JPWO2019163342A1 - ヒンジ - Google Patents

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    • E05D3/00Hinges with pins
    • E05D3/06Hinges with pins with two or more pins

Abstract

目隠しカバーに対して横方向から過大な力が加わってもアームの変形を防止することができるヒンジを提案する。本発明のヒンジにおいて、目隠しカバー(18)は、第一ベースフレーム(1)及び第二ベースフレーム(2)の少なくとも一方の表面に被さる基部壁(18a)と、基部壁(18a)の外縁部に設けられるとともに先端部に係合部(18d)を備えるアーム(18c)と、基部壁(18a)の外縁部に設けられる側壁(18b)とを有し、第一ベースフレーム(1)及び第二ベースフレーム(2)の少なくとも一方は、係合部(18d)に係合して目隠しカバー(18)を保持する係合受け部(1b、2b)と、目隠しカバー(18)を保持した状態において側壁(18b)が嵌まる段差部(1c、2c)とを有する。

Description

本発明は、家具や建築物等の枠に対して扉を回転可能に支持するヒンジに関する。
家具や建築物等に設けられる枠とこの枠に対して回転可能な扉との間に設けられるヒンジとして、従来、特許文献1の如きものが知られている。この種のヒンジは、図8に示すように、第一ベースフレーム101、第二ベースフレーム102、及び第一ベースフレーム101と第二ベースフレーム102とを回転可能に連結するヒンジ機構部103とを備えている。そして、例えば第一ベースフレーム101を扉に取り付けるとともに第二ベースフレーム102を枠に取り付けることによって、扉は枠に対して回転可能に支持される。ここで、第一ベースフレーム101や第二ベースフレーム102は、扉や枠に設けた彫り込みに埋め込まれ、ねじ穴104、105に不図示のねじを挿通させて締め込むことによって扉や枠に固定される。
また一般にこの種のヒンジには、枠に対して扉の位置を微調整することができる機構が用いられている。図8のヒンジは、枠に対して扉の位置を左右、上下、前後方向に動かすことが可能な位置調整部106、107、108を備えている。位置調整部106、107、108には、扉の位置を調整する際に使用されるねじ109、110、111が設けられている。
更にこの種のヒンジには、これらのねじを覆い隠して見栄え良くするものとして、第一ベースフレーム101や第二ベースフレーム102に装着される目隠しカバー112も設けられている。
図8(b)、(c)に示すように目隠しカバー112は、第一ベースフレーム101等の表面に被さって上述したねじを覆い隠す板状の基部壁113と、基部壁113から突出するとともに先端部に爪状の係合部114を有するアーム115とを備えている。また第一ベースフレーム101と第二ベースフレーム102は、係合部114に対応する段状の係合受け部116を備えている。そして係合部114が係合受け部116に係合することで、目隠しカバー112は第一ベースフレーム101等に保持される。
特許第6058157号公報
ところで、この種のヒンジを扉や枠に取り付ける前において、第一ベースフレーム101等に装着した目隠しカバー112に対して横方向(第一ベースフレーム101等の短手方向)から過大な力が加わると、アーム115が過剰に撓んで変形してしまうおそれがある。
このような問題を解決するべく、本発明は、目隠しカバーに対して横方向から過大な力が加わってもアームの変形を防止することができるヒンジを提供することを目的とする。
本発明のヒンジは、扉及び枠の何れか一方に取り付け可能な第一ベースフレームと、前記扉及び前記枠の何れか他方に取り付け可能な第二ベースフレームと、前記第一ベースフレームと前記第二ベースフレームとを回転可能に連結するヒンジ機構部と、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方に装着される目隠しカバーと、を備え、前記目隠しカバーは、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方の表面に被さる基部壁と、該基部壁の外縁部に設けられるとともに先端部に係合部を備えるアームと、該基部壁の外縁部に設けられる側壁とを有し、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記係合部に係合して前記目隠しカバーを保持する係合受け部と、前記目隠しカバーを保持した状態において前記側壁が嵌まる段差部とを有する。
