JP3054603U - Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置 - Google Patents
Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置Info
- Publication number
- JP3054603U JP3054603U JP1998004967U JP496798U JP3054603U JP 3054603 U JP3054603 U JP 3054603U JP 1998004967 U JP1998004967 U JP 1998004967U JP 496798 U JP496798 U JP 496798U JP 3054603 U JP3054603 U JP 3054603U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- chuck body
- shaped chuck
- center
- collar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １つのＶ型チャックで適用範囲全てのドリル
が円錐逃げ面を有するドリルに再研磨できる事を目的と
する。 【構成】 旋回可能なスウイングカラー（５）の９０度
Ｖ面穴に、同じ角度を持つＶ型チャック本体（１）を挿
入セットし、適量角度（θ）で繰返し旋回することによ
り適正な円錐逃げ面を有するドリルが簡単にかつ高精度
に再研磨できる装置。
が円錐逃げ面を有するドリルに再研磨できる事を目的と
する。 【構成】 旋回可能なスウイングカラー（５）の９０度
Ｖ面穴に、同じ角度を持つＶ型チャック本体（１）を挿
入セットし、適量角度（θ）で繰返し旋回することによ
り適正な円錐逃げ面を有するドリルが簡単にかつ高精度
に再研磨できる装置。
Description
【０００１】
本考案はドリルによる穴加工においてくい付き時のビビリをなくし、真円な穴 加工及び面取り表面の面粗さを向上させるためにドリルの研磨逃げ面を円錐かつ 微少に低く研磨することができる研磨装置に関するものである。
【０００２】
従来の卓上型ドリル研磨機においては、逃げ面の曲率半径が比較的大きく切り 刃（９）が鋭くかつ逃げ面（１０）が大きく逃げるため穴加工時のくい付き時に はビビリを発生することが多くあった。又従来の円錐研磨ができる卓上型ドリル 研磨機はドリル径によってコレットの取り変えが必要であり、使用上不便でかつ 精度不良の要因となっていた。
【０００３】
そこでこの考案は、卓上型ドリル研磨機において上記のような問題点を解消す るため、適用範囲の全てのドリルが１つのチャックで研磨可能として、高精度な 円錐逃げ面が研磨できることを目的とした。
【０００４】
上記目的を達成するため本考案は、旋回可能なスウイングカラー（５）の中心 に９０度Ｖ面穴を設けて、その穴に平行クランプが可能でかつチャック中心に対 して各４５度傾斜の相対する面を持ったＶ型チャック本体（１）を挿入セットす ることにより、ドリル径の大小に係らず常にドリル中心と旋回中心が同心となる ため、１つのチャック本体（１）で円錐研磨を同じ位置で行うことができる。
【０００５】 また本考案は上記のスウイングカラー（５）の９０度Ｖ面穴を適量（Ｓ）だけ オフセットすることにより、微少な逃げ面（１０）を研磨成形することができる 、尚旋回範囲をストッパーピン（１２）（１３）と旋回ピン（１１）で規制する ことにより２枚の刃がそれぞれ切り刃と逃げ面を成形することができる。
【０００６】
上記のように構成された本考案の装置は、ドリル（４）をチャック本体（１） にクランプした状態でスウイングカラー（５）のＶ面穴に挿入セットして、旋回 角（θ）だけ繰返し旋回させながら、モータ（８）にて回転駆動されているＣＢ 砥石（７）にドリル刃先を当てて研磨していくことにより円錐逃げ面を有するド リルに研磨成形することができる。
【０００７】
実施例について図面を参照して説明する。 図１は主要構成部品のセット状態を正面断面図として表している。図２はチャッ ク本体（１）にドリル（４）をクランプした状態をドリル先端方向より見た図で ある。図１のドリル（４）は図２の（４）であり、ドリル（４）をチャック本体 （１）に適量の突出し量でクランプしてスウイングカラー（５）のＶ面穴に挿入 セットして、回転するＣＢＮ砥石に旋回しながら当てることにより研磨を行う。
【０００８】 図３はドリル（４）の切刃とチャック本体（１）との位置関係を刃先方向より 見た図を表している。図３の（５）は図１のスウイングカラー（５）であり、図 ３の（１）は図１のチャック本体（１）である。故にチャック本体をスウイング カラーに挿入セットするだけで適量（Ｓ）にドリル中心が旋回中心よりオフセッ トされる。この状態でストッパー（１２）（１３）に規制される範囲で旋回を繰 返しながら片刃の研磨を行い、その後チャック本体をスウイングカラーより抜取 り１８０度トンボさせて再度スウイングカラーにセットして同様に研磨を行うこ とで左右対称な円錐逃げ面のドリルを研磨することができる。
【０００９】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下の効果を奏するもの である。Ｖ型チャック本体とＶ面穴を有するスウイングカラーの組合せによりチ ャック本体のクランプ適用範囲のドリルが全て１つの装置にて円錐研磨を行うこ とができる。それ故に段取り替えが不要で利便性が良くかつ高精度な研磨を行う ことができる。
【図１】本装置の正面断面図である。
【図２】本装置のチャック本体先端部を表す。
【図３】チャック本体とスウイングカラーの位置、及び
スウイングカラーの旋回角度の関係図である。
