JP2006291545A - ピボット蝶番 - Google Patents
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Abstract
【課題】 沓摺りの有無に関係なく、無調整でスゥイングドアーを取り付けることのできる新規なピボット蝶番を提供すること。
【解決手段】 固定枠体に取付けられる第一部材Aと、スゥイングドアーCに取付けられる第二部材Bとからなり、前記第一部材Aは水平な取付片1と、該取付片から一体的に延設されてその先端上面に垂直なピボット2を備えたピボット支持片3とを備え、前記第二部材Bは前記ピボット2を回動自在に受け入れる受け孔8を備えており、前記第一部材の水平な取付片1の下面に所定の厚みを有するスペーサー10が着脱自在に取り付けられ、前記ピボット支持片3の先端部分の下面が床板Fと接するように形成されている構造。
【選択図】図1
【解決手段】 固定枠体に取付けられる第一部材Aと、スゥイングドアーCに取付けられる第二部材Bとからなり、前記第一部材Aは水平な取付片1と、該取付片から一体的に延設されてその先端上面に垂直なピボット2を備えたピボット支持片3とを備え、前記第二部材Bは前記ピボット2を回動自在に受け入れる受け孔8を備えており、前記第一部材の水平な取付片1の下面に所定の厚みを有するスペーサー10が着脱自在に取り付けられ、前記ピボット支持片3の先端部分の下面が床板Fと接するように形成されている構造。
【選択図】図1
Description
本発明は、主として建物内部の間仕切り部分に取り付けられるスゥイングドアーに使用されるピボット調整蝶番に関するものである。
従来、スゥイングドアーの開度を大きくするために、ピボット部分をドアーの前方側に持ち出した状態で取り付けられるピボット蝶番が知られている。このピボット蝶番では例えば特許文献1に示すように、スゥイングドアー若しくは上下の固定枠体の何れか一方に垂直なピボットが設けられ、他方にピボットを受ける受け具を設けてこの受け具の受穴にピボットの先端をはめ込むように構成されている。
特開2002−242514号公報
スゥイングドアーを取り付けるに際して、通常図6〜図8に示すように、左右の縦枠14、14と上枠15による三方枠Eを二つの部屋の間仕切り部分に施工し、この一方の縦枠にスゥイングドアーが取付けられる。この際、二つの部屋の床板Fが全く同質のものであれば、床板は図6のように二つの部屋にまたがって同一平面上で敷設されるが、図7に示すように二つの部屋の床板G、Hが目地や色調において異なる場合、或いは板と絨毯のように素材が異なる場合には、図8に示すように「沓摺り」と呼ばれる嵌め板部材D(以下これを沓摺りという)を三方枠の下方で両床板の間にはめ込んで床板の端縁を覆い隠すようにしている。この沓摺りDは両床板の端縁を覆い隠す必要上、両床板の平面より概ね3mm高くなっている(以下これを沓摺りの露出高さという)。
スゥイングドアーを取り付けるための下位側のピボット蝶番は、三方枠の下方に位置する床面又は沓摺りの上面を基準として、即ちこの上面を母体として取り付けられるため、沓摺りを取り付ける場合と取り付けない場合とでは、三方枠の高さ方向の空間が変化し、その為、沓摺りの有無で三方枠やスゥイングドアーの上下寸法を加工調整しなければならないといった面倒な作業が生じていた。
そこで本発明は、上記した沓摺りの有無に関係なく、無調整でスゥイングドアーを取り付けることのできる新規なピボット蝶番を提供することを主たる目的とするものである。
上記目的を達成する為に本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明に係るピボット整蝶番にあっては、固定枠体に取付けられる第一部材と、スゥイングドアーに取付けられる第二部材とからなり、前記第一部材は水平な取付片と、該取付片から一体的に延設されてその先端上面に垂直なピボットを備えたピボット支持片とを備え、前記第二部材は前記ピボットを回動自在に受け入れる受け孔を備えており、前記第一部材の水平な取付片の下面に所定の厚みを有するスペーサーが着脱自在に取り付けられ、前記ピボット支持片の先端部分の下面がスペーサーの底面と同一水平面となるように形成されている構成とした。
前記ピボット支持片の先端部分をスペーサーの厚み分だけ下方に階段状に下げて形成することにより下面が床板と接するようにしてもよいが、ピボット支持片の下面にスペーサーの底面と同一水平面となるような間隙子を固着するようにしてもよい。
前記スペーサーの厚みは、後述する沓摺りの露出高さと略同じ寸法で形成されており、沓摺りの有無によってスペーサーを着脱して使用するようにした。
本発明は上記の如く構成されているので、沓摺りを有しない場合にはスペーサーを水平な取付片の下面に装着させた状態で床板に取り付け、沓摺りがある場合はスペーサーを取付片から取り外した状態で沓摺りに取り付けることにより、ピボットを同じ位置に保持することができ、これにより沓摺りの有無に関係なく、スゥイングドアーをそのまま無調整で取り付けることができるといった効果がある。また水平な取付片1の先端部分の下面がスペーサーの底面と同一水平面となるように形成されているので、取り付け時にスペーサーの下面が常に床板に接して、この部分にかかるスゥイングドアー開閉時の負荷を十分に支えることができ、ピボット支持片が変形するような不都合の生じることを未然に防止することができる、といった効果がある。
図1〜図4は本発明にかかるピボット蝶番の一実施例を示すものであって、このピボット調整蝶番は、固定枠部分に取付けられる第一部材Aと、スゥイングドアーCに取付けられる第二部材Bとから構成される。
前記第一部材Aは、床板F又は沓摺りDにビス4並びにビス孔5を介して取付けられる水平な取付片1と、該取付片1から一体的にドアー方向(図2のX方向)に延設されてその先端上面に垂直なピボット2を備えたピボット支持片3を備えている。更に水平な取付片1から直角に折れ曲がった垂直な取付片6を備え、ビス7を介して三方枠Eの縦枠14に止着できるように形成されている。