このようなヒンジにおいて、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記段差部の外側側面から突出する凸部を有し、前記側壁は、前記凸部に対応する凹部を有するとともに、該側壁の内側側面が前記段差部の外側側面に対して当接する又は近接するように設けられることが好ましい。
なお、本明細書等において「当接」するとは、2つの部位同士が当たって接している状態をいい、「近接」とは、2つの部位は当たってはいないが僅かな隙間を持って互いに近くに位置していることをいう。
またこのようなヒンジにおいて、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記段差部の外側側面から突出する凸部を有し、前記側壁は、該側壁の内側側面が前記凸部の外側側面に対して当接する又は近接するように設けられることが好ましい。
またこのようなヒンジにおいて、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記扉及び前記枠の少なくとも一方に設けられた彫り込みに埋め込まれて取り付けられるものであり、前記目隠しカバーは、前記側壁の外側側面が前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの外側側面に揃うものであることが好ましい。
本発明のヒンジでは、目隠しカバーを第一ベースフレーム等に装着した際、目隠しカバーの側壁が第一ベースフレーム等の段差部に嵌まっているため、目隠しカバーに対して横方向から過大な力が加わっても、第一ベースフレーム等に対して目隠しカバーが大きく移動することがない。すなわちアームが過剰に撓むことがないため、アームの変形を防止することができる。
本発明に従うヒンジの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すヒンジに関し、図2(a)は正面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿う断面図である。 図1に示すヒンジに関し、図3(a)は部分拡大斜視図であり、図3(b)は目隠しカバーの裏面からの斜視図である。 図1に示すヒンジに関し、図4(a)は第一ベースフレームの部分拡大正面図であり、図4(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図4(a)のB−B線、C−C線、D−D線に沿う断面図である。 目隠しカバーの変形例であって、図5(a)は裏面からの斜視図であり、図5(b)は背面図である。 図5の目隠しカバーを第一ベースフレームに装着した状態であって、図6(a)は部分拡大正面図であり、図6(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図6(a)のE−E線、F−F線、G−G線に沿う断面図である。 目隠しカバーの係合部、及び第一ベースフレーム等の係合受け部の変形例を示した部分拡大断面図である。 従来のヒンジに関し、図8(a)は斜視図であり、図8(b)、(c)はそれぞれ、図8(a)のH−H線、I−I線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明に従うヒンジの一実施形態について説明する。本実施形態のヒンジは、家具や建築物等の枠に対して扉を水平方向に開閉するのに使用されるものであって、扉を閉じた際には扉と枠の内部に隠れる、いわゆる隠し丁番である。なお、以下の説明における「上下方向」、「左右方向」、「前後方向」は、水平方向に開閉するように枠に取り付けた扉に対し、これを正面から見たときの「上下方向」(図1参照)、「左右方向」、「前後方向」(図2(b)参照)である。
図1に示すように本実施形態のヒンジは、扉及び枠の何れか一方に取り付け可能な第一ベースフレーム1と、扉及び枠の何れか他方に取り付け可能な第二ベースフレーム2とを備えている。なお以下の説明においては、図2(b)に示すように、第一ベースフレーム1は扉に取り付けられ、第二ベースフレーム2は枠に取り付けられるものとして説明する。第一ベースフレーム1と第二ベースフレーム2は、それぞれ4個のねじ穴1a、2aを備えていて、扉や枠に設けた彫り込みに対して埋め込まれた状態で、不図示のねじをこれらのねじ穴1a、2aに挿通させて締め込むことによって扉や枠に固定される。
