JPH1193540A - 建築用ドア - Google Patents

建築用ドア

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JPH1193540A
JPH1193540A JP26798697A JP26798697A JPH1193540A JP H1193540 A JPH1193540 A JP H1193540A JP 26798697 A JP26798697 A JP 26798697A JP 26798697 A JP26798697 A JP 26798697A JP H1193540 A JPH1193540 A JP H1193540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリアフリー用ドアの建付を調整した場合で
あっても、気密材の位置調整を行うことにより、光漏れ
又は気密を確保できる建築用ドアを提供する。 【解決手段】 気密材7を保持する樹脂製ホルダー8を
縦枠3の下部に設け、この樹脂製ホルダー8の取付位置
を調整自在にしているため、親ドア1を室外側等に建付
調整を行った場合であっても、この建付調整に追随し
て、樹脂製ホルダー8の取付位置を調整することによ
り、気密材7の位置を調整でき、水や光が下枠6と親ド
ア1との間から浸入するといったことを確実に防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリアフリー用ド
アの建付を調整した場合であっても、気密材の位置調整
を行うことにより、光漏れ又は気密を確保できる建築用
ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、玄関や浴室における出入口のド
アにおいて、下枠をフラットにして、ドアと床面との段
差をなくしたいわゆるバリアフリーの構成が知られてい
る。
【0003】このようなバリアフリー用ドアにあって
は、例えば、玄関口の外側ステップと下枠とが同じレベ
ルにあるため、降雨時に外側ステップに水が溜まった
り、所定高さの水膜が形成される場合があり、ドアを閉
じた状態で、かかる水膜や水溜まりの水が下枠とドアと
の間から浸入するといったことがある。また、同様に、
光も下枠とドアとの間から浸入するといったことがあ
る。
【0004】このような水や光の浸入を防止するため、
ドア本体の下端には、ボトムタイト材が設けてあり、縦
枠及び召合框と下枠とのコーナー部には、スポンジ又は
ヒレ形状の気密材が設けてある。これにより、ドアを閉
じた際には、ドア本体の下端では、ボトムタイト材が下
枠に当接し、上記コーナー部では、ボトムタイト材が気
密材に当接するようになっているため、ドア下部の気密
構造を形成でき、水や光が下枠とドアとの間から浸入す
るといったことを防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造にあっては、ドアの建付にガタが生じ、ドアと下枠
のちりが変化した場合、又はドア本体が内外方向にズレ
た場合には、縦枠及び召合框と下枠とのコーナー部で
は、ボトムタイト材が気密材に当接しないといったこと
があり、光漏れ又は気密を確保するのが困難であるとい
ったことがある。
【0006】また、ドアの建付にガタが生じた場合等に
は、一般に、丁番調整、ロック受調整等の建付調整を行
うが、このような建付調整を行った場合であっても、ボ
トムタイト材を気密材に当接させることができず、光漏
れ又は気密の確保が困難であった。
【0007】本発明の目的は、バリアフリー用ドアの建
付を調整した場合であっても、気密材の位置調整を行う
ことにより、光漏れ又は気密を確保できる建築用ドアを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ドア本体の下端には、ボトムタイト材が設けてある
と共に、縦枠と下枠とのコーナー部には、気密材が設け
てあり、ドアを閉じた際には、ドア本体の下端では、前
記ボトムタイト材が下枠に当接すると共に、前記コーナ
ー部では、前記ボトムタイト材が前記気密材に当接する
ようにした建築用ドアにおいて、前記気密材を保持する
樹脂製ホルダーを縦枠の下部に取付け、この樹脂製ホル
