JP2749212B2 - 間仕切りパネル - Google Patents

間仕切りパネル

Info

Publication number
JP2749212B2
JP2749212B2 JP3144971A JP14497191A JP2749212B2 JP 2749212 B2 JP2749212 B2 JP 2749212B2 JP 3144971 A JP3144971 A JP 3144971A JP 14497191 A JP14497191 A JP 14497191A JP 2749212 B2 JP2749212 B2 JP 2749212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
hinge
state
panels
hanger rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3144971A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04368585A (ja
Inventor
誠一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK
Original Assignee
TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK filed Critical TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK
Priority to JP3144971A priority Critical patent/JP2749212B2/ja
Publication of JPH04368585A publication Critical patent/JPH04368585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2749212B2 publication Critical patent/JP2749212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
  • Hinges (AREA)
  • Hinge Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多数枚連結されたパネ
ルを引き出したりあるいは折り畳んで収納することによ
り室内空間を適宜な広さに区画する間仕切りパネルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】折り畳み可能に多数枚連結されたパネル
により構成される間仕切りパネルの一例を図14及び図
15に従って説明すると、図14に示す間仕切りパネル
は多数枚のパネル1の幅方向側縁が上下方向全長にわた
って合成樹脂製あるいはアルミ製の長蝶番2で隣合うパ
ネル1の側縁に回動可能に連結され、各パネル1はその
上縁一端部でランナー3によりハンガーレール4に対し
移動可能にかつ水平方向に回動可能に吊下支持されると
ともに、下縁一端部に設けられたガイド軸5が床面に設
けられるガイド溝6に支持されている。そして、図14
に示すように各パネル1をハンガーレール4に沿って壁
面7間に引き出すと各パネル上縁及び下縁の一端部がハ
ンガーレール4及びガイド溝6に支持されて室内空間を
区画することが可能となり、図15に示すようにハンガ
ーレール4の一端側に各パネル1を畳み込むと、区画さ
れていた室内空間が開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な間仕切りパネルでは各パネルが長蝶番2で連結されて
いるだけであるので、各パネル1をハンガーレール4に
沿って引き出した場合に各パネル1が完全に直線状には
なり難く、また各パネル1を折り畳んだ場合に各パネル
1をハンガーレール4に対し直角になるように回動させ
て完全に重ね合わせるようには折り畳み難いので美観上
好ましくない。
【0004】また、ランナー3はパネル1の上縁一端に
設けられているので、図15に示すように各パネル1を
折り畳んだ状態では各パネルの重心位置はハンガーレー
ル4の下方には存在しなくなり、パネル1下端部をガイ
ド軸5によりガイド溝6で支持しないと各パネル1はハ
ンガーレール4から傾いた状態で吊下支持されることに
なる。従って、前記ガイド軸5とそのガイド軸5を支持
するためのガイド溝6とが必要となり、このような間仕
切りパネルを設置するには床面を加工してガイド溝6を
設ける必要があって設置時の作業が煩雑となるととも
に、ガイド軸5とガイド溝6との摩擦も加わってパネル
1の引き出し及び畳み込みに要する操作力が増大すると
いう問題点がある。
【0005】この発明の目的は、長蝶番によって連結さ
れた複数枚のパネルを、ほぼ平行に折り畳んだ状態とほ
ぼ一直線状に連結した状態とを安定して保持するととも
