JP3602873B2 - 機能ブロックの取付機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、機能ブロックの取付機構(以下単に取付機構という)に係り、特に、取付後機能ブロックが動いてしまうことが無く、しかも、取付位置の微調整が容易で、種々の機構、装置に応用可能な取付機構に関する。
【0002】
なお、ここでは、機能ブロックを、引戸や窓等において所期の機能を発揮するように構成された、一つ又は複数の部品からなるユニット(構成単位)をいうものとする。
【0003】
【従来の技術】
図1に示すように、例えば或る種の気密扉や気密容器においては、引戸或いは蓋体(以後単に引戸という)1の端縁に機能ブロックとしての台2付きの従動ピン3が装着されている。
【0004】
一方、戸枠或いは容器の蓋体との接合部(以下単に戸枠という)4の端縁に、これも機能ブロックとしての誘導部材5が装着されており、気密の引戸を閉鎖するとき、引戸1を図1で下方に押動する。
【0005】
すると、引戸1が閉鎖される少し前に、従動ピン3が誘導部材の傾斜端縁5aに当接し、以後これら従動ピン3及び傾斜端縁5aの間に生じる楔作用により、従動ピン3及びこれと一体の引戸は、図1の矢印A方向に沿って移動するから、引戸1は戸枠4に引き付けられることになり、これらの間に装着された図示しないパッキン条を弾性変形させ、引戸1と戸枠4との間の気密を保つ。
【0006】
しかして、製造時における寸法誤差、或いは取付誤差等を考慮して、従動ピン3を引戸1に固定的に装着するのではなく、引戸1の見込み方向(厚さ方向)に調節可能に装着するのが普通である。
【0007】
具体的には、台2に少なくとも一対の長孔6、6(図1においては、一方の長孔6は誘導部材5の下に隠れていて見えない)を開口させ、各長孔6に挿通され、先端を取付面である引戸の上端縁に開口した雌ねじ孔に螺合させた止めねじ7により、機能ブロックとしての台付の従動ピン3を長孔6の長さ方向、即ち引戸の見込み方向に位置調整可能に取付けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した取付機構は、勿論所期の機能を発揮し、従来種々の機構、装置に応用されてきた。
【0009】
しかしながら、従来の取付機構は、止めねじの頭部と長孔の開口端縁との摩擦係合を介して機能ブロックを取付面に固定しているため、長期間の使用により、或いは機能ブロックに衝撃が加わると、止めねじが弛み、当然に機能ブロックが取付面の所定の固定位置から動いてしまう、という不都合がある。
【0010】
又、機能ブロックの取付位置を調整する為、一応少なくとも2本の止めねじを固定してから機構や装置を作動させて調整しなければならないので、その微調整が面倒である、という別の不都合がある。
【0011】
この発明は、上記した不都合を解消し、取付後機能ブロックが動いてしまうことが無く、又、取付位置の微調整が容易な取付機構を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、引戸や窓等において所期の機能を発揮するように構成された、一つ又は複数の部品からなるユニットとしての機能ブロックに少なくとも一対の長孔を開口させ、各長孔に挿通され、先端を機能ブロックの取付面に開口した雌ねじ孔に螺合させた止めねじにより、機能ブロックを長孔の長さ方向に位置調整可能に取付けるようにしたものにおいて、機能ブロックに衝止部を形成すると共に、長孔の長さ方向におけるこの衝止部の両側に、衝止部を挟むようにして、雌ねじ孔を形成した第1及び第2固定ねじブロックを固定し、各固定ねじブロックに先端を機能ブロックの衝止部に向けた固定ねじを螺合させ、これらの固定ねじの先端により、衝止部を挟んで固定するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記のように構成された本発明による取付機構は、機能ブロックを取付面に固定する際、長孔に挿通された止めねじを弛め、機能ブロックが長孔の長さ方向に移動できる状態で、第1及び第2固定ねじブロックに螺合された固定ねじをドライバー等の工具により回し、機能ブロックに形成された衝止部をこれらの固定ねじの先端で挟むようにする。