またヒンジは、第一ベースフレーム1と第二ベースフレーム2とを回転可能に連結するヒンジ機構部3を備えている。本実施形態のヒンジ機構部3は、一般にリンクタイプと称されるものであって、基本的な構成は上述した特許文献1の図13〜図15に示したものと同一である。なお、ヒンジ機構部3の詳細な説明については後述する。
またヒンジは、第一ベースフレーム1に対して左右方向に移動可能であって、扉の位置を左右方向に調整することができる左右位置調整部4と、第二ベースフレーム2に対して上下方向に移動可能であって、扉の位置を上下方向に調整することができる上下位置調整部5を備えている。上下位置調整部5には、この上下位置調整部5に対して前後方向に移動可能であって、扉の位置を前後方向に調整することができる前後位置調整部6が設けられている。
左右位置調整部4は、調整ねじ4aを備えている。この調整ねじ4aは第一ベースフレーム1に螺合していて、調整ねじ4aを回転させると、その回転方向に応じて左右位置調整部4が第一ベースフレーム1に対してせり上がったり、潜ったりするため、扉の位置を左右方向に調整することが可能である。また上下位置調整部5と前後位置調整部6は、それぞれ調整ねじ5a、6aを備えている。この調整ねじ5a、6aは、通常時は締め込まれることによって、第二ベースフレーム2に対して上下位置調整部5を固定し、上下位置調整部5に対して前後位置調整部6を固定しているが、これらを緩めると、扉の位置を左右方向、上下方向に調整することが可能である。
ここで、ヒンジ機構部3について図2を参照しながら詳細に説明する。ヒンジ機構部3は、左右位置調整部4、前後位置調整部6に加え、第一アーム7、第二アーム8、第一リンク9、第二リンク10、及び合計7本の軸11〜17で構成されていて、7本の軸11〜17によって左右位置調整部4等は、全て回り対偶で連結されている。具体的には、左右位置調整部4に対して第一リンク9の基端部が軸11によって連結し、前後位置調整部6に対して第二リンク10の基端部が軸12によって連結している。また、前後位置調整部6に対して第一アーム7の基端部が軸13によって連結し、左右位置調整部4に対して第二アーム8の基端部が軸14によって連結している。そして、第一アーム7と第二アーム8の中間部が軸15によって連結している。更に、第一アーム7の先端部と第一リンク9の先端部が軸16によって連結し、第二アーム8の先端部と第二リンク10の先端部が軸17によって連結している。このようなヒンジ機構部3によって、図2(b)に示すように第一ベースフレーム1が取り付けられた扉は、第二ベースフレーム2を取り付けた枠に対して180°回転することができる。
またヒンジは、図1に示すように、第一ベースフレーム1及び第二ベースフレーム2の少なくとも一方に装着される目隠しカバー18を備えている。本実施形態の目隠しカバー18は、第一ベースフレーム1の上端部及び下端部、並びに第二ベースフレーム2の上端部及び下端部の4箇所に対して個別に装着されるように構成されていて、ねじ穴1a、2aに取り付けられる不図示のねじや、調整ねじ4a、5a、6aを覆い隠すことができる。なお本実施形態の目隠しカバー18は、合成樹脂製である。
ここで、目隠しカバー18の具体的な構成について図1、図3(b)を参照しながら説明する。目隠しカバー18は、第一ベースフレーム1の上端部等の表面に被さってねじ穴1a等を覆い隠す基部壁18aを備えている。本実施形態の基部壁18aは、第一ベースフレーム1の上端部等の形状に合わせて形作られていて、概略矩形状であって一方の短手辺の両角部が円弧状になる形状をなしている。また基部壁18aの裏面外縁部には、概略、他方の短手辺を除いて基部壁18aの外縁部に沿って連続的に設けられるコ字状の側壁18bが設けられている。本実施形態の側壁18bは、図4(c)、(d)に示すように、外側側面が第一ベースフレーム1の外側側面に揃うように(側壁18bの外側側面と第一ベースフレーム1の外側側面が略面一になるように)設けられている。また側壁18bは、連続的に設けられるものに限られず、途中で分断して間欠的に設けられるものでもよい。基部壁18aの外縁部には、アーム18cが設けられていて、アーム18cの先端部には、本実施形態では爪状に形作られた係合部18dが設けられている。本実施形態のアーム18cは、側壁18bにも一体に連結しているが、側壁18bとは分離していてもよい。なおアーム18cは、側壁18bの長手辺側に一対設けられている。また側壁18bの内側側面には、凹部18eが設けられている。凹部18eは、後述する第一ベースフレーム1の凸部に対応して設けられるものであって、本実施形態では合計5個(基部壁18aの長手辺側に各2個、短手辺側に1個)設けられている。
