JPH074311Y2 - 折戸の吊元構造 - Google Patents

折戸の吊元構造

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JPH074311Y2
JPH074311Y2 JP9420590U JP9420590U JPH074311Y2 JP H074311 Y2 JPH074311 Y2 JP H074311Y2 JP 9420590 U JP9420590 U JP 9420590U JP 9420590 U JP9420590 U JP 9420590U JP H074311 Y2 JPH074311 Y2 JP H074311Y2
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pivot
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俊雄 谷井
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高橋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、上部レールと下部レールとの間に折り畳み
自在に設けられる折戸の吊元構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の折戸の吊元構造では、例えば第6図に示
すように、折戸70の下端に固定されるピボット72と、レ
ール74に固定されるピボット受金具76との係合によって
折戸70を回動可能に支持する構造のものが知られてい
る。
ピボット72には、折戸70にその端面側から埋め込み固定
されるケーシング部材78と、ケーシング部材78内に設け
られるねじ軸80とが備えられ、ねじ軸80は、ケーシング
部材78の外方位置をもって螺合されるナット部材82でレ
ール74側への突出量を調整されるとともに調整後の固定
保持をなされるものである。
また、ピボット受金具76はレール74の端面からレール内
凸部74aに側面溝を係合してスライド嵌入され、金具本
体84に螺合されるボルト部材86と、このボルト部材86に
螺合されるプレートナット88とによるレール内凸部74a
の狭持によってレール74への固定を得るようになってい
る。
また、ピボット受金具76には受凹部84aが形成されてお
り、この受凹部84aによってピボット72の先端80aが支持
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この種の折戸に限らず、取付枠体と折戸等の
可動間仕切との隙間(例えば第6図におけるC)は、機
能を損なわない範囲で可能な限り少ないほうが外観上も
好ましいと言える。
しかしながら、上述のような吊元構造では、ピボット72
においてねじ軸80を固定保持するナット部材82が、ま
た、ピボット受金具76においてボルト部材86が存在する
ため、ナット部材82の高さ寸法v1、あるいはボルト部材
86の頭部の高さ寸法v2によって隙間Cの狭隘化には限界
があり、上下合わせて20mm程度の隙間が存在していた。
これはナット部材等の部材機能のみを優先させる結果と
も言える。
そこでこの考案は、従来の部材機能を維持しながらも折
戸と取付枠体との間の隙間を可能な限り少なくできよっ
て外観性の向上を図れる折戸の吊元構造の提供をその目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもので、
その特徴は、ピボットには、折戸の上下端に略面一状態
に埋込まれるケーシング部材と、このケーシング部材内
に上下移動可能に設けられケーシング部材内で固定保持
される軸本体とが備えられ、ピボット受金具には、金具
本体に螺合され回動操作で頭部が金具本体内に埋没可能
であるとともに先端がレール底面に当接して金具本体を
レールに押圧固定するねじ部材が備えられていることに
ある。
〔作用〕
この考案によれば、ピボットの軸本体はケーシング部材
内で固定保持されるので、折戸と取付枠体との間の隙間
縮小化における軸本体以外の阻害要素が除かれた構成と
なる。
一方、ピボット受金具はレールに嵌入された後、ねじ部
材が回動操作される。ねじ部材の先端とレール底面への
当接による押し上げ作用によってピボット受金具はレー
ルに押圧固定される。この場合、ねじ部材の頭部は金具
本体内へ埋没し、これによって隙間縮小化におけるピボ
ット受金具側の阻害要素が除かれた構成となる。
〔実施例〕
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す。
第5図に示すように、取付枠体(図示しない)に固定さ
れた上部レール2と下部レール4との間には、隣合う端
部間を裏面側において蝶番6で連結された折戸8,10が折
り畳み自在に取付けられている。なお、本図においては
ピボットやランナー等の支持部材は省略してある。
第1図は折戸8,10の表面側からの概要側面図で、吊元側
の折戸10の上下端にはそれぞれ、上部ピボット12と下部
ピボット14が略同一線上をもって取付けられており、こ
れに対応して上部レール2と下部レール4にはそれぞ
れ、上部ピボット受金具16と下部ピボット受金具18が取
付けられている。また、移動側の折戸8の上下端にはそ
れぞれ、上部ランナー20と下部ランナー22が取付けられ
ている。
上部ピボット12と下部ピボット14とは同一構造に形成さ
れており、下部ピボット14を例にとるとその構造は、第
2図に示すように、折戸10の下端部の堀込み穴に下端10
a側から略面一状態に埋め込み固定されるケーシング部
材24と、このケーシング部材24内に折戸10の上下方向に
進退可能に設けられ先端26aが下部ピボット受金具18の
受凹部52cに係入される軸本体26とを備えるものであ
る。なお、この例で示す下部ピボット14は、本出願人が
既に出願済みの実願平2−1196号で提案した下部ランナ
ーを利用するものである。
ケーシング部材24は、ケーシング本体28と、折戸10の下
端10aに止めねじ等で固定される取付片30とから構成さ
れている。ケーシング本体28内には、頭部に傘歯車32が
