JP3944785B2 - 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置の小型化を図るために鏡筒内に撮影光学系が組み込まれた沈胴式のレンズ鏡筒が多く採用されている。
このようなレンズ鏡筒は、撮影光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子の前方箇所に、その光軸方向に沿って移動可能に配設された可動レンズと、可動レンズを光軸方向に案内する案内機構と、可動レンズを光軸方向に移動させる駆動機構とを有している(例えば特許文献1参照)。
そして、前記駆動機構により可動レンズを、撮像素子側の後方の限界位置に位置させることで鏡筒を沈胴状態としている。可動レンズの前記限界位置への位置決めは、可動レンズに検出片を設けるとともに、前記検出片を検出するフォトインタラプタなどのセンサを鏡筒部分に設け、可動レンズが前記限界位置に位置した際に前記検出片を前記センサが検知し、前記センサの検知信号に基づいて前記駆動機構を制御することでなされている。
特開2002−296480号公報
しかしながら、従来のレンズ鏡筒では、前記センサの鏡筒部分に対する取付け精度のばらつき、および、前記駆動機構による可動レンズの移動速度の変化による可動レンズの停止位置精度のばらつき(例えば可動レンズのオーバーランなどに起因するばらつき)を考慮して、前記可動レンズが前記限界位置に位置した際に、可動レンズと鏡筒部分とがぶつからないように両者の間に所定の距離(マージン)を確保しておく必要があり、レンズ鏡筒の沈胴時の光軸方向における寸法の小型化を図る上で不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的はレンズ鏡筒の沈胴時の小型化を図る上で有利なレンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の沈胴式レンズ鏡筒は、伸縮可能な鏡筒と、前記鏡筒内に配置された撮影光学系と、前記鏡筒に設けられたベースと、前記ベースに設けられ前記撮影光学系によって被写体像が導かれる撮像素子とを備え、前記撮影光学系の光軸方向において被写体が位置する側を前方とし、その反対側を後方としたとき、前記鏡筒は伸張して前方に突出する使用位置と、縮小して後方に移動された収容位置との間を移動するように構成され、前記撮影光学系は、前記光軸方向に移動可能に配設された1群、2群、3群レンズを備え、それら1群、2群、3群レンズは前方から後方に向かってこの順番に配置され、前記ベースは前記3群レンズの後方に配置された沈胴式レンズ鏡筒であって、前記3群レンズは、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有し、前記3群レンズを光軸方向に移動させる駆動機構を設け、前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材を回転させるモータと、回転が阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材と、前記レンズ枠に設けられ前記雌ねじ部材の前記光軸方向に沿った端部に臨ませて配置される係合部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の前記端部に当接する方向に前記レンズ枠を付勢する付勢部材とを有し、前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の端部に当接する方向とは逆の方向における前記雄ねじ部の端部から該雄ねじ部と同軸上に延在し前記雌ねじ部材を構成する雌ねじの内径以下の外径で形成された軸部とを有し、前記雌ねじ部材は、前記雄ねじ部材の雄ねじ部に沿って移動でき、かつ、前記雄ねじ部から該雄ねじ部に隣接する前記軸部の箇所にわたって移動できるように配設され、前記軸部は、前記雄ねじ部の後方に位置する後端から延在し、前記ベースに前記3群レンズを光軸方向に案内する案内機構が設けられ、前記案内機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記レンズ枠の軸受部に係合することで前記3群レンズを光軸方向に案内するガイド軸を有し、前記付勢部材はコイルスプリングにより構成され、前記ガイド軸に巻装されその一端が前記軸受部に弾接し他端が鏡筒側に弾接して配設され、前記ガイド軸は前記ベースに取り付けられ、前記ベースは、前記撮像素子の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延出された延出部と、前記延出部の先端に連結された先端部と、前記延出部の後端に位置する前記ベース箇所に設けられガイド軸押さえ部材によって塞がれる孔とを有し、前記ガイド軸の前記ベースへの取り付けは、前記ガイド軸の前端が前記先端部に設けられた第1の凹部に嵌合されるとともに、前記ガイド軸の後端が前記ガイド軸押さえ部材に設けられた第2の凹部に嵌合されることでなされ、前記延出部と前記先端部は前記ベースと一体に型成形によって設けられ、前記ガイド押さえ部材は前記ベースと接着剤により固定されていることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、伸縮可能な鏡筒と、前記鏡筒内に配置された撮影光学系と、前記鏡筒に設けられたベースと、前記ベースに設けられ前記撮影光学系によって被写体像が導かれる撮像素子とを備え、前記撮影光学系の光軸方向において被写体が位置する側を前方とし、その反対側を後方としたとき、前記鏡筒は伸張して前方に突出する使用位置と、縮小して後方に移動された収容位置との間を移動するように構成され、前記撮影光学系は、前記光軸方向に移動可能に配設された1群、2群、3群レンズを備え、それら1群、2群、3群レンズは前方から後方に向かってこの順番に配置され、前記ベースは前記3群レンズの後方に配置された沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、前記3群レンズは、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有し、前記3群レンズを光軸方向に移動させる駆動機構を設け、前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材を回転させるモータと、回転が阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材と、前記レンズ枠に設けられ前記雌ねじ部材の前記光軸方向に沿った端部に臨ませて配置される係合部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の前記端部に当接する方向に前記レンズ枠を付勢する付勢部材とを有し、前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の端部に当接する方向とは逆の方向における前記雄ねじ部の端部から該雄ねじ部と同軸上に延在し前記雌ねじ部材を構成する雌ねじの内径以下の外径で形成された軸部とを有し、前記雌ねじ部材は、前記雄ねじ部材の雄ねじ部に沿って移動でき、かつ、前記雄ねじ部から該雄ねじ部に隣接する前記軸部の箇所にわたって移動できるように配設され、前記軸部は、前記雄ねじ部の後方に位置する後端から延在し、前記ベースに前記3群レンズを光軸方向に案内する案内機構が設けられ、前記案内機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記レンズ枠の軸受部に係合することで前記3群レンズを光軸方向に案内するガイド軸を有し、前記付勢部材はコイルスプリングにより構成され、前記ガイド軸に巻装されその一端が前記軸受部に弾接し他端が鏡筒側に弾接して配設され、前記ガイド軸は前記ベースに取り付けられ、前記ベースは、前記撮像素子の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延出された延出部と、前記延出部の先端に連結された先端部と、前記延出部の後端に位置する前記ベース箇所に設けられガイド軸押さえ部材によって塞がれる孔とを有し、前記ガイド軸の前記ベースへの取り付けは、前記ガイド軸の前端が前記先端部に設けられた第1の凹部に嵌合されるとともに、前記ガイド軸の後端が前記ガイド軸押さえ部材に設けられた第2の凹部に嵌合されることでなされ、前記延出部と前記先端部は前記ベースと一体に型成形によって設けられ、前記ガイド押さえ部材は前記ベースと接着剤により固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、雌ねじ部材が軸部の箇所上に位置した状態では、雌ねじ部材の雌ねじは雄ねじ部から外れており、モータが回転し続けても雌ねじ部材を光軸方向に移動させることはできず、雌ねじ部材は軸部の箇所上に留まる。したがって、センサを用いて後方への限界位置を決定する場合と違って、センサの鏡筒部分に対する取付け精度のばらつきやモータの回転速度の変化によるばらつきが発生しない。
そのため、光軸方向に沿った可動レンズと鏡筒部分との間の間隔、および、可動レンズと他のレンズ群との間の間隔を前記ばらつき分だけ削減することができ、これによりレンズ鏡筒の沈胴時の光軸方向における寸法の小型化を図る上で有利となる。
レンズ鏡筒の沈胴時の小型化を図るという目的を、可動レンズの駆動機構を構成する雄ねじ部材に、雄ねじが形成されていない軸部を設けることによって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置の斜視図、図2は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒1が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106、光学式ファインダの対物レンズ108などが設けられている。
鏡筒1はケース102の内部に組み込まれた駆動部124(図2)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面にはシャッタボタン110が設けられ、ケース102の後面には、前記光学式ファインダの接眼窓(不図示)、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ112、撮像した映像を表示するディスプレイ114(図2)などが設けられている。
