JP2006012331A - 情報記録媒体及び情報記録媒体用基板成形金型 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録媒体用基板成形金型 Download PDF

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Katsusuke Shimazaki
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寿紀 杉山
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Abstract

【課題】 スペーサー等を用いずに安定した集積が可能な情報記録媒体を提供すること。
【解決手段】 中央部分に設けた中心孔12と、表裏両面に情報信号面が形成されたディスク状の基板11からなる情報記録媒体10であって、基板11は、表(A)面のクランプ領域16aに設けられたスタックリブ13と、裏(B)面のクランプ領域16bに設けられたスタックリブ14とを有している。スタックリブ13及びスタックリブ14は、基板11と一体に成形され、断面テーパ形状を有し、更に、スタックリブ13の径はスタックリブ14の径より小さく、他の情報記録媒体を重ねたときに、互いに嵌合するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記録媒体等に関し、より詳しくは、信号面の接触を避けながら安定した基板集積が可能な情報記録媒体等に関する。
近年、光ディスクは大容量、高密度の情報記録媒体として開発され、実用化されている。最近は、さらなる大容量化の検討が進められ、例えば、レーザ光は、赤色レーザから青色レーザへと短波長化し、レンズの開口率は、0.65から0.85へ増大している。
このような光ディスクは、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)は、0.6mmの情報信号面が転写された円盤状の成形基板と、同様の厚さの信号面を有さない基板とを貼着し、信号面を内側にして製造される。DVD−RAMの両面記録製品においては、0.6mmの情報信号面が転写された円盤状の成形基板を2枚用意し、互いの情報信号面を内側にして貼り合わせて製造される。
また、デジタル放送のHDTV(High Definition Television)クラスの画質で録画を行うために開発されたBD(Blu−ray Disc)は、1.1mmの基板に情報信号面を転写し、その情報信号面に0.1mmのカバー層を設けて製造される。また、ストレージデバイスとして更に高記憶容量が要求される場合、光ディスクの表裏両方に信号面を設けることも検討されている。
ところで、光ディスクは、通常、成形用のスタンパを装着した成形金型を用いて射出成形等によりディスク状基板を成形し、この基板上に反射層等の他の層を設けて製造される。その際、成形したディスク状基板を一時的に保管する場合、例えば、ストッカーの中央部の支柱にディスク状基板の中心孔を貫通させ、複数のディスク状基板を重ねる方法が採用されている。
図5は、成形したディスク状基板の保管状態を説明する図である。図5(a)は、スタックリブ53を有するディスク基板51aをストッカー50aに集積した状態であり、図5(b)は、スペーサー54を介してディスク基板51bをストッカー50bに集積した状態である。例えば、図5(a)に示すように、ディスク基板51aの信号面とは反対の面上に環状凸部であるスタックリブ53を形成し、これをストッカー50aの中央部の支柱55にディスク基板51aの中心孔を貫通させ、ディスク基板51aの信号情報面と他のディスク状基板との接触を避けるようにしている(特許文献1、特許文献2参照)。
また、このようなスタックリブは、スタンパを用いて射出成形によりディスク基板を成形する際に、環状溝を設けたスタンパを用いる方法が知られている(特許文献3参照)。
実開平2−12770号公報 特開平7−125011号公報 特開2003−80567号公報
ところで、特許文献1又は特許文献2に記載されているような、片側にスタックリブが形成されたディスク状基板は、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)用0.6mm基板等については、ストッカーに集積する場合、その最下層部では信号面が接触するという問題が起こりうる。また、多数のディスク状基板をカートリッジ等に収納する場合も、同様な問題が生じる。
