JP3127079U - 開き戸用反り防止金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整型ピボットヒンジを用いて開き戸を戸枠に吊り込む場合にも使用することのできる開き戸用反り防止金具を提供する。
【解決手段】一対の中間ヒンジ体35・40を、中間ピボット軸30の球状嵌合突部30aと半球状の中間軸受穴38との嵌め合いで、上下および前後左右に自由に遊動可能に連結する一方、中間ヒンジ体の取付位置を、開き戸Dに対し、羽根板部35b・40bの第1調整穴39又は第2調整穴43の長さ方向に沿って上下又は前後方向に調整可能とすると共に、羽根板部40bの外側板面44に設けたテーパ面部の傾きに応じて、左右方向に調整可能に構成し、調整型ピボットヒンジで所定の取付位置に位置決め調整して吊り込んだ開き戸であっても、その開き戸の取付位置に合わせて、中間ヒンジ体の取付位置を上下及び前後左右に追従させて位置決め調整し、開き戸を中間ヒンジ位置において戸枠Aに回動可能に連結して反り変形を防止する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、戸枠の上下隅部にピボットヒンジで回動可能に取り付ける開き戸を、上下ピボットヒンジ間の中間ヒンジ位置で戸枠に連結して開き戸の反り変形を防止する反り防止金具に関する。
最近、開き戸は、ドアヒンジとして、例えば図11に示すように、上下に目立たずに装着されて見栄えが良いことから、上下に一対のピボットヒンジ1・2を用い、それらピボットヒンジに備えたピボット軸と軸受穴の嵌め合いで、回動可能に戸枠3の上下隅部に吊り込んでいる。また、開き戸4は、素材が木製など、経時に弓状に反り易い材質の場合は、ピボットヒンジ1・2間の中間ヒンジ位置に反り防止金具5を装着し、この反り防止金具5で戸枠3に連結して反り変形の発生を防止している。反り防止金具5は、一対の中間ヒンジ体5a・5bを、上下に重ねて一方を戸枠3側にねじ止めし、他方を開き戸4にねじ止めする一方、ピボット軸5cで連結したピン継手構造とし、上下のピボットヒンジ1・2と相俟って開き戸4を戸枠3に回動可能に連結している。
特開2003−148031号公報
ところで、従来、開き戸用のピボットヒンジの中には、開き戸を、戸枠や床との間にそれぞれ所定の隙間をあけて吊り込むために、その都度、これら隙間に合わせて、ヒンジ取付位置を、施工現場で、開き戸に対して上下および前後左右に微調整できるようになっているものが多くなっている。そのため、この調整型ピボットヒンジは、適宜の位置調整手段が組み込まれ、開き戸の建付け位置に合わせて、この取付調整手段でピボット軸と軸受穴の嵌め合い位置を変位させて、上下および前後左右に調整して装着するようになっている(特許文献1参照)。
ところが、従来の反り防止金具5は、ピン継手によって中間ヒンジ体5a・5bを、同一軸線上で回転可能に軸支するだけで、開き戸4の取付位置に合わせて、上下、前後および左右方向へ移動調整可能に連結した構造ではないため、開き戸を調整型ピボットヒンジを用いて戸枠に吊り込む場合には使用することができないという課題があった。
そこで、本考案の目的は、調整型ピボットヒンジを用いて開き戸を戸枠に吊り込む場合にも使用することのできる開き戸用反り防止金具を提供することにある。
