JP4193748B2 - 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置のレンズ鏡筒として、鏡筒内に撮影光学系が組み込まれ、光軸方向に出没する沈胴式レンズ鏡筒がある。
このような沈胴式レンズ鏡筒は、撮影光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子の前方箇所に、その光軸方向に沿って移動可能に配設された複数のレンズ保持枠と、各レンズ保持枠を光軸方向に移動させる複数の駆動機構とを有している。
このような駆動機構として、光軸方向に延在する雄ねじ部材と、雄ねじ部材を回転駆動するモータと、雄ねじ部材に螺合され雄ねじ部材の延在方向に移動される雌ねじ部材とを有し、この雌ねじ部材がレンズ保持枠に連結され、モータの回転により雌ねじ部材とともにレンズ保持枠を光軸方向に移動させるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このような沈胴式レンズ鏡筒では、沈胴状態において各レンズ保持枠を光軸方向で最も後方に位置する後端位置にそれぞれ移動させるが、その際、各レンズ保持枠やそれらの駆動機構などの損傷を防止するため、それらレンズ保持枠との間、および、最も後方に位置するレンズ保持枠と鏡筒後端に設けられた部品との間に、それぞれクリアランスを確保しなくてはならない。
一方、光軸方向に並べられた複数のレンズ保持枠の最も前方箇所に光軸方向に移動可能に当接部材を設け、この当接部材の後端とそれに隣接するレンズ保持枠との間に圧縮コイルばねを配設した沈胴式レンズ鏡筒が提案されている(例えば特許文献2参照)。
この沈胴式レンズ鏡筒は、沈胴状態では、当接部材を後方に移動させることで前記圧縮コイルばねを介して各レンズ保持枠を後退させ、複数のレンズ保持枠同士を互いに当て付けるとともに、最も後方寄りのレンズ保持枠をレンズ鏡筒後端に当て付けた状態としている。
特開2002-286988号公報 特開2002-383449号公報
前者の構成では、複数のレンズ保持枠の間にそれぞれクリアランスを確保しなければならず、沈胴状態における鏡筒の小型化を図る上で不利があった。
後者の構成では、当接部材と圧縮コイルばねといった専用の部品が必要となるため部品コストがかさむだけでなく、これら当接部材と圧縮コイルばねを配設するためのスペースが必要となり、沈胴状態における鏡筒の小型化を図る上で不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は専用の部品を設けることなく沈胴状態における鏡筒の小型化を図る上で有利な沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、外径が異なり同軸上で軸方向に相対移動可能な複数の鏡筒と、前記複数の鏡筒の内部に配設された撮影光学系を備え、前記撮影光学系は、該撮影光学系の光軸方向に並べて配置された少なくとも2つのレンズ保持枠を有し、被写体側を前方としその反対方向を後方とすると、前記レンズ保持枠のうち最も後方に位置するレンズ保持枠と、そのすぐ前方に位置するレンズ保持枠は、それぞれ対応する案内機構により光軸方向に移動可能に支持されると共にそれぞれ対応する駆動機構により光軸方向に移動される沈胴式レンズ鏡筒であって、前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる駆動機構は、モータの駆動により前記光軸方向に沿って直線移動する移動片を有し、前記最も後方に位置するレンズ保持枠はコイルスプリングにより前方に付勢され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠に設けられた係合片が前記移動片の後方から該移動片に当接し該移動片の直線移動に追従して前記最も後方に位置するレンズ保持枠が光軸方向に移動するように配設され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠はその駆動機構により後方に移動されて後方に位置した第1の後端位置となり、前記複数の鏡筒が最も短縮した沈胴状態において、前記前方に位置するレンズ保持枠は、その駆動機構により後方に移動されて前記第1の後端位置に位置する前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接したのち前記最も後方に位置するレンズ保持枠と共に後方に移動され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠は、前記移動片と前記係合片とが離間し、かつ、該最も後方に位置するレンズ保持枠と、鏡筒の内部後端に取着された部材との間に隙間が確保された第2の後端位置となることを特徴とする。