このような目隠しカバー18に対して第一ベースフレーム1と第二ベースフレーム2は、図3(a)、図4に示す構成によって目隠しカバー18を保持することができる。具体的には、第一ベースフレーム1の上端部及び下端部、並びに第二ベースフレーム2の上端部及び下端部には、係合部18dに係合して目隠しカバー18を保持する段状の係合受け部1b、2bが設けられている。係合受け部1b、2bは、第一ベースフレーム1及び第二ベースフレーム2の外側側壁を内側に凹ませるように形成した溝部に設けられている。なお、係合受け部1b、2bが設けられている溝部の深さ及び幅は、アーム18cの厚み及び幅以上に大きくなっていて、目隠しカバー18を装着した際には、アーム18cがこの溝部に収まって、第一ベースフレーム1等の外側側壁から突出しないようにしている。また第一ベースフレーム1の上端部及び下端部、並びに第二ベースフレーム2の上端部及び下端部において、それらの外縁部には、段差部1c、2cが設けられている。段差部1c、2cは、目隠しカバー18を保持した際に側壁18bを嵌めることができる。なお本実施形態においては、上述した係合受け部1b、2bが設けられている溝部の深さと段差部1c、2cの深さが同一になっている(係合受け部1b、2bが設けられている溝部によって、段差部1c、2cが分断されるように形成されている)が、この溝部の深さと段差部1c、2cの深さは相違していてもよい。このような第一ベースフレーム1等に目隠しカバー18を装着した際、図4(c)に示すように側壁18bの内側側面は、段差部1cの外側側面に対して当接する又は近接する状態にある。更に段差部1c、2cは、段差部1c、2cの外側側面から突出する凸部1d、2dを備えている。本実施形態の凸部1d、2dは、第一ベースフレーム1と第二ベースフレーム2の長手辺側に各2個、短手辺側に1個(合計5個)設けられている。また本実施形態の凸部1d、2dは、図4(d)に示すように、凸部1d、2dの外側側面と凹部18eの内側側面との間に僅かな隙間をもって近接するものであるが、両者は当接していてもよい。
このような構成になるヒンジによれば、目隠しカバー18に対して横方向から過大な力が加わっても、目隠しカバー18における側壁18bの内側側面が、第一ベースフレーム1等における段差部1c、2cの外側側面に対して当接するため、第一ベースフレーム1等に対して目隠しカバー18が大きく移動することがない。すなわち、目隠しカバー18のアーム18cが過剰に撓むことがないため、アーム18cの変形を防止することができる。
ところで本実施形態の第一ベースフレーム1と第二ベースフレーム2は、上述した目隠しカバー18に限られず、図5、図6に示す目隠しカバー19を装着することも可能である。本実施形態の目隠しカバー19は、金属製の薄板によって形成されている。また目隠しカバー19は、概略矩形状であって一方の短手辺の両角部が円弧状になる形状をなす基部壁19aと、基本的に他方の短手辺を除いて基部壁19aの外縁部に沿って設けられるコ字状の側壁19bと、側壁19bから突出する一対のアーム19cとを備えている。なお側壁19bは、図6(c)、(d)に示すように、外側側面が第一ベースフレーム1の外側側面に揃うように(側壁19bの外側側面と第一ベースフレーム1の外側側面が略面一になるように)設けられている。また側壁19bは、側壁18bと同様に、連続的に設けられるものに限られず、途中で分断して間欠状に設けられるものでもよい。アーム19cは、対向する他方のアーム19cに近づくように内側に曲げられていて(図6(b)参照)、アーム19cの先端部には、第一ベースフレーム1等の係合受け部1b、2bに係合する係合部19dが設けられている。本実施形態の係合部19dは、半球状に突出するように形作られている。また側壁19bは、上述した側壁18bよりも厚みが薄くなっている。
このような目隠しカバー19を第一ベースフレーム1に装着した際、図6(c)に示すように、側壁19bの内側側面は、段差部1cの外側側面に対しては比較的大きな隙間を持って位置しているが、図6(d)に示すように、凸部1dの外側側面に対しては当接する又は近接する状態にある。このため、第一ベースフレーム1等に装着した目隠しカバー19に対して横方向から過大な力が加わっても、側壁19bの内側側面が、段差部1c、2cの外側側面に対して当接するため、第一ベースフレーム1等に対して目隠しカバー19が大きく移動することがない。従って目隠しカバー19を使用する場合でもアーム19cの変形を防止することができる。
