JP2006091153A - 光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 - Google Patents
光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006091153A JP2006091153A JP2004273916A JP2004273916A JP2006091153A JP 2006091153 A JP2006091153 A JP 2006091153A JP 2004273916 A JP2004273916 A JP 2004273916A JP 2004273916 A JP2004273916 A JP 2004273916A JP 2006091153 A JP2006091153 A JP 2006091153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical element
- optical axis
- optical
- eccentric
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
【課題】光学素子に対し、光軸方向、光軸に対し傾く方向、光軸に対する平行偏心方向の3つの方向の調整を行うことができ、より安定した光学性能を得ることが可能となる光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器を提供する。
【解決手段】光軸と直交する面に平面部9aを有し、工具孔9bが設けられた第1の保持筒9と、前記第1の保持筒の平面部9aへの取り付け面50aが形成され、光軸方向にリフト量を有するカム溝50bの設けられた偏心リング50と、前記第1の保持筒の工具孔及び前記偏心リングのカム溝に挿通された偏心コロ8を介して、前記偏心リングに取り付け可能に構成された光学素子を保持するための第2の保持筒6とを備えた構成とする。
【選択図】 図5
【解決手段】光軸と直交する面に平面部9aを有し、工具孔9bが設けられた第1の保持筒9と、前記第1の保持筒の平面部9aへの取り付け面50aが形成され、光軸方向にリフト量を有するカム溝50bの設けられた偏心リング50と、前記第1の保持筒の工具孔及び前記偏心リングのカム溝に挿通された偏心コロ8を介して、前記偏心リングに取り付け可能に構成された光学素子を保持するための第2の保持筒6とを備えた構成とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器に関し、特に、光軸方向、光軸に対し傾く方向、光軸に対する平行偏心方向の3つの方向の調整を可能とした光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器に関するものである。
従来より、カメラに取り付けるためのフランジであるところのマウントと、フォーカス位置に対応した被写体距離目盛りを有するズームレンズ鏡筒においては、指標線に対し無限位置を表す目盛り線がワイド側とテレ側の両ズーム位置で一致するように、レンズ鏡筒全体を光軸方向に位置調整するためのマウント位置調整構造と、ある特定の群を光軸方向に位置調整するための調整構造を有していることが一般的である。
一方、各部品の精度バラツキによるレンズ群の傾きや偏心を吸収し必要な光学性能を確保するために、やはりある特定の群に対し光軸を傾ける傾き調整構造や光軸を平行偏心させる平行偏心調整構造を有するレンズ鏡筒も多々存在する。
一方、各部品の精度バラツキによるレンズ群の傾きや偏心を吸収し必要な光学性能を確保するために、やはりある特定の群に対し光軸を傾ける傾き調整構造や光軸を平行偏心させる平行偏心調整構造を有するレンズ鏡筒も多々存在する。
マウント位置調整構造では、マウントのレンズ鏡筒側への取り付け面を切削する手段、あるいはマウントとレンズ鏡筒側マウント取り付け部との間に調整ワッシャを挟む手段が一般的であり、また特定の群を光軸方向に位置調整するための調整構造では位置調整するレンズ群を保持する保持筒に、光軸方向にリフト量を有するリード溝を設けておき、カムフォロワであるコロ等を介して該リード溝にレンズ群を保持することにより調整を行えるようにする手段が存在する。
さらに、傾き調整構造では調整を行うレンズ群を周上3カ所ほどの偏心コロで保持し、必要な傾き方向に対応した偏心コロを偏心させることにより傾き調整を行う手段、また平行偏心調整では調整を行うレンズ群と該レンズ群を保持する保持筒それぞれに光軸方向と直交する面を設け、保持筒に対しレンズ群を平行偏心調整し位置が決定した後にビス等により位置を固定する手段が一般的である。
また、光軸に対しての平行偏心調整の作業手段としては、レンズ群を保持しているレンズ保持筒を光軸に直交した面方向に外周から押圧することが可能な工具を用意し、偏心させた後位置が決定した状態でビス等の固定手段を用いて光軸方向より固定する等の手段が用いられている。
また、特許文献1には、第1群レンズの光軸方向に前後する階段形状部を設け、それらのいずれの階段を選択するかによって、光軸方向の位置調整と平行偏心調整の二つの方向に対する調整を可能にした機構が開示されている。
また、特許文献2には、第1の光学素子保持部材に対して、第2の光学素子保持部材を光軸直交方向に位置調整して両者の偏芯調整をすると共に、第2の光学素子の第1の光学素子に対する倒れ調整を行う調整構造が開示されている。
特開2002−350702号公報
特開2002−196204号公報
