JPWO2011010471A1 - コイルアンテナとそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

実施形態によれば、円柱状磁心4と、円柱状磁心4に巻回された巻線5とを具備するコイルアンテナ1が提供される。円柱状磁心4は、軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物からなる円柱状磁性体2と、円柱状磁性体2の表面を覆う絶縁体3とを備える。

Description

本発明の実施形態はコイルアンテナとそれを用いた電子機器に関する。
電波の波長を短縮するために用いられる磁性体や誘電体は、透磁率や誘電率が高いほど効果的である。誘電体セラミック(非磁性材料)を用いた波長短縮は従来から試みられているが、帯域が狭くなるために十分な感度を保ちつつ小型化することは実現されていない。例えば、地上デジタル放送のように100MHz〜1GHzの周波数帯を使用する情報通信においては、外付けアンテナが必要とされる。そこで、この周波数帯の波長を短縮するために、透磁率が高い磁性材料の周りにコイルエレメントを巻回し、電波特性長の短縮効果により小型で受信感度に優れたアンテナが求められている。
また、通信情報の急増に伴って電子通信機器の小型化や軽量化が図られており、このために電子通信機器に搭載される電子部品の小型化や軽量化が望まれている。現在の携帯通信端末で情報伝播に用いられている電波の周波数帯域は100MHz以上の高周波領域である。携帯移動体通信や衛星通信においては、GHz帯の高周波域の電波が使用されている。このため、高周波領域において有用な電子部品が注目されている。
高周波域の電波に対応するために、電子部品にはエネルギー損失や伝送損失が小さく、電気特性長を有効に短縮することが求められている。例えば、携帯通信端末に不可欠なアンテナデバイスでは、受信過程で導体ならびに材料で損失が生じる。この損失は受信感度を落とす原因となる。一方、電子部品に対する小型化や軽量化への要望の高まりに伴って、アンテナデバイスには損失を抑えて受信感度を維持したまま小型化することが要求されている。このため、誘電体セラミックスや磁性体を用いたアンテナデバイスが開発され、小型化や省スペース化を可能としている。
例えば、地上デジタル放送用のコイルアンテナとしては、直方体からなる誘電体(または磁性体)に巻線を施したものが知られている(特許文献1参照)。電波時計用アンテナとしては、直方体の磁性体の周囲を熱収縮チューブで絶縁し、その上に巻線を施したコイルアンテナ(特許文献2参照)や、磁性体粉末を樹脂で固めた直方体のコアの周囲にコイルを巻回したアンテナ(特許文献3参照)が知られている。アンテナ用磁性体粉末に関しては、例えば平均粒径が1μm以下の微細磁性粉末を使用することによって、高周波での透磁率を制御することが知られている(特許文献4参照)。
しかしながら、誘電体セラミックスを用いたアンテナは帯域が狭くなり、必要な帯域内で十分な感度が保てないため、補助的なアンテナデバイスとして用いられているのが現状である。軟磁性粉末を有機結合剤で固めた磁性体を用いたアンテナでは、磁性体の磁気特性から高周波帯域での損失を十分に低減することができない。さらに、直方体の磁性体上にコイルを巻回しているため、コイルの直角に曲がった部分に高周波電流が集中し、また磁性体とコイルとの距離が一定にならないため、受信感度特性を十分に得ることができない。このため、広帯域での受信感度を向上させたコイルアンテナが求められていた。
特開2008−259039公報 特開2005−269234公報 特開2007−060138公報 特開2008−258601公報
本発明の目的は、広帯域での受信感度を向上させたコイルアンテナと、それを用いた電子機器を提供することにある。
実施形態のコイルアンテナは、軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物からなる円柱状磁性体と、前記円柱状磁性体の表面を覆う絶縁体とを備える円柱状磁心と、前記円柱状磁心に巻回された巻線とを具備している。また、実施形態の電子機器は、上記した実施形態のコイルアンテナを具備している。
第1の実施形態のコイルアンテナを示す斜視図である。 第2の実施形態のコイルアンテナを示す斜視図である。 第3の実施形態のコイルアンテナを示す斜視図である。