また、特許文献3の場合は、スタンパ上に環状溝を設けると、スタンパの強度を確保するために溝深さに制約があり、またスタンパの寿命の観点からも望ましくない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものである。
即ち、本発明の目的は、スペーサー等を用いずに安定した集積が可能な情報記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、安定した集積が可能な情報記録媒体が製造可能な金型を提供することにある。
そこで本発明者等は鋭意検討の結果、ディスク状基板の両面にスタックリブを設けたところ、安定したディスク状基板の集積が可能であることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成した。
即ち、本発明によれば、ディスク状基板と、ディスク状基板の第1面及び第2面の両面にそれぞれ設けられたスタックリブと、を有する情報記録媒体が提供される。
本発明が適用される情報記録媒体の両面に設けられたスタックリブは、複数のディスク状基板を重ねる際に、スタックリブ同士が嵌合する形状に形成されていることを特徴とすれば、複数の情報記録媒体を安定して集積することができる。
本発明が適用される情報記録媒体において、複数のディスク状基板を重ねる際に、スタックリブ同士が嵌合する形状としては、スタックリブが、ディスク状基板の中心から所定の半径を有する連続又は不連続な環状凸部の形状に形成されていることが好ましい。
さらに、ディスク状基板上に環状凸部の形状に形成されたスタックリブの半径は、ディスク状基板の第1面及び第2面の両面において異なるように形成されていることが好ましく、また、半径が、複数のディスク状基板を重ねる際に、スタックリブ同士が嵌合する程度の内径差を有するように、ディスク状基板の第1面及び第2面の両面において異なることが好ましい。
また、スタックリブ同士が嵌合する形状として、環状凸部の少なくとも一部に、複数のディスク状基板を重ねる際に、スタックリブ同士が嵌合するように形成された不連続部又は突出部を有することが好ましい。
更に、スタックリブは、ディスク状基板の半径方向の断面が、所定の傾斜角度を有するテーパ形状であることが好ましく、スタックリブ同士の嵌合を容易にすることができる。
本発明が適用される情報記録媒体は、ディスク状基板とスタックリブとは、一体に成形されるものであることが好ましい。
また、本発明が適用される情報記録媒体は、ディスク状基板の第1面及び第2面の両面に、光情報の記録再生用の情報信号面がそれぞれ形成されているものであることが好ましく、さらに、情報信号面上に、更に反射層がそれぞれ形成されていることが好ましい。
次に、本発明によれば、情報記録媒体用基板を成形するための金型であって、固定側金型と、固定側金型に取り付けられ、第1の情報信号面を形成する第1のスタンパと、固定側金型に対向した可動側金型と、可動側金型に取り付けられ、第2の情報信号面を形成する第2のスタンパと、を備え、固定側金型及び可動側金型にそれぞれ形成されたスタックリブ形成用の環状溝を有する情報記録媒体用基板成形金型が提供される。
ここで、本発明が適用される情報記録媒体用基板成形金型において、スタンパを金型に取り付ける方式として、スタンパホルダを用いる方式と、スタンパを吸引によって保持する方式とが挙げられる。スタンパを金型に取り付ける方式の場合は、スタックリブ形成用の環状溝が、第1のスタンパを固定側金型に取り付けるスタンパホルダと、第2のスタンパを可動側金型に取り付けるスタンパホルダと、にそれぞれ形成されていることが好ましい。また、スタンパを吸引によって保持する方式の場合は、スタックリブ形成用の環状溝が、固定側金型のミラー部と、可動側金型のミラー部と、にそれぞれ形成されていることが好ましい。
かくして本発明によれば、スペーサー等を用いずに安定した集積が可能な情報記録媒体が得られる。
以下、図面に基づき、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態)について説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することが出来る。
図1は、本実施の形態が適用される情報記録媒体を説明する図である。図1(a)は、情報記録媒体の断面図であり、図1(b)は、情報記録媒体の表面であり、図1(c)は、情報記録媒体の裏面であり、図1(d)は、スタックリブの径を説明する図である。尚、本図は、各部分の実際の大きさを表すものではない。