ダーの取付位置を調整自在にしたことを特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明では、気密材を
保持する樹脂製ホルダーを縦枠の下部に新たに設け、こ
の樹脂製ホルダーの取付位置を調整自在にしているた
め、ドアを室外側等に建付調整を行った場合であって
も、この建付調整に追随して、樹脂製ホルダーの取付位
置を調整することにより、気密材の位置を調整できるた
め、光漏れ又は気密を容易に確保でき、ドア下部の気密
構造を形成でき、水や光が下枠とドアとの間から浸入す
るといったことを確実に防止する。
【0010】請求項2に記載の発明は、親ドア本体の下
端には、ボトムタイト材が設けてあると共に、子ドア召
合框と下枠とのコーナー部には、気密材が設けてあり、
親ドアを閉じた際には、親ドア本体の下端では、前記ボ
トムタイト材が下枠に当接すると共に、前記コーナー部
では、前記ボトムタイト材が前記気密材に当接するよう
にした建築用ドアにおいて、前記気密材を保持する樹脂
製ホルダーを子ドア召合框の下部に取付け、この樹脂製
ホルダーの取付位置を調整自在にしたことを特徴とす
る。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
と同様に、気密材を保持する樹脂製ホルダーを子ドア召
合框の下部に新たに設け、この樹脂製ホルダーの取付位
置を調整自在にしているため、親ドアを室外側等に建付
調整を行った場合であっても、この建付調整に追随し
て、樹脂製ホルダーの取付位置を調整することにより、
気密材の位置を調整できるため、光漏れ又は気密を容易
に確保でき、ドア下部の気密構造を形成でき、水や光が
下枠とドアとの間から浸入するといったことを確実に防
止できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記樹脂製ホルダーは、子ドア召合框
の縦壁の内方に延びる突出片を有し、この突出片の下側
に、下枠に当接する小気密材を設けたことを特徴とす
る。
【0013】この請求項3に記載の発明では、子ドア召
合框の縦壁の内方に延びる樹脂製ホルダーの突出片を設
け、この突出片の下側に、下枠に当接する小気密材を設
けているため、親ドア下端のボトムタイト材が気密材に
適切に当接しないような場合であっても、下枠とドアと
の間から光が漏れるといったことを確実に防止できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記気密材に、親ドアを閉じた際に親
ドアが当接しないような段差を形成したことを特徴とす
る。
【0015】この請求項4に記載の発明では、気密材
に、親ドアを閉じた際に親ドアが当接しないような段差
を形成している。従来、このような段差を形成していな
い場合には、親ドアの気密材への当たりが強い時や、下
枠と親ドアとのちりが基準より狭い時には、気密材が持
ち上がって、下枠とドアとの間に隙間が発生するといっ
たことがあったが、請求項4のように、気密材に段差が
形成してある場合には、親ドアの気密材への当たりが強
く、気密材の一部が持ち上がったとしても、段差の部分
は、親ドアに当接せず、持ち上がらないため、下枠とド
アとの間に隙間ができるといったことがなく、水や光が
下枠とドアとの間から浸入するといったことを確実に防
止できる。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、親ドアのホロー部の縦壁を切欠き、
この切欠いた縦壁を介して前記ボトムタイト材を延出し
たことを特徴とする。
【0017】この請求項5に記載の発明では、親ドアの
ホロー部の縦壁を切欠き、この切欠いた縦壁を介してボ
トムタイト材を延出しているため、このボトムタイト材
と気密材とのラップ量を多くすることができ、ロックち
りが大きくなっても、下枠とドアとの間から光が漏れる
といったことを確実に防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面の図1乃至図1
9を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】(第1実施の形態)図1乃至図7を参照し
