JP2606706Y2 - ピボット受金具 - Google Patents

ピボット受金具

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JP2606706Y2
JP2606706Y2 JP1993003155U JP315593U JP2606706Y2 JP 2606706 Y2 JP2606706 Y2 JP 2606706Y2 JP 1993003155 U JP1993003155 U JP 1993003155U JP 315593 U JP315593 U JP 315593U JP 2606706 Y2 JP2606706 Y2 JP 2606706Y2
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一則 岡
喜美夫 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅等にピボットタイ
プの折戸を取り付ける際に使用されるピボット受金具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ピボットタイプの折戸を建物の開
口部に取り付ける場合、まず折戸枠を開口部に取り付け
る。次に、上下の折戸枠レールに従来のピボット受金具
を差し込み自由に移動できるように仮固定する。そし
て、折戸を該ピボット受金具に取り付けるのであるが、
その方法としては、まず、折戸を折り畳んだ状態で持ち
上げ、折戸の下部ピボット先端部を任意の場所に位置す
る下部レールのピボット受金具の受部に挿入支持させ、
続いて、折戸の上部ピボット先端部を下部レールのピボ
ット受金具の垂直上部をはずれた位置にある上部レール
のピボット受金具の受部に挿入支持させる。即ち、折戸
を傾けて上下のピボット先端部をそれぞれのピボット受
金具の受部に挿入支持させる。次に、上下ピボット受金
具を移動させて折戸を垂直に立てると共に、該ピボット
受金具を折戸枠の縦枠に隣接するような近傍に移動させ
る。そして、固定ネジを締め付けて該上下ピボット受金
具をそれぞれのレールに固定させる。
【0003】しかし、折戸は一般に長くて重く、しか
も、ピボット先端部やピボット受金具の受部は小さくて
見難く、その上、折戸を傾けなければ該ピボット先端部
を該受部に挿入支持させることができず、非常に作業が
困難で、一人の作業者で行う事は不可能であった。しか
も、該ピボット受金具を折戸枠の縦枠の近傍に移動さ
せ、折戸と該縦枠との隙間が少なく、しかも、折戸が自
由に開閉できるように、該縦枠と該折戸の間隔を調整し
て上下ピボット受金具の固定ネジを締め付けてそれぞれ
のレールに固定させる作業は、場所が狭く窮屈な姿勢で
行わなければならず、非常に困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ピボットタ
イプの折戸を折戸枠の上下に設置されたレールに容易に
取り付けることができるピボット受金具を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために次のような構造を有するピボット受金具を
見出した。即ち、折戸枠のレールに固定させるネジ部と
ピボット先端部を挿入支持する受部を、レールと平行な
方向に並べて設け、しかも、該ピボット受金具の受部側
の先端に、該ピボット先端部を該受部に導く傾斜受板を
設ける。そして、好ましくは、該傾斜受板に溝を設け
る。
【0006】以下図面を用いて本考案のピボット受金具
の構造を説明する。図1は、本考案のピボット受金具の
一例を示す斜視図である。図2aは本考案のピボット受
金具が折戸枠のレールにネジ締め固定されている一例を
示す断面図であり、図2bは図1のa−a’での断面図
で傾斜受板の形状の一例を示す。更に、図3は本考案の
ピボット受金具に折戸のピボット先端部が挿入支持され
た一例を示す断面図である。又、図4は、従来のピボッ
ト受金具の一例を示す斜視図である。
【0007】本考案のピボット受金具(1)は、従来の
ピボット受金具のように、折戸枠の上下に設置された
ールに差し込める構造を有し、該ピボット受金具(1)
には、レール(7)の上面開口部に該ピボット受金具
(1)を固定するネジ部(2)と、折戸のピボット先端
部(9)を挿入支持する受部(3)レール(7)と平
行な方向に並べて設けられている。そして、従来のピボ
ット受金具と大きな違いは、ピボット受金具(1)の受
