JPWO2013145523A1 - ディスク - Google Patents

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Abstract

中心穴100aを有するディスク100であって、積層した状態で、最下部から1つ上に位置するディスク100Aを、中心穴100aから外径側に突出する分離爪164Ac,164Bcにて支持可能とするための支持可能構造を備えたものである。

Description

本発明は、ディスク、特に、積層されたディスクのうち、最下部から1つ上に位置するディスクを支持可能とする構造を備えたディスクに関する。
従来、この種のディスクを供給するためのディスク装置として、例えば、特許文献1(特開2011−204311号公報)に記載された装置が知られている。特許文献1のディスク装置は、1枚のディスクを収納するトレイを複数収納するマガジンと、複数のディスクドライブとを備えている。特許文献1のディスク装置は、マガジンから任意のトレイを引き出し、当該引き出されたトレイに収納された1枚のディスクを吸着パッドにより吸着保持し、任意のディスクドライブのトレイに載置するように構成されている。
特許文献1のディスク装置では、1つのトレイに1枚のディスクを収納するように構成されているので、マガジンに収納されるディスクの枚数が少ない。マガジンに収納されるディスクの枚数を増加させるには、複数枚のディスクを、トレイを介すことなく直接積層して、トレイの数を減らすことが有効であると考えられる。
この場合、互いに隣接するディスク同士が密着して、それらを容易に分離することができなくなる。この課題を解決する技術として、特許文献2(特開2000−117553号公報)に開示された技術がある。特許文献2には、互いに隣接する2枚のディスクの間に爪部を挿入することで、当該2枚のディスクを互いに分離し、当該分離したディスクを吸着パッドに吸着保持させる技術が開示されている。
特開2011−204311号公報 特開2000−117553号公報
前記ディスク装置においては、ディスク収納枚数の更なる増加が求められている。ディスク収納枚数を増加させるためには、単純には、マガジンの数を増加させればよいと考えられる。
しかしながら、マガジンの数を増加させると、ディスクドライブから最も離れて配置されるマガジンと当該ディスクドライブとの距離は必然的に長くなり、ディスクの搬送時間が増加することになる。また、前記特許文献1のディスク装置では、ディスクを1枚ずつマガジンからディスクドライブに供給するように構成されているので、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するには、相当な時間を要する。
また、特許文献2の技術では、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給する時間を抑えることができない。また、積層されたディスクを分離させる場合、ディスクに形成されたリブによって得られる僅かな隙間に、取り出しアームに設けた基板分離爪を差し込む必要がある。このため、取り出しアームを上下方向に高精度に位置決めしなければならないが、そのための機構は高価なものとならざるを得ない。また、基板分離爪を薄くしなければならないが、ディスクを支持できるような強度を得るのは難しく、使用時に変形の恐れがある。
そこで、積層された状態で、容易かつ適切に分離することのできるディスクを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、
中心穴を有するディスクであって、
積層した状態で、任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを、中心穴から外径側に突出する分離爪にて支持可能とするための支持可能構造を内周部に備えたものである。
本発明によれば、ディスクには支持可能構造を形成しているため、分離爪によってディスクを支持する際、分離爪がディスクと干渉することなく、スムーズに任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを支持することができる。
本発明の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるマガジンの斜視図である。 図2Aのマガジン分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるピッカーの斜視図である。 図3のピッカーが備える昇降台の駆動系の構成を示す平面図である。 図3のピッカーを斜め下方から見た斜視図である。 図3のピッカーが、複数のマガジンから選択されたマガジンの前方に移動した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す斜視図である。 図3のピッカーがマガジントレイを、図1のディスク装置が備えるリフターの上方に移動させた状態を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す組立斜視図である。 図1のディスク装置が備えるキャリアの斜視図である。 図18に示すキャリアを斜め上方から見た斜視図である。 図19のキャリアの分解斜視図である。 図19のキャリアを斜め下方から見た斜視図である。 図21のキャリアの分解斜視図である。 図19のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め上方から見た図である。 図19のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め下方から見た図である。 図23のディスクチャックユニットが備える2つのセパレータフックと2つのボトムフックの拡大斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドをスピンドルシャフトの下端部にネジにより固定した状態を示す斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドの斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるカムシャフトユニットの分解斜視図である。 図28のカムシャフトユニットが備える2つのカムプレートを斜め下方から見た斜視図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 ディスクの中心穴に、ディスクドライブ内のシャフトを挿通した状態を示す断面図である。 上面内周部にテーパ面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 上面内周部にテーパ面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 上面内周部に円筒面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 内周面に環状凹部を形成されたディスクを示す断面図である。 内周面に環状突出部を形成されたディスクを示す断面図である。 下面内周部にテーパ面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。
ディスクは、次のような態様とすることができる。
第1の態様では、
中心穴を有するディスクであって、
積層した状態で、任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを、中心穴から外径側に突出する分離爪にて支持可能とするための支持可能構造を内周部に備えたものである。
第1の態様によれば、ディスクの中心穴から外径側に分離爪を突出させると、支持可能構造を利用して、任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを無理なくスムーズに支持することができる。
第2の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの上面内周部に形成される逃がし部で構成したものである。
第3の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの下面内周部に形成される逃がし部で構成したものである。
第2及び第3の態様によれば、ディスクに逃がし部を形成しただけの簡単な構成で、分離爪にて、最下部から1つ上に位置するディスクを支持することができる。
第4の態様では、前記逃がし部は、内周側に水平面を有する構成としたものである。
第4の態様によれば、上下方向に隣り合うディスクの間に、内周面側から外径方向に向かって間隔の広い隙間を形成することができる。したがって、分離爪の上下方向の位置精度がそれほど要求されない。また、肉厚の分離爪であっても使用することが可能である。
第5の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周面に形成される凹部で構成したものである。
第5の態様によれば、凹部はディスクの内周面に形成されているため、分離爪をディスクの内周側に配置し、外径側に突出させれば、簡単に凹部に位置させてディスクを支持することができる。凹部はディスクの内周面にのみ形成されただけであるので、両面に記憶層を有するディスクであっても分離爪にて支持することができる。
第6の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周面から突出する突出部で構成したものである。
第6の態様によれば、突出部はディスクの内周面に形成されているため、分離爪を突出部よりも内側に配置し、外径側に突出させれば、簡単に突出部でディスクを支持することができる。突出部はディスクの内周面にのみ形成されただけであるので、両面に記憶層を有するディスクであっても分離爪にて支持することができる。
第7の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周部の上面又は下面の少なくともいずれか一方から突出するリブで構成したものである。
第6及び第7の態様によれば、分離爪を突出部又はリブの内側から外径側のディスクの内周面よりも内側に突出させることにより突出部又はリブを介してディスクを支持することができる。
また、ディスク装置は、次のような態様とすることができる。
第8の態様では、
複数のディスクドライブのそれぞれにディスクに供給するディスク装置であって、
前記いずれかの構成のディスクを複数枚積層した状態で保持するトレイと、
前記保持した複数枚のディスクのうち、最下部から1つ上に位置するディスクを支持可能な分離爪を有し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、前記分離爪で最下部から1つ上に位置するディスクを支持することにより、最下部に位置する1枚のディスクを分離して前記トレイに載置するキャリアと、
を備えた構成としたものである。
第8の態様によれば、ディスクが支持可能構造を備えているので、分離爪によって最下部から1つ上に位置するディスクを簡単かつスムーズに支持することができる。そして、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するのに要する時間を抑えることが可能となる。
第9の態様では、
前記キャリアは、前記ディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットを備え、
前記分離爪は、前記スピンドルユニットの内側に退避する退避位置と、前記ディスクの逃がし部内に突出して、最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を支持可能な突出位置とに移動可能としたものである。
第9の態様によれば、ディスクが支持構造を備えているので、分離爪を退避位置から突出位置に移動させるだけで、この分離爪が積層されたディスクに干渉することなく、最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を容易かつスムーズに支持させることができる。
第10の態様では、前記分離爪は、前記スピンドルユニットの内側に挿入されるカムシャフトの回転動作に連動して、前記退避位置と前記突出位置とに移動可能としたものである。
第10の態様によれば、カムシャフトを回転させるだけで、分離爪を退避位置と突出位置とに移動させることができる。
第11の態様では、
前記キャリアは、
前記ディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットと、
前記分離爪と、
前記最下部に位置するディスクの下面内周部を支持可能な支持爪と、
を備え、
前記第分離爪及び前記支持爪は、
前記分離爪及び前記支持爪の両方が前記スピンドルユニットの内側に退避する収納位置と、
前記支持爪のみが前記スピンドルユニットの外側に突出する支持位置と、
前記分離爪及び前記支持爪の両方が前記スピンドルユニットの外側に突出する切換位置と、
前記分離爪のみが前記スピンドルユニットの外側に突出する分離位置と、
に移動可能としたものである。
第11の態様によれば、支持位置で、支持爪によってディスクを支持した状態から、分離位置で、分離爪によって最下部から1つ上のディスクを支持し、その後、切換位置で、支持爪を退避させることにより最下部のディスクのみを分離させることができる。
第12の態様では、前記分離爪及び前記支持爪は、前記スピンドルユニットの内側に挿入されるカムシャフトの回転に伴って、前記収納位置、前記支持位置、前記切換位置、前記分離位置の順に移動可能としたものである。
第12の態様によれば、カムシャフトを回転させるだけで、分離爪及び支持爪を、順次、収納位置、支持位置、切換位置、分離位置の順に移動させて、最下部に位置するディスクを確実に分離させることができる。
第13の態様では、
前記分離爪及び前記支持爪は、
前記スピンドルユニットが前記ディスクの中心穴に挿入されるとき、前記収納位置に位置し、
前記支持爪が最下部のディスクより下方に位置するまで前記スピンドルユニットが前記中心穴に挿入されたとき、前記収納位置から前記支持位置に移動することにより、前記支持爪が前記最下部のディスクの下面内周部を支持し、
前記支持爪が最下部のディスクを支持するとき、前記切換位置に移動し、
前記支持爪が最下部のディスクを支持した状態で前記トレイの上方に搬送されたとき、前記切換位置から前記分離位置に移動するようにしたものである。
第13の態様によれば、スピンドルユニットの昇降位置に応じて、ディスクに対して適切に分離爪及び支持爪を突出又は退避させることができ、確実に最下部に位置するディスクのみを分離することが可能である。
第14の態様では、前記分離爪は、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように形成される傾斜面を有し、前記分離位置に位置するとき、前記切換位置に位置するときよりも前記スピンドルユニットの外側に突出して、前記傾斜面により前記最下部に位置するディスクを下方に押圧するものである。
第14の態様によれば、分離爪で最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を支持した状態から、この分離爪を外側に突出させるだけで、押圧面により最下部のディスクを押圧して容易かつ確実に分離させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、ディスク装置の概略構成を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図1の左下側を「装置前方」といい、図1の右上側を「装置後方」という。
まず、図1を用いてディスク装置の全体構成について説明する。
ディスク装置は、2つのマガジンストッカー1,1を備えている。2つのマガジンストッカー1,1は、底シャーシ11上において、装置幅方向Yに互いに対向するように設けられている。なお、図1では、一方(手前側)のマガジンストッカー1の図示を省略している。また、図1では、マガジンストッカー1の天板及び仕切板の図示を省略している。