図1(a)には、ディスク状の基板の表裏両面にスタックリブを設けた情報記録媒体10が示されている。図1(a)に示すように、情報記録媒体10は、ディスク状の基板11からなり、基板11は、中央部分に設けられた中心孔12と、表(A)面の中心孔12と基板11の外周縁との間に設けられた環状凸部であるスタックリブ13及び同様に裏(B)面に設けられたスタックリブ14とを有している。スタックリブ13及びスタックリブ14と基板11とは、例えば、射出成形等により一体に成形されている。また、図示しないが、基板11の表(A)面及び裏(B)面の両面には、後述するように、情報信号面が形成されている。図1(a)に示すように、スタックリブ13の径はスタックリブ14の径より小さく形成されており、後述するように、他の情報記録媒体を重ねたときに、互いに嵌合するように形成されている。また、環状凸部であるスタックリブ13及びスタックリブ14の幅は、基板11から離れる程狭まるように形成されており、断面はテーパ形状を有している。
ディスク状の基板11に設けられた中心孔12は、通常、内径15mm程度、外径140mm程度である。基板11の厚さは、通常、2mm程度である。スタックリブ13の内径は、通常、26.5mm程度であり、スタックリブ14の内径は、通常、28mm程度である。スタックリブ13又はスタックリブ14の幅は、通常、1mm〜2mmである。
次に、図1(b)に示すように、基板11の表(A)面は、所定のランド/グルーブ構造又はピットが形成された情報信号面15aと、基板11の情報信号面15a以外の部分で中心孔12の周囲に設けられたクランプ領域16aとを有している。図1(b)に示すように、スタックリブ13は、クランプ領域16aの内周側に設けられ、所定の幅を有する環状凸部である。また、スタックリブ13の外周側には、環状形状の一部が外側に張り出し、先端が鋭角上に形成された4箇所の突出部131が設けられている。尚、ここで環状凸部とは、基板11の表(A)面に連続的に形成された環状凸部、又は、一部に切り欠きが形成され、複数の円弧上の凸部が環状に配置された不連続な環状凸部が含まれる。さらに、環状凸部には、必要に応じて、凹凸、基板11の半径方向の内側又は外側に張り出した突出部が設けられていてもよい。
次に、図1(c)に示すように、基板11の裏(B)面は、表(A)面と同様に、所定のランド/グルーブ構造又はピットが形成された情報信号面15bと、基板11の情報信号面15b以外の部分で中心孔12の周囲に設けられたクランプ領域16bとを有している。図1(b)に示すように、スタックリブ14は、クランプ領域16bの内周側に設けられ、所定の幅を有する環状凸部である。また、スタックリブ14には、環状形状の一部が不連続となる切り欠き141が4箇所設けられている。
次に、図1(d)は、基板11の裏(B)面を説明する図に、表(A)面に設けられたスタックリブ13(点線)を重ね合わせたものである。前述したように、スタックリブ13の径はスタックリブ14の径より小さく形成されており、複数の情報記録媒体を重ねたときに、スタックリブ13の4箇所の突出部131が、スタックリブ14の4つの切り欠き141に嵌めこまれ、互いに嵌合するように形成されている。
このように、スタックリブ13とスタックリブ14とを、それぞれ異なる形状に形成すると、情報記録媒体10の表裏を、目視等で容易に区別することができる。また、情報記録媒体10を再生記録装置に搭載する場合に、このような形状の差異を利用した表裏判別を行うことができるという利点が生じる。
尚、スタックリブ13又はスタックリブ14は、基板11の表(A)面又は裏(B)面において、それぞれ、同様な位置に形成しても良く、また異なる位置に形成しても良い。
尚、基板11は、記録光及び再生光の波長において光透過性材料であれば、種々の材料を使用することができる。例えば、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリル産メチル等のアクリル樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリイミド系樹脂、非晶質ポリオレフィン等の高分子材料;ガラス等の無機材料等が挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート樹脂が好ましい。
基板11の表(A)面に形成された情報信号面15a上と裏(B)面に形成された情報信号面15b上とには、通常、反射層が設けられる。反射層を形成する材料としては、例えば、Au、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、Ta及びPdの金属を、単独又は合金にして用いることができる。反射層を形成する方法としては、例えば、スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。