部(3)側の先端部(6)には、折戸枠への折戸取り付
け作業時において、折戸のピボット先端部(9)を該受
部(3)に導き挿入支持させるための傾斜受板(4)が
設けられていることである。該傾斜受板(4)は、ピボ
ット受金具(1)を折戸枠のレール(7)に差し込んだ
際に、レール(7)の上面開口部を通過してレール内底
部(8)に向かって傾斜する構造となっている。すなわ
ち、レールが折戸枠に取り付けられた後において、下部
レールであれば該レール(7)の上面に開口部(レール
の上面開口部)が現れる。本発明のピボット受金具にお
いては、該ピボット受金具(1)の該受部(3)側の先
端部(6)に設けられた傾斜受板(4)がこのレールの
上面開口部を斜めに通過するようにしてレール内底部
(8)に向かって伸びている。つまり、傾斜受板(4)
がレール(7)内に収納されるようになっている。この
ように傾斜受板(4)がレール(7)の内部に収納され
る構造となっていることにより本考案のピボット受金具
は、折戸を取り付けた後において傾斜受板(4)に起因
する突出部を生じることがない。さらに、傾斜受板
(4)が傾斜していることによって生じる傾斜受板
(4)の両端における高低差dをレール(7)の内部に
位置させることができる。 d=lsinθ (但し、l:傾斜受板の長さ、θ:傾
斜受板の傾斜角度) このため、レールの上面に突出する部分を最小限に抑え
ることが可能となる。
【0008】斜受板(4)の長さは取り付けられるレー
ルの形状によって適宜設定されるが、通常の家庭用の折
戸用レール(溝深さ10mm程度)の場合、20乃至3
0mm程度で、傾斜角度としてはレール底面に対して3
0度以下の緩やかな角度が好ましい。又、該傾斜受板
(4)は、折戸(10)の上下のピボット先端部(9)
を受部(3)に導き易いようにするために、溝(5)を
設けるのが望ましい。溝(5)の大きさとしては、幅が
ピボット先端径よりも多少大きめで、深さは0.5mm
程度が好ましい。尚、溝の形状としては、特に限定され
るものではなく、U字型やV字型等任意の形状のものが
用いられる。
【0009】次に、本考案のピボット受金具を用いた際
の、折戸の取り付け方法について説明する。まず、開口
部に取り付けられた折戸枠の上下のレール(7)に、本
考案のピボット受金具(1)を、傾斜受板(4)が折戸
枠の中央部に向き、ネジ部(2)が折戸の縦枠(11)
側に向くように差し込む。次に、折戸を取り付けた際
に、折戸(10)と折戸枠の縦枠(11)との隙間が余
り開かず、しかも、折戸の開閉がスムーズに行えるよう
な位置にピボット受金具を移動させ、ネジ部(3)を締
め付けてピボット受金具(1)を上下それぞれのレール
(7)に固定させる。尚、ネジ部(3)の締め付け作業
は、折戸(10)が取り付けられる前であるので容易に
行える。
【0010】次に、折戸を折り畳んだ状態で持ち上げて
傾け、上下のピボット先端部(9)をそれぞれ上下のレ
ール(7)の溝内に入れる。尚、レールは長く、該幅が
ピボット軸径よりも広いので、この作業は容易である。
さらに、該上下レール(7)は比較的大きな溝深さを有
するものであることから、一度上下のレール(7)の溝
内に入れられたピボット先端部は、レールの両側縁に支
持され、作業者に多少の手のふらつきがあっても該溝内
から外れ、作業を再び最初からやり直すということがな
い。その後、下のピボット先端部(9)を下のレール
(7)に固定されたピボット受金具(1)の近くまで移
動させると共に、該傾斜受板(4)に添わせて移動させ
ることによって、ピボット受金具(1)の受部(3)に
導き、該受部(3)に挿入させる。次に、上のピボット
先端部(9)を、下のピボット先端部と同様、上のレー
ル(7)に固定されたピボット受金具(1)の近くまで
移動させると共に、該傾斜受板(4)に添わせて移動さ
せることによって、ピボット受金具(1)の受部(3)
に導き、該受部(3)に挿入させる。
【0011】尚、従来のピボット受金具には、上記傾斜
受板が取り付けられていないので、本考案のピボット受
金具のように折戸のピボット先端部を傾斜受板の上を滑
らしながら移動させることが出来ない。従って、従来の
ピボット受金具を用いた場合、折戸枠への折戸取り付け
作業時、上下のピボット受金具を、お互い垂直な位置関
係には配置しづらく、引き続く工程で両者の位置関係を
調整しなければならないという煩雑さがあった。又、ピ
ボットタイプの折戸は、一般に上部ピボットがバネによ
って引っ込むようになっている。そのため、下のピボッ