また、本発明は、外径が異なり同軸上で軸方向に相対移動可能な複数の鏡筒と、前記複数の鏡筒の内部に配設された撮影光学系と、前記撮影光学系で導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを備え、前記撮影光学系は、該撮影光学系の光軸方向に並べて配置された少なくとも2つのレンズ保持枠を有し、被写体側を前方としその反対方向を後方とすると、前記レンズ保持枠のうち最も後方に位置するレンズ保持枠と、そのすぐ前方に位置するレンズ保持枠は、それぞれ対応する案内機構により光軸方向に移動可能に支持されると共にそれぞれ対応する駆動機構により光軸方向に移動される沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる駆動機構は、モータの駆動により前記光軸方向に沿って直線移動する移動片を有し、前記最も後方に位置するレンズ保持枠はコイルスプリングにより前方に付勢され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠に設けられた係合片が前記移動片の後方から該移動片に当接し該移動片の直線移動に追従して前記最も後方に位置するレンズ保持枠が光軸方向に移動するように配設され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠はその駆動機構により後方に移動されて後方に位置した第1の後端位置となり、前記複数の鏡筒が最も短縮した沈胴状態において、前記前方に位置するレンズ保持枠は、その駆動機構により後方に移動されて前記第1の後端位置に位置する前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接したのち前記最も後方に位置するレンズ保持枠と共に後方に移動され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠は、前記移動片と前記係合片とが離間し、かつ、該最も後方に位置するレンズ保持枠と、鏡筒の内部後端に取着された部材との間に隙間が確保された第2の後端位置となることを特徴とする。
本発明によれば、鏡筒の沈胴状態では、最も後方のレンズ保持枠とそのすぐ前方のレンズ保持枠とを当接させるので、これら2つのレンズ保持枠間のクリアランスを確保する必要がなく沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法を短縮することができる。
専用の部品を設けることなく沈胴状態における鏡筒の小型化を図るという目的を、最も後方のレンズ保持枠とそのすぐ前方のレンズ保持枠とを当接させることで実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置の斜視図、図2は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒10が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106、光学式ファインダ40(図3)の対物レンズ108などが設けられている。
鏡筒10はケース102の内部に組み込まれた駆動部124(図2)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面にはシャッタボタン110が設けられ、ケース102の後面には、前記光学式ファインダの接眼窓(不図示)、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ112、撮像した映像を表示するディスプレイ114(図2)などが設けられている。
図2に示すように、鏡筒10の後部には、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子116が配設され、撮像装置100は、撮像素子116から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体118に記録する画像処理部120、前記画像データをディスプレイ114に表示させる表示処理部122、駆動部124、操作スイッチ112やシャッタボタン110の操作に応じて画像処理部120、表示処理部122、駆動部124を制御するCPUなどを含む制御部126などを備えている。
次に、鏡筒10の概略構成について説明する。
図3は鏡筒10の状態を説明する斜視図で、(A)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示すもの、(B)が使用時のレンズ突出状態(広角状態あるいは望遠状態)を示す。図4は鏡筒10の断面図であり、(A)が沈胴状態、(B)が広角状態、(C)が望遠状態を示すものである。図5は鏡筒10の分解斜視図である。
図3に示すように、鏡筒10は、ケース102に固定されるベース12に取着され、ベース12には撮像素子116が配設されている。
図4に示すように、撮影光学系は光学的には3群構成である。すなわち、鏡筒10の光軸方向で被写体側を前方とし、前記光軸方向で撮像素子116側を後方としたとき、鏡筒10を構成する3群は、前方から後方に向かってこの順番で配設された1群レンズ14、2群レンズ16、3群レンズ18によって構成されている。
鏡筒10は、1群レンズ14と2群レンズ16が所定のカムカーブにより光軸方向に駆動されることによってズーミング(焦点距離調整)を行い、3群レンズ18が光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシング(合焦調整)を行う。すなわち、1群レンズ14と2群レンズ16の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群レンズ18の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図5に示すように鏡筒10は、1群、2群レンズ14,16を前記光軸方向に移動させる構成として、固定環20、回転環22、カム環24、直進案内環26などが用いられ、3群レンズ18を光軸方向に移動させる構成として案内機構28および駆動機構29が用いられている。
