JPWO2013027308A1 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

レンズ鏡筒3は、1群レンズG1を有する1群レンズ枠10と、1群レンズ枠10が取り付けられた調整ベース15と、調整ベース15が取り付けられた前固定枠80と、を備えている。調整ベース15は、前固定枠80に対して、位置又は傾きが調整可能に取り付けられている。1群レンズ枠10は、調整ベース15に対して、着脱可能に取り付けられている。

Description

ここに開示された技術は、レンズ鏡筒に関するものである。
近年、被写体の画像データを生成する撮像装置が急速に普及している。この撮像装置には、焦点距離を調整するためのレンズ鏡筒が搭載されている。撮像装置には、例えば、一体式又はレンズ交換式のカメラがある。一体式のカメラにはレンズ鏡筒が内蔵されている。レンズ交換式のカメラは、カメラ本体と、このカメラ本体に取り外し可能に装着されたレンズ鏡筒とを備えている。
このようなレンズ鏡筒においては、所望の光学性能を実現するため、レンズの位置調整が行われる。例えば、特許文献1のレンズ鏡筒では、そのような位置調整として、レンズの偏心調整を行うようになっている。
特開平11−271587号公報
ところで、特許文献1のものにおいては、レンズの位置調整を行った後、ごみの除去等メンテナンスのため、レンズ鏡筒を一旦分解すると、それを再度組み立てるとき、レンズの位置調整をもう一度行わなければならない。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズの位置又は傾きの調整を行った後、レンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することにある。
ここに開示された技術は、少なくとも1個以上のレンズを有するレンズ枠と、前記レンズ枠が取り付けられたレンズ調整枠と、前記レンズ調整枠が取り付けられた固定枠とを備え、前記レンズ調整枠は、前記固定枠に対して、位置又は傾きが調整可能に取り付けられており、前記レンズ枠は、前記レンズ調整枠に対して、着脱可能に取り付けられているものとする。
前記レンズ鏡筒によれば、レンズの位置又は傾きの調整を行った後、レンズ枠の脱着を行うことによってレンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することができる。
図1は、実施形態に係る撮像装置の斜視図である。 図2は、レンズ鏡筒を取り外したときのカメラ本体の斜視図である。 図3は、レンズ鏡筒を斜め前方から見た斜視図である。 図4は、レンズ鏡筒を斜め後方から見た斜視図である。 図5は、レンズ鏡筒の分解斜視図である。 図6は、広角端におけるレンズ鏡筒の断面図である。 図7は、望遠端におけるレンズ鏡筒の断面図である。 図8は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の分解斜視図である。 図9は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の斜視図である。 図10は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の正面図である。 図11は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の側面図である。 図12は、1群レンズ枠を取り外したときの図10相当図である。 図13は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の斜視図である。 図14は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の断面図である。 図15は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の分解斜視図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<1.撮像装置及びレンズ鏡筒の外観>
図1に撮像装置1の斜視図を示す。撮像装置1は、レンズ交換式のデジタルカメラである。撮像装置1は、カメラ本体2と、カメラ本体2に取り外し可能に装着されたレンズ鏡筒3とを備えている。本実施形態では、便宜上、レンズ鏡筒3の光軸方向における被写体側を前とし、光軸方向におけるカメラ本体側を後として説明する。また、特段の説明が無い限り、周方向とは、光軸周りの周方向を意味し、半径方向とは、光軸を中心とする半径方向を意味する。
図2に、レンズ鏡筒3を取り外したときのカメラ本体2の斜視図を示す。カメラ本体2は、レンズ鏡筒3を取り付ける部分であるボディマウント2aと、レンズ鏡筒3で形成された光学像を撮像して画像データに変換する撮像素子2bとを有している。
図3に、レンズ鏡筒3を斜め前方から見た斜視図を、図4に、レンズ鏡筒3を斜め後方から見た斜視図を示す。レンズ鏡筒3には、詳しくは後述するが、後端にレンズマウント110が設けられている。レンズ鏡筒3は、レンズマウント110及びボディマウント2aを介してカメラ本体2と機械的及び電気的に接続される。レンズ鏡筒3は、全長固定型のズームレンズである。
<2−1.レンズ鏡筒の構成>
図5に、レンズ鏡筒3の分解斜視図を、図6に、広角端におけるレンズ鏡筒3の断面図を、図7に、望遠端におけるレンズ鏡筒3の断面図を示す。レンズ鏡筒3は、複数のレンズで構成される光学系Lと、レンズを保持する第1〜第7レンズ枠10〜70と、第1〜第7レンズ枠10〜70を支持及び収容する前固定枠80及び後固定枠90と、プリント基板100と、レンズマウント110と、フィルタリング120と、フォーカスリング130と、中間リング140と、ズームリング150と、円筒状の外枠160とを備えている。
詳しくは、光学系Lは、被写体の光学像を形成するためのズームレンズ系であり、1群〜7群レンズG1〜G7で構成されている。1群レンズG1は、第1〜第3レンズL1〜L3で構成されている。2群レンズG2は、第4〜第6レンズL4〜L6で構成されている。2群レンズG2は、ズームレンズである。3群レンズG3は、第7〜第9レンズL7〜L9で構成されている。4群レンズG4は、第10及び第11レンズL10,L11で構成されている。4群レンズG4は、像ブレ補正用のレンズである。5群レンズG5は、第12レンズL12で構成されている。6群レンズG6は、第13レンズL13で構成されている。5群及び6群レンズG5,G6は、フォーカスレンズである。7群レンズG7は、第14レンズL14で構成されている。尚、第1レンズL1は、レンズL1〜L14のうち最も被写体に近い第1のレンズである。
前固定枠80は、円筒状の部材である。前固定枠80の前端には、中央に開口を有する環状の前壁81が設けられている。前固定枠80の後端には、半径方向外方に突出するフランジ82が設けられている。前固定枠80には、後述する2群レンズ枠20を駆動するズームモータ23(図13〜図15を参照)が設けられている。
後固定枠90は、円筒状の部材である。後固定枠90の後端には、中央に開口を有する環状の後壁91が設けられている。後壁91の開口縁には、さらに後方に延びる円筒部92が設けられている。後固定枠90には、後述する5群レンズ枠50を駆動する第1フォーカスモータ52(図13〜図15を参照)と後述する6群レンズ枠60を駆動する第2フォーカスモータ(図示省略)とが設けられている。
前固定枠80と後固定枠90とは、連結されて、一体的な円筒を形成する。前固定枠80及び後固定枠90内には、光軸方向に延びる2本の第1シャフト83と、光軸方向に延びる2本の第2シャフト84とが設けられている。第1シャフト83は、前固定枠80の前壁81と後固定枠90の後壁91とで支持されている。第2シャフト84は、前固定枠80のフランジ82と後固定枠90の後壁91とで支持されている。前固定枠80及び後固定枠90は、その前端において1群レンズ枠10を支持し、その後端において7群レンズ枠70を支持し、その内方において2群〜6群レンズ枠20〜60を収容している。図5では、説明の便宜上、2群レンズ枠20が前固定枠80よりも前方へ露出した状態を図示している。
1群レンズ枠10は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において1群レンズG1を保持している。1群レンズ枠10は、調整ベース15(レンズ調整枠)を介して、前固定枠80の前壁81の前面に取り付けられている。調整ベース15は、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整するための部材である。調整ベース15は、前固定枠80に対して、光軸AXに対する傾きが調整可能に取り付けられている。
2群レンズ枠20は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において2群レンズG2を保持している。2群レンズ枠20は、軸受部22を介して第1シャフト83に、光軸方向に移動可能に支持されている。2群レンズ枠20は、前固定枠80に設けられた前記ズームモータ23によって駆動され、光軸方向に移動する。
3群レンズ枠30は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において第7レンズL7を保持する前枠31と、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において第8及び第9レンズL8,L9を保持する後枠32とを有している。前枠31と後枠32との間には、絞り機構33が設けられている。3群レンズ枠30は、後固定枠90の前部に固定されている。
4群レンズ枠40は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において4群レンズG4を保持している。4群レンズ枠40は、光軸AXに直交する平面内で移動可能な状態で、3群レンズ枠30の後枠32に支持されている。4群レンズ枠40には、2つのマグネット(図示省略)が設けられている。一方、後枠32には、2つのコイル(図示省略)が設けられている。4群レンズ枠40は、後枠32のコイルにより発生させられる磁力によって駆動され、光軸AXに直行する平面内で移動する。
5群レンズ枠50は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において5群レンズG5を保持している。5群レンズ枠50は、軸受部51を介して第2シャフト84に、光軸方向に移動可能に支持されている。5群レンズ枠50は、後固定枠90に設けられた前記第1フォーカスモータ52によって駆動され、光軸方向に移動する。
6群レンズ枠60は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において6群レンズG6を保持している。6群レンズ枠60は、軸受部61を介して第1シャフト83に、光軸方向に移動可能に支持されている。6群レンズ枠60は、後固定枠90に設けられた前記第2フォーカスモータによって駆動され、光軸方向に移動する。
7群レンズ枠70は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において7群レンズG7を保持している。7群レンズ枠70は、後固定枠90の円筒部92の後端面に取り付けられている。