このように本実施形態のヒンジによれば、第一ベースフレーム1及び第二ベースフレーム2は同一であっても、合成樹脂製の目隠しカバー18及び金属製の目隠しカバー19の何れをも装着することが可能であるため、使用者の要望や使用目的に応じて最適な目隠しカバーを使用することができる。また、目隠しカバー18、19は何れも、基部壁18a、19aが第一ベースフレーム1の上端部等の形状に合わせて形作られているとともに、側壁18b、19bの外側側面が第一ベースフレーム1等の外側側面に揃うように設けられている。このため、第一ベースフレーム1等を扉や枠の彫り込みに埋め込んで取り付ける際、何れの目隠しカバー18、19を使用する場合でも彫り込みと目隠しカバー18、19との隙間は変わらないため、彫り込みの大きさを極力小さくして、目隠しカバー18、19と彫り込みとの隙間を狭めることによって、高い意匠性を得ることができる。
以上、本発明について具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明に従うヒンジは上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えばヒンジ機構部3は、上述したリンクタイプのものに限られず、特許文献1の図1等に示されたスライドタイプなど、他の構成となるものでもよい。また本実施形態においては、左右位置調整部4、上下位置調整部5、及び前後位置調整部6を備えているが、これらを省略してもよい。また係合部及び係合受け部も種々の構成が採用可能であって、例えば図7に示すように、目隠しカバー18のアーム18cに設けた貫通孔を係合部18d’とし、第一ベースフレーム1の外側側壁に設けた爪状の突起を係合受け部1d’としてもよい。また図7において、係合部18d’は、アーム18cの内側側面に設けた凹部でもよい。
1:第一ベースフレーム
1b:係合受け部
1c:段差部
1d:凸部
2:第二ベースフレーム
2b:係合受け部
2c:段差部
2d:凸部
3:ヒンジ機構部
18:目隠しカバー
18a:基部壁
18b:側壁
18c:アーム
18d:係合部
18e:凹部
19:目隠しカバー
19a:基部壁
19b:側壁
19c:アーム
19d:係合部

Claims (4)

  1. 扉及び枠の何れか一方に取り付け可能な第一ベースフレームと、
    前記扉及び前記枠の何れか他方に取り付け可能な第二ベースフレームと、
    前記第一ベースフレームと前記第二ベースフレームとを回転可能に連結するヒンジ機構部と、
    前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方に装着される目隠しカバーと、を備えるヒンジであって、
    前記目隠しカバーは、前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方の表面に被さる基部壁と、該基部壁の外縁部に設けられるとともに先端部に係合部を備えるアームと、該基部壁の外縁部に設けられる側壁とを有し、
    前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記係合部に係合して前記目隠しカバーを保持する係合受け部と、前記目隠しカバーを保持した状態において前記側壁が嵌まる段差部とを有するヒンジ。
  2. 前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記段差部の外側側面から突出する凸部を有し、
    前記側壁は、前記凸部に対応する凹部を有するとともに、該側壁の内側側面が前記段差部の外側側面に対して当接する又は近接するように設けられる請求項1に記載のヒンジ。
  3. 前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記段差部の外側側面から突出する凸部を有し、
    前記側壁は、該側壁の内側側面が前記凸部の外側側面に対して当接する又は近接するように設けられる請求項1に記載のヒンジ。
  4. 前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの少なくとも一方は、前記扉及び前記枠の少なくとも一方に設けられた彫り込みに埋め込まれて取り付けられるものであり、
    前記目隠しカバーは、前記側壁の外側側面が前記第一ベースフレーム及び前記第二ベースフレームの外側側面に揃うものである請求項2又は3に記載のヒンジ。
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