各マガジンストッカー1には、複数のマガジン2が収納されている。各マガジン2は、複数枚(例えば、12枚)のディスクを収納するマガジントレイ21を有している。2つのマガジンストッカー1,1の間には、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2からマガジントレイ21を引き出し、当該マガジントレイ21を保持するピッカー3が設けられている。
ピッカー3は、当該保持したマガジントレイ21を、装置後方に配置された複数のディスクドライブ4の近傍まで搬送するように構成されている。ピッカー3には、マガジントレイ21から複数枚のディスク100を押し出すリフター5が一体的に設けられている。
ディスクドライブ4は、ディスク100に対して情報の記録又は再生を行う装置である。また、ディスクドライブ4は、トレイ4a(図44参照)を用いてディスクをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。複数のディスクドライブ4は、装置高さ方向Zに積層され、装置後方において各マガジンストッカー1,1に隣接して配置されている。一方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4と、他方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4との間には、キャリア106が設けられている。
キャリア106は、リフター5により押し出された複数枚のディスク100を積層状態で保持し、任意のディスクドライブ4から排出されたトレイ4aの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスク100を分離し、当該分離したディスク100を前記トレイ4aに載置するように構成されている。
トレイ4aはディスクドライブ4内に回収され、載置されたディスク100の中心穴100aには、図44に示すように、スピンドルモータ(図示せず)のセンターコーン110が挿通される。センターコーン110は、ディスク100の中心穴100aに係合する円筒面110aと、そこから先端に向かって徐々に外径寸法が小さくなる円錐面110bとを備える。円錐面110bによって分離したディスク100が中心穴100aを案内され、円筒面110aによってディスク100の芯出が行われる。なお、図44において、ディスク100の上側に位置する面がディスク上面、下側に位置する面がディスク下面であり、このディスク下面に記録面が形成されている。また、図44では、ディスク100の逃がし部の構成を後述する図45Aとしたが、図45B、図45C等であっても同様に対応することができる。
キャリア106及び複数のディスクドライブ4より更に装置後方には、電気回路及び電源7が設けられている。電気回路及び電源7には、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア106などの各装置の動作(モータ等)を制御する制御部が設けられている。当該制御部は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン2へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部に指令を送る。制御部は、当該指令に従い、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア106などの各装置の動作を制御する。
次に、前述した各装置及び各部品の構成についてより詳しく説明する。
マガジンストッカー1は、ピッカー3を摺動自在にガイドするガイドレール12に沿って設けられている。ガイドレール12は、装置奥行き方向Xに(マガジンストッカー1の長手方向)に延在するように設けられている。マガジンストッカー1の装置前方側の側面には、把手13が設けられている。把手13を引くことにより、マガジンストッカー1を装置前方に移動させることができる。各マガジンストッカー1は、装置幅方向Yから見て格子状に形成された仕切板(図示せず)を備えている。当該仕切板に囲まれたそれぞれの空間にマガジン2が収納されている。
マガジン2は、図2Aに示すように、マガジントレイ21と、マガジントレイ21を収納する略直方体形状のケース22とを備えている。ケース22の前面(一側面)には、図2Bに示すように、マガジントレイ21を挿抜可能な開口部22aが設けられている。
マガジントレイ21は、外形が平面視において略矩形状に形成されている。マガジントレイ21は、複数枚のディスク100を互いに密着して積層した状態で収納する。マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する両コーナー部分には、カット部21a,21aが形成されている。また、マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する側面21bは、カット部21a,21aを含む全体が円弧状に形成されている。
ディスク100は、中心穴100aを有し、その上下面内外周側にはそれぞれ上面側環状リブ101a及び下面側環状リブ101b(外周側は図示せず)が形成されている。また、ディスク100の内周部には支持可能構造が形成されている。
支持可能構造には種々のものを採用することができる。
例えば、図45Aでは、ディスク100の上面内周部に上方に向かって徐々に外径側に広がるテーパ面102aによって形成される逃がし部102で構成されている。具体的には、ディスク100の肉厚1.2mmに対して、形成される隙間Gは、環状リブ101a、101bによって形成される隙間(0.15mm)に、テーパ面102aによって形成される隙間(0.65mm)を加えた値(0.8mm)とすることができる。
図45Bでは、テーパ面102aの途中から内径側に水平面102bが延びるように形成された逃がし部102で構成されている。具体的には、ディスク100の肉厚T(1.2mm)に対して、形成される隙間Gは、環状リブ101a、101bによって形成される隙間、すなわち、環状リブ101aの高さ寸法h1(0.05mm)と環状リブ101bの高さ寸法h2(0.1mm)の和(0.15mm)に、テーパ面102aによって形成される隙間t1(0.65mm)を加えた値(0.8mm)とすることができる。この構成でも、図45Aに示すものと同様な隙間G(0.8mm)を得ることができる上、水平面102bの位置する領域に亘って外径側へとその間隔を維持したままとすることができる。なお、ディスク100は、厚みt2(0.55mm)の領域(内周面)を、前述のセンターコーン110の円筒面110aによってガイドされる。
図45Cでは、水平面102b及び円筒面102cによって形成される逃がし部102で構成されている。具体的な上下方向の寸法は、図45Bに示すものと同じである。
このように、図45A〜図45Cでは、芯出をディスク100の下側で行っているため、上側に逃がし部102を形成している。
図45Dでは、ディスク100の内周面に、外径側に向かって窪んだ環状の凹部103が形成されている。凹部103はディスク100の厚さ方向に対して中央部に形成されている。
図45Eでは、ディスク100の内周面に、内径側に突出する環状の突出部104が形成されている。突出部104はディスク100の厚さ方向に対して中央部に形成されている。但し、突出部104は必ずしも環状につながっていなくてもよい。また、突出部104の内周面を芯出用の穴として利用すればよい。
ディスク100は、積層された状態で、上側のディスク100Aの下面側環状リブ101bに下側のディスク100Bの上面側環状リブ101aが当接する。これにより、ディスク100A,100Bの間には隙間が形成される。また、逃がし部によってさらにディスク100A,100Bの隙間が広げられている。したがって、後述する分離爪(セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bc)の上下方向の位置決め精度がそれほど高くなくても、この分離爪を確実にディスク100A,100Bの隙間へと進入させることができる。図45B、特に図45Cに示す構成の逃がし部102であれば、内周面側の上下方向の隙間寸法を維持したままで外径側に向かって広がっているので、分離爪が肉厚のものであっても進入寸法を大きく取ることができる。したがって、分離爪を変形しにくくして、ディスク100Aの支持状態を安定させることができる。また、図45Dに示す凹部103や図45Eに示す突出部104であれば、上下面が同じ形状になるので、両面に記憶層を有するディスク100で有効である。
なお、逃がし部102は、1つ上に位置するディスク100Aを支持する際の分離爪との干渉を回避するためだけでなく、例えば、図45Fに示すように、ディスク100の下面内周部に、前記図45Bに示す構成と同様なテーパ面103dの途中から内径側に水平面103eが延びる構成の逃がし部102を形成することにより、そのディスク100自身を支持するためのスペースとして構成することも可能である。
マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の前面側に位置する両コーナー部分には、切欠部21c,21cが形成されている。マガジントレイ21の幅方向において、切欠部21c,21cの内側には、後述する一対のフック35,35が係合する係合凹部21d,21dが形成されている。
マガジントレイ21には、複数枚のディスク100のそれぞれに設けられた中心穴100aに挿入され、各ディスク100の面方向の移動を規制する芯棒23が設けられている。この芯棒23により、各ディスク100の面方向の移動による各ディスク100の傷付きが防止される。芯棒23には、後述するディスクチャックユニット62のスピンドルヘッド67bが係合する係合部23aが設けられている。
芯棒23の近傍には、後述するリフター5の昇降ピン52aが挿入される孔21eが少なくとも1つ以上設けられている。本実施形態では、3つの孔21eが120度間隔で設けられている。また、3つの孔21eは、ディスク100が芯棒23に挿入されたとき、当該ディスク100の内周部の非記録再生領域と対向する位置に設けられている。
ピッカー3は、走行ベース31を備えている。走行ベース31の一方のマガジンストッカー1側には、図3に示すように、ガイドレール12を摺動自在に移動する台車31aが取り付けられている。また、走行ベース31の他方のマガジンストッカー1側には、図4に示すように、ローラ31bが取り付けられている。
走行ベース31には、図3に示すように、ピッカー3を装置奥行き方向Xに移動させる駆動力を発生させるピッカーモータ31cが設けられている。ピッカーモータ31cの駆動軸に圧入されたモータギヤ31iには、減速ギヤ31dが噛み合っている。減速ギヤ31dは、ピニオンギヤ31eと噛み合っている。ピニオンギヤ31eは、ガイドレール12に隣接して装置奥行き方向Xに延在するように設けられたラック14と噛み合っている。
ピッカーモータ31cが駆動されると、ピッカーモータ31cの駆動力がモータギヤ31i、減速ギヤ31dを介してピニオンギヤ31eに伝達され、ピニオンギヤ31eが回転する。ここで、ラック14は、底シャーシ11に固定されている。一方、走行ベース31は、底シャーシ11に固定されていない。このため、ピニオンギヤ31eが回転すると、ピニオンギヤ31eがラック14に沿って移動し、ピッカー3が装置奥行き方向Xに移動する。
ピッカーモータ31cには、例えば、ステッピングモータが用いられる。当該ピッカーモータ31cに所定のパルスを与えることにより、ピッカー3を所定のマガジン2の前に移動させることができる。
板金で形成された走行ベース31には、樹脂で形成されたピッカーベース31hが取り付けられている。ピッカーベース31hには、回転台32が、装置高さ方向Zに延在する回転軸32aを略中心として回転可能に設けられている。また、ピッカーベース31hには、回転台32を回転させる駆動力を発生させる回転台モータ31fが設けられている。回転台モータ31fの駆動軸に圧入されたモータギヤ31jには、図4に示すように、減速ギヤ31gが噛み合っている。減速ギヤ31gは、回転台32の外周部に設けられた回転台ギヤ32bと噛み合っている。回転台モータ31fが駆動されると、回転台モータ31fの駆動力がモータギヤ31j、減速ギヤ31gを介して回転台ギヤ32bに伝達され、回転台32が回転する。
回転台32には、装置高さ方向Zに延在し且つ互いに対向するように一対の昇降レール33,33が設けられている。一対の昇降レール33,33の間には、昇降台34が設けられている。また、回転台32には、昇降台34を昇降させる駆動力を発生させる昇降台モータ32cが設けられている。
昇降台モータ32cの駆動軸に圧入されたモータギヤ32kには、図4に示すように、リレーギヤ32dが噛み合っている。リレーギヤ32dには、連結シャフトギヤ32eが噛み合っている。連結シャフトギヤ32eの中心部には、連結シャフト32fが貫通している。連結シャフト32fの両端部には、ウォーム32g,32gが固定されている。各ウォーム32gは、リレーギヤ32hと噛みっている。各リレーギヤ32hは、リードスクリューギヤ32iと噛み合っている。各リードスクリューギヤ32iは、リードスクリュー32jに固定されている。各リードスクリュー32jは、昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに延在するように設けられている。各リードスクリュー32jには、図3に示すように、昇降台34に設けられたナット34aが螺合している。
昇降台モータ32cが駆動されると、昇降台モータ32cの駆動力が、モータギヤ32k、リレーギヤ32d、連結シャフトギヤ32e、連結シャフト32f、ウォーム32g、リレーギヤ32h、リードスクリューギヤ32iを介してリードスクリュー32jに伝達され、リードスクリュー32jが回転する。これにより、昇降台34が一対の昇降レール33,33に沿って装置高さ方向Zに昇降する。
昇降台34には、図8に示すように、マガジントレイ21の係合凹部21dに係合可能な一対のフック35,35と、一対のフック35,35の開閉動作を行う機構を有すると共に前後へ移動させるチャック36とが設けられている。
また、昇降台34には、図5に示すように、チャックモータ34bが設けられている。チャックモータ34bの駆動軸に圧入されたモータギヤ34fには、減速ギヤ34cが噛み合っている。減速ギヤ34cは、リードスクリューギヤ34dに噛み合っている。リードスクリューギヤ34dは、リードスクリュー34eに固定されている。リードスクリュー34eは、一対の昇降レール33,33を結ぶ直線に対して直交する方向に延在するように設けられている。リードスクリュー34eには、チャック36に固定されたナット36aが螺合している。
チャックモータ34bが駆動されると、チャックモータ34bの駆動力が、モータギヤ34f、減速ギヤ34c、リードスクリューギヤ34d、リードスクリュー34eを介してナット36aに伝達され、チャック36がリードスクリュー34eに沿って移動する。
また、チャック36は、一対のフック35,35の間隔を調整可能に構成されている。チャック36が一対のフック35,35の間隔を縮めることにより、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させることができる。一方、チャック36が一対のフック35,35の間隔を拡げることにより、一対のフック35,35とマガジントレイ21の係合凹部21d,21dとの係合状態を解除することができる。
一対の昇降レール33は、U字状のアングル37の両側面に取り付けられている。一対のリードスクリュー32jの上端部は、アングル37の上面に回動自在に取り付けられている。
ピッカーモータ31c、回転台モータ31f、昇降台モータ32c、及びチャックモータ34bは、FFC(フレキシブルフラットケーブル)114(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図6〜図12は、ピッカー3がマガジントレイ21をケース22から引き出す様子を示している。走行ベース31が装置奥行き方向Xに走行するとともに、昇降台34が一対の昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに昇降することにより、図6に示すように、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2の前方までピッカー3が移動される。また、図7に示すように、チャック36が当該マガジン2の正面に向くように、回転台32が回転される。