本実施例では、図3(B)に示すように、鏡筒10は、外径が異なり軸方向に相対的に移動する第1鏡筒10Aと第2鏡筒10Bと第3鏡筒10Cとで構成された沈胴式である。第1鏡筒10Aは、ケース102内に配設された固定環20で構成され、第2鏡筒10Bは、固定環20の内側に配設されたカム環24で構成され、第3鏡筒10Cは、カム環24の内側に配設された1群レンズ保持枠1402で構成されている。なお、鏡筒10と、この鏡筒10内に配設される1群、2群レンズ、3群レンズ14,16、18やそれらの駆動系によりレンズ鏡筒が構成されている。
具体的に説明すると、固定環20はベース12に対して固定されており、固定環20の内周面には、図6に示すように、周方向に延在するカム溝2002,2004と、撮影光学系の光軸方向と平行に延在する直進案内溝2006とが設けられている。
回転環22は、固定環20の外周に回転可能にかつ光軸方向に移動不能に設けられている。
回転環22にはその内周面と外周面を貫通し周方向に延在する複数のカム溝2202が設けられ、内周面には光軸方向に沿って直線的に延在する直進溝2205が設けられ、外周面後部にはギア部2204が周方向に所定の長さ延在形成され、また、回転環22の後端には回転位置検知用の複数のフィン2206が突設されている。
ギア部2204はベース12に取着された回転環駆動機構23のギア2302に噛合され、回転環駆動機構23から供給される回転駆動力がギア2302とギア部2204を介して回転環22に供給されることで回転環22が光軸を中心に回転駆動されるように構成されている。
回転環駆動機構23は、ギア2302を回転駆動するDCモータと、このDCモータまたはギア2302の回転数をカウントするためのロータリエンコーダと、フィン2206の移動を検知するフォトセンサとを有し、これらロータリエンコーダおよびフォトセンサの検出信号に基づいて回転環22の回転速度または回転位置制御を行うように構成されている。
3群レンズ18は3群レンズ保持枠1802で保持され、3群レンズ保持枠1802は、固定環20の内側で後部に配置され、案内機構28によってベース12に対して光軸方向に移動可能に保持されることで光軸方向に移動可能にかつ光軸を中心に回転できないように案内されており、駆動機構29によって光軸方向に微小に変位されるように構成されている。
また、図10に示すように、3群レンズ18の光軸上に位置するベース12箇所に開口が形成され、前記開口に臨むベース12の後面には収容凹部8Cが設けられ、撮像素子116は収容凹部8Cに収容保持されている。
カム環24は、図5に示すように、固定環20の径方向内側箇所に回転可能にかつ前記光軸方向に移動可能に設けられ、カム環24の内周面には、図7に示すように、カム溝2402,2404が設けられ、図5に示すように、カム環24の後端には径方向外方向に突出する3つの凸部2406が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に係合した状態で、カム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2406が固定環20のカム溝2002,2004に沿って動かされることによりカム環24が前記光軸方向に移動される。
さらに、固定環20のカム溝2002の少なくとも1つは径方向に貫通しており、前記貫通したカム溝2002に対応するカム環24の凸部2406に設けられた不図示のアームの先端が前記カム溝2002を通って回転環22の直進溝2205に係合されている。これにより、カム環24と回転環22は固定環20に対して連動して回転する。すなわち、回転環22を回転させると、カム環24は回転しながら光軸方向に移動する。
直進案内環26は、カム環24の径方向内側箇所に回転不能にかつ前記光軸方向にカム環24と連動して移動可能に設けられている。詳しく説明すると、直進案内環26の後端には径方向外方に突出する3つの凸部2602が周方向に間隔をおいて設けられている。そして、これら3つの凸部2602がカム環24の後方を通って固定環20の直進案内溝2008に係合した状態でカム環24が固定環20に対して回転運動することでこれら3つの凸部2602が固定環20の直進案内溝2008に沿って動かされ、これにより直進案内環26は回転せずにカム環24と連動して光軸方向にのみ移動される。
また、直進案内環26には、前縁の径方向を挟んだ2箇所から案内片2604がそれぞれ光軸方向と平行に前方に突設されている。
2群レンズ16は2群レンズ保持枠1602に保持されている。2群レンズ保持枠1602はカム環24の内周に配設され、2群レンズ保持枠1602の外周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し直進案内環26の2つの案内片2604に案内される案内部1604と、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し前方に突出する案内レール1605と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1606とが設けられている。
そして、案内部1604が案内片2604に案内され、かつ、3つのカムピン1606がカム環24のカム溝2404に係合された状態で、カム環24が回転することにより、2群レンズ16(2群レンズ保持枠1602)は、回転せずにカム溝2404で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
したがって、本実施例では、案内片2604、案内部1604によって2群レンズ保持枠1602を光軸方向に移動可能に支持する案内機構が構成され、回転環駆動機構23、回転環22、カム環24、カム溝2404、カムピン1606によって2群レンズ保持枠1602を光軸方向に移動する駆動機構が構成されていることになる。