更に、反射層の上には、例えば、SiO、SiN、MgF、SnO等の無機物質、又は、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート等のアクリレート樹脂系紫外線硬化性樹脂等の有機物質からなる保護層が設けられる。
尚、必要に応じて、情報信号面15a上又は情報信号面15b上に、直接又は他の層を介して記録層を設けることもできる。記録層を形成する材料として、フタロシアニン色素等の有機色素、又は相変化材料等が挙げられる。
図2は、本実施の形態が適用される情報記録媒体の他の態様を説明する図である。図2(a)は、情報記録媒体の断面図であり、図2(b)は、情報記録媒体の表面であり、図2(c)は、情報記録媒体の裏面であり、図2(d)は、スタックリブの径を説明する図である。尚、本図は、各部分の実際の大きさを表すものではない。
図2(a)には、ディスク状の基板の表裏両面にスタックリブを設けた情報記録媒体20が示されている。図2(a)に示すように、情報記録媒体20は、中央部分に中心孔22を設けたディスク状の基板21と、表(A)面の中心孔22と基板21の外周縁との間に設けられた環状凸部であるスタックリブ23及び同様に裏(B)面に設けられたスタックリブ24とを有している。スタックリブ23及びスタックリブ24と基板21とは、例えば、射出成形等により一体に成形されている。また、図示しないが、基板21の表(A)面及び裏(B)面の両面には、情報信号面が形成されている。
図2(a)に示すように、スタックリブ23の径はスタックリブ24の径より小さく形成されており、他の情報記録媒体を重ねたときに、互いに嵌合するように形成されている。
また、環状凸部であるスタックリブ23及びスタックリブ24の断面はテーパ形状を有している。
次に、図2(b)に示すように、基板21の表(A)面は、所定のランド/グルーブ構造又はピットが形成された情報信号面25aと、基板21の情報信号面25a以外の部分で中心孔22の周囲に設けられたクランプ領域26aとを有している。図2(b)に示すように、スタックリブ23は、クランプ領域26aの内周側に設けられ、所定の幅を有する環状凸部である。また、スタックリブ23の外周側には、環状形状の一部が外側に張り出し、先端が鋭角上に形成された4箇所の突出部231が設けられている。さらに、スタックリブ23には、環状形状の一部が不連続となる切り欠き232が4箇所設けられている。
次に、図2(c)に示すように、基板21の裏(B)面は、表(A)面と同様に、所定のランド/グルーブ構造又はピットが形成された情報信号面25bと、基板21の情報信号面25b以外の部分で中心孔22の周囲に設けられたクランプ領域26bとを有している。図2(b)に示すように、スタックリブ24は、クランプ領域26bの内周側に設けられ、所定の幅を有する環状凸部である。また、スタックリブ24には、環状形状の一部が不連続となる切り欠き241が4箇所設けられている。さらに、スタックリブ24の内周側には、環状形状の一部が内側に張り出し、先端が鋭角上に形成された4箇所の突出部242が設けられている。
次に、図2(d)は、基板21の裏(B)面を説明する図に、表(A)面に設けられたスタックリブ23(点線)を重ね合わせたものである。前述したように、スタックリブ23の径はスタックリブ24の径より小さく形成されており、複数の情報記録媒体を重ねたときに、スタックリブ23の4箇所の突出部231が、スタックリブ24の4つの切り欠き241に嵌めこまれ、さらに、スタックリブ23の4箇所の切り欠き232に、スタックリブ24の4つの突出部242が嵌めこまれ、互いに嵌合するように形成されている。
図3は、本実施の形態が適用される情報記録媒体の集積状態を説明する図である。尚、本図は、各部分の実際の大きさを表すものではない。
図3には、支柱30aを設けたストッカー30に集積された複数の情報記録媒体(31,32,33,・・・)が示されている。図3に示すように、本実施の形態が適用される情報記録媒体は、ディスク状の基板の表裏両面に、径が異なり且つ断面テーパ形状のスタックリブをそれぞれ設けた構造を有する。このため、複数の情報記録媒体を集積する際に、例えば、情報記録媒体32の表面に設けたスタックリブ323と情報記録媒体33の裏面に設けたスタックリブ334とが嵌合し、情報記録媒体32の裏面に設けたスタックリブ324と情報記録媒体31の表面に設けたスタックリブ313とが互いに嵌合し、その結果、複数の情報記録媒体(31,32,33,・・・)が、ストッカー30に安定して集積される。
また、上述したように、ディスク状の基板の表裏両面に設けた断面テーパ形状のスタックリブが互いに嵌合することにより、支柱30aを用いることなく、複数の情報記録媒体を安定して集積することができる。