このように、1群レンズ枠10、3群レンズ枠30及び7群レンズ枠70は、前固定枠80又は後固定枠90に固定的に支持されている。2群レンズ枠20、5群レンズ枠50及び6群レンズ枠60は、光軸方向に移動可能に前固定枠80又は後固定枠90に支持されている。4群レンズ枠40は、光軸AXに直交する平面内で移動可能な状態で3群レンズ枠30に支持されている。
レンズマウント110は、中央に開口を有する環状の部材であって、ボディマウント2aに装着可能に構成されている。レンズマウント110は、後固定枠90の後壁91に取り付けられている。
プリント基板100には、少なくとも、レンズマイコン(図示省略)と、メモリとが設けられている。プリント基板100には、レンズ鏡筒3の電装部品がフレキシブルプリント基板を介して接続される。プリント基板100は、レンズマウント110に設けられたマウント接点(図示省略)とも電気的に接続されている。すなわち、プリント基板100は、レンズ鏡筒3がカメラ本体2に装着されることによって、カメラ本体2と電気的に接続される。プリント基板100は、後固定枠90の後壁91とレンズマウント110との間に配設されている。
フィルタリング120、フォーカスリング130、中間リング140、ズームリング150及び外枠160は、前側からこの順で光軸方向に並んでいる。これらは、外部に露出する外装部材である。
フィルタリング120は、光学フィルタ、コンバージョンレンズ及びレンズフード等を取り付けるための部材である。フィルタリング120は、前固定枠80の前壁81の前面に取り付けられている。
中間リング140は、前固定枠80の外周に挿嵌され、前固定枠80に回転不能に取り付けられている。中間リング140の内周面には、フォーカスリング130及びズームリング150の回転量をそれぞれ検出するフォトセンサ(図示省略)が設けられている。
外枠160は、後固定枠90の外周に挿嵌され、後固定枠90に回転不能に取り付けられている。外枠160の外周面には、ズームレバー161が外方に露出する状態で設けられている。
フォーカスリング130は、前固定枠80の外周に挿嵌され、光軸AX回りに回転自在な状態で、フィルタリング120及び中間リング140に支持されている。
ズームリング150は、前固定枠80の外周と後固定枠90の外周とに跨って挿嵌され、光軸AX回りに回転自在な状態で、中間リング140及び後固定枠90に支持されている。
<2−2.レンズ鏡筒の動作>
このように構成されたレンズ鏡筒3においては、ズームリング150及びズームレバー161の何れかを操作することによってズーム倍率を手動で調整することができる。また、フォーカスリング130を操作することによって合焦状態を手動で調整することができる。
詳しくは、ズームリング150が回転操作されると、その回転量がフォトセンサで検出され、その検出信号がフレキシブルプリント基板を介してプリント基板100へ送信される。ズームレバー161を操作した場合も同様に、操作量に応じた検出信号が、プリント基板100へ送信される。プリント基板100では、レンズマイコンが検出信号に応じた駆動信号をズームモータ23へ出力する。ズームモータ23は、駆動信号に応じて作動し、2群レンズ枠20を光軸方向へ移動させる。こうして、ズーム倍率が手動で調整される。
このとき、5群及び6群レンズ枠50,60は、2群レンズ枠20に連動して駆動される。詳しくは、レンズマイコンは、予め記憶されたトラッキングテーブルに基づいて、焦点距離が変化する前後で合焦状態が維持できる位置に5群及び6群レンズ枠50,60を移動させる。すなわち、レンズマイコンは、前記検出信号が入力されると、ズームモータ23へ駆動信号を出力するだけでなく、第1及び第2フォーカスモータへも駆動信号を出力する。その結果、5群及び6群レンズ枠50,60は、2群レンズ枠20の位置に応じた位置へ移動させられる。
ただし、フォーカスリング130を操作することによって5群及び6群レンズ枠50,60の位置を手動で調整することもできる。詳しくは、フォーカスリング130が回転操作されると、その回転量がフォトセンサで検出され、その検出信号がフレキシブルプリント基板を介してプリント基板100へ送信される。プリント基板100では、レンズマイコンが検出信号に応じた駆動信号を第1及び第2フォーカスモータへ出力する。第1及び第2フォーカスモータは、駆動信号に応じて作動し、5群及び6群レンズ枠50,60を光軸方向へ移動させる。こうして、合焦状態が手動で調整される。
<3−1.1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の詳細構成>
図8に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の分解斜視図を、図9に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の斜視図を、図10に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の正面図を、図11に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の側面図を示す。
図8に示すように、1群レンズ枠10は、調整ベース15に固定ビス12によって着脱可能に取り付けれている。調整ベース15は、前固定枠80に固定ビス16及び1群調整ピン17によって取り付けられている。前固定枠80に対する調整ベース15の傾きは、1群調整ピン17によって調整可能になっている。ここで、「傾き」とは、光軸AXに対する調整ベース15の傾きである。
1群レンズ枠10は、筒状の本体11Aと、この本体11Aに半径方向外方に突出するように設けられたフランジ11Bとを有している。このフランジ11Bには、光軸方向に貫通する3つの第1貫通孔11aが形成されている。これらの第1貫通孔11aは、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。図8〜図10に示すように、フランジ11Bにおける各第1貫通孔11aの周方向両側には、光軸方向に貫通する第2貫通孔11b(位置決め部の一部に相当)がそれぞれ形成されている。第1貫通孔11aが、周方向に互いに異なる間隔で配置されているため、各第1貫通孔11aの周方向両側に形成された3対の第2貫通孔11bも、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。1対の第2貫通孔11bのうち一方が長孔形状を、他方が円孔形状をなしている。図8及び図10に示すように、フランジ11Bにおける第1貫通孔11aの周方向一方側近傍には、光軸方向に貫通する第1切欠き11c(開口)が形成されている。フランジ11Bにおける相隣接する第1貫通孔11aの間には、光軸方向に貫通する第2切欠き11dがそれぞれ形成されている。これらの第2切欠き11dは、周方向に互いに同じ間隔で配置されている。
図8に示すように、調整ベース15における、フランジ11Bの各第1貫通孔11aに対応する部分には、光軸方向に貫通する第1貫通孔15aがそれぞれ形成されている。この第1貫通孔15aの周縁は、調整ベース15の前面から前方に僅かに突出している。図8及び図10に示すように、調整ベース15における、フランジ11Bの各第2貫通孔11bに対応する部分には、前方に突出する突起15b(位置決め部の一部に相当)がそれぞれ形成されている。前記3対の第2貫通孔11bが、周方向に互いに異なる間隔で配置されているため、3対の第2貫通孔11bに対応する3対の突起15bも、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。調整ベース15における、フランジ11Bの第1切欠き11cに対応する部分は、前面が他の部分よりもくぼむ薄肉部15cをなしている。この薄肉部15cは、他の部分よりも薄肉であるが故に剛性が低く、変形可能となっている。図8に示すように、薄肉部15cには、光軸方向に貫通する第2貫通孔15dが形成されている。この第2貫通孔15dの周縁は、薄肉部15cの前面から前方に僅かに突出している。図8〜図10に示すように、薄肉部15cにおける第2貫通孔15dの周方向一方側には、光軸方向に貫通する第3貫通孔15eが形成されている。調整ベース15における、フランジ11Bの各第2切欠き11dに対応する部分には、光軸方向に貫通する第4貫通孔15fが形成されている。図8〜図11に示すように、調整ベース15の外周には、後方に突出する2つの取付片15g(取付部)が形成されている。これらの取付片15g及び薄肉部15cは、周方向に互いに同じ間隔で配置されている。図8、図9及び図11に示すように、取付片15gには、周方向に延びて半径方向に貫通する長孔15hが形成されている。
図8に示すように、前固定枠80の前壁81の前面における、調整ベース15の各第1貫通孔15aに対応する部分には、前方に開口する凹孔81aがそれぞれ形成されている。前壁81の前面における、調整ベース15の第2貫通孔15dに対応する部分には、前方に開口する固定孔81bが形成されている。この固定孔81bの周縁は、前壁81の前面から前方に僅かに突出している。図8及び図10に示すように、前壁81の前面における、調整ベース15の第3貫通孔15eに対応する部分には、前方に突出する第1突起81cが形成されている。前壁81の前面における、調整ベース15の各第4貫通孔15fに対応する部分には、前方に突出する第2突起81dがそれぞれ形成されている。図8、図9及び図11に示すように、前壁81の外周における、調整ベース15の各取付片15gに対応する部分には、取付片15gが載る取付座81eがそれぞれ形成されている。図8に示すように、各取付座81eの外面における長孔15hに対応する部分には、半径方向外方に開口する円孔81fが形成されている。
そして、1群レンズ枠10は、その第1貫通孔11a及び調整ベース15の第1貫通孔15aに挿通された固定ビス12によって、調整ベース15に取付固定されている。このとき、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bが挿嵌されることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めがされる。
調整ベース15は、その第2貫通孔15d及び前固定枠80の前壁81の固定孔81bに挿通された固定ビス16と調整ベース15の取付片15gの長孔15h及び前壁81の取付座81eの円孔81fに挿通された1群調整ピン(偏心ピン)17とによって、前壁81に取り付けられている。このとき、調整ベース15の第3貫通孔15eに前壁81の第1突起81cが挿嵌されるとともに、調整ベース15の各第4貫通孔15fに前壁81の各第2突起81dが挿嵌されることによって、前壁81に対する調整ベース15の位置決めがされる。
前記1群調整ピン17は、第1軸17aと、この第1軸17aに偏心して設けられた第2軸17bとを有している。第1軸17aは、調整ベース15の取付片15gの長孔15hに回転可能に嵌合されるようになっている。第2軸17bは、前壁81の取付座81eの円孔81fに回転可能に嵌合されるようになっている。
以上のようにして、1群レンズ枠10は、調整ベース15を介して、前固定枠80の前壁81に取り付けられている。
<3−2.1群レンズ枠の前固定枠への取付け方法及び取外し方法>
以下、1群レンズ枠10の調整ベース15を介した前固定枠80への取付けについて説明する。
最初に、1群レンズ枠10の調整ベース15への取付けについて説明する。
まず、1群レンズ枠10のフランジ11Bと調整ベース15とを重ね合わせるとともに、1群レンズ枠10の本体11Aを調整ベース15の中央開口に挿嵌する。
