JP4433272B2 - 撮像装置およびレンズ装置 - Google Patents

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本発明は撮像装置、レンズ装置および撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置においては、携帯性の向上・使い勝手の良化が求められ、装置全体の小型化が行われており、撮像装置に用いられる光学系鏡筒・レンズの小型化も進められている。
また、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置において使用されている、いわゆる沈胴レンズに関しても、既述の携帯性の利便性という観点から、小型化・薄型化が要望されている。特に、近年のデジタルスチルカメラにおいては、シャツの胸ポケットやジーンズのポケットに入るなど、更なる携帯性の利便性を追求した商品が好まれる傾向にあり、光学系鏡筒としての薄型化が強く要望されている。
ここで、いわゆる沈胴レンズ・沈胴鏡筒については特許文献1、レンズ駆動機構については特許文献2などに開示されている。一般的に沈胴レンズ・沈胴式カメラの可動レンズを高精度に芯合わせしつつ、光軸方向に移動可能に狭持するためには、すなわち撮影光学系の光学的な精度の向上を図るためには、ガイド軸の高精度な位置決め・固定が必要となる。
特開2002−296480号公報 特開2002−287002号公報
近年、撮像素子の高画素化により撮影光学系の光学的な精度として非常に高いものが求められてきているが、上述した従来技術においては、ガイド軸押さえや鏡筒部分の加工精度や組立精度にも限界があり、ガイド軸の位置決め精度を向上させることが困難になっていきている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ガイド軸の高精度な位置決め・固定を行なう上で有利なレレンズ装置および撮像装を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、外装を構成するケースと、前記ケースで支持された撮影光学系と、前記撮影光学系の後方に設けられた撮像素子と、前記ケースで支持され前記撮像素子が取着されたベースと、前記撮影光学系を駆動する駆動機構とを備え、前記撮影光学系は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠に挿通されることで前記レンズ枠を光軸方向に案内するガイド軸とを有し、前記駆動機構は、前記レンズ枠を前記ガイド軸に沿って移動させるように構成され、前記ガイド軸の後端がベースに取着され前記ガイド軸はベースから前方に突出する撮像装置において、前記ベースに、小径孔が形成されるとともに前記ベースの後面で前記小径孔の周囲に環状の当接面が設けられ、前記ガイド軸の後端が固定されるガイド軸押え部材が設けられ、前記ガイド軸押え部材は、前記ベースの当接面に当接される当接面と、前記小径孔に挿通される該小径孔よりも外径の小さい小径軸部と、前記小径軸部の前端面に形成され前記ガイド軸の後端が嵌合される嵌合孔とを有し、前記小径軸部が前記小径孔に挿通され前記小径軸部の外周面と小径孔の内周面との間に隙間が確保された状態で前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面とが当接されて固定され、前記ベースは前記小径孔と同軸上で前記ベースの後面に設けられた大径凹部を有し、前記ベースの当接面は、前記大径凹部の底面で形成され、前記ガイド軸押え部材は、小径軸部と同軸上に設けられた大径軸部を有し、前記ガイド軸押え部材の当接面は、前記小径軸部と大径軸部との境の部分の端面で形成され、前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面との固定は、前記大径凹部内に塗布された接着剤により前記大径凹部内において前記大径軸部が固定されることでなされ、前記ガイド軸の前端は、前記ベースに一体に型成形によって設けられたガイド軸保持壁により支持され、前記ガイド軸押え部材は、その嵌合孔が前記ガイド軸の後端が挿入される有底状の孔で形成されるとともに、前記ベースの大径凹部の縁部にベースの前面側から係止する凸部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明のレンズ装置は、外装を構成するケースと、前記ケースで支持された撮影光学系と、前記撮影光学系の後方に設けられた撮像素子と、前記ケースで支持され前記撮像素子が取着されたベースと、前記撮影光学系を駆動する駆動機構とを備え、前記撮影光学系は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠に挿通されることで前記レンズ枠を光軸方向に案内するガイド軸とを有し、前記駆動機構は、前記レンズ枠を前記ガイド軸に沿って移動させるように構成され、前記ガイド軸の後端がベースに取着され前記ガイド軸はベースから前方に突出する撮像装置において、前記ベースに、前記ガイド軸の外径よりも大きな内径の孔が形成されるとともに前記ベースの後面で前記孔の周囲に環状の当接面が設けられ、前記ガイド軸の後端が固定されるガイド軸押え部材が設けられ、前記ガイド軸押え部材は、前記ベースの当接面に当接される当接面と、前記ガイド軸の後端が嵌合される嵌合孔とを有し、前記ガイド軸が前記孔に挿通され前記ガイド軸の外周面と孔の内周面との間に隙間が確保された状態で前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面とが当接されて固定され、前記ベースは前記小径孔と同軸上で前記ベースの後面に設けられた大径凹部を有し、前記ベースの当接面は、前記大径凹部の底面で形成され、前記ガイド軸押え部材は、小径軸部と同軸上に設けられた大径軸部を有し、前記ガイド軸押え部材の当接面は、前記小径軸部と大径軸部との境の部分の端面で形成され、前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面との固定は、前記大径凹部内に塗布された接着剤により前記大径凹部内において前記大径軸部が固定されることでなされ、前記ガイド軸の前端は、前記ベースに一体に型成形によって設けられたガイド軸保持壁により支持され、前記ガイド軸押え部材は、その嵌合孔が前記ガイド軸の後端が挿入される有底状の孔で形成されるとともに、前記ベースの大径凹部の縁部にベースの前面側から係止する凸部が設けられていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、ガイド軸の前端を予めベースに対して位置決めして固定し、ガイド軸押え部材を取付部においてガイド軸の延在方向に対して直交する方向に動かしガイド軸の後端の位置調節を行なった後、ガイド軸押え部材を取付部に固定するようにした。
したがって、ガイド軸押え部材を動かすことによってレンズ枠部分の微調節を行なうことが可能となり、ガイド軸の高精度な位置決め・固定を行なう上で有利となる。
ガイド軸の高精度な位置決め、固定を行なうという目的を、ガイド軸の後端を固定するガイド軸押え部材をベース側の取付部において動かしガイド軸の位置調節を行なうことによって実現した。
以下、本発明の撮像装置およびレンズ装置を、その製造方法とともに説明する。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置の斜視図、図2は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒1が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106、光学式ファインダの対物レンズ108などが設けられている。
鏡筒1はケース102の内部に組み込まれた駆動部124(図2)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面にはシャッタボタン110が設けられ、ケース102の後面には、前記光学式ファインダの接眼窓(不図示)、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ112、撮像した映像を表示するディスプレイ114(図2)などが設けられている。
図2に示すように、撮像装置100は、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子116、該撮像素子116から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体118に記録する画像処理部120、前記画像データをディスプレイ114に表示させる表示処理部122、駆動部124、操作スイッチ112やシャッタボタン110の操作に応じて画像処理部120、表示処理部122、駆動部124を制御するCPUなどを含む制御部126などを備えている。
次に、鏡筒1の概略構成について説明する。
図3は鏡筒1の状態を説明する斜視図で、(a)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。図4は沈胴レンズの断面図であり、(a)が沈胴状態、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。図5は沈胴レンズの分解斜視図である。
図4に示すように、鏡筒1は光学的には3群構成である。鏡筒1は、1群と2群が所定のカムカーブに沿って光軸方向に駆動されることによってズーミングを行い、3群が光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシングを行う。すなわち、1群と2群の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図4、図5に示すように、1群レンズ枠2は、カム環4のカム溝4bに嵌合される3本(複数本)のカムピン2aと、1群を構成する複数のレンズを挿入・固定する複数のレンズ室2bと、収納時、沈胴状態においてレンズ前玉を保護するバリア機構部2cとを備えている。
2群レンズ枠3は、カム環4のカム溝4cに嵌合される3本(複数本)のカムピン3aと、2群を構成する複数のレンズを挿入、固定する複数のレンズ室3bとを備えている。また、2群レンズ枠3はアイリス・シャッター機構を構成してもよい。