その後、図8に示すように、チャック36が、マガジントレイ21に向けて前進し、図9に示すように、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させる。この状態で、チャック36がケース22から後退することで、マガジントレイ21がケース22から引き出される。
図10に示すように、チャック36が後退する(ケース22の前方に移動する)ことにより、マガジントレイ21のカット部21aがケース22の開口部22aを通過した後、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。言い換えれば、図11に示すように、マガジントレイ21の側面21bの頂点21f(回転軸32aからの距離が最も離れた位置)から回転軸32aまでの距離L1が、ケース22の側面の前端部22bから回転軸32aまでの距離L2よりも小さくなったとき、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。この回転台32の回転に伴い、マガジントレイ21が図11及び図12に示すように回転軸32aを略中心として回転する。その結果、図12に示すように、マガジントレイ21がケース22から完全に引き出される。
図12に示すように、ケース22から引き出されたマガジントレイ21は、ピッカー3の走行ベース31が装置後方へ走行することにより、図13及び図14に示すように、複数のディスクドライブ4の近傍に搬送される。その後、図15に示すように、ピッカー3のチャック36が前進し、リフター5上部のマガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置される。なお、図14及び図15では、手前側のディスクドライブ4の図示を省略している。
図16は、リフター5のマガジントレイガイド51を取り外した状態を示す分解斜視図であり、図17は、その組立斜視図である。
図16及び図17に示すように、リフター5は、昇降プレート52と、回転カム53と、駆動ギヤ54と、リレーギヤ55と、リフターモータ56とを備えている。
昇降プレート52は、棒状部材の一例である昇降ピン52aと、カムピン52bとを備えている。本実施形態では、3つの昇降ピン52aと3つのカムピン52bが、それぞれ120度間隔で設けられている。
3つの昇降ピン52aは、図15に示すように、マガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置された際に、図2Bに示すようにマガジントレイ21に設けられた3つの孔21eと一致する位置に設けられている。また、図14に示すように、マガジントレイガイド51には、3つの昇降ピン52aに対応する位置に3つの孔51aが設けられている。3つのカムピン52bは、リフター5の本体に設けられた3つのスリット5aに係合される。各スリット5aは、装置高さ方向Zに延在するように設けられている。
回転カム53の内周面には、3つのカムピン52bの先端部が摺動する斜面を有する3つのカム溝53aが設けられている。回転カム53の外周面には、カムギヤ53bが設けられている。カムギヤ53bは、駆動ギヤ54と噛み合っている。駆動ギヤ54は、リレーギヤ55と噛み合っている。リレーギヤ55は、リフターモータ56の駆動軸に圧入されたモータギヤ(図示せず)と噛み合っている。
リフターモータ56が駆動されると、リフターモータ56の駆動力が、モータギヤ(図示せず)、リレーギヤ55を介して駆動ギヤ54に伝達され、駆動ギヤ54が回転する。これにより、駆動ギヤ54とカムギヤ53bで噛み合う回転カム53が回転する。回転カム53が回転されると、3つのスリット5aで回転を規制される3つのカムピン52bの先端部が3つのカム溝53aの斜面を摺動し、昇降プレート52が装置高さ方向Zに昇降する。リフターモータ56は、FFC14(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図17に示すように、昇降プレート52が上昇すると、3つの昇降ピン52aがマガジントレイガイド51の3つの孔51a及びマガジントレイ21の3つの孔21eを通じてマガジントレイ21内に侵入する。この3つの昇降ピン52aの上昇により、マガジントレイ21から複数枚のディスク100が押し出される。3つの昇降ピン52aにより押し出された複数枚のディスク100は、キャリア106に保持される。
キャリア106は、図18に示すように、複数台(例えば、12台)のディスクドライブ4を収容するハウジング8に設けられている。キャリア106は、リフター5により押し出された複数枚のディスクを保持し、任意のディスクドライブ4から排出されたトレイ4aの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクを前記トレイ4aに載置するように構成されている。
図19及び図20に示すように、キャリア106は、装置高さ方向Zに移動する移動ベース161と、移動ベース161に設けられたディスクチャックユニット162とを備えている。
移動ベース161は、図21及び図22に示すように、ボールネジ63(図18参照)に接続されるブッシュ161aと、ガイドシャフト64(図18参照)に接続されるガイド軸受け161bとを備えている。キャリアモータ65(図18参照)が駆動されてボールネジ63が回転することにより、移動ベース161は、ボールネジ63及びガイドシャフト64にガイドされて装置高さ方向Zに移動する。移動ベース161の上面には、後述する各種ギヤの回動軸又は回動軸受けが設けられたギヤプレート163が取り付けられている。
ディスクチャックユニット162は、リフター5により押し出された複数枚のディスク100を保持し、当該保持した複数枚のディスク100を1枚ずつ分離するように構成されている。具体的には、ディスクチャックユニット162は、図23及び図24に示すように、セパレータフック164A,164Bと、ボトムフック165A,165Bと、スピンドルユニット166と、カムシャフトユニット167とを備えている。
図25は、セパレータフック164A,164Bとボトムフック165A,165Bの拡大斜視図である。各フック164A〜165Bは、略レバーの形状に形成され、装置高さ方向Zに延在する回動軸164Aa〜165Ba及び駆動ピン164Ab〜165Bbと、装置高さ方向Zに対して交差する方向に突出する爪部164Ac〜165Bcとを備えている。
また、本実施形態において、ディスク100の内周部には、図24に示すように、凹部100bが設けられている。凹部100bは、ディスク100の内周部の上側角部を平面100baと斜面100bbを有するように切断した形状に形成されている。セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面は、図25に示すように、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように斜面を有するように形成されている。また、各爪部164Ac〜165Bcの上面は、装置高さ方向Zに対して直交するように形成されている。
スピンドルユニット166は、図23及び図24に示すように、略円筒形状のスピンドルシャフト166aと、スピンドルシャフト166aの下方に設けられた略円錐台形状のスピンドルヘッド166bと、スピンドルシャフト166aの上端部に設けられたフランジ166cとを備えている。
スピンドルユニット166は、フランジ166cが移動ベース161に直接又は間接的に取り付けられることにより、移動ベース161と一体的に移動する。スピンドルシャフト166aの直径は、ディスク100の中心穴100aの直径とほぼ同じか若干小さいだけである。したがって、ディスク100の中心穴100aにスピンドルシャフト166aを挿入した状態で、スピンドルシャフト166aに対してディスク100が径方向に位置決めされる。なお、ディスク100には内周部に逃がし部103が形成されており、スピンドルシャフト166aによってガイドされる中心穴100aの範囲が従来の約半分となっている。このため、スピンドルシャフト166aの直径をディスク100の中心穴100aの直径とほぼ同じとしても、スピンドルシャフト166aを無理なく挿入することが可能となっている。
スピンドルヘッド166bは、図26に示すように、スピンドルシャフト166aの下端部にネジ166dにより固定される。スピンドルヘッド166bとスピンドルシャフト166aとの間には、4つの開口部166eが形成されている。これらの開口部166eを通じて各フック164A〜165Bの爪部164Ac〜165Bcが進退移動可能に構成されている。
スピンドルヘッド166bには、図27に示すように、4つの回動軸穴166baが設けられている。また、スピンドルシャフト166aには、図26に示すように、回動軸穴166baと対向する位置に回動軸穴166aaが設けられている。各フック164A〜165Bは、それぞれ対応する回動軸穴166aa,166baに回動軸164Aa〜165Baが挿入されることにより、回動自在に保持される。また、各フック164A〜165Bは、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面がボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面よりも略ディスク1枚分、上方に位置するようにそれぞれ保持される。さらに、セパレータフック164Aとセパレータフック164Bとは、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置で保持され、ボトムフック165Aとボトムフック165Bとは、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置で保持される。
なお、本実施形態においては、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcにより、最下部から1つ上のディスク100の下面内周部を支持可能な分離爪が構成されている。また、本実施形態においては、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcにより、最下部に位置するディスク100の下面内周部を支持可能な支持爪が構成されている。
カムシャフトユニット167は、図28に示すように、略円筒状のカムシャフト167aと、カムシャフト167aの上端部に設けられたカムギヤ167bと、カムシャフト167aの下端部に設けられたカムプレート168A,168Bとを備えている。
カムギヤ167bの中心部には、回動軸穴167baが設けられている。回動軸穴167baには、図22に示すように、ギヤプレート163に設けられた回動軸163aが挿入される。カムギヤ167bは、図19に示すように、リレーギヤ170と噛み合っている。リレーギヤ170は、例えば2つのギヤで構成され、それぞれの中心部に回動軸穴170aが設けられている。回動軸穴170aには、図22に示すように、ギヤプレート163に設けられた回動軸163bが挿入される。リレーギヤ170は、図19又は図21に示すように、移動ベース161に設けられたディスクチャックモータ171の駆動軸に圧入されたモータギヤ171aと噛み合っている。
ディスクチャックモータ171が駆動されると、ディスクチャックモータ171の駆動力が、モータギヤ171a、リレーギヤ170、カムギヤ167bを介してカムシャフト167aに伝達され、カムシャフト167aが回動軸163aを中心として回転する。
カムシャフト167aの下端部には、図28に示すように、カムプレート168Aと係合する係合部167aaと、カムプレート168Bと係合する係合部167abとが設けられている。係合部167aa,167abは、それぞれ断面D形状に形成されている。
カムプレート168Aの中央部には、D形状の回動軸穴168Aaが設けられている。カムプレート168Aは、回動軸穴168Aaにカムシャフト167aの係合部167aaが係合することで、カムシャフト167aと一体的に回動可能に構成されている。
カムプレート168Bの上面中央部には、D形状の回動軸穴168Baが設けられている。カムプレート168Bは、回動軸穴168Baにカムシャフト167aの係合部167abが係合することで、カムシャフト167aと一体的に回動可能に構成されている。
また、カムプレート168Bの下面中央部には、回動軸168Bbが設けられている。回動軸168Bbは、図23に示すようにスピンドルシャフト166aの下端部に設けられた回動軸受け166abに挿入される。図19に示す組立状態において、回動軸168Bbは、ギヤプレート163の回動軸163aと同軸上に位置する。
カムプレート168Aの上面には、カムシャフト167aが回動する際、セパレータフック164Aの駆動ピン164Abが摺動するカム溝168Ab(図28参照)が設けられている。図30A〜図30Dは、セパレータフック164Aの駆動ピン164Abがカム溝168Abを摺動する様子を示している。
カムプレート168Aの下面には、カムシャフト167aが回動する際、セパレータフック164Bの駆動ピン164Bbが摺動するカム溝168Ac(図29参照)が設けられている。図31A〜図31Dは、セパレータフック164Bの駆動ピン164Bbがカム溝168Acを摺動する様子を示している。カム溝168Acは、カム溝168Abと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
カムプレート168Bの上面には、カムシャフト167aが回動する際、ボトムフック165Bの駆動ピン165Bbが摺動するカム溝168Bc(図28参照)が設けられている。図32A〜図32Dは、ボトムフック165Bの駆動ピン165Bbがカム溝168Bcを摺動する様子を示している。
カムプレート168Bの下面には、カムシャフト167aが回動する際、ボトムフック165Aの駆動ピン165Abが摺動するカム溝168Bd(図29参照)が設けられている。図33A〜図33Dは、ボトムフック165Aの駆動ピン165Abがカム溝168Bdを摺動する様子を示している。カム溝168Bdは、カム溝168Bcと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
図34A〜図34Dは、カムシャフト167aと4つのフック164A〜165Bとの位置関係に着目して示す図である。
セパレータフック164Aとセパレータフック164Bとは、カムシャフト167aの回動に伴い、それらの爪部164Ac,164Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置(図34A及び図34B参照)と、スピンドルシャフト166aの外側の位置(図34C参照)と、スピンドルシャフト166aの更に外側の位置(図34D参照)に位置するように移動する。なお、セパレータフック164A,164Bには、回動範囲を規制するためにストッパー164Ad,164Bdが設けられている。
以下、全てのフック164A〜165Bがスピンドルシャフト166aの内側に位置する図34Aに示す位置を収納位置という。また、ボトムフック165A,165Bのみがスピンドルシャフト166aの外側に位置する図34Bに示す位置を支持位置という。また、全てのフック164A〜165Bがスピンドルシャフト166aの外側に位置する図34Cに示す位置を切換位置という。また、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側に位置し、ボトムフック165A,165Bがスピンドルシャフト166aの内側に位置する図34Dに示す位置を分離位置という。
次に、図35〜図43を用いて、キャリア106が複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置する動作について説明する。
なお、図35〜図43では、説明の便宜上、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Adとボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcとが同一断面上にあるものとして図示している。また、ここでは、昇降ピン52aが複数枚のディスク100をマガジントレイ21から押し出した状態から説明を開始する。
昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、図35に示すように、複数枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。このとき、各フック164A〜165Bは、収納位置(図34A参照)に位置する。
図36に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが複数枚のディスクのうち最下部に位置するディスクより下方に位置するまで昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが軸回りに正方向に回転する。これにより、図37に示すように、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
図38に示すように、移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。このとき、スピンドルヘッド166bと芯棒23の係合部23a(図2B参照)との係合が解除される。また、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100Bと、その1つ上のディスク100Aの間に形成される隙間、すなわち逃がし部である最下部のディスク100Bの凹部100bに対して挿入可能に位置決めされる。従来、ディスク100A,100B間には、上側のディスク100Aの下面側環状リブ101bと下側のディスク100Bの上面側環状リブ101aとが当接することによって得られる隙間が形成されているだけである。今回、最下部のディスク100Bの凹部100bによって、この隙間が大きく広げられている。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、支持位置(図34B参照)から切換位置(図34C参照)に移動する。そして、図39に示すように、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100Bと、その1つ上方に位置するディスク100Aとの隙間に挿入される。この隙間は、前述の通り、最下部のディスク100に形成された凹部100b(逃がし部)によって広げられている。したがって、スピンドルユニット166の挿入位置が上下方向に位置ずれし、あるいは、爪部164Ac,164Bcを肉厚として強度アップを図ったとしても、確実に爪部164Ac,164Bcを凹部100bへと進入させることができる。
ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される。その後、ディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
スピンドルユニット166に保持された複数枚のディスク100がトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ171が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から分離位置(図34D参照)に移動し、図40に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、図41に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。このとき、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側へと突出し、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面が、残りのディスクのうちの最下部のディスク100の内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
トレイ4a上に載置される最下部のディスク100は、スピンドルユニット166とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース161が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブと対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図示せず)。
ディスクチャックモータ171が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、分離位置(図34D参照)から切換位置(図34C参照)に移動し、図42に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの外側の位置に移動する。
ディスクチャックモータ171が更に逆駆動され、カムシャフト167aが更に逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から支持位置(図34B参照)に移動し、図43に示すように、セパレータ164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面で支持されていた残りのディスク100が、自重により落下し、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面で支持される。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、支持位置(図34B参照)から切換位置(図34C参照)に移動し、図39に示すように、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
スピンドルユニット166に保持された複数枚のディスク100が前記排出されたトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ171が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から分離位置(図34D参照)に移動し、図40に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、図41に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。また、このとき、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側へと突出し、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方向に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、このとき、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面が、残りのディスクのうち最下部のディスクの内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット166とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース161が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段(1段目)のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、各ディスクドライブ4のディスク100に対して記録又は再生可能となる。
次に、キャリア106が各ディスクドライブ4からディスク100を回収する動作について説明する。
まず、最上段のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
移動ベース161が下降され、当該トレイ4a上のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。このとき、各フック164A〜165Bは、収納位置(図34A参照)にある。
ディスク100がボトムフック165A,165Bの上方に位置するまで、移動ベース161が下降すると、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面がディスク100の内周部に接触して当該ディスク100を保持する。これにより、トレイ4a上のディスク100が回収される。
ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブ4と対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
スピンドルユニット166に保持されたディスクが前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが支持位置(図34B参照)から収納位置(図34A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット166に保持されたディスク100が自重により落下し、前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上に積層される。
移動ベース161が下降され、前記排出されたトレイ4a上の2枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。
2枚のディスク100がボトムフック165A,165Bの上方に位置するまで、移動ベース161が下降すると、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。
ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最上段(1段目)のディスクドライブ4のディスク回収動作が完了する。このディスク回収動作を最下段のディスクドライブ4内のディスク100を回収するまで繰り返す。
スピンドルユニット166が全てのディスク100を回収すると、移動ベース161が上昇される。その後、ピッカー3が装置後方に移動して、スピンドルユニット166の下方にマガジントレイ21がセットされる。
移動ベース161が下降され、スピンドルヘッド166b(図21参照)が芯棒23の係合部23a(図2B参照)に係合し、スピンドルヘッド166bと芯棒23とが同軸となる。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが支持位置(図34B参照)から収納位置(図34A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット166に保持された全てのディスク100が、スピンドルヘッド166b及び芯棒23に沿って、自重により落下し、マガジントレイ21内に収納される。
移動ベース161が上昇されて、スピンドルヘッド166bと芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
全てのディスク100を収納したマガジントレイ21は、ピッカー3によりマガジンストッカー1内に戻される。このマガジンストッカー1内へのマガジントレイ21の搬送は、例えば、図6〜図15を用いて説明した動作と逆の動作を行うことにより行われる。
本実施形態に係るディスク装置によれば、複数枚のディスク100を積層状態でキャリア106に保持させ、各ディスクドライブ4のトレイaの上方で複数枚のディスクから1枚のディスクを分離するようにしている。これにより、ディスクを1枚ずつマガジンからディスクドライブに搬送する従来のディスク装置に比べて、複数のディスクドライブ4のそれぞれにディスク100を搬送するのに要する時間を大幅に短縮することができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
また、前記実施形態では、キャリア106の分離爪(セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bc)で、積層したディスク100の最下部のディスク100Aの1つ上に位置するディスク100Bを支持するようにしたが、任意の位置のディスク100を支持することにより、一度に複数枚のディスク100を排出することができるようにしてもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明にかかるディスク装置は、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するのに要する時間を抑えることができるので、特に、多数のマガジンを備えるディスク装置に有用である。
1 マガジンストッカー
11 底シャーシ
12 ガイドレール
13 把手
14 ラック
2 マガジン
21 マガジントレイ
21a カット部
21b 側面
21c 切欠部
21d 係合凹部
21e 孔
22 ケース
22a 開口部
23 芯棒
23a 係合部
3 ピッカー
31 走行ベース
31a 台車
31b ローラ
31c ピッカーモータ
31d 減速ギヤ
31e ピニオンギヤ
31f 回転台モータ
31g 減速ギヤ
31h ピッカーベース
31i モータギヤ
31j モータギヤ
32 回転台
32a 回転軸
32b 回転台ギヤ
32c 昇降台モータ
32d リレーギヤ
32e 連結シャフトギヤ
32f 連結シャフト
32g ウォーム
32h リレーギヤ
32i リードスクリューギヤ
32j リードスクリュー
33 昇降レール
34 昇降台
34a ナット
34b チャックモータ
34c 減速ギヤ
34d リードスクリューギヤ
34e リードスクリュー
34f モータギヤ
35 フック
36 チャック
37 アングル
4 ディスクドライブ
4a トレイ
5 リフター
5a スリット
51 マガジントレイガイド
51a 孔
52 昇降プレート
52a 昇降ピン(棒状部材)
52b カムピン
53 回転カム
53a カム溝
54 駆動ギヤ
55 リレーギヤ
56 リフターモータ
7 電気回路及び電源
8 ハウジング

100 ディスク
100a 中心穴
101a 上面側環状リブ
101b 下面側環状リブ
102 逃がし部(支持可能構造)
102a テーパ面
102b 水平面
102c 円筒面
103 凹部(支持可能構造)
104 突出部(支持可能構造)
106 キャリア
161 移動ベース
161a ブッシュ
161b ガイド軸受け
162 ディスクチャックユニット
163 ギヤプレート
163a,163b 回動軸
164A,164B セパレータフック
164Aa,164Ba 回動軸
164Ab,164Bb 駆動ピン
164Ac,164Bc 爪部(分離爪)
164Ad,164Bd ストッパー
165A,165B ボトムフック
165Aa,165Ba 回動軸
165Ab,165Bb 駆動ピン
165Ac,165Bc 爪部(支持爪)
165Ad,165Bd ストッパー
166 スピンドルユニット
166a スピンドルシャフト
166aa 回動軸穴
166ab 回動軸受け
166b スピンドルヘッド
166ba 回動軸穴
166c フランジ
166d ネジ
167 カムシャフトユニット
167a カムシャフト
167aa,167ab 係合部
167b カムギヤ
167ba 回動軸穴
168A,168B カムプレート
168Aa,168Ba 回動軸穴
168Ab,168Ac カム溝
168Bb 回動軸
168Bc,168Bd カム溝
170 リレーギヤ
170a 回動軸穴
171 ディスクチャックモータ
171a モータギヤ
本発明は、ディスク、特に、積層されたディスクのうち、最下部から1つ上に位置するディスクを支持可能とする構造を備えたディスクに関する。
従来、この種のディスクを供給するためのディスク装置として、例えば、特許文献1(特開2011−204311号公報)に記載された装置が知られている。特許文献1のディスク装置は、1枚のディスクを収納するトレイを複数収納するマガジンと、複数のディスクドライブとを備えている。特許文献1のディスク装置は、マガジンから任意のトレイを引き出し、当該引き出されたトレイに収納された1枚のディスクを吸着パッドにより吸着保持し、任意のディスクドライブのトレイに載置するように構成されている。
