JP2003184403A - ドア枠とドア扉の間の被覆構造体用のドアヒンジ - Google Patents

ドア枠とドア扉の間の被覆構造体用のドアヒンジ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状安定性が高く、重いドア扉に適してい
る、居住空間のドア用のドアヒンジを提供する。 【解決手段】 本発明はドア枠とドア扉の間の被覆構
造体用のドアヒンジに関する。両ヒンジ湾曲部材の一方
５が後側の連結部分１１に接続する２個の二叉アーム１
２によって二叉状に形成され、この場合、連結部分１１
と二叉アーム１２がインサート８，９に支承され、他方
のヒジ湾曲部材６が二叉アーム１２の間の自由空間に挿
入され、かつ二叉アーム１２に回転運動可能に支承され
た中央部分１３を備え、両側が幅広で上方および下方に
突出するヒンジ湾曲部材の端部分１４が前記中央部分に
接続し、端部分１４が上側と下側でインサート８，９に
支承され、この場合ヒンジ湾曲部材が同じ高さにわたっ
て垂直方向に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア枠とドア扉の
間の被覆構造体用のドアヒンジに関し、更に詳しくは、
２個の収容体を備え、この収容体がドア枠とドア扉の幅
狭側面とに挿入可能であり、更に、協働する対のヒンジ
湾曲部材を備え、このヒンジ湾曲部材が垂直な回転軸回
りに揺動可能に連結され、更に、収容体内に配置された
インサートを備え、一方のヒンジ湾曲部材の端部が垂直
な回転軸線回りに揺動可能に前記インサートに支承さ
れ、他方のヒンジ湾曲部材の端部が縦方向に移動可能に
案内されている、ドアヒンジに係る。
【０００２】
【従来の技術】ドア枠は張り枠、ブロック枠または鋼枠
として形成可能である。
【０００３】上記構造のドアヒンジは公知である（例え
ば特許文献１参照）。この公知の実施形の場合、ヒンジ
湾曲部材はそれぞれドアヒンジの垂直範囲にわたって半
分ずつ延びている。この場合、ドア扉の高さ調節のため
に、ヒンジ湾曲部材の間隔を変更することができる。そ
のために、ヒンジ湾曲部材の間の回転軸が調節ねじとし
て形成されている。公知の構造の形状安定性は改良が必
要である。公知のドアヒンジは形状のドア扉、例えば家
具の分野のドア扉に組み込むために適している。このド
アヒンジは居住空間内のドアにはあまり適していない。
【０００４】類似の実施形が知られている（例えば特許
文献２参照）。この実施形は、積込み性を良好にするた
めに折畳み可能であるを軽量の使用物品、例えばスキー
や音楽器具のためのものである。
【０００５】
【特許文献１】欧州特許出願公開第１０６３３７６号公
報
【０００６】
【特許文献２】米国特許第４７８０９２９号明細書
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、形状安定性が高く、重いドア扉に適している、組
み込み状態で覆われる、居住空間のドア用のドアヒンジ
を提供することである。特に、ドア枠に対するドア扉の
精細な調節を可能にすべきである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】冒頭に述べた特徴を有す
るドアヒンジから出発して、上記課題は本発明に従い、
両ヒンジ湾曲部材の一方が後側の連結部分に接続する２
個の二叉アームによって二叉状に形成され、この場合、
連結部分と二叉アームがインサートに支承されているこ
とと、他方のヒジ湾曲部材が二叉アームの間の自由空間
に挿入され、かつ二叉アームに回転運動可能に支承され
た中央部分を備え、両側が幅広で上方および下方に突出
するヒンジ湾曲部材の端部分が前記中央部分に接続し、
端部分が上側と下側でインサートに支承され、この場合
ヒンジ湾曲部材が同じ高さにわたって垂直方向に延びて
いることによって解決される。両ヒンジ湾曲部材の上側
の端面は互いに一直線上にあり、ヒンジ湾曲部材の下側
の端面は互いに一直線上にある。従って、ドアヒンジの
垂直範囲全体がヒンジ湾曲部材の間の枢着連結のために
利用される。対をなす互いに協働するヒンジ湾曲部材は
形状安定性のある連結要素として形成されている。ヒン