カム環4は、ギアユニットによって駆動されることによりカム環4を固定環6の内径で回転駆動するためのギア部4aと、1群レンズ枠2のカムピン2aが嵌合される3本(複数本)のカム溝4bと、2群レンズ枠3のカムピン3aが嵌合される3本(複数本)のカム溝4cと、固定環6のカム溝6aに嵌合される3本(複数本)のカムピン4dとを備えている。
カム溝4bおよびカム溝4cは、1群および2群を所定のカーブに沿って光軸方向に移動させ、ズーミング動作を行うものである。
直進案内環5は、カム環4と一体的に固定環6の内径で光軸方向に移動する部材で、1群レンズ枠2を光軸方向にガイドする案内溝5aと、2群レンズ枠3を光軸方向にガイドする案内溝5bとを備えている。
固定環6は、ベース8に固定される部材で、カム環4のカムピン4dが嵌合される3本(複数本)のカム溝6aを備えている。
3群レンズ枠7は3群を構成するレンズ71を挿入・固定するためのレンズ室を備え、本発明のレンズ枠を構成するものである。
3群レンズ枠7は、ベース8に対して光軸方向に移動可能に保持されており、後述するステッピングモータなどの動力源によって光軸方向に微小に変位することができる。
ベース8には、固定環6、ガイド軸押え部材9、ギアユニット(不図示)が位置決め・固定される。
ベース8は、光学式ローパスカットフィルタや赤外カットフィルタなどの光学フィルタ11を挿入・位置決め・固定するための凹部と、鏡筒内部へのゴミなどの侵入を防止し、光学フィルタ11を弾性付勢するためのシールゴム12を挿入するための凹部とを備えている。
ベース8には撮像素子116が高精度に位置決め・固定される。
ギアユニットは、カム環4をギア部4aによって駆動するものである。ギア比は、沈胴→広角→望遠および望遠→広角→沈胴の範囲において十分な駆動力を得られるように決められる。ギアユニットは、カム環4を駆動することにより、この沈胴レンズのズーミング動作を行う。
後述するステッピングモータなどにより構成される駆動機構15は、3群レンズ枠7を光軸方向に微小に変位するものであり構成については後述する。
また、本例においては、1群レンズ枠2、2群レンズ枠3、3群レンズ枠7に保持された前記複数のレンズによって本発明の撮影光学系が構成されている。
また、本例において、1群レンズ枠2、2群レンズ枠3、カム環4、直進案内環5、固定環6、3群レンズ枠7、ベース8は、例えばガラス繊維を含有するポリカーボネート樹脂(黒色)などの繊維強化プラスチックで成形され、強度・遮光性と量産性を備えている。
次に、レンズの動作について説明する。
沈胴状態〜広角間の動作において、カム環4はギア部4aがギアユニットによって駆動力を与えられることにより駆動されて、カムピン4dが固定環6のカム溝6aに沿って回転しながら光軸方向に被写体側に向けて移動する。このとき、直進案内環5はカム環4と一体的に移動する(図4中矢印A参照)。
このとき、1群レンズ枠2はカムピン2aがカム溝4bおよび案内溝5aに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印B参照)。このとき、2群レンズ枠3はカムピン3aがカム溝4cおよび案内溝5bに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印C参照)。以上により、1群および2群は所定の位置に移動し、光学的に広角の位置になる。
広角〜望遠間の動作においても、カム環4はギア部4aがギアユニットによって駆動力を与えられることにより駆動されるが、この範囲においてカム溝6aはカム環4が光軸方向に駆動しないように形成されており、直進案内環5も光軸方向に移動しない(図4中矢印D参照)。
このとき、1群レンズ枠2はカムピン2aがカム溝4bおよび案内溝5aに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印E参照)。このとき、2群レンズ枠3はカムピン3aがカム溝4cおよび案内溝5bに沿って所定のカーブによって移動する(図2中矢印F参照)。以上により、1群および2群は所定のカーブに沿って移動し、光学的に広角〜望遠間を移動することによってズーミング動作を行う。
望遠→広角→沈胴状態については、ギアユニットを上記動作と反対向きに駆動することでカム環4を反対向きに回転させることによって行う。上記のギアユニットによるカム環4の駆動によって鏡筒1は沈胴動作およびズーミング動作を行うが、これとは別に駆動機構15によって3群が光軸方向に微小に変位することによりフォーカッシング動作を行う(図4中矢印G参照)。
次に、本実施例に係る撮像装置の主要な部分である、3群レンズ枠7、ガイド軸14、ガイド軸14を保持するガイド軸保持壁91およびガイド軸押え部材9、駆動機構15の構成について詳細に説明する。
図6は本実施例に係る撮像装置の要部を説明する分解斜視図、図7は本実施例に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図、図8(a)はガイド軸押え部材をベースに取付ける前の前側正面図、図8(b)はガイド軸押え部材をベースに取付ける前の後側正面図、図8(c)はガイド軸押え部材をベースに取付けた状態の前側正面図、図8(b)はガイド軸押え部材をベースに取付けた状態の後側正面図、図9は本実施例に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する別の分解斜視図、図10は図9のA1、A2部分の拡大図、図11は本実施例に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図、図12は本実施例に係る撮像装置の要部の断面図、図13は本実施例に係る撮像装置のガイド軸押え部材近傍の断面図である。