また、特許文献2には、第1の光学素子保持部材に対して、第2の光学素子保持部材を光軸直交方向に位置調整して両者の偏芯調整をすると共に、第2の光学素子の第1の光学素子に対する倒れ調整を行う調整構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2等の従来のレンズ鏡筒の調整手段では、ある特定の一つのレンズ群に対し、光軸方向の位置調整と平行偏心調整、または平行偏心調整と傾き調整など、二つの方向に対して調整することは可能であったが、光軸方向の位置調整、光軸に対しての傾き調整、さらに光軸に対しての平行偏心調整と三つの方向に対しての調整を行うことはできず、光学的条件により一つのレンズ群に対して、上記三つの方向に調整することが可能であればよりよい結果となることがわかっている場合でも対応できなかった。
さらに、従来のレンズ鏡筒の光軸に対する平行偏心調整の作業手段では、レンズ群を保持しているレンズ保持筒を光軸に直交した面方向に外周から押圧することが可能な工具を用い、位置が決定した後でビス等で固定することが一般的であったが、位置を固定した後でも上記工具をリリースした際、押圧していた力が解放され調整群が微少に移動してしまうことがあり、敏感度の高いレンズ群においては問題となっていた。
また、レンズ群を保持しているレンズ保持筒を光軸に直交した面方向に外周から押圧する調整工具は、2方向、もしくは3方向からの押圧により光軸と直交する平面方向に調整することになり、移動させたい方向に必要な量を移動させるためには、作業者の習熟が必要であり時間がかかるという問題を有していた。
また、レンズ群を保持しているレンズ保持筒を光軸に直交した面方向に外周から押圧する調整工具は、2方向、もしくは3方向からの押圧により光軸と直交する平面方向に調整することになり、移動させたい方向に必要な量を移動させるためには、作業者の習熟が必要であり時間がかかるという問題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑み、光学素子に対し、光軸方向、光軸に対し傾く方向、光軸に対する平行偏心方向の3つの方向の調整を行うことができ、より安定した光学性能を得ることが可能となる光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のように構成した光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器を提供するものである。
すなわち、本発明の光学素子保持機構は、光軸と直交する面に平面部を有し、工具孔が設けられた第1の保持筒と、前記第1の保持筒の平面部への取り付け面が形成され、光軸方向にリフト量を有するカム溝の設けられた偏心リングと、前記第1の保持筒の工具孔及び前記偏心リングのカム溝に挿通された偏心コロを介して、前記偏心リングに取り付け可能に構成された光学素子を保持するための第2の保持筒と、を備え、前記偏心リングを偏心調整手段により位置調整して前記第2の保持筒に保持された光学素子に対する平行偏心調整を行い、偏心コロによって前記光学素子の傾き調整を行うと共に、前記第2の保持筒を前記カム溝の案内により回転させて前記光学素子の光軸方向の位置調整を行うことを特徴としている。
また、本発明の光学素子保持機構は、光学素子を、該光学素子の光軸方向、及び前記光軸に対して傾いた方向、及び前記光軸と直交する偏心方向に移動調整が可能に構成したことを特徴としている。
また、本発明においては、上記した光学素子保持機構によりレンズを保持するレンズ鏡筒を構成し、またこのレンズ鏡筒を有する光学機器を構成することができる。
すなわち、本発明の光学素子保持機構は、光軸と直交する面に平面部を有し、工具孔が設けられた第1の保持筒と、前記第1の保持筒の平面部への取り付け面が形成され、光軸方向にリフト量を有するカム溝の設けられた偏心リングと、前記第1の保持筒の工具孔及び前記偏心リングのカム溝に挿通された偏心コロを介して、前記偏心リングに取り付け可能に構成された光学素子を保持するための第2の保持筒と、を備え、前記偏心リングを偏心調整手段により位置調整して前記第2の保持筒に保持された光学素子に対する平行偏心調整を行い、偏心コロによって前記光学素子の傾き調整を行うと共に、前記第2の保持筒を前記カム溝の案内により回転させて前記光学素子の光軸方向の位置調整を行うことを特徴としている。
また、本発明の光学素子保持機構は、光学素子を、該光学素子の光軸方向、及び前記光軸に対して傾いた方向、及び前記光軸と直交する偏心方向に移動調整が可能に構成したことを特徴としている。
また、本発明においては、上記した光学素子保持機構によりレンズを保持するレンズ鏡筒を構成し、またこのレンズ鏡筒を有する光学機器を構成することができる。
本発明によれば、光学素子に対し、光軸方向、光軸に対し傾く方向、光軸に対する平行偏心方向の3つの方向の調整を行うことができ、より安定した光学性能を得ることが可能となる光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器を実現することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例により説明する。
[実施例1]
実施例1は、上記した本発明を適用して一眼レフカメラ用交換レンズのズームレンズを構成したものである。
図1は本実施例におけるレンズ鏡筒のワイド状態の構造を示す断面図であり、図2はそのテレ状態の構造を示す断面図である。
また、図3は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の拡大断面図である。また、図4は本実施例における押しビスの取り付け状態を表す部分断面図である。
また、図5は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の分解斜視図である。また、図6は本実施例におけるレンズ鏡筒の外観図である。
尚、これらの図において同一番号の付された部材は、同一部材を表している。
実施例1は、上記した本発明を適用して一眼レフカメラ用交換レンズのズームレンズを構成したものである。
