JPWO2011013335A1 - 二軸ヒンジ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この場合、上記第2枢軸が上記中心軸として兼用されていることが望ましい。
上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記枠体側取付部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容されることが望ましい。
上記扉側取付部材が上記閉位置に位置しているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第1枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第1ガイド溝の他端面が上記係合部材の一端部に対して所定の距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第1枢軸を中心として他方向へ回転可能であることが望ましい。
この発明の第2の態様は、枠体に取り付けられる枠体側取付部材と、扉に取り付けられる扉側取付部材と、一端部が上記枠体側取付部材に第1枢軸を介して回転可能に連結され、他端部が上記扉側取付部材に上記第1枢軸と平行な第2枢軸を介して回転可能に連結された連結アームと、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を許容し、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を許容する回転規制機構とを備え、上記連結アームが上記第1枢軸及び上記第2枢軸を中心として回転することにより、上記扉側取付部材が上記枠体側取付部材に対し第1回転位置と第2回転位置との間を回転させられる二軸ヒンジ装置において、上記枠体側取付部材には、位置調節部材が上記第1枢軸と同一又は平行な中心軸を中心として回転可能に設けられ、上記枠体側取付部材と上記位置調節部材との間には、両者の上記中心軸を中心とする回転位置を調節する回転位置調節機構が設けられ、上記回転規制機構が、上記扉側取付部材及び上記位置調節部材と上記連結アームとの間に設けられていることを特徴としている。
この場合、上記第1枢軸が上記中心軸として兼用されていることが望ましい。
上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記扉側取付部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容されることが望ましい。
上記扉側取付部材が上記閉位置に位置しているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第2枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第2ガイド溝の他端面が上記係合部材の他端部に対して所定の距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第2枢軸を中心として他方向へ回転可能であることが望ましい。
この発明の第3の態様は、第1取付部材と、第2取付部材と、一端部が上記第1取付部材に第1枢軸を中心として回転可能に連結され、他端部が上記第2取付部材に上記第1枢軸と平行な第2枢軸を中心として回転可能に連結された連結アームと、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を阻止しているときには、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を許容し、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を阻止しているときには、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を許容する回転規制機構とを備え、上記連結アームが上記第1枢軸及び上記第2枢軸を中心として回転することにより、上記第2取付部材が上記第1取付部材に対し第1回転位置と第2回転位置との間を回転させられる二軸ヒンジ装置において、上記第2側取付部材には、位置調節部材が上記第2枢軸と同一又は平行な中心軸を中心として回転可能に設けられ、上記第2側取付部材と上記位置調節部材との間には、上記位置調節部材の上記第2取付部材に対する回転位置を調節する回転位置調節機構が設けられ、上記回転規制機構が、上記第1取付部材及び上記位置調節部材と上記連結アームとの間に設けられていることを特徴としている。
この場合、上記第2枢軸が上記中心軸として兼用されていることが望ましい。
上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記第1取付部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容されることが望ましい。
上記第2取付部材が上記第1回転位置に位置しているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第2枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第2ガイド溝の他端面が上記係合部材の他端部に対して所定距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第2枢軸を中心として他方向へ回転可能であることが望ましい。
この発明の第2の態様において、扉側取付部材(扉)を枠体側取付部材に対し第1枢軸と直交する方向へ位置調節する場合には、まずヒンジ装置を、連結アームの第1枢軸を中心とする回転が回転規制機構によって阻止された状態にする。つまり、位置調節部材と連結アームとの第1枢軸を中心とする回転が阻止された状態にする。次に、回転位置調節機構により位置調節部材を枠体側取付部材に対して適宜角度だけ回転させる。すると、枠体側取付部材が連結アームに対し中心軸を中心として回転する。これは、位置調節部材の連結アームに対する回転が回転規制機構によって阻止されているからである。枠体側取付部材が回転することにより、扉側取付部材(扉)の枠体側取付部材(枠体)に対する姿勢(回転姿勢)が変化する。その後、扉側取付部材を連結アームに対し第2枢軸を中心として回転させる。この場合、扉側取付部材は、扉側取付部材の枠体側取付部材に対する回転姿勢が、位置調節部材の回転前の姿勢に戻るように回転させる。このように位置調節部材及び扉側取付部材を回転させると、扉側取付部材がその回転角度に対応した距離だけ枠体側取付部材に対して第1枢軸と直交する方向へ位置調節される。
