、ガイドパッド1を中心軸線C2の回りに180度回転させることで、他方のガイド面4aが使用できる。なお、工具本体10への装着およびガイド面4aによるガイドに影響がない部分については、必ずしも、取り付け穴2の中心軸線C2に対して、線対称な形状とされなくてもよい。凹凸をつけるなど、切削性能に影響しない範囲で、適宜デザインの変更が可能である。
第2実施形態
本発明のガイドパッドの外形は、第1の実施形態のような略平行四辺形板状に限定されない。本発明のガイドパッドの外形は各辺に凹凸をつけるなど、切削性能に影響しない範囲で、適宜デザインの変更が可能である。凸の曲面を有するガイド面がガイドパッドの側面に形成されることが、本発明の特徴的な構成となる。第2の実施形態にかかるガイドパッド1Aを図8に示す。
上記した第1の実施形態および第2の実施形態では、ガイド面4aは2つにされるが、ガイド面4aの数は、これに限定されない。例えば、使用できる回数が3回以上に設定される場合は、それに応じてガイド面4aを3つ以上設けることができる。例えば、略三角形板状や、略正方形板状などの略正多角形板状のガイドパッドなどとされる(図示しない)。
ガイドパッド1の製造方法は、従来のガイドパッドの製造方法をそのまま利用できる。例えば、粉末加圧成形および焼結による従来技術の製造工程にて製造される。必要に応じて、ガイド面4aや面取りなどの研削加工が追加される。さらに必要に応じて、CVDやPVDによる硬質被膜のコーティングなどの表面処理が施される。すべての製造工程において、様々な従来技術が適用可能である。
本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜、構成の変更、追加および削除が可能であることはいうまでもない。例えば、本発明と同様の効果を得ながら、上面に切削工具の工具本体10の切りくず排出溝に対応した溝などを設けて、切りくず排出溝の一部として機能させることも可能である。

Claims (11)

  1. 切削工具の工具本体(10)へ着脱自在に装着される板状のガイドパッド(1)であって
    前記板状のガイドパッド(1)の厚さ方向において対向する上面(2)及び下面(3)と、該上面(2)と該下面(3)との間で延びる側面(4)と、を有し、
    前記側面(4)は、少なくとも一のガイド面(4a)を有し、
    前記上面(2)および前記下面(3)を貫通する単一の取り付け穴(8)を有することを特徴とするガイドパッド。
  2. 前記少なくとも一のガイド面(4a)は、凸状に湾曲するとともに、前記ガイドパッドの長手方向(A)に延びる、ことを特徴とする請求項1に記載のガイドパッド。
  3. 前記側面(4)は、互いに対向する第1および第2の側面(4,4)を含み、
    前記少なくとも一のガイド面(4a)は、第1および第2の側面(4,4)にそれぞれ形成された第1および第2のガイド面(4a)を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガイドパッド。
  4. 前記上面(2)および下面(3)は、左右非対称な外形を有する、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドパッド。
  5. 前記上面(2)及び下面(3)の外形は、略平行四辺形形状を有する、ことを特徴とする請求項4に記載のガイドパッド。
  6. 前記略平行四辺形形状は、頂部が切頭された鋭角のコーナを有する、ことを特徴とする請求項5に記載のガイドパッド。
  7. 前記ガイドパッド(1)は、前記取り付け穴(8)の中心軸線(C2)に関して180度回転対称に形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドパッド。
  8. 超硬合金、サーメットおよびセラミックのいずれかの材料のみで全体が形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のガイドパッド。
  9. 前記材料の表面に硬質皮膜がコーティングされている、ことを特徴とする請求項8に記載のガイドパッド。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のガイドパッド(1)を受容可能なパッド座を備えた切削工具本体。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載のガイドパッド(1)と、
    前記ガイドパッド(1)が装着される工具本体(10)と、を有することを特徴とする切削工具。
JP2013502224A 2011-02-28 2012-02-07 ガイドパッド、切削工具本体および切削工具 Active JP5652540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013502224A JP5652540B2 (ja) 2011-02-28 2012-02-07 ガイドパッド、切削工具本体および切削工具

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041870 2011-02-28
JP2011041870 2011-02-28
JP2013502224A JP5652540B2 (ja) 2011-02-28 2012-02-07 ガイドパッド、切削工具本体および切削工具
PCT/JP2012/052762 WO2012117817A1 (ja) 2011-02-28 2012-02-07 ガイドパッド、切削工具本体および切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012117817A1 JPWO2012117817A1 (ja) 2014-07-07
JP5652540B2 true JP5652540B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=46757756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013502224A Active JP5652540B2 (ja) 2011-02-28 2012-02-07 ガイドパッド、切削工具本体および切削工具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20130136551A1 (ja)
EP (1) EP2682211A1 (ja)
JP (1) JP5652540B2 (ja)
CN (1) CN103402678A (ja)
WO (1) WO2012117817A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2700463B1 (en) * 2012-08-22 2016-10-12 Sandvik Intellectual Property AB Method for manufacturing a support pad
US10512973B2 (en) * 2015-07-27 2019-12-24 Tungaloy Corporation Cutting tool replacement member and cutting tool body
US11571759B2 (en) 2020-12-09 2023-02-07 Kennametal Inc. Cutting tool with directed fluid flow to facilitate chip evacuation
US11504784B2 (en) * 2020-12-09 2022-11-22 Kennametal Inc. Cutting tool with interconnected arms for increased stiffness to weight ratio
US11883894B2 (en) 2021-07-13 2024-01-30 Kennametal Inc. Composite cutting tool
US11911835B2 (en) 2022-03-23 2024-02-27 Kennametal Inc. Lightweight rotary cutting tool