2群レンズ保持枠1602には、鏡筒10内の迷光を遮断し、撮像素子116への迷光侵入を防止する2群遮光板1608が設けられている。
2群遮光板1608は、前記光軸に垂直な平面と平行な方向に延在する軸線回りに揺動可能に2群レンズ保持枠1602に取り付けられている。
2群遮光板1608は、鏡筒10が突出した状態においては不図示の付勢部材による付勢により2群レンズ保持枠1602に設けられた不図示のストッパに当接することで迷光を遮断する遮断位置に位置され、鏡筒10が突出状態から収納状態へ遷移する過程において、3群レンズ移動機構28の前端部分に当て付けられることで前記遮断位置から揺動され3群レンズ移動機構28の前端部分から退避するように構成されている。これにより、2群遮光板1608および2群レンズ保持枠1602をよりベース12の近傍に位置させることができ鏡筒10の収納状態において、2群レンズ保持枠1602が光軸方向に占有するスペースを削減する上で有利となっている。
また、2群レンズ保持枠1602の前部には、シャッタの機能と可変絞りの機能を備えた自動露光装置1610が設けられ、自動露光装置1610には、屈曲可能な素材で構成されたフレキシブル配線板1612の一端が接続されている。このフレキシブル配線板1612の中間部は、カム環24の後端から固定環20に設けられた不図示の開口を通って固定環20の外方に導出され、フレキシブル配線板1612の他端は固定環20やベース12に固定されている。フレキシブル配線板1612は、回転環22の回転動作および2群レンズ保持枠1602と直進案内環26の光軸方向の移動に際して、連続的に屈曲部位が変化しながら、前記配線群に無理な力が加わらないように形成されている。
このフレキシブル基板1612は、自動露光装置1610に設けられたアクチュエータ群を動作させるための電気信号を供給する配線群を有している。また、フレキシブル配線板1612は、鏡筒10がケース102から外方に露出している部分に静電気等が加えられて瞬間的な大電流が流れる場合に、その電流の流路として機能する前記配線群とは別の配線群を備えている。フレキシブル基板1612の前記別の配線群のベース12側に位置する接続端は、ケース102と同電位となる接地部分に電気的に接続されている。
1群レンズ14は1群レンズ保持枠1402に保持されている。1群レンズ保持枠1402はカム環24の内周で2群レンズ保持枠1602の前方に配設され、1群レンズ保持枠1602の内周面には、径方向を挟む2箇所に光軸方向と平行に延在し2群レンズ保持枠1602の2つの案内レール1605に案内される不図示の案内溝と、カム環24のカム溝2404に係合される3つのカムピン1406とが設けられている。
そして、前記案内溝が案内レール2605に案内され、かつ、3つのカムピン1406がカム環24のカム溝2402に係合された状態で、カム環24が回転することにより、1群レンズ14(1群レンズ保持枠1402)は、回転せずにカム溝2402で設定されたカムカーブにより光軸方向にのみ移動する。
したがって、本実施例では、案内レール1605、前記案内溝によって1群レンズ保持枠1402を光軸方向に移動可能に支持する案内機構が構成され、回転環駆動機構23、回転環22、カム環24、カム溝2402、カムピン1406によって1群レンズ保持枠1402を光軸方向に移動する駆動機構が構成されていることになる。
また、1群レンズ保持枠1402と2群レンズ保持枠1602との間には、2つの金属製のコイルスプリング15が張設されており、これらコイルスプリング15の付勢力によって1群レンズ保持枠1402と2群レンズ保持枠1602は光軸方向に沿って互いに近接する方向に付勢されており、これにより、カムピン1406とカム溝2402との間のガタ、および、カムピン1606とカム溝2404との間のガタを吸収するように構成されている。
また、2群レンズ保持枠1602には1つの導通板31が組み込まれている。この導通板31には、前記2つのコイルスプリング15のうちの一方のコイルスプリング15の端部が係止されるとともに、フレキシブル配線板1612の前記別の配線群の接続端のうち1群レンズ保持枠1402側に位置する接続端が電気的に接続されている。これにより、前記一方のコイルスプリング15は導通板31とフレキシブル配線板1612の前記別の配線群を介して前記接地部分に接続されている。
また、1群レンズ14の前部に撮影光学系の光路を開閉するバリア機構30が設けられ、バリア機構30の前方の1群レンズ保持枠14部分には鏡筒10の体裁を整える金属製の化粧リング32が取着され、カム環24の前部には鏡筒の体裁を整えるための金属製の化粧リング34が取着されている。
1群レンズ保持枠14の外周とカム環24の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐ遮光リング36が配設され、この遮光リング36は、1群レンズ保持枠14上に装着され、化粧リング34とカム環24との間にクリアランスを持った状態で配設されている。
カム環24の外周と固定環20の内周との隙間には、この隙間からゴミや迷光の侵入を防ぐための遮光リング38が配設され、この遮光リング38はカム環24の外周に装着され、固定環20の内周に弾接される。
また、光学式ファインダ40は可動式のレンズを内蔵しておりベース12に取着されている。前記可動式のレンズは不図示のカムピンを介して回転環22のカム溝2202に連結されており、回転環22の回転に連動して光軸方向に移動することで視野のズーミング動作がなされるように構成されている。