図2に示すように、撮像装置100は、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像する鏡筒1の後端部分に配設されたCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子116、該撮像素子116から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体118に記録する画像処理部120、前記画像データをディスプレイ114に表示させる表示処理部122、駆動部124、操作スイッチ112やシャッタボタン110の操作に応じて画像処理部120、表示処理部122、駆動部124を制御するCPUなどを含む制御部126などを備えている。
次に、鏡筒1の概略構成について説明する。
図3は鏡筒1の状態を説明する斜視図で、(a)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。図4は沈胴レンズの断面図であり、(a)が沈胴状態、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。図5は沈胴レンズの分解斜視図である。
図4に示すように、鏡筒1は光学的には3群構成である。すなわち、鏡筒1の光軸方向で被写体側を前方とし、前記光軸方向で撮像素子116側を後方としたとき、鏡筒1を構成する3群は、前方から後方に向かってこの順番で配設された1群、2群、3群によって構成されている。
鏡筒1は、1群と2群が所定のカムカーブに沿って光軸方向に駆動されることによってズーミングを行い、3群が光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシングを行う。すなわち、1群と2群の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図4、図5に示すように、1群レンズ枠2は、カム環4のカム溝4bに嵌合される3本(複数本)のカムピン2aと、1群を構成する複数のレンズを挿入・固定する複数のレンズ室2bと、収納時、沈胴状態においてレンズ前玉を保護するバリア機構部2cとを備えている。
2群レンズ枠3は、カム環4のカム溝4cに嵌合される3本(複数本)のカムピン3aと、2群を構成する複数のレンズを挿入、固定する複数のレンズ室3bとを備えている。また、2群レンズ枠3はアイリス・シャッター機構を構成してもよい。
カム環4は、ギアユニットによって駆動されることによりカム環4を固定環6の内径で回転駆動するためのギア部4aと、1群レンズ枠2のカムピン2aが嵌合される3本(複数本)のカム溝4bと、2群レンズ枠3のカムピン3aが嵌合される3本(複数本)のカム溝4cと、固定環6のカム溝6aに嵌合される3本(複数本)のカムピン(不図示)とを備えている。
カム溝4bおよびカム溝4cは、1群および2群を所定のカーブに沿って光軸方向に移動させ、ズーミング動作を行うものである。
直進案内環5は、カム環4と一体的に固定環6の内径で光軸方向に移動する部材で、1群レンズ枠2を光軸方向にガイドする案内溝5aと、2群レンズ枠3を光軸方向にガイドする案内溝5bとを備えている。
固定環6は、ベース8に固定される部材で、カム環4の前記カムピンが嵌合される3本(複数本)のカム溝6aを備えている。
3群レンズ枠7は3群を構成するレンズ71を挿入・固定するためのレンズ室を備え、本実施例では3群レンズ枠7とレンズ71によって本発明の可動レンズ72が構成されている。
可動レンズ72は、後述する案内機構17(図6参照)によってベース8に対して光軸方向に移動可能に保持されることで光軸方向に案内されており、後述する駆動機構15によって光軸方向に微小に変位されるように構成されている。
ベース8には、固定環6、ガイド軸押え部材9、ギアユニット(不図示)が位置決め・固定される。
ベース8は、光学式ローパスカットフィルタや赤外カットフィルタなどの光学フィルタ11を挿入・位置決め・固定するための凹部と、鏡筒内部へのゴミなどの侵入を防止し、光学フィルタ11を弾性付勢するためのシールゴム12を挿入するための凹部とを備えている。
ベース8には撮像素子116が高精度に位置決め・固定される。
ギアユニットは、カム環4をギア部4aによって駆動するものである。ギア比は、沈胴→広角→望遠および望遠→広角→沈胴の範囲において十分な駆動力を得られるように決められる。ギアユニットは、カム環4を駆動することにより、この沈胴レンズのズーミング動作を行う。
また、本例においては、1群レンズ枠2、2群レンズ枠3、3群レンズ枠7に保持された前記複数のレンズによって本発明の撮影光学系が構成されている。
また、本例において、1群レンズ枠2、2群レンズ枠3、カム環4、直進案内環5、固定環6、3群レンズ枠7、ベース8は、例えばガラス繊維を含有するポリカーボネート樹脂(黒色)などの繊維強化プラスチックで成形され、強度・遮光性と量産性を備えている。
次に、カム環4によるレンズの動作について説明する。
沈胴状態〜広角間の動作において、カム環4はギア部4aがギアユニットによって駆動力を与えられることにより駆動されて、前記カムピンが固定環6のカム溝6aに沿って回転しながら光軸方向に被写体側に向けて移動する。このとき、直進案内環5はカム環4と一体的に移動する(図4中矢印A参照)。
このとき、1群レンズ枠2はカムピン2aがカム溝4bおよび案内溝5aに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印B参照)。このとき、2群レンズ枠3はカムピン3aがカム溝4cおよび案内溝5bに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印C参照)。以上により、1群および2群は所定の位置に移動し、光学的に広角の位置になる。