次に、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bを挿入させることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めをする。そして、固定ビス12を1群レンズ枠10の第1貫通孔11aに挿通させて調整ベース15の第1貫通孔15aにネジ止めすることによって、1群レンズ枠10を調整ベース15に締結固定する。
続いて、1群レンズ枠10が取り付けられた調整ベース15の前固定枠80への取付けについて説明する。
まず、調整ベース15と前固定枠80の前壁81とを重ね合わせるとともに、調整ベース15の取付片15gと前壁81の取付座81eとを重ね合わせる。このとき、調整ベース15の第3貫通孔15eに前壁81の第1突起81cを挿入させるとともに、調整ベース15の各第4貫通孔15fに前壁81の各第2突起81dを挿入させることによって、前壁81に対する調整ベース15の位置決めをする。
次に、固定ビス16を調整ベース15の第2貫通孔15dに挿通して前壁81の固定孔81bにネジ止めする。そして、1群調整ピン17を取付片15gの長孔15h及び取付座81eの円孔81fに嵌入する。これらにより、調整ベース15を前壁81に締結固定する。
この状態で、1群調整ピン17を回転させることによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整することができる。つまり、前固定枠80に対する調整ベース15の薄肉部15cの、光軸方向の位置は、固定される。一方、1群調整ピン17の第1及び第2軸17a,17bが、互いに偏心しているため、1群調整ピン17を第2軸17b周りに回転させると、第1軸17aが長孔15hの周縁を光軸方向に押圧する。これにより、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整することができる。このとき、薄肉部15cは僅かに変形する。これにより、調整ベース15における薄肉部15c以外の他の部分が変形することを抑制することができる。このようにして、前固定枠80に対して、光軸AXに対する調整ベース15の傾きを調整することができる。そのため、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整することができる。
最後に、1群調整ピン17を長孔15h及び円孔81fに接着固定する。
以上のようにして、1群レンズ枠10を調整ベース15を介して前固定枠80に取り付ける。
図12に1群レンズ枠10を取り外したときの図9相当図を示す。
1群レンズ枠10を前固定枠80から取り外すときは、固定ビス12を取り外すことによって、1群レンズ枠10を前固定枠80から取り外す。このとき、前固定枠80に対する調整ベース15の固定は維持される。
また、1群レンズ枠10を前固定枠80から一旦取り外した後、前固定枠80に再度取り付けるときは、1群レンズ枠10を、前固定枠80に対して固定された調整ベース15に、前述と同じようにして固定する。これにより、1群レンズ枠10の脱着を行っても、前固定枠80に対する調整ベース15の傾き調整が不要となる。
<4.ズームモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の詳細構成>
図13にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の斜視図を、図14にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の断面図を、図15にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の分解斜視図を示す。
図13〜図15に示すように、ズームモータ23は、モータ本体23aと、出力ネジ23bとを有している。図13及び図15に示すように、ズームモータ23は、取付板24を介して、前固定枠80に取り付けられている。この取付板24は、光軸方向に延びる板本体24aと、この板本体24aの前端から半径方向内方に延びる前板24bと、板本体24aの後端から半径方向内方に延びる後板24cとを有している。前板24bには、出力ネジ23bの先端が回転可能に支持されている。後板24cには、モータ本体23aの前面が取り付けられている。
図15に示すように、前固定枠80の外周には、光軸方向に延びて半径方向外方に開口するネジ収容凹孔85が形成されている。図13及び図15に示すように、前固定枠80の外周におけるネジ収容凹孔85の周方向両側の側縁には、光軸方向に延びる取付座86が形成されている。これらのネジ収容凹孔85及び取付座86は、前固定枠80の後端から後方に突出している。取付座86には、出力ネジ23bがネジ収容凹孔85に収容された状態で、板本体24aが取り付けられている。
図15に示すように、後固定枠90の外周の前端におけるネジ収容凹孔85及び取付座86の突出部に対応する部分には、この突出部が嵌合する嵌合孔93が形成されている。図13〜図15に示すように、後固定枠90の外周における嵌合孔93の後方近傍には、半径方向外方に開口してモータ本体23aが収容される本体収容凹孔94が形成されている。この本体収容凹孔94とネジ収容凹孔85との間に配置された壁には、出力ネジ23bの基端側が収容される収容孔が形成されている。
モータ本体23aの外周の周方向一方側には、フレキシブルプリント基板25が接続されている。このフレキシブルプリント基板25は、モータ本体23aへの接続部位から半径方向内方に折り返された後、モータ本体23aの外周と本体収容凹孔94の内周との間を通って周方向他方側に延び、その後、本体収容凹孔94の周方向他方側の側縁に出て、そこから光軸方向両側に延びている。この前方に延びる部分は、前固定枠80の外周及び板本体24aの外面に取り付けられている。後方に延びる部分は、後固定枠90の外周に取り付けられている。後方に延びる部分の後端は、プリント基板100(図4等を参照)に接続される。
このようにして、ズームモータ23のフレキシブルプリント基板25が配設されている。
<5.第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の詳細構成>
図13に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の斜視図を、図14に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の断面図を、図15に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の分解斜視図を示す。
図13〜図15に示すように、第1フォーカスモータ52は、モータ本体52aと、出力ネジ52bとを有している。第1フォーカスモータ52は、取付板53を介して、後固定枠90に取り付けられている。この取付板53は、光軸方向に延びる板本体53aと、この板本体53aの前端から半径方向内方に延びる前板53bと、板本体53aの後端から半径方向内方に延びる後板53bとを有している。前板53bには、出力ネジ52bの先端が回転可能に支持されている。後板53bには、モータ本体52aの前面が取り付けられている。
図15に示すように、後固定枠90の外周における本体収容凹孔94の周方向一方側近傍には、光軸方向に延びて半径方向外方に開口するネジ収容凹孔95が形成されている。図13及び図15に示すように、後固定枠90の外周におけるネジ収容凹孔95の周方向両側の側縁には、光軸方向に延びる取付座96がそれぞれ形成されている。これらの取付座96には、出力ネジ52bがネジ収容凹孔95に収容された状態で、板本体53aが取り付けられている。後固定枠90の外周におけるネジ収容凹孔95の後方近傍には、半径方向外方に開口してモータ本体52aが収容される本体収容凹孔97が形成されている。
図13〜図15に示すように、モータ本体52aの外周の周方向一方側には、フレキシブルプリント基板54が接続されている。このフレキシブルプリント基板54は、モータ本体52aへの接続部位から半径方向内方に折り返された後、モータ本体52aの外周と本体収容凹孔97の内周との間を通って周方向他方側に延び、その後、本体収容凹孔97の周方向他方側の側縁に出て、そこから光軸方向両側に延びている。この前方に延びる部分は、板本体53aの外面に取り付けられている。後方に延びる部分の後端は、プリント基板100に接続される。
このようにして、第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54が配設されている。
<6.ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設方法>
以下、ズームモータ23及び第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板25,54の配設について説明する。
まず、ズームモータ23及びフレキシブルプリント基板25を取付板24に固定する。次に、ズームモータ23のモータ本体23aが後固定枠90の本体収容凹孔94に、出力ネジ23bが前固定枠80のネジ収容凹孔85に収容された状態で、取付板24の板本体24aを前固定枠80の取付座86に固定するとともに、フレキシブルプリント基板25を前固定枠80及び後固定枠90の外周に固定する。
また、第1フォーカスモータ52及びフレキシブルプリント基板54を取付板53に固定する。次に、第1フォーカスモータ52のモータ本体52aが後固定枠90の本体収容凹孔97に、出力ネジ52bがネジ収容凹孔95に収容された状態で、取付板53の板本体53aを取付座96に固定する。
最後に、外枠160を後固定枠90に取り付ける。
<7.まとめ>
本実施形態のレンズ鏡筒3は、第1〜第3レンズL1〜L3を有する1群レンズG1を保持する1群レンズ枠10と、1群レンズ枠10を着脱可能に取り付けた調整ベース15と、調整ベース15を取り付けた前固定枠80と、を備え、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、1群レンズ枠10を調整ベース15に着脱可能に取り付けているため、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することによって1群レンズG1の傾き調整を行った後、1群レンズ枠10の脱着を行うことによってレンズ鏡筒3の分解・組立を行っても、そのレンズ傾きを維持することができる。したがって、ごみ除去等、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、1群レンズ枠10は、レンズL1〜L14のうち最も被写体に近い第1レンズL1を有する1群レンズG1を保持している。
ところで、1群レンズG1と2群レンズG2との間のごみが、レンズ鏡筒3内のごみのうち最も目に付くごみである。
ここで、本実施形態では、上記のように、1群レンズ枠10を調整ベース15に着脱可能に取り付けているため、最も目に付く、1群レンズG1と2群レンズG2との間のごみの除去を容易に行うことができる。
また、1群レンズ枠10は、調整ベース15に位置決めされている。
この構成によれば、1群レンズ枠10を調整ベース15に所定の位置、所定の傾きで取り付けることができる。
