JPWO2013005685A1 - 車両前部構造 - Google Patents
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Abstract
車両前部構造(1)は、ウインドシールドロア(20)を備える。ウインドシールドロア(20)は、ウインドシールドロア本体(21)と、ウインドシールドロア本体(21)の前端部(21a)から前方に延出形成された延出部(22)と、を含む。延出部(22)は、ウインドシールドロア本体(21)の前端部(21a)に連続して形成された基部(23)と、基部(23)の前端部(23d)から斜め前上方に延出するウエイト部(24)と、基部(23)とウエイト部(24)との境界部分において車幅方向に延設され、基部(23)よりも剛性が低い脆弱部(25)と、を有する。
Description
本発明は、車両前部構造に関するものである。
従来、エンジンルーム内で発生した振動や音が車室内に伝達されるのを抑制するために、エンジンルームと車室とを隔離するダッシュボードに、防振性及び防音性を有するインシュレータを取り付けることが行われている。
例えば、特許文献1には、ダッシュボードに形成された略水平状の水平部に、発泡体からなるインシュレータを固定した発明が開示されている。
そして、エンジンルーム内からダッシュボードに伝達された振動や音は、インシュレータで減衰されるため、ダッシュボードの共振が抑制されるようになっている。その結果、エンジンルーム内で発生した振動や音が車室内に伝達されることが抑制されている。
そして、エンジンルーム内からダッシュボードに伝達された振動や音は、インシュレータで減衰されるため、ダッシュボードの共振が抑制されるようになっている。その結果、エンジンルーム内で発生した振動や音が車室内に伝達されることが抑制されている。
ところが、前記特許文献1に記載の発明では、エンジンルーム内から車室内への振動や音の伝達を抑制するために専用の部材(インシュレータ)を新たに設けるため、部品点数が増加してしまい、その分製造コストが嵩むという問題があった。
また、前記特許文献1に記載の発明では、インシュレータをダッシュボードに固定するための固定作業が必要になるため、更に製造コストが嵩んでいた。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、エンジンルーム内で発生した振動や音が車室内に伝達されるのを抑制しつつ、製造コストを低減できる車両前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、エンジンルームと車室とを隔離するダッシュボードロアの上部から前方へ延出するダッシュボードアッパと、ウインドシールドガラスの下端部を支持するウインドシールドロアと、前記ダッシュボードアッパと前記ウインドシールドロアとの間に形成された開口部を覆うカウルトップと、を備える車両前部構造であって、前記ウインドシールドロアは、ウインドシールロア本体と、前記ウインドシールロア本体の前端部から前方に延出形成された延出部と、を含み、前記延出部は、前記ウインドシールドロア本体の前端部に連続して形成された基部と、前記基部の前端部から斜め前上方に延出するウエイト部と、前記基部と前記ウエイト部との境界部分において車幅方向に延設され、前記基部よりも剛性が低い脆弱部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンルーム内で発生した振動や音がウインドシールドロアに伝達されると、基部よりも剛性が低い脆弱部を起点として、ウインドシールドロア本体から最も遠いウエイト部が上下に振動(揺動)する。その結果、ウインドシールドロアに伝達された振動や音に対して、ウエイト部の振動が逆位相になる。これにより、ウインドシールドロアに伝達された振動や音をウエイト部で減衰させ、エンジンルーム内から車室内への振動や音の伝達を抑制できる。
また、本発明によれば、ウインドシールドロア本体に延出部を一体的に形成すれば、従来から車両に設けられていたウインドシールドロアが防振機能及び防音機能を発揮するため、インシュレータを別途設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
更に、本発明によれば、ウインドシールドロア本体に延出部を一体的に形成すれば、ダッシュボードにインシュレータを固定する固定工程が必要な従来技術に比較して、製造工程数を削減できる。
したがって、部品点数及び製造工程数を削減できるため、従来技術に比較して製造コストを低減できる。
更に、本発明によれば、ウインドシールドロア本体に延出部を一体的に形成すれば、ダッシュボードにインシュレータを固定する固定工程が必要な従来技術に比較して、製造工程数を削減できる。
したがって、部品点数及び製造工程数を削減できるため、従来技術に比較して製造コストを低減できる。