広角〜望遠間の動作においても、カム環4はギア部4aがギアユニットによって駆動力を与えられることにより駆動されるが、この範囲においてカム溝6aはカム環4が光軸方向に駆動しないように形成されており、直進案内環5も光軸方向に移動しない(図4中矢印D参照)。
このとき、1群レンズ枠2はカムピン2aがカム溝4bおよび案内溝5aに沿って所定のカーブによって移動する(図4中矢印E参照)。このとき、2群レンズ枠3はカムピン3aがカム溝4cおよび案内溝5bに沿って所定のカーブによって移動する(図2中矢印F参照)。以上により、1群および2群は所定のカーブに沿って移動し、光学的に広角〜望遠間を移動することによってズーミング動作を行う。
望遠→広角→沈胴状態については、ギアユニットを上記動作と反対向きに駆動することでカム環4を反対向きに回転させることによって行う。上記のギアユニットによるカム環4の駆動によって鏡筒1は沈胴動作およびズーミング動作を行うが、これとは別に駆動機構15によって可動レンズ72が光軸方向に微小に変位することによりフォーカッシング動作を行う(図4中矢印G参照)。
次に、本実施例に係る撮像装置の主要な部分である、可動レンズ72と、駆動機構15と、案内機構17の構成について詳細に説明する。
図6は実施例1に係る撮像装置の要部を説明する分解斜視図、図7は実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図、図8は実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図、図9は駆動機構15の斜視図、図10は3群レンズ枠が限界位置よりも前方の位置に位置した状態を示す駆動機構15の近傍の断面図、図11は3群レンズ枠が限界位置に位置した状態を示す駆動機構15の近傍の断面図、図12は図10、図11の平面図、図13は雄ねじ部材と雌ねじ部材の断面図である。
図6乃至図8に示すように、3群レンズ枠7は環板状に形成されその中央開口部にレンズ71が保持されており、3群レンズ枠7の径方向外側箇所で周方向に間隔をおいた箇所に第1軸受部7aと第2軸受部7bとが設けられている。
第1軸受部7a、第2軸受部7bには、光軸方向に沿って延在するガイド軸14、8bが挿通されており、ガイド軸14、8bは、例えば均一外径の円柱状に形成されベース8に取付けられている。
本実施では、これらガイド軸14、8b、第1、第2軸受部7a、7bによって、3群レンズ枠7、すなわち可動レンズ72をレンズ71の光軸方向に沿って往復直線移動可能に案内する案内機構17が構成されている。
図6乃至図8に示すように、ガイド軸14のベース8への取付は、ガイド軸支持壁91およびガイド軸押え部材9を用いてガイド軸14の前後両端を支持することでなされている。
ガイド軸支持壁91はベース8と一体に例えば型成形によって設けられている。
ガイド軸支持壁91は、ベース8の撮像素子116の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延在する2つの延出部91aと、延出部91aの先端を連結する先端部91bとで構成され、先端部91bはベース8に臨んでいる。また、2つの延出部91aは、ガイド軸14をその周方向から挟むような2箇所に沿って設けられている。
先端部91b、すなわちガイド軸支持壁91の前端には、ガイド軸14の前端を保持する凹部91c(特許請求の範囲の第1の凹部に相当)が設けられ、該凹部91cはガイド軸14の先端が挿入される有底状の円柱孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。
ガイド軸支持壁91の後端に位置するベース8箇所、言い換えるとガイド軸14の突出方向に向いたベース8の前面箇所には、小径孔8A(特許請求の範囲の孔に相当)が設けられ、この小径孔8Aと同軸上でベース8の後面に大径凹部8B(特許請求の範囲の孔に相当)が設けられている。これら小径孔8A、大径凹部8Bは、凹部91cとほぼ同軸上に形成されている。
ガイド軸押え部材9は円盤状を呈し、小径軸部9Aと、小径軸部9Aと同軸上の大径軸部9Bと、小径軸部9Aの端面に設けられた嵌合孔9C(特許請求の範囲の第2の凹部に相当)とを有し、これら小径軸部9A、大径軸部9B、嵌合孔9Cとは同軸上に設けられている。なお、図10および図11においては、本発明の要部を明確にするためガイド軸押え部材9の形状は均一外径の円柱状に描かれている。
小径軸部9Aは、小径孔8Aよりも直径が小さく形成され、大径軸部9Bは、大径凹部8Bよりも直径が小さく形成されている。嵌合孔9Cは、ガイド軸14の後端が嵌合される有底状の孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。
なお、ガイド軸押え部材9は、円盤状以外の形状、例えば楕円板状、多角形板状などであってもかまわない。同様に、小径孔8Aおよび大径凹部8Bの形状も円形以外の形状であってもかまわない。
また、ガイド軸押さえ部材9に大径凹部8Bの縁部にベース8の前面側から係止する凸部を設ければ、衝撃荷重がガイド軸押え部材9に加わった際の強度を保証する上で有利となる。この場合、前記凸部はガイド軸押え部材9を光軸と直交する方向に位置調整する際の妨げにはならない。
ガイド軸押え部材9は、大径軸部9Bが大径凹部8Bに収容されるとともに小径軸部9Aが小径孔8Aに収容され、かつ、大径軸部9Bと小径軸部9Aとの境をなす平坦な環状端面からなる当接面が大径凹部8Bの底面からなる当接面に当て付けられて配設されている。