【0014】
具体的には、例えば、一方の固定ねじと衝止部との間に間隙を保たせた状態で、他方の固定ねじを回してその先端により機能ブロックを一方の固定ねじ方向に押動する。
【0015】
そして、機能ブロックを固定すべき位置にまで移動させたら、上記一方の固定ねじを回して、その先端と他方の固定ねじの先端との間に衝止部をしっかりと挟着する。
【0016】
然る後、機能ブロックの長孔に挿通された止めねじを締め込み、機能ブロックをしっかりと取付面に固定する。
【0017】
このように、本発明による取付機構により取付面に固定された機能ブロックは、衝止部が固定ねじによって長孔の長さ方向において拘束されるので、止めねじと長孔の開口端縁との摩擦係合が弛んでしまうことがない。固定ねじを回すことによって機能ブロックを動かすことは出来るが、固定ねじを軸線方向に押動しても、固定ねじが回動して機能ブロックが動くことはないからである。
【0018】
又、機構上、長孔の幅方向においては機能ブロックは止めねじによって拘束されるから、機能ブロックは長孔の幅方向に動くこともない。
【0019】
一方、機能ブロックの取付位置を固定位置から少しずらせたいときには、衝止部に関し移動方向にある一方の固定ねじを弛める方向に回し、その固定ねじと衝止部の間に移動させたい距離と同じ量の間隙を設ける。
【0020】
然る後、止めねじを弛め、他方の固定ねじを回し、これを一方の固定ねじに近接する方向に移動させる。この他方の固定ねじの移動により、その先端に押動された機能ブロックが同方向に移動する。
【0021】
この移動量は、衝止部が一方の固定ねじの先端に当接するとそれ以上移動できなくなるので自動的に設定される。この微調整後、止めねじを締め込んで機能ブロックを取付面に固定する。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図2及至図14を参照して説明する。尚、以下の説明においては、この発明を所謂ドレーキップ窓のトリガー装置の取付に応用する場合について説明する。
【0023】
この発明をドレーキップ窓のトリガー装置に適用した実施例をより良く理解できるように、以下に先ずドレーキップ窓の構造及びトリガー装置の必要性につき簡単に説明する。
【0024】
従来からあるドレーキップ窓は、図2に示すように、例えば壁面の開口に嵌め込まれる窓枠8と、窓ガラス9を嵌装した障子11とを有しており、障子11の自由縦框(図2で左側の縦框)に設けられたハンドル12の自由端が実線で示すように例えば下方に向かっているときには、障子11は窓枠8に固定される(施錠状態)。
【0025】
次に、ハンドル12を図2で鎖線で示すように水平にすると、障子11はその右側の縦框付近を通る垂直な回動軸線の回りを旋回できるようになって通常の窓のように内側に開くことができる(所謂ドレー状態)。
【0026】
又、一旦窓を閉めてからハンドル12をその自由端が上方を向くように更に回動させると、障子11はその下框を通る水平な回動軸線の回りを回動できるようになり、図3及び図4に示すように、換気等の為障子が内倒し(いわゆるキップ状態)に傾動できるように構成された窓で、その全体の構成は従来から公知である。
【0027】
上記障子11をドレー状態からキップ状態に移行させるための機構は大略次に述べるようになっている。
【0028】
即ち、図5及び図6に示すように、障子11の上端縁に形成された案内溝13には、ハンドル12と連動してその長さ方向に移動する駆動ロッド14、この駆動ロッド14の先端に連結されたステイアーム受け15、及びステイアームガイド16が摺動可能に案内されており、このステイアームガイド16はステイアーム17の自由端部にリンク結合されている。
【0029】