また、本発明によれば、基部とウエイト部との境界部分には、基部よりも剛性が低い脆弱部が車幅方向に延設されることにより、ウエイト部に上方から衝突荷重が加わったとき、延出部(ウエイト部)が脆弱部を起点として下方に折れ曲がりやすくなるため、衝突エネルギを好適に吸収できる。
また、前記基部は、前記ウインドシールドロア本体の前端部との境界部分近傍に階段状の段部を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、基部は、ウインドシールドロア本体の前端部との境界部分近傍に階段状の段部を有するため、基部の剛性が高まる。これにより、ウエイト部が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、前記ウエイト部は、前記基部及び前記脆弱部の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側に突出する突部を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ウエイト部は、基部及び脆弱部の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側に突出する突部を有するため、ウエイト部の質量が増加する。これにより、ウエイト部が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、前記基部は、前記カウルトップに連結する連結部を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、基部は、連結部を介してカウルトップに連結するため、基部の剛性が高まる。これにより、ウエイト部が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、前記ウインドシールドロア本体は、当該ウインドシールドロア本体の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線を挟んで車幅方向両側のいずれか一方の側において、前後方向の幅寸法が最大になる最大部を有しており、前記延出部は、前記中心線に対して、前記最大部と反対側に設けられているように構成するのが好ましい。
ウインドシールドロア本体のうち、前後方向の幅寸法が最大になる最大部は、エンジンルームから伝達された振動や音により最も共振しやすい部分になるところ、かかる構成によれば、延出部は、ウインドシールドロア本体の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線に対して、最大部と反対側に設けられるため、減衰効果を更に高めることができる。
本発明によれば、エンジンルーム内で発生した振動や音が車室内に伝達されるのを抑制しつつ、製造コストを低減できる車両前部構造を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、説明において方向を示すときは、車両の前後左右上下を基準にして説明する。なお、「車幅方向」と「左右方向」は同義である。
また、説明において方向を示すときは、車両の前後左右上下を基準にして説明する。なお、「車幅方向」と「左右方向」は同義である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両前部構造1は、フロントエンジン車に適用される構造であって、ダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12と、ウインドシールドロア20と、カウルトップ30と、を備える。
<ダッシュボードアッパ及びリッドダッシュボードアッパ>
ダッシュボードアッパ11は、エンジンルーム2と車室3とを隔離するダッシュボードロア4の上部から前方へ延出する鋼板製部材である。本実施形態において、ダッシュボードアッパ11は、ダッシュボードロア4に溶接等によって固定されている。リッドダッシュボードアッパ12は、ダッシュボードアッパ11の前端から前上方へ延出する鋼板製部材である。本実施形態において、リッドダッシュボードアッパ12は、ダッシュボードアッパ11に溶接等で固定されている。これらダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12が、請求の範囲における「ダッシュボードアッパ」に相当する。
なお、図1中の符号8は、ボンネットフードを示す。
ダッシュボードアッパ11は、エンジンルーム2と車室3とを隔離するダッシュボードロア4の上部から前方へ延出する鋼板製部材である。本実施形態において、ダッシュボードアッパ11は、ダッシュボードロア4に溶接等によって固定されている。リッドダッシュボードアッパ12は、ダッシュボードアッパ11の前端から前上方へ延出する鋼板製部材である。本実施形態において、リッドダッシュボードアッパ12は、ダッシュボードアッパ11に溶接等で固定されている。これらダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12が、請求の範囲における「ダッシュボードアッパ」に相当する。