に、汎用性が高いだけでなく美観上も好ましい付勢蝶番
を取着した間仕切りパネルを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、パネルの幅方向側縁の
全長にわたって取着される長蝶番で複数枚のパネルを回
動可能に連結し、隣合う二枚のパネルをほぼ平行に折り
畳んだ状態とほぼ一直線状に連結した状態とのいずれか
に回動しようとする付勢力を備えた付勢蝶番を取着した
間仕切りパネルであって、前記付勢蝶番を、互いにほぼ
平行に並んだ第1の状態とほぼ一直線に並んだ第2の
状態とを取り得るように二本のアームを回動可能に支持
する台座と、前記両アームにそれぞれアームの延びる方
向へ所定の範囲内で移動可能に設けられ、付勢手段によ
る付勢力により前記台座を常に押圧している作用体と、
前記台座に設けられ、前記アームが前記第1の状態及び
前記第2の状態の内、一方の状態から他方の状態に回動
する際に、前記作用体を付勢手段の付勢力に抗してアー
ム側に移動させるカム部とから構成し、前記台座を前記
長蝶番の上端に取着するとともに、前記両アームをそれ
ぞれパネルの上端に取着した構成としている。又、請求
項2に記載の発明では、請求項1に記載の間仕切りパネ
ルにおいて、前記台座を、前記長蝶番におけるパネルの
回動支点に形成された透孔にねじ部材を螺入することに
より長蝶番に取り付けた構成としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、長蝶番によっ
て連結された複数枚のパネルに対し、長蝶番とパネルと
の上端に付勢蝶番を取着するだけで、ほぼ平行に折り畳
んだ状態とほぼ一直線状に連結した状態とを安定して保
持することができる。また、この付勢蝶番は、長蝶番及
びパネルの上端に取着するだけでよいため、長蝶番によ
って複数枚のパネルが連結されただけの従来からの間仕
切りパネルに対してもこの付勢蝶番を後から取り付ける
ことが可能である。従って、付勢蝶番の汎用性をきわめ
て高くすることが可能となる。又、この付勢蝶番は、長
蝶番及びパネルの上端に取着されることから、美観を向
上させることも可能である。又、請求項2に記載の発明
によれば、付勢蝶番を構成する台座は、長蝶番における
パネルの回動支点に形成された透孔を利用して長蝶番に
取り付けられるため、その取付を簡単に行うことが可能
となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図13に従って説明する。なお、前記従来例と対応す
る部分は同一番号を付して説明する。図1に示すよう
に、間仕切りパネルは奇数枚の同一幅の中間パネル1の
幅方向側縁が長蝶番2で連結され、これらの中間パネル
1の後端には中間パネル1の1/2の幅の後端パネル1
aが長蝶番2で同様に連結され、中間パネル1の前端に
は前記後端パネル1aと同一幅の前端パネル1bとその
前端パネル1bより幅狭の操作パネル1cとが長蝶番2
で同様に連結されている。前記操作パネル1c上縁の幅
方向中央部はランナー3を介してハンガーレール4に吊
下支持され、前記前端パネル1bにはランナー3は設け
られず、3枚の中間パネル1には中央部の中間パネル1
だけその上縁の幅方向中央部でランナー3によりハンガ
ーレール4に吊下支持され、後端パネル1aはその上縁
後端がランナー3を介してハンガーレール4に吊下支持
されている。従って、操作パネル1cから1枚おきの中
間パネル1及び後端パネル1aがランナー3で吊下支持
され、それらのパネル1,1aは各ランナー3でハンガ
ーレール4に対し水平方向に回動可能に支持されてい
る。なお、操作パネル1cだけはその上縁後端にハンガ
ーレール4内に突出するガイド軸(図示しない)が設け
られ、そのガイド軸とランナー3とによりハンガーレー
ル4に沿って移動可能にかつ回動不能に支持されてい
る。操作パネル1cの上下方向中央部には把手11が設
けられ、その把手11により各パネル1の引き出し及び
畳み込み操作が可能である。
【0009】前記各長蝶番2の上端にはその長蝶番2で
連結される前後のパネルをハンガーレール4に沿って直
線状に維持するか、若しくはハンガーレール4に対し直
角に回動した状態に維持する付勢力を備えた付勢蝶番1
2が取着されている。その付勢蝶番12の構成を図6〜
図8に従って説明すると、図6に示すように台座13に
は一対の取り付けアーム14a,14bの基端がそれぞ
れ異なる回動支点X1,X2で回動可能に支持され、そ
の回動支点X1,X2は前記長蝶番2の回動支点と一致
し、台座13の回動支点に設けられた透孔と長蝶番2の
回動支点に設けられた透孔とにタッピングネジ15が螺
入されて長蝶番2と台座13とが固定されている。ま
た、取り付けアーム14a,14bは長蝶番2で連結さ
れるパネル1,1a,1b,1cの上縁に固定される。
【0010】各取り付けアーム14a,14bはほぼ筒
状に形成され、その取り付けアーム14a,14b内に
はピボット16a,16bが出没可能に嵌挿され、その