特許文献1のディスク装置では、1つのトレイに1枚のディスクを収納するように構成されているので、マガジンに収納されるディスクの枚数が少ない。マガジンに収納されるディスクの枚数を増加させるには、複数枚のディスクを、トレイを介すことなく直接積層して、トレイの数を減らすことが有効であると考えられる。
この場合、互いに隣接するディスク同士が密着して、それらを容易に分離することができなくなる。この課題を解決する技術として、特許文献2(特開2000−117553号公報)に開示された技術がある。特許文献2には、互いに隣接する2枚のディスクの間に爪部を挿入することで、当該2枚のディスクを互いに分離し、当該分離したディスクを吸着パッドに吸着保持させる技術が開示されている。
特開2011−204311号公報 特開2000−117553号公報
前記ディスク装置においては、ディスク収納枚数の更なる増加が求められている。ディスク収納枚数を増加させるためには、単純には、マガジンの数を増加させればよいと考えられる。
しかしながら、マガジンの数を増加させると、ディスクドライブから最も離れて配置されるマガジンと当該ディスクドライブとの距離は必然的に長くなり、ディスクの搬送時間が増加することになる。また、前記特許文献1のディスク装置では、ディスクを1枚ずつマガジンからディスクドライブに供給するように構成されているので、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するには、相当な時間を要する。
また、特許文献2の技術では、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給する時間を抑えることができない。また、積層されたディスクを分離させる場合、ディスクに形成されたリブによって得られる僅かな隙間に、取り出しアームに設けた基板分離爪を差し込む必要がある。このため、取り出しアームを上下方向に高精度に位置決めしなければならないが、そのための機構は高価なものとならざるを得ない。また、基板分離爪を薄くしなければならないが、ディスクを支持できるような強度を得るのは難しく、使用時に変形の恐れがある。
そこで、積層された状態で、容易かつ適切に分離することのできるディスクを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、
中心穴を有するディスクであって、
積層した状態で、任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを、中心穴から外径側に突出する分離爪にて支持可能とするための支持可能構造を内周部に備えたものである。
本発明によれば、ディスクには支持可能構造を形成しているため、分離爪によってディスクを支持する際、分離爪がディスクと干渉することなく、スムーズに任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを支持することができる。
本発明の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるマガジンの斜視図である。 図2Aのマガジン分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるピッカーの斜視図である。 図3のピッカーが備える昇降台の駆動系の構成を示す平面図である。 図3のピッカーを斜め下方から見た斜視図である。 図3のピッカーが、複数のマガジンから選択されたマガジンの前方に移動した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す斜視図である。 図3のピッカーがマガジントレイを、図1のディスク装置が備えるリフターの上方に移動させた状態を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す組立斜視図である。 図1のディスク装置が備えるキャリアの斜視図である。 図18に示すキャリアを斜め上方から見た斜視図である。 図19のキャリアの分解斜視図である。 図19のキャリアを斜め下方から見た斜視図である。 図21のキャリアの分解斜視図である。 図19のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め上方から見た図である。 図19のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め下方から見た図である。 図23のディスクチャックユニットが備える2つのセパレータフックと2つのボトムフックの拡大斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドをスピンドルシャフトの下端部にネジにより固定した状態を示す斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドの斜視図である。 図23のディスクチャックユニットが備えるカムシャフトユニットの分解斜視図である。 図28のカムシャフトユニットが備える2つのカムプレートを斜め下方から見た斜視図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図30A〜図33Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図19のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 ディスクの中心穴に、ディスクドライブ内のシャフトを挿通した状態を示す断面図である。 上面内周部にテーパ面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 上面内周部にテーパ面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 上面内周部に円筒面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。 内周面に環状凹部を形成されたディスクを示す断面図である。 内周面に環状突出部を形成されたディスクを示す断面図である。 下面内周部にテーパ面及び水平面により逃がし部が形成されたディスクを示す断面図である。
ディスクは、次のような態様とすることができる。
第1の態様では、
中心穴を有するディスクであって、
積層した状態で、最下部から1つ上に位置するディスクを、中心穴から外径側に突出する分離爪にて支持可能とするための支持可能構造を備えたものである。
第1の態様によれば、ディスクの中心穴から外径側に分離爪を突出させると、支持可能構造を利用して、最下部から1つ上に位置するディスクを無理なくスムーズに支持することができる。
第2の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの上面内周部に形成される逃がし部で構成したものである。
第3の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの下面内周部に形成される逃がし部で構成したものである。
第2及び第3の態様によれば、ディスクに逃がし部を形成しただけの簡単な構成で、分離爪にて、最下部から1つ上に位置するディスクを支持することができる。
第4の態様では、前記逃がし部は、内周側に水平面を有する構成としたものである。
第4の態様によれば、上下方向に隣り合うディスクの間に、内周面側から外径方向に向かって間隔の広い隙間を形成することができる。したがって、分離爪の上下方向の位置精度がそれほど要求されない。また、肉厚の分離爪であっても使用することが可能である。
第5の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周面に形成される凹部で構成したものである。
第5の態様によれば、凹部はディスクの内周面に形成されているため、分離爪をディスクの内周側に配置し、外径側に突出させれば、簡単に凹部に位置させてディスクを支持することができる。凹部はディスクの内周面にのみ形成されただけであるので、両面に記憶層を有するディスクであっても分離爪にて支持することができる。
第6の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周面から突出する突出部で構成したものである。
第6の態様によれば、突出部はディスクの内周面に形成されているため、分離爪を突出部よりも内側に配置し、外径側に突出させれば、簡単に突出部でディスクを支持することができる。突出部はディスクの内周面にのみ形成されただけであるので、両面に記憶層を有するディスクであっても分離爪にて支持することができる。
第7の態様では、前記支持可能構造は、ディスクの内周部の上面又は下面の少なくともいずれか一方から突出するリブで構成したものである。
第6及び第7の態様によれば、分離爪を突出部又はリブの内側から外径側のディスクの内周面よりも内側に突出させることにより突出部又はリブを介してディスクを支持することができる。
また、ディスク装置は、次のような態様とすることができる。
第8の態様では、
複数のディスクドライブのそれぞれにディスクに供給するディスク装置であって、
前記いずれかの構成のディスクを複数枚積層した状態で保持するトレイと、
前記保持した複数枚のディスクのうち、最下部から1つ上に位置するディスクを支持可能な分離爪を有し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、前記分離爪で最下部から1つ上に位置するディスクを支持することにより、最下部に位置する1枚のディスクを分離して前記トレイに載置するキャリアと、
を備えた構成としたものである。
第8の態様によれば、ディスクが支持可能構造を備えているので、分離爪によって最下部から1つ上に位置するディスクを簡単かつスムーズに支持することができる。そして、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するのに要する時間を抑えることが可能となる。
第9の態様では、
前記キャリアは、前記ディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットを備え、
前記分離爪は、前記スピンドルユニットの内側に退避する退避位置と、前記ディスクの逃がし部内に突出して、最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を支持可能な突出位置とに移動可能としたものである。
第9の態様によれば、ディスクが支持構造を備えているので、分離爪を退避位置から突出位置に移動させるだけで、この分離爪が積層されたディスクに干渉することなく、最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を容易かつスムーズに支持させることができる。
第10の態様では、前記分離爪は、前記スピンドルユニットの内側に挿入されるカムシャフトの回転動作に連動して、前記退避位置と前記突出位置とに移動可能としたものである。
第10の態様によれば、カムシャフトを回転させるだけで、分離爪を退避位置と突出位置とに移動させることができる。
第11の態様では、
前記キャリアは、
前記ディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットと、
前記分離爪と、
前記最下部に位置するディスクの下面内周部を支持可能な支持爪と、
を備え、
前記第分離爪及び前記支持爪は、
前記分離爪及び前記支持爪の両方が前記スピンドルユニットの内側に退避する収納位置と、
前記支持爪のみが前記スピンドルユニットの外側に突出する支持位置と、
前記分離爪及び前記支持爪の両方が前記スピンドルユニットの外側に突出する切換位置と、
前記分離爪のみが前記スピンドルユニットの外側に突出する分離位置と、
に移動可能としたものである。
第11の態様によれば、支持位置で、支持爪によってディスクを支持した状態から、分離位置で、分離爪によって最下部から1つ上のディスクを支持し、その後、切換位置で、支持爪を退避させることにより最下部のディスクのみを分離させることができる。
第12の態様では、前記分離爪及び前記支持爪は、前記スピンドルユニットの内側に挿入されるカムシャフトの回転に伴って、前記収納位置、前記支持位置、前記切換位置、前記分離位置の順に移動可能としたものである。
第12の態様によれば、カムシャフトを回転させるだけで、分離爪及び支持爪を、順次、収納位置、支持位置、切換位置、分離位置の順に移動させて、最下部に位置するディスクを確実に分離させることができる。
第13の態様では、
前記分離爪及び前記支持爪は、
前記スピンドルユニットが前記ディスクの中心穴に挿入されるとき、前記収納位置に位置し、
前記支持爪が最下部のディスクより下方に位置するまで前記スピンドルユニットが前記中心穴に挿入されたとき、前記収納位置から前記支持位置に移動することにより、前記支持爪が前記最下部のディスクの下面内周部を支持し、
前記支持爪が最下部のディスクを支持するとき、前記切換位置に移動し、
前記支持爪が最下部のディスクを支持した状態で前記トレイの上方に搬送されたとき、前記切換位置から前記分離位置に移動するようにしたものである。
第13の態様によれば、スピンドルユニットの昇降位置に応じて、ディスクに対して適切に分離爪及び支持爪を突出又は退避させることができ、確実に最下部に位置するディスクのみを分離することが可能である。
第14の態様では、前記分離爪は、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように形成される傾斜面を有し、前記分離位置に位置するとき、前記切換位置に位置するときよりも前記スピンドルユニットの外側に突出して、前記傾斜面により前記最下部に位置するディスクを下方に押圧するものである。
第14の態様によれば、分離爪で最下部から1つ上に位置するディスクの下面内周部を支持した状態から、この分離爪を外側に突出させるだけで、押圧面により最下部のディスクを押圧して容易かつ確実に分離させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、ディスク装置の概略構成を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図1の左下側を「装置前方」といい、図1の右上側を「装置後方」という。
まず、図1を用いてディスク装置の全体構成について説明する。
ディスク装置は、2つのマガジンストッカー1,1を備えている。2つのマガジンストッカー1,1は、底シャーシ11上において、装置幅方向Yに互いに対向するように設けられている。なお、図1では、一方(手前側)のマガジンストッカー1の図示を省略している。また、図1では、マガジンストッカー1の天板及び仕切板の図示を省略している。
各マガジンストッカー1には、複数のマガジン2が収納されている。各マガジン2は、複数枚(例えば、12枚)のディスクを収納するマガジントレイ21を有している。2つのマガジンストッカー1,1の間には、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2からマガジントレイ21を引き出し、当該マガジントレイ21を保持するピッカー3が設けられている。
ピッカー3は、当該保持したマガジントレイ21を、装置後方に配置された複数のディスクドライブ4の近傍まで搬送するように構成されている。ピッカー3には、マガジントレイ21から複数枚のディスク100を押し出すリフター5が一体的に設けられている。
ディスクドライブ4は、ディスク100に対して情報の記録又は再生を行う装置である。また、ディスクドライブ4は、トレイ4a(図44参照)を用いてディスクをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。複数のディスクドライブ4は、装置高さ方向Zに積層され、装置後方において各マガジンストッカー1,1に隣接して配置されている。一方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4と、他方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4との間には、キャリア106が設けられている。
キャリア106は、リフター5により押し出された複数枚のディスク100を積層状態で保持し、任意のディスクドライブ4から排出されたトレイ4aの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスク100を分離し、当該分離したディスク100を前記トレイ4aに載置するように構成されている。