以下、実施形態のコイルアンテナについて、図面に基づいて説明する。図1は第1の実施形態によるコイルアンテナを示す斜視図、図2は第2の実施形態によるコイルアンテナを示す斜視図、図3は第3の実施形態によるコイルアンテナを示す斜視図である。これらの図において、1はコイルアンテナ、2は円柱状磁性体、3は絶縁体、4は円柱状磁心、5は巻線、6は円柱状ボビン、7は平坦部である。
円柱状磁性体2は軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物からなり、この混合物を円柱状に成形したものである。円柱状磁性体2の表面は絶縁体3で覆われている。円柱状磁心4は円柱状磁性体2とその表面を覆う絶縁体3とを備えている。第1の実施形態によるコイルアンテナ1は、円柱状磁性体2を絶縁体3で覆った円柱状磁心4に巻線5を施したものである。第2の実施形態によるコイルアンテナ1は、さらに円柱状磁心4の外周に装着した円柱状ボビン6を備えている。第2の実施形態によるコイルアンテナ1において、巻線5は円柱状ボビン6の上に巻回されている。
円柱状磁性体2を構成する軟磁性体粉末は、高周波域における透磁率が大きな磁性材料からなることが好ましい。具体的には、軟磁性体粉末は鉄アルミシリコン合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄ニッケルパーマロイ合金(モリブデンパーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジウム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト基アモルフアス合金、鉄基アモルフアス合金、カルボニル鉄、および純鉄から選ばれる少なくとも1種からなることが好ましい。
軟磁性体粉末はその表面を被膜で覆ったコアシェル構造を有するものであってもよい。被膜は窒化物、炭化物、および酸化物から選ばれる少なくとも1種からなることが好ましい。被膜の構成材料としては、Al、Si、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zr、Hf、Zn、Mn、および希土類元素から選ばれる少なくとも1種の金属を含む酸化物、AlN、Si、SiC等が挙げられる。被膜は軟磁性体粉末の表面を直接窒化処理、炭化処理、または酸化処理して形成したものであってもよい。
このように、軟磁性体粉末の表面を被膜で覆うことによって、軟磁性体粉末の劣化を抑制することができる。窒化物、炭化物、酸化物等からなる被膜に代えて、樹脂被膜やNiメッキ膜等の耐食性に優れる金属被膜を適用してもよい。樹脂被膜は、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、セルロース系樹脂、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ABS樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、あるいはそれらの共重合体からなるものが好ましい。
いずれの被膜を用いる場合であっても、被膜の厚さは1nm以上100nm以下の範囲であることが好ましい。特に、軟磁性体粉末の平均粒径が10nm以上100nm未満の微粉末のときには、被膜の厚さは薄いことが好ましく、特に1nm以上7nm以下の範囲であることが好ましい。被膜付きの軟磁性体粉末をコアシェル型軟磁性体粉末と呼ぶ。
軟磁性体粉末の平均粒径は特に限定されるものではないが、10nm以上1μm以下の範囲であることが好ましい。平均粒径が10nm未満の軟磁性体粉末は調製が難しい。軟磁性体粉末の平均粒径が1μmを超えると、アンテナの高周波特性が低下する。コイルアンテナ1を100MHz以上の無線信号アンテナとして用いる場合、軟磁性体粉末の平均粒径は100nm以下が好ましい。コイルアンテナ1を1GHz以上の無線信号アンテナとして用いる場合、軟磁性体粉末の平均粒径は50nm未満が好ましい。