ジ湾曲部材がそれぞれ両接続端部で、収容体内に配置さ
れたインサートまで直接達しているので、小さな間隙を
架橋すればよい短いピンで支承を行うことができること
により、本発明による構造体は形状安定性が高い。イン
サートはそれぞれ、一方のヒンジ湾曲部材の回転運動可
能な支承のためのピンまたはピン収容部と、他方のヒン
ジ湾曲部材の直線的な案内のための案内溝を備えてい
る。案内溝内を案内されるピンは好ましくは合成樹脂ス
リーブを備えている。この合成樹脂スリーブはガイド内
での枢着ピンへの良好な動きを保証する。
【０００９】本発明の好ましい実施形では、インサート
が垂直方向にあるいは水平方向に調節可能に収容体内に
配置されている。第１の収容体のインサートは好ましく
は収容体の案内凹部内に垂直方向に調節可能に配置され
ている。第２の収容体のインサートは前面に対して直交
する方向に調節可能である。すなわち、収容体の中にま
たは外の方に移動可能である。上記の構造によって、支
承インサートで、少なくとも２つの軸方向に調節を行う
ことができる。
【００１０】次に説明する実施形により、支承インサー
トで、３つの軸方向Ｘ，Ｙ，Ｚに調節を行うことができ
る。この場合、構造的な実施形についていろいろな態様
がある。第１の実施形では、インサートの高さ調節およ
びまたは水平調節のための調節偏心体が第１の収容体内
に配置されている。この場合、特に収容体の両インサー
トは水平調節のための調節偏心体を備え、収容体の下側
のインサートは収容体内に回転可能に支承され高さ調節
の働きをする調節偏心体に付加的に支持されている。水
平調節のための偏心体は好ましくは、収容体のねじ穴に
挿入された固定ねじに回転運動可能に配置され、付設の
インサートの偏心体収容部に係合している。固定ねじを
締付けることによって、偏心体は任意調節位置でインサ
ートに固定可能である。第２の収容体は調節ねじを備え
ている。この調節ねじは収容体の背面に回転運動可能に
支承され、インサートのねじ穴を通過している。前側か
らアクセス可能な調節ねじの操作によって、第２の収容
体内に配置されたインサートは、前面または前面側の固
定フランジに対して直交する調節運動を行う。
【００１１】本発明の第２の代替的な実施形では、第１
の収容体の支承インサートは垂直方向にのみ調節可能に
配置されている。この場合、垂直方向の調節運動のため
に、調節偏心体を設けることができる。所望な位置を調
節した後で、支承インサートは例えば固定ねじによって
収容体に固定可能である。第２の収容体の支承インサー
トは２つの軸方向に調節可能である。支承インサートは
水平に調節可能に収容体の案内凹部内に配置され、更に
ねじ穴を備えている。このねじ穴には調節ねじを挿入さ
れている。この調節ねじは収容体の背面に回転運動可能
にかつ水平に摺動可能に保持されている。収容体の背面
に回転運動可能にかつ水平に摺動可能に保持された調節
ねじによって、インサートは収容体内にまたは収容体の
外に移動可能である。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図に基づ
いて、本発明を詳しく説明する。
【００１３】図に示したドアヒンジは、ドア扉をドア枠
に揺動可能に保持する働きをする。ドア閉鎖時に、ドア
ヒンジは覆われて配置されている。このドアヒンジは重
いドア扉、特に部屋のドア、建物の中の住まいに入るた
めのドアおよび戸外から建物に入るためのドアに適して
いる。
【００１４】図に示したドアヒンジの基本的な構造体に
は、ドア枠３の凹部とドア扉４の幅狭側面に挿入可能で
ある２個の収容体１，２と、垂直な回転軸線７の回りに
揺動可能に連結された対をなして協働するヒンジ湾曲部
材５，６と、収容体１，２内に配置されたインサート
８，９とが含まれる。このインサートにはそれぞれ、一
方のヒンジ湾曲部材の端部が垂直軸線１０の回りに揺動
可能に支承され、他方のヒンジ湾曲部材の端部は縦方向
に移動可能に案内されている。図１から推察されるよう
に、両ヒンジ湾曲部材の一方は二叉状に形成され、連結
部分１１に接続する２個の二叉アーム１２を備えてい
る。この連結部分１１と二叉アーム１２はインサート
８，９に接続されている。他のヒンジ湾曲部材６は二叉
アーム１２の間の自由空間に挿入され、二叉アーム上で