トレイ4aはディスクドライブ4内に回収され、載置されたディスク100の中心穴100aには、図44に示すように、スピンドルモータ(図示せず)のセンターコーン110が挿通される。センターコーン110は、ディスク100の中心穴100aに係合する円筒面110aと、そこから先端に向かって徐々に外径寸法が小さくなる円錐面110bとを備える。円錐面110bによって分離したディスク100が中心穴100aを案内され、円筒面110aによってディスク100の芯出が行われる。なお、図44において、ディスク100の上側に位置する面がディスク上面、下側に位置する面がディスク下面であり、このディスク下面に記録面が形成されている。また、図44では、ディスク100の逃がし部の構成を後述する図45Aとしたが、図45B、図45C等であっても同様に対応することができる。
キャリア106及び複数のディスクドライブ4より更に装置後方には、電気回路及び電源7が設けられている。電気回路及び電源7には、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア106などの各装置の動作(モータ等)を制御する制御部が設けられている。当該制御部は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン2へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部に指令を送る。制御部は、当該指令に従い、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア106などの各装置の動作を制御する。
次に、前述した各装置及び各部品の構成についてより詳しく説明する。
マガジンストッカー1は、ピッカー3を摺動自在にガイドするガイドレール12に沿って設けられている。ガイドレール12は、装置奥行き方向Xに(マガジンストッカー1の長手方向)に延在するように設けられている。マガジンストッカー1の装置前方側の側面には、把手13が設けられている。把手13を引くことにより、マガジンストッカー1を装置前方に移動させることができる。各マガジンストッカー1は、装置幅方向Yから見て格子状に形成された仕切板(図示せず)を備えている。当該仕切板に囲まれたそれぞれの空間にマガジン2が収納されている。
マガジン2は、図2Aに示すように、マガジントレイ21と、マガジントレイ21を収納する略直方体形状のケース22とを備えている。ケース22の前面(一側面)には、図2Bに示すように、マガジントレイ21を挿抜可能な開口部22aが設けられている。
マガジントレイ21は、外形が平面視において略矩形状に形成されている。マガジントレイ21は、複数枚のディスク100を互いに密着して積層した状態で収納する。マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する両コーナー部分には、カット部21a,21aが形成されている。また、マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する側面21bは、カット部21a,21aを含む全体が円弧状に形成されている。
ディスク100は、中心穴100aを有し、その上下面内外周側にはそれぞれ上面側環状リブ101a及び下面側環状リブ101b(外周側は図示せず)が形成されている。また、ディスク100の内周部には支持可能構造が形成されている。
支持可能構造には種々のものを採用することができる。
例えば、図45Aでは、ディスク100の上面内周部に上方に向かって徐々に外径側に広がるテーパ面102aによって形成される逃がし部102で構成されている。具体的には、ディスク100の肉厚1.2mmに対して、形成される隙間Gは、環状リブ101a、101bによって形成される隙間(0.15mm)に、テーパ面102aによって形成される隙間(0.65mm)を加えた値(0.8mm)とすることができる。
図45Bでは、テーパ面102aの途中から内径側に水平面102bが延びるように形成された逃がし部102で構成されている。具体的には、ディスク100の肉厚T(1.2mm)に対して、形成される隙間Gは、環状リブ101a、101bによって形成される隙間、すなわち、環状リブ101aの高さ寸法h1(0.05mm)と環状リブ101bの高さ寸法h2(0.1mm)の和(0.15mm)に、テーパ面102aによって形成される隙間t1(0.65mm)を加えた値(0.8mm)とすることができる。この構成でも、図45Aに示すものと同様な隙間G(0.8mm)を得ることができる上、水平面102bの位置する領域に亘って外径側へとその間隔を維持したままとすることができる。なお、ディスク100は、厚みt2(0.55mm)の領域(内周面)を、前述のセンターコーン110の円筒面110aによってガイドされる。
図45Cでは、水平面102b及び円筒面102cによって形成される逃がし部102で構成されている。具体的な上下方向の寸法は、図45Bに示すものと同じである。
図45Dでは、ディスク100の内周面に、外径側に向かって窪んだ環状の凹部103が形成されている。凹部103はディスク100の厚さ方向に対して中央部に形成されている。
図45Eでは、ディスク100の内周面に、内径側に突出する環状の突出部104が形成されている。突出部104はディスク100の厚さ方向に対して中央部に形成されている。但し、突出部104は必ずしも環状につながっていなくてもよい。また、突出部104の内周面を芯出用の穴として利用すればよい。
ディスク100は、積層された状態で、上側のディスク100Aの下面側環状リブ101bに下側のディスク100Bの上面側環状リブ101aが当接する。これにより、ディスク100A,100Bの間には隙間が形成される。また、逃がし部によってさらにディスク100A,100Bの隙間が広げられている。したがって、後述する分離爪(セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bc)の上下方向の位置決め精度がそれほど高くなくても、この分離爪を確実にディスク100A,100Bの隙間へと進入させることができる。図45B、特に図45Cに示す構成の逃がし部102であれば、内周面側の上下方向の隙間寸法を維持したままで外径側に向かって広がっているので、分離爪が肉厚のものであっても進入寸法を大きく取ることができる。したがって、分離爪を変形しにくくして、ディスク100Aの支持状態を安定させることができる。また、図45Dに示す凹部103や図45Eに示す突出部104であれば、上下面が同じ形状になるので、両面に記憶層を有するディスク100で有効である。
なお、逃がし部102は、1つ上に位置するディスク100Aを支持する際の分離爪との干渉を回避するためだけでなく、例えば、図45Fに示すように、ディスク100の下面内周部に、前記図45Bに示す構成と同様なテーパ面103dの途中から内径側に水平面103eが延びる構成の逃がし部102を形成することにより、そのディスク100自身を支持するためのスペースとして構成することも可能である。
マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の前面側に位置する両コーナー部分には、切欠部21c,21cが形成されている。マガジントレイ21の幅方向において、切欠部21c,21cの内側には、後述する一対のフック35,35が係合する係合凹部21d,21dが形成されている。
マガジントレイ21には、複数枚のディスク100のそれぞれに設けられた中心穴100aに挿入され、各ディスク100の面方向の移動を規制する芯棒23が設けられている。この芯棒23により、各ディスク100の面方向の移動による各ディスク100の傷付きが防止される。芯棒23には、後述するディスクチャックユニット62のスピンドルヘッド67bが係合する係合部23aが設けられている。
芯棒23の近傍には、後述するリフター5の昇降ピン52aが挿入される孔21eが少なくとも1つ以上設けられている。本実施形態では、3つの孔21eが120度間隔で設けられている。また、3つの孔21eは、ディスク100が芯棒23に挿入されたとき、当該ディスク100の内周部の非記録再生領域と対向する位置に設けられている。
ピッカー3は、走行ベース31を備えている。走行ベース31の一方のマガジンストッカー1側には、図3に示すように、ガイドレール12を摺動自在に移動する台車31aが取り付けられている。また、走行ベース31の他方のマガジンストッカー1側には、図4に示すように、ローラ31bが取り付けられている。
走行ベース31には、図3に示すように、ピッカー3を装置奥行き方向Xに移動させる駆動力を発生させるピッカーモータ31cが設けられている。ピッカーモータ31cの駆動軸に圧入されたモータギヤ31iには、減速ギヤ31dが噛み合っている。減速ギヤ31dは、ピニオンギヤ31eと噛み合っている。ピニオンギヤ31eは、ガイドレール12に隣接して装置奥行き方向Xに延在するように設けられたラック14と噛み合っている。
ピッカーモータ31cが駆動されると、ピッカーモータ31cの駆動力がモータギヤ31i、減速ギヤ31dを介してピニオンギヤ31eに伝達され、ピニオンギヤ31eが回転する。ここで、ラック14は、底シャーシ11に固定されている。一方、走行ベース31は、底シャーシ11に固定されていない。このため、ピニオンギヤ31eが回転すると、ピニオンギヤ31eがラック14に沿って移動し、ピッカー3が装置奥行き方向Xに移動する。
ピッカーモータ31cには、例えば、ステッピングモータが用いられる。当該ピッカーモータ31cに所定のパルスを与えることにより、ピッカー3を所定のマガジン2の前に移動させることができる。
板金で形成された走行ベース31には、樹脂で形成されたピッカーベース31hが取り付けられている。ピッカーベース31hには、回転台32が、装置高さ方向Zに延在する回転軸32aを略中心として回転可能に設けられている。また、ピッカーベース31hには、回転台32を回転させる駆動力を発生させる回転台モータ31fが設けられている。回転台モータ31fの駆動軸に圧入されたモータギヤ31jには、図4に示すように、減速ギヤ31gが噛み合っている。減速ギヤ31gは、回転台32の外周部に設けられた回転台ギヤ32bと噛み合っている。回転台モータ31fが駆動されると、回転台モータ31fの駆動力がモータギヤ31j、減速ギヤ31gを介して回転台ギヤ32bに伝達され、回転台32が回転する。
回転台32には、装置高さ方向Zに延在し且つ互いに対向するように一対の昇降レール33,33が設けられている。一対の昇降レール33,33の間には、昇降台34が設けられている。また、回転台32には、昇降台34を昇降させる駆動力を発生させる昇降台モータ32cが設けられている。
昇降台モータ32cの駆動軸に圧入されたモータギヤ32kには、図4に示すように、リレーギヤ32dが噛み合っている。リレーギヤ32dには、連結シャフトギヤ32eが噛み合っている。連結シャフトギヤ32eの中心部には、連結シャフト32fが貫通している。連結シャフト32fの両端部には、ウォーム32g,32gが固定されている。各ウォーム32gは、リレーギヤ32hと噛みっている。各リレーギヤ32hは、リードスクリューギヤ32iと噛み合っている。各リードスクリューギヤ32iは、リードスクリュー32jに固定されている。各リードスクリュー32jは、昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに延在するように設けられている。各リードスクリュー32jには、図3に示すように、昇降台34に設けられたナット34aが螺合している。
昇降台モータ32cが駆動されると、昇降台モータ32cの駆動力が、モータギヤ32k、リレーギヤ32d、連結シャフトギヤ32e、連結シャフト32f、ウォーム32g、リレーギヤ32h、リードスクリューギヤ32iを介してリードスクリュー32jに伝達され、リードスクリュー32jが回転する。これにより、昇降台34が一対の昇降レール33,33に沿って装置高さ方向Zに昇降する。
昇降台34には、図8に示すように、マガジントレイ21の係合凹部21dに係合可能な一対のフック35,35と、一対のフック35,35の開閉動作を行う機構を有すると共に前後へ移動させるチャック36とが設けられている。
また、昇降台34には、図5に示すように、チャックモータ34bが設けられている。チャックモータ34bの駆動軸に圧入されたモータギヤ34fには、減速ギヤ34cが噛み合っている。減速ギヤ34cは、リードスクリューギヤ34dに噛み合っている。リードスクリューギヤ34dは、リードスクリュー34eに固定されている。リードスクリュー34eは、一対の昇降レール33,33を結ぶ直線に対して直交する方向に延在するように設けられている。リードスクリュー34eには、チャック36に固定されたナット36aが螺合している。
チャックモータ34bが駆動されると、チャックモータ34bの駆動力が、モータギヤ34f、減速ギヤ34c、リードスクリューギヤ34d、リードスクリュー34eを介してナット36aに伝達され、チャック36がリードスクリュー34eに沿って移動する。
また、チャック36は、一対のフック35,35の間隔を調整可能に構成されている。チャック36が一対のフック35,35の間隔を縮めることにより、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させることができる。一方、チャック36が一対のフック35,35の間隔を拡げることにより、一対のフック35,35とマガジントレイ21の係合凹部21d,21dとの係合状態を解除することができる。
一対の昇降レール33は、U字状のアングル37の両側面に取り付けられている。一対のリードスクリュー32jの上端部は、アングル37の上面に回動自在に取り付けられている。
ピッカーモータ31c、回転台モータ31f、昇降台モータ32c、及びチャックモータ34bは、FFC(フレキシブルフラットケーブル)114(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図6〜図12は、ピッカー3がマガジントレイ21をケース22から引き出す様子を示している。走行ベース31が装置奥行き方向Xに走行するとともに、昇降台34が一対の昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに昇降することにより、図6に示すように、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2の前方までピッカー3が移動される。また、図7に示すように、チャック36が当該マガジン2の正面に向くように、回転台32が回転される。
その後、図8に示すように、チャック36が、マガジントレイ21に向けて前進し、図9に示すように、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させる。この状態で、チャック36がケース22から後退することで、マガジントレイ21がケース22から引き出される。
図10に示すように、チャック36が後退する(ケース22の前方に移動する)ことにより、マガジントレイ21のカット部21aがケース22の開口部22aを通過した後、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。言い換えれば、図11に示すように、マガジントレイ21の側面21bの頂点21f(回転軸32aからの距離が最も離れた位置)から回転軸32aまでの距離L1が、ケース22の側面の前端部22bから回転軸32aまでの距離L2よりも小さくなったとき、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。この回転台32の回転に伴い、マガジントレイ21が図11及び図12に示すように回転軸32aを略中心として回転する。その結果、図12に示すように、マガジントレイ21がケース22から完全に引き出される。
図12に示すように、ケース22から引き出されたマガジントレイ21は、ピッカー3の走行ベース31が装置後方へ走行することにより、図13及び図14に示すように、複数のディスクドライブ4の近傍に搬送される。その後、図15に示すように、ピッカー3のチャック36が前進し、リフター5上部のマガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置される。なお、図14及び図15では、手前側のディスクドライブ4の図示を省略している。