て第1実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本発明の第1実施の形態に係る建
築用親子ドアの要部の斜視図であり、図2は、図1に示
す建築用親子ドアの要部の斜視図であり、図3は、図1
に示す樹脂ホルダーの斜視図であり、図4は、図1に示
す気密材の斜視図であり、図5は、変形例に係る気密材
の斜視図であり、図6は、第1実施の形態に対応する従
来の建築用親子ドアの斜視図であり、図7は、図6の平
面断面図である。
【0021】先ず、図6及び図7を参照して、第1実施
の形態に対応する従来を説明する。親子ドアの親ドア1
がヒンジ2を介して縦枠3に揺動自在に設けられてお
り、縦枠3には、その上下方向に沿って堅タイト材4が
設けられている。
【0022】親ドア1の下端には、ボトムタイト材5が
設けてあり、縦枠3と下枠6とのコーナー部には、スポ
ンジ又はヒレ形状の気密材7が設けてある。これによ
り、親ドア1を閉じた際には、親ドア1の下端では、ボ
トムタイト材5が下枠6に当接し、上記コーナー部で
は、ボトムタイト材5が気密材7に当接するようになっ
ているが、上記の構造にあっては、親ドア1の建付にガ
タが生じ、親ドア1と下枠6のちりが変化した場合、又
は親ドア1が内外方向にズレた場合には、縦枠3と下枠
6とのコーナー部では、図7に示すように、隙間dがで
き、ボトムタイト材5が気密材7に当接しないといった
ことがあり、光漏れ又は気密を確保するのが困難である
といったことがある。また、親ドア1の建付にガタが生
じた場合には、一般に、丁番調整、ロック受調整等の建
付調整を行うが、このような建付調整を行った場合であ
っても、図7に示す隙間(d)ができ、ボトムタイト材
5を気密材7に当接させることができず、光漏れ又は気
密の確保が困難であった。
【0023】これに対して、第1実施の形態では、図1
及び図2に示すように、樹脂製ホルダー8に気密材7を
取付け、この樹脂製ホルダー8を縦枠3に取付けてい
る。すなわち、樹脂製ホルダー8は、図3にも示すよう
に、平面から視てL字状に形成してあり、基部9と、こ
の基部9から屈曲した屈曲部10とからなっている。基
部9には、気密材7を取付けるための座部11が形成し
てある。さらに、基部9には、縦枠3への取付のための
ネジ13の挿入孔12が形成してあり、図2に示すよう
に、この挿入孔12を介して、ネジ13を挿入してドラ
イバー等により締め付けるようになっている。このネジ
13の縦枠3への取付位置を調整することにより、樹脂
製ホルダー8及び気密材7の位置を、例えば室外側に5
mm調整することができる。
【0024】従って、親ドア1を室外側等に建付調整を
行った場合であっても、この建付調整に追随して、ネジ
13の取付位置を調整して樹脂製ホルダー8の取付位置
を調整することにより、気密材7の位置を調整できるた
め、光漏れ又は気密を容易に確保でき、水や光が下枠6
と親ドアと1の間から浸入するといったことを確実に防
止できる。
【0025】さらに、気密材7は、親ドア1のロック側
にあっては、図4に示すように、スポンジから形成され
たものであってもよく、親ドア1の吊元側にあっては、
図5に示すように、ヒレ成形されたものであってもよ
い。
【0026】(第2実施の形態)図8及び図9を参照し
て第2実施の形態について説明する。
【0027】図8は、本発明の第2実施の形態に係る建
築用親子ドアの子ドア召合框の斜視図であり、図9は、
図8に示す樹脂製ホルダーの平面図である。
【0028】この第2実施の形態では、子ドア14の召
合框15の下部に、気密材16を包持するための樹脂製
ホルダー17が取付けてある。すなわち、この樹脂製ホ
ルダー17は、図9にも示すように、基部18と、この
基部18から突出した突出片19とかなっており、基部
18には、子ドア召合框15を囲うように複数の気密材
16が取付けてあり、突出片19は、ネジ20により子
ドア召合框15に取付けられるようになっている。この
ネジ20による突出片19の取付位置を調整することに
より、樹脂製ホルダー17の位置を例えば上下に±3m
m、室外側に5mm調整することができ、子ドア召合框
15の建付調整を行った場合であっても、この建付調整