微粉末状の軟磁性体粉末としては、例えばニッケル、コバルト、鉄のシュウ酸塩等の有機酸塩を熱分解して得た微細な酸化物を水素で低温還元して得られたニッケル粉、コバルト粉、鉄粉等や、硫酸第一鉄溶液を中和して得た微細な鉄粉等が挙げられる。他の方法としては、ニッケル、コバルト、鉄等の金属を減圧化で加熱蒸発させ、気相で凝固させてニッケル粉、コバルト粉、鉄粉等を得る方法が挙げられる。これらの方法はニッケル、コバルト、鉄等の微粉末に限らず、それらの合金やさらにAlやSi等の酸化物の標準生成ギブスエネルギーが小さい金属を添加した合金にも適用可能である。
軟磁性体粉末は溶液中で還元した微粉末であってもよく、例えばニッケルやコバルトのアンモニア錯イオンを含む溶液を、高温、高圧中で水素還元して得られるニッケル粉やコバルト粉等が挙げられる。さらに、ニッケルカルボニル(Ni(CO))や鉄カルボニル(Fe(CO))を熱分解して得られたカルボニルニッケル粉やカルボニル鉄粉等であってもよい。平均粒径が100nm未満の粉末は極めて微細であるため、前述した被膜を保護層として設け、軟磁性体粉末の酸化等による劣化を防止することが好ましい。
軟磁性体粉末を結合する有機結合剤は、特に限定されるものではないが、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、セルロース系樹脂、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴムやそれらの共重合体等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマー等が例示される。これらは1種で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
円柱状磁性体2は、上述した軟磁性体粉体と有機結合剤との混合物を円柱状に成形したものである。円柱状磁性体2は硬化させた状態でもよいし、柔軟性のある状態でもよい。有機結合剤として熱硬化性樹脂を使用した場合、軟磁性体粉体と有機結合剤との混合物を円柱状に成形した後に熱処理を施すことによって、硬化させた円柱状磁性体2とすることができる。有機結合剤としてゴム系の材料を使用した場合、柔軟性を有する円柱状磁性体2とすることができる。円柱状磁性体2は真円体が好ましいが、楕円体でもよい。
円柱状磁心4は、絶縁体3で覆われた円柱状磁性体2を備えている。円柱状磁心4のサイズは特に限定されるものではないが、直径が1〜5mm、長さが10〜100mm程度であることが好ましい。このサイズより小さいとアンテナ特性が不十分となるおそれがあり、これより大きいとアンテナが大きすぎて小型化や薄型化に適さない。絶縁体3としては、例えば絶縁チューブが用いられる。絶縁体3は少なくとも一部に熱収縮性樹脂や熱収縮チューブを用いることが好ましい。絶縁体3は全てが熱収縮性樹脂や熱収縮チューブで形成されていることが好ましく、これにより絶縁体3の厚さを一定にすることができる。
円柱状磁性体2を保護する絶縁体3には、ポリテトラフルオロエチレン、ポリオレフィン、フッ素エラストマー、ノンハロゲン樹脂、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、シリコーンゴム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリエステル等が用いられる。絶縁体3は絶縁性および耐候性に優れた材料で形成することが好ましい。絶縁体3は、少なくとも巻線を施す部分に形成される。
熱収縮チューブの材質としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)、ペルフルオロエチレン−ペルフルオロプロピレン共重合体、ポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンエラストマー、およびシリコーンゴムから選ばれる少なくとも1種が挙げられる。熱収縮チューブは60〜180℃の温度で熱収縮するものが好ましい。熱収縮チューブの熱収縮温度が60℃未満であると取扱いが難しく、180℃を超えると軟磁性体粉末や有機結合剤に悪影響を及ぼすおそれがある。
熱収縮性樹脂を用いる場合には、熱収縮性樹脂を円柱状磁性体2の表面に塗布した後、熱処理して熱収縮性樹脂の塗布層を熱収縮させる。熱収縮チューブを用いる場合には、熱収縮チューブに円柱状磁性体2を挿入した後、熱処理して熱収縮チューブを熱収縮させる。熱収縮性樹脂や熱収縮チューブは絶縁体3として用いられるものであるが、これらとは別途に円柱状磁性体2の表面に絶縁樹脂を塗布し、その上に熱収縮チューブを被せてもよい。このような場合においても、熱収縮チューブを熱処理して収縮させることによって、円柱状磁性体2と絶縁体3とを一体化することができる。