そこで、上述した課題を解決すべく、請求項1に記載の考案は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、上下のピボットヒンジP(P1・P2)に備えたピボット軸17と軸受穴22の嵌め合いで、戸枠Aの上下隅部に回動可能に取り付ける一方、該戸枠Aに対する取付位置の調整時は、前記ピボット軸17と前記軸受穴22の嵌め合い位置を変位させて、前記戸枠Aに対し上下、前後左右に調整可能に前記ピボットヒンジPで軸支する開き戸Dを、前記ピボットヒンジP1・P2間の中間ヒンジ位置において、前記戸枠Aに連結して前記開き戸Dの反り変形を防止する反り防止金具Rであって、中間ピボット軸30と、それぞれ軸支持部35a・40aの一側面36・39からそれと面一に鍔状に延びる羽根板部35a・40aを有した一対の中間ヒンジ体35・40とからなり、前記中間ピボット軸30は、一端に球状の嵌合突部30aを有し、他端を前記中間ヒンジ体35・40のいずれか一方の前記軸支持部で固持して該軸支持部から前記嵌合突部30aを突設し、該嵌合突部30aを他方の前記軸支持部に設ける半球状の中間軸受穴38に嵌合し、両中間ヒンジ体35・40を、上下および前後左右に遊動可能に連結し、前記中間ヒンジ体35・40は、いずれか一方の前記羽根板部に、前記中間ピボット軸30と平行な縦向きに長い第1調整穴39を設け、他方の前記羽根板部に、前記中間ピボット軸30と直交する横向きに長い第2調整穴43を設けると共に、一方の前記羽根板部の外側板面44には、その前記中間ピボット軸30の両端と対応する両側板面部位を対称的に前記中間ピボット軸30寄りに傾斜させて、中間の支点面部44aの両側に一対のテーパ面部44b・44cを形成してなると共に、一方の前記羽根板部を、前記開き戸D又は前記戸枠Aのいずれか一方の木口に、止めねじを前記第1調整穴39に通して仮止めする一方、他方の前記羽根板部を、前記開き戸D又は前記戸枠Aのいずれか他方の木口に、止めねじを前記第2調整穴43に通して仮止めしたとき、前記中間ヒンジ体35・40の取付位置を、前記開き戸Dに対し、前記第1調整穴39又は第2調整穴43の長さ方向に沿って上下又は前後方向に調整可能とすると共に、前記テーパ面部44b・44cの傾きに応じて左右方向に調整可能に構成してなることを特徴とする。
請求項1に記載の考案に係る反り防止金具によれば、一対の中間ヒンジ体を、中間ピボット軸の球状嵌合突部と半球状の中間軸受穴との嵌め合いで、上下および前後左右に自由に遊動可能に連結する一方、中間ヒンジ体の取付位置を、建付け基準の開き戸に対し、羽根板部の第1調整穴又は第2調整穴の長さ方向に沿って前後又は上下方向に調整可能とすると共に、羽根板部のテーパ面部の傾きに応じて左右方向に調整可能に構成するため、たとえ調整型ピボットヒンジで所定の取付位置に位置決め調整して吊り込んだ開き戸であっても、その都度、施工現場で、この開き戸の取付位置に合わせて、中間ヒンジ体の取付位置を上下及び前後左右に追従させて位置決め調整し、開き戸を中間ヒンジ位置において戸枠に回動可能に連結することができる。その結果、調整型ピボットヒンジを用いて開き戸を戸枠に吊り込む場合にも、上下のピボットヒンジと相まって、中間ピボットヒンジとして使用することができると共に、経時、中間ヒンジ位置で開き戸が弓なりに反って変形するのを確実に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。
図10は、本考案の一例である反り防止金具とピボットヒンジの開き戸および戸枠に対する装着関係を示す扉周りの正面図、図9は斜視図である。図中符号Dは開き戸、Aは戸枠、Fは床面である。図示例の開き戸Dは、縦長な木製とする。戸枠Aは、図中左右の縦枠10・11と、天井側の上枠12とを有する。符号13は、開き戸Dの戸当りである。一方、ピボットヒンジPは、一組の下部ヒンジP1と上部ヒンジP2とからなる、取付位置調整型ピボットヒンジで、下部ヒンジP1を、互いに向かい合う戸枠Aの右縦枠11の下隅部11aと開き戸Dの右下隅部14a間に装着し、上部ヒンジP2を、右縦枠11の上隅部11bと開き戸Dの右上隅部14b間に装着し、開き戸Dを戸枠Aに対し所定の取付位置に、右勝手に開閉可能に取り付ける。そして、図示例では、これら下部ヒンジP1と上部ヒンジP2間の中間ヒンジ位置において、開き戸Dを戸枠Aに連結して開き戸Dの反り変形を防止する、本考案の反り防止金具Rを装着する。