そして、ガイド軸14は、その前端が凹部91cに保持されるとともに、後端が嵌合孔9Cに嵌合固定された状態で、ガイド軸14の延在方向に対して直交する方向にガイド軸押え部材9が動かされ、これによりレンズ71の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされる。
この位置調節は、例えば、市販のXYテーブルなどを用いて行なわれる。
位置調節後、大径凹部8Bに接着剤Sが塗布され大径凹部8B内において大径軸部9Bが固定され、これによりガイド軸押え部材9がベース8に固定されている。すなわち、小径軸部9Aが小径孔8Aに挿通され小径軸部9Aの外周面と小径孔8Aの内周面との間に隙間が確保された状態で当接面と当接面とが当接されて固定されている。前記接着剤Sとしては例えばUV硬化型接着剤を用いることができ、その場合には接着剤Sを硬化させるために紫外線を照射することになる。
なお、ガイド軸14のベース8への取付けを行なう構成は上述したものに限定されるものではなく任意である。
図6、図9乃至図12に示すように、駆動機構15は、可動レンズ72を光軸方向に移動させるものであり、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材1502と、雄ねじ部材1502を回転させるステッピングモータなどからなるモータ1504と、雄ねじ部材1502に螺合する雌ねじ部材1506と、3群レンズ枠7の係合部7002と、コイルスプリング1508(特許請求の範囲の付勢部材に相当)とを有している。
図8、図9に示すように、モータ1504は、モータ配設用部材1510に取着されており、雄ねじ部材1502はモータ1504に連結され、可動レンズ72の光軸方向と平行する方向に延在している。
モータ配設用部材1510は、モータ1504のケースの端面に取着される第1支片1510Aと、第1支片1510Aに対向する第2支片1510Bと、これら第1、第2支片1510A、1510Bを連結する第3支片1510Cとを備えている。
第1支片1510Aには、雄ねじ部材1502の延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部1510Dが設けられている。この突出部1510Dには、ねじ挿通用の孔1510Eと、位置決め用孔1510Fとが形成され、図8に示すように、位置決め用孔1510Fがベース8のボスに係合された状態で、ねじ202を孔1510Eからベース8に設けられたねじ孔に螺合することでモータ配設用部材1510がベース8に取着されている。なお、本実施例では、ねじ挿通用の孔1510Eの半径方向外側の箇所に係合溝1510E−1が形成されており、該係合溝1510E−1がベース8側に設けられた凸部に係合されることでモータ配設用部材1510が孔1510Eを中心に揺動しないように構成されている。
図9に示すように、第3支片1510Cは第1支片1510Aの基端から延在しており、第2支片1510Bは第3支片1510Cの先端に設けられている。
雄ねじ部材1502の先端(可動レンズ72の光軸方向の前方の端部)は、第2支片1510Bの軸受孔などを介して回転可能に支持されている。
モータ配設用部材1510の第1、第2支片1510A、1510Bの間には、回り止め用のロッド1512が雄ねじ部材1502と間隔をおいてほぼ平行に延在するように取付けられている。
雌ねじ部材1506は雄ねじ部材1502に螺合され、雌ねじ部材1506の係合凹部1506Bがロッド1512に係合し、これにより雌ねじ部材1506の回転が阻止されており、雄ねじ部材1502の正逆転により雌ねじ部材1506が雄ねじ部材1502の長手方向に沿って往復移動するように構成されている。
また、図10、図12に示すように、雌ねじ部材1506が可動レンズ72の光軸方向の後方に臨む端部1506Aは、3群レンズ枠7の外周部の一部をなす係合部7002に当接可能に設けられている。
雄ねじ部材1502は、図9、図10、図13に示すように、雌ねじ部材1506に螺合する雄ねじ部1502Aと、係合部7002を雌ねじ部材1506の端部1506Aに当接する方向とは逆の方向における雄ねじ部1502Aの端部から該雄ねじ部1502Aと同軸上に延在する軸部1502Bとを有している。言い換えると、軸部1502Bは、可動レンズ72の光軸方向の後方の雄ねじ部1502Aの端部から光軸方向の後方に延在している。
軸部1502Bは、雌ねじ部材1506を構成する雌ねじの内径d1以下の外径d2で形成されている。より詳細には、軸部1502Bの外径は、該軸部1502B上に雌ねじ部材1506が位置した状態で、雌ねじ部材1506が軸部1502Bの半径方向にがたつくことなく軸部1502Bの長手方向に円滑に移動できる寸法で形成されている。
なお、雄ねじ部1502Aの端部に小径部を形成し、この小径部に滑り軸受を装着し、滑り軸受により軸部1502Bを構成するなどは任意である。
また、図10、図11に示すように、雌ねじ部材1506は、雄ねじ部材1502の雄ねじ部1502Aと、雄ねじ部1502Aに隣接する軸部1502Bの箇所1502Cとにわたって該雄ねじ部材1502に沿って移動できるように配設されている。
より詳細には、雌ねじ部材1506は、雄ねじ部材1502が正逆転すると、雄ねじ部1502Aに螺合している状態では雄ねじ部1502Aに沿って直線移動する。