絶縁チューブ等からなる絶縁体3の厚さは特に限定されるものではないが、0.05mm以上あることが好ましい。絶縁体3の厚さが0.05mm未満であると、均一な絶縁膜を形成することが難しい。均一な絶縁膜を形成しやすくする上で、絶縁体3の厚さは0.2mm以上が好ましい。絶縁体3の厚さの上限は特に限定されないが、0.85mm以下であることが好ましい。絶縁体3の厚さが0.85mmを超えると円柱状磁性体2と巻線5との距離が離れすぎてしまうため、コイルアンテナ1のアンテナ特性が低下するおそれがある。熱収縮樹脂や熱収縮チューブ等の熱収縮性の材料を用いた場合、絶縁体3の厚さは熱収縮後の厚さを示すものとする。
絶縁チューブは熱収縮性能を持たない材料で形成することも可能である。このような場合には、絶縁チューブの内径と円柱状磁性体2の外径のサイズを合わせた上で、円柱状磁性体2を絶縁チューブに挿入する。円柱状磁性体2と絶縁チューブとの間に隙間が生じる場合には、必要に応じて隙間に樹脂を充填することも有効である。
円柱状磁心4には巻線5が施されており、これらによりコイルアンテナ1が構成されている。第1の実施形態によるコイルアンテナ1は、円柱状磁性体2の表面を絶縁チューブ等による絶縁体3で覆った後、絶縁体3上に巻線5を形成したものである。第2の実施形態によるコイルアンテナ1は、円柱状磁心4を円柱状ボビン5に挿入した後、ボビン5上に巻線5を形成したものである。この場合、円柱状磁性体2を円柱状ボビン5に挿入することによって、コイルアンテナ1を構成することも可能である。
巻線5としては、金属線や金属箔等を用いることができる。巻線5はその表面に絶縁被膜を有するものであってもよい。巻線5のサイズは任意であるが、直径1mm以下の金属線、あるいは幅が2mm以下で厚さが0.5mm以下の金属箔が好ましい。巻線5のサイズが上記値を超えると、円柱状磁心4に巻回するときに巻線5のスプリングバックが大きくなり、円柱状磁心4と巻線5との距離を一定に保ちにくくなる。このような場合には、巻線後に樹脂コーティングを施すことが有効である。
円柱状ボビン5は円柱状磁心4が挿入する円柱状の空洞部を有する。また、円柱状ボビン5の外形に関しても、円柱状磁心4と同様な円柱状であることが好ましい。円柱状ボビン5の形成材料としては、液晶ポリマー(LCP)やABS樹脂等の絶縁樹脂(工業用プラスチック)を用いることが好ましい。円柱状ボビン5の肉厚は0.1〜0.5mmの範囲であることが好ましい。円柱状ボビン5の肉厚が0.1mm未満であると、ボビン5の強度が不十分になりやすく、0.5mmを超えると円柱状磁心2と巻線5との距離が離れすぎてしまうために好ましくない。
巻線5の先端を固定する必要がある場合には、円柱状磁心4の端部に平面部7を設け、巻線5の先端部を平面部7に固定するようにしてもよい。図3は端部に平面部7を設けた円柱状磁心4の一例を示している。図示しないが、円柱状磁心4の長手方向(円周面)に直接平坦部を設けてもよい。このような平面部を設ける場合には、円柱状磁心4の長さの10%以下となるように形成することが好ましい。
この実施形態のコイルアンテナ1は、巻線5を施す部分が円柱状であるため、磁性体2と巻線5との距離を略一定とすることができる。従来のコイルアンテナのように、磁性体が直方体であると直方体の角部と平面部とで磁性体と巻線との距離に違いが生じるため、コイル部分で電磁界集中が発生して渦電流による損失が発生する。その結果、アンテナ特性が低下する。円柱状磁性体2を用いることによって、磁性体2と巻線5との距離を略一定に保つことができるため、コイル部分での渦電流の発生を抑制することができる。具体的には、磁性体2の中心軸と巻線5との距離の最大値と最小値との差を0.25mm以下にすることができる。これによって、アンテナ特性を向上させることが可能となる。