図1は本実施例におけるレンズ鏡筒のワイド状態の構造を示す断面図であり、図2はそのテレ状態の構造を示す断面図である。
また、図3は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の拡大断面図である。また、図4は本実施例における押しビスの取り付け状態を表す部分断面図である。
また、図5は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の分解斜視図である。また、図6は本実施例におけるレンズ鏡筒の外観図である。
尚、これらの図において同一番号の付された部材は、同一部材を表している。
つぎに図1〜図5を用いて、本実施例におけるレンズ鏡筒の構成について説明する。
本実施例におけるレンズ鏡筒は、カメラ、デジタルカメラ等(勿論ビデオカメラや、プロジェクタ、望遠鏡、双眼鏡等の光学機器でも構わない)に取り付けるズームレンズであり、ズーム操作環16を回転させることでカム環31を回転させ焦点距離が変化し、またズーム動作においては前群が進退する全長可変タイプである。
L1〜L6はそれぞれレンズ群を表し、1群レンズL1〜6群レンズL6(これら1〜6群レンズはそれぞれが複数枚であるとは限らず、勿論1枚であっても構わない)はそれぞれ対応する1群鏡筒6〜6群鏡筒40に固定され、それぞれつぎに示す様に移動する。
本実施例におけるレンズ鏡筒は、カメラ、デジタルカメラ等(勿論ビデオカメラや、プロジェクタ、望遠鏡、双眼鏡等の光学機器でも構わない)に取り付けるズームレンズであり、ズーム操作環16を回転させることでカム環31を回転させ焦点距離が変化し、またズーム動作においては前群が進退する全長可変タイプである。
L1〜L6はそれぞれレンズ群を表し、1群レンズL1〜6群レンズL6(これら1〜6群レンズはそれぞれが複数枚であるとは限らず、勿論1枚であっても構わない)はそれぞれ対応する1群鏡筒6〜6群鏡筒40に固定され、それぞれつぎに示す様に移動する。
1群レンズL1が固定されている1群鏡筒6は、偏心リング50を介して移動筒9とビス10で一体化されており、案内筒30に設けてある直進溝とカム環31に設けてあるカム溝に移動筒9に固定された直進カムフォロワ41が入り込むことで、ワイドからテレに焦点距離が変化すると光軸方向後側に下がる方向に移動する。
尚、1群鏡筒6と移動筒9間はビス10で固定される前に位置調整ができる構成となっている。詳しくは後述する。
2群レンズL2と4群レンズL4はそれぞれ2群鏡筒、4群鏡筒に固定され、それぞれの鏡筒は共に直進筒32に不図示のコロ、ビス等により固定されており、ワイドからテレに操作環16が操作されると光軸方向前側に一体的に移動する。
尚、1群鏡筒6と移動筒9間はビス10で固定される前に位置調整ができる構成となっている。詳しくは後述する。
2群レンズL2と4群レンズL4はそれぞれ2群鏡筒、4群鏡筒に固定され、それぞれの鏡筒は共に直進筒32に不図示のコロ、ビス等により固定されており、ワイドからテレに操作環16が操作されると光軸方向前側に一体的に移動する。
3群レンズL3は3群鏡筒34に固定され、カム環31の回転に伴って2群レンズと4群レンズとの間を光軸方向に進退する。
また、3群鏡筒には、絞りユニット36、焦点距離によって開口径が変化する副絞りユニットが固定されL3と一体的に移動する。
5群レンズL5はフォーカス群であり5群鏡筒39に固定されており、USMユニット28と不図示の連結部材と連結しておりフォーカス時には回転しながら光軸方向に移動する。尚、5群のガラスは熱カシメによって保持されるが、カシメられた際の形状が光軸方向と直交する平面に形成され、この平面部に軸外光を遮蔽する固定絞り80が取り付けられている。
また、3群鏡筒には、絞りユニット36、焦点距離によって開口径が変化する副絞りユニットが固定されL3と一体的に移動する。
5群レンズL5はフォーカス群であり5群鏡筒39に固定されており、USMユニット28と不図示の連結部材と連結しておりフォーカス時には回転しながら光軸方向に移動する。尚、5群のガラスは熱カシメによって保持されるが、カシメられた際の形状が光軸方向と直交する平面に形成され、この平面部に軸外光を遮蔽する固定絞り80が取り付けられている。
また、焦点距離によってフォーカス操作による進退量が異なる所謂インナーフォーカスタイプのため、カムの使用領域と光軸方向の位置調整をサブカム環38によって行っている。尚、このサブカム環38はカム環31と一体的に回転する。USMユニット28に関しては公知のユニットであるため、その詳細な説明は省略する。
また、USMユニット28の先端部にはフード保持環12が固定されておりフード保持環12の爪部にフード(不図示)がバヨネット結合することでフードを保持できる様になる。尚、USMユニット28、案内筒30、固定筒15、後部環18、マウント22は固定部でありそれぞれに固定結合される部材もまた固定部である。
また、USMユニット28の先端部にはフード保持環12が固定されておりフード保持環12の爪部にフード(不図示)がバヨネット結合することでフードを保持できる様になる。尚、USMユニット28、案内筒30、固定筒15、後部環18、マウント22は固定部でありそれぞれに固定結合される部材もまた固定部である。
6群レンズL6は固定群であり、6群鏡筒40に保持され、6群鏡筒40は固定筒15に固定されている。18は後部環、22は一眼レフカメラと結合する為のマウントであり、接点ブロック23においてカメラ側と電気的な通信を行えるようになっている。接点ブロックからの信号はFPCで接続されたメイン基板40に実装してある回路に伝達され、それぞれの制御を行う。また本レンズ鏡筒がカメラに結合された際には、19のシーリングゴムがカメラと当接し、マウント付近の防水防滴性能を発揮できる様に構成されている。