なお、図1中の符号8は、ボンネットフードを示す。
<ウインドシールドロア>
ウインドシールドロア20は、ウインドシールドガラス5の下端部を支持する鋼板製部材である。図1及び図2に示すように、リッドダッシュボードアッパ12とウインドシールドロア20との間には、開口部6が形成されている。本実施形態において、ウインドシールドロア20は、片持ち構造にてウインドシールドガラス5を支持しており、ウインドシールドロア20とウインドシールドガラス5との間には、緩衝材7が設けられている。
ウインドシールドロア20は、ウインドシールドガラス5の下端部を支持する鋼板製部材である。図1及び図2に示すように、リッドダッシュボードアッパ12とウインドシールドロア20との間には、開口部6が形成されている。本実施形態において、ウインドシールドロア20は、片持ち構造にてウインドシールドガラス5を支持しており、ウインドシールドロア20とウインドシールドガラス5との間には、緩衝材7が設けられている。
ウインドシールドロア20は、図2に示すように、一枚の鋼板をプレス成形して形成されており、ウインドシールドロア本体21と、ウインドシールドロア本体21の前端部21aから前方に延出する延出部22と、を有する。なお、ウインドシールドロア20は、アルミ板等の他の金属製の板材をプレス成形して形成されてもよい。
ウインドシールドロア本体21及び延出部22については、図5乃至図7を参照して後に詳しく説明する。
ウインドシールドロア本体21及び延出部22については、図5乃至図7を参照して後に詳しく説明する。
<カウルトップ>
図1に示すように、カウルトップ30は、開口部6を覆うことによって、リッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20とともに所謂カウルボックスを構成する樹脂性部材である。
図1に示すように、カウルトップ30は、開口部6を覆うことによって、リッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20とともに所謂カウルボックスを構成する樹脂性部材である。
カウルトップ30は、図3に示すように、車幅方向中央近傍に形成されたエアコン吸気口30a及びフレームナンバ確認用開口30bと、下端に設けられた複数の係止部としての位置決めリブ30c及び係止クリップ30dと、を有する。フレームナンバ確認用開口30bは、図1に示す延出部22の斜め前上方に位置する。カウルトップ30は、位置決めリブ30c及び係止クリップ30dをリッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20に形成された孔部、切欠部又は縁部に係止することによって、図4に示すように、リッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20に跨って固定される。
次に、ウインドシールドロア本体21及び延出部22について、図5乃至図7を参照して詳細に説明する。
図5は、図2に示す矢印X方向から見たウインドシールドロア20の延出部22の部分拡大斜視図である。図6(a)は図5に示すI−I線断面図であり、(b)は図5に示すII−II線断面図である。図7は、本発明の実施形態に係るリッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20を示す平面図である。
図5は、図2に示す矢印X方向から見たウインドシールドロア20の延出部22の部分拡大斜視図である。図6(a)は図5に示すI−I線断面図であり、(b)は図5に示すII−II線断面図である。図7は、本発明の実施形態に係るリッドダッシュボードアッパ12及びウインドシールドロア20を示す平面図である。
ウインドシールドロア本体21は、複数箇所を曲折成形された板状の部分である。ウインドシールドロア本体21は、図7に示すように、平面視において左右非対称の形状を呈しており、左側の端部21bには、前後方向の幅寸法Lが最も大きい最大部21dが形成されている。ウインドシールドロア本体21の適所には、複数の孔部21e,21eが貫通して形成されている。この孔部21e,21eには、カウルトップ30の係止クリップ30dが係止される(図1、図3(b)参照)。
延出部22は、各自動車を識別するための車台番号(所謂フレームナンバ)が打刻され、かつウインドシールドロア20に伝達された振動や音を減衰させる部分である。換言すると、本実施形態の延出部22は、ウインドシールドロア20に形成された所謂フレームナンバープレートであり、このフレームナンバープレートに防振機能及び防音機能を付加して構成されている。