また、雄ねじ部材1502の正転または逆転により雄ねじ部1502Aに沿って軸部1502Bの箇所1502C側に移動してくると、図13に示すように、雌ねじ部材1506は雄ねじ部1502Aから外れ、軸部1502Bの箇所1502C上に位置できるように配設されている。
コイルスプリング1508は、ガイド軸14に巻装されその一端が3群レンズ枠7の第1軸部7aに弾接し他端がベース8側に弾接して配設されており、係合部7002を雌ねじ部材1506の端部1506Aに当接する方向に3群レンズ枠7を付勢している。言い換えると、コイルスプリング1508は3群レンズ枠7を光軸方向の前方に付勢し、3群レンズ枠7を常時雌ねじ部材1506に弾接させている。したがって、3群レンズ枠7、すなわち可動レンズ72は雌ねじ部材1506の動きに追従して光軸方向に往復直線移動することになる。
さらに、可動レンズ72の光軸上に位置するベース8箇所に開口が形成され、前記開口に臨むベース8の後面には収容凹部8cが設けられ、撮像素子116は収容凹部8cに収容保持されている。
また、3群レンズ枠7のベース8に面した箇所には検知片73が光軸方向の後方に向けて突設されており、該検知片73に臨むベース8箇所にはフォトインタラプタからなるセンサ18が配設されている。
このセンサ18は可動レンズ72の基準位置(原点)を設定するために用いられ、可動レンズ72の基準位置の設定は次のようになされる。
すなわち、モータ1504の回転により可動レンズ72が光軸方向に移動し検知片73がセンサ18によって検知されると、その検知がなされた際のモータ1504の回転位置が光軸方向の位置制御を行なう際の基準位置(原点)として設定される。そして、前記基準位置を基準としてモータ1504の回転量が制御されることで可動レンズ72の光軸方向の移動量(移動位置)が制御される。例えば、モータ1504がステッピングモータであれば、前記基準位置を基準として前記ステッピングモータに供給する駆動信号のパルス数を制御することで可動レンズ72の移動制御(位置制御)が行なわれる。
このような基準位置の設定は、例えば、撮像装置100の電源が投入された時点、あるいは、撮像装置100が撮影モードに設定された時点で行なわれる。
なお、本実施例では、鏡筒1、可動レンズ72と、案内機構17、駆動機構15によって本発明のレンズ鏡筒が構成されている。
次に可動レンズ72および駆動機構15の動作について説明する。
鏡筒1が前記収容位置(沈胴位置)から使用位置に移動する場合には、まず、前記ギアユニットが駆動されることでカム環4が駆動され1群レンズ枠2および2群レンズ枠3が光軸方向の前方に移動される。
ここで、モータ1504の正転により可動レンズ72が光軸方向の前方に移動し、逆転により光軸方向の後方に移動するとした場合、図11から図10に示すように、モータ1504が正転すると、雌ねじ部材1506はコイルスプリング1508により係合部7002を介して光軸方向の前方に付勢されているので、雄ねじ部材1502の正転に応じて雌ねじ部材1506の雌ねじは軸部1502Bの箇所1502C上から雄ねじ部1502Aに螺合する。これにより、可動レンズ72は、光軸方向の前方に移動され、モータ1504の正逆回転によって雌ねじ部材1506が雄ねじ部1502A上で光軸方向に往復直線移動され、これにより可動レンズ72がフォーカッシング動作を行なう。
次に、鏡筒1が使用位置からケース102の前面に収容された収容位置(沈胴位置)に移動する場合には、まず、図10から図11に示すように、モータ1504が逆転することにより雌ねじ部材1506が光軸方向の後方に移動され、雄ねじ部1502Aから軸部1502Bに向かって移動される。そして、図13に示すように、雌ねじ部材1506の雌ねじが雄ねじ部1502Aから外れ、雌ねじ部材1506は軸部1502Bの箇所1502C上に位置する。
雌ねじ部材1506が軸部1502Bの箇所1502C上に位置した状態では、雌ねじ部材1506の雌ねじは雄ねじ部1502Aから外れており、モータ1504が逆転し続けても雌ねじ部材1506を光軸方向に移動させることはできず、一方、雌ねじ部材1506はコイルスプリング1508により係合部7002を介して光軸方向の前方に付勢されているので、雌ねじ部材1506は軸部1502Bの箇所1502C上に留まることになる。より詳細には、雌ねじ部材1506の雌ねじの上端箇所と、雄ねじ部1502Aの雄ねじの下端箇所とが当接した状態で、雌ねじ部材1506は軸部1502Bの箇所1502C上に留まることになる。
すなわち、可動レンズ72はコイルスプリング1508、係合部7002、雌ねじ部材1506、雄ねじ部材1502を介して光軸方向に往復直線移動することから、雌ねじ部材1506が雄ねじ部1502Aに隣接する軸部1502Bの箇所1502C上に位置した状態で可動レンズ72はそれ以上光軸方向の後方へ移動できなくなり、したがって、雌ねじ部材1506が軸部1502Bの箇所1502C上に位置した状態で可動レンズ72がそれ以上光軸方向の後方へ移動できなくなる可動レンズ72の後方限界位置となる。
可動レンズ72が後方限界位置に到達するために必要な回転量以上モータ1504が逆転されると、モータ1504の逆転が停止され、次いで前述したように前記ギアユニットが駆動されることでカム環4が駆動され1群レンズ枠2および2群レンズ枠3も光軸方向の後方に移動され鏡筒1は沈胴状態とされる。
