JP5372808B2 - 埋設型ドアヒンジ及びドア装置 - Google Patents

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Description

この発明は、埋設型ドアヒンジ及びそのドアヒンジが用いられたドア装置に関する。
一般に、埋設型ドアヒンジは、躯体側取付部材及び扉側取付部材を有しており、躯体側取付部材と扉側取付部材とは、回動可能に連結されている。
このようなドアヒンジを用いて躯体の開口部に扉を取り付ける場合には、躯体の開口部の内面の一側部に躯体側凹部が形成され、扉の一側面に扉側凹部が形成される。そして、躯体側凹部には、躯体側取付部材が挿入固定され、扉側凹部には、扉側取付部材が挿入固定される。これにより、扉が躯体にドアヒンジを介して水平方向へ開閉回動可能に取り付けられる。しかも、躯体側取付部材及び扉側取付部材が躯体側凹部及び扉側凹部に挿入されることにより、躯体側取付部材及び扉側取付部材が外部から隠され、それによって美感の向上を図ることができる。さらに、躯体側取付部材及び扉側取付部材の各外面を躯体側凹部及び扉側凹部の各内周面にそれぞれ接触させることにより、躯体側取付部材及び扉側取付部材の位置決めを行うことができる。
特開2005−299253号公報 特開2007−56666号公報
ところで、扉には、右勝手と左勝手との両勝手に用いられるものがある。そのような扉においては、図16に示すように、扉Aの扉側凹部A1が扉Aの厚さ方向の中央に配置される。これにより、扉側凹部A1と一方の面A2との間の距離L1と、扉側凹部A1と他方の面A3との間の距離L2とが同一寸法に設定されている。これは、扉Aの躯体に対する前後方向(扉Aの厚さ方向)の位置関係を、右勝手の場合と左勝手の場合とで同一にするためである。
ところが、両勝手用の扉を用いる場合には、扉側取付部材を扉に取り付ける際に扉側取付部材が扉に対して位置ずれするおそれがあった。すなわち、図17に示す扉Bは、扉Aより厚さが厚い扉である。この扉Bにおいては、扉側凹部B1と扉Bの両面B2,B3との各間の距離L3、L4が距離L1(=L2)と同一に設定されている。これは、扉Bを躯体に取り付けたときに、扉Bの前方側に位置する面B2(B3)と躯体の前面との位置関係が、扉Aの前方側に位置する面A2(A3)と躯体の前面との位置関係と同一にするためである。ところが、距離L3、L4を距離L1、L2と同一にすると、扉側凹部B1の左右方向の幅が、扉側凹部A1の左右方向の幅より扉Bの厚さが扉Aの厚さより厚い分だけ広くなる。したがって、扉Aに用いられるドアヒンジを扉Bに用いる場合において、扉側取付部材の一側部を扉側凹部B1の幅方向の一側面に押し付けると、扉側取付部材の他側部(図17において想像線で示す)が扉側凹部B1の他側面から離れてしまう。このため、扉側取付部材を扉Bに取り付ける際に、扉側取付部材が扉Bに対し扉側凹部B1の幅方向に位置ずれしてしまうおそれがあった。
上記の問題を解決するために、第1の発明は、躯体の開口部の一側部内面に形成された躯体側凹部に挿入固定される躯体側取付部材と、扉の一側部外面に形成された扉側凹部に挿入固定される扉側取付部材とを備え、上記扉側取付部材が上記躯体側取付部材に回動可能に連結された埋設型ドアヒンジにおいて、上記扉側取付部材には、これと別体に形成された位置決め部材がその一側部を上記扉側取付部材の一側部から上記扉の厚さ方向に突出させた状態で位置固定され、上記扉側取付部材の他側部及び上記位置決め部材の上記扉側取付部材から突出した一側部が上記扉の厚さ方向における上記扉側凹部の一側部内面及び他側部内面にそれぞれほぼ接触させられることを特徴としている。
この場合、上記扉側取付部材には、ビスが挿通される複数のねじ挿通孔が設けられ、各ねじ挿通孔には上記扉側取付部材を上記扉に押圧固定するビスが挿通され、上記位置決め部材には位置決め孔が少なくとも一つ形成され、上記ねじ挿通孔を貫通した上記ビスのいずれかが上記位置決め孔にねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることが望ましい。
上記位置決め孔が複数形成され、各位置決め孔に上記ビスがそれぞれねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることがさらに望ましい。