上述したコイルアンテナ1によれば、アンテナ特性、特に電気特性長の短縮効果を高めることができるため、例えば100MHz以上の無線信号アンテナに適用することが可能となる。周波数の上限は磁性体の特性にもよるが、磁性体の透磁率が高ければ3GHz程度まで有効である。透磁率が3GHz程度まで有効な磁性体としては、前述した鉄アルミシリコン合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄ニッケルパーマロイ合金(モリブデンパーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジウム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト基アモルフアス合金、鉄基アモルフアス合金、カルボニル鉄、純鉄等が挙げられる。
この実施形態のコイルアンテナ1は、様々な通信機能を有する電子機器に適用可能であり、アンテナの小型・薄型化やアンテナ特性の向上を実現することができる。特に、100MHz以上の高周波領域で有効であるため、コイルアンテナ1は無線LAN用電子機器、地上デジタル放送用電子機器、携帯電話等の携帯通信用電子機器のアンテナに好適である。このような電子機器にコイルアンテナ1を搭載することによって、受信特性やそれに基づく電子機器の特性を向上させることが可能となる。
さらに、コイルアンテナ1は軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物をベース材料としているため、柔軟性のあるコイルアンテナ1を提供することができる。このため、電子機器でアンテナを折り曲げて内蔵しなければならないような場合であっても、破損等の不具合の発生を抑制することができる。また、折り曲げた場合であっても円柱状磁心4と巻線5との距離が大きく変わらないため、アンテナ特性を良好に保つことができる。
次に、この実施形態のコイルアンテナ1の製造方法について説明する。コイルアンテナ1の製造方法は特に限定されるものではないが、効率よく得るための方法として以下の方法が挙げられる。まず、軟磁性体粉末を用意する。軟磁性体粉末の材質や粒径は求める特性に応じて適宜選択される。軟磁性体粉末を有機結合剤と混合する。軟磁性体粉末と有機結合剤との混合割合は、体積比で[軟磁性体粉末/(軟磁性体粉末+有機結合剤)]×100(%)を30〜70%の範囲とすることが好ましい。これによって、軟磁性体粉末の磁気特性を生かしつつ、強度が強く取扱い性に優れる成形体を得ることができる。
次に、軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物を円柱状に成形して円柱状磁性体2を調製する。成形方法としては、金型成形や押出成形が生産性に優れることから好ましい。押出成形の場合には、成形体を必要なサイズに切断する。また、有機結合剤が熱硬化性樹脂であれば、熱処理(キュア)して成形体を固化する。いずれの有機結合剤の場合も十分に固化させてから次の工程に移る。また必要に応じて、円柱状磁性体2の表面に樹脂被覆を施して、円柱状磁性体2の強度を向上させてもよい。
次いで、円柱状磁性体2の表面を絶縁体3で覆うことによって、円柱状磁性体2を絶縁する。絶縁体3として熱収縮チューブを用いる場合には、予め所定の長さに切断した熱収縮チューブを用意しておき、チューブ中に円柱状磁性体2を挿入する。この後、熱処理を施してチューブを熱収縮させることによって、円柱状磁心4を作製する。熱収縮チューブは熱収縮後に円柱状磁性体2の先端部が剥き出しにならないような長さを有することが好ましい。絶縁体3として熱収縮性能を持たない樹脂チューブを用いる場合には、チューブに円柱状磁性体2を挿入する。隙間が形成される場合には、別途樹脂を充填してもよい。
第1の実施形態によるコイルアンテナ1においては、円柱状磁心4に巻線5を巻回する。第2の実施形態によるコイルアンテナ1においては、例えば予め巻線5を施したボビン6に、円柱状磁心4を挿入する。巻線5の先端部を止める必要があるとき、第1の実施形態によるコイルアンテナ1では、例えば円柱状磁心4の端部に設けた平面部7を固定部として使用する。第2の実施形態によるコイルアンテナ1であれば、ボビン6の端部に平面部を設けておき、そのような平面部を固定部として使用する。固定方法は特に限定されず、接着や溶接等が適用される。また、円柱状磁心4や円柱状ボビン6に巻線5を形成した後に、コイルアンテナ1全体に樹脂被覆を施して強度を向上させてもよい。
次に、実施例とその評価結果について述べる。