延出部22は、図5に示すように、ウインドシールドロア本体21と一体成形されており、前後方向の略中央部分を斜め前上方に折り曲げることにより、下向きに凸となる略くの字状を呈している。
延出部22は、基部23と、ウエイト部24と、脆弱部25と、を主に有する。
延出部22は、基部23と、ウエイト部24と、脆弱部25と、を主に有する。
基部23は、ウインドシールドロア本体21の前端部21aに連続して形成され、当該前端部21aから斜め前下方に延出する板状の部分である。基部23のうち、前端部21aとの境界部分近傍(前端部21aに隣接する部分)には、図5、図6(a)に示すように、階段状の第1段部23aが設けられており、この第1段部23aは、上側に凸となるように形成されている。また、基部23の右側縁部には、図5、図6(b)に示すように、階段状の第2段部23bが設けられており、この第2段部23bは、上側に凸となるように形成されている。
基部23の中央部分には、平面視矩形状を呈する斜め前後方向に長い長孔状の孔部23cが貫通して形成されている。連結部たる孔部23cには、カウルトップ30の係止クリップ30dが係止される(図1、図3(b)参照)。基部23のうち、第1段部23a、第2段部23b及び孔部23cを除く部分は、平坦面に形成されている。
ウエイト部24は、基部23の前端部23dから斜め前上方に延出する板状の部分であって、エンジンルーム2内からウインドシールドロア20に伝達された振動や音を、上下に振動(揺動)して逆位相で減衰させる機能を有する。ウエイト部24の左右両端部には、フランジ状の突部24a,24aが車幅方向外側に延出形成されている。この突部24aは、基部23及び脆弱部25の左右両端部よりも車幅方向外側に突出している。
ウエイト部24の略全域には、第3段部24cが上側に凸となるように形成されている。ウエイト部24の下面24bには、図示しない車台番号が打刻される。車台番号の確認が必要な場合には、作業者は、フレームナンバ確認用開口30bを介して延出部22の下面24bを視認することによって、車台番号を読み取ることができる(図1参照)。
なお、基部23及びウエイト部24(延出部22)の板厚は、特に限定されるものではないが、例えば、0.6mmに設定されることが好ましく、また、ウインドシールドロア本体21の板厚よりも薄く設定されることが好ましい。
また、図6(a)に示すように、基部23とウエイト部24とのなす角度θ(基部23を斜め前下方に延長した延長面Tとウエイト部24とのなす角度θ)は、例えば、60度前後に設定されることが好ましい。これにより、フレームナンバ確認用開口30b(図1参照)から車台番号を視認しやすくなるため高い視認性を確保しつつ、ウエイト部24が振動しやすくなるため減衰効果を更に高めることができる。
また、図6(a)に示すように、基部23とウエイト部24とのなす角度θ(基部23を斜め前下方に延長した延長面Tとウエイト部24とのなす角度θ)は、例えば、60度前後に設定されることが好ましい。これにより、フレームナンバ確認用開口30b(図1参照)から車台番号を視認しやすくなるため高い視認性を確保しつつ、ウエイト部24が振動しやすくなるため減衰効果を更に高めることができる。
脆弱部25は、図5に示すように、基部23とウエイト部24との境界部分において車幅方向に直線状に延設された部分である。脆弱部25は、延出部22の前後方向の略中央部分を、斜め前上方に折り曲げることにより形成されている。脆弱部25は、剛性を高める段部を有していないため、段部を有する基部23及びウエイト部24に比較して剛性が低い。そのため、脆弱部25は、ウエイト部24の上下振動の起点になると共に、ウエイト部24に上方から衝突荷重が加わったときに折れ曲がる起点にもなる。
この場合、エンジンルーム2内で発生した振動や音がウインドシールドロア20に伝達されると、基部23よりも剛性が低い脆弱部25を起点として、ウインドシールドロア本体21から最も遠いウエイト部24が上下に振動(揺動)する。その結果、ウインドシールドロア20に伝達された振動や音に対して、ウエイト部24の振動が逆位相になる。これにより、ウインドシールドロア20に伝達された振動や音をウエイト部24で減衰させることができる。
ここで、図7を参照して、最大部21d及び延出部22の位置について詳しく説明する。