ピボットの先端には台座13に接しながら褶動する褶接
面17が形成されるとともに取り付けアーム14a,1
4b内のピボット16a,16b基端と取り付けアーム
14a,14b内に設けられたバネ受け18との間には
コイルスプリング19が配設されている。そして、バネ
受け18を支点としたコイルスプリング19の付勢力に
よりピボット16a,16bの褶接面17は台座13の
カム面20に圧接されている。
【0011】前記カム面20は図6に示すように取り付
けアーム14a,14bが直線状に位置する状態から図
8に示すように取り付けアーム14a,14bが平行に
位置する状態まで回動させる間においてその中間位置に
カム山20aが存在し、前記褶接面17がそのカム山2
0aを乗り越える際には取り付けアーム14a,14b
の回動中心X1,X2と褶接面17との距離が拡大され
るため、ピボット16a,16bはコイルスプリング1
9の付勢力に抗して取り付けアーム14a,14b内に
押し込められる。
【0012】また、前記褶接面17及びカム面20は図
6に示すように取り付けアーム14a,14bが直線状
に位置する状態及び図8に示すように取り付けアーム1
4a,14bが平行に位置する状態で安定して保持され
るように構成されている。すなわち、褶接面17及びカ
ム面20は取り付けアーム14a,14bが直線状に位
置する状態でコイルスプリング19の付勢力がカム面2
0に作用する作用中心Fが回動アーム14a,14bの
中心線Lよりカム山20a側に位置するように構成され
て取り付けアーム14a,14bが図6における矢印A
方向へ回動しにくくなるように構成され、また図8に示
すように取り付けアーム14a,14bが平行に位置す
る状態でも褶接面17とカム面20とが密着してこの状
態が安定して保持されるようになっている。
【0013】前記褶接面17の一端には取り付けアーム
14a,14bの中心線Lに沿う方向に突出される回動
規制片21が形成され、回動規制片21の先端近傍にお
いて台座13には突部22が形成されて取り付けアーム
14a,14bの前記回転方向とは逆方向の回転を阻止
するようになっている。また、台座13の突部22間に
は上方へ突出する係止ピン23が取着され、その係止ピ
ン23は取り付けアーム14a,14bを直線状として
各パネルをハンガーレール4に沿って直線状に引き出し
た場合に、図4及び図5に示すようにハンガーレール4
下部の開口溝側面4aに当接する位置に設けられてい
る。
【0014】そして、このような付勢蝶番12が各パネ
ル間の長蝶番2の上端に取着され、その取り付け方向は
長蝶番2の回動方向と一致するように、かつ各パネルの
両側縁に取着される付勢蝶番12がそれぞれ逆方向に回
動するように取着されている。前記後端パネル1aは図
2に示すように各パネル1,1a,1b,1cを壁面間
で直線状に引き出した場合から図3に示すように各パネ
ル1,1a,1b,1cを折り畳む場合とでその後端が
ハンガーレール4に沿う方向に移動する。すなわち、図
13に示すように後端パネル1aの後端下部にはヒンジ
棒24が取着され、そのヒンジ棒24の先端が後記調整
框29下端に取着されたヒンジ受け25に支持されてい
る。そのヒンジ受け25はハンガーレール4に沿う方向
に長孔26が形成され、その長孔26にヒンジ棒24の
先端部が挿通されて同ヒンジ棒24はその長孔26の範
囲で移動可能にかつ回動可能に支持されている。従っ
て、後端パネル1aはこの長孔26により規定されるス
トロークでハンガーレール4に沿って移動可能である。
なお、ヒンジ棒24は後端パネル1a下端部に設けられ
た取り付け金具27を支点とするコイルスプリング28
の付勢力により常には下方へ付勢され、ヒンジ棒24の
先端部近傍に設けられたフランジ24aがヒンジ受け2
5に圧接され、そのフランジ24aよりさらに先端部分
が長孔26内に突出されている。
【0015】前記ヒンジ受け25の上部には壁面7と後
端パネル1aとの間に生ずる隙間を塞ぐための調整框2
9が壁面7に取着されている。その調整框29は図12
に示すようにアングル状の固定片30とその固定片30
に回動可能に支持される回動片31とその回動片31を
原位置へ回動復帰させるための捩じりコイルスプリング
32とから構成されている。固定片30はその一片が壁
面7に固定され、その一片の端縁に軸部33が形成され
ている。回動片31はその一方端縁に形成された嵌合部
34が前記軸部33に回動可能に嵌合され、前記捩じり
コイルスプリング32はその一端が固定片31に固定さ
れるとともに他端が回動片31に固定され、図12に示
すように常には固定片30を支点とする捩じりコイルス
プリング32の付勢力により回動片31と固定片30と
が直角となるように保持される。従って、調整框29は
常には溝型に維持されるとともに捩じりコイルスプリン
グ32の付勢力に抗して回動片31を図12に示す矢印
B方向に回動させることもできる。
【0016】そして、図2に示すように各パネルを壁面
7間に直線状に引き出した場合には後端パネル1aの後