13はフォーカスリングであり、回転させることで焦点調節を行うことができる。
14,17は、ゴムリングであり、操作感の向上を図っている。20は被写体距離表示を表す目盛窓、21はフォーカシング動作の切替えスイッチであり、フォーカスリング13を使用したマニュアルフォーカスとUSM駆動によるフォーカシング動作を切り替えられるようになっている。またそれぞれの操作部には防水防滴構造としてシーリングゴムや防水防滴油を必要な部位に塗布してありレンズ鏡筒全体として防水防滴性能を発揮できる様になっている。
14,17は、ゴムリングであり、操作感の向上を図っている。20は被写体距離表示を表す目盛窓、21はフォーカシング動作の切替えスイッチであり、フォーカスリング13を使用したマニュアルフォーカスとUSM駆動によるフォーカシング動作を切り替えられるようになっている。またそれぞれの操作部には防水防滴構造としてシーリングゴムや防水防滴油を必要な部位に塗布してありレンズ鏡筒全体として防水防滴性能を発揮できる様になっている。
また本実施例のレンズ鏡筒では、各部品の公差精度のバラツキを吸収しつつ光学性能を保つための光学調整箇所は光学的条件により1群の光軸に対する傾き調整と、および同箇所の平行偏心調整となっており、さらに指標線に対し無限位置を表す目盛り線がワイド側とテレ側の両ズーム位置で一致するようにレンズ鏡筒全体を光軸方向に位置調整するためのマウント位置調整構造であるところの後部環18の切削行程と、1群の光軸方向のバランス位置調整が必要となっている。また、図1と図2を比較して分るように本レンズ鏡筒は全長が可変する構成であり、特にレンズ鏡筒内の空間Cの容積変化が大きい。そのため、空間Cの容積変化分の空気の出入りが可能な通気穴が必要であり、また通気穴において、容積変化によるポンプ作用により外気を引き込む吸引力が発生してしまうことから、より高い防水防滴対策が必要である。
以下に、このような本実施例のレンズ鏡筒先端部の通気穴近傍の構造を含めた、1群鏡筒部分の光学調整構造について説明する。
6はレンズ群L1を保持した1群鏡筒であり、50はカム溝50bと、カム溝50bと同一のリードを持ったビス止め用の長孔50cが周上に等角度間隔で3箇所づつを有し、さらに光軸方向と直交した平面部50a、および平面部50aには移動筒9に取り付けられた後固定されるためのビス穴50d、フィルター枠4を移動筒9に固定する際、取り付け用ビスが貫通する貫通穴50eがそれぞれ光軸方向に3カ所ずつ設けられているところの偏心リングである。
6はレンズ群L1を保持した1群鏡筒であり、50はカム溝50bと、カム溝50bと同一のリードを持ったビス止め用の長孔50cが周上に等角度間隔で3箇所づつを有し、さらに光軸方向と直交した平面部50a、および平面部50aには移動筒9に取り付けられた後固定されるためのビス穴50d、フィルター枠4を移動筒9に固定する際、取り付け用ビスが貫通する貫通穴50eがそれぞれ光軸方向に3カ所ずつ設けられているところの偏心リングである。
1群鏡筒6はカム溝50bと長孔50cに対応した箇所にそれぞれ偏心コロ8とビス10を取り付けることにより偏心リング50と結合されており、また移動筒9には偏心リング50を取り付け保持するための平面部9aと、調整後偏心リング50を固定するためのビス孔9e、偏心コロ8とビス10を操作するための工具孔9bが設けられ、この工具孔9bに対し光軸方向の幅をカバーする長さ分1段径の下がった小径部9cが設けられている。さらに移動筒9には光軸に対し直行した放射方向にやはり等間隔で3箇所設けられた貫通した押しビス用孔9dが配置され、この押しビス用孔9dに押しビス51を取り付け偏心リング50を押圧するようになっており、3箇所の押しビス51の押し引きのバランスにより偏心リング50と一体的に保持された1群鏡筒6の平行偏心調整を行う。
この調整群である1群鏡筒周辺の組付け作業としては、まず移動筒9に偏心リング50を固定ビス52を用いてほぼ光軸中心に仮止めし、さらに偏心リング50に1群鏡筒6を嵌挿し、移動筒9の工具孔9bを通して3箇所のコロ座6cに偏心リング50のカム溝50bを通過させた偏心コロ8が入り込みビス7を締め付けて仮止めする。次に移動筒9の3箇所の押しビス用孔9dに押しビス51を偏心リング50に接触するまでの位置に取り付ける。
この状態で3箇所あるうちの任意の偏心コロ8を回転させることにより光軸に対する傾き調整を行うことができ、さらに3箇所の押しビス51の押し引きのバランスにより偏心リング50と一体的に保持された1群鏡筒6の平行偏心調整を行うことが可能となっている。
この状態で3箇所あるうちの任意の偏心コロ8を回転させることにより光軸に対する傾き調整を行うことができ、さらに3箇所の押しビス51の押し引きのバランスにより偏心リング50と一体的に保持された1群鏡筒6の平行偏心調整を行うことが可能となっている。
調整作業後は、まず光軸方向から固定ビス52を締め込んで偏心リング50を固定し、さらに押しビス51を移動筒9に対し接着することで恒久的に調整時と同様の状態を保つようにする。
さらに、この状態でL1を含む1群鏡筒6をカムの周幅内で回転させるとカムのリードにより光軸方向に進退し、ズーミングの焦点ズレの光学調整を行うことが出来る。尚、偏心コロ8はカム溝50bと圧入設定されているため、光学調整が終わった状態で過剰な衝撃を与えない限り、1群鏡筒6は移動することはない。
さらに、この状態でL1を含む1群鏡筒6をカムの周幅内で回転させるとカムのリードにより光軸方向に進退し、ズーミングの焦点ズレの光学調整を行うことが出来る。尚、偏心コロ8はカム溝50bと圧入設定されているため、光学調整が終わった状態で過剰な衝撃を与えない限り、1群鏡筒6は移動することはない。