さて、ピボットヒンジPにおいて、下部ヒンジP1は、図8に示すように、支持用のアングル板15及びそれに付設する付属品からなるサポートユニット16と、ピボット軸17を含むピボットユニット18との一対からなる。
下部ヒンジP1のサポートユニット16において、アングル板15は、金属プレートを略L形に曲げ成形して水平板部19と垂直板部20とを設け、水平板部19は、垂直板部20の下端から曲げ延びる首板部分19aと、首板部分から直角に屈曲した支持板部分19bとで略L板形状に成形され、支持板部分の先端寄りに多角形の嵌合穴21が設けられている。嵌合穴21には、ピボット軸17の軸先端17aと嵌め合う軸受穴22を有した樹脂製軸受23が嵌め付けられる。軸受23は、円盤部23aと、嵌合穴21と対応した多角形の嵌付突部23bとからなり、円盤部23aの軸心から偏心した位置に軸受穴22を貫通させて全体を異形リング状に形成してなる。
ピボットユニット18は、略L板形状をなす取付プレート24の一端にガイド筒25を立設し、ピボット軸17を、ガイド筒25内において付勢ばねで付勢して軸先端17aが取付プレート24の軸挿通穴から突出する状態で保持する。ガイド筒25には、内周面上側に雌ねじ部を螺設し、前記付勢ばねの上で該雌ねじ部に雄ねじ部を螺合させて調整ねじ26を螺着し、そのねじ頭部27を上方開口から臨ませてなる。調整ねじ26のねじ頭部27上には、十字の調整溝27aが凹設されている。なお、符号28は、ガイド筒25に被せる化粧用の外装キャップである。
一方、ピボットヒンジPの上部ヒンジP2は、上述した下部ヒンジP1と部品構成が略同じサポートユニット16とピボットユニット15との一対からなるため、詳しくは図示省略する。
そこで、以上の調整型ピボットヒンジPを用いて、開き戸Dを戸枠Aに取り付ける場合を、図8〜図10を参照して説明すると、開き戸Dの側には、その右下隅部14aに下部ヒンジP1のピボットユニット18を取り付ける。その場合、ピボットユニット18は、開き戸Dを戸枠Aに吊り込んだ時にガイド筒25が図中手前の前方へ突出する向きで、ピボット軸17の軸先端17aを上向きにして、取付プレート24を下隅部14aにねじ止めする。一方、右上隅部14bには、上部ヒンジP2のピボットユニット18を取り付けるが、下部ヒンジP1のピボットユニット18とは上下逆向きにして取付プレート24をねじ止めする。
他方、戸枠Aの側には、右縦枠11の下隅部11aに、下部ヒンジP1のアングル板15を取り付ける。この場合、アングル板15は、開き戸Dを戸枠Aに吊り込んだ時に軸受23が図中手前の前方へ突出する向きにして垂直板部20を右縦枠11の下隅部11aにねじ止めする。一方、右縦枠11の上隅部11bには、上部ヒンジP2のアングル板15を、下部ヒンジP1のアングル板15と上下逆向きとし、軸受23が外側に突出する向きにして垂直板部20をねじ止めし、下部ヒンジP1と上部ヒンジP2のピボット軸17と軸受穴22の嵌め合い位置を略同一鉛直線上に位置合わせする。このとき、開き戸Dの戸枠Aに対する前後方向Xと左右方向Yの取付位置に合わせて、ピボット軸17の軸先端17aと軸受23の軸受穴22の嵌め合い位置を、前後左右に変位させて微調整する。図示例では、アングル板15の水平板部19の嵌合穴21に嵌着する軸受23の嵌付突部23bの向きを変えることにより、軸受穴22の偏心位置を調節してピボット軸17の軸先端17aと、軸受23の軸受穴22との嵌め合い位置を前後左右に調整する。