ウインドシールドロア本体21の右側の端部21cの上方(図7の破線部分)には、カウルトップ30(図4参照)を介して図示しないワイパー部材等が設置されるため、これらの部材の形状に合わせて端部21c側の形状を変更する必要が生じる。その結果、ウインドシールドロア本体21の形状が左右非対称になるため、左右で前後方向の幅寸法が異なってしまい、本実施形態では、ウインドシールドロア本体21の左側の端部21bに、前後方向の幅寸法Lが最も大きい最大部21dが形成される。最大部21dは、エンジンルーム2(図1参照)内から伝達された振動や音により最も共振しやすい部分であり、この最大共振部分から離間した位置に延出部22を設置すると減衰効果が高まる。そこで、本実施形態の延出部22は、ウインドシールドロア本体21の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線C1に対して、最大部21dと反対側(右側の端部21c側)の領域に設けられている。ちなみに、延出部22の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線C2は、中心線C1に対して車幅方向外側に所定間隔離間しており、この間隔は適宜設定される。
ウインドシールドロア本体21の右側の端部21cの上方(図7の破線部分)には、カウルトップ30(図4参照)を介して図示しないワイパー部材等が設置されるため、これらの部材の形状に合わせて端部21c側の形状を変更する必要が生じる。その結果、ウインドシールドロア本体21の形状が左右非対称になるため、左右で前後方向の幅寸法が異なってしまい、本実施形態では、ウインドシールドロア本体21の左側の端部21bに、前後方向の幅寸法Lが最も大きい最大部21dが形成される。最大部21dは、エンジンルーム2(図1参照)内から伝達された振動や音により最も共振しやすい部分であり、この最大共振部分から離間した位置に延出部22を設置すると減衰効果が高まる。そこで、本実施形態の延出部22は、ウインドシールドロア本体21の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線C1に対して、最大部21dと反対側(右側の端部21c側)の領域に設けられている。ちなみに、延出部22の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線C2は、中心線C1に対して車幅方向外側に所定間隔離間しており、この間隔は適宜設定される。
本発明の実施形態に係る車両前部構造1は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
本実施形態によれば、エンジンルーム2内で発生した振動や音がウインドシールドロア20に伝達されると、基部23よりも剛性が低い脆弱部25を起点として、ウインドシールドロア本体21から最も遠いウエイト部24が上下に振動(揺動)する。その結果、ウインドシールドロア20に伝達された振動や音に対して、ウエイト部24の振動が逆位相になる。これにより、ウインドシールドロア20に伝達された振動や音をウエイト部24で減衰させ、エンジンルーム2内から車室3内への振動や音の伝達を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ウインドシールドロア本体21に延出部22を一体成形したことにより、従来から車両に設けられていたウインドシールドロア20が防振機能及び防音機能を発揮するため、インシュレータを別途設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
更に、本実施形態によれば、ウインドシールドロア本体21に延出部22を一体成形したことにより、ダッシュボードにインシュレータを固定する固定工程が必要な従来技術(例えば、特許文献1に記載の発明)に比較して、製造工程数を削減できる。
したがって、部品点数及び製造工程数を削減できるため、従来技術に比較して製造コストを低減できる。
更に、本実施形態によれば、ウインドシールドロア本体21に延出部22を一体成形したことにより、ダッシュボードにインシュレータを固定する固定工程が必要な従来技術(例えば、特許文献1に記載の発明)に比較して、製造工程数を削減できる。
したがって、部品点数及び製造工程数を削減できるため、従来技術に比較して製造コストを低減できる。
また、本実施形態によれば、基部23とウエイト部24との境界部分には、基部23よりも剛性が低い脆弱部25が車幅方向に延設されることにより、ウエイト部24に上方から衝突荷重が加わったとき、延出部22(ウエイト部24)が脆弱部25を起点として下方に折れ曲がりやすくなるため、衝突エネルギを好適に吸収できる。
また、本実施形態によれば、基部23は、ウインドシールドロア本体21の前端部21aとの境界部分近傍に階段状の第1段部23aを有すると共に、右側縁部に階段状の第2段部23bを有するため、基部23の剛性が高まる。これにより、ウエイト部24が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、本実施形態によれば、基部23は、孔部23cを介してカウルトップ30に連結するため、基部23の剛性が更に高まる。これにより、ウエイト部24が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、本実施形態によれば、ウエイト部24は、基部23及び脆弱部25の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側に突出する突部24a,24aを有するため、ウエイト部24の質量が増加する。これにより、ウエイト部24が上下に振動しやすくなるため、減衰効果を更に高めることができる。