この発明の第3の態様において、第2側取付部材を第1取付部材に対し第2枢軸と直交する方向へ位置調節する場合には、まずヒンジ装置を、連結アームの第2枢軸を中心とする回転が回転規制機構によって阻止された状態にする。つまり、位置調節部材と連結アームとの第2枢軸を中心とする回転が阻止された状態にする。次に、回転位置調節機構により位置調節部材を第2取付部材に対して適宜角度だけ回転させる。すると、第2取付部材が連結アームに対し中心軸を中心として回転する。これは、位置調節部材の連結アームに対する回転が回転規制機構によって阻止されているからである。第2取付部材が回転することにより、第2取付部材の第1取付部材に対する姿勢(回転姿勢)が変化する。その後、連結アームを第1取付部材に対し第1枢軸を中心として回転させる。この場合、連結アームは、第2取付部材の第1取付部材に対する回転姿勢が、位置調節部材の回転前の姿勢に戻るように回転させる。このように位置調節部材及び第2取付部材を回転させると、第2取付部材がその回転角度に対応した距離だけ第1取付部材に対して第2枢軸と直交する方向へ位置調節される。
図1〜図6は、この発明に係る二軸ヒンジ装置Aを単体で示しており、図7〜図11は、二軸ヒンジ装置Aを枠体Bと扉Cとの間に設けられた状態で示している。まず、枠体B及び扉Cについて図7〜図11を参照して説明すると、枠体Bは略四角形の開口部Baを有している。この開口部Baに臨む枠体Bの左右方向の一側部内面には、第1収容凹部Bbが設けられている。この第1収容凹部Bbは、その長手方向を上下方向に向け、かつ幅方向を前後方向に向けて配置されている。一方、扉Cは、開口部Baを開閉するためのものであり、枠体Bに二軸ヒンジ装置Aを介して水平方向へ開閉回転可能に支持されている。扉Cは、開口部Ba内に入り込んで開口部Baを閉じた図7に示す閉位置(第1回転位置)と、この閉位置からほぼ180°離れた図11に示す開位置(第2回転位置)との間を回転可能である。扉Cの一側面には、第2収容凹部Caが形成されている。この第2収容凹部Caは、その長手方向が上下方向を向き、扉Cが閉位置に位置しているときには幅方向が前後方向を向くように配置されている。しかも、第2収容凹部Caは、扉Cが閉位置に位置しているときに第1収容凹部Bbと対向するように配置されている。なお、この実施の形態では、扉Cが閉位置に位置すると、枠体Bの前面Bcと扉Cの前面Cbとが同一平面上に位置するようになっている。つまり、前後方向において同一位置に位置するようになっている。
例えば、上記の実施の形態においては、第2枢軸12が前後調節部材17の中心軸として兼用されているが、前後調節部材17の中心軸を第2枢軸12と別個に設けてもよい。ただし、第2枢軸12を前後調節部材17の中心軸として兼用すると、その分だけ部品点数を減らして二軸ヒンジ装置Aの製造費を軽減することができる。したがって、そのようにするのが望ましい。
このように構成した場合において、扉Cの前後方向の位置を調節する場合には、前後調節部材を第1枢軸11を中心として適宜角度だけ回転させた後、その角度を補正する分だけ扉側取付部材3を第2枢軸12を中心として回転させればよい。この場合にも、扉Cを後方へ位置調節することができるよう、扉Cが閉位置に位置しているときに、第2ガイド溝の他端面を第2係合軸24に対して所定距離だけ離間させ、その離間距離の分だけ連結アーム13を閉方向(他方向)へ回転可能にすることが望ましい。
B 枠体
C 扉
2 枠体側取付部材
3 扉側取付部材
11 第1枢軸
12 第2枢軸
13 連結アーム
17 前後調節部材(位置調節部材)
18 調節ねじ(回転位置調節機構)
20 回転規制機構
20A 回転規制機構
20B 回転規制機構
21 揺動部材(係合部材)
22 軸体
23 第1係合軸(係合部材の一端部)
24 第2係合軸(係合部材の他端部)
25a 第1ガイド溝
26a 第2ガイド溝
Claims (12)
- 枠体に取り付けられる枠体側取付部材と、扉に取り付けられる扉側取付部材と、一端部が上記枠体側取付部材に第1枢軸を介して回転可能に連結され、他端部が上記扉側取付部材に上記第1枢軸と平行な第2枢軸を介して回転可能に連結された連結アームと、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を許容し、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を許容する回転規制機構とを備え、上記連結アームが上記第1枢軸及び上記第2枢軸を中心として回転することにより、上記扉側取付部材が上記枠体側取付部材に対し閉位置と開位置との間を回転させられる二軸ヒンジ装置において、
上記扉側取付部材には、位置調節部材が上記第2枢軸と同一又は平行な中心軸を中心として回転可能に設けられ、
上記扉側取付部材と上記位置調節部材との間には、両者の上記中心軸を中心とする回転位置を調節する回転位置調節機構が設けられ、
上記回転規制機構が上記枠体側取付部材及び上記位置調節部材と上記連結アームとの間に設けられていることを特徴とする二軸ヒンジ装置。 - 上記第2枢軸が上記中心軸として兼用されていることを特徴とする請求項1に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記枠体側取付部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容されることを特徴とする請求項1又は2に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記扉側取付部材が上記閉位置に位置しているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第1枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第1ガイド溝の他端面が上記係合部材の一端部に対して所定の距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第1枢軸を中心として他方向へ回転可能であることを特徴とする請求項3に記載の二軸ヒンジ装置。