このステイアーム17は、図5及び図7に示すように、窓枠8の室内側に固定されたヒンジ18に旋回可能に支持、案内されている。
【0030】
そして、ドレー状態においては、図5に示すように、ステイアーム17の基端部下面に突設されたローラー等の連結部材19が、ステイアーム受け15の上面に形成された受け溝21に係入している。
【0031】
従って、障子11は、ステイアーム17に一体的に結合され、ヒンジ18に枢支されて上記内開き旋回が可能となる。
【0032】
一方、キップ状態への移行時、ハンドル12(図2参照)の回動に連動して駆動ロッド14が図5で左方に移動し、連結部材19と受け溝21との係合が解かれる。(図6参照)。その為、障子11はステイアーム17を室内側に振り出すようにして内倒し状態(キップ窓)となる。
【0033】
尚、これは言うまでも無いことではあるが、図8及び図9に示すように、ハンドル12の回動と連動して、障子11の下端縁に沿って見付け方向に移動する支持ピン22を、ハンドル12がキップ角度位置にあるとき窓枠8に固定された受けブロック23と係合させ、キップ窓が傾動したときの障子の重量をこれらに担持させることは従来のドレーキップ窓と同様である。
【0034】
上記のように構成されたドレーキップ窓において、例えばドレー状態にあるとき、換言すれば障子11がステイアーム17からぶら下がった状態で内開きに旋回しているとき、ハンドル12をキップ角度位置にまで回動させると、ハンドル12の回動に連動して移動する前記駆動ロッド14が図5で左方に移動し、その結果ステイアーム17の下面に植設された連結部材19がステイアーム受け15の受け溝21から外れてしまい、障子11が不安定になる、という不都合が生じる。
【0035】
一方、ドレーキップ窓がキップ状態にあるとき、換言すれば障子11が図3及び図4に示すように内倒しになっているとき、ハンドル12をドレー角度位置にまで回動させると、図8に鎖線で示すように、支持ピン22が受けブロック23から外れる結果、最悪の場合障子11がステイアーム17を曲げて窓枠8から落ちてしまう、という不都合が生じる。
【0036】
そこで、ドレーキップ窓は、通常、障子11の自由側端縁部に図2に点線で示すトリガー装置24を内蔵し、ドレー窓の場合も、又キップ窓の場合にも、このトリガー装置24によって障子が完全に閉鎖されたことを検知した後でないとハンドル12を回動することができないようになっている。
【0037】
しかして、そのトリガー装置24の詳細、及びこのトリガー装置を機能ブロックとした場合の、本発明の一実施例による機能ブロックの取付機構の構成を図10及至図14を参照して説明する。
【0038】
図10において符号8は窓枠を、符号11は障子を夫々示し(図2参照)、上記トリガー装置24は障子11側に装着されている。尚、図10において矢印Aは障子11の開放方向を示している。
【0039】
トリガー装置24は、大体の形状が直方体をなし、一対の長孔6、6(図11参照)を開口させた支持ブロック25を有し、この支持ブロック25は、夫々長孔6に挿通され、後述の連結杆26に開口した逃げ孔27と遊嵌する止めねじ7、7により、障子11の自由側端縁部に取付位置調整可能に装着される。この構成は、従来の機能ブロックの取付機構と同様である。
【0040】
一方、障子11の自由側端縁にも、その長さ方向に沿って、前記案内溝13(図5参照)が形成されており、この案内溝13中に、上記連結杆26が長さ方向に摺動可能に保持、案内されている。
【0041】
図10に示すように、連結杆26は障子11と支持ブロック25との間に挟まれた状態で障子11の自由側端縁に沿って延在しているが、連結杆26が収納されている案内溝13の寸法は連結杆26の厚さ方向において余裕が有るし、又、支持ブロック25を固定するための止めねじ7は連結杆に開口した逃げ孔27に遊嵌しているから、連結杆26の摺動を妨げる要因はない。
【0042】