次に、光学調整後の状態で固定するために、3箇所のビス穴6dにビス10がビス止め用長孔50cを通過した後に締め付け固定する。その後1段径の下がった9c部に撥水性微多孔部材11を貼り付ける。このことにより、空間Cとレンズ鏡筒外部との通気を確保しつつ、これら50b、50c、さらに9bの孔を通過してのレンズ鏡筒内部(空間C)へのゴミや水滴の進入を防止することができる。尚、撥水性微多孔部材11には、その外周部に沿って両面接着材が施されてあり、撥水性微多孔部材11の端部からの水滴の進入はなく、両面接着剤による通気穴であるところの工具孔9bを塞ぐこともない。また同一の撥水性微多孔部材で覆うことから作業上もコスト的にも有利に構成できる。
その後フィルター取り付け用のネジが加工されてあるフィルター枠4を、3本のビス5が穴4b、偏心リング50の貫通孔50eを通過して移動筒9のビス穴9eに締め付けられることで固定される。この時フィルター枠の後ろ側の4c部分が光軸と垂直方向(放射方向)に隙間を空けて延出している部分があり、撥水性微多孔部材11を覆う構成となっている。このことにより使用者は撥水性微多孔部材11や9bの工具孔に触れることは出来ない。また開口部Bは光軸方向後ろ側に開いている。これは、撮影者側に開口部を設けた方が開口部付近へのゴミや水滴の付着の可能性を少なくすることが出来るからである。また開口部Bの隙間も目立たなくすることが出来、外観上も好ましい。
レンズ鏡筒前側に関しては防水防滴性能を維持する必要があるので、1群鏡筒6の前側の段差部6aにOリング3を配置する。2は発泡シーリング材であり弾性変形しても防水防滴性を維持できる部材である。この2を前側化粧環1の後ろ側に貼り付けた後に、3箇所の爪部1bが1群鏡筒6の3箇所に設けてある周溝6bに入り込むように2、3を圧縮させながら固定させる。このことによりフィルター枠4と前側化粧環1の間は発泡シーリング材2によって、前側化粧環1と1群鏡筒6の間は壁部1aと段部6a間にOリングを圧接させることによって防水防滴性能を維持している。尚2にOリングを使用していない理由は1群鏡筒6が前述の光学調整により光軸方向の位置がレンズ鏡筒毎に一定してないことによる。
尚、9bが複数箇所あることにより万が一水滴が開口部Bより進入し撥水性微多孔部材11とフィルター枠の間の隙間に入り込み9bを覆う水滴が入ったとしても、水没させるようなことがない限り全ての穴を塞ぐことはないので通気は必ず確保できる。
尚、9bが複数箇所あることにより万が一水滴が開口部Bより進入し撥水性微多孔部材11とフィルター枠の間の隙間に入り込み9bを覆う水滴が入ったとしても、水没させるようなことがない限り全ての穴を塞ぐことはないので通気は必ず確保できる。
つぎに、図7及び図1、図2を用いて、フード保持環12付近の摺動部の構成について説明する。
フード保持環12の内径側には光軸方向の前側より径の大きい12d部があり、この内側に12dの径より小さい外径の摺動リング25が配置される。摺動リング25の内周前側には、撥水処理されたフェルト部材26が1周以上貼り付けられ、この26と移動筒9の外周部9eが摺動する。尚、自然状態においてはフェルト部材26の内径よりも9fの外径のほうが大きい。27は補強リングであり、フード保持環12の内周側の圧入突起12c部に27の外径が圧入することでフード保持環12に保持され、摺動リング25の光軸方向の位置規制も兼ねている。摺動リング25には外周に3箇所の溝部がありフード保持環12の内周に設けられている突起12bが入り込むことで摺動リング25の回転規制を行っている。また、摺動リング25の前側端面とフード保持環12の端面12e間、摺動リングの後側端面と補強リング27の前側端面の間には防水防滴油が塗布されている。
フード保持環12の内径側には光軸方向の前側より径の大きい12d部があり、この内側に12dの径より小さい外径の摺動リング25が配置される。摺動リング25の内周前側には、撥水処理されたフェルト部材26が1周以上貼り付けられ、この26と移動筒9の外周部9eが摺動する。尚、自然状態においてはフェルト部材26の内径よりも9fの外径のほうが大きい。27は補強リングであり、フード保持環12の内周側の圧入突起12c部に27の外径が圧入することでフード保持環12に保持され、摺動リング25の光軸方向の位置規制も兼ねている。摺動リング25には外周に3箇所の溝部がありフード保持環12の内周に設けられている突起12bが入り込むことで摺動リング25の回転規制を行っている。また、摺動リング25の前側端面とフード保持環12の端面12e間、摺動リングの後側端面と補強リング27の前側端面の間には防水防滴油が塗布されている。
上記構成により、移動筒9が光軸方向に移動した際には移動筒の傾きに従って摺動リングは光軸垂直方向にシフトし移動筒9と摺動リング25(フェルト部材26)の隙間の発生を防止しつつ、光軸方向の隙間に関しては防水防滴油が塗布されていることから水滴の侵入を防ぐことができる。また摺動リングは回転規制されていることから、摺動リングを回転させて油切れの発生も防止している。またフェルト部材26と移動筒9fの寸法関係によりフェルト部材は若干つぶされた状態で摺動するため、これらの間に隙間の発生は無い。
また、フード保持環12には光軸に対し放射方向に貫通孔12aが数箇所設けられており、ユニットとして組みつけられる外観用のリング部材の下に隠れるようになっている。固定部であるところのUSMユニット28にフード保持環12を取り付け、フード保持環12の貫通孔12aに対応した場所に設けられたUSMユニット28の貫通孔28aに圧入ピンを内周側より挿入することによりUSMユニット28とフード保持環12は一体的に結合される。
以上の本実施例の構成によれば、一つのレンズ群に対し光軸方向の位置調整、光軸に対しての傾き調整、光軸に対しての平行偏心調整の三つの方向に対して調整手段を有し、また平行偏心調整においては短時間で安定した調整作業を行うことが可能であり、また調整後工具の開放時に調整群が移動してしまうことのない、レンズ鏡筒を実現することができる。