図6に示すように、ガイド軸14は、例えば均一外径の円柱状に形成され、ベース8に取付けられ3群レンズ枠7に挿通されることで3群レンズ枠7をレンズ71の光軸方向に案内するものである。
図6、図12に示すように、3群レンズ枠7は、板状に形成されその中央にレンズ71を保持し、径方向外側箇所に、ガイド軸14が挿通される軸受部7aと、ステッピングモータなどにより構成される駆動機構15に連結される連結片7bとが設けられている。
また、レンズ71を挟んで軸受部7aと対向する3群レンズ枠7の部分にはベース8から起立された軸8bが挿通されており、これにより3群レンズ枠7がガイド軸14を中心に回転しないようになっている。
ガイド軸14のベース8への取付は、ガイド軸保持壁91およびガイド軸押え部材9を用いてなされている。
ガイド軸保持壁91はベース8と一体に例えば型成形によって設けられている。
ガイド軸保持壁91は、ベース8の撮像素子116の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延在する2つの延出部91aと、延出部91aの先端を連結する先端部91bとで構成され、先端部91bはベース8に臨んでいる。また、2つの延出部91aは、ガイド軸14をその周方向から挟むような2箇所に沿って設けられている。
図12に示すように、先端部91b、すなわちガイド軸保持壁91の前端には、ガイド軸14の前端を保持する凹部91cが設けられ、該凹部91cはガイド軸14の先端が挿入される有底状の円柱孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。なお、図12において2つの延出部91aは図示が省略されている。
図8(a)、(b)、図13に示すように、ガイド軸保持壁91の基端に位置するベース8箇所、言い換えるとガイド軸14の突出方向に向いたベース8の前面箇所には、小径孔8Aが設けられ、この小径孔8Aと同軸上でベース8の後面に大径凹部8Bが設けられている。これら小径孔8A、大径凹部8Bは、凹部91cとほぼ同軸上に形成されている。なお、本実施例では、これら小径孔8A、大径凹部8Bによって特許請求の範囲の取付部が構成されている。
図6、図13に示すように、ガイド軸押え部材9は円盤状を呈し、小径軸部9Aと、小径軸部9Aと同軸上の大径軸部9Bと、小径軸部9Aの端面に設けられた嵌合孔9Cとを有し、これら小径軸部9A、大径軸部9B、嵌合孔9Cとは同軸上に設けられている。
小径軸部9Aは、小径孔8Aよりも直径が小さく形成され、大径軸部9Bは、大径凹部8Bよりも直径が小さく形成されている。嵌合孔9Cは、ガイド軸14の後端が嵌合される有底状の孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。
なお、ガイド軸押え部材9は、円盤状以外の形状、例えば楕円板状、多角形板状などであってもかまわない。同様に、小径孔8Aおよび大径凹部8Bの形状も円形以外の形状であってもかまわない。
また、ガイド軸押さえ部材9に大径凹部8Bの縁部にベース8の前面側から係止する凸部を設ければ、衝撃荷重がガイド軸押え部材9に加わった際の強度を保証する上で有利となる。この場合、前記凸部はガイド軸押え部材9を光軸と直交する方向に位置調整する際の妨げにはならない。
図7、図8(c)、(d)、図13に示すように、ガイド軸押え部材9は、大径軸部9Bが大径凹部8Bに収容されるとともに小径軸部9Aが小径孔8Aに収容され、かつ、大径軸部9Bと小径軸部9Aとの境をなす平坦な環状端面からなる当接面9D(特許請求の範囲のガイド軸押え部材の当接面に相当)が大径凹部8Bの底面からなる当接面8C(特許請求の範囲のベースの当接面に相当)に当て付けられて配設されている。
そして、ガイド軸14は、その前端が凹部91cに保持されるとともに、後端が嵌合孔9Cに嵌合固定された状態で、ガイド軸14の延在方向に対して直交する方向にガイド軸押え部材9が動かされ、これによりレンズ71の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされる。
この位置調節は、例えば、市販のXYテーブルなどを用いて行なわれる。
位置調節後、大径凹部8Bに接着剤Sが塗布され大径凹部8B内において大径軸部9Bが固定され、これによりガイド軸押え部材9がベース8に固定されている。すなわち、小径軸部9Aが小径孔8Aに挿通され小径軸部9Aの外周面と小径孔8Aの内周面との間に隙間が確保された状態で当接面8Cと当接面9Dとが当接されて固定されている。前記接着剤Sとしては例えばUV硬化型接着剤を用いることができ、その場合には接着剤Sを硬化させるために紫外線を照射することになる。
図12に示すように、3群レンズ枠7の軸受部7aとガイド軸押え部材9との間のガイド軸14部分には圧縮コイルばね92が設けられており、該圧縮コイルばね92によって3群レンズ枠7はベース8から離間する方向に付勢されている。