上記の問題を解決するために、第2の発明は、開口部を有する躯体と、この躯体の開口部の左右方向における一側部内面に左右方向の一側部が埋設型ドアヒンジを介して開閉回動可能に連結された扉とを備え、上記躯体の開口部の一側部内面に躯体側凹部が形成され、上記扉の一側部外面に扉側凹部が形成され、上記埋設型ドアヒンジが互いに回動可能に連結された躯体側取付部材及び扉側取付部材を有し、上記躯体側取付部材が上記躯体側凹部に挿入固定されるとともに、上記扉側取付部材が上記扉側凹部に挿入固定されることにより、上記扉が上記躯体に開閉回動可能に連結されたドア装置において、上記扉側取付部材には、これと別体に形成された位置決め部材がその一側部を上記扉側取付部材の一側部から上記扉の厚さ方向に突出させた状態で位置固定され、上記扉側取付部材の他側部及び上記位置決め部材の上記扉側取付部材から突出した一側部が上記扉の厚さ方向における上記扉側凹部の一側部内面及び他側部内面にそれぞれほぼ接触させられていることを特徴としている。
この場合、上記扉側取付部材には、ビスが挿通される複数のねじ挿通孔が設けられ、各ねじ挿通孔には上記扉側取付部材を上記扉に押圧固定するビスが挿通され、上記位置決め部材には位置決め孔が少なくとも一つ形成され、上記ねじ挿通孔を貫通した上記ビスのいずれかが上記位置決め孔にねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることが望ましい。
上記位置決め孔が複数形成され、各位置決め孔に上記ビスがそれぞれねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることがさらに望ましい。
上記構成を有する第1及び第2の発明において、扉側取付部材の幅は、厚さが薄い扉の扉側凹部の幅と等しくしておく。したがって、厚さが薄い扉を用いる場合には、扉側取付部材から位置決め部材を取り外しておき、扉側取付部材を扉側凹部に嵌め込む。これにより、扉側取付部材を扉に対して正確に位置決めすることができる。一方、厚さが所定の厚さより厚い扉に扉側取付部材を取り付ける場合には、扉側取付部材に位置決め部材を予め取り付けておく。勿論、位置決め部材の一側部は扉側取付部材の一側部から突出しており、位置決め部材の一側面から扉側取付部材の他側面までの間の距離は、厚さの厚い扉の扉側凹部の幅と同一に設定されている。したがって、位置決め部材が取り付けられた扉側取付部材を扉側凹部に嵌め込むことにより、扉側取付部材を扉に対して正確に位置決めすることができる。
図1は、この発明に係るドア装置の一実施の形態を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図2は、同実施の形態を、扉を半開位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図3は、同実施の形態を、扉を開位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図4は、同実施の形態の枠体及び枠体側ユニットを示す側面図である。 図5は、図4のX−X線に沿う断面図である。 図6は、同実施の形態の扉及び扉側ユニットを示す側面図である。 図7は、図6のX−X線に沿う断面図である。 図8は、カバーを省略して示す図6と同様の図である。 図9は、同実施の形態において用いられている埋設型ドアヒンジを閉状態で示す側面図である。 図10は、同ドアヒンジを開状態で示す斜視図である。 図11は、同ドアヒンジを開状態で示す正面図である。 図12は、同ドアヒンジを開状態にし、かつカバーを省略して示す斜視図である。 図13は、同ドアヒンジを、カバー及び位置決め部材を分解した状態で示す斜視図である。 図14は、同ドアヒンジの分解斜視図である。 図15は、この発明に係るドア装置の他の実施の形態を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 左右両勝手に用いられる扉の一例の要部を示す側面図である。 左右両勝手に用いられる扉の他の例の要部を示す側面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図14は、この発明に係るドア装置の第1実施の形態を示す。この実施の形態のドア装置1は、図1〜図3に示すように、枠体(躯体)2、扉3及び埋設型ドアヒンジ4を有している。