- 枠体に取り付けられる枠体側取付部材と、扉に取り付けられる扉側取付部材と、一端部が上記枠体側取付部材に第1枢軸を介して回転可能に連結され、他端部が上記扉側取付部材に上記第1枢軸と平行な第2枢軸を介して回転可能に連結された連結アームと、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を許容し、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を阻止しているときには上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を許容する回転規制機構とを備え、上記連結アームが上記第1枢軸及び上記第2枢軸を中心として回転することにより、上記扉側取付部材が上記枠体側取付部材に対し第1回転位置と第2回転位置との間を回転させられる二軸ヒンジ装置において、
上記枠体側取付部材には、位置調節部材が上記第1枢軸と同一又は平行な中心軸を中心として回転可能に設けられ、
上記枠体側取付部材と上記位置調節部材との間には、両者の上記中心軸を中心とする回転位置を調節する回転位置調節機構が設けられ、
上記回転規制機構が、上記扉側取付部材及び上記位置調節部材と上記連結アームとの間に設けられていることを特徴とする二軸ヒンジ装置。 - 上記第1枢軸が上記中心軸として兼用されていることを特徴とする請求項5に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記扉側取付部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容されることを特徴とする請求項5又は6に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記扉側取付部材が上記閉位置に位置しているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第2枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第2ガイド溝の他端面が上記係合部材の他端部に対して所定の距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第2枢軸を中心として他方向へ回転可能であることを特徴とする請求項7に記載の二軸ヒンジ装置。
- 第1取付部材と、第2取付部材と、一端部が上記第1取付部材に第1枢軸を中心として回転可能に連結され、他端部が上記第2取付部材に上記第1枢軸と平行な第2枢軸を中心として回転可能に連結された連結アームと、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を阻止しているときには、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を許容し、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転を阻止しているときには、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転を許容する回転規制機構とを備え、上記連結アームが上記第1枢軸及び上記第2枢軸を中心として回転することにより、上記第2取付部材が上記第1取付部材に対し第1回転位置と第2回転位置との間を回転させられる二軸ヒンジ装置において、
上記第2側取付部材には、位置調節部材が上記第2枢軸と同一又は平行な中心軸を中心として回転可能に設けられ、
上記第2側取付部材と上記位置調節部材との間には、上記位置調節部材の上記第2取付部材に対する回転位置を調節する回転位置調節機構が設けられ、
上記回転規制機構が、上記第1取付部材及び上記位置調節部材と上記連結アームとの間に設けられていることを特徴とする二軸ヒンジ装置。 - 上記第2枢軸が上記中心軸として兼用されていることを特徴とする請求項9に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記回転規制機構が、中間部が上記連結アームに上記第1及び第2枢軸と平行な軸体を中心として回転可能に設けられた係合部材と、上記第1取付部材に設けられ、上記係合部材の一端部が長手方向へ移動可能に係合する第1ガイド溝と、上記位置調節部材に設けられ、上記係合部材の他端部が長手方向へ移動可能に係合する第2ガイド溝とを有し、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝内をその長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が許容され、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されているときには、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の長手方向へ移動することにより、上記連結アームの上記第2枢軸を中心とする回転が許容されることを特徴とする請求項9又は10に記載の二軸ヒンジ装置。
- 上記第2取付部材が上記第1回転位置に位置しているときには、上記係合部材の一端部が上記第1ガイド溝に係合することにより、上記連結アームの上記第1枢軸を中心とする回転が阻止されるとともに、上記連結アームが上記第2枢軸を中心として一方向へ回転することができるよう、上記係合部材の他端部が上記第2ガイド溝の他端部に位置させられ、しかも上記第2ガイド溝の他端面が上記係合部材の他端部に対して所定距離だけ離間させられ、その離間距離の分だけ上記連結アームが上記第2枢軸を中心として他方向へ回転可能であることを特徴とする請求項11に記載の二軸ヒンジ装置。
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