また、実施形態によれば、延出部22は、ウインドシールドロア本体21の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線C1に対して、最大部21dと反対側(右側の端部21c)に設けられているため、減衰効果を更に高めることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態の脆弱部25の剛性は、基部23及びウエイト部24の剛性よりも低いが、本発明はこれに限定されることなく、少なくとも基部23の剛性よりも低ければよい。
本実施形態の最大部21dは、ウインドシールドロア本体21の左側の端部21bに形成されたが、本発明はこれに限定されることなく、ウインドシールドロア本体21の右側の端部21cに形成されてもよい。この場合、延出部22は、左側の端部21bに設けられる。
また、本発明のダッシュボードアッパとして、前記したダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12が1枚の鋼板製部材から一体に形成されている構成であってもよい。また、ダッシュボードロア4、ダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12が1枚の鋼板製部材から一体に形成されている構成であってもよい。すなわち、実施形態に係るダッシュボードロア4、ダッシュボードアッパ11及びリッドダッシュボードアッパ12が一体形成されているか別体形成されているかに関わらず、エンジンルームと車室とを隔離するダッシュボードロアから前方へ延出する部分が、本発明のダッシュボードアッパに相当する。
次に、本発明の車両前部構造1の作用効果について、図8乃至図9を参照して、実施例及び比較例により更に詳細に説明する。
参照する図面において、図8(a)は、実施例の上下振動感度と、比較例の上下振動感度を比較したグラフであり、(b)は、実施例の音響感度と、比較例の音響感度を比較したグラフである。図9(a)は、本発明外の比較例に係る車両前部構造を示す概略平面図であり、(b)は(a)の部分拡大平面図である。
参照する図面において、図8(a)は、実施例の上下振動感度と、比較例の上下振動感度を比較したグラフであり、(b)は、実施例の音響感度と、比較例の音響感度を比較したグラフである。図9(a)は、本発明外の比較例に係る車両前部構造を示す概略平面図であり、(b)は(a)の部分拡大平面図である。
実施例及び比較例に係る車両前部構造を備えた車両において、エンジン駆動時のウインドシールドガラスの下端部中央の上下振動感度及び音響感度を測定した。
なお、図8(a),(b)の横軸は周波数[Hz]を示し、(a)の縦軸は振動レベル[dB/N]を示し、(b)の縦軸は音圧レベル[dB/N]を示す。
なお、図8(a),(b)の横軸は周波数[Hz]を示し、(a)の縦軸は振動レベル[dB/N]を示し、(b)の縦軸は音圧レベル[dB/N]を示す。
<実施例>
本実施例は、前記実施形態と同様の構成にして、延出部22が脆弱部25を有する構成とした。また、本実施例では、延出部22の板厚をウインドシールドロア本体21の板厚よりも薄く設定した。
本実施例は、前記実施形態と同様の構成にして、延出部22が脆弱部25を有する構成とした。また、本実施例では、延出部22の板厚をウインドシールドロア本体21の板厚よりも薄く設定した。
<比較例>
本比較例は、図9(a),(b)に示すように、延出部の折曲部分の左右両端部に剛性を高めるための段部が形成されており、脆弱部を有しない構成とした。また、本比較例では、延出部の板厚をウインドシールドロア本体の板厚と等しく設定した。
本比較例は、図9(a),(b)に示すように、延出部の折曲部分の左右両端部に剛性を高めるための段部が形成されており、脆弱部を有しない構成とした。また、本比較例では、延出部の板厚をウインドシールドロア本体の板厚と等しく設定した。
そして、前記測定を行うと、実施例の上下振動感度と、比較例の上下振動感度は、図8(a)のグラフに示されるような結果となった。すなわち、両者を比較すると、共振領域において、実施例の振動レベル[dB/N]が、比較例の振動レベル[dB/N]に比べ、下がることが確認された(図8(a)の破線部分参照)。これにより、実施例では、共振領域にかかるウインドシールドガラスの上下振動の周波数[Hz]と、延出部22(ウエイト部24)の上下振動の周波数[Hz]とがずれるため、ウインドシールドガラスの上下振動を減衰できるということが実証された。