枠体2は、上下に長い略長方形の枠状をなすものであり、建物の躯体(図示せず)の開口部に嵌め込んで固定され、躯体の一部を構成している。枠体2の内周面のうちの左右方向の一側部(図1〜図3において右側部)には、躯体側凹部21が形成されている。躯体側凹部21は、枠体2の前面2aから後方へ所定距離だけ離間した位置に配置されている。躯体側凹部21は、図4及び図6に示すように、正面視略長方形状に形成されており、その長手方向を上下方向に向けて配置されている。躯体側凹部21を正面視略長方形状にしたのは、後述する躯体側取付部材51の正面視形状に対応させたものであり、躯体側取付部材51の形状が他の形状とされる場合には、それに応じて躯体側凹部21の形状が変えられる。
扉3は、枠体2の内部を開閉するためのものであり、枠体2の一側部内面、つまり躯体側凹部21が形成された一側部内面にドアヒンジ4を介して水平方向へ回動可能に支持されている。扉3は、その全体が枠体2内に入り込んだ図1に示す閉位置と、この閉位置からほぼ180°回動して枠体2を開いた図3に示す開位置との間を回動可能である。
扉3の左右方向の一側部外面、つまり扉3が閉位置に回動したときに躯体側凹部21が形成された枠体2の一側部内面と対向する一側部外面には、扉側凹部31が形成されている。この扉側凹部31は、ドアヒンジ4の後述する扉側取付部材61及び位置決め部材65の形状に対応した形状に形成されており、扉側凹部31を扉3の一側部側から他側部側に向かった見たときの正面視形状が、上下に長い長方形状になっている。勿論、扉側凹部31の形状は、扉側取付部材61及び位置決め部材65の形状が変更されるときには、それに対応して変更される。扉側凹部31は、扉3が閉位置に回動すると、躯体側凹部21と対向するように配置されている。しかも、扉側凹部31は、扉3を左右の両勝手に用いることができるよう、扉3の厚さ方向の中央に配置されている。したがって、扉3の両面3a,3bと扉側凹部31との各間の距離は、同一寸法になっている。
ドアヒンジ4は、特に図9〜図12に示すように、枠体側ユニット5と、扉側ユニット6と、扉側ユニット6を枠体側ユニット5に水平方向へ回動可能に連結する連結ユニット7とを有している。
枠体側ユニット5は、枠体側取付部材(躯体側取付部材)51を有している。枠体側取付部材51は、ポリアセタール等の硬質樹脂からなるものであり、図14に示すように、深さの浅い容器状に形成されている。そして、枠体側取り付け部材51は、その開口部を枠体2の他側部側に向けた状態で躯体側凹部21に挿入されている。しかも、枠体側取付部材51は、図4に示すように、躯体側凹部21の正面視形状とほぼ同一の正面視形状を有しており、枠体側取付部材51の左右の両側面及び上下の両端面が、躯体側凹部21の内面のうちの左右の両側面及び上下の両端面にそれぞれ接触させられている。これにより、枠体側取付部材51の枠体2に対する位置決めがなされている。枠体側取付部材51の各面と躯体側凹部21の各内面とは、隙間なく接触することが望ましいが、枠体側取付部材51を所望の精度で位置決めすることができるのであれば、各接触面間に製造上の誤差に基づく僅かな隙間があっても許容される。枠体側取付部材51の上下の両端部は、複数のビス52により躯体側凹部21の底面の上下の両端部にそれぞれ押圧固定されている。ビス52は、外部から目視することができないよう、枠体側取付部材51の上下の両端部にそれぞれ装着されたカバー53によって覆われている。カバー53は、ポリアセタール等の硬質樹脂によって構成されている。
枠体側取付部材51には、保持部材54が枠体側取付部材51内に挿入された状態で取り付けられている。保持部材54の上下の両端部には、支持部材55が位置調節可能にそれぞれ取り付けられている。各支持部材55には、ガイド溝56aを有するガイド部材56が取り付けられている。
扉側ユニット6は、金属製の扉側取付部材61を有している。扉側取付部材61は、図8に示すように、その左右方向の幅(扉3の厚さ方向の幅)が扉側凹部31の幅より所定の寸法だけ狭くなっている点を除き、その正面視形状が扉側凹部31の正面視形状と同様になっており、扉側凹部31に挿入されている。しかも、扉側取付部材61の図8における右側面(他側面;以下右側面という。)が扉側凹部31の右側面(他側面)に接触させられるとともに、上下の両端面が扉側凹部31の上下の両端面に接触させられている。この結果、扉側取付部材61の左側面(一側面;以下、左側面という。)は、扉側凹部31の左側面(一側面)に対して所定の距離だけ、つまり扉側凹部31と扉側取付部材61との左右方向の幅の差の分だけ離間させられている。