(実施例1)
高周波誘導熱プラズマ装置のチャンバ内に、プラズマ発生用ガスとしてアルゴンを40L/分で導入してプラズマを発生させた。このチャンバ内のプラズマに、平均粒径が10μmのFe粉末と平均粒径が3μmのAl粉末とを、FeとAlとの比率が質量比で20:1になるようにアルゴン(キャリアガス)と共に3L/分で噴射した。同時に、チャンバ内に炭素被覆の原料としてアセチレンガスをキャリアガスと共に導入した。このようにして、FeAl合金粒子を炭素で被覆したナノ粒子を得た。
炭素で被覆したFeAl合金のナノ粒子を500mL/分の水素フロー下で、600℃にて還元処理し、室温まで冷却した後、酸素を0.1体積%含むアルゴン雰囲気中に取り出して酸化することによって、コアシェル型軟磁性体粉末を製造した。得られたコアシェル型軟磁性体粉末は、コアである軟磁性体粉末の平均粒径が32nmで、酸化物被膜の厚さが4nmの構造を有していた。
コアシェル型軟磁性体粉末とポリビニルブチラール樹脂(有機結合剤)とを体積比で60:40の割合で混合し、この混合物を粉体プレスにより直径2mm×40mmの円柱状に成形した後、キュア処理して樹脂を固化させた。この円柱状磁性体にエポキシ樹脂を塗布した後、PTFE製熱収縮チューブ(内径2.41mm×外径3.01mm)に挿入し、120℃×60分の条件で熱処理することによって、直径3.01mm×40mmの円柱状磁心を作製した。この磁心に直径0.5mmのポリウレタン線を巻回(直巻き/15ターン程度)してコイルアンテナとした。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(実施例2)
絶縁チューブをPFA製熱収縮チューブに代える以外は、実施例1と同様にしてコイルアンテナを作製した。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(実施例3)
実施例1で作製した円柱状磁性体を、液晶ポリマー製ボビン(肉厚0.2mm)に挿入した後、ボビン上に巻線を施してコイルアンテナを作製した。なお、巻線の種類やターン数は実施例1と同一とした。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(実施例4)
高周波誘導熱プラズマ装置のチャンバ内に、プラズマ発生用ガスとしてアルゴンを40L/分で導入してプラズマを発生させた。このチャンバ内のプラズマに、平均粒径が10μmのFe粉末と平均粒径が10μmのCo粉末と平均粒径が3μmのAl粉末とを、FeとCoとAlとの比率が質量比で70:30:10になるようにアルゴン(キャリアガス)と共に3L/分で噴射した。同時に、チャンバ内に炭素被覆の原料としてアセチレンガスをキャリアガスと共に導入した。このようにして、FeCoAl合金粒子を炭素で被覆したナノ粒子を得た。
炭素で被覆したFeCoAl合金のナノ粒子を500mL/分の水素フロー下で、650℃にて還元処理し、室温まで冷却した後、酸素を0.1体積%含むアルゴン雰囲気中に取り出して酸化することによって、コアシェル型軟磁性体粉末を製造した。得られたコアシェル型軟磁性体粉末は、コアである軟磁性体粉末の平均粒径が18nmで、酸化物被膜の厚さが2.5nmの構造を有していた。軟磁性体粉末はFe−Co−Al−Cで構成されており、酸化物被膜はFe−Co−Al−Oで構成されていた。
コアシェル型軟磁性体粉末とポリビニルブチラール樹脂(有機結合剤)とを体積比で40:60の割合で混合し、この混合物を粉体プレスにより直径2mm×40mmの円柱状に成形した後、キュア処理して樹脂を固化させた。この円柱状磁性体にエポキシ樹脂を塗布した後、120℃で熱処理することによって、直径2.1mm×長さ40mmの円柱状磁心を作製した。この磁心に幅1mm×厚さ0.2mmの金属箔状Cu線を巻回(12ターン程度)してコイルアンテナとした。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(実施例5、6)
PTFE製熱収縮チューブ(実施例5、6)を用いて、実施例4と同様なコイルアンテナを作製した。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(実施例7)