開き戸Dと戸枠AへのピボットヒンジPの装着後、開き戸Dを戸枠Aに吊り込むが、そのとき、下部ヒンジP1において、下向きに突出状態にあるピボット軸17の軸先端17aを、下アングル板15の軸受穴22にばね付勢に抗して嵌着する。そのとき、開き戸Dの戸枠Aに対する上下方向Zの取付位置に合わせて、調整ねじ26の調整溝27aに上からドライバー等を係止させて、調整ねじ26のガイド筒25に対する捩込み量を調節し、ピボット軸17の軸先端17aと、軸受23の軸受穴22との嵌め合いの下方位置を決める。
開き戸Dの下方への吊り込み後、上部ヒンジP2において、軸先端17aが上向きに突出状態のピボット軸17をばね付勢に抗して押し下げながら、軸先端17aを上アングル板15の軸受穴22に対し芯合わせしてから、ピボット軸17の押し下げを解いて軸先端17aを上アングル板15の軸受穴22に嵌着して開き戸Dを吊り込む。すると、開き戸Dは、上下のピボット軸17を支点として戸枠Aに対し、図示例では右勝手に回動可能に取り付けられる。そのとき、同様に開き戸Dの戸枠Aに対する上下方向Zの取付位置に合わせて、調整ねじ26の調整溝27aに下からドライバー等を係止させて、調整ねじ26のガイド筒25に対する捩込み量を調節し、ピボット軸17の軸先端17aと、軸受23の軸受穴22の嵌め合いの上方位置を決める。それから、ガイド筒25に外装キャップ28を被せて後、調整型ピボットヒンジPを用いた、開き戸Dの戸枠Aに対する所定取付位置への吊設を完了する。
さて、本考案の開き戸用反り防止金具Rは、上述の如く調整型ピボットヒンジPで開き戸Dを戸枠Aに対し所定の取付位置に吊り込んで後に、下部ヒンジP1と上部ヒンジP2間の中間ヒンジ位置において、開き戸Dを戸枠Aに連結して開き戸Dの反り変形を防止する構成になっている。
そこで、図示反り防止金具Rは、図1〜図3に示すように、中間ピボット軸30と、対をなす第1中間ヒンジ体35および第2中間ヒンジ体40を備えてなる。
中間ピボット軸30は、例えばステンレス製で、一端に球状の嵌合突部30aを有し、中間軸部30bの他端寄り外周に円周溝30cを設けてなる。
第1中間ヒンジ体35は、例えば亜鉛ダイカストで一体成形し、肉厚な駒状をなす軸保持部35aと、軸支持部35aの一側面36からそれと面一に鍔状に延び、軸支持部35aの厚さ方向に縦長な略矩形の羽根板部35bとからなる。軸保持部35aには、図中下側の突合せ面37に、中間ピボット軸30の嵌合突部30aが嵌合可能な半球状の中間軸受穴38が凹設されている。羽根板部35bには、中間軸受穴38の深さ方向、即ち軸保持部35aの厚さ方向と平行な縦向きに長い、一対の第1調整穴39を並設してなる。
一方、第2中間ヒンジ体40は、例えば、同じく亜鉛ダイカストで一体成形し、肉厚な駒状の軸保持部40aと、軸支持部40aの一側面39からそれと面一に鍔状に延び、軸支持部40aの厚さ方向に縦長な略矩形の羽根板部40bとからなる。軸保持部40aには、図中上側の突合せ面41に、中間ピボット軸30の中間軸部30bが嵌合可能な筒穴42を凹設すると共に、羽根板部40b側の端面から該筒穴42と連通するピン挿通穴49を穿設している。羽根板部40bには、筒穴42の深さ方向、即ち軸保持部40aの厚さ方向と直交する横向きに長い、一対の第2調整穴43を並設している。また、羽根板部40bの外側板面44には、図3および図4に示すように、筒穴42の深さ方向、即ち軸保持部40aの厚さ方向両端と対応する両側板面部位において、板厚をそれぞれ板端縁へ向け漸次薄肉に成形し、中間の支点面部44aの両側に筒穴42寄りへ対称的に傾斜した一対のテーパ面部44b・44cを設けてなる。