回転運動可能な中央部分１３を備えている。この中央部
分には、ヒンジ湾曲部材の端部分１４が接続している。
この端部分は両端が幅広で、上方と下方に突出してい
る。端部分１４は更に、上面と下面がインサート８，９
に接続している。互いに係合するヒンジ湾曲部材５，６
からなる構造体は、形状安定性が高い。ヒンジ湾曲部材
５，６を連結する回転軸７と、インサート８，９の支承
穴と案内溝に係合するピンとには、合成樹脂スリーブが
設けられている。この支承部は保守整備不要である。
【００１５】両収容体１，２のインサート８，９は調節
可能である。インサート８，９を調節することによっ
て、ドア扉は３つまでの軸方向Ｘ，Ｙ，Ｚに調節可能で
ある。第１の収容体１のインサート８は収容体１の案内
凹部内に垂直方向に調節可能に配置されている。これに
よって、ドアヒンジに接続されたドア扉４は高さ調節可
能である。精細な高さ調節のために、図１の実施の形態
では、調節偏心体１５が設けられている。この調節偏心
体は偏心軸回りに回転可能に収容体１に支承されてい
る。インサート８を調節した後で、このインサートはね
じ１６によって収容体１に固定される（図１）。ねじ１
６はインサートの長穴を通過し、収容体１の背面側のね
じ穴にねじ込まれる。
【００１６】図１に示したドアヒンジの場合、第２の収
容体２のインサート９は収容体の案内凹部内に水平方向
に調節可能に配置され、凹部１７を備えている。この凹
部には、収容体２に支承された調節偏心体１８が係合し
ている。調節偏心体１８はインサート９の精細な水平方
向調節を可能にする。これによって、閉鎖状態でのドア
扉４とドア枠３の面一の位置合わせ誤差を補正すること
ができ、閉鎖状態でドア扉４を枠シールに接触させる押
圧力を調節することができる。
【００１７】第２の収容体２のインサート９は更に、調
節ねじ１９を挿入するねじ穴を備えている。調節ねじ１
９は回転運動可能にかつ水平方向に摺動可能に収容体２
の背面側に保持されている。図１と図５の比較から明ら
かなように、収容体２は背面側に長穴を有する。この長
穴を、調節ねじ１９のピン状の突起２０が通過してい
る。突起の端部には止めねじ２１が挿入されている。調
節ねじ１９を操作することによって、インサート９は収
容体２内に更に移動可能であるかあるいは収容体から外
の方に移動可能である。これによって、ドア扉４の側方
調節が可能である。
【００１８】図６〜８に示した本発明の実施の形態の場
合、第１の収容体１のインサート８は収容体の案内凹部
内に、垂直方向に調節可能にかつ水平方向に調節可能に
配置されている。第２の収容体２のインサート９は前側
の固定フランジ２１に対して直交する方向にのみ調節可
能であり、調節ねじ１９によって収容体内に更に移動可
能であるかあるいは収容体から外に移動可能である。第
１の収容体１の両インサート８は水平方向調節のための
調節偏心体１８′を備えている。この調節偏心体は収容
体１のねじ穴に挿入された固定ねじ２２上に回転可能に
配置され、付設のインサート８の偏心体収容部２３に係
合している。固定ねじ２２を締付けることによって、偏
心体１８′は任意調節位置で付設のインサート８に固着
可能である。この場合、インサートは収容体に締付け固
定される。図６から更に判るように、収容体１の下側の
インサート８は調節偏心体１５′に支持されている。こ
の調節偏心体は収容体１内に回転可能に支承され、高さ
を調節する働きをする。第２の収容体２は調節ねじ１９
を備えている。この調節ねじは収容体２の背面に回転運
動可能に支承され、インサート９のねじ穴を通過してい
る。前側から操作可能な調節ねじ１９を操作することに
よって、インサート９は収容体２内に更に移動可能であ
るかあるいは収容体から外の方に移動可能である。
【００１９】図６〜８に示したドアヒンジ構造体のイン
サート８，９を調節することによって、ドア扉は同様
に、３つの軸方向Ｘ，Ｙ，Ｚに調節可能である。第１の
収容体１（図６）で行われる調節によって、閉鎖状態で
のドア扉とドア枠の面一の位置合わせ誤差を補正するこ
とができる。第２の収容体２で行われる調節によって、
ドア扉の側方調節が可能である。すべての調節は前面側
から、ひいてはドアヒンジの組み込み状態で行うことが