図4は、本実施の形態が適用される情報記録媒体用基板成形金型を説明する図である。図4(a)は、スタンパをスタンパホルダによって取り付けた金型であり、図4(b)は、スタンパを吸引によって保持する金型である。
図4(a)には、スタンパをスタンパホルダによって取り付けた情報記録媒体用基板成形金型40aが示されている。図4(a)に示すように、情報記録媒体用基板成形金型40aは、固定側金型3及び可動側金型4から構成されている。固定側金型3は、鏡面状のスタンパ取り付け面を有する固定側ミラー部材にスタンパ1を取り付ける固定側スタンパホルダ5と、溶融樹脂の射出口であるスプルー7と、を有する。一方、可動側金型4は、鏡面状のスタンパ取り付け面を有する可動側ミラー部材にスタンパ2を取り付ける可動側スタンパホルダ6と、ディスク状の成形基板41aの中央に中心孔42aを開けるためのゲートカッター8と、を有する。また、固定側スタンパホルダ5には固定側スタックリブ形成溝45が形成され、可動側スタンパホルダ6には可動側スタックリブ形成溝46が形成されている。スタンパ1とスタンパ2との間には、溶融樹脂が射出されるキャビティ9が形成される。
図4(a)に示すように、情報記録媒体用基板成形金型40aを用いてディスク状の成形基板41aを成形する場合は、可動側金型4に取り付けられたスタンパ2と、固定側金型3に取り付けられたスタンパ1との間に形成されたキャビティ9中に、高温の溶融樹脂が射出される。この場合、可動側スタンパホルダ6に設けた可動側スタックリブ形成溝46により、成形基板41aの可動側面側にスタックリブ43aが形成され、また、固定側スタンパホルダ5に設けた固定側スタックリブ形成溝45により、成形基板41aの固定側面側のスタックリブ44aが形成される。このように、成形基板41aを成形する際に、成形基板41aの表裏両面に設けられるスタックリブ43a,44aが同時に形成される。
次に、図4(b)には、スタンパを吸引によって保持した情報記録媒体用基板成形金型40bが示されている。図4(b)に示すように、情報記録媒体用基板成形金型40bは、固定側金型3及び可動側金型4から構成されている。固定側金型3は、スタンパ取り付け面を有する固定側ミラーインサート5’にスタンパ1を取り付ける固定側スタンパ吸引溝47と、溶融樹脂の射出口であるスプルー7’と、を有する。一方、可動側金型4は、スタンパ取り付け面を有する可動側ミラーインサート6’にスタンパ2を取り付ける可動側スタンパ吸引溝48と、ディスク状の成形基板41bの中央に中心孔42bを開けるためのゲートカッター8と、を有する。また、固定側ミラーインサート5’には固定側スタックリブ形成溝45が形成され、可動側ミラーインサート6’には可動側スタックリブ形成溝46’が形成されている。スタンパ1とスタンパ2との間には、溶融樹脂が射出されるキャビティ9が形成される。
図4(b)に示すように、情報記録媒体用基板成形金型40bを用いてディスク状の成形基板41bを成形する場合は、スタンパ2とスタンパ1との間に、高温の溶融樹脂が射出される。この場合、スタンパ1,2の内径より内側に位置する可動側ミラーインサート6’に設けた可動側スタックリブ形成溝46’により、成形基板41bの可動側面側にスタックリブ43bが形成され、また、固定側ミラーインサート5’に設けた固定側スタックリブ形成溝45’により、成形基板41bの固定側面側のスタックリブ44bが形成される。このように、成形基板41bを成形する際に、成形基板41bの表裏両面に設けられるスタックリブ43b,44bが同時に形成される。
このように、本実施の形態が適用される情報記録媒体用基板成形金型40aによれば、固定側及び可動側両方のスタンパ押さえ部材に環状溝を設けることにより、表裏両面にスタックリブを有するディスク状基板の成形が可能である。この情報記録媒体用基板成形金型40aによって成形されたディスク状の成形基板41aは、互いに相対するスタックリブ43a,44aの内径を微小量変化させることにより、複数のディスク状の成形基板41aを集積する際に、テーパー状に形成されたスタックリブ43a,44aが互いに嵌合し、安定した基板集積が可能である。また、表裏両面のスタックリブ43a,44aの径が異なることにより、成形基板41aの表裏判別が容易である。
また、本実施の形態が適用される情報記録媒体用基板成形金型40bによれば、吸引により保持されたスタンパ内周部よりも内側のミラー部に環状溝を設けることにより、両面にスタックリブを有するディスク状の成形基板41bの成形が可能である。この情報記録媒体用基板成形金型40bによって成形されたディスク状の成形基板41bも、情報記録媒体用基板成形金型40aを用いて成形した成形基板41a基板と同等の効果が得られる。