また、本実施例の構成によれば、平行偏心調整において調整群を偏心調整させるための押しビス構造を、調整群を保持している保持筒に持たせ、調整した状態で押しビスを接着固定することにより恒久的に調整位置を維持でき、安定した調整をすることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例で説明した構成に限定されるものではなく、他の部分に使用した場合においても、同様の効果が発揮されることは言うまでもない。
また、本実施例の構成によれば、平行偏心調整において調整群を偏心調整させるための押しビス構造を、調整群を保持している保持筒に持たせ、調整した状態で押しビスを接着固定することにより恒久的に調整位置を維持でき、安定した調整をすることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例で説明した構成に限定されるものではなく、他の部分に使用した場合においても、同様の効果が発揮されることは言うまでもない。
[実施例2]
実施例2は、上記した本発明を適用して一眼レフカメラ用交換レンズのズームレンズを構成したものである。
図8は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の拡大断面図である。
図8において、60は偏心リング、61は移動筒である。偏心リング60には調整工具が挿入される貫通穴、移動筒61には偏心リング60を偏心調整するための工具を受ける凹部61aがそれぞれ等間隔位置に3箇所光軸方向に設けられ、その他の構成は実施例1と同様である。
実施例2は、上記した本発明を適用して一眼レフカメラ用交換レンズのズームレンズを構成したものである。
図8は本実施例におけるレンズ鏡筒の1群鏡筒周辺の拡大断面図である。
図8において、60は偏心リング、61は移動筒である。偏心リング60には調整工具が挿入される貫通穴、移動筒61には偏心リング60を偏心調整するための工具を受ける凹部61aがそれぞれ等間隔位置に3箇所光軸方向に設けられ、その他の構成は実施例1と同様である。
調整工具70は光軸方向に向いたピンであり先端部70aが偏心リング60の貫通穴を通して移動筒61の凹部61aにそれぞれ3箇所挿入され、また調整工具70は3箇所のピンをリンク機構で接続するように途中2箇所をリンク板70b、70cで回動保持される構造となっている。
作業者は調整工具の操作部であるリンク板70bを光軸に対し直行する放射方向に平行移動させることにより、偏心リング60を縮小移動させることができるため、任意の位置にレンズ群を移動させることが容易となる。
尚、本実施例では保持筒に設けられた凹部は光軸方向に向いた円錐形状をしているが、これは調整工具の先端が保持できればこの形状に限定したものではない。また凹部の数も3箇所としているが2箇所、あるいは逆に3箇所を超える数を設けていても本発明の効果の内容には差はない。
作業者は調整工具の操作部であるリンク板70bを光軸に対し直行する放射方向に平行移動させることにより、偏心リング60を縮小移動させることができるため、任意の位置にレンズ群を移動させることが容易となる。
尚、本実施例では保持筒に設けられた凹部は光軸方向に向いた円錐形状をしているが、これは調整工具の先端が保持できればこの形状に限定したものではない。また凹部の数も3箇所としているが2箇所、あるいは逆に3箇所を超える数を設けていても本発明の効果の内容には差はない。
また、本実施例は、一眼レフ用の交換レンズの実施例を示しているが、勿論この交換レンズを装着した一眼レフカメラ本体も含めたカメラシステムにも適用可能であるし、また、レンズとカメラ本体とが一体的に設けられたカメラ(撮像装置)にも適用可能である。また、前述したように、本実施例に記載したようなズームレンズを有するビデオカメラ、プロジェクタ、望遠鏡、双眼鏡等の光学機器に適用可能であることは言うまでもない。
このような本実施例によれば、平行偏心調整において調整工具を用いることにより調整作業を容易に行うことが可能なズームレンズ及びそのズームレンズを備えた光学機器を提供することが可能となる。
6:1群鏡筒
9:移動筒
9a:平面部
9b:工具孔
9c:小径部
9d:押しビス孔
9e:ビス孔
12:フード保持環(固定部)
12a:貫通孔
25:摺動リング(摺動部材)
50:偏心リング
50a:平面部
50b:カム溝
50c:長孔
50d:ビス孔
50e:貫通孔
51:押しビス
9:移動筒
9a:平面部
9b:工具孔
9c:小径部
9d:押しビス孔
9e:ビス孔
12:フード保持環(固定部)
12a:貫通孔
25:摺動リング(摺動部材)
50:偏心リング
50a:平面部
50b:カム溝
50c:長孔
50d:ビス孔
50e:貫通孔
51:押しビス
Claims (6)
- 光軸と直交する面に平面部を有し、工具孔が設けられた第1の保持筒と、
前記第1の保持筒の平面部への取り付け面が形成され、光軸方向にリフト量を有するカム溝の設けられた偏心リングと、
前記第1の保持筒の工具孔及び前記偏心リングのカム溝に挿通された偏心コロを介して、前記偏心リングに取り付け可能に構成された光学素子を保持するための第2の保持筒と、を備え、
前記偏心リングを偏心調整手段により位置調整して前記第2の保持筒に保持された光学素子に対する平行偏心調整を行い、偏心コロによって前記光学素子の傾き調整を行うと共に、前記第2の保持筒を前記カム溝の案内により回転させて前記光学素子の光軸方向の位置調整を行うことを特徴とする光学素子保持機構。 - 前記偏心調整手段が、前記第1の保持筒に設けられた前記偏心リングを外周より該偏心リングの複数個所を押圧する押圧部材で構成され、該押圧部材の押し引きのバランスにより、該偏心リングに取り付けられた第2の保持筒の光学素子に対する平行偏心調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の光学素子保持機構。