できる。
【００２０】図９に示した実施の形態の場合、上側の垂
直調節部材と、この上側の垂直調節部材に対向する下側
の垂直調節部材がインサートとして枠側の収容体内に配
置されている。インサートはそれぞれ、垂直方向に延び
る長穴を有する。締付けねじがこの長穴を通過してい
る。ドアの垂直方向におけるドア扉の正しい位置決めの
ために、垂直調節部材が先ず最初に、締付けねじ１９に
よって所望の位置に固定される前に、所望な位置にもた
らされる。これと同様に、上側の水平調節部材と下側の
水平調節部材がインサートとして扉側の収容体内に配置
されている。調節ねじ２２がこの両水平調節部材を通過
している。この調節ねじによって、両水平調節部材はね
じ連結されている。調節ねじを回転させることによっ
て、両水平調節部材は扉側の収容体に対して、ドア閉鎖
状態で水平なドア横方向に調節可能である。これに相応
して、ドア扉はその幅方向でドア枠に対して所望な位置
に固定可能である。
【００２１】インサートには、一方のヒンジ湾曲部材の
端部が垂直な回転軸線回りに揺動可能に支承され、他方
のヒンジ湾曲部材の端部が縦方向に移動可能に案内され
ている。縦方向に移動可能に案内するために、長穴ガイ
ドがインサートに設けられている。この長穴ガイドに
は、当該のヒンジ湾曲部材に接続されたヒンジピンが係
合している（図１０）。長穴ガイド内でのヒンジピンの
運動を容易にするために、各々のヒンジピンは長穴ガイ
ドに係合するその部分に、合成樹脂スリーブを備えるこ
とができる。
【００２２】ヒンジ湾曲部材は垂直な回転軸線回りに揺
動可能に連結されている。回転軸はヒンジピンによって
形成されている。ヒンジピンは互いに一直線上に並ぶヒ
ンジ湾曲部材のヒンジスリーブを通過している。その
際、ヒンジピンは図９に示すように、２つの部材によっ
て形成可能である。
【００２３】垂直な回転軸回りに揺動可能に連結された
ヒンジ湾曲部材は、同じ高さにわたって垂直方向に延び
ている。ヒンジ湾曲部材の上側の端面と、ヒンジ湾曲部
材の下側の端面は互いに同一平面内にあるので、ドアヒ
ンジの垂直方向全体が、ヒンジ湾曲部材の枢着連結のた
めに利用される。
【図面の簡単な説明】
【図１】ドア枠とドア扉の間の被覆構造体のためのドア
ヒンジを示す図である。
【図２】ドア開放時の、図１に示したドアヒンジの平面
図である。
【図３】ドア閉鎖時の、図１に示したドアヒンジの平面
図である。
【図４】図１に示したドアヒンジの収容体をＡ−Ａ切断
面に沿って切断した部分縦断面図である。
【図５】図１に示したドアヒンジの収容体をＢ−Ｂ切断
面に沿って切断した部分縦断面図である。
【図６】図１に示した対象の他の実施の形態を示す図で
ある。
【図７】図６の対象をＣ−Ｃ切断面に沿って切断した縦
断面図である。
【図８】図６の対象をＤ−Ｄ切断面に沿って切断した縦
断面図である。
【図９】ドアヒンジの他の実施の形態を示す図である。
【図１０】図９に示したドアヒンジの二叉状に形成され
たヒンジ湾曲部材の側面図である。
【符号の説明】
１，２ 収容体 ３ ドア枠 ４ ドア扉 ５，６ ヒンジ湾曲部材 ８，９ インサート １０ 回転軸 １１ 連結部分 １２ 二叉アーム １３ 中央部分 １４ 端部分 １５，１５′，１８，１８′ 調節偏心体 １９ 調節ねじ ２２ 固定ねじ ２３ 偏心体収容部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ドア枠とドア扉の間の被覆構造体用のド
    アヒンジであって、２個の収容体（１，２）を備え、こ
    の収容体がドア枠（３）とドア扉（４）の幅狭側面とに
    挿入可能であり、 更に、協働する対のヒンジ湾曲部材（５，６）を備え、
    このヒンジ湾曲部材が垂直な回転軸（７）回りに揺動可
    能に連結され、 更に、収容体（１，２）内に配置されたインサート
    （８，９）を備え、一方のヒンジ湾曲部材の端部が垂直
    な回転軸線（１０）回りに揺動可能に前記インサートに
    支承され、他方のヒンジ湾曲部材の端部が縦方向に移動
    可能に案内されている、 ドアヒンジにおいて、 両ヒンジ湾曲部材の一方（５）が後側の連結部分（１
    １）に接続する２個の二叉アーム（１２）によって二叉