又、上記連結杆26の支持ブロック25に対向する上面中央には、図10及至図12に示すように、大体の形状がさいころ状の係止ブロック28が例えばかしめにより植設されている。
【0043】
連結杆26は、前記ハンドル12(図2参照)の回動に連動してその長さ方向に移動する。したがって、連結杆26に植設された上記係止ブロック28も、ハンドル12の回動に連動して連結杆26の長さ方向(図12で左右方向)に移動する。即ち、障子11が閉鎖されているか、ドレー窓になっているか、或いはキップ窓になっているかの状態変化により、係止ブロック28の位置が異なることになる。
【0044】
一方、支持ブロックの連結杆26に対向する裏面側には、図11及び図13に示すように、全体の形状が略矩形の盤状のトリガー29が障子11の見込み方向(図10及び図11で上下方向)に移動可能に案内されている。尚、図13において符号31は支持ブロックにかしめ止めされたトリガーの案内板を示す。
【0045】
上記トリガー29は、トリガーばね32、32(図13参照)の弾力により、図13で右方に向けて付勢されているが、図示しないストッパーにより、トリガー29に外力が作用しない常態においては、図13に示す突出状態を保つ。
【0046】
上記トリガー29の付勢方向は、図10においては矢印A方向とは逆方向、即ち図10で下方である。
【0047】
又、図14に示すように、トリガー29の後端部(図14で左端部)は厚く肉が盛られて段部が形成されており、この段部の中央部は肉を盗まれて係止凹陥部33が形成されている。
【0048】
一方、障子11が閉鎖されたとき、トリガー29の先端に対向する窓枠8側の部分には、断面形状が略L字形のトリガー受け34(図10及び図12参照)が装着されている。
【0049】
したがって、障子11を図10で矢印A方向に開放させるとき、トリガー装置24とトリガー受け34とは離間するから、トリガー29は図13に示すように支持ブロック25から突出する。これは、ドレー窓の場合でも、或いはキップ窓の場合でも同様である。
【0050】
反対に、障子11を閉鎖するときには、トリガー29とトリガー受け34との相対的な近接により、トリガー29は、支持ブロック25内に押込まれる方向に移動して、図14に示す状態となる。
【0051】
上記したように、トリガー29の係止凹陥部33を形成した段部は、障子が閉鎖されているときには、図14に示すように、係止ブロック28の移動軌跡から離間するから、係止ブロック28の移動は自由である。
【0052】
換言すれば、係止ブロック28に連結されているハンドル12の回動は自由であり、このドレーキップ窓の閉鎖状態、ドレー窓、キップ窓の切換えは自由に行える。
【0053】
一方、障子11が開放され、トリガー29が突出しているときには、係止凹陥部33を形成した段部は、図13に示すように、係止ブロック28の移動軌跡と干渉する方向に移動する。
【0054】
その為、係止ブロック28は例えば係止凹陥部33と嵌合し、或いは段部の側面と当接してその移動を阻止されるので、障子11が開放されているときには、ハンドル12を操作することができないのである。
【0055】
上記した機能ブロックとしてのトリガー装置は、製作誤差や部品のガタによる係止ブロック28とトリガーの係止凹陥部33とのずれを吸収するため、前記したように、連結杆26の長さ方向において取付位置調整可能に装着されている。
【0056】
その為、支持ブロック25に長孔6、6が開口し、止めねじ7、7により取付位置調整可能に取付けられているが、本発明による取付機構は、この構成に加え、図11に示すように、支持ブロック25の見込み方向における一方の側面に一対の衝止部35、35を形成する。
【0057】
又、長孔6の長さ方向におけるこの衝止部35、35の両側に、衝止部を挟むようにして、第1及び第2固定ねじブロック36、37をトリガー装置24の取付面である障子11の自由側端縁にねじにより固定する(図10、11参照)。
【0058】