本実施例によれば、可動レンズ72の後方限界位置は、雌ねじ部材1506が軸部1502Bの箇所1502C上に位置しそれ以上後方に移動できなくなる位置なので、センサ72を用いて後方限界位置を決定する場合と違って、センサ72の鏡筒部分に対する取付け精度のばらつきやモータの回転速度の変化による可動レンズ72の停止位置精度のばらつきが発生しない。
そのため、可動レンズ72と該可動レンズ72の後方に位置する鏡筒部分(ベース8)との間の間隔、および、可動レンズ72と該可動レンズ72の前方に位置する他のレンズ群(2群レンズ枠2およびそれに保持されているレンズ)との間の間隔を前記ばらつき分だけ削減することができ、これによりレンズ鏡筒の沈胴時の光軸方向における寸法の小型化を図る上で有利となる。
また、モータ1504の回転速度や速度変化などの如何に拘わらず可動レンズ72の後方限界位置はばらつくことがないので、例えば鏡筒1を沈胴するに際してモータ1504を高速回転させ可動レンズ72を高速で後方限界位置に移動させることができ、鏡筒1の沈胴動作に要する時間を短縮する上で有利となる。
なお、本実施例では、可動レンズ72の後方限界位置に本発明を適用した場合について説明したが、光軸方向の前方である前方限界位置にも本発明は無論適用される。
また、本実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置の斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒1の状態を説明する斜視図で、(a)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。 沈胴レンズの断面図であり、(a)が沈胴状態、(b)が広角状態、(c)が望遠状態を示すものである。 沈胴レンズの分解斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部を説明する分解斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図である。 実施例1に係る撮像装置の要部の組み立て状態を説明する斜視図である。 駆動機構15の斜視図である。 3群レンズ枠が限界位置よりも前方の位置に位置した状態を示す駆動機構15の近傍の断面図である。 3群レンズ枠が限界位置に位置した状態を示す駆動機構15の近傍の断面図である。 図10、図11の平面図である。 雄ねじ部材と雌ねじ部材の断面図である。
符号の説明
100……撮像装置、102……ケース、116……撮像素子、1……鏡筒、7……3群レンズ枠、71……レンズ、72……可動レンズ、7002……係合部、8……ベース、15……駆動機構、1502……雄ねじ部材、1502A……雄ねじ部、1502B……軸部、1506……雌ねじ部材、1506A……端部、1508……コイルスプリング、17……案内機構。

Claims (4)

  1. 伸縮可能な鏡筒と、前記鏡筒内に配置された撮影光学系と、前記鏡筒に設けられたベースと、前記ベースに設けられ前記撮影光学系によって被写体像が導かれる撮像素子とを備え、
    前記撮影光学系の光軸方向において被写体が位置する側を前方とし、その反対側を後方としたとき、前記鏡筒は伸張して前方に突出する使用位置と、縮小して後方に移動された収容位置との間を移動するように構成され、
    前記撮影光学系は、前記光軸方向に移動可能に配設された1群、2群、3群レンズを備え、それら1群、2群、3群レンズは前方から後方に向かってこの順番に配置され、
    前記ベースは前記3群レンズの後方に配置された沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記3群レンズは、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有し、
    前記3群レンズを光軸方向に移動させる駆動機構を設け、
    前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材を回転させるモータと、回転が阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材と、前記レンズ枠に設けられ前記雌ねじ部材の前記光軸方向に沿った端部に臨ませて配置される係合部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の前記端部に当接する方向に前記レンズ枠を付勢する付勢部材とを有し、
    前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の端部に当接する方向とは逆の方向における前記雄ねじ部の端部から該雄ねじ部と同軸上に延在し前記雌ねじ部材を構成する雌ねじの内径以下の外径で形成された軸部とを有し、
    前記雌ねじ部材は、前記雄ねじ部材の雄ねじ部に沿って移動でき、かつ、前記雄ねじ部から該雄ねじ部に隣接する前記軸部の箇所にわたって移動できるように配設され
    前記軸部は、前記雄ねじ部の後方に位置する後端から延在し、
    前記ベースに前記3群レンズを光軸方向に案内する案内機構が設けられ、
    前記案内機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記レンズ枠の軸受部に係合することで前記3群レンズを光軸方向に案内するガイド軸を有し、