また、1群レンズ枠10における3つの第1貫通孔11aの周方向両側には、光軸方向に貫通する第2貫通孔11bがそれぞれ形成されており、調整ベース15における各第2貫通孔11bに対応する部分には、前方に突出する突起15bがそれぞれ形成されており、3対の第2貫通孔11bと3対の突起15bとは、それぞれ、周方向に互いに異なる間隔で配置されており、第2貫通孔11bに突起15bが挿嵌されることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めがされる。
この構成によれば、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置が正しくないと、第2貫通孔11bに突起15bを挿嵌することができないため、確実に、1群レンズ枠10を調整ベース15に所定の位置、所定の傾きで取り付けることができる。
また、調整ベース15は、1群レンズ枠10が取り付けられた状態で、前固定枠80にに対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。
また、1群レンズ枠10には、光軸方向に貫通する第1切欠き11cが形成されており、調整ベース15は、第1切欠き11cに対応する薄肉部15cにおいて、前固定枠80に部分的に、光軸方向の位置が固定された状態で取り付けられている。
この構成によれば、調整ベース15を、1群レンズ枠10における光軸方向に貫通する第1切欠き11cに対応する薄肉部15cにおいて、前固定枠80に部分的に取付固定しているため、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、調整ベース15の薄肉部15cを前固定枠80に取付固定するとき、1群レンズ枠10がその取付固定の邪魔になることを抑制することができる。
また、調整ベース15の外周には、前固定枠80側に突出する取付片15gが形成されており、取付片15gは、前固定枠80の外周に形成された取付座81eに光軸方向の位置が調整可能に取り付けられており、前固定枠80に対する取付片15gの光軸方向の位置を調整することによって、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、調整ベース15の外周に前固定枠80側に突出するように形成された取付片15gを、前固定枠80の外周に形成された取付座81eに光軸方向の位置が調整可能に取り付けているため、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、調整ベース15の取付片15gを前固定枠80の取付座81eに取り付けたり、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整したりするとき、1群レンズ枠10がその取付や調整の邪魔になることを抑制することができる。さらに、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整することによって、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。その上、取付片15g及び取付座81eを調整ベース15及び前固定枠80の外周にそれぞれ配置しているため、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整すべく、バネ部材を調整ベース15と前固定枠80との間に配置した場合(その詳細は後述する)と比較して、レンズ鏡筒3の全長を短縮することができる。
また、調整ベース15の薄肉部15cは、他の部分よりも薄肉で剛性が低く、変形可能となっている。
この構成によれば、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整したとき、薄肉部15cが変形するため、調整ベース15における薄肉部15c以外の他の部分が変形することを抑制することができ、確実に、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。
また、本実施形態のレンズ鏡筒3は、円筒状の外枠160と、後固定枠90の内周に挿嵌された後固定枠90と、後固定枠90の外周に外枠160と対向するように設けられたズームモータ23及び第1フォーカスモータ52と、ズームモータ23に接続されたフレキシブルプリント基板25と、第1フォーカスモータ52に接続されたフレキシブルプリント基板54と、を備え、フレキシブルプリント基板25は、後固定枠90の外周(本体収容凹孔94の内周)とズームモータ23のモータ本体23aとの間に配置され、フレキシブルプリント基板54は、後固定枠90の外周(本体収容凹孔97の内周)と第1フォーカスモータ52のモータ本体52aとの間に配置されている。
この構成によれば、フレキシブルプリント基板25,54を後固定枠90の外周とモータ23,52のモータ本体23a,52aとの間に配置しているため、外枠160とモータ23,52のモータ本体23a,52aとの間に配置している場合と比較して、後固定枠90に対する外枠160の取付性を向上させることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造をレンズ交換式のデジタルカメラに適用しているが、これに限らず、例えば、一体式のカメラに適用してもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造を全長固定型のズームレンズであるレンズ鏡筒3に適用しているが、これに限らず、例えば、沈胴式のレンズ鏡筒に適用してもよい。
また、前記実施形態では、前記取付構造を1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造に適用しているが、これに限らず、1群レンズ枠10以外のレンズ枠の固定枠への取付構造に適用してもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10を固定ビス12によって調整ベース15に着脱可能に取り付けているが、これに限らず、例えば、着脱可能な圧入ピンや回転スナップフィックスによって着脱可能に取り付けてもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10は、3個のレンズL1〜L3を保持しているが、これに限らず、1個、2個又は4個以上のレンズを保持してもよい。
また、前記実施形態では、1群調整ピン17を第2軸17b周りに回転させることによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整しているが、これに限らず、例えば、以下のような構成にしてもよい。つまり、バネ部材が調整ベース15と前固定枠80の前壁81との間に配置された状態で、調整ベース15を固定ネジによって前壁81に取り付け、その固定ネジのねじ込み量を調整することによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整してもよい。尚、レンズ鏡筒3の全長の短縮及び部材点数の低減の観点からは、前記実施形態の構成が好ましい。
また、前記実施形態では、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整しているが、これに限らず、例えば、1群レンズG1の、光軸Aに直交する方向の位置を調整したり、1群レンズG1の光軸方向の位置を調整したりしてもよい。
また、前記実施形態では、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整しているが、これに限らず、前固定枠80に対する調整ベース15の位置を調整してもよい。ここで、「位置」とは、前固定枠80に対して、光軸方向及び光軸AXに直交する方向における調整ベース15の位置である。前記実施形態では、調整ベース15の位置を調整する場合、固定ビス16の代わりに、光軸方向又は光軸AXに直交する方向に調整可能な調整手段を用いることが好ましい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bを挿入させることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めをしているが、これに限らず、例えば、固定ビス12を1群レンズ枠10の第1貫通孔11aに挿通させて調整ベース15の第1貫通孔15aにネジ止めすることによって、前記位置決めをしてもよい。つまり、このように構成されたネジ止め部が位置決め部を構成している。
また、前記実施形態では、第2貫通孔11bと突起15bとは、それぞれ、3対配置されているが、4対以上配置されてもよい。
また、前記実施形態では、3対の第2貫通孔11bと3対の突起15bとは、それぞれ、周方向に互いに異なる間隔で配置されているが、これに限らず、相隣接する第2貫通孔11b(相隣接する突起15b)同士の間隔のうち、2つの間隔が同じで、残り1つの間隔がそれらの2つの間隔と異なってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したレンズ鏡筒は、レンズの位置又は傾き調整を行った後、レンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することができるため、撮像装置等の技術分野において有用である。
1 撮像装置
2 カメラ本体
2a ボディマウント
2b 撮像素子
3 レンズ鏡筒
10 1群レンズ枠
11A 本体
11B フランジ
11a 第1貫通孔
11b 第2貫通孔(位置決め部)
11c 第1切欠き(開口)
12 固定ビス
15 調整ベース(レンズ調整枠)
15a 第1貫通孔
15b 突起(位置決め部)
15c 薄肉部
15d 第2貫通孔
15e 第3貫通孔
15f 第4貫通孔
15g 取付片(取付部)
15h 長孔
16 固定ビス
17 1群調整ピン
17a 第1軸
17b 第2軸
20 2群レンズ枠
23 ズームモータ
23a モータ本体
23b 出力ネジ
24 取付板
24a 板本体
24b 前板
24c 後板
25 フレキシブルプリント基板
30 3群レンズ枠
40 4群レンズ枠
50 5群レンズ枠
52 第1フォーカスモータ
52a モータ本体
52b 出力ネジ
53 取付板
53a 板本体
53b 後板
53b 前板
54 フレキシブルプリント基板
60 6群レンズ枠
70 7群レンズ枠
80 前固定枠
81 前壁
81a 凹孔
81b 固定孔
81c 第1突起
81d 第2突起
81f 円孔
85 ネジ収容凹孔
86 取付座
90 後固定枠
93 嵌合孔
94 本体収容凹孔
95 ネジ収容凹孔
96 取付座
97 本体収容凹孔
100 プリント基板
110 レンズマウント
120 フィルタリング
130 フォーカスリング
140 中間リング
150 ズームリング
160 外枠
161 ズームレバー
G1〜G7 1〜7群レンズ
L1〜L14 第1〜第14レンズ
ここに開示された技術は、レンズ鏡筒に関するものである。
近年、被写体の画像データを生成する撮像装置が急速に普及している。この撮像装置には、焦点距離を調整するためのレンズ鏡筒が搭載されている。撮像装置には、例えば、一体式又はレンズ交換式のカメラがある。一体式のカメラにはレンズ鏡筒が内蔵されている。レンズ交換式のカメラは、カメラ本体と、このカメラ本体に取り外し可能に装着されたレンズ鏡筒とを備えている。
このようなレンズ鏡筒においては、所望の光学性能を実現するため、レンズの位置調整が行われる。例えば、特許文献1のレンズ鏡筒では、そのような位置調整として、レンズの偏心調整を行うようになっている。