端縁は溝型に維持された調整框29内に僅かに没して壁
面7と後端パネル1aとの間での隙間の発生を防止し、
図3に示すように各パネルを折り畳んだ状態では後端パ
ネル1aが前記ヒンジ受け25の長孔26に沿って調整
框29内へ移動しながら回動するため、後端パネル1a
に押圧されて回動片31が外側へ回動されるようになっ
ている。
【0017】図9に示すように、後端パネル1aを支持
するランナー3の吊下軸35には蹴り出しアーム36の
基端が固定されている。その蹴り出しアーム36は前記
吊下軸35から水平方向に突出され、その蹴り出しアー
ム36を覆うケース37がハンガーレール4に固定され
ている。そして、図2に示すように各パネルを壁面7間
に直線状に引き出した状態では図9に示すように蹴り出
しアーム36は斜め後方に突出してケース37内面とは
離間しており、この状態から後端パネル1aを調整框2
9に向かって移動させると、図10に鎖線で示すように
蹴り出しアーム36がケース37内面に当接して後端パ
ネル1aが吊下軸35を支点として回動し始める。この
ようにして後端パネル1aが回動されて同後端パネル1
aとこれに連なる中間パネル1との間に連結される付勢
蝶番12のピボット16a,16bの褶接面17がカム
山20aを乗り越えると、後端パネル1aと同後端パネ
ル1aに連結される中間パネル1とは付勢蝶番12の作
用により図10に示すように自動的に平行状態に折り畳
まれ、その中間パネル1の回動により続いて連結されて
いる中間パネル1が自動的に回動されて折り畳まれるよ
うに動作する。
【0018】次に、上記のように構成された間仕切りパ
ネルの動作を説明する。さて、図1に示すように各パネ
ルを壁面7間に引き出した状態では後端パネル1aに取
着されたヒンジ棒24は図13に実線で示すようにヒン
ジ受け25の長孔26の調整框29開口部側に位置して
いる。また、この状態では各長蝶番2上端の付勢蝶番1
2に設けられた係止ピン23は図5に示すようにハンガ
ーレール4の下部側面4aに当接して各付勢蝶番12の
通常の回動方向とは逆方向の回動を阻止している。
【0019】この状態から把手11を持って操作パネル
1cに図2矢印C方向すなわち後端パネル1a方向への
操作力を加えると、各パネル1,1a,1b,1cがハ
ンガーレール4に沿って矢印C方向へ移動する。する
と、後端パネル1aに設けられた蹴り出しアーム36の
先端がケース37の内面に当接して図10に示すように
同後端パネル1aが回動され、同後端パネル1aとそれ
に連なる中間パネル1との間の付勢蝶番12が回動さ
れ、その中間パネル1の回動にともなって後続の中間パ
ネル1を連結する付勢蝶番12が回動され始める。そし
て、さらに操作パネル1cを介して各パネルを同方向へ
移動させると、後端パネル1aに近い位置にある付勢蝶
番12から順次そのピボット16a,16bの褶接面1
7がカム面20のカム山20aを乗り越えて、各パネル
をハンガーレール4に対し直角状態となるまで回動さ
せ、やがて図3に示すように操作パネル1cを除いて各
パネル1,1a,1bがハンガーレール4に対し直角状
態となるように折り畳まれる。
【0020】この時、後端パネル1aは図13に鎖線で
示すようにそのヒンジ棒24がヒンジ受け25の長孔2
6の調整框29奥部側に位置してこの位置でハンガーレ
ール4に対し直角となる方向に回動されているので、図
3に示すように回動片31は後端パネル1aの側面で押
圧されて外側へ回動される。一方、折り畳まれた各パネ
ルを引き出す場合には図3に示す状態から操作パネル1
cをハンガーレール4に沿って矢印D方向へ移動させれ
ば操作パネル1cに連なる前端パネル1bから順次ハン
ガーレール4に沿う方向に回動されながら移動し、やが
て図2に示すように各パネルがハンガーレール4に沿っ
て直線状に引き出される。そして、この状態では図5に
示すように各付勢蝶番12の係止ピン23がハンガーレ
ール4の下部側面4aに当接する。
【0021】以上のようにこの間仕切りパネルでは、各
パネルがその上縁の幅方向中間部でランナー3によりハ
ンガーレール4に吊下支持されているので、各パネルを
引き出した状態及び畳み込んだ状態のいずれの状態にお
いても各パネルの重心はハンガーレール4の下方に位置
する。従って、パネル4の下端を支持するガイド溝を床
面に設ける必要はなく、設置工事が容易となる。
【0022】また、中間パネル1においては1枚おきの
パネルがランナー3で吊下支持されているので、ランナ
ー3とハンガーレール4との摩擦も軽減されて軽微な操
作力で畳み込み及び引き出し操作を行うことができる。
各パネルは長蝶番2と付勢蝶番12とで連結されている
ので、同付勢蝶番12の作用により各長蝶番2で連結さ
れるパネル間のはさみ角が一定角度以下となるように折
り曲げれば、同付勢蝶番12でピボット16a,16b
の褶接面17がカム山20aを乗り越えて同付勢蝶番1
2で連結されるパネルが平行状態すなわちハンガーレー
ル4に対し直角方向となるように自動的に回動され、各