図16は、リフター5のマガジントレイガイド51を取り外した状態を示す分解斜視図であり、図17は、その組立斜視図である。
図16及び図17に示すように、リフター5は、昇降プレート52と、回転カム53と、駆動ギヤ54と、リレーギヤ55と、リフターモータ56とを備えている。
昇降プレート52は、棒状部材の一例である昇降ピン52aと、カムピン52bとを備えている。本実施形態では、3つの昇降ピン52aと3つのカムピン52bが、それぞれ120度間隔で設けられている。
3つの昇降ピン52aは、図15に示すように、マガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置された際に、図2Bに示すようにマガジントレイ21に設けられた3つの孔21eと一致する位置に設けられている。また、図14に示すように、マガジントレイガイド51には、3つの昇降ピン52aに対応する位置に3つの孔51aが設けられている。3つのカムピン52bは、リフター5の本体に設けられた3つのスリット5aに係合される。各スリット5aは、装置高さ方向Zに延在するように設けられている。
回転カム53の内周面には、3つのカムピン52bの先端部が摺動する斜面を有する3つのカム溝53aが設けられている。回転カム53の外周面には、カムギヤ53bが設けられている。カムギヤ53bは、駆動ギヤ54と噛み合っている。駆動ギヤ54は、リレーギヤ55と噛み合っている。リレーギヤ55は、リフターモータ56の駆動軸に圧入されたモータギヤ(図示せず)と噛み合っている。
リフターモータ56が駆動されると、リフターモータ56の駆動力が、モータギヤ(図示せず)、リレーギヤ55を介して駆動ギヤ54に伝達され、駆動ギヤ54が回転する。これにより、駆動ギヤ54とカムギヤ53bで噛み合う回転カム53が回転する。回転カム53が回転されると、3つのスリット5aで回転を規制される3つのカムピン52bの先端部が3つのカム溝53aの斜面を摺動し、昇降プレート52が装置高さ方向Zに昇降する。リフターモータ56は、FFC14(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図17に示すように、昇降プレート52が上昇すると、3つの昇降ピン52aがマガジントレイガイド51の3つの孔51a及びマガジントレイ21の3つの孔21eを通じてマガジントレイ21内に侵入する。この3つの昇降ピン52aの上昇により、マガジントレイ21から複数枚のディスク100が押し出される。3つの昇降ピン52aにより押し出された複数枚のディスク100は、キャリア106に保持される。
キャリア106は、図18に示すように、複数台(例えば、12台)のディスクドライブ4を収容するハウジング8に設けられている。キャリア106は、リフター5により押し出された複数枚のディスクを保持し、任意のディスクドライブ4から排出されたトレイ4aの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクを前記トレイ4aに載置するように構成されている。
図19及び図20に示すように、キャリア106は、装置高さ方向Zに移動する移動ベース161と、移動ベース161に設けられたディスクチャックユニット162とを備えている。
移動ベース161は、図21及び図22に示すように、ボールネジ63(図18参照)に接続されるブッシュ161aと、ガイドシャフト64(図18参照)に接続されるガイド軸受け161bとを備えている。キャリアモータ65(図18参照)が駆動されてボールネジ63が回転することにより、移動ベース161は、ボールネジ63及びガイドシャフト64にガイドされて装置高さ方向Zに移動する。移動ベース161の上面には、後述する各種ギヤの回動軸又は回動軸受けが設けられたギヤプレート163が取り付けられている。
ディスクチャックユニット162は、リフター5により押し出された複数枚のディスク100を保持し、当該保持した複数枚のディスク100を1枚ずつ分離するように構成されている。具体的には、ディスクチャックユニット162は、図23及び図24に示すように、セパレータフック164A,164Bと、ボトムフック165A,165Bと、スピンドルユニット166と、カムシャフトユニット167とを備えている。
図25は、セパレータフック164A,164Bとボトムフック165A,165Bの拡大斜視図である。各フック164A〜165Bは、略レバーの形状に形成され、装置高さ方向Zに延在する回動軸164Aa〜165Ba及び駆動ピン164Ab〜165Bbと、装置高さ方向Zに対して交差する方向に突出する爪部164Ac〜165Bcとを備えている。
また、本実施形態において、ディスク100の内周部には、図24に示すように、凹部100bが設けられている。凹部100bは、ディスク100の内周部の上側角部を平面100baと斜面100bbを有するように切断した形状に形成されている。セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面は、図25に示すように、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように斜面を有するように形成されている。また、各爪部164Ac〜165Bcの上面は、装置高さ方向Zに対して直交するように形成されている。
スピンドルユニット166は、図23及び図24に示すように、略円筒形状のスピンドルシャフト166aと、スピンドルシャフト166aの下方に設けられた略円錐台形状のスピンドルヘッド166bと、スピンドルシャフト166aの上端部に設けられたフランジ166cとを備えている。
スピンドルユニット166は、フランジ166cが移動ベース161に直接又は間接的に取り付けられることにより、移動ベース161と一体的に移動する。スピンドルシャフト166aの直径は、ディスク100の中心穴100aの直径とほぼ同じか若干小さいだけである。したがって、ディスク100の中心穴100aにスピンドルシャフト166aを挿入した状態で、スピンドルシャフト166aに対してディスク100が径方向に位置決めされる。なお、ディスク100には内周部に逃がし部103が形成されており、スピンドルシャフト166aによってガイドされる中心穴100aの範囲が従来の約半分となっている。このため、スピンドルシャフト166aの直径をディスク100の中心穴100aの直径とほぼ同じとしても、スピンドルシャフト166aを無理なく挿入することが可能となっている。
スピンドルヘッド166bは、図26に示すように、スピンドルシャフト166aの下端部にネジ166dにより固定される。スピンドルヘッド166bとスピンドルシャフト166aとの間には、4つの開口部166eが形成されている。これらの開口部166eを通じて各フック164A〜165Bの爪部164Ac〜165Bcが進退移動可能に構成されている。
スピンドルヘッド166bには、図27に示すように、4つの回動軸穴166baが設けられている。また、スピンドルシャフト166aには、図26に示すように、回動軸穴166baと対向する位置に回動軸穴166aaが設けられている。各フック164A〜165Bは、それぞれ対応する回動軸穴166aa,166baに回動軸164Aa〜165Baが挿入されることにより、回動自在に保持される。また、各フック164A〜165Bは、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面がボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面よりも略ディスク1枚分、上方に位置するようにそれぞれ保持される。さらに、セパレータフック164Aとセパレータフック164Bとは、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置で保持され、ボトムフック165Aとボトムフック165Bとは、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置で保持される。
なお、本実施形態においては、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcにより、最下部から1つ上のディスク100の下面内周部を支持可能な分離爪が構成されている。また、本実施形態においては、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcにより、最下部に位置するディスク100の下面内周部を支持可能な支持爪が構成されている。
カムシャフトユニット167は、図28に示すように、略円筒状のカムシャフト167aと、カムシャフト167aの上端部に設けられたカムギヤ167bと、カムシャフト167aの下端部に設けられたカムプレート168A,168Bとを備えている。
カムギヤ167bの中心部には、回動軸穴167baが設けられている。回動軸穴167baには、図22に示すように、ギヤプレート163に設けられた回動軸163aが挿入される。カムギヤ167bは、図19に示すように、リレーギヤ170と噛み合っている。リレーギヤ170は、例えば2つのギヤで構成され、それぞれの中心部に回動軸穴170aが設けられている。回動軸穴170aには、図22に示すように、ギヤプレート163に設けられた回動軸163bが挿入される。リレーギヤ170は、図19又は図21に示すように、移動ベース161に設けられたディスクチャックモータ171の駆動軸に圧入されたモータギヤ171aと噛み合っている。
ディスクチャックモータ171が駆動されると、ディスクチャックモータ171の駆動力が、モータギヤ171a、リレーギヤ170、カムギヤ167bを介してカムシャフト167aに伝達され、カムシャフト167aが回動軸163aを中心として回転する。
カムシャフト167aの下端部には、図28に示すように、カムプレート168Aと係合する係合部167aaと、カムプレート168Bと係合する係合部167abとが設けられている。係合部167aa,167abは、それぞれ断面D形状に形成されている。
カムプレート168Aの中央部には、D形状の回動軸穴168Aaが設けられている。カムプレート168Aは、回動軸穴168Aaにカムシャフト167aの係合部167aaが係合することで、カムシャフト167aと一体的に回動可能に構成されている。
カムプレート168Bの上面中央部には、D形状の回動軸穴168Baが設けられている。カムプレート168Bは、回動軸穴168Baにカムシャフト167aの係合部167abが係合することで、カムシャフト167aと一体的に回動可能に構成されている。
また、カムプレート168Bの下面中央部には、回動軸168Bbが設けられている。回動軸168Bbは、図23に示すようにスピンドルシャフト166aの下端部に設けられた回動軸受け166abに挿入される。図19に示す組立状態において、回動軸168Bbは、ギヤプレート163の回動軸163aと同軸上に位置する。
カムプレート168Aの上面には、カムシャフト167aが回動する際、セパレータフック164Aの駆動ピン164Abが摺動するカム溝168Ab(図28参照)が設けられている。図30A〜図30Dは、セパレータフック164Aの駆動ピン164Abがカム溝168Abを摺動する様子を示している。
カムプレート168Aの下面には、カムシャフト167aが回動する際、セパレータフック164Bの駆動ピン164Bbが摺動するカム溝168Ac(図29参照)が設けられている。図31A〜図31Dは、セパレータフック164Bの駆動ピン164Bbがカム溝168Acを摺動する様子を示している。カム溝168Acは、カム溝168Abと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
カムプレート168Bの上面には、カムシャフト167aが回動する際、ボトムフック165Bの駆動ピン165Bbが摺動するカム溝168Bc(図28参照)が設けられている。図32A〜図32Dは、ボトムフック165Bの駆動ピン165Bbがカム溝168Bcを摺動する様子を示している。
カムプレート168Bの下面には、カムシャフト167aが回動する際、ボトムフック165Aの駆動ピン165Abが摺動するカム溝168Bd(図29参照)が設けられている。図33A〜図33Dは、ボトムフック165Aの駆動ピン165Abがカム溝168Bdを摺動する様子を示している。カム溝168Bdは、カム溝168Bcと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット166の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
図34A〜図34Dは、カムシャフト167aと4つのフック164A〜165Bとの位置関係に着目して示す図である。
セパレータフック164Aとセパレータフック164Bとは、カムシャフト167aの回動に伴い、それらの爪部164Ac,164Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置(図34A及び図34B参照)と、スピンドルシャフト166aの外側の位置(図34C参照)と、スピンドルシャフト166aの更に外側の位置(図34D参照)に位置するように移動する。なお、セパレータフック164A,164Bには、回動範囲を規制するためにストッパー164Ad,164Bdが設けられている。
以下、全てのフック164A〜165Bがスピンドルシャフト166aの内側に位置する図34Aに示す位置を収納位置という。また、ボトムフック165A,165Bのみがスピンドルシャフト166aの外側に位置する図34Bに示す位置を支持位置という。また、全てのフック164A〜165Bがスピンドルシャフト166aの外側に位置する図34Cに示す位置を切換位置という。また、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側に位置し、ボトムフック165A,165Bがスピンドルシャフト166aの内側に位置する図34Dに示す位置を分離位置という。
次に、図35〜図43を用いて、キャリア106が複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置する動作について説明する。
なお、図35〜図43では、説明の便宜上、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Adとボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcとが同一断面上にあるものとして図示している。また、ここでは、昇降ピン52aが複数枚のディスク100をマガジントレイ21から押し出した状態から説明を開始する。
昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、図35に示すように、複数枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。このとき、各フック164A〜165Bは、収納位置(図34A参照)に位置する。
図36に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが複数枚のディスクのうち最下部に位置するディスクより下方に位置するまで昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが軸回りに正方向に回転する。これにより、図37に示すように、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