次に3群レンズ保持枠1802、案内機構28、駆動機構29の構成について詳細に説明する。
図8は3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す斜視図、図9は2群レンズ保持枠1602と3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す斜視図、図10は駆動機構29の構成を示す斜視図、図11は3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す説明図、図12(A)は3群レンズ保持枠1802が移動機構29によって後方位置に移動された状態を示す斜視図、(B)は3群レンズ保持枠1802が2群レンズ保持枠1602によってさらに後方の位置に移動された状態を示す斜視図である。
図8、図9に示すように、3群レンズ保持枠1802は環板状に形成されその中央開口部に3群レンズ18が保持されている。
図11に示すように、3群レンズ保持枠1802の外周部から径方向外方に係合片1802Cが突設されている。
また、3群レンズ保持枠1802の径方向外側箇所で周方向に間隔をおいた箇所に第1軸受部50と第2軸受部60とが設けられている。
第1軸受部50、第2軸受部60には、光軸方向に沿って延在するガイド軸28A、12Aが挿通されており、ガイド軸28A、12Aは、例えば均一外径の円柱状に形成されベース12に取付けられている。
ガイド軸28A、12A、第1、第2軸受部50、60によって、3群レンズ保持枠1802、すなわち前記可動レンズをレンズ18の光軸方向に沿って往復直線移動可能に案内する案内機構28が構成されている。
具体的には、図11に示すように、ガイド軸28Aのベース12への取り付けは、ガイド軸支持壁91およびガイド軸押え部材9を用いてガイド軸28Aの前後両端を支持することでなされており、言い換えるとガイド軸28Aはその両端が鏡筒10側で支持されている。
ガイド軸支持壁91はベース12と一体に例えば型成形によって設けられている。
ガイド軸支持壁91は、ベース12の撮像素子116の前方に面した箇所から前記光軸に沿って前方に延在する2つの延出部91Aと、延出部91Aの先端を連結する先端部91Bとで構成され、先端部91Bはベース12に臨んでいる。また、2つの延出部91Aは、ガイド軸28Aをその周方向から挟むような2箇所に沿って設けられている。
先端部91B、すなわちガイド軸支持壁91の前端には、ガイド軸28Aの前端を保持する凹部91Cが設けられ、該凹部91Cはガイド軸28Aの先端が挿入される有底状の円柱孔で形成されている。この有底状の孔は例えば断面D字形を呈している。
ガイド軸支持壁91に対向するベース12の前面箇所には孔部が設けられ、該孔部にはガイド軸押さえ部材9が取着されている。ガイド軸押さえ部材9には、ガイド軸28Aの後端を保持する嵌合孔9Aが設けられ、この嵌合孔9Aは例えば断面D字形を呈している。
ガイド軸28Aは、その前端が凹部91Cに挿入されるとともに、後端が嵌合孔9Aに嵌合固定された状態で、ガイド軸28Aの延在方向に対して直交する方向にガイド軸押え部材9が動かされ、これにより3群レンズ18の光軸が1群および2群のレンズの光軸と平行するように位置調節がなされ、その状態で接着剤によりガイド軸押さえ部材9とベース12とが接着固定される。
図10、図11に示すように、駆動機構29は、3群レンズ保持枠1802を光軸方向に移動させるものであり、前記光軸方向に沿って延在する雄ねじ部材2902と、雄ねじ部材2902を回転させるステッピングモータなどからなるモータ2904と、雄ねじ部材2902に螺合する雌ねじ部材2906(特許請求の範囲の移動片に相当)と、3群レンズ保持枠1802の係合部1802Cと、コイルスプリング2908とを有している。雄ねじ部材2902および雌ねじ部材2906として金属材料を用いている。
図10に示すように、モータ2904は、モータ配設用部材2910に取着されており、雄ねじ部材2902はモータ2904に連結され、3群レンズ18の光軸方向と平行する方向に延在している。
モータ配設用部材2910は、モータ2904のケースの端面に取着される第1支片2910Aと、第1支片2910Aに対向する第2支片2910Bと、これら第1、第2支片2910A、2910Bを連結する第3支片2910Cとを備えている。
第1支片2910Aには、雄ねじ部材2902の延在方向に対して直交する面に沿って突出形成された突出部2910Dが設けられている。この突出部2910Dには、ねじ挿通用の孔2910Eと、位置決め用孔2910Fとが形成され、図8に示すように、位置決め用孔2910Fがベース12のボスに係合された状態で、ねじ202を孔2910Eからベース12に設けられたねじ孔に螺合することでモータ配設用部材2910がベース12に取着されている。なお、ねじ挿通用の孔2910Eの半径方向外側の箇所に係合溝2910E−1が形成されており、該係合溝2910E−1がベース12側に設けられた凸部に係合されることでモータ配設用部材2910が孔2910Eを中心に揺動しないように構成されている。
図10に示すように、第3支片2910Cは第1支片2910Aの基端から延在しており、第2支片2910Bは第3支片2910Cの先端に設けられている。
雄ねじ部材2902の先端(3群レンズ18の光軸方向の前方の端部)は、第2支片2910Bの軸受孔などを介して回転可能に支持されている。
モータ配設用部材2910の第1、第2支片2910A、2910Bの間には、回り止め用のロッド2912が雄ねじ部材2902と間隔をおいてほぼ平行に延在するように取付けられている。