かかる形状の第2中間ヒンジ体40は、図5に示すように、筒穴42に中間ピボット軸30の中間軸部30bを嵌着する一方、ピン挿通穴49に抜け止めピン45を圧入して円周溝30cに係止し、中間ピボット軸30を、嵌合突部30aを突出させた状態で、軸支持部40aで固持して組み立ててなる。そこで、図示反り防止金具Rは、嵌合突部30aを、第1中間ヒンジ体35の中間軸受穴38に嵌合させて、図6でも示すように、両中間ヒンジ体35・40が上下および前後左右に自由に遊動可能に連結される構造になっている。
さて、かかる構成の反り防止金具Rは、予め調整型ピボットヒンジPで戸枠Aに対し所定取付位置に吊り込んだ開き戸Dを、その反り防止のために、戸枠Aに連結する。その場合、たとえば図1、図9及び図10を参照して説明すると、第1中間ヒンジ体35は、下部ヒンジP1と上部ヒンジP2間の中間ヒンジ位置において、開き戸D側に装着する。そのとき、第1中間ヒンジ体35は、軸支持部35aが図中手前の前方へ突出する向きで、且つ中間軸受穴38が下向きの状態で、止めねじ50を第1調整穴39に通して捩じ込んで羽根板部35bを開き戸Dの木口55に仮止めする。
次いで、第2中間ヒンジ体40は、第1中間ヒンジ体35の上側で、戸枠Aの右縦枠11側に装着して第1中間ヒンジ体35と連結する。そのとき、第2中間ヒンジ体40は、中間ピボット軸30の嵌合突部30が上向きの状態で、突合せ面41を第1中間ヒンジ体35の突合せ面37と突き合わせて、中間軸受穴38に嵌合突部30aを嵌合し、止めねじ51を第2調整穴43に通して捩じ込んで羽根板部40bを右縦枠11の木口11cに仮止めする。すると、開き戸Dと右縦枠11間において、両中間ヒンジ体35・40が、中間ピボット軸30の嵌合突部30aと中間軸受穴38の嵌め合いを介して、上下および前後左右に自由に遊動可能に連結される。
しかる後、開き戸D側の第1中間ヒンジ体35を、止めねじ50で羽根板部35bを固く締め込んで、開き戸Dの木口50に本止めしてから、開き戸Dを回動させて、第2中間ヒンジ体40との間で位置合せをする。すると、建付け基準の開き戸D側に固定の第1中間ヒンジ体35に対し、戸枠A側に仮止め状態の第2中間ヒンジ体40が追従し、その第2中間ヒンジ体40の取付位置が第1中間ヒンジ体35の取付位置に馴染んで合わせられる。即ち、そのとき、第2中間ヒンジ体40の上下方向Zの取付位置は、第1中間ヒンジ体35の上下方向Zの取付位置に応じて、中間ピボット軸30の嵌合突部30aと中間軸受穴38との嵌め合い位置が上下方向Zに追従して位置決め調整される。また、第2中間ヒンジ体40の前後方向Xの取付位置は、横長な第2調整穴43の長さ方向に沿って追従して位置決め調整される。
更に、第2中間ヒンジ体40の左右方向Yの取付位置は、第1中間ヒンジ体35の左右方向Yの取付位置に応じて、第2中間ヒンジ体40が、羽根板部40bの支点面部44aを支点としてテーパ面部44b・44cの傾き方向へ揺動し、その傾きに応じてテーパ面部44b・44cが右縦枠11の木口11cに当接することにより位置決め調整される。図7(A)では、第2中間ヒンジ体40は、テーパ面部44cが右縦枠11の木口11cに当接し、最も図中右寄りに位置決め調整され、同(B)では、テーパ面部44bが右縦枠11の木口11cに当接し、最も図中左寄りに位置決め調整された状態を示している。
こうして第2中間ヒンジ体40の上下および前後左右の取付位置を、第1中間ヒンジ体35の取付位置に合わせてから、第2中間ヒンジ体40を、止めねじ51で羽根板部40bを固く締め込んで、右縦枠11の木口11cに本止めし、これによって、図示反り防止金具Rの組付けを終える。