ト先端部を下のピボット受金具の受部に挿入支持させた
後でも、上のピボット先端部を上のピボット受金具の傾
斜受板に添わせながら該受部に挿入支持させることがで
きる。即ち、上のピボット先端部を傾斜受板に添わせな
がら移動させる際に、該ピボット先端部は引っ込むの
で、容易に受部に導くことができる。
【0012】本考案のピボット受金具は金属類や合成樹
脂等により組み立てる事もできるが、一体成型すること
も可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案のピボット受金具を用いると、ピ
ボットタイプの折戸を折戸枠に取り付け作業を、一人の
作業者で容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピボット受金具の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図2aは本考案のピボット受金具が折戸枠のレ
ールにネジ締め固定されている一例を示す断面図であ
り、図2bは図1のa−a’での断面図で傾受斜板の形
状の一例を示す。
【図3】本考案のピボット受金具に折戸のピボット先端
部が挿入支持された一例を示す断面図である。
【図4】従来のピボット受金具の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1. ピボット受金具 2. ネジ部 3. 受部 4. 傾斜受板 5. 溝 6. ピボット受金具の該受部側の先端部 7. レール 8. レール内底部 9. ピボット先端部 10. 折戸 11. 縦枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 平3−51501号(実開 平4− 135680号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭60−156230号(実開 昭62− 63376号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭53−6201号(実開 昭54− 110464号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボットタイプの折戸の折戸枠の上下
    設置されたレール(7)に差し込まれて固定され、折戸
    の下方、上方に取り付けられたピボットを支持するピボ
    ット受金具(1)において、ピボット受金具(1)に
    は、レール(7)の上面開口部に該ピボット受金具
    (1)を固定させるネジ部(2)と、折戸のピボット先
    端部(9)を挿入支持する受部(3)レール(7)と
    平行な方向に並べて設けられ、しかも、該ピボット受金
    具(1)の該受部(3)側の先端部(6)には、折戸枠
    への折戸取り付け作業時において、該ピボット先端部
    (9)を該受部(3)に導き挿入支持させるための傾斜
    受板(4)が設けられており、さらに、レールに差し込
    み固定された際、該傾斜受板(4)は、レール(7)の
    上面開口部を通過してレール内底部(8)に向かって傾
    斜する構造となっており、折戸枠への折戸取り付け作業
    効率を向上させることができることを特徴とするピボッ
    ト受金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の傾斜受板(4)に、溝
    (5)が設けられていることを特徴とするピボット受金
    具。
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JP2581649B2 (ja) * 1994-12-27 1997-02-12 南海プライウッド株式会社 折れ戸の取付用具及び取付方法
JP7112968B2 (ja) * 2019-01-10 2022-08-04 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736965Y2 (ja) * 1978-01-20 1982-08-16
JPH056369Y2 (ja) * 1985-10-11 1993-02-18
JPH087008Y2 (ja) * 1991-06-07 1996-02-28 榎本金属株式会社 折り戸のランナストッパ

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