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102815A (ja) * 1986-10-21 1988-05-07 Daido Steel Co Ltd カウンタボ−リングヘツド
JPH0671014U (ja) * 1993-03-10 1994-10-04 東芝タンガロイ株式会社 スローアウェイ式ドリル
JPH10505548A (ja) * 1994-09-12 1998-06-02 サンドビック アクティエボラーグ ドリル用の支持パッド
JPH11216606A (ja) * 1997-11-12 1999-08-10 Caterpillar Inc ボーリング用工具アセンブリ
JP2001079706A (ja) * 1999-09-07 2001-03-27 Sumitomo Electric Ind Ltd ガイドパッド付き回転切削工具
JP2004314258A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Tungaloy Corp スローアウェイ式穴明け工具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3199379A (en) * 1963-02-15 1965-08-10 Madison Ind Inc Method of manufacturing trepanning head
JP2791971B2 (ja) 1994-06-17 1998-08-27 信越ポリマー株式会社 ウェーハ収納容器におけるウェーハバスケット
DE19545646A1 (de) * 1995-12-07 1997-06-12 Hilti Ag Drehschlag-Wendelbohrer
SE517446C2 (sv) * 1999-06-21 2002-06-04 Sandvik Ab Stödlist/Ledare
SE526567C2 (sv) * 2003-07-16 2005-10-11 Sandvik Intellectual Property Stödlist för långhålsborr med slityta i avvikande färg
JP4380365B2 (ja) * 2004-03-03 2009-12-09 三菱マテリアル株式会社 リーマ
SE533277C2 (sv) * 2008-12-19 2010-08-10 Sandvik Intellectual Property Borrkropp samt stödlist härför

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102815A (ja) * 1986-10-21 1988-05-07 Daido Steel Co Ltd カウンタボ−リングヘツド
JPH0671014U (ja) * 1993-03-10 1994-10-04 東芝タンガロイ株式会社 スローアウェイ式ドリル
JPH10505548A (ja) * 1994-09-12 1998-06-02 サンドビック アクティエボラーグ ドリル用の支持パッド
JPH11216606A (ja) * 1997-11-12 1999-08-10 Caterpillar Inc ボーリング用工具アセンブリ
JP2001079706A (ja) * 1999-09-07 2001-03-27 Sumitomo Electric Ind Ltd ガイドパッド付き回転切削工具
JP2004314258A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Tungaloy Corp スローアウェイ式穴明け工具

Also Published As

Publication number Publication date
CN103402678A (zh) 2013-11-20
JPWO2012117817A1 (ja) 2014-07-07
EP2682211A1 (en) 2014-01-08
WO2012117817A1 (ja) 2012-09-07
US20130136551A1 (en) 2013-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5679042B2 (ja) ガイドパッド、切削工具本体および切削工具
JP5491505B2 (ja) フライスおよびそのための切削チップ
US8807882B2 (en) Face milling cutter
JP6532940B2 (ja) 両面型切削インサートおよびフライス工具
JP5652540B2 (ja) ガイドパッド、切削工具本体および切削工具
JP2010105093A (ja) ボールエンドミル
WO2015068824A1 (ja) ラジアスエンドミル及び切削加工方法
JP6470043B2 (ja) 旋削加工用工具
KR20160019952A (ko) 절삭 인서트, 절삭 공구 및 절삭 가공물의 제조 방법
CN108136517B (zh) 切削刀片及钻孔刀具
JP2008018515A (ja) 切削インサート及び切削工具
JP2014087873A (ja) 2枚刃ダブルマージンドリル
KR20120026446A (ko) 밀링 인서트, 밀링용 공구 및 장치
US11351619B2 (en) Ball end mill
JP6604437B2 (ja) 切削インサート及び刃先交換式回転切削工具
JP4661229B2 (ja) ガンドリル用インサート及びインサート式ガンドリル
JP5309868B2 (ja) 切削工具及びインサート
JP4378307B2 (ja) 軸方向送り刃先交換式工具
JP2014083629A (ja) 刃先交換式切削工具及びその工具本体
JP5953173B2 (ja) 切削工具
JP2019171514A (ja) ドリル
JP2015160266A (ja) 切削インサート及び刃先交換式バイト
JP6950138B2 (ja) フライス工具
JP2015024445A (ja) 刃先交換式回転切削工具
JP4954044B2 (ja) ドリル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5652540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250