図14に示すように、扉側取付部材61の上下の両端部には、ねじ挿通孔61aがそれぞれ複数宛形成されている。各ねじ挿通孔61aには、ビス62がそれぞれ挿通されている。ここで、ねじ挿通孔61aの内径は、ビス62の外径より若干大径であってもよいが、後述する位置決め部材の位置精度を向上させるために、ビス62の外径とほぼ同一か、ビス62をねじ挿通孔61aにねじ込むことができる範囲においてビス62の外径より小径にするのが望ましい。ビス62を扉3にねじ込むことにより、扉側取付部材61の上下の両端部が扉側凹部31の底面の上下の両端部に後述する位置決め部材65を介してそれぞれ押圧固定されている。
扉側取付部材61の上下の両端部には、支持部材63が少なくとも前後方向へ位置調節可能にそれぞれ取り付けられている。各支持部材63には、ガイド溝64aを有するガイド部材64が取り付けられている。
扉側取付部材61と扉側凹部31の底面との間には、金属製の位置決め部材65が配置されている。位置決め部材65は、平板状をなしており、上下の両端部には、位置決め孔65aがそれぞれ複数宛形成されている。各位置決め孔65aには、ビス62が挿通されている。これにより、位置決め部材65が扉側取付部材61に対して位置決めされている。位置決め部材65の扉側取付部材61に対する位置決め精度を向上させるために、位置決め孔65aの内径は、ビス62の外径と同一にすることが望ましく、ビス62を位置決め孔65aにねじ込むことができる範囲内においてビス62の外径より小径にすることがさらに望ましい。なお、扉側取付部材61及び位置決め部材65を貫通したビス62は、上記のように、扉3にねじ込んで締め付けられている。これにより、扉側取付部材61の上下の両端部が扉側凹部31の底面の上下の両端部に位置決め部材65の上下の両端部を介して押圧固定されている。
位置決め部材65の上下の両端部の左右方向の幅は、扉側凹部31の左右方向の幅(扉3の厚さ方向の幅)と同一に設定されている。しかも、位置決め部材65の図8において右側(面3a側)に位置する側面(以下、右側面という。)は、扉側取付部材61の右側面と同一平面上に位置させられている。この結果、位置決め部材65の左側部が扉側取付部材61の左側部から左方へ突出している。勿論、この突出量は、扉側凹部31と扉側取付部材61との左右方向の幅の差と等しい。したがって、位置決め部材65の左側面は、扉側凹部31の左側面に接触している。この結果、扉側取付部材61の上下の両端面が扉側凹部31の上下の両側面に接触し、扉側取付部材61の右側面が扉側凹部31の右側面に接触し、さらに位置決め部材65の左側面が扉側凹部31の左側面に接触しており、それによって扉側取付部材61が扉側凹部31に位置精度良く位置決めされている。ここで、扉側凹部31と扉側取付部材31及び位置決め部材65との各接触面とは、隙間なく接触することが望ましいが、扉側取付部材51を所望の精度で位置決めすることができるのであれば、各接触面間に製造上の誤差に基づく僅かな隙間があっても許容される。
位置決め部材65の左右方向の幅は、扉側凹部31の幅より狭くしてもよい。そのようにした場合には、位置決め部材65の右側面が扉側取付部材61の右側面に対し、位置決め部材65と扉側凹部31との左右方向の幅の差の分だけ左側に位置する。また、位置決め部材65の中央部には、扉側取付部材61の中央部に形成された突出部61bが入り込む切欠き部65bが形成されているが、突出部61bが形成されない場合には、切欠き部65bを形成する必要がない。
扉側取付部材61には、カバー66が取り付けられている。このカバー66は、ポリアセタール等の硬質樹脂からなるものであり、扉側取付部材61の上下の両端部、ビス62及び位置決め部材65を覆っている。これにより、扉側ユニット6の美感の向上が図られ、ひいてはドアヒンジ4の美感の向上が図られている。
連結ユニット7は、連結アーム71を有している。連結アーム71の水平方向の一端部は、上下の支持部材54,54に上下に延びる軸72を介して水平方向へ回動可能に連結されている。これにより、連結アーム71の一端部が枠体側取付部材51に水平方向へ回動可能に連結されている。連結アーム71の水平方向の他端部は、上下の支持部材63,63に軸73を介して水平方向へ回動可能に連結されている。これにより、連結アーム71の他端部が扉側取付部材61に水平方向へ回動可能に連結されている。この結果、扉3が枠体2に扉側取付部材61、連結アーム71及び枠体側取付部材51を介して水平方向へ回動可能に連結されている。