に追随して、樹脂製ホルダー17の取付位置を調整する
ことにより、気密材の位置を調整できるため、光漏れ又
は気密を容易に確保でき、水や光が下枠とドアとの間か
ら浸入するといったことを確実に防止できる。
【0029】また、突出片19の下端には、小気密材2
1が取付けてあり、光漏れ又は等を防止するようになっ
ている。
【0030】(第3実施の形態)図10及び図11を参
照して第3実施の形態について説明する。
【0031】図10(a)は、本発明の第3実施の形態
に係る建築用親子ドアの縦断面図であり、図10(b)
は、(a)に示す建築用親子ドアの平面断面図であり、
図11(a)は、本発明の第3実施の形態に対応する従
来に係る建築用親子ドアの縦断面図であり、図11
(b)は、同図(a)に示す建築用親子ドアの平面断面
図である。
【0032】先ず、図11を参照して、第3実施の形態
に対応する従来を説明する。図11(b)に示すよう
に、親ドア1を閉じた際に、親ドア1が子ドア14の子
ドア召合框15に嵌合するようになっている。図11
(a)にも示すように、この子ドア召合框15に、樹脂
製ホルダー22が取付けてあり、この樹脂製ホルダー2
2に、気密材16が包持されている。しかし、この図1
1の従来の構成にあっては、子ドア召合框15下端と下
枠との間に、空間部Aが形成されるといったことがあ
る。そのため、図11(b)に示すように、ボトムタイ
ト材5が気密材16に適切に当接していない場合には、
図11(b)に矢印で示すように、外部から光が空間部
Aを介し、ボトムタイト材5と気密材16との間を通っ
て屋内に浸入するといったことがあった。
【0033】これに対して、第3実施の形態では、図1
0に示すように、子ドア14の召合框15の下部に、気
密材16を包持するための樹脂製ホルダー23が取付け
てある。すなわち、この樹脂製ホルダー23は、基部2
4と、この基部24から子ドア召合框15の縦壁の内方
に延びる突出片25とからなっている。この突出片25
は、ネジ26により子ドア召合框15の縦壁に固定して
いる。この突出片25の下側に、下枠6に当接する小気
密材27を設け、図11に示した空間部Aを閉塞してい
る。
【0034】従って、親ドア1の下端のボトムタイト材
5が気密材16に適切に当接しないような場合に、外部
から光が如何なる角度で入射したとしても、10図に示
す小気密材27により図11に示すように従来生じてい
た空間部Aが閉塞されているため、下枠6と親ドア1下
端との間から光が屋内に漏れるといったことを確実に防
止できる。
【0035】(第4実施の形態)図12乃至図17を参
照して第4実施の形態について説明する。
【0036】図12は、本発明の第4実施の形態に係る
建築用親子ドアの平面断面図であり、図13は、図12
に示した気密材の斜視図であり、図14は、図12に示
した建築用親子ドアの縦断面図であり、図15は、図1
2に示した建築用親子ドアの作用図であり、図16は、
本発明の第4実施の形態に対応する従来に係る建築用親
子ドアの平面断面図であり、図17(a)(b)(c)
は、図16に示す建築用親子ドアの作用図である。
【0037】先ず、図16及び図17を参照して、第4
実施の形態に対応する従来を説明する。図16に示すよ
うに、親ドア1を閉じた際に、親ドア1が子ドア14の
子ドア召合框15に嵌合し、図17(a)に基準状態を
示すように、親ドア1の下端のボトムタイト材5が、子
ドア召合框15に樹脂製ホルダー22を介して設けられ
た気密材16に当接し、水や光の浸入を防止するように
なっている。しかし、図17(b)に示すように、親ド
ア1の気密材16への当たりが強い場合には、気密材1
6が持ち上げられ、隙間Bが形成され、水が光の浸入の
虞れがあった。また、同様に、図17(c)に示すよう
に、下枠と親ドア1との間のちり(h)が狭い場合に
も、気密材16が持ち上げられ、隙間Bが形成され、水
が光の浸入の虞れがあった。
【0038】これに対して、第4実施の形態では、図1
2乃至図14に示すように、気密材16の親ドア側の面
に、横方向及び上下方向に段落ちさせた段差28a,2
8bが形成してある。これにより、親ドア1を閉じた
際、段差28a,28bには、親ドア1が当接しないよ
うになっている。また、段差28bは、気密材16の本