固着されたねじ軸34が回動可能に支持されており、折戸
10の外側面からドライバ等で回動操作される傘歯車36で
回動されるようになっている。ねじ軸34には、ねじ軸34
の回動に応じて上下移動する移動部材38が取付けられて
おり、この移動部材38は、ねじ軸34に螺合するとともに
ケーシング本体28に対して回り止めされる螺合部材40
と、ケーシング本体28の内面を摺動する筒部材42と、回
動時の摩擦を低減する球体44とから構成されている。ま
た、ケーシング本体28の頭部には頭部分割片45が嵌合可
能に形成されており、この頭部分割片45には、傘歯車36
の装着孔45aが形成されている。
軸本体26は、例えば金属の内層26bと、合成樹脂の外層2
6cとからなる略筒状に形成され、その上端部は移動部材
38に嵌合される。折戸8,10の外側面から操作用孔8c,10c
傘歯車36を回動することによって、ねじ軸34が回動し、
これによって軸本体26が上下方向に進退移動する。
この構成によって、取付枠体と折戸10との間の隙間Cの
狭隘化における下部ピボット14側の阻害要因を一掃する
ことができる。
一方、下部ピボット受金具18は、金具本体46と、この金
具本体46に螺合されるねじ部材48と、下部ピボット14の
軸本体26の先端26aを案内するガイド部材50とから概略
構成されている。金具本体46は、例えば主部材52と、こ
の主部材52に嵌合される副部材54とから構成することが
できる。
主部材52には、両側面に下部レール4のレール内凸部4
a,4aに係合する係合溝52a,52aが形成されているととも
に、一端側にはねじ部材48に対応する螺合孔52bが形成
されている。また、主部材52の他端側には、下部ピボッ
ト14の軸本体26に対応する受凹部52cが形成されてい
る。受凹部52cは、本孔52dと、これより径大の装着孔52
eとから構成されている。
ガイド部材50は、例えば座部50aと、軸本体26の先端26a
を案内する柱状のガイド部50bとから構成することがで
きる。座部50aは主部材52の装着孔52eに位置付けられ
る。なお、ガイド部50bの上端は軸本体26の係合案内を
容易にするために主部材52の上面から若干突出するのが
望ましい。
副部材54は、ガイド部材50が載置される載置部54aと、
主部材52との嵌合を図るブロック部54b、54cとから構成
されており、これに対応して主部材52の下面側にはそれ
ぞれ、嵌合凹部52f,52g,52hが形成されている。主部材5
2と副部材54は嵌合後軸ピン56,56によって一体に結合さ
れる。なお、符号52i,54dは軸ピン56の挿通孔を示す。
ねじ部材48は円柱状に形成されており、頭部48aには、
回動操作のための操作用凹部48bが形成されている。
下部ピボット受金具18を下部レール4にレール端からス
ライド嵌合した後、ねじ部材48を六角スパナ等で回動す
ると、その先端48cがレール底面4bに当接する。さらに
回動すると金具本体46は上方に押し上げられ、下部レー
ル4に強固に固定される。ねじ部材48の高さl1は、主部
材52の高さl1と同等か、あるいは小さい寸法とする。
これによって下部ピボット受金具18のレールへの固定状
態において、ねじ部材48の頭部48aは金具本体46内に埋
没した状態となり、よって隙間Cの狭隘化における下部
ピボット受金具18側の阻害要因も存在しなくなる。
従って、下部ピボット14と下部ピボット受金具18との両
方において、隙間Cの狭隘化における阻害要因を一掃す
ることができ、これによって、隙間Cを上下合わせて3m
m程度に狭めることができる。上部ピボット12と上部ピ
ボット受金具16との間においても同様であるので、全体
として外観の向上を図ることができる。
また、この例では上部ランナー20と下部ランナー22を下
部ピボット14と同一構成とした。これにより、部品管理
の向上を図ることができる。
また、上部ピボット12では、取付片30を折戸10の上端10
bから突出させた構造としているが、このような場合に
も隙間Cを上下合わせて8mm程度とすることができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、取付枠体と折戸の上下端との間に隙
間の狭隘化における阻害要因を一掃することができるの
で、隙間を可能な限り狭めることができ、よって折戸の
取付状態における外観の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る折戸の吊元構造の一実施例を示
す概要側面図、第2図は折戸の下端部の軸支持構造を示
す図で、同図(A)は断面図、同図(B)は側面図、第
3図は下部ピボットの分解斜視図、第4図は下部ピボッ
ト受金具の分解斜視図、第5図は折戸の取付状態を示す
概要斜視図、第6図は従来の軸支持構造の概要側面図で
ある。 4a……レール内凸部 4b……レール底面 8,10……折戸 12……上部ピボット(ピボット) 14……下部ピボット(ピボット) 16……上部ピボット受金具(ピボット受金具) 18……下部ピボット受金具(ピボット受金具) 24……ケーシング部材 26……軸本体 46……金具本体 48……ねじ部材 48a……頭部 48c……先端 52c……受凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折戸に固定されるピボットと、このピボッ
    トの先端を支持する受凹部を有しレールの端面からレー
    ル内凸部に係合して固定されるピボット受金具とを備え
    る折戸の吊元構造において、 上記ピボットには、折戸の上下端に略面一状態に埋込ま
    れるケーシング部材と、このケーシング部材内に上下移
    動可能に設けられケーシング部材内で固定保持される軸
    本体とが備えられ、 上記ピボット受金具には、金具本体に螺合され回動操作
    で頭部が金具本体内に埋没可能であるとともに先端がレ
    ール底面に当接して金具本体をレールに押圧固定するね
    じ部材が備えられていることを特徴とする折戸の吊元構
    造。
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