また、ベース8の中央には開口が形成され、前記開口に臨むベース8の後面箇所には撮像素子116を収容保持する凹状の収容部8cが設けられている。
駆動機構15は、図6、図11、図12に示すように、ステッピングモータなどからなるモータ16と、該モータ16の出力軸を構成するリードスクリュー15aと、該リードスクリュー15aに螺合しリードスクリュー15aの回転によりリードスクリュー15aの延在方向に移動されるナット15cと、該ナット15cの回転防止用のロッド15d(図11)と、前記モータをベース8に対して位置決め・固定するためのモータ配設用部材15bとを備えている。
ナット15cは、その後面が3群レンズ枠7の連結片7bの前面に対面しており、圧縮コイルばね92の付勢力によって連結片7bはナット15cの後面に当て付けられている。したがって、3群レンズ枠7はナット15cの動きに追従して移動するように構成されている。
ロッド15dはリードスクリュー15aと間隔をおいてほぼ平行に延在するようにモータ配設用部材15dに取付けられている。ナット15cは、該ナット15cに設けられた係合凹部がロッド15dに係合することでリードスクリュー15aの延在方向には移動するが、リードスクリュー15aの周方向に回転することが防止されている。
図9、図10に示すように、モータ16にはモータ配設用部材15bが取着されており、このモータ配設用部材15bがベース8に取着されることでモータ16が配設されている。
モータ配設用部材15bは、モータ16のケースの端面に取着される第1支片15b1と、第1支片15b1に対向する第2支片15b2と、これら第1、第2支片15b1、15b2を連結する第3支片15b3とを備えている。モータ配設用部材15bは例えば鋼板で構成することができるが、これに限定されるものではない。
第1支片15b1には、リードスクリュー15aの延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部15b4が設けられている。この突出部15b4には、ねじ挿通用の孔15b5が形成され、ねじ挿通用の孔15b5に連通し突出部15b4の突出方向に延在する係合孔15b6と、位置決め用孔15b7とが形成されている。
第3支片15b3は第1支片15b1の基端から延在しており、第2支片15b2は第3支片15b3の先端に設けられ、第2支片15b2は、リードスクリュー15aの先端を軸受孔などを介して支持するように形成されている。
言い換えると、モータ配設用部材15bは、互いに対向し軸の両端を支持する第1支片および第2支片と、これら第1支片、第2支片を連結する第3支片とを備える軸配設用支持片であって、前記第1支片または第2支片の一方に、前記軸の延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部が設けられ、前記突出部に、ねじ挿通用の孔と、前記ねじ挿通用の孔の半径方向の外側箇所に設けられた係合孔とが設けられている。
また、さらに言い換えると、モータ配設用部材15bは、出力軸が突出するモータのケースの端面に取着されたモータ配設用部材であって、前記ケースの端面に取着される第1支片と、前記第1支片に対向し前記出力軸の先端を支持する第2支片と、これら第1支片、第2支片を連結する第3支片と、前記第1支片に、前記出力軸の延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部と、前記突出部に形成されたねじ挿通用の孔と、前記ねじ挿通用の孔の半径方向の外側箇所に形成された係合孔とを備えている。
図9、図10に示すように、ベース8には、ねじ挿通用の孔15b5に対応する箇所にねじ孔8dが形成され、該ねじ孔8dの外周には円環状の取付面8eがベース8の前面側に突出形成されている。
取付面8eの周方向の一部には、取付面8eよりも低い凹部8kが形成され、該凹部8kには取付面8eよりも高い位置まで突出する凸部8fが設けられている。該凸部8fは係合孔15b6に係合するように形成されている。
凸部8fは係合孔15b6に係合することによってモータ配設用部材15bがねじ挿通孔15b5を中心に揺動することを防止する回り止めの機能を実現している。また、本例では、凸部8fが取付面8eと同じ径方向の位置に設けられているので、狭いスペースに凸部8fを配置できる。これにより、モータ配設用部材15bをベース8に取付けるための占有スペースを低減でき、ベース8上に他の部材を配設するスペースを確保する上でも有利となる。また、本例では、凸部8fは径方向に細長形状に形成されているので、係合孔15b6の縁部から加わる面圧力に対する強度を高める上で有利となっている。
また、位置決め用孔15b7に係合する位置決め用のボス8hが突設され、該ボス8hを挟むように2つの凸部8jが設けられ、これら凸部8jによって取付面8eと同じ高さの取付面8gが構成されている。これら取付面8g、ボス8hはねじ孔8dから離間した箇所に位置している。
また、図9、図12に示すように、ベース8には、第1支片15b1の縁部の前面に係合する係合片8iが設けられている。
駆動機構15のベース8に対する取付は次のように行なう。