    状に形成され、この場合、連結部分（１１）と二叉アー
    ム（１２）がインサート（８，９）に支承されているこ
    とと、他方のヒジ湾曲部材（６）が二叉アーム（１２）
    の間の自由空間に挿入され、かつ二叉アーム（１２）に
    回転運動可能に支承された中央部分（１３）を備え、両
    側が幅広で上方および下方に突出するヒンジ湾曲部材の
    端部分（１４）が前記中央部分に接続し、端部分（１
    ４）が上側と下側でインサート（８，９）に支承され、
    この場合ヒンジ湾曲部材が同じ高さにわたって垂直方向
    に延びていることを特徴とするドアヒンジ。
  2. 【請求項２】 インサート（８，９）が一方のヒンジ湾
    曲部材（５，６）を回転運動可能に支承するためのピン
    またはピン収容部と、他方のヒンジ湾曲部材を直線的に
    案内するための案内溝を備えていることを特徴とする請
    求項１記載のドアヒンジ。
  3. 【請求項３】 収容体が案内凹部を備え、この案内凹部
    内にインサート（８，９）が調節可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項１または２記載のドアヒンジ。
  4. 【請求項４】 第１の収容体（１）のインサート（８）
    が収容体の案内凹部内に垂直方向に摺動可能におよびま
    たは水平方向に調節可能に配置されていることと、第２
    の収容体（２）のインサート（９）が前面に対して直交
    する方向に調節可能に配置されていることを特徴とする
    請求項１〜３のいずれか一つに記載のドアヒンジ。
  5. 【請求項５】 インサート（８）を高さ方向に調節する
    ためおよびまたは水平方向に調節するために、調節偏心
    体（１５，１５′，１８′）が第１の収容体（１）内に
    配置されていることを特徴とする請求項３または４記載
    のドアヒンジ。
  6. 【請求項６】 偏心体（１８′）が水平方向の調節のた
    めに、収容体（１）のねじ穴に挿入された固定ねじ
    （２）上に回転運動可能に配置され、かつ付設のインサ
    ート（８）の偏心体凹部（２３）に係合し、偏心体（１
    ８′）が任意の調節位置で固定ねじ（２２）によってイ
    ンサート（８）上に固定可能であることを特徴とする請
    求項５記載のドアヒンジ。
  7. 【請求項７】 第１の収容体（１）の両インサート
    （８）が水平方向調節のための調節偏心体（１８′）を
    備えていることと、収容体（１）の下側のインサート
    （８）が収容体内に回転可能に支承され高さ調節の働き
    をする調節偏心体（１５′）に支持されていることを特
    徴とする請求項５または６記載のドアヒンジ。
  8. 【請求項８】 第２の収容体（２）が調節ねじ（１９）
    を備え、この調節ねじが収容体（２）の背面に回転運動
    可能に支承され、かつインサート（９）のねじ穴を通過
    していることを特徴とする請求項１〜７のいずれか一つ
    に記載のドアヒンジ。
  9. 【請求項９】 第２の収容体（２）のインサート（９）
    が収容体（２）の案内凹部内に水平方向に調節可能に配
    置され、かつねじ穴を備え、このねじ穴に調節ねじ（１
    ９）が挿入され、調節ねじ（１９）が収容体（２）の背
    面に回転運動可能にかつ水平方向に摺動可能に保持され
    ていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに
    記載のドアヒンジ。
  10. 【請求項１０】 第２の収容体（２）の背面が長穴を有
    し、調節ねじ（１９）のピン状の突起が前記長穴を通過
    していることを特徴とする請求項９記載のドアヒンジ。
  11. 【請求項１１】 インサート（９）の水平方向調節のた
    めの調節偏心体（１８）が第２の収容体（２）内に配置
    されていることを特徴とする請求項９または１０記載の
    ドアヒンジ。
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