雌ねじ部材2906は雄ねじ部材2902に螺合され、雌ねじ部材2906の係合凹部2906Bがロッド2912に係合し、これにより雌ねじ部材2906の回転が阻止されており、雄ねじ部材2902の正逆転により雌ねじ部材2906が雄ねじ部材2902の長手方向に沿って往復移動するように構成されている。
また、図10に示すように、雌ねじ部材2906が3群レンズ18の光軸方向の後方に臨む端部2906Aは、3群レンズ保持枠1802の外周部の一部をなす係合部1802Bに当接可能に設けられている。
雄ねじ部材2902は、図10、図11に示すように、雌ねじ部材2906に螺合する雄ねじ部2902Aを有し、雌ねじ部材2906は、雄ねじ部材2902の雄ねじ部2902Aの延在方向の全長にわたって該雄ねじ部材2902に沿って移動できるように配設されている。
コイルスプリング2908はガイド軸28Aに巻装され、その一端が3群レンズ保持枠1802に係止し他端がベース12側(ガイド軸押え部材9)に係止して配設されており、係合部1802Cを雌ねじ部材2906の端部2906Aに当接する方向に3群レンズ保持枠1802を付勢している。言い換えると、コイルスプリング2908は3群レンズ保持枠1802を光軸方向の前方に付勢し、3群レンズ保持枠1802の係合部1802Cを常時雌ねじ部材2906に当接させている。したがって、3群レンズ保持枠1802、すなわち3群レンズ18は雌ねじ部材2906の動きに追従して光軸方向に往復直線移動することになる。
したがって、モータ2904の正転により3群レンズ18(3群レンズ保持枠1802)が光軸方向の前方に移動し、逆転により光軸方向の後方に移動するとした場合、モータ2904が正転すると、雌ねじ部材2906は雄ねじ部材2902の正転に応じて前方に移動され、これにより、3群レンズ18(3群レンズ保持枠1802)は光軸方向の前方に移動され、モータ2904の正逆回転によって雌ねじ部材2906が雄ねじ部2902A上で光軸方向に往復直線移動され、これにより3群レンズ18が光軸方向に移動される。
本実施例では、図13に示すように、1群レンズ保持枠1402、2群レンズ保持枠1602、3群レンズ保持枠1802のうち、3群レンズ保持枠1802が最も後方に位置し、2群レンズ保持枠1602がそのすぐ前方に位置している。
図9、図12、図13に示すように、3群レンズ保持枠1802の前部の第1軸受部50の近傍、本実施例では、第1軸受部50と係合片1802Cとの中間箇所には当接部1802Dが前方に突設され、当接部1802Dの先端は光軸と直交する平坦面をなしている。
また、図13に示すように、2群レンズ保持枠1602の後部で3群レンズ保持枠1802の当接部1802Dに対応する箇所には、3群レンズ保持枠1802の当接部1802Dに当接可能な当接部1602Dが前方に突設され、当接部1602Dの先端は光軸と直交する平坦面をなしている。
そして、図14に示すように、2群レンズ保持枠1602の当接部1602Dと3群レンズ保持枠1802の当接部1802Dとが当接した状態で、2群レンズ16のうち最も後方に配置されたレンズの後面と、3群レンズ18のうち最も前方に配置されたレンズの前面との間にはクリアランスが確保されるように構成されている。
次に鏡筒10の動作について説明する。
図13は使用状態における鏡筒10の縦断面図、図14は沈胴状態における鏡筒10の縦断面図である。
まず、使用状態について説明すると、図13に示すように、回転駆動機構23により回転環22が回転駆動されることで、カム環24、1群レンズ保持枠1402がケース102から前方に突出される。言い換えると、第1鏡筒10Aと第2鏡筒10Bとがケース102から最も前方に突出した使用状態となる。
この使用状態において、2群レンズ保持枠1602の駆動機構により2群レンズ保持枠1602が光軸方向に沿って前後に移動されることでズーミング動作がなされ、3群レンズ保持枠1802の駆動機構29により3群レンズ保持枠1802が光軸方向に沿って前後に移動されることでフォーカッシング動作がなされる。
次に、沈胴状態について説明する。
まず、鏡筒10について説明すると、図14に示すように、回転環駆動機構23により回転環22が回転駆動されることで、カム環24、1群レンズ保持枠1402が後退しケース102内に没入され、第1鏡筒10Aと第2鏡筒10Bと第3鏡筒10Cが最も短縮した沈胴状態となる。
次に、レンズ保持枠について説明すると、使用状態から沈胴状態になる際には、3群レンズ保持枠1802が駆動機構29により所定の後方位置、すなわち最も後方に移動される後端位置(第1の後端位置)まで後退される。また、2群レンズ保持枠1602がその駆動機構により後方に移動されて前記後端位置(第1の後端位置)に位置する3群レンズ保持枠1802に当接され、さらに後方に移動され、最も後方に移動された2群レンズ保持枠1602の後端位置まで後退される。したがって、3群レンズ保持枠1802は、駆動機構29により移動された後端位置(第1の後端位置)からさらに2群レンズ保持枠1602と共に後方に移動され(第2の後端位置)、2群レンズ保持枠1602がその駆動機構により最も後方に移動された2群レンズ保持枠1602の後端位置では、コイルスプリング2808を圧縮して雌ねじ部材2906と係合片1802Cとが離間される。また、1群レンズ保持枠1402がその駆動機構により、後端位置に位置する2群レンズ保持枠1602との間に所定のクリアランスを保った後端位置まで後退される。
そして、沈胴状態では、3群レンズ保持枠1802と、ベース12およびベース12に取着された部材、すなわち鏡筒10の内部後端に取着された部材との間に隙間が確保されるように構成されている。