図9、図10、図12に示すように、モータ配設用部材15bの第1支片15b1の縁部をベース8の係合片8iに係合させ、位置決め用孔15b7をボス8hに係合させ、係合孔15b6を凸部8fに係合させる。これによりねじ挿通孔15b5およびねじ孔8dの位置が一致するので、1つのねじをねじ挿通孔15b5からねじ孔8dに挿入して螺合し締結する。この結果、図11に示すように、モータ配設用部材15bがベース8に固定され、これにより駆動機構15がベース8に取付けられることになる。
この際、ガイド軸14に対してリードスクリュー15aは突出部15b4の突出方向に位置しており、圧縮コイルばね92の付勢力が軸受部7a、連結片7b、ナット15cを介してリードスクリュー15aに作用するので、モータ配設用部材15bが突出部15b4の突出方向に向かって倒れる方向に僅かであるが傾斜しようとする。また、前記ねじの締結力によって第1支片15b1が凹部8k方向に傾くこととにより、モータ配設用部材15bが突出部15b4の突出方向に向かって倒れる方向に僅かであるが傾斜しようとする。
しかしながら、突出部15b4の突出方向の先端において取付面8gが突出片15b4に当接しており、また、図12に示すように、第1支片15b1の縁部が係合片8iに係合しているため前記傾斜は抑制される。
このため、第1支片15bとベース8とが互いに当て付けられる面の面積が少ないにも拘わらず、リードスクリュー15aおよび3群レンズ枠7に保持されたレンズ71が光軸に対して傾斜して光学的特性が悪化することを防止することができ、レンズ71の光学的特性を確保しつつ小型化を図る上で有利となる。
また、1つのねじでモータ配設用部材15bをベース8に取付けることができ、レンズ71の光学的特性を確保しつつ部品点数の削減を図る上で有利となる。
また、モータ配設用部材15bの強度が低いほど、すなわちモータ配設用部材15bの肉厚が薄いほどモータ配設用部材15bの傾斜が顕著となることが想定されるが、前述のようにモータ配設用部材15bの傾斜を抑制できるので、モータ配設用部材15bの強度、言い換えれば大きさや肉厚を軽減することが可能となり、部品コストを低減する上で有利となる。このようにモータ配設用部材15bを小型化および薄型化することによりレンズ装置全体の小型化および薄型化を図る上でも有利となる。
また、モータ配設用部材15bの傾斜を抑制できるので、第1枠、第2枠の移動軌跡とモータ配設用部材15bとの間に設ける空間的余裕を抑制することができ、小型化を図る上でも有利となる。
なお、モータ配設用部材15bの傾斜を防止できれば係合片8iは省略できる。
また、本実施例においては、ベース8、レンズ71、レンズ枠7、ガイド軸14、ガイド軸保持壁9によって本発明のレンズ装置が構成されている。
次に、本実施例の作用、効果について説明する。
本実施例によれば、ガイド軸保持壁によりガイド軸の前端を予めベースに対して位置決めして固定し、ガイド軸押え部材を取付部においてガイド軸の延在方向に対して直交する方向に動かしガイド軸の後端の位置調節を行なった後、ガイド軸押え部材を取付部に固定するようにした。
そのため、ガイド軸押え部材9を動かした場合に、3群レンズ枠7は、べース8に近い側の変位量に比較してベース8から遠い側の変位量が小さなものとなり、したがって、ガイド軸押え部材9を動かすことによってベース8から遠い側のレンズ枠7部分の微調節を簡単にかつ確実に行なうことが可能となる。
また、本実施例によれば、ガイド軸押え部材9が動かされ、3群のレンズ71の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされた後、大径凹部8Bに接着剤が塗布され大径凹部8B内において大径軸部9Bが固定され、したがってガイド軸押え部材9の固定も簡単になされる。
したがって、厳しい近距離でのフォーカス合わせ精度を向上できるため、収差、すなわち結像ずれや色ずれなどの発生を抑制でき、また、近距離(至近側)での片ボケを抑制する上で有利となる。
また、画素数の多い撮像素子116を用いた場合に要求される高い光学的な精度を満足させることが可能となる。
また、ガイド軸14の後端を保持するガイド軸押え部材9を動かすだけでガイド軸14の位置を調整できるので、ガイド軸14の位置調整を行なう専用部品が不要となり、部品点数を削減するとともに調整および組立を簡素化する上で有利となり、接着剤を用いたガイド軸押え部材9の固定であるので、その固定も簡単になされる。
また、ベース8の当接面8Cにガイド軸押え部材9の当接面9Dが当て付けられた状態でガイド軸押え部材9およびガイド軸14の位置を調節するため、ガイド軸14を光軸に対して正確に直交させつつ位置決めする上で有利となる。
また、ガイド軸押え部材9の当接面9Dと、ベース8の当接面8Cとを省略し、これら当接面同士を当て付けないでガイド軸押え部材9およびガイド軸14の位置を調節するようにしても無論かまわない。この場合にはガイド軸押え部材9の光軸と直交する方向の寸法を小さくすることができ、小型化を図る上で有利となる。この場合、ガイド軸押え部材9はガイド軸14によってその光軸方向の位置が決められることになる。