実施例4で作製した円柱状磁性体を、液晶ポリマー製ボビン(肉厚0.2mm)に挿入した後、ボビン上に巻線を施してコイルアンテナを作製した。なお、巻線の種類やターン数は実施例4と同一とした。コイルアンテナの構成を表1に示す。
(比較例1)
実施例1における円柱状磁性体の形状を高さ2mm×長さ40mmの直方体とし、この直方体状磁性体に巻線を施してコイルアンテナを作製した。なお、巻線の種類やターン数は実施例1と同一とした。
(比較例2)
比較例1の直方体状磁性体を熱収縮チューブに挿入し、これに熱収縮処理を施した後に巻線を施してコイルアンテナを作製した。巻線処理は比較例1と同様とした。
(比較例3)
実施例1の円柱状磁性体を絶縁チューブで覆うことなく、円柱状磁性体に直接巻線処理を施してコイルアンテナを作製した。巻線処理は実施例1と同様とした。
(比較例4)
実施例1の円柱状磁性体を絶縁シート(フィルム)で覆った後に、巻線処理を施してコイルアンテナを作製した。巻線処理は実施例1と同様とした。
実施例1〜7および比較例1〜4に係るコイルアンテナについて、円柱状磁心の表面とコイル(巻線)との間の平均距離と、円柱状磁心の中心軸とコイル(巻線)との間の距離の最大値と最小値との差を測定した。さらに、各コイルアンテナのアンテナ特性として放射効率を測定した。これらの結果を表2に示す。放射効率はダイポールアンテナと比較した値(単位:dB)として示している。
ダイポールアンテナとしては、同軸ケーブルの中心線(中心導体)と網線(外部導体)を、それぞれ長さ15cmの銅線(直径2mm)で引き出して、全長30cmの長さにしたものを用いた。引き出した銅線をアンテナ素子(エレメント)と呼ぶ。空間中に電界があると、アンテナ素子の両端に電位差が生じ、電波が同軸ケーブルの中に流れていくことになる。アンテナ素子を15cm×2本で全長30cmとしたのは、受信したい電波を500MHzに設定し、波長500MHzの半分(λ/2)の値に基づく。アンテナ素子の全長は、アンテナ全長=λ/2=300/FREQ/2[m]、周波数:FREQ[MHz]により求めることができる。
まず、ダイポールアンテナ(標準アンテナ)を地上デジタルチューナ等の電子機器に接続して全方位角の受信強度を測定する。このとき、標準アンテナと対向するアンテナは水平、垂直偏波を測定するものとする。次に、標準アンテナを測定するアンテナ(実施例および比較例)に置き換えて、全方位角の受信強度を測定する。そして、各例のアンテナの放射電力と標準アンテナの放射電力の比を放射効率とする。
このような方法によって、500MHzの周波数についての放射効率を測定した。測定にあたっては、各例のコイルアンテナを10個用意して測定し、その最小値に基づいて、500MHzで利得が−10dB以上のものを[○(良好)]、−12dB以上−10dB未満を[△(普通)]、−12dB未満を[×(不満)]とした。
Figure 2011010471
Figure 2011010471
表2から明らかなように、実施例1〜7のコイルアンテナはいずれも優れたアンテナ特性を有している。一方、比較例1は角柱状の磁心に直接巻回しているため、磁性体近傍での電磁界集中により磁性体近傍の導体内で大きな損失が生じ、その結果として特性が低下した。比較例2は熱収縮チューブを被せているが、角柱状磁心の中心軸と巻線との間の距離が不均一であるため、電気特性長の短縮効果にばらつきが生じ、また導体箇所に一部不連続が発生して高周波電流が集中するため、アンテナ特性が低下した。
比較例3は円柱状磁心に直接巻線を施したものであり、磁性体近傍での電磁界集中により磁性体近傍の導体内で大きな損失が生じ、その結果として特性が低下した。比較例4は円柱状磁性体に絶縁シートを巻回したものであるため、フィルム巻回時に加わるテンション等で不均一な隙間が生じ、またフィルム端部の重なる部分において段差が生じる。このため、巻線と磁心間距離が不均一となって電気特性長の短縮効果にバラツキが生じ、また導体箇所に一部不連続が発生して高周波電流が集中するため、アンテナ特性が低下した。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…コイルアンテナ、2…円柱状磁性体、3…絶縁体、4…円柱状磁心、5…巻線、6…円柱状ボビン、7…平坦部。

Claims (15)

  1. 軟磁性体粉末と有機結合剤との混合物からなる円柱状磁性体と、前記円柱状磁性体の表面を覆う絶縁体とを備える円柱状磁心と、