連結アーム71の上側及び下側には、回動規制部材74がそれぞれ配置されている。各回動規制部材74の中央部は、軸75によって連結アーム71の中央部に水平方向へ揺動可能に連結されている。上下の回動規制部材74,74の水平方向の一端部は、軸76によって互いに連結されている。軸76の上下の端部は、上下の回動規制部材74,74を貫通して上下のガイド部55,55のガイド溝55a,55aにその長手方向へ移動可能に、かつ幅方向へ移動不能にそれぞれ挿入されている。上下の回動規制部材74,74の水平方向の他端部には、軸77,77がそれぞれ設けられている。各軸77は、ガイド溝64aにその長手方向へ移動可能に、かつ幅方向へ移動不能に挿入されている。この結果、扉3が閉位置と所定の半開位置との間に位置しているときには、連結アーム71が枠体側取付部材51に対して回動する一方、扉側取付部材61が連結アーム71に対して停止状態を維持し、扉3が半開位置と開位置との間に位置しているときには、連結アーム71が枠体側取付部材51に対して停止状態を維持する一方、扉側取付部材61が連結アーム71に対して回動する。したがって、扉3が閉位置から開位置まで回動する際には、まず連結アーム71が枠体側取付部材51に対して回動し、その後扉側取付部材61が連結アーム71に対して回動する。逆に、扉3が開位置から閉位置まで回動する際には、まず扉側取付部材61が連結アーム71に対して回動し、その後連結アーム71が枠体側取付部材51に対して回動する。なお、このような動作をさせるための構成は、上記特許文献2に記載されているように周知であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
上記構成のドア装置1によれば、扉側取付部材61の幅が扉側凹部31の幅が狭くなっているが、扉側取付部材61は、その右側部が扉側凹部31の右側面に直接接触し、その左側部が扉側凹部31の左側面に位置決め部材65を介して接触する。したがって、扉側取付部材61は、その幅が扉側凹部31の幅より狭いにも拘わらず、扉側凹部31に精度良く位置決めすることができる。なお、扉側凹部31の幅が扉側取付部材61の幅と同一であるときには、位置決め部材65が省略され、扉側取付部材61の左右の両側面が扉側凹部31の左右の両側面に直接接触させられる。
また、扉側取付部材61には、扉3の重量による回転モーメントが作用するが、その回転モーメントは、扉取付部材61の右側面を介して扉側凹部31の右側面に支持され、位置決め部材65の左側面を介して扉側凹部31の左側面によって支持される。したがって、位置決め部材65が用いられたドアヒンジ4によれば、位置決め部材65を設けることなく、扉側取付部材61の左右方向の一側面だけを扉側凹部31の一側面に接触させた場合に比して、扉3に対する支持強度を向上させることができる。
図15は、この発明に係るドア装置の第2実施の形態を示す。この実施の形態のドア装置1´は、上記ドア装置1と勝手が異なるものであり、枠体2の内側面のうちの左側面に躯体側凹部21が形成され、扉3´の左側面に扉側凹部31が形成されている。ただし、扉3´は、扉3の左右を逆にして用いられたものである。したがって、扉3の一方の面3bが枠体2の前面2a側に位置し、他方の面3aが前面2aと逆側に位置している。また、ドアヒンジ4に代えて、それと上下対称に構成されたドアヒンジ4´が用いられている。ただし、ドアヒンジ4が上下対称に構成されているので、ドアヒンジ4の上下の向きを変えることによってドアヒンジ4をドアヒンジ4´として用いられている。その他の構成は、上記実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態においては、躯体の開口部に枠体2を取り付け、この枠体2に躯体側取付部材としての枠体側取付部材51を取り付けているが、躯体側取付部材は躯体の開口部に設けてもよい。勿論、その場合には、躯体側凹部が躯体に直接形成される。