スウイングカラーの旋回角度の関係図である。
【図４】研磨ドリルの刃先形状図である。
１ チャック本体 ２ ガイドピン ３ ノブ ４ ドリル ５ スウイングカラー ６ スウイングベース ７ ＣＢＮ砥石 ８ モータ ９ ドリル切り刃 １０ ドリル逃げ面 １１ 旋回ピン １２ ストッパーピン １３ ストッパーピン １４ 旋回中心 １５ ドリル中心
Claims (1)
- 【請求項１】 ガイドピン（２）による平行移動可能な
Ｖ型チャック本体（１）にドリル（４）を挿入し、ノブ
（３）を回すことによりドリル（４）をクランプした状
態にてスウイングカラー（５）のＶ面穴に挿入セットす
ることでドリル中心と研磨中心が同一となり、かつスウ
イングカラー（５）のＶ面穴の直角方向に芯を適量にず
らした状態でスウイングカラーを旋回させることにより
ドリルの逃げ面（１０）が円錐に、かつ切り刃（９）よ
り微少に低く研磨できる装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998004967U JP3054603U (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998004967U JP3054603U (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3054603U true JP3054603U (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=43188642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998004967U Expired - Lifetime JP3054603U (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3054603U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2015029440A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2017-03-02 | 兼房株式会社 | カッターの替刃及びカッター |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP1998004967U patent/JP3054603U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2015029440A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2017-03-02 | 兼房株式会社 | カッターの替刃及びカッター |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0147401A1 (en) | Implement sharpening device | |
| US3040631A (en) | Portable power-operated cutting tools | |
| US4656744A (en) | Scribing tool for wall panels and the like | |
| US20080085666A1 (en) | Hand engraving sharpening device | |
| KR900001450A (ko) | 드릴, 드릴의 연마방법 및 연마장치 | |
| US4483104A (en) | Drill bit sharpener | |
| JP3054603U (ja) | Ｖ型チャックによるドリルの円錐研磨装置 | |
| US5788559A (en) | Web adjust drill bit sharpener and method of using | |
| EP0263842A1 (en) | Sharpening apparatus | |
| US2390428A (en) | Universal vise | |
| CN110802447B (zh) | 能任意调整二斜面或三斜面钻头静点大小的钻头磨刃机 | |
| RU2459693C1 (ru) | Устройство для заточки вершины спирального сверла и способ его использования | |
| CN204686571U (zh) | 研磨机的刀具调整定位结构 | |
| US4742648A (en) | Drill sharpening tool | |
| JP4122127B2 (ja) | 砥石溝入れ装置 | |
| CA1161648A (en) | Portable tool jig support | |
| GB2139930A (en) | Drill sharpening tool | |
| JPH04304957A (ja) | 木工用ボーリング錐の先端刃形成方法 | |
| US4276722A (en) | Tap sharpener | |
| CN212169961U (zh) | 一种机械制造磨削加工装置 | |
| SU1668110A1 (ru) | Способ ориентации сверл при их заточке | |
| JPH04300150A (ja) | ドリルのホーニング加工方法 | |
| JP3135425U (ja) | 調節可能なチャックを備えた研磨機 | |
| CN207757026U (zh) | 一种倒角器 | |
| JPH0373258A (ja) | テーパー面の研削方法 |