特開平11−271587号公報
ところで、特許文献1のものにおいては、レンズの位置調整を行った後、ごみの除去等メンテナンスのため、レンズ鏡筒を一旦分解すると、それを再度組み立てるとき、レンズの位置調整をもう一度行わなければならない。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズの位置又は傾きの調整を行った後、レンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することにある。
ここに開示された技術は、少なくとも1個以上のレンズを有するレンズ枠と、前記レンズ枠が取り付けられたレンズ調整枠と、前記レンズ調整枠が取り付けられた固定枠とを備え、前記レンズ調整枠は、前記固定枠に対して、位置又は傾きが調整可能に取り付けられており、前記レンズ枠は、前記レンズ調整枠に対して、着脱可能に取り付けられており、前記レンズ調整枠の外周には、前記固定枠側に突出する取付部が形成されており、前記取付部は、前記固定枠の外周に対して、光軸方向の位置が調整可能に取り付けられているものとする。
前記レンズ鏡筒によれば、レンズの位置又は傾きの調整を行った後、レンズ枠の脱着を行うことによってレンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することができる。
図1は、実施形態に係る撮像装置の斜視図である。 図2は、レンズ鏡筒を取り外したときのカメラ本体の斜視図である。 図3は、レンズ鏡筒を斜め前方から見た斜視図である。 図4は、レンズ鏡筒を斜め後方から見た斜視図である。 図5は、レンズ鏡筒の分解斜視図である。 図6は、広角端におけるレンズ鏡筒の断面図である。 図7は、望遠端におけるレンズ鏡筒の断面図である。 図8は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の分解斜視図である。 図9は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の斜視図である。 図10は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の正面図である。 図11は、1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の側面図である。 図12は、1群レンズ枠を取り外したときの図10相当図である。 図13は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の斜視図である。 図14は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の断面図である。 図15は、ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の分解斜視図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<1.撮像装置及びレンズ鏡筒の外観>
図1に撮像装置1の斜視図を示す。撮像装置1は、レンズ交換式のデジタルカメラである。撮像装置1は、カメラ本体2と、カメラ本体2に取り外し可能に装着されたレンズ鏡筒3とを備えている。本実施形態では、便宜上、レンズ鏡筒3の光軸方向における被写体側を前とし、光軸方向におけるカメラ本体側を後として説明する。また、特段の説明が無い限り、周方向とは、光軸周りの周方向を意味し、半径方向とは、光軸を中心とする半径方向を意味する。
図2に、レンズ鏡筒3を取り外したときのカメラ本体2の斜視図を示す。カメラ本体2は、レンズ鏡筒3を取り付ける部分であるボディマウント2aと、レンズ鏡筒3で形成された光学像を撮像して画像データに変換する撮像素子2bとを有している。
図3に、レンズ鏡筒3を斜め前方から見た斜視図を、図4に、レンズ鏡筒3を斜め後方から見た斜視図を示す。レンズ鏡筒3には、詳しくは後述するが、後端にレンズマウント110が設けられている。レンズ鏡筒3は、レンズマウント110及びボディマウント2aを介してカメラ本体2と機械的及び電気的に接続される。レンズ鏡筒3は、全長固定型のズームレンズである。
<2−1.レンズ鏡筒の構成>
図5に、レンズ鏡筒3の分解斜視図を、図6に、広角端におけるレンズ鏡筒3の断面図を、図7に、望遠端におけるレンズ鏡筒3の断面図を示す。レンズ鏡筒3は、複数のレンズで構成される光学系Lと、レンズを保持する第1〜第7レンズ枠10〜70と、第1〜第7レンズ枠10〜70を支持及び収容する前固定枠80及び後固定枠90と、プリント基板100と、レンズマウント110と、フィルタリング120と、フォーカスリング130と、中間リング140と、ズームリング150と、円筒状の外枠160とを備えている。
詳しくは、光学系Lは、被写体の光学像を形成するためのズームレンズ系であり、1群〜7群レンズG1〜G7で構成されている。1群レンズG1は、第1〜第3レンズL1〜L3で構成されている。2群レンズG2は、第4〜第6レンズL4〜L6で構成されている。2群レンズG2は、ズームレンズである。3群レンズG3は、第7〜第9レンズL7〜L9で構成されている。4群レンズG4は、第10及び第11レンズL10,L11で構成されている。4群レンズG4は、像ブレ補正用のレンズである。5群レンズG5は、第12レンズL12で構成されている。6群レンズG6は、第13レンズL13で構成されている。5群及び6群レンズG5,G6は、フォーカスレンズである。7群レンズG7は、第14レンズL14で構成されている。尚、第1レンズL1は、レンズL1〜L14のうち最も被写体に近い第1のレンズである。
前固定枠80は、円筒状の部材である。前固定枠80の前端には、中央に開口を有する環状の前壁81が設けられている。前固定枠80の後端には、半径方向外方に突出するフランジ82が設けられている。前固定枠80には、後述する2群レンズ枠20を駆動するズームモータ23(図13〜図15を参照)が設けられている。
後固定枠90は、円筒状の部材である。後固定枠90の後端には、中央に開口を有する環状の後壁91が設けられている。後壁91の開口縁には、さらに後方に延びる円筒部92が設けられている。後固定枠90には、後述する5群レンズ枠50を駆動する第1フォーカスモータ52(図13〜図15を参照)と後述する6群レンズ枠60を駆動する第2フォーカスモータ(図示省略)とが設けられている。
前固定枠80と後固定枠90とは、連結されて、一体的な円筒を形成する。前固定枠80及び後固定枠90内には、光軸方向に延びる2本の第1シャフト83と、光軸方向に延びる2本の第2シャフト84とが設けられている。第1シャフト83は、前固定枠80の前壁81と後固定枠90の後壁91とで支持されている。第2シャフト84は、前固定枠80のフランジ82と後固定枠90の後壁91とで支持されている。前固定枠80及び後固定枠90は、その前端において1群レンズ枠10を支持し、その後端において7群レンズ枠70を支持し、その内方において2群〜6群レンズ枠20〜60を収容している。図5では、説明の便宜上、2群レンズ枠20が前固定枠80よりも前方へ露出した状態を図示している。
1群レンズ枠10は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において1群レンズG1を保持している。1群レンズ枠10は、調整ベース15(レンズ調整枠)を介して、前固定枠80の前壁81の前面に取り付けられている。調整ベース15は、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整するための部材である。調整ベース15は、前固定枠80に対して、光軸AXに対する傾きが調整可能に取り付けられている。
2群レンズ枠20は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において2群レンズG2を保持している。2群レンズ枠20は、軸受部22を介して第1シャフト83に、光軸方向に移動可能に支持されている。2群レンズ枠20は、前固定枠80に設けられた前記ズームモータ23によって駆動され、光軸方向に移動する。
3群レンズ枠30は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において第7レンズL7を保持する前枠31と、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において第8及び第9レンズL8,L9を保持する後枠32とを有している。前枠31と後枠32との間には、絞り機構33が設けられている。3群レンズ枠30は、後固定枠90の前部に固定されている。
4群レンズ枠40は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において4群レンズG4を保持している。4群レンズ枠40は、光軸AXに直交する平面内で移動可能な状態で、3群レンズ枠30の後枠32に支持されている。4群レンズ枠40には、2つのマグネット(図示省略)が設けられている。一方、後枠32には、2つのコイル(図示省略)が設けられている。4群レンズ枠40は、後枠32のコイルにより発生させられる磁力によって駆動され、光軸AXに直行する平面内で移動する。
5群レンズ枠50は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において5群レンズG5を保持している。5群レンズ枠50は、軸受部51を介して第2シャフト84に、光軸方向に移動可能に支持されている。5群レンズ枠50は、後固定枠90に設けられた前記第1フォーカスモータ52によって駆動され、光軸方向に移動する。
6群レンズ枠60は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において6群レンズG6を保持している。6群レンズ枠60は、軸受部61を介して第1シャフト83に、光軸方向に移動可能に支持されている。6群レンズ枠60は、後固定枠90に設けられた前記第2フォーカスモータによって駆動され、光軸方向に移動する。
7群レンズ枠70は、中央に開口を有する環状の部材であって、該開口において7群レンズG7を保持している。7群レンズ枠70は、後固定枠90の円筒部92の後端面に取り付けられている。
このように、1群レンズ枠10、3群レンズ枠30及び7群レンズ枠70は、前固定枠80又は後固定枠90に固定的に支持されている。2群レンズ枠20、5群レンズ枠50及び6群レンズ枠60は、光軸方向に移動可能に前固定枠80又は後固定枠90に支持されている。4群レンズ枠40は、光軸AXに直交する平面内で移動可能な状態で3群レンズ枠30に支持されている。
レンズマウント110は、中央に開口を有する環状の部材であって、ボディマウント2aに装着可能に構成されている。レンズマウント110は、後固定枠90の後壁91に取り付けられている。
プリント基板100には、少なくとも、レンズマイコン(図示省略)と、メモリとが設けられている。プリント基板100には、レンズ鏡筒3の電装部品がフレキシブルプリント基板を介して接続される。プリント基板100は、レンズマウント110に設けられたマウント接点(図示省略)とも電気的に接続されている。すなわち、プリント基板100は、レンズ鏡筒3がカメラ本体2に装着されることによって、カメラ本体2と電気的に接続される。プリント基板100は、後固定枠90の後壁91とレンズマウント110との間に配設されている。