    前記付勢部材はコイルスプリングにより構成され、前記ガイド軸に巻装されその一端が前記軸受部に弾接し他端が鏡筒側に弾接して配設され、
    前記ガイド軸は前記ベースに取り付けられ、
    前記ベースは、前記撮像素子の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延出された延出部と、前記延出部の先端に連結された先端部と、前記延出部の後端に位置する前記ベース箇所に設けられガイド軸押さえ部材によって塞がれる孔とを有し、
    前記ガイド軸の前記ベースへの取り付けは、前記ガイド軸の前端が前記先端部に設けられた第1の凹部に嵌合されるとともに、前記ガイド軸の後端が前記ガイド軸押さえ部材に設けられた第2の凹部に嵌合されることでなされ、
    前記延出部と前記先端部は前記ベースと一体に型成形によって設けられ、
    前記ガイド押さえ部材は前記ベースと接着剤により固定されている、
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ枠が前記光軸方向に沿って移動する際の移動量あるいは移動位置の基準となる基準位置を検出するセンサが設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 伸縮可能な鏡筒と、前記鏡筒内に配置された撮影光学系と、前記鏡筒に設けられたベースと、前記ベースに設けられ前記撮影光学系によって被写体像が導かれる撮像素子とを備え、
    前記撮影光学系の光軸方向において被写体が位置する側を前方とし、その反対側を後方としたとき、前記鏡筒は伸張して前方に突出する使用位置と、縮小して後方に移動された収容位置との間を移動するように構成され、
    前記撮影光学系は、前記光軸方向に移動可能に配設された1群、2群、3群レンズを備え、それら1群、2群、3群レンズは前方から後方に向かってこの順番に配置され、
    前記ベースは前記3群レンズの後方に配置された沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、
    前記3群レンズは、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有し、
    前記3群レンズを光軸方向に移動させる駆動機構を設け、
    前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材を回転させるモータと、回転が阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材と、前記レンズ枠に設けられ前記雌ねじ部材の前記光軸方向に沿った端部に臨ませて配置される係合部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の前記端部に当接する方向に前記レンズ枠を付勢する付勢部材とを有し、
    前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部と、前記係合部を前記雌ねじ部材の端部に当接する方向とは逆の方向における前記雄ねじ部の端部から該雄ねじ部と同軸上に延在し前記雌ねじ部材を構成する雌ねじの内径以下の外径で形成された軸部とを有し、
    前記雌ねじ部材は、前記雄ねじ部材の雄ねじ部に沿って移動でき、かつ、前記雄ねじ部から該雄ねじ部に隣接する前記軸部の箇所にわたって移動できるように配設され
    前記軸部は、前記雄ねじ部の後方に位置する後端から延在し、
    前記ベースに前記3群レンズを光軸方向に案内する案内機構が設けられ、
    前記案内機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記レンズ枠の軸受部に係合することで前記3群レンズを光軸方向に案内するガイド軸を有し、
    前記付勢部材はコイルスプリングにより構成され、前記ガイド軸に巻装されその一端が前記軸受部に弾接し他端が鏡筒側に弾接して配設され、
    前記ガイド軸は前記ベースに取り付けられ、
    前記ベースは、前記撮像素子の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延出された延出部と、前記延出部の先端に連結された先端部と、前記延出部の後端に位置する前記ベース箇所に設けられガイド軸押さえ部材によって塞がれる孔とを有し、
    前記ガイド軸の前記ベースへの取り付けは、前記ガイド軸の前端が前記先端部に設けられた第1の凹部に嵌合されるとともに、前記ガイド軸の後端が前記ガイド軸押さえ部材に設けられた第2の凹部に嵌合されることでなされ、
    前記延出部と前記先端部は前記ベースと一体に型成形によって設けられ、
    前記ガイド押さえ部材は前記ベースと接着剤により固定されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記鏡筒が前記使用位置から前記収容位置に移動するに際しては、前記駆動機構により前記雄ねじ部材を駆動させて前記雌ねじ部材を前記軸部上に位置させることにより、前記3群レンズがそれ以上光軸方向の後方へ移動できなくなる後方限界位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
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