本実施例によれば、鏡筒10の沈胴状態では、1群レンズ保持枠1402と2群レンズ保持枠1602とのクリアランスと、3群レンズ保持枠1802と鏡筒10の内部後端に取着された部材とのクリアランスとの2箇所のクリアランスを確保すればよいので、従来のように、1群レンズ保持枠1402と2群レンズ保持枠1602とのクリアランスと、2群レンズ環枠1602と3群レンズ保持枠1802とのクリアランスと、3群レンズ保持枠1802と鏡筒10の内部後端に取着された部材とのクリアランスとの3箇所のクリアランスを確保する場合に比較して、1箇所のクリアランスを省くことができ、したがって、沈胴状態における鏡筒10の光軸方向の寸法を短縮することができる。
また、2群レンズ保持枠1602と3群レンズ保持枠1802を当接するに際して、3群レンズ保持枠1802を雌ねじ部材2906に当接する方向に付勢するコイルスプリング2808を利用し、このコイルスプリング2808を圧縮するようにしたので、何ら部品点数を増やすことなく、また、2群レンズ保持枠1602の駆動機構および3具レンズ保持枠1802の駆動機構29を損傷することなく沈胴状態において2群レンズ保持枠1602と3群レンズ保持枠1802を当接することが可能となる。
また、沈胴状態において、駆動機構29の雌ねじ部材2906と3群レンズ保持枠1802の係合片1802Cとが離間されるため、3群レンズ保持枠1802の後端位置は厳密に制御される必要はなく、したがって、3群レンズ保持枠1802の後端位置における駆動機構29はその移動量について厳密な制御を行う必要がなく、制御の簡素化を図る上で有利となる。
また、本実施例では、2群レンズ保持枠1602が3群レンズ保持枠1802に当接する箇所がガイド軸2808が貫通された部分の近傍であるため、2群レンズ保持枠1602が3群レンズ保持枠1802に当接したのち3群レンズ保持枠1802を後退させる際に、3群レンズ保持枠1802の第1軸受部50とガイド軸2808との間にこじる方向の力が発生することを防止でき、3群レンズ枠1802の後退を円滑に行う上で有利となる。
なお、本実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置の斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒10の状態を説明する斜視図である。 鏡筒10の状態を説明する断面図である。 沈胴レンズの分解斜視図である。 固定環20の展開図である。 カム環24の展開図である。 3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す斜視図である。 2群レンズ保持枠1602と3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す斜視図である。 駆動機構29の構成を示す斜視図である。 3群レンズ保持枠1802とベース12の構成を示す説明図である。 3群レンズ保持枠1802が後方の位置に移動された状態を示す斜視図である。 使用状態における鏡筒10の縦断面図である。 沈胴状態における鏡筒10の縦断面図である。
符号の説明
100……撮像装置、10……鏡筒、18……3群レンズ、1802……3群レンズ保持枠、16……2群レンズ、16……2群レンズ保持枠、28……案内機構、29……駆動機構、1802C……係合片、2808……コイルスプリング、2904……モータ、2906……雌ねじ部材。

Claims (8)

  1. 外径が異なり同軸上で軸方向に相対移動可能な複数の鏡筒と、
    前記複数の鏡筒の内部に配設された撮影光学系を備え、
    前記撮影光学系は、該撮影光学系の光軸方向に並べて配置された少なくとも2つのレンズ保持枠を有し、
    被写体側を前方としその反対方向を後方とすると、前記レンズ保持枠のうち最も後方に位置するレンズ保持枠と、そのすぐ前方に位置するレンズ保持枠は、それぞれ対応する案内機構により光軸方向に移動可能に支持されると共にそれぞれ対応する駆動機構により光軸方向に移動される沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる駆動機構は、モータの駆動により前記光軸方向に沿って直線移動する移動片を有し、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠はコイルスプリングにより前方に付勢され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠に設けられた係合片が前記移動片の後方から該移動片に当接し該移動片の直線移動に追従して前記最も後方に位置するレンズ保持枠が光軸方向に移動するように配設され、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠はその駆動機構により後方に移動されて後方に位置した第1の後端位置となり、
    前記複数の鏡筒が最も短縮した沈胴状態において、前記前方に位置するレンズ保持枠は、その駆動機構により後方に移動されて前記第1の後端位置に位置する前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接したのち前記最も後方に位置するレンズ保持枠と共に後方に移動され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠は、前記移動片と前記係合片とが離間し、かつ、該最も後方に位置するレンズ保持枠と、鏡筒の内部後端に取着された部材との間に隙間が確保された第2の後端位置となる、