- 前記保持筒の偏心リングを取り付けるための取り付け面には、調整工具の先端部を保持する凹部が設けられ、前記偏心リングには前記凹部に対応した位置に前記調整工具の先端部が挿入される貫通穴が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学素子保持機構。
- 光学素子を、該光学素子の光軸方向、及び前記光軸に対して傾いた方向、及び前記光軸と直交する偏心方向に移動調整が可能に構成されたことを特徴とする光学素子保持機構。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学素子保持機構によりレンズを保持することを特徴とするレンズ鏡筒。
- 請求項5のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004273916A JP2006091153A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004273916A JP2006091153A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006091153A true JP2006091153A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36232246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004273916A Pending JP2006091153A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006091153A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011090080A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Nikon Corp | 撮影レンズ、撮像装置、及び、撮影レンズの調整方法 |
JP2011186162A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Nikon Corp | 可変焦点距離レンズ、光学装置、可変焦点距離レンズの調整方法 |
CN102590976A (zh) * | 2011-01-06 | 2012-07-18 | 株式会社理光 | 镜头以及摄像装置、数码像机、信息终端、图像输入装置 |
JP2012220713A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Canon Inc | 光学装置 |
WO2013027308A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
KR101423693B1 (ko) * | 2014-02-03 | 2014-07-25 | 이선구 | 광축 조절식 렌즈경통 |
JP2016006552A (ja) * | 2015-10-13 | 2016-01-14 | キヤノン株式会社 | 光学装置 |
JP2017116729A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | リコーイメージング株式会社 | 偏芯調整構造及び光学機器 |
US10444494B2 (en) | 2016-04-19 | 2019-10-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens apparatus and image pickup apparatus using same |
CN110908065A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-03-24 | 广州长步道光电科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
US10694088B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-06-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens apparatus, imaging apparatus, and manufacturing method of the lens apparatus |
-
2004
- 2004-09-21 JP JP2004273916A patent/JP2006091153A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011090080A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Nikon Corp | 撮影レンズ、撮像装置、及び、撮影レンズの調整方法 |
JP2011186162A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Nikon Corp | 可変焦点距離レンズ、光学装置、可変焦点距離レンズの調整方法 |
CN102590976A (zh) * | 2011-01-06 | 2012-07-18 | 株式会社理光 | 镜头以及摄像装置、数码像机、信息终端、图像输入装置 |
JP2012220713A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Canon Inc | 光学装置 |