また、前記第二部材Bは前記ピボット2を回動自在に受け入れる受け孔8を備え、スゥイングドアーCに取付ビス9を介して取り付けられる。
更に、前記第一部材Aの水平な取付片1の下面に、所定の厚みを有するスペーサー10が着脱自在に取り付けられている。本実施例では該スペーサー10は水平な取付片1のビス4が挿通される挿通孔11を備え、取付片1と共にビス4で沓摺りDに止着できるようになっている。また、取付時に横ずれしないようにスペーサー10の縁部に取付片1の周縁部分に嵌合する立上げリブ12が設けられている。尚、スペーサー10の厚みは、沓摺りDの露出高さと略同じ寸法(本実施例にあっては約3mm)で形成されている。また、ピボット支持片3の先端部下面がスペーサーの底面と同一水平面となるように形成されている。本実施例ではピボット支持片3の先端部下面に、スペーサー10の厚みと同じ厚みを有する座盤13が固着されており、これにより床板Fとの間隙を埋めるように形成されている。
上記の如く構成されたピボット蝶番では、図3に示すように沓摺りを有しない場合にはスペーサー10を水平な取付片1の下面に取り付けて使用される。また、図4に示すように沓摺りDがある場合は、上記スペーサー10を取り外して水平な取付片1を直接沓摺りDの上面に取り付ける。この図3,図4の何れの場合もピボット2の位置は変わらないので規定寸法のスゥイングドアーをそのまま無調整で取り付けることができる。また水平な取付片1の先端部分の下面は座盤13により床板Fとの間隙が埋められているので、この部分にかかるスゥイングドアー開閉時の負荷を十分に支えることができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるものでない。例えば上記実施例では、前記ピボット支持片1の下面に床板Fとの間隙を埋める間隙子13を固着することにより床板Fと接するようにしたが、これに代えて図5に示すように、ピボット支持片1の先端部分をスペーサー10の厚み分だけ下方に階段状に下げて形成することにより床板Fと接するようにしてもよい。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、上記の効果を奏する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
本発明に係るピボット蝶番は間仕切り用に限らず、全てのスゥイングドアーに利用することが可能である。
A 第一部材
B 第二部材
C スゥイングドアー
D 沓摺り
E 三方枠
F 床板
1 水平な取付片
2 ピボット
3 ピボット支持片
8 受け孔
10 スペーサー
13 間隙子
B 第二部材
C スゥイングドアー
D 沓摺り
E 三方枠
F 床板
1 水平な取付片
2 ピボット
3 ピボット支持片
8 受け孔
10 スペーサー
13 間隙子
Claims (3)
- 固定枠体に取付けられる第一部材と、スゥイングドアーに取付けられる第二部材とからなり、
前記第一部材は水平な取付片と、該取付片から一体的に延設されてその先端上面に垂直なピボットを備えたピボット支持片とを備え、
前記第二部材は前記ピボットを回動自在に受け入れる受け孔を備えており、
前記第一部材の水平な取付片の下面に所定の厚みを有するスペーサーが着脱自在に取り付けられ、ピボット支持片の先端部分の下面がスペーサーの底面と同一水平面となるように形成されているピボット蝶番。 - 前記ピボット支持片の先端部分の下面にスペーサーの底面と同一水平面となる間隙子が固着されている請求項1に記載のピボット蝶番。
- 前記スペーサーの厚みが沓摺りの露出高さと略同じ寸法で形成されている請求項1又は請求項2に記載のピボット蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005112917A JP2006291545A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | ピボット蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005112917A JP2006291545A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | ピボット蝶番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006291545A true JP2006291545A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37412395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005112917A Pending JP2006291545A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | ピボット蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006291545A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150048A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Daiken Corp | ピボット蝶番の取付構造 |
JP2010001604A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Daiken Corp | ピボット蝶番の取付構造 |
CN102840197A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-12-26 | 苏州柏德纳科技有限公司 | 带挡板机械安装块 |
-
2005
- 2005-04-11 JP JP2005112917A patent/JP2006291545A/ja active Pending
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