また、上記の実施の形態においては、枠体側取付部材51と扉側取付部材61とを連結アーム71を介して回動可能に連結しているが、上記特許文献1に記載されているように、枠体側取付部材51と扉側取付部材61とを直接回動可能に連結してもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、扉側取付部材61及び位置決め部材65の上下の両端部をそれぞれ複数(この実施の形態では2本)のビス62によって固定しているが、上下の両端部をそれぞれ1本のビスによって固定してもよい。また、各位置決め孔65aにビス62をそれぞれねじ込んでいるが、いずれか一つの位置決め孔65aにのみビス62をねじ込み、他の位置決め孔65aには、扉側取付部材61に形成された突起を嵌め込んでもよい。勿論、扉側取付部材61に孔又は凹部を形成する一方、位置決め部材に突起を形成し、この突起を孔又は凹部に嵌め込むとともに、位置決め孔65aにビス65をねじ込むことにより、位置決め部材を扉側取付部材61に対して位置決めしてもよい。
この発明に係るドアヒンジ及びドア装置は、躯体とその開口部を開閉する扉との間に採用することができる。特に、扉が左右両勝手に用いられる場合に好適である。
1 ドア装置
2 枠体(躯体)
3 扉
4 埋設型ドアヒンジ
21 躯体側凹部
31 扉側凹部
51 枠体側取付部材(躯体側取付部材)
61 扉側取付部材
61a ねじ挿通孔
62 ビス
65 位置決め部材
65a 位置決め孔

Claims (6)

  1. 躯体の開口部の一側部内面に形成された躯体側凹部に挿入固定される躯体側取付部材と、扉の一側部外面に形成された扉側凹部に挿入固定される扉側取付部材とを備え、上記扉側取付部材が上記躯体側取付部材に回動可能に連結された埋設型ドアヒンジにおいて、
    上記扉側取付部材には、これと別体に形成された位置決め部材がその一側部を上記扉側取付部材の一側部から上記扉の厚さ方向に突出させた状態で位置固定され、上記扉側取付部材の他側部及び上記位置決め部材の上記扉側取付部材から突出した一側部が上記扉の厚さ方向における上記扉側凹部の一側部内面及び他側部内面にそれぞれほぼ接触させられることを特徴とする埋設型ドアヒンジ。
  2. 上記扉側取付部材には、ビスが挿通される複数のねじ挿通孔が設けられ、各ねじ挿通孔には上記扉側取付部材を上記扉に押圧固定するビスが挿通され、上記位置決め部材には位置決め孔が少なくとも一つ形成され、上記ねじ挿通孔を貫通した上記ビスのいずれかが上記位置決め孔にねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載の埋設型ドアヒンジ。
  3. 上記位置決め孔が複数形成され、各位置決め孔に上記ビスがそれぞれねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることを特徴とする請求項2に記載の埋設型ドアヒンジ。
  4. 開口部を有する躯体と、この躯体の開口部の左右方向における一側部内面に左右方向の一側部が埋設型ドアヒンジを介して開閉回動可能に連結された扉とを備え、上記躯体の開口部の一側部内面に躯体側凹部が形成され、上記扉の一側部外面に扉側凹部が形成され、上記埋設型ドアヒンジが互いに回動可能に連結された躯体側取付部材及び扉側取付部材を有し、上記躯体側取付部材が上記躯体側凹部に挿入固定されるとともに、上記扉側取付部材が上記扉側凹部に挿入固定されることにより、上記扉が上記躯体に開閉回動可能に連結されたドア装置において、
    上記扉側取付部材には、これと別体に形成された位置決め部材がその一側部を上記扉側取付部材の一側部から上記扉の厚さ方向に突出させた状態で位置固定され、上記扉側取付部材の他側部及び上記位置決め部材の上記扉側取付部材から突出した一側部が上記扉の厚さ方向における上記扉側凹部の一側部内面及び他側部内面にそれぞれほぼ接触させられていることを特徴とするドア装置。
  5. 上記扉側取付部材には、ビスが挿通される複数のねじ挿通孔が設けられ、各ねじ挿通孔には上記扉側取付部材を上記扉に押圧固定するビスが挿通され、上記位置決め部材には位置決め孔が少なくとも一つ形成され、上記ねじ挿通孔を貫通した上記ビスのいずれかが上記位置決め孔にねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることを特徴とする請求項4に記載のドア装置。
  6. 上記位置決め孔が複数形成され、各位置決め孔に上記ビスがそれぞれねじ込まれることによって上記位置決め部材が上記扉側取付部材に位置決めされていることを特徴とする請求項5に記載のドア装置。
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