US8767323B2 (en) | 2011-04-08 | 2014-07-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical apparatus |
JPWO2013027308A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2015-03-05 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
WO2013027308A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
US8896944B2 (en) | 2011-08-25 | 2014-11-25 | Panasonic Corporation | Lens barrel |
KR101423693B1 (ko) * | 2014-02-03 | 2014-07-25 | 이선구 | 광축 조절식 렌즈경통 |
JP2016006552A (ja) * | 2015-10-13 | 2016-01-14 | キヤノン株式会社 | 光学装置 |
JP2017116729A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | リコーイメージング株式会社 | 偏芯調整構造及び光学機器 |
US10444494B2 (en) | 2016-04-19 | 2019-10-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens apparatus and image pickup apparatus using same |
US10694088B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-06-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens apparatus, imaging apparatus, and manufacturing method of the lens apparatus |
CN110908065A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-03-24 | 广州长步道光电科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
CN110908065B (zh) * | 2019-12-30 | 2023-09-12 | 湖南长步道光学科技有限公司 | 一种可沿光轴转动防脱出的镜头结构及成像设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7050244B2 (en) | Zoom lens barrel | |
US7603030B2 (en) | Optical apparatus for correcting the movement of a focusing lens in accordance with a change in focal length | |
US7751136B2 (en) | Lens assembly and imaging apparatus | |
JP5262446B2 (ja) | レンズ鏡筒、光学装置およびレンズ鏡筒の製造方法 | |
US20060164538A1 (en) | Lens unit and image pickup unit | |
JP2006091153A (ja) | 光学素子保持機構、レンズ鏡筒及び光学機器 | |
US5371569A (en) | Mounting apparatus of flexible printed circuit board | |
US6738570B2 (en) | Lens apparatus having vapor-resistant ventilation and optical instrument using lens apparatus | |
CN107121873B (zh) | 光学装置 | |
CN110095850B (zh) | 镜筒和光学设备 | |
JP2007047411A (ja) | レンズ装置 | |
JP2009042531A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP5093036B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2020027161A (ja) | レンズ装置及びこれを備える撮像装置 | |
JP2001042194A (ja) | レンズ装置および光学機器 | |
JP4433272B2 (ja) | 撮像装置およびレンズ装置 | |
JP2009037082A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP4035402B2 (ja) | レンズ装置 | |
JP2005274837A (ja) | ズームレンズの偏芯調整方法 | |
JP4574463B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP3335033B2 (ja) | レンズの固定装置および光学機器 | |
JP2010020175A (ja) | レンズ鏡胴 | |
JP2005227400A (ja) | 光学機器 | |
JP2023179154A (ja) | レンズ鏡筒及び光学機器 | |
WO2010021150A1 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 |