更に又、各固定ねじブロック36(37)に、長孔6の長さ方向に平行な軸線を有する雌ねじ(付番せず)を形成すると共に、各雌ねじ孔に、先端を機能ブロックとしてのトリガー装置の衝止部35に向けた固定ねじ38を螺合させ、これら固定ねじ38、38の先端により、衝止部35、35を挟んで固定する。
【0059】
尚、図示の実施例における一対の固定ねじ38、38は同軸に配設されているが、固定ねじ38、38を同軸に配設することは本発明の必須の構成要件ではなく、これらのねじの軸線が平行にずれてもよい。
【0060】
但し、この様に固定ねじ38、38の軸線がずれた場合、固定ねじを締め込むと、機能ブロックに回転モーメントが生じるが、それは止めねじによって担持すれば良い。
【0061】
又、図示の実施例では機能ブロックの衝止部を2つ設けるものとしたが、これは一つで充分であることは言うまでも無い。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、機能ブロックに衝止部を設けると共に、機能ブロックに開口した長孔の長さ方向における衝止部の両側に、夫々固定ねじを螺合させた第1及び第2固定ねじブロックを固定し、これらの固定ねじの先端により、衝止部を挟んで固定するようにしたので、取付後機能ブロックに作用する外力は主に固定ねじを介して固定ねじブロックに担持され、機能ブロックを取付位置調整可能に固定する止めねじが弛むことはない。
【0063】
又、一方の固定ねじと衝止部との間に間隙を保った状態で他方の固定ねじを回すと、機能ブロックの取付位置の微調整が可能であるから、機能ブロックの取付位置の調整が極めて容易になる、という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の取付機構の一例を示す線図的平面図。
【図2】ドレーキップ窓を室内側から見た正面図。
【図3】障子が内倒しになった状態を示すドレーキップ窓の平面図。
【図4】障子が内倒しになった状態を示すドレーキップ窓の側面図。
【図5】ドレーキップ窓の障子の上框の部分縦断面図。
【図6】図5に示す障子の上端縁に収納された機構部材を展開して示す斜視図。
【図7】一部の部材を省略して示すドレーキップ窓のステイアーム支持部分の一部断面平面図。
【図8】キップ窓の障子の重量を担持する下部支持機構の一部断面正面図。
【図9】キップ窓の障子の重量を担持する下部支持機構の横断面図。
【図10】図2のX−X線による拡大断面図。
【図11】本発明の一実施例による取付機構の平面図。
【図12】本発明の一実施例による取付機構の背面図。
【図13】機能ブロックとしてのトリガー装置の裏面図で、トリガーが支持ブロックから突出した状態を示す。
【図14】機能ブロックとしてのトリガー装置の裏面図で、トリガーが支持ブロック内に引込んだ状態を示す。
【符号の説明】
6 長孔
7 止めねじ
8 窓枠
11 障子
24 トリガー装置
25 支持ブロック
35 衝止部
36 第1固定ねじブロック
37 第2固定ねじブロック
38 固定ねじ
Claims (2)
- 引戸や窓等において所期の機能を発揮するように構成された、一つ又は複数の部品からなるユニットとしての機能ブロックに少なくとも一対の長孔を開口させ、各長孔に挿通され、先端を機能ブロックの取付面に開口した雌ねじ孔に螺合させた止めねじにより、機能ブロックを長孔の長さ方向に位置調整可能に取付けるようにしたものにおいて、機能ブロックに衝止部を形成すると共に、長孔の長さ方向におけるこの衝止部の両側に、衝止部を挟むようにして、雌ねじ孔を形成した第1及び第2固定ねじブロックを固定し、各固定ねじブロックに先端を機能ブロックの衝止部に向けた固定ねじを螺合させ、これらの固定ねじの先端により、衝止部を挟んで固定するようにしたことを特徴とする機能ブロックの取付機構。
- 上記第1及び第2固定ブロックに螺合させた固定ねじを同軸にしたことを特徴とする請求項1記載の機能ブロックの取付機構。
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