体16a側とは切れ目により切り離されており、本体1
6aが持ち上げられても、段差28bは持ち上げられな
いようになっている。
【0039】従って、図15に示すように、親ドア1の
気密材16の本体6aへの当たりが強い場合、下枠と親
ドア1との間のちり(h)が狭い場合に、気密材16の
本体16aが持ち上げられたとしても、段差28a,2
8bの部分は、親ドア1に当接せず、持ち上がらないた
め、下枠と親ドア1との間に隙間Bができるといったこ
とがなく、水や光が下枠とドアとの間から浸入するとい
ったことを確実に防止できる。
【0040】(第5実施の形態)図18及び図19を参
照して第5実施の形態について説明する。
【0041】図18は、本発明の第5実施の形態に係る
建築用親子ドアの平面断面図であり、図19は、本発明
の第5実施の形態に対応する従来に係る建築用親子ドア
の平面断面図である。
【0042】先ず、図19を参照して、第5実施の形態
に対応する従来を説明する。親ドア1を閉じた際に、親
ドア1が子ドア14の子ドア召合框15に嵌合し、親ド
ア1の下端のボトムタイト材5が、子ドア召合框15に
設けられた気密材16に当接し、水や光の浸入を防止す
るようになっている。このボトムタイト材5は、親ドア
のホロー部30内に収納してあり、縦壁29に当接して
あったため、ボトムタイト材5の端部は、ドア幅より
(e)だけ、例えば6〜7mmだけ下がった位置に設置
している。しかし、この場合には、気密材16とボトム
タイト材5とのラップ量(f)が非常に少なく、特に、
ロックちりが大きくなったような場合には、光漏れ又は
を発生するといったことがあった。
【0043】これに対して、第5実施の形態では、図1
8に示すように、親ドア1のホロー部30の縦壁29
に、切欠き31を形成し、この切欠き31を通してボト
ムタイト材5を子ドア14に向けて可能な限り延出して
いる。そのため、このボトムタイト材5と気密材16と
のラップ量(f)を非常に多くすることができ、ロック
ちりが大きくなっても、下枠と親ドアとの間から光が漏
れるといったことを確実に防止できる。
【0044】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、気密材を保持する樹脂製ホルダーを縦枠
の下部に新たに設け、この樹脂製ホルダーの取付位置を
調整自在にしているため、親ドアを室外側等に建付調整
を行った場合であっても、この建付調整に追随して、樹
脂製ホルダーの取付位置を調整することにより、気密材
の位置を調整できるため、光漏れ又は気密を容易に確保
でき、ドア下部の気密構造を形成でき、水や光が下枠と
ドアとの間から浸入するといったことを確実に防止でき
る。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、気密材を
保持する樹脂製ホルダーを子ドア召合框の下部に新たに
設け、この樹脂製ホルダーの取付位置を調整自在にして
いるため、親ドアを室外側等に建付調整を行った場合で
あっても、この建付調整に追随して、樹脂製ホルダーの
取付位置を調整することにより、気密材の位置を調整で
きるため、光漏れ又は気密を容易に確保でき、ドア下部
の気密構造を形成でき、水や光が下枠とドアとの間から
浸入するといったことを確実に防止できる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、子ドア召
合框の縦壁の内方に延びる樹脂製ホルダーの突出片を設
け、この突出片の下側に、下枠に当接する小気密材を設
けているため、親ドア下端のボトムタイト材が気密材に
適切に当接しないような場合であっても、下枠とドアと
の間から光が漏れるといったことを確実に防止できる。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、気密材
に、親ドアを閉じた際に親ドアが当接しないような段差
を形成しているので、水や光が下枠とドアとの間から浸
入するといったことを確実に防止できる。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、親ドアの
ホロー部の縦壁を切欠き、この切欠いた縦壁を介してボ