また、前記測定を行うと、実施例の音響感度と、比較例の音響感度は、図8(b)のグラフに示されるような結果となった。すなわち、両者を比較すると、共振領域において、実施例の音圧レベル[dB/N]が、比較例の音圧レベル[dB/N]に比べ、下がることが確認された(図8(b)の破線部分参照)。これにより、実施例では、共振領域にかかる音圧レベル[dB/N]が下がるため、ウインドシールドガラスでの騒音(ノイズ)を減らすことができるということが実証された。
以上のように前記実施例と比較例とを対比した結果、延出部22に脆弱部25が形成されることにより、脆弱部25を起点として、ウエイト部24が上下に振動すると、エンジンルーム2から伝達された振動や音に対して、ウエイト部24の振動が逆位相になり、伝達された振動や音を減衰できるという作用効果が実証された。
1 車両前部構造
2 エンジンルーム
3 車室
5 ウインドシールドガラス
6 開口部
11 ダッシュボードアッパ
12 リッドダッシュボードアッパ(ダッシュボードアッパ)
20 ウインドシールドロア
21 ウインドシールドロア本体
21a 前端部
21d 最大部
22 延出部
23 基部
23a 第1段部
23b 第2段部
23c 孔部(連結部)
23d 前端部
24 ウエイト部
24a 突部
25 脆弱部
30 カウルトップ
C1 中心線
L 幅寸法
2 エンジンルーム
3 車室
5 ウインドシールドガラス
6 開口部
11 ダッシュボードアッパ
12 リッドダッシュボードアッパ(ダッシュボードアッパ)
20 ウインドシールドロア
21 ウインドシールドロア本体
21a 前端部
21d 最大部
22 延出部
23 基部
23a 第1段部
23b 第2段部
23c 孔部(連結部)
23d 前端部
24 ウエイト部
24a 突部
25 脆弱部
30 カウルトップ
C1 中心線
L 幅寸法
Claims (9)
- エンジンルームと車室とを隔離するダッシュボードロアの上部から前方へ延出するダッシュボードアッパと、
ウインドシールドガラスの下端部を支持するウインドシールドロアと、
前記ダッシュボードアッパと前記ウインドシールドロアとの間に形成された開口部を覆うカウルトップと、
を備える車両前部構造であって、
前記ウインドシールドロアは、
ウインドシールロア本体と、
前記ウインドシールロア本体の前端部から前方に延出形成された延出部と、を含み、
前記延出部は、
前記ウインドシールドロア本体の前端部に連続して形成された基部と、
前記基部の前端部から斜め前上方に延出するウエイト部と、
前記基部と前記ウエイト部との境界部分において車幅方向に延設され、前記基部よりも剛性が低い脆弱部と、
を有することを特徴とする車両前部構造。 - 前記基部は、前記ウインドシールドロア本体の前端部との境界部分近傍に階段状の段部を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両前部構造。
- 前記ウエイト部は、前記基部及び前記脆弱部の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側に突出する突部を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両前部構造。
- 前記ウエイト部は、前記基部及び前記脆弱部の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側に突出する突部を有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の車両前部構造。
- 前記基部は、前記カウルトップに連結する連結部を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両前部構造。
- 前記基部は、前記カウルトップに連結する連結部を有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の車両前部構造。
- 前記基部は、前記カウルトップに連結する連結部を有することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の車両前部構造。
- 前記基部は、前記カウルトップに連結する連結部を有することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の車両前部構造。
- 前記ウインドシールドロア本体は、当該ウインドシールドロア本体の車幅方向の中心を通る前後方向に沿う中心線を挟んで車幅方向両側のいずれか一方の側において、前後方向の幅寸法が最大になる最大部を有しており、
前記延出部は、前記中心線に対して、前記最大部と反対側に設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか一項に記載の車両前部構造。
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