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動可能に支持する案内機構は、光軸方向に延在し前記最も後方に位置するレンズ保持枠を貫通するガイド軸を有し、前記前方に位置するレンズ保持枠が前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接する箇所は、前記ガイド軸が貫通された部分の近傍であることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動可能に支持する案内機構は、光軸方向に延在し前記最も後方に位置するレンズ保持枠を貫通するガイド軸を有し、前記前方に位置するレンズ保持枠が前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接する箇所は、前記ガイド軸が貫通された部分の近傍であり、前記ガイド軸に前記コイルスプリングが巻装され、その前端がレンズ保持枠に係止しその後端が鏡筒の内部の後端側に係止していることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記モータにより回転される雄ねじ部材と、回転を阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材とを有し、前記移動片は前記雌ねじ部材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  5. 外径が異なり同軸上で軸方向に相対移動可能な複数の鏡筒と、
    前記複数の鏡筒の内部に配設された撮影光学系と、
    前記撮影光学系で導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを備え、
    前記撮影光学系は、該撮影光学系の光軸方向に並べて配置された少なくとも2つのレンズ保持枠を有し、
    被写体側を前方としその反対方向を後方とすると、前記レンズ保持枠のうち最も後方に位置するレンズ保持枠と、そのすぐ前方に位置するレンズ保持枠は、それぞれ対応する案内機構により光軸方向に移動可能に支持されると共にそれぞれ対応する駆動機構により光軸方向に移動される沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる駆動機構は、モータの駆動により前記光軸方向に沿って直線移動する移動片を有し、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠はコイルスプリングにより前方に付勢され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠に設けられた係合片が前記移動片の後方から該移動片に当接し該移動片の直線移動に追従して前記最も後方に位置するレンズ保持枠が光軸方向に移動するように配設され、
    前記最も後方に位置するレンズ保持枠はその駆動機構により後方に移動されて後方に位置した第1の後端位置となり、
    前記複数の鏡筒が最も短縮した沈胴状態において、前記前方に位置するレンズ保持枠は、その駆動機構により後方に移動されて前記第1の後端位置に位置する前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接したのち前記最も後方に位置するレンズ保持枠と共に後方に移動され、前記最も後方に位置するレンズ保持枠は、前記移動片と前記係合片とが離間し、かつ、該最も後方に位置するレンズ保持枠と、鏡筒の内部後端に取着された部材との間に隙間が確保された第2の後端位置となる、
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動可能に支持する案内機構は、光軸方向に延在し前記最も後方に位置するレンズ保持枠を貫通するガイド軸を有し、前記前方に位置するレンズ保持枠が前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接する箇所は、前記ガイド軸が貫通された部分の近傍であることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  7. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動可能に支持する案内機構は、光軸方向に延在し前記最も後方に位置するレンズ保持枠を貫通するガイド軸を有し、前記前方に位置するレンズ保持枠が前記最も後方に位置するレンズ保持枠に当接する箇所は、前記ガイド軸が貫通された部分の近傍であり、前記ガイド軸に前記コイルスプリングが巻装され、その前端がレンズ保持枠に係止しその後端が鏡筒の内部の後端側に係止していることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  8. 前記最も後方に位置するレンズ保持枠を光軸方向に移動させる前記駆動機構は、前記光軸方向に沿って延在し前記モータにより回転される雄ねじ部材と、回転を阻止された状態で前記雄ねじ部材に螺合され該雄ねじ部材の回転により雄ねじ部材に沿って移動する雌ねじ部材とを有し、前記移動片は前記雌ねじ部材で構成されていることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
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