図38に示すように、移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。このとき、スピンドルヘッド166bと芯棒23の係合部23a(図2B参照)との係合が解除される。また、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100Bと、その1つ上のディスク100Aの間に形成される隙間、すなわち逃がし部である最下部のディスク100Bの凹部100bに対して挿入可能に位置決めされる。従来、ディスク100A,100B間には、上側のディスク100Aの下面側環状リブ101bと下側のディスク100Bの上面側環状リブ101aとが当接することによって得られる隙間が形成されているだけである。今回、最下部のディスク100Bの凹部100bによって、この隙間が大きく広げられている。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、支持位置(図34B参照)から切換位置(図34C参照)に移動する。そして、図39に示すように、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100Bと、その1つ上方に位置するディスク100Aとの隙間に挿入される。この隙間は、前述の通り、最下部のディスク100に形成された凹部100b(逃がし部)によって広げられている。したがって、スピンドルユニット166の挿入位置が上下方向に位置ずれし、あるいは、爪部164Ac,164Bcを肉厚として強度アップを図ったとしても、確実に爪部164Ac,164Bcを凹部100bへと進入させることができる。
ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される。その後、ディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
スピンドルユニット166に保持された複数枚のディスク100がトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ171が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から分離位置(図34D参照)に移動し、図40に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、図41に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。このとき、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側へと突出し、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面が、残りのディスクのうちの最下部のディスク100の内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
トレイ4a上に載置される最下部のディスク100は、スピンドルユニット166とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース161が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブと対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図示せず)。
ディスクチャックモータ171が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、分離位置(図34D参照)から切換位置(図34C参照)に移動し、図42に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの外側の位置に移動する。
ディスクチャックモータ171が更に逆駆動され、カムシャフト167aが更に逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から支持位置(図34B参照)に移動し、図43に示すように、セパレータ164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面で支持されていた残りのディスク100が、自重により落下し、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面で支持される。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、支持位置(図34B参照)から切換位置(図34C参照)に移動し、図39に示すように、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
スピンドルユニット166に保持された複数枚のディスク100が前記排出されたトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ171が更に駆動され、カムシャフト167aが更に正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが、切換位置(図34C参照)から分離位置(図34D参照)に移動し、図40に示すように、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcが、スピンドルシャフト166aの内側の位置に移動する。その結果、図41に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。また、このとき、セパレータフック164A,164Bがスピンドルシャフト166aの更に外側へと突出し、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方向に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、このとき、セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bcの上面が、残りのディスクのうち最下部のディスクの内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット166とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース161が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段(1段目)のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、各ディスクドライブ4のディスク100に対して記録又は再生可能となる。
次に、キャリア106が各ディスクドライブ4からディスク100を回収する動作について説明する。
まず、最上段のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
移動ベース161が下降され、当該トレイ4a上のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。このとき、各フック164A〜165Bは、収納位置(図34A参照)にある。
ディスク100がボトムフック165A,165Bの上方に位置するまで、移動ベース161が下降すると、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面がディスク100の内周部に接触して当該ディスク100を保持する。これにより、トレイ4a上のディスク100が回収される。
ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブ4と対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
スピンドルユニット166に保持されたディスクが前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース161が下降される。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが支持位置(図34B参照)から収納位置(図34A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット166に保持されたディスク100が自重により落下し、前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上に積層される。
移動ベース161が下降され、前記排出されたトレイ4a上の2枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット166が挿入される。
2枚のディスク100がボトムフック165A,165Bの上方に位置するまで、移動ベース161が下降すると、ディスクチャックモータ171(図21参照)が駆動され、カムシャフト167aが正方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが収納位置(図34A参照)から支持位置(図34B参照)に移動する。
移動ベース161が上昇され、ボトムフック165A,165Bの爪部165Ac,165Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。
ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最上段(1段目)のディスクドライブ4のディスク回収動作が完了する。このディスク回収動作を最下段のディスクドライブ4内のディスク100を回収するまで繰り返す。
スピンドルユニット166が全てのディスク100を回収すると、移動ベース161が上昇される。その後、ピッカー3が装置後方に移動して、スピンドルユニット166の下方にマガジントレイ21がセットされる。
移動ベース161が下降され、スピンドルヘッド166b(図21参照)が芯棒23の係合部23a(図2B参照)に係合し、スピンドルヘッド166bと芯棒23とが同軸となる。
ディスクチャックモータ171(図21参照)が逆駆動され、カムシャフト167aが逆方向に回転する。これにより、各フック164A〜165Bが支持位置(図34B参照)から収納位置(図34A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット166に保持された全てのディスク100が、スピンドルヘッド166b及び芯棒23に沿って、自重により落下し、マガジントレイ21内に収納される。
移動ベース161が上昇されて、スピンドルヘッド166bと芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
全てのディスク100を収納したマガジントレイ21は、ピッカー3によりマガジンストッカー1内に戻される。このマガジンストッカー1内へのマガジントレイ21の搬送は、例えば、図6〜図15を用いて説明した動作と逆の動作を行うことにより行われる。
本実施形態に係るディスク装置によれば、複数枚のディスク100を積層状態でキャリア106に保持させ、各ディスクドライブ4のトレイaの上方で複数枚のディスクから1枚のディスクを分離するようにしている。これにより、ディスクを1枚ずつマガジンからディスクドライブに搬送する従来のディスク装置に比べて、複数のディスクドライブ4のそれぞれにディスク100を搬送するのに要する時間を大幅に短縮することができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
また、前記実施形態では、キャリア106の分離爪(セパレータフック164A,164Bの爪部164Ac,164Bc)で、積層したディスク100の最下部のディスク100Aの1つ上に位置するディスク100Bを支持するようにしたが、任意の位置のディスク100を支持することにより、一度に複数枚のディスク100を排出することができるようにしてもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明にかかるディスク装置は、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するのに要する時間を抑えることができるので、特に、多数のマガジンを備えるディスク装置に有用である。
1 マガジンストッカー
11 底シャーシ
12 ガイドレール
13 把手
14 ラック
2 マガジン
21 マガジントレイ
21a カット部
21b 側面
21c 切欠部
21d 係合凹部
21e 孔
22 ケース
22a 開口部
23 芯棒
23a 係合部
3 ピッカー
31 走行ベース
31a 台車
31b ローラ
31c ピッカーモータ
31d 減速ギヤ
31e ピニオンギヤ
31f 回転台モータ
31g 減速ギヤ
31h ピッカーベース
31i モータギヤ
31j モータギヤ
32 回転台
32a 回転軸
32b 回転台ギヤ
32c 昇降台モータ
32d リレーギヤ
32e 連結シャフトギヤ
32f 連結シャフト
32g ウォーム
32h リレーギヤ
32i リードスクリューギヤ
32j リードスクリュー
33 昇降レール
34 昇降台
34a ナット
34b チャックモータ
34c 減速ギヤ
34d リードスクリューギヤ
34e リードスクリュー
34f モータギヤ
35 フック
36 チャック
37 アングル
4 ディスクドライブ
4a トレイ
5 リフター
5a スリット
51 マガジントレイガイド
51a 孔
52 昇降プレート
52a 昇降ピン(棒状部材)
52b カムピン
53 回転カム
53a カム溝
54 駆動ギヤ
55 リレーギヤ
56 リフターモータ
7 電気回路及び電源
8 ハウジング

100 ディスク
100a 中心穴
101a 上面側環状リブ
101b 下面側環状リブ
102 逃がし部(支持可能構造)
102a テーパ面
102b 水平面
102c 円筒面
103 凹部(支持可能構造)
104 突出部(支持可能構造)
106 キャリア
161 移動ベース
161a ブッシュ
161b ガイド軸受け
162 ディスクチャックユニット
163 ギヤプレート
163a,163b 回動軸
164A,164B セパレータフック
164Aa,164Ba 回動軸
164Ab,164Bb 駆動ピン
164Ac,164Bc 爪部(分離爪)
164Ad,164Bd ストッパー
165A,165B ボトムフック
165Aa,165Ba 回動軸
165Ab,165Bb 駆動ピン
165Ac,165Bc 爪部(支持爪)
165Ad,165Bd ストッパー
166 スピンドルユニット
166a スピンドルシャフト
166aa 回動軸穴
166ab 回動軸受け
166b スピンドルヘッド
166ba 回動軸穴
166c フランジ
166d ネジ
167 カムシャフトユニット
167a カムシャフト
167aa,167ab 係合部
167b カムギヤ
167ba 回動軸穴
168A,168B カムプレート
168Aa,168Ba 回動軸穴
168Ab,168Ac カム溝
168Bb 回動軸
168Bc,168Bd カム溝
170 リレーギヤ
170a 回動軸穴
171 ディスクチャックモータ
171a モータギヤ

Claims (7)

  1. 中心穴を有するディスクであって、
    積層した状態で、任意の一のディスクから1つ上に位置するディスクを、中心穴から外径側に突出する分離爪にて支持可能とするための支持可能構造を内周部に備えたことを特徴とするディスク。
  2. 前記支持可能構造は、ディスクの上面内周部に形成される逃がし部で構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク。
  3. 前記支持可能構造は、ディスクの下面内周部に形成される逃がし部で構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク。
  4. 前記逃がし部は、内周側に水平面を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のディスク。
  5. 前記支持可能構造は、ディスクの内周面に形成される凹部で構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク。
  6. 前記支持可能構造は、ディスクの内周面から突出する突出部で構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク。
  7. 前記支持可能構造は、ディスクの内周部の上面又は下面の少なくともいずれか一方から突出するリブで構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク。
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