トムタイト材を延出しているため、このボトムタイト材
と気密材とのラップ量を多くすることができ、下枠とド
アとの間から光が漏れるといったことを確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る建築用親子ドア
の要部の斜視図である。
【図2】図1に示す建築用親子ドアの要部の斜視図であ
る。
【図3】図1に示す樹脂ホルダーの斜視図である。
【図4】図1に示す気密材の斜視図である。
【図5】変形例に係る気密材の斜視図である。
【図6】第1実施の形態に対応する従来の建築用親子ド
アの斜視図である。
【図7】図6の平面断面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る建築用親子ドア
の子ドア召合框の斜視図である。
【図9】図8に示す樹脂製ホルダーの平面図である。
【図10】図10(a)は、本発明の第3実施の形態に
係る建築用親子ドアの縦断面図であり、図10(b)
は、(a)に示す建築用親子ドアの平面断面図である。
【図11】図11(a)は、本発明の第3実施の形態に
対応する従来に係る建築用親子ドアの縦断面図であり、
図11(b)は、(a)に示す建築用親子ドアの平面断
面図である。
【図12】本発明の第4実施の形態に係る建築用親子ド
アの平面断面図である。
【図13】図12に示した気密材の斜視図である。
【図14】図12に示した建築用親子ドアの縦断面図で
ある。
【図15】図12に示した建築用親子ドアの作用図であ
る。
【図16】本発明の第4実施の形態に対応する従来に係
る建築用親子ドアの平面断面図である。
【図17】図17(a)(b)(c)は、図16に示す
建築用親子ドアの作用図である。
【図18】本発明の第5実施の形態に係る建築用親子ド
アの平面断面図である。
【図19】本発明の第5実施の形態に対応する従来に係
る建築用親子ドアの平面断面図である。
【符号の説明】
1 親ドア 3 縦枠 5 ボトムタイト材 6 下枠 7 気密材 8 樹脂製ホルダー 14 子ドア 15 子ドア召合框 16 気密材 17 樹脂製ホルダー 23 樹脂製ホルダー 25 突出片 27 小気密材 28a,28b 段差 29 縦壁 30 ホロー部 31 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア本体の下端には、ボトムタイト材が設
    けてあると共に、縦枠と下枠とのコーナー部には、気密
    材が設けてあり、ドアを閉じた際には、ドア本体の下端
    では、前記ボトムタイト材が下枠に当接すると共に、前
    記コーナー部では、前記ボトムタイト材が前記気密材に
    当接するようにした建築用ドアにおいて、 前記気密材を保持する樹脂製ホルダーを縦枠の下部に取
    付け、この樹脂製ホルダーの取付位置を調整自在にした
    ことを特徴とする建築用ドア。
  2. 【請求項2】親ドア本体の下端には、ボトムタイト材が
    設けてあると共に、子ドア召合框と下枠とのコーナー部
    には、気密材が設けてあり、親ドアを閉じた際には、親
    ドア本体の下端では、前記ボトムタイト材が下枠に当接
    すると共に、前記コーナー部では、前記ボトムタイト材
    が前記気密材に当接するようにした建築用ドアにおい
    て、 前記気密材を保持する樹脂製ホルダーを子ドア召合框の
    下部に取付け、この樹脂製ホルダーの取付位置を調整自
    在にしたことを特徴とする建築用ドア。
  3. 【請求項3】前記樹脂製ホルダーは、子ドア召合框の縦
    壁の内方に延びる突出片を有し、この突出片の下側に、
    下枠に当接する小気密材を設けたことを特徴とする請求
    項2に記載の建築用ドア。
  4. 【請求項4】前記気密材に、親ドアを閉じた際に親ドア
    が当接しないような段差を形成したことを特徴とする請
    求項2に記載の建築用ドア。
  5. 【請求項5】親ドアのホロー部の縦壁を切欠き、この切
    欠いた縦壁を介して前記ボトムタイト材を延出したこと
    を特徴とする請求項2に記載の建築用ドア。
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