よって、図示反り防止金具Rは、中間ピボット軸30と中間軸受穴38の嵌め合い位置が、調整型ピボットヒンジPのピボット軸17と軸受穴22の嵌め合い位置と同一鉛直線上に位置決めされた状態で、調整型ピボットヒンジPと相俟って、中間ピボットヒンジとして開き戸Dを戸枠Aに回動可能に取り付けると共に、経時、中間ヒンジ位置で開き戸Dが弓なりに反って変形するのを防止する。
本考案の一例である開き戸反り防止金具を示す分解斜視図である。 開き戸反り防止金具の第1中間ヒンジ体を示す側面図である。 第2中間ヒンジ体を示す側面図である。 開き戸反り防止金具の組立斜視図である。 開き戸反り防止金具の図6中縦断面図である。 開き戸反り防止金具の組立側面図である。 開き戸反り防止金具の左右方向の位置調整状態を示す側面図である。 調整型ピボットヒンジの下部ヒンジの分解斜視図である。 開き戸用反り防止金具とピボットヒンジの開き戸および戸枠に対する装着関係を示す扉周りの斜視図である。 その扉周りの正面図である。 従来の開き戸用反り防止金具とピボットヒンジの開き戸および戸枠に対する装着関係を示す扉周りの斜視図である。
符号の説明
A 戸枠
D 開き戸
P(P1・P2) ピボットヒンジ
R 開き戸用反り防止金具
10・11 左右縦枠
17 ピボットヒンジのピボット軸
22 軸受穴
30 中間ピボット軸
30a 嵌合突部
35 第1中間ヒンジ体
35a・40a 軸支持部
35b・40b 羽根板部
38 中間軸受穴
39 第1調整穴
40 第2中間ヒンジ体
43 第2調整穴
44a 支点面部
44b・44c テーパ面部

Claims (1)

  1. 上下のピボットヒンジに備えたピボット軸と軸受穴の嵌め合いで、戸枠の上下隅部に回動可能に取り付ける一方、該戸枠に対する取付位置の調整時は、前記ピボット軸と前記軸受穴の嵌め合い位置を変位させて、前記戸枠に対し上下、前後左右に調整可能に前記ピボットヒンジで軸支する開き戸を、前記ピボットヒンジ間の中間ヒンジ位置において、前記戸枠に連結して前記開き戸の反り変形を防止する反り防止金具であって、
    中間ピボット軸と、それぞれ軸支持部の一側面からそれと面一に鍔状に延びる羽根板部を有した一対の中間ヒンジ体とからなり、
    前記中間ピボット軸は、
    一端に球状の嵌合突部を有し、他端を前記中間ヒンジ体のいずれか一方の前記軸支持部で固持して該軸支持部から前記嵌合突部を突設し、該嵌合突部を他方の前記軸支持部に設ける半球状の中間軸受穴に嵌合し、両中間ヒンジ体を、上下および前後左右に遊動可能に連結し、
    前記中間ヒンジ体は、
    いずれか一方の前記羽根板部に、前記中間ピボット軸と平行な縦向きに長い第1調整穴を設け、他方の前記羽根板部に、前記中間ピボット軸と直交する横向きに長い第2調整穴を設けると共に、一方の前記羽根板部の外側板面には、その前記中間ピボット軸の両端と対応する両側板面部位を対称的に前記中間ピボット軸寄りに傾斜させて、中間の支点面部の両側に一対のテーパ面部を形成してなると共に、
    一方の前記羽根板部を、前記開き戸又は前記戸枠のいずれか一方の木口に、止めねじを前記第1調整穴に通して仮止めする一方、他方の前記羽根板部を、前記開き戸又は前記戸枠のいずれか他方の木口に、止めねじを前記第2調整穴に通して仮止めしたとき、前記中間ヒンジ体の取付位置を、前記開き戸に対し、前記第1調整穴又は第2調整穴の長さ方向に沿って上下又は前後方向に調整可能とすると共に、前記テーパ面部の傾きに応じて左右方向に調整可能に構成してなる、開き戸用反り防止金具。
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