また、ガイド軸押え部材9のベース8への固定は接着に限らず、熱かしめを用いてもよい。熱かしめを用いた場合には、例えばUV硬化型接着剤を用いる場合に比較して紫外線照射が不要となるため、紫外線照射装置が不要となるとともに、UV硬化型接着剤の硬化時間に比較してより短時間に固定ができる利点がある。
次に、実施例2について説明する。
実施例2が実施例1と異なっているのは、ガイド軸押え部材9の形状である。
図14は実施例2に係る撮像装置のガイド軸押え部材近傍の断面図である。
本実施例においても、実施例1と同様に、ガイド軸14のベース8への取付は、ガイド軸保持壁91およびガイド軸押え部材9を用いてなされている。
ガイド軸保持壁91の基端に位置するベース8箇所には、ガイド軸14の外径よりも大きな内径の孔8Dが形成されるとともに、ベース8の後面で孔8の周囲に環状の当接面8Eが設けられている。
なお、本実施例では、孔8Dによって特許請求の範囲の取付部が構成されている。
ガイド軸押え部材9は円盤状を呈し、ベース8の当接面8Eに当接される当接面9Eと、ガイド軸14の後端が嵌合される嵌合孔9Fとを有している。
ガイド軸14は、その後端が孔8Dに挿通されガイド軸14の外周面と孔8Dの内周面との間に隙間が確保された状態でベース8の当接面8Dにガイド軸押え部材9の当接面9Eが当て付けられて配設されている。
そして、ガイド軸14は、実施例1と同様に、その前端が凹部91cに保持され、ガイド軸14の延在方向に対して直交する方向にガイド軸押え部材9がXYテーブルなどを用いて動かされ、これによりレンズ71の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされる。位置調節後、ガイド押え部材9とベース8の後面との間に接着剤Sが塗布され、これによりガイド軸押え部材9がベース8に固定されている。
実施例2においてもガイド軸押え部材9のベース8への固定は接着に限らず、熱かしめを用いてもよいことは勿論である。
このような実施例2によっても実施例1と同様の作用、効果を奏することができる。
また、実施例2によれば、ガイド軸押え部材9が軸部9Aを有していないため、ガイド軸押え部材9やベース8の孔8Dの形状が簡素化でき、コストを低減する上で有利となる。
なお、上述した各実施例では、図12に示すように、圧縮コイルばね92を軸受部7aとガイド軸押え部材9との間のガイド軸14部分に配設し、圧縮コイルばね92によって3群レンズ枠7をベース8から離間する方向に付勢する構成としたが、図14に示すように、圧縮コイルばね92を軸受部7aとガイド軸保持壁91の先端部91bとの間のガイド軸14部分に配設し、圧縮コイルばね92によって3群レンズ枠7をベース8に近接する方向に付勢する構成としてもよい。この場合には、ナット15cは、その前面が3群レンズ枠7の連結片7bの後面に対面するように配置され、圧縮コイルばね92の付勢力によって連結片7bがナット15cの前面に当て付けられるように構成すればよい。
また、各実施例では、ガイド軸保持壁91が2つの延出部91aと、延出部91aの先端を連結する先端部91bとで構成されているが、延出部91aが1つあるいは3つ以上であってもよい。
また、各実施例では、第1凹部91cおよび第2凹部9aが断面D字形の有底状の孔で構成されているものとしたが、これら有底状の孔の形状は、例えば断面正円状の丸孔、あるいは、断面四角形状などの断面多角形の孔を呈していてもよく、要はガイド軸14の前端および後端が位置決めされ保持されればよい。ここで有底状の孔とは、孔を全部塞ぐ形の底面部がある必要はなく、例えば、孔の一部に突起を設けるなどしてこの突起によりガイド軸14の端部を保持するように構成されていればよいことは勿論である。
また、各実施例では、鏡筒1が沈胴式として構成されている場合について説明したが、本発明は鏡筒が沈胴式でない構成であっても無論適用可能である。
また、各実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置の斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒1の状態を説明する斜視図で、(a)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。 沈胴レンズの断面図であり、(a)が沈胴状態、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。 沈胴レンズの分解斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部を説明する分解斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部を説明する正面図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する別の分解斜視図である。 図9のA1、A2部分の拡大図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の断面図である。 実施例1に係る撮像装置のガイド軸押え部材近傍の断面図である。 撮像装置の変形例を示す要部の断面図である。 実施例2に係る撮像装置のガイド軸押え部材近傍の断面図である。