長蝶番2で連結されるパネル間のはさみ角がを一定角度
以上となるように引き伸ばせば、前記褶接面17がカム
山20を反対方向に乗り越えて各パネルがハンガーレー
ル4に沿って直線状になるまで自動的に回動される。従
って、各パネルをハンガーレール4に対し確実に直角方
向となるように折り畳んで収納スペースを小さくするこ
とができるとともに、各パネルをハンガーレール4に沿
って確実に直線状に引き出して美観に優れた間仕切りパ
ネルを構成することができる。
【0023】なお、前記実施例では中間パネル1の前後
に前端パネル1b、操作パネル1c及び後端パネル1a
を設けたが、これらを設けることなく複数枚の中間パネ
ル1を長蝶番2及び付勢蝶番12で連結し、それらの中
間パネル1を1枚おきにランナー3でハンガーレール4
に吊下支持し、蹴り出しアーム36を設けることなく操
作者が付勢蝶番12に直接回動のきっかけを与えて複数
枚の中間パネル1を折り畳むようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2に記載の発明によれば、長蝶番によって連結された
複数枚のパネルを、ほぼ平行に折り畳んだ状態とほぼ一
直線状に連結した状態とを安定して保持することができ
る。また、長蝶番によって複数枚のパネルが連結された
だけの従来からの間仕切りパネルに対してもこの付勢蝶
番を後から取り付けることができるため、付勢蝶番の汎
用性をきわめて高くすることができる。しかも、長蝶番
及びパネルの上端に取着されることから、美観を向上さ
せることもできる。特に、請求項2に記載の発明によれ
ば、付勢蝶番を構成する台座の長蝶番に対する取付を簡
単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の間仕切りパネル
を示す正面図である。
【図2】一実施例の間仕切りパネルの横断面図である。
【図3】一実施例の間仕切りパネルの畳み込み時の横断
面図である。
【図4】一実施例の間仕切りパネルの縦断面図である。
【図5】一実施例の間仕切りパネルの平面図である。
【図6】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図7】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図8】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図9】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面図
である。
【図10】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面
図である。
【図11】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面
図である。
【図12】一実施例の調整框の横断面図である。
【図13】一実施例の後端パネルの下部ヒンジを示す断
面図である。
【図14】従来例の間仕切りパネルを示す正面図であ
る。
【図15】従来例の間仕切りパネルを示す平面図であ
る。
【符号の説明】1…パネル、2…長蝶番、12…付勢蝶番、13…台
座、14a,14b…アームとしての取り付けアーム、
15…ねじ部材としてのタッピングネジ、16a,16
b…作用体としてのピボット、19…付勢手段としての
コイルスプリング、20a…カム部としてのカム山。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの幅方向側縁の全長にわたって取
    着される長蝶番で複数枚のパネルを回動可能に連結し、
    隣合う二枚のパネルをほぼ平行に折り畳んだ状態とほぼ
    一直線状に連結した状態とのいずれかに回動しようとす
    る付勢力を備えた付勢蝶番を取着した間仕切りパネル
    あって、 前記付勢蝶番を、 互いにほぼ平行に並んだ第1の状態とほぼ一直線に並
    んだ第2の状態とを取り得るように二本のアームを回動
    可能に支持する台座と、 前記両アームにそれぞれアームの延びる方向へ所定の範
    囲内で移動可能に設けられ、付勢手段による付勢力によ
    り前記台座を常に押圧している作用体と、 前記台座に設けられ、前記アームが前記第1の状態及び
    前記第2の状態の内、一方の状態から他方の状態に回動
    する際に、前記作用体を付勢手段の付勢力に抗してアー
    ム側に移動させるカム部とから構成し、前記台座を前記
    長蝶番の上端に取着するとともに、前記両アームをそれ
    ぞれパネルの上端に取着したことを特徴とする間仕切り
    パネル。
  2. 【請求項2】 前記台座を、前記長蝶番におけるパネル
    の回動支点に形成された透孔にねじ部材を螺入すること
    により長蝶番に取り付けたことを特徴とする請求項1に
    記載の間仕切りパネル。