フィルタリング120、フォーカスリング130、中間リング140、ズームリング150及び外枠160は、前側からこの順で光軸方向に並んでいる。これらは、外部に露出する外装部材である。
フィルタリング120は、光学フィルタ、コンバージョンレンズ及びレンズフード等を取り付けるための部材である。フィルタリング120は、前固定枠80の前壁81の前面に取り付けられている。
中間リング140は、前固定枠80の外周に挿嵌され、前固定枠80に回転不能に取り付けられている。中間リング140の内周面には、フォーカスリング130及びズームリング150の回転量をそれぞれ検出するフォトセンサ(図示省略)が設けられている。
外枠160は、後固定枠90の外周に挿嵌され、後固定枠90に回転不能に取り付けられている。外枠160の外周面には、ズームレバー161が外方に露出する状態で設けられている。
フォーカスリング130は、前固定枠80の外周に挿嵌され、光軸AX回りに回転自在な状態で、フィルタリング120及び中間リング140に支持されている。
ズームリング150は、前固定枠80の外周と後固定枠90の外周とに跨って挿嵌され、光軸AX回りに回転自在な状態で、中間リング140及び後固定枠90に支持されている。
<2−2.レンズ鏡筒の動作>
このように構成されたレンズ鏡筒3においては、ズームリング150及びズームレバー161の何れかを操作することによってズーム倍率を手動で調整することができる。また、フォーカスリング130を操作することによって合焦状態を手動で調整することができる。
詳しくは、ズームリング150が回転操作されると、その回転量がフォトセンサで検出され、その検出信号がフレキシブルプリント基板を介してプリント基板100へ送信される。ズームレバー161を操作した場合も同様に、操作量に応じた検出信号が、プリント基板100へ送信される。プリント基板100では、レンズマイコンが検出信号に応じた駆動信号をズームモータ23へ出力する。ズームモータ23は、駆動信号に応じて作動し、2群レンズ枠20を光軸方向へ移動させる。こうして、ズーム倍率が手動で調整される。
このとき、5群及び6群レンズ枠50,60は、2群レンズ枠20に連動して駆動される。詳しくは、レンズマイコンは、予め記憶されたトラッキングテーブルに基づいて、焦点距離が変化する前後で合焦状態が維持できる位置に5群及び6群レンズ枠50,60を移動させる。すなわち、レンズマイコンは、前記検出信号が入力されると、ズームモータ23へ駆動信号を出力するだけでなく、第1及び第2フォーカスモータへも駆動信号を出力する。その結果、5群及び6群レンズ枠50,60は、2群レンズ枠20の位置に応じた位置へ移動させられる。
ただし、フォーカスリング130を操作することによって5群及び6群レンズ枠50,60の位置を手動で調整することもできる。詳しくは、フォーカスリング130が回転操作されると、その回転量がフォトセンサで検出され、その検出信号がフレキシブルプリント基板を介してプリント基板100へ送信される。プリント基板100では、レンズマイコンが検出信号に応じた駆動信号を第1及び第2フォーカスモータへ出力する。第1及び第2フォーカスモータは、駆動信号に応じて作動し、5群及び6群レンズ枠50,60を光軸方向へ移動させる。こうして、合焦状態が手動で調整される。
<3−1.1群レンズ枠の前固定枠への取付構造の詳細構成>
図8に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の分解斜視図を、図9に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の斜視図を、図10に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の正面図を、図11に1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造の側面図を示す。
図8に示すように、1群レンズ枠10は、調整ベース15に固定ビス12によって着脱可能に取り付けれている。調整ベース15は、前固定枠80に固定ビス16及び1群調整ピン17によって取り付けられている。前固定枠80に対する調整ベース15の傾きは、1群調整ピン17によって調整可能になっている。ここで、「傾き」とは、光軸AXに対する調整ベース15の傾きである。
1群レンズ枠10は、筒状の本体11Aと、この本体11Aに半径方向外方に突出するように設けられたフランジ11Bとを有している。このフランジ11Bには、光軸方向に貫通する3つの第1貫通孔11aが形成されている。これらの第1貫通孔11aは、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。図8〜図10に示すように、フランジ11Bにおける各第1貫通孔11aの周方向両側には、光軸方向に貫通する第2貫通孔11b(位置決め部の一部に相当)がそれぞれ形成されている。第1貫通孔11aが、周方向に互いに異なる間隔で配置されているため、各第1貫通孔11aの周方向両側に形成された3対の第2貫通孔11bも、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。1対の第2貫通孔11bのうち一方が長孔形状を、他方が円孔形状をなしている。図8及び図10に示すように、フランジ11Bにおける第1貫通孔11aの周方向一方側近傍には、光軸方向に貫通する第1切欠き11c(開口)が形成されている。フランジ11Bにおける相隣接する第1貫通孔11aの間には、光軸方向に貫通する第2切欠き11dがそれぞれ形成されている。これらの第2切欠き11dは、周方向に互いに同じ間隔で配置されている。
図8に示すように、調整ベース15における、フランジ11Bの各第1貫通孔11aに対応する部分には、光軸方向に貫通する第1貫通孔15aがそれぞれ形成されている。この第1貫通孔15aの周縁は、調整ベース15の前面から前方に僅かに突出している。図8及び図10に示すように、調整ベース15における、フランジ11Bの各第2貫通孔11bに対応する部分には、前方に突出する突起15b(位置決め部の一部に相当)がそれぞれ形成されている。前記3対の第2貫通孔11bが、周方向に互いに異なる間隔で配置されているため、3対の第2貫通孔11bに対応する3対の突起15bも、周方向に互いに異なる間隔で配置されている。調整ベース15における、フランジ11Bの第1切欠き11cに対応する部分は、前面が他の部分よりもくぼむ薄肉部15cをなしている。この薄肉部15cは、他の部分よりも薄肉であるが故に剛性が低く、変形可能となっている。図8に示すように、薄肉部15cには、光軸方向に貫通する第2貫通孔15dが形成されている。この第2貫通孔15dの周縁は、薄肉部15cの前面から前方に僅かに突出している。図8〜図10に示すように、薄肉部15cにおける第2貫通孔15dの周方向一方側には、光軸方向に貫通する第3貫通孔15eが形成されている。調整ベース15における、フランジ11Bの各第2切欠き11dに対応する部分には、光軸方向に貫通する第4貫通孔15fが形成されている。図8〜図11に示すように、調整ベース15の外周には、後方に突出する2つの取付片15g(取付部)が形成されている。これらの取付片15g及び薄肉部15cは、周方向に互いに同じ間隔で配置されている。図8、図9及び図11に示すように、取付片15gには、周方向に延びて半径方向に貫通する長孔15hが形成されている。
図8に示すように、前固定枠80の前壁81の前面における、調整ベース15の各第1貫通孔15aに対応する部分には、前方に開口する凹孔81aがそれぞれ形成されている。前壁81の前面における、調整ベース15の第2貫通孔15dに対応する部分には、前方に開口する固定孔81bが形成されている。この固定孔81bの周縁は、前壁81の前面から前方に僅かに突出している。図8及び図10に示すように、前壁81の前面における、調整ベース15の第3貫通孔15eに対応する部分には、前方に突出する第1突起81cが形成されている。前壁81の前面における、調整ベース15の各第4貫通孔15fに対応する部分には、前方に突出する第2突起81dがそれぞれ形成されている。図8、図9及び図11に示すように、前壁81の外周における、調整ベース15の各取付片15gに対応する部分には、取付片15gが載る取付座81eがそれぞれ形成されている。図8に示すように、各取付座81eの外面における長孔15hに対応する部分には、半径方向外方に開口する円孔81fが形成されている。
そして、1群レンズ枠10は、その第1貫通孔11a及び調整ベース15の第1貫通孔15aに挿通された固定ビス12によって、調整ベース15に取付固定されている。このとき、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bが挿嵌されることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めがされる。
調整ベース15は、その第2貫通孔15d及び前固定枠80の前壁81の固定孔81bに挿通された固定ビス16と調整ベース15の取付片15gの長孔15h及び前壁81の取付座81eの円孔81fに挿通された1群調整ピン(偏心ピン)17とによって、前壁81に取り付けられている。このとき、調整ベース15の第3貫通孔15eに前壁81の第1突起81cが挿嵌されるとともに、調整ベース15の各第4貫通孔15fに前壁81の各第2突起81dが挿嵌されることによって、前壁81に対する調整ベース15の位置決めがされる。
前記1群調整ピン17は、第1軸17aと、この第1軸17aに偏心して設けられた第2軸17bとを有している。第1軸17aは、調整ベース15の取付片15gの長孔15hに回転可能に嵌合されるようになっている。第2軸17bは、前壁81の取付座81eの円孔81fに回転可能に嵌合されるようになっている。
以上のようにして、1群レンズ枠10は、調整ベース15を介して、前固定枠80の前壁81に取り付けられている。
<3−2.1群レンズ枠の前固定枠への取付け方法及び取外し方法>
以下、1群レンズ枠10の調整ベース15を介した前固定枠80への取付けについて説明する。
最初に、1群レンズ枠10の調整ベース15への取付けについて説明する。
まず、1群レンズ枠10のフランジ11Bと調整ベース15とを重ね合わせるとともに、1群レンズ枠10の本体11Aを調整ベース15の中央開口に挿嵌する。
次に、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bを挿入させることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めをする。そして、固定ビス12を1群レンズ枠10の第1貫通孔11aに挿通させて調整ベース15の第1貫通孔15aにネジ止めすることによって、1群レンズ枠10を調整ベース15に締結固定する。
続いて、1群レンズ枠10が取り付けられた調整ベース15の前固定枠80への取付けについて説明する。
まず、調整ベース15と前固定枠80の前壁81とを重ね合わせるとともに、調整ベース15の取付片15gと前壁81の取付座81eとを重ね合わせる。このとき、調整ベース15の第3貫通孔15eに前壁81の第1突起81cを挿入させるとともに、調整ベース15の各第4貫通孔15fに前壁81の各第2突起81dを挿入させることによって、前壁81に対する調整ベース15の位置決めをする。
次に、固定ビス16を調整ベース15の第2貫通孔15dに挿通して前壁81の固定孔81bにネジ止めする。そして、1群調整ピン17を取付片15gの長孔15h及び取付座81eの円孔81fに嵌入する。これらにより、調整ベース15を前壁81に締結固定する。