100……撮像装置、102……ケース、116……撮像素子、1……鏡筒、7……3群レンズ枠、71……レンズ、8……ベース、8A……小径孔、8B……大径凹部、91……ガイド軸保持壁、91c……凹部、9……ガイド軸押え部材、9A……小径軸部、9B……大径軸部、9C……取付孔、14……ガイド軸、15……駆動機構。

Claims (2)

  1. 外装を構成するケースと、
    前記ケースで支持された撮影光学系と、
    前記撮影光学系の後方に設けられた撮像素子と、
    前記ケースで支持され前記撮像素子が取着されたベースと、
    前記撮影光学系を駆動する駆動機構とを備え、
    前記撮影光学系は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠に挿通されることで前記レンズ枠を光軸方向に案内するガイド軸とを有し、
    前記駆動機構は、前記レンズ枠を前記ガイド軸に沿って移動させるように構成され、
    前記ガイド軸の後端がベースに取着され前記ガイド軸はベースから前方に突出する撮像装置において、
    前記ベースに、小径孔が形成されるとともに前記ベースの後面で前記小径孔の周囲に環状の当接面が設けられ、
    前記ガイド軸の後端が固定されるガイド軸押え部材が設けられ、
    前記ガイド軸押え部材は、前記ベースの当接面に当接される当接面と、前記小径孔に挿通される該小径孔よりも外径の小さい小径軸部と、前記小径軸部の前端面に形成され前記ガイド軸の後端が嵌合される嵌合孔とを有し、
    前記小径軸部が前記小径孔に挿通され前記小径軸部の外周面と小径孔の内周面との間に隙間が確保された状態で前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面とが当接されて固定され、
    前記ベースは前記小径孔と同軸上で前記ベースの後面に設けられた大径凹部を有し、
    前記ベースの当接面は、前記大径凹部の底面で形成され、
    前記ガイド軸押え部材は、小径軸部と同軸上に設けられた大径軸部を有し、
    前記ガイド軸押え部材の当接面は、前記小径軸部と大径軸部との境の部分の端面で形成され、
    前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面との固定は、前記大径凹部内に塗布された接着剤により前記大径凹部内において前記大径軸部が固定されることでなされ、
    前記ガイド軸の前端は、前記ベースに一体に型成形によって設けられたガイド軸保持壁により支持され
    前記ガイド軸押え部材は、その嵌合孔が前記ガイド軸の後端が挿入される有底状の孔で形成されるとともに、前記ベースの大径凹部の縁部にベースの前面側から係止する凸部が設けられている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 外装を構成するケースと、
    前記ケースで支持された撮影光学系と、
    前記ケースで支持され撮像素子が取着されるベースと、
    前記撮影光学系を駆動する駆動機構とを備え、
    前記撮影光学系は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠に挿通されることで前記レンズ枠を光軸方向に案内するガイド軸とを有し、
    前記駆動機構は、前記レンズ枠を前記ガイド軸に沿って移動させるように構成され、
    前記ガイド軸の後端がベースに取着され前記ガイド軸はベースから前方に突出するレンズ装置において、
    前記ベースに、小径孔が形成されるとともに前記ベースの後面で前記小径孔の周囲に環状の当接面が設けられ、
    前記ガイド軸の後端が固定されるガイド軸押え部材が設けられ、
    前記ガイド軸押え部材は、前記ベースの当接面に当接される当接面と、前記小径孔に挿通される該小径孔よりも外径の小さい小径軸部と、前記小径軸部の前端面に形成され前記ガイド軸の後端が嵌合される嵌合孔とを有し、
    前記小径軸部が前記小径孔に挿通され前記小径軸部の外周面と小径孔の内周面との間に隙間が確保された状態で前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面とが当接されて固定され、
    前記ベースは前記小径孔と同軸上で前記ベースの後面に設けられた大径凹部を有し、
    前記ベースの当接面は、前記大径凹部の底面で形成され、
    前記ガイド軸押え部材は、小径軸部と同軸上に設けられた大径軸部を有し、
    前記ガイド軸押え部材の当接面は、前記小径軸部と大径軸部との境の部分の端面で形成され、
    前記ベースの当接面と前記ガイド軸押え部材の当接面との固定は、前記大径凹部内に塗布された接着剤により前記大径凹部内において前記大径軸部が固定されることでなされ、
    前記ガイド軸の前端は、前記ベースに一体に型成形によって設けられたガイド軸保持壁により支持され
    前記ガイド軸押え部材は、その嵌合孔が前記ガイド軸の後端が挿入される有底状の孔で形成されるとともに、前記ベースの大径凹部の縁部にベースの前面側から係止する凸部が設けられている
    ことを特徴とするレンズ装置。
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