本実施の形態が適用される情報記録媒体を説明する図である。 本実施の形態が適用される情報記録媒体の他の態様を説明する図である。 本実施の形態が適用される情報記録媒体の集積状態を説明する図である。 本実施の形態が適用される情報記録媒体用基板成形金型を説明する図である。 成形したディスク状基板の保管状態を説明する図である。
符号の説明
1,2…スタンパ、3…固定側金型、4…可動側金型、5…固定側スタンパホルダ、5’…固定側ミラーインサート、6…可動側スタンパホルダ、6’…可動側ミラーインサート、7,7’…スプルー、8…ゲートカッター、9…キャビティ、10,20,31,32,33…情報記録媒体、11,21…基板、12,22,42a,42b…中心孔、13,14,23,24,43a,43b,44a,44b,53,313,323,324,334…スタックリブ、15a,15b,25a,25b…情報信号面、16a,16b,26a,26b…クランプ領域、30,50a,50b…ストッカー、30a,55…支柱、40a,40b…情報記録媒体用基板成形金型、41a,41b…成形基板、45…固定側スタックリブ形成溝、46…可動側スタックリブ形成溝、47…固定側スタンパ吸引溝、48…可動側スタンパ吸引溝、51a,51b…ディスク基板、131,231,242…突出部、141,232,241…切り欠き

Claims (12)

  1. ディスク状基板と、
    前記ディスク状基板の第1面及び第2面の両面にそれぞれ設けられたスタックリブと、を有することを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記スタックリブは、複数のディスク状基板を重ねる際に、当該スタックリブ同士が嵌合する形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 前記スタックリブは、前記ディスク状基板の中心から所定の半径を有する連続又は不連続な環状凸部であることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 前記スタックリブは、前記半径が当該ディスク状基板の第1面及び第2面の両面において異なることを特徴とする請求項3記載の情報記録媒体。
  5. 前記半径が、複数のディスク状基板を重ねる際に、前記スタックリブ同士が嵌合する程度の内径差を有するように、当該ディスク状基板の第1面及び第2面の両面において異なることを特徴とする請求項3記載の情報記録媒体。
  6. 前記環状凸部の少なくとも一部に、複数のディスク状基板を重ねる際に、前記スタックリブ同士が嵌合するように形成された不連続部又は突出部を有することを特徴とする請求項3記載の情報記録媒体。
  7. 前記スタックリブは、前記ディスク状基板の半径方向の断面が、所定の傾斜角度を有するテーパ形状であることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  8. 前記ディスク状基板と前記スタックリブとは、一体に成形されることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  9. 前記ディスク状基板の第1面及び第2面の両面に、光情報の記録再生用の情報信号面がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  10. 情報記録媒体用基板を成形するための金型であって、
    固定側金型と、
    前記固定側金型に取り付けられ、第1の情報信号面を形成する第1のスタンパと、
    前記固定側金型に対向した可動側金型と、
    前記可動側金型に取り付けられ、第2の情報信号面を形成する第2のスタンパと、を備え、
    前記固定側金型及び前記可動側金型にそれぞれ形成されたスタックリブ形成用の環状溝を有することを特徴とする情報記録媒体用基板成形金型。
  11. 前記環状溝が、前記第1のスタンパを前記固定側金型に取り付けるスタンパホルダと、前記第2のスタンパを前記可動側金型に取り付けるスタンパホルダと、にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項10記載の情報記録媒体用基板成形金型。
  12. 前記環状溝が、前記固定側金型のミラー部と、前記可動側金型のミラー部と、にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項10記載の情報記録媒体用基板成形金型。
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