この状態で、1群調整ピン17を回転させることによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整することができる。つまり、前固定枠80に対する調整ベース15の薄肉部15cの、光軸方向の位置は、固定される。一方、1群調整ピン17の第1及び第2軸17a,17bが、互いに偏心しているため、1群調整ピン17を第2軸17b周りに回転させると、第1軸17aが長孔15hの周縁を光軸方向に押圧する。これにより、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整することができる。このとき、薄肉部15cは僅かに変形する。これにより、調整ベース15における薄肉部15c以外の他の部分が変形することを抑制することができる。このようにして、前固定枠80に対して、光軸AXに対する調整ベース15の傾きを調整することができる。そのため、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整することができる。
最後に、1群調整ピン17を長孔15h及び円孔81fに接着固定する。
以上のようにして、1群レンズ枠10を調整ベース15を介して前固定枠80に取り付ける。
図12に1群レンズ枠10を取り外したときの図9相当図を示す。
1群レンズ枠10を前固定枠80から取り外すときは、固定ビス12を取り外すことによって、1群レンズ枠10を前固定枠80から取り外す。このとき、前固定枠80に対する調整ベース15の固定は維持される。
また、1群レンズ枠10を前固定枠80から一旦取り外した後、前固定枠80に再度取り付けるときは、1群レンズ枠10を、前固定枠80に対して固定された調整ベース15に、前述と同じようにして固定する。これにより、1群レンズ枠10の脱着を行っても、前固定枠80に対する調整ベース15の傾き調整が不要となる。
<4.ズームモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の詳細構成>
図13にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の斜視図を、図14にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の断面図を、図15にズームモータ23のフレキシブルプリント基板25の配設構造の分解斜視図を示す。
図13〜図15に示すように、ズームモータ23は、モータ本体23aと、出力ネジ23bとを有している。図13及び図15に示すように、ズームモータ23は、取付板24を介して、前固定枠80に取り付けられている。この取付板24は、光軸方向に延びる板本体24aと、この板本体24aの前端から半径方向内方に延びる前板24bと、板本体24aの後端から半径方向内方に延びる後板24cとを有している。前板24bには、出力ネジ23bの先端が回転可能に支持されている。後板24cには、モータ本体23aの前面が取り付けられている。
図15に示すように、前固定枠80の外周には、光軸方向に延びて半径方向外方に開口するネジ収容凹孔85が形成されている。図13及び図15に示すように、前固定枠80の外周におけるネジ収容凹孔85の周方向両側の側縁には、光軸方向に延びる取付座86が形成されている。これらのネジ収容凹孔85及び取付座86は、前固定枠80の後端から後方に突出している。取付座86には、出力ネジ23bがネジ収容凹孔85に収容された状態で、板本体24aが取り付けられている。
図15に示すように、後固定枠90の外周の前端におけるネジ収容凹孔85及び取付座86の突出部に対応する部分には、この突出部が嵌合する嵌合孔93が形成されている。図13〜図15に示すように、後固定枠90の外周における嵌合孔93の後方近傍には、半径方向外方に開口してモータ本体23aが収容される本体収容凹孔94が形成されている。この本体収容凹孔94とネジ収容凹孔85との間に配置された壁には、出力ネジ23bの基端側が収容される収容孔が形成されている。
モータ本体23aの外周の周方向一方側には、フレキシブルプリント基板25が接続されている。このフレキシブルプリント基板25は、モータ本体23aへの接続部位から半径方向内方に折り返された後、モータ本体23aの外周と本体収容凹孔94の内周との間を通って周方向他方側に延び、その後、本体収容凹孔94の周方向他方側の側縁に出て、そこから光軸方向両側に延びている。この前方に延びる部分は、前固定枠80の外周及び板本体24aの外面に取り付けられている。後方に延びる部分は、後固定枠90の外周に取り付けられている。後方に延びる部分の後端は、プリント基板100(図4等を参照)に接続される。
このようにして、ズームモータ23のフレキシブルプリント基板25が配設されている。
<5.第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設構造の詳細構成>
図13に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の斜視図を、図14に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の断面図を、図15に第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54の配設構造の分解斜視図を示す。
図13〜図15に示すように、第1フォーカスモータ52は、モータ本体52aと、出力ネジ52bとを有している。第1フォーカスモータ52は、取付板53を介して、後固定枠90に取り付けられている。この取付板53は、光軸方向に延びる板本体53aと、この板本体53aの前端から半径方向内方に延びる前板53bと、板本体53aの後端から半径方向内方に延びる後板53bとを有している。前板53bには、出力ネジ52bの先端が回転可能に支持されている。後板53bには、モータ本体52aの前面が取り付けられている。
図15に示すように、後固定枠90の外周における本体収容凹孔94の周方向一方側近傍には、光軸方向に延びて半径方向外方に開口するネジ収容凹孔95が形成されている。図13及び図15に示すように、後固定枠90の外周におけるネジ収容凹孔95の周方向両側の側縁には、光軸方向に延びる取付座96がそれぞれ形成されている。これらの取付座96には、出力ネジ52bがネジ収容凹孔95に収容された状態で、板本体53aが取り付けられている。後固定枠90の外周におけるネジ収容凹孔95の後方近傍には、半径方向外方に開口してモータ本体52aが収容される本体収容凹孔97が形成されている。
図13〜図15に示すように、モータ本体52aの外周の周方向一方側には、フレキシブルプリント基板54が接続されている。このフレキシブルプリント基板54は、モータ本体52aへの接続部位から半径方向内方に折り返された後、モータ本体52aの外周と本体収容凹孔97の内周との間を通って周方向他方側に延び、その後、本体収容凹孔97の周方向他方側の側縁に出て、そこから光軸方向両側に延びている。この前方に延びる部分は、板本体53aの外面に取り付けられている。後方に延びる部分の後端は、プリント基板100に接続される。
このようにして、第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板54が配設されている。
<6.ズームモータ及び第1フォーカスモータのフレキシブルプリント基板の配設方法>
以下、ズームモータ23及び第1フォーカスモータ52のフレキシブルプリント基板25,54の配設について説明する。
まず、ズームモータ23及びフレキシブルプリント基板25を取付板24に固定する。次に、ズームモータ23のモータ本体23aが後固定枠90の本体収容凹孔94に、出力ネジ23bが前固定枠80のネジ収容凹孔85に収容された状態で、取付板24の板本体24aを前固定枠80の取付座86に固定するとともに、フレキシブルプリント基板25を前固定枠80及び後固定枠90の外周に固定する。
また、第1フォーカスモータ52及びフレキシブルプリント基板54を取付板53に固定する。次に、第1フォーカスモータ52のモータ本体52aが後固定枠90の本体収容凹孔97に、出力ネジ52bがネジ収容凹孔95に収容された状態で、取付板53の板本体53aを取付座96に固定する。
最後に、外枠160を後固定枠90に取り付ける。
<7.まとめ>
本実施形態のレンズ鏡筒3は、第1〜第3レンズL1〜L3を有する1群レンズG1を保持する1群レンズ枠10と、1群レンズ枠10を着脱可能に取り付けた調整ベース15と、調整ベース15を取り付けた前固定枠80と、を備え、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、1群レンズ枠10を調整ベース15に着脱可能に取り付けているため、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することによって1群レンズG1の傾き調整を行った後、1群レンズ枠10の脱着を行うことによってレンズ鏡筒3の分解・組立を行っても、そのレンズ傾きを維持することができる。したがって、ごみ除去等、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、調整ベース15の外周には、前固定枠80側に突出する取付片15gが形成されており、取付片15gは、前固定枠80の外周に形成された取付座81eに光軸方向の位置が調整可能に取り付けられており、前固定枠80に対する取付片15gの光軸方向の位置を調整することによって、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、調整ベース15の外周に前固定枠80側に突出するように形成された取付片15gを、前固定枠80の外周に形成された取付座81eに光軸方向の位置が調整可能に取り付けているため、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、調整ベース15の取付片15gを前固定枠80の取付座81eに取り付けたり、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整したりするとき、1群レンズ枠10がその取付や調整の邪魔になることを抑制することができる。さらに、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整することによって、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。その上、取付片15g及び取付座81eを調整ベース15及び前固定枠80の外周にそれぞれ配置しているため、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整すべく、バネ部材を調整ベース15と前固定枠80との間に配置した場合(その詳細は後述する)と比較して、レンズ鏡筒3の全長を短縮することができる。
また、1群レンズ枠10は、レンズL1〜L14のうち最も被写体に近い第1レンズL1を有する1群レンズG1を保持している。
ところで、1群レンズG1と2群レンズG2との間のごみが、レンズ鏡筒3内のごみのうち最も目に付くごみである。
ここで、本実施形態では、上記のように、1群レンズ枠10を調整ベース15に着脱可能に取り付けているため、最も目に付く、1群レンズG1と2群レンズG2との間のごみの除去を容易に行うことができる。
また、1群レンズ枠10は、調整ベース15に位置決めされている。
この構成によれば、1群レンズ枠10を調整ベース15に所定の位置、所定の傾きで取り付けることができる。
また、1群レンズ枠10における3つの第1貫通孔11aの周方向両側には、光軸方向に貫通する第2貫通孔11bがそれぞれ形成されており、調整ベース15における各第2貫通孔11bに対応する部分には、前方に突出する突起15bがそれぞれ形成されており、3対の第2貫通孔11bと3対の突起15bとは、それぞれ、周方向に互いに異なる間隔で配置されており、第2貫通孔11bに突起15bが挿嵌されることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めがされる。
この構成によれば、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置が正しくないと、第2貫通孔11bに突起15bを挿嵌することができないため、確実に、1群レンズ枠10を調整ベース15に所定の位置、所定の傾きで取り付けることができる。
また、調整ベース15は、1群レンズ枠10が取り付けられた状態で、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整可能になっている。
この構成によれば、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。
また、1群レンズ枠10には、光軸方向に貫通する第1切欠き11cが形成されており、調整ベース15は、第1切欠き11cに対応する薄肉部15cにおいて、前固定枠80に部分的に、光軸方向の位置が固定された状態で取り付けられている。
この構成によれば、調整ベース15を、1群レンズ枠10における光軸方向に貫通する第1切欠き11cに対応する薄肉部15cにおいて、前固定枠80に部分的に取付固定しているため、1群レンズ枠10が調整ベース15に取り付けられた状態で、調整ベース15の薄肉部15cを前固定枠80に取付固定するとき、1群レンズ枠10がその取付固定の邪魔になることを抑制することができる。
また、調整ベース15の薄肉部15cは、他の部分よりも薄肉で剛性が低く、変形可能となっている。
この構成によれば、前固定枠80に対する調整ベース15の取付片15gの、光軸方向の位置を調整したとき、薄肉部15cが変形するため、調整ベース15における薄肉部15c以外の他の部分が変形することを抑制することができ、確実に、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整することができる。
また、本実施形態のレンズ鏡筒3は、円筒状の外枠160と、後固定枠90の内周に挿嵌された後固定枠90と、後固定枠90の外周に外枠160と対向するように設けられたズームモータ23及び第1フォーカスモータ52と、ズームモータ23に接続されたフレキシブルプリント基板25と、第1フォーカスモータ52に接続されたフレキシブルプリント基板54と、を備え、フレキシブルプリント基板25は、後固定枠90の外周(本体収容凹孔94の内周)とズームモータ23のモータ本体23aとの間に配置され、フレキシブルプリント基板54は、後固定枠90の外周(本体収容凹孔97の内周)と第1フォーカスモータ52のモータ本体52aとの間に配置されている。
この構成によれば、フレキシブルプリント基板25,54を後固定枠90の外周とモータ23,52のモータ本体23a,52aとの間に配置しているため、外枠160とモータ23,52のモータ本体23a,52aとの間に配置している場合と比較して、後固定枠90に対する外枠160の取付性を向上させることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造をレンズ交換式のデジタルカメラに適用しているが、これに限らず、例えば、一体式のカメラに適用してもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造を全長固定型のズームレンズであるレンズ鏡筒3に適用しているが、これに限らず、例えば、沈胴式のレンズ鏡筒に適用してもよい。
また、前記実施形態では、前記取付構造を1群レンズ枠10の前固定枠80への取付構造に適用しているが、これに限らず、1群レンズ枠10以外のレンズ枠の固定枠への取付構造に適用してもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10を固定ビス12によって調整ベース15に着脱可能に取り付けているが、これに限らず、例えば、着脱可能な圧入ピンや回転スナップフィックスによって着脱可能に取り付けてもよい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10は、3個のレンズL1〜L3を保持しているが、これに限らず、1個、2個又は4個以上のレンズを保持してもよい。
また、前記実施形態では、1群調整ピン17を第2軸17b周りに回転させることによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整しているが、これに限らず、例えば、以下のような構成にしてもよい。つまり、バネ部材が調整ベース15と前固定枠80の前壁81との間に配置された状態で、調整ベース15を固定ネジによって前壁81に取り付け、その固定ネジのねじ込み量を調整することによって、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整してもよい。尚、レンズ鏡筒3の全長の短縮及び部材点数の低減の観点からは、前記実施形態の構成が好ましい。
また、前記実施形態では、光軸AXに対する1群レンズG1の傾きを調整しているが、これに限らず、例えば、1群レンズG1の、光軸Aに直交する方向の位置を調整したり、1群レンズG1の光軸方向の位置を調整したりしてもよい。
また、前記実施形態では、前固定枠80に対する調整ベース15の傾きを調整しているが、これに限らず、前固定枠80に対する調整ベース15の位置を調整してもよい。ここで、「位置」とは、前固定枠80に対して、光軸方向及び光軸AXに直交する方向における調整ベース15の位置である。前記実施形態では、調整ベース15の位置を調整する場合、固定ビス16の代わりに、光軸方向又は光軸AXに直交する方向に調整可能な調整手段を用いることが好ましい。
また、前記実施形態では、1群レンズ枠10の各第2貫通孔11bに調整ベース15の各突起15bを挿入させることによって、調整ベース15に対する1群レンズ枠10の位置決めをしているが、これに限らず、例えば、固定ビス12を1群レンズ枠10の第1貫通孔11aに挿通させて調整ベース15の第1貫通孔15aにネジ止めすることによって、前記位置決めをしてもよい。つまり、このように構成されたネジ止め部が位置決め部を構成している。
また、前記実施形態では、第2貫通孔11bと突起15bとは、それぞれ、3対配置されているが、4対以上配置されてもよい。
また、前記実施形態では、3対の第2貫通孔11bと3対の突起15bとは、それぞれ、周方向に互いに異なる間隔で配置されているが、これに限らず、相隣接する第2貫通孔11b(相隣接する突起15b)同士の間隔のうち、2つの間隔が同じで、残り1つの間隔がそれらの2つの間隔と異なってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したレンズ鏡筒は、レンズの位置又は傾き調整を行った後、レンズ鏡筒の分解・組立を行っても、そのレンズ位置又は傾きを維持することができるため、撮像装置等の技術分野において有用である。
1 撮像装置
2 カメラ本体
2a ボディマウント
2b 撮像素子
3 レンズ鏡筒
10 1群レンズ枠
11A 本体
11B フランジ
11a 第1貫通孔
11b 第2貫通孔(位置決め部)
11c 第1切欠き(開口)
12 固定ビス
15 調整ベース(レンズ調整枠)
15a 第1貫通孔
15b 突起(位置決め部)
15c 薄肉部
15d 第2貫通孔
15e 第3貫通孔
15f 第4貫通孔
15g 取付片(取付部)
15h 長孔
16 固定ビス
17 1群調整ピン
17a 第1軸
17b 第2軸
20 2群レンズ枠
23 ズームモータ
23a モータ本体
23b 出力ネジ
24 取付板
24a 板本体
24b 前板
24c 後板
25 フレキシブルプリント基板
30 3群レンズ枠
40 4群レンズ枠
50 5群レンズ枠
52 第1フォーカスモータ
52a モータ本体
52b 出力ネジ
53 取付板
53a 板本体
53b 後板
53b 前板
54 フレキシブルプリント基板
60 6群レンズ枠
70 7群レンズ枠
80 前固定枠
81 前壁
81a 凹孔
81b 固定孔
81c 第1突起
81d 第2突起
81f 円孔
85 ネジ収容凹孔
86 取付座
90 後固定枠
93 嵌合孔
94 本体収容凹孔
95 ネジ収容凹孔
96 取付座
97 本体収容凹孔
100 プリント基板
110 レンズマウント
120 フィルタリング
130 フォーカスリング
140 中間リング
150 ズームリング
160 外枠
161 ズームレバー
G1〜G7 1〜7群レンズ
L1〜L14 第1〜第14レンズ

Claims (7)

  1. 少なくとも1個以上のレンズを有するレンズ枠と、
    前記レンズ枠が取り付けられたレンズ調整枠と、
    前記レンズ調整枠が取り付けられた固定枠とを備え、
    前記レンズ調整枠は、前記固定枠に対して、位置又は傾きが調整可能に取り付けられており、
    前記レンズ枠は、前記レンズ調整枠に対して、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、レンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ枠は、少なくとも被写体に最も近接する第1のレンズを有する、請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記レンズ枠は、前記レンズ調整枠に対して、位置決めされている、請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記レンズ枠は、前記レンズ調整枠に対して、光軸周りの周方向に間隔を開けて配置された少なくとも3つの位置決め部によって位置決めされており、
    相隣接する前記位置決め部同士の間隔のうち、少なくとも2つの間隔が、互いに異なっている、請求項3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズ調整枠は、前記レンズ枠が取り付けられた状態で、前記固定枠に対して、位置又は傾きが調整可能になっている、請求項1〜4の何れか1つに記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズ枠には、光軸方向に貫通する開口が形成されており、
    前記レンズ調整枠は、前記開口に対応する部分において、前記固定枠に対して、部分的に取り付けられている、請求項1〜5の何れか1つに記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記レンズ調整枠の外周には、前記固定枠側に突出する取付部が形成されており、
    前記取付部は、前記固定枠の外周に対して、光軸方向の位置が調整可能に取り付けられている、請求項1〜6の何れか1つに記載のレンズ鏡筒。
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