JP3144971A 1991-06-17 1991-06-17 間仕切りパネル Expired - Fee Related JP2749212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144971A JP2749212B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 間仕切りパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144971A JP2749212B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 間仕切りパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04368585A JPH04368585A (ja) 1992-12-21
JP2749212B2 true JP2749212B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=15374459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3144971A Expired - Fee Related JP2749212B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 間仕切りパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2749212B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857930U (ja) * 1971-10-29 1973-07-24
JPS562791U (ja) * 1979-06-18 1981-01-12
JPS5823967U (ja) * 1981-08-11 1983-02-15 斉藤 義隆 折畳扉等のヒンジ装置
JPS6162191U (ja) * 1984-09-28 1986-04-26
JPS61181488U (ja) * 1985-05-01 1986-11-12
JPH0524789Y2 (ja) * 1986-12-30 1993-06-23
JPS642879U (ja) * 1987-06-22 1989-01-10
JPH063970Y2 (ja) * 1987-12-19 1994-02-02 東工シャッター株式会社 折り畳み式ドアの継手構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04368585A (ja) 1992-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5915825B2 (ja) 仕切り要素を保持するキャリッジ及び仕切り要素
KR100202764B1 (ko) 컵보드의 상부패널에 수평선회축 주위에서 힌지연결된 플랩용 유지고정장치
US6845544B2 (en) Hinge for furniture
US5930866A (en) Hinge for furniture
US4189870A (en) Patio door roller assembly
US5368377A (en) Flip-top computer workstation
US4776061A (en) Articulated furniture hinge pivotally connected to a base
JPH0819808B2 (ja) 折り戸装置
US10947762B2 (en) Articulating mounting bracket for hanging doors
JP2749212B2 (ja) 間仕切りパネル
US3323163A (en) Hinge structure for flush overlay doors
JP2656170B2 (ja) 間仕切りパネル
JP2702315B2 (ja) 間仕切りパネル
JP2656169B2 (ja) 間仕切りパネル
JP2602937Y2 (ja) 調整蝶番
US3662808A (en) Bifold door hardware
EP0193504A2 (en) Device for projecting out and sliding doors of cabinets and the like
JPH0544458Y2 (ja)
JPS6126548Y2 (ja)
JP2606706Y2 (ja) ピボット受金具
JP3068436B2 (ja) 折れ戸装置
JP3584780B2 (ja) 昇降収納装置
JP3602873B2 (ja) 機能ブロックの取付機構
JP2835605B2 (ja) 鏡 台
JPH074311Y2 (ja) 折戸の吊元構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees