JP2702315B2 - 間仕切りパネル - Google Patents

間仕切りパネル

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JP2702315B2
JP2702315B2 JP3144972A JP14497291A JP2702315B2 JP 2702315 B2 JP2702315 B2 JP 2702315B2 JP 3144972 A JP3144972 A JP 3144972A JP 14497291 A JP14497291 A JP 14497291A JP 2702315 B2 JP2702315 B2 JP 2702315B2
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誠一 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多数枚連結されたパネ
ルを引き出したりあるいは折り畳んで収納することによ
り室内空間を適宜な広さに区画する間仕切りパネルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】折り畳み可能に多数枚連結されたパネル
により構成される間仕切りパネルの一例を図14及び図
15に従って説明すると、図14に示す間仕切りパネル
は多数枚のパネル1の幅方向側縁が上下方向全長にわた
って合成樹脂製あるいはアルミ製の長蝶番2で隣合うパ
ネル1の側縁に回動可能に連結され、各パネル1はその
上縁一端部でランナー3によりハンガーレール4に対し
移動可能にかつ水平方向に回動可能に吊下支持されると
ともに、下縁一端部に設けられたガイド軸5が床面に設
けられるガイド溝6に支持されている。そして、図14
に示すように各パネル1をハンガーレール4に沿って壁
面7間に引き出すと各パネル上縁及び下縁の一端部がハ
ンガーレール4及びガイド溝6に支持されて室内空間を
区画することが可能となり、図15に示すように連結さ
れたパネルの前端側をハンガーレール4に沿ってパネル
後端側の壁面7に向かって押すことにより各パネル1を
畳み込むと、区画されていた室内空間が開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な間仕切りパネルでは各パネルが長蝶番2で連結されて
いるだけであるので、各パネル1をハンガーレール4に
沿って引き出した場合に各パネル1が完全に直線状には
なり難く、また各パネル1を折り畳んだ場合に各パネル
1をハンガーレール4に対し直角になるように回動させ
て完全に重ね合わせるようには折り畳み難いので美観上
好ましくない。
【0004】また、ランナー3はパネル1の上縁一端に
設けられているので、図15に示すように各パネル1を
折り畳んだ状態では各パネルの重心位置はハンガーレー
ル4の下方には存在しなくなるため、パネル1下端部を
ガイド軸5によりガイド溝6で支持しないと各パネル1
は傾いた状態でハンガーレール4から吊下支持されるこ
とになる。従って、前記ガイド軸5とそのガイド軸5を
支持するためのガイド溝6とが必要となり、このような
間仕切りパネルを設置するには床面を加工してガイド溝
6を設ける必要があって設置時の作業が煩雑となる。
【0005】そこで、各パネルをその上縁の長手方向中
央でランナーにより吊下支持するとパネルを引き出した
状態及び畳み込んだ状態のいずれの場合にも各パネルの
重心がハンガーレール下方に位置して前記ガイド軸5及
びガイド溝6を不要とすることができ、各パネルを直線
状に連結する状態あるいはハンガーレールに対し直角に
回動させて折り畳んだ状態に付勢する付勢力を備えた蝶
番で各パネルを連結すれば前記問題点を解決することは
できるが、前端のパネルを押して各パネルを畳み込もう
としても前記蝶番の付勢力により後端側のパネルから順
次畳み込むことが困難となって畳み込み操作が煩雑とな
る。
【0006】この発明の目的は、パネルをよりコンパク
トに折り畳むことができる間仕切りパネルを提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、パネルの幅方向側縁の全長にわたって
取着される長蝶番で複数枚のパネルを回動可能に連結
、連結された各パネルを直線状に引き出して壁面間を
閉じた状態から一方の壁面側で一枚ずつ平行に折り畳ん
だ状態の範囲で前記各パネルを動作させる間仕切りパネ
ルにおいて、前記各パネルの内、前記一方の壁面に対し
て最も近くに位置する後端パネルを前記各パネルを引き
出す方向へ所定範囲内で移動可能に保持し、その後端パ
ネルには同後端パネルが直線状に引き出された状態で前
記一方の壁面側へ移動するのに伴って前記後端パネルの
回動を誘起する起動装置を設け、前記一方の壁面に同壁
面と前記後端パネルとの間の隙間を覆う突出片を前記各
パネルを引き出す方向に延設し、その突出片を壁面側を
中心として回動可能に設けて前記後端パネルの回動とと
もに回動させる構成としている。
【0008】
【作用】上記手段により、長蝶番で連結された複数枚の
パネルの内、パネルが折り畳まれる側の壁面に対して最
も近くに位置する後端パネルが、起動装置によって直線
状に引き出された状態で壁面側へ移動するのに伴い回動
される。それにより、他のパネルの回動も誘起されて各
パネルは壁面側に一枚ずつ平行に折り畳まれる。この
時、後端パネルの回動とともに後端パネルと壁面との間
の隙間を覆っている突出片も前記壁面側を中心として回
動される。このため、突出片の先端と壁面との間が狭く
なり、その分折り畳んだパネルを壁面側に近づけること
が可能となる。従って、パネルをよりコンパクトに折り
畳むことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図13に従って説明する。なお、前記従来例と対応す
る部分は同一番号を付して説明する。図1に示すよう
に、間仕切りパネルは奇数枚の同一幅の中間パネル1の
幅方向側縁が長蝶番2で連結され、これらの中間パネル
1の後端には中間パネル1の1/2の幅の後端パネル1
aが長蝶番2で同様に連結され、中間パネル1の前端に
は前記後端パネル1aとほぼ同一幅の前端パネル1bと
その前端パネル1bより幅狭の操作パネル1cとが長蝶
番2で同様に連結されている。前記操作パネル1c上縁
の幅方向中央部はランナー3を介してハンガーレール4
に吊下支持され、前記前端パネル1bにはランナー3は
設けられず、3枚の中間パネル1には中央部の中間パネ
ル1だけその上縁の幅方向中央部でランナー3によりハ
ンガーレール4に吊下支持され、後端パネル1aはその
上縁後端がランナー3を介してハンガーレール4に吊下
支持されている。従って、操作パネル1cから1枚おき
の中間パネル1及び後端パネル1aがランナー3で吊下
支持され、それらのパネル1,1aは各ランナー3でハ
ンガーレール4に対し水平方向に回動可能に支持されて
いる。なお、操作パネル1cだけはその上縁後端にハン
ガーレール4内に突出するガイド軸(図示しない)が設
けられ、そのガイド軸とランナー3とによりハンガーレ
ール4に沿って移動可能にかつ回動不能に支持されてい
る。操作パネル1cの上下方向中央部には把手11が設
けられ、その把手11により各パネル1の引き出し及び
畳み込み操作が可能である。
【0010】前記各長蝶番2の上端にはその長蝶番2で
連結される前後のパネルをハンガーレール4に沿って直
線状に維持するか、若しくはハンガーレール4に対し直
角に回動した状態に維持する付勢力を備えた付勢蝶番1
2が取着されている。その付勢蝶番12の構成を図6〜
図8に従って説明すると、図6に示すように台座13に
は一対の取り付けアーム14a,14bの基端がそれぞ
れ異なる回動支点X1,X2で回動可能に支持され、そ
の回動支点X1,X2は前記長蝶番2の回動支点と一致
し、台座13の回動支点に設けられた透孔と長蝶番2の
回動支点に設けられた透孔とにタッピングネジ15が螺
入されて長蝶番2と台座13とが固定されている。ま
た、取り付けアーム14a,14bは長蝶番2で連結さ
れるパネル1,1a,1b,1cの上縁に固定される。
【0011】各取り付けアーム14a,14bはほぼ筒
状に形成され、その取り付けアーム14a,14b内に
はピボット16a,16bが出没可能に嵌挿され、その
ピボットの先端には台座13に接しながら褶動する褶接
面17が形成されるとともに取り付けアーム14a,1
4b内のピボット16a,16b基端と取り付けアーム
14a,14b内に設けられたバネ受け18との間には
コイルスプリング19が配設されている。そして、バネ
受け18を支点としたコイルスプリング19の付勢力に
よりピボット16a,16bの褶接面17は台座13の
カム面20に圧接されている。
【0012】前記カム面20は図6に示すように取り付
けアーム14a,14bが直線状に位置する状態から図
8に示すように取り付けアーム14a,14bが平行に
位置する状態まで回動させる間においてその中間位置に
カム山20aが存在し、前記褶接面17がそのカム山2
0aを乗り越える際には取り付けアーム14a,14b
の回動中心X1,X2と褶接面17との距離が拡大され
るため、ピボット16a,16bはコイルスプリング1
9の付勢力に抗して取り付けアーム14a,14b内に
押し込められる。
【0013】また、前記褶接面17及びカム面20は図
6に示すように取り付けアーム14a,14bが直線状
に位置する状態及び図8に示すように取り付けアーム1
4a,14bが平行に位置する状態で安定して保持され
るように構成されている。すなわち、褶接面17及びカ
ム面20は取り付けアーム14a,14bが直線状に位
置する状態でコイルスプリング19の付勢力がカム面2
0に作用する作用中心Fが回動アーム14a,14bの
中心線Lよりカム山20a側に位置するように構成され
て取り付けアーム14a,14bが図6における矢印A
方向へ回動しにくくなるように構成され、また図8に示
すように取り付けアーム14a,14bが平行に位置す
る状態でも褶接面17とカム面20とが密着してこの状
態が安定して保持されるようになっている。
【0014】前記褶接面17の一端には取り付けアーム
14a,14bの中心線Lに沿う方向に突出される回動
規制片21が形成され、回動規制片21の先端近傍にお
いて台座13には突部22が形成されて取り付けアーム
14a,14bの前記回転方向とは逆方向の回転を阻止
するようになっている。また、台座13の突部22間に
は上方へ突出する係止ピン23が取着され、その係止ピ
ン23は取り付けアーム14a,14bを直線状として
各パネルをハンガーレール4に沿って直線状に引き出し
た場合に、図4及び図5に示すようにハンガーレール4
下部の開口溝側面4aに当接する位置に設けられてい
る。
【0015】そして、このような付勢蝶番12が各パネ
ル間の長蝶番2の上端に取着され、その取り付け方向は
長蝶番2の回動方向と一致するように、かつ各パネルの
両側縁に取着される付勢蝶番12がそれぞれ逆方向に回
動するように取着されている。前記後端パネル1aは図
2に示すように各パネル1,1a,1b,1cを壁面間
で直線状に引き出した場合から図3に示すように各パネ
ル1,1a,1b,1cを折り畳む場合とでその後端が
ハンガーレール4に沿う方向に移動する。すなわち、図
13に示すように後端パネル1aの後端下部にはヒンジ
棒24が取着され、そのヒンジ棒24の先端が後記調整
框29下端に取着されたヒンジ受け25に支持されてい
る。そのヒンジ受け25はハンガーレール4に沿う方向
に長孔26が形成され、その長孔26にヒンジ棒24の
先端部が挿通されて同ヒンジ棒24はその長孔26の範
囲で移動可能にかつ回動可能に支持されている。従っ
て、後端パネル1aはこの長孔26により規定されるス
トロークでハンガーレール4に沿って移動可能である。
なお、ヒンジ棒24は後端パネル1a下端部に設けられ
た取り付け金具27を支点とするコイルスプリング28
の付勢力により常には下方へ付勢され、ヒンジ棒24の
先端部近傍に設けられたフランジ24aがヒンジ受け2
5に圧接され、そのフランジ24aよりさらに先端部分
が長孔26内に突出されている。
【0016】前記ヒンジ受け25の上部には壁面7と後
端パネル1aとの間に生ずる隙間を塞ぐための調整框2
9が壁面7に取着されている。その調整框29は図12
に示すようにアングル状の固定片30とその固定片30
に回動可能に支持される回動片31とその回動片31を
原位置へ回動復帰させるための捩じりコイルスプリング
32とから構成されている。固定片30はその一片が壁
面7に固定され、その一片の端縁に軸部33が形成され
ている。回動片31はその一方端縁に形成された嵌合部
34が前記軸部33に回動可能に嵌合され、前記捩じり
コイルスプリング32はその一端が固定片31に固定さ
れるとともに他端が回動片31に固定され、図12に示
すように常には固定片30を支点とする捩じりコイルス
プリング32の付勢力により回動片31と固定片30と
が直角となるように保持される。従って、調整框29は
常には溝型に維持されるとともに捩じりコイルスプリン
グ32の付勢力に抗して回動片31を図12に示す矢印
B方向に回動させることもできる。
【0017】そして、図2に示すように各パネルを壁面
7間に直線状に引き出した場合には後端パネル1aの後
端縁は溝型に維持された調整框29内に僅かに没して壁
面7と後端パネル1aとの間での隙間の発生を防止し、
図3に示すように各パネルを折り畳んだ状態では後端パ
ネル1aが前記ヒンジ受け25の長孔26に沿って調整
框29内へ移動しながら回動するため、後端パネル1a
に押圧されて回動片31が外側へ回動されるようになっ
ている。
【0018】図9に示すように、後端パネル1aを支持
するランナー3の吊下軸35には蹴り出しアーム36の
基端が固定されている。その蹴り出しアーム36は前記
吊下軸35から水平方向に突出され、その蹴り出しアー
ム36を覆うケース37がハンガーレール4に固定され
ている。そして、図2に示すように各パネルを壁面7間
に直線状に引き出した状態では図9に示すように蹴り出
しアーム36は斜め後方に突出してケース37内面とは
離間しており、この状態から後端パネル1aを調整框2
9に向かって移動させると、図10に鎖線で示すように
蹴り出しアーム36がケース37内面に当接して後端パ
ネル1aが吊下軸35を支点として回動し始める。
【0019】このようにして後端パネル1aが回動され
て同後端パネル1aとこれに連なる中間パネル1との間
に連結される付勢蝶番12のピボット16a,16bの
褶接面17がカム山20aを乗り越えると、後端パネル
1aと同後端パネル1aに連結される中間パネル1とは
付勢蝶番12の作用により図10に示すように自動的に
平行状態に折り畳まれ、その中間パネル1の回動により
続いて連結されている中間パネル1が自動的に回動され
て折り畳まれるように動作する。従って、蹴り出しアー
ム36は各パネルの回動動作を起動するための起動装置
として作用する。
【0020】次に、上記のように構成された間仕切りパ
ネルの動作を説明する。さて、図1に示すように各パネ
ルを壁面7間に引き出した状態では後端パネル1aに取
着されたヒンジ棒24は図13に実線で示すようにヒン
ジ受け25の長孔26の調整框29開口部側に位置して
いる。また、この状態では各長蝶番2上端の付勢蝶番1
2に設けられた係止ピン23は図5に示すようにハンガ
ーレール4の下部側面4aに当接して各付勢蝶番12の
通常の回動方向とは逆方向の回動を阻止している。
【0021】この状態から把手11を持って操作パネル
1cに図2矢印C方向すなわち後端パネル1a方向への
操作力を加えると、各パネル1,1a,1b,1cがハ
ンガーレール4に沿って矢印C方向へ移動する。する
と、後端パネル1aに設けられた蹴り出しアーム36の
先端がケース37の内面に当接して図10に示すように
同後端パネル1aが回動され、同後端パネル1aとそれ
に連なる中間パネル1との間の付勢蝶番12が回動さ
れ、その中間パネル1の回動にともなって後続の中間パ
ネル1を連結する付勢蝶番12が回動され始める。そし
て、さらに操作パネル1cを介して各パネルを同方向へ
移動させると、後端パネル1aに近い位置にある付勢蝶
番12から順次そのピボット16a,16bの褶接面1
7がカム面20のカム山20aを乗り越えて、各パネル
をハンガーレール4に対し直角状態となるまで回動さ
せ、やがて図3に示すように操作パネル1cを除いて各
パネル1,1a,1bがハンガーレール4に対し直角状
態となるように折り畳まれる。
【0022】この時、後端パネル1aは図13に鎖線で
示すようにそのヒンジ棒24がヒンジ受け25の長孔2
6の調整框29奥部側に位置してこの位置でハンガーレ
ール4に対し直角となる方向に回動されているので、図
3に示すように回動片31は後端パネル1aの側面で押
圧されて外側へ回動される。一方、折り畳まれた各パネ
ルを引き出す場合には図3に示す状態から操作パネル1
cをハンガーレール4に沿って矢印D方向へ移動させれ
ば操作パネル1cに連なる前端パネル1bから順次ハン
ガーレール4に沿う方向に回動されながら移動し、やが
て図2に示すように各パネルがハンガーレール4に沿っ
て直線状に引き出される。そして、この状態では図5に
示すように各付勢蝶番12の係止ピン23がハンガーレ
ール4の下部側面4aに当接する。
【0023】以上のようにこの間仕切りパネルでは、各
パネルがその上縁の幅方向中間部でランナー3によりハ
ンガーレール4に吊下支持されているので、各パネルを
引き出した状態及び畳み込んだ状態のいずれの状態にお
いても各パネルの重心はハンガーレール4の下方に位置
する。従って、パネル4の下端を支持するガイド溝を床
面に設ける必要はなく、設置工事が容易となる。
【0024】また、中間パネル1においては1枚おきの
パネルがランナー3で吊下支持されているので、ランナ
ー3とハンガーレール4との摩擦も軽減されて軽微な操
作力で畳み込み及び引き出し操作を行うことができる。
各パネルは長蝶番2と付勢蝶番12とで連結されている
ので、同付勢蝶番12の作用により各長蝶番2で連結さ
れるパネル間のはさみ角が一定角度以下となるように折
り曲げれば、同付勢蝶番12でピボット16a,16b
の褶接面17がカム山20aを乗り越えて同付勢蝶番1
2で連結されるパネルが平行状態すなわちハンガーレー
ル4に対し直角方向となるように自動的に回動され、各
長蝶番2で連結されるパネル間のはさみ角がを一定角度
以上となるように引き伸ばせば、前記褶接面17がカム
山20を反対方向に乗り越えて各パネルがハンガーレー
ル4に沿って直線状になるまで自動的に回動される。従
って、各パネルをハンガーレール4に対し確実に直角方
向となるように折り畳んで収納スペースを小さくするこ
とができるとともに、各パネルをハンガーレール4に沿
って確実に直線状に引き出して美観に優れた間仕切りパ
ネルを構成することができる。
【0025】また、後端パネル1aに蹴り出しアーム3
6が設けられ、操作パネル1cを操作して後端パネル1
aを調整框29内へ移動させれば、蹴り出しアーム36
がケース37内面に当接して回動されることにより後端
パネル1aが回動されて同後端パネル1aとそれに連な
る中間パネル1を連結する付勢蝶番12に回動のきっか
けが与えられ、そのきっかけに基づいて後端パネル1a
に近い位置の付勢蝶番12から順次パネルの折り畳み方
向に回動されるので、操作パネル1cをハンガーレール
4に沿って移動させるだけで各パネルを容易に折り畳む
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はパネル
を折り畳む際に、後端パネルの回動とともに後端パネル
と壁面との間の隙間を覆っている突出片を回動するよう
にしたことから、突出片の先端と壁面との間が狭くなっ
た分折り畳んだパネルを壁面側に近づけることができ、
パネルをよりコンパクトに折り畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の間仕切りパネル
を示す正面図である。
【図2】一実施例の間仕切りパネルの横断面図である。
【図3】一実施例の間仕切りパネルの畳み込み時の横断
面図である。
【図4】一実施例の間仕切りパネルの縦断面図である。
【図5】一実施例の間仕切りパネルの平面図である。
【図6】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図7】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図8】一実施例の付勢蝶番を示す平面図である。
【図9】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面図
である。
【図10】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面
図である。
【図11】一実施例の蹴り出しアームの動作を示す平面
図である。
【図12】一実施例の調整框の横断面図である。
【図13】一実施例の後端パネルの下部ヒンジを示す断
面図である。
【図14】従来例の間仕切りパネルを示す正面図であ
る。
【図15】従来例の間仕切りパネルを示す平面図であ
る。
【符号の説明】1…パネルとしての中間パネル、1a…後端パネル、2
…長蝶番、31…突出片としての回動片、36…起動装
置としての蹴り出しアーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル(1)の幅方向側縁の全長にわた
    って取着される長蝶番(2)で複数枚のパネル(1)を
    回動可能に連結し、連結された各パネル(1)を直線状
    に引き出して壁面間を閉じた状態から一方の壁面側で一
    枚ずつ平行に折り畳んだ状態の範囲で前記各パネル
    (1)を動作させる間仕切りパネルにおいて、 前記各パネル(1)の内、前記一方の壁面に対して最も
    近くに位置する後端パネル(1a)を前記各パネル
    (1)を引き出す方向へ所定範囲内で移動可能に保持
    し、その後端パネル(1a)には同後端パネル(1a)
    が直線状に引き出された状態で前記一方の壁面側へ移動
    するのに伴って前記後端パネル(1a)の回動を誘起す
    る起動装置(36)を設け、前記一方の壁面に同壁面と
    前記後端パネル(1a)との間の隙間を覆う突出片(3
    1)を前記各パネルを引き出す方向に延設し、その突出
    片(31)を壁面側を中心として回動可能に設けて前記
    後端パネル(1a)の回動とともに回動させる ことを特
    徴とする間仕切りパネル。
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