    前記円柱状磁心に巻回された巻線と
    を具備することを特徴とするコイルアンテナ。
  2. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    さらに、前記円柱状磁心の外周に装着された円柱状ボビンを具備し、前記巻線は前記円柱状ボビン上に巻回されていることを特徴とするコイルアンテナ。
  3. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記軟磁性体粉末は、鉄アルミシリコン合金、鉄ニッケル合金、鉄ニッケルパーマロイ合金、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジウム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト基アモルフアス合金、鉄基アモルフアス合金、カルボニル鉄、および純鉄から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とするコイルアンテナ。
  4. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記軟磁性体粉末の表面に、窒化物、炭化物、および酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる被膜が設けられていることを特徴とするコイルアンテナ。
  5. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記磁性体粉末の平均粒径が10nm以上1μm以下の範囲であることを特徴とするコイルアンテナ。
  6. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記絶縁体の少なくとも一部として熱収縮チューブが用いられていることを特徴とするコイルアンテナ。
  7. 請求項6記載のコイルアンテナにおいて、
    前記熱収縮チューブは、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルコキシエチレン共重合体、ペルフルオロエチレン−ペルフルオロプロピレン共重合体、ポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンエラストマー、およびシリコーンゴムから選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とするコイルアンテナ。
  8. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記絶縁体の厚さが0.05mm以上あることを特徴とするコイルアンテナ。
  9. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記絶縁体の厚さが0.2mm以上あることを特徴とするコイルアンテナ。
  10. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記絶縁体の厚さが0.85mm以下あることを特徴とするコイルアンテナ。
  11. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    前記円柱状磁心の少なくとも一方の端部に、前記巻線を止める平坦部が設けられていることを特徴とするコイルアンテナ。
  12. 請求項1記載のコイルアンテナにおいて、
    100MHz以上の無線信号アンテナに用いられることを特徴とするコイルアンテナ。
  13. 請求項1記載のコイルアンテナを具備することを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器において、
    前記コイルアンテナは100MHz以上の無線信号アンテナであることを特徴とするコイルアンテナ。
  15. 請求項13記載の電子機器において、
    無線LAN用電子機器、地上デジタル放送用電子機器、または携帯通信用電子機器であることを特徴とする電子機器。
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