JPWO2010116917A1 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置及びレーザ加工方法 Download PDF

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Abstract

レーザ加工装置100は、レーザ光Lを出射するレーザ光源101と、レーザ光Lのパルス幅を制御するレーザ光源制御部102と、を備えており、加工対象物1の内部に集光点Pを合わせてレーザ光Lを照射することにより、加工対象物1の切断予定ライン5に沿って改質領域を加工対象物1に形成すると共に、加工対象物1の厚さ方向に沿って延びる亀裂を改質領域の形成に伴って該改質領域から生じさせる。このレーザ加工装置100においては、レーザ光源制御部102によって、「亀裂長さ」「加工対象物1の厚さ」「レーザ光Lのパルス幅」が互いに関連づけられてなるデータテーブルに応じてレーザ光Lのパルス幅が可変される。すなわち、改質領域から生じさせる亀裂長さに基づいて、パルス幅が可変される。このため、レーザ加工装置100によれば、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることができる。

Description

本発明は、加工対象物を切断するためのレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
従来のレーザ加工装置としては、板状の加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより、加工対象物の切断予定ラインに沿って改質領域を加工対象物に形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−108459号公報
ところで、上述したようなレーザ加工装置では、加工対象物の厚さ方向に沿って延びる亀裂(以下、単に「亀裂」という)を、改質領域の形成に伴って該改質領域から生じさせる場合がある。そして、近年のレーザ加工装置においては、切断後の加工対象物の切断面状態や加工速度等の観点から、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることが望まれている。
そこで、本発明は、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることができるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、例えばレーザ光のパルス幅を大きくすることで亀裂の長さが長くなることを見出し、レーザ光のパルス幅と亀裂の長さとの間には相関関係があるという知見を得た。そこで、かかる関係に基づくことができれば、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせ得ることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るレーザ加工装置は、板状の加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより、加工対象物の切断予定ラインに沿って改質領域を加工対象物に形成すると共に、加工対象物の厚さ方向に沿って延びる亀裂を改質領域の形成に伴って該改質領域から生じさせるレーザ加工装置であって、レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光のパルス幅を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、改質領域から生じさせる亀裂の長さに基づいてパルス幅を可変することを特徴とする。
このレーザ加工装置では、改質領域から生じさせる亀裂の長さに基づいてパルス幅が可変されている。よって、パルス幅と亀裂の長さとの間において見出された上記関係を好適に利用することができ、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることが可能となる。
このとき、制御手段は、生じさせる亀裂の長さを長くするにつれパルス幅が大きくなるように、パルス幅を可変する場合がある。
ここで、制御手段は、亀裂の長さに関する入力値に応じて、パルス幅を可変することが好ましい。この場合、例えば改質領域から長い亀裂を生じさせたい場合、かかる亀裂の長さに関する入力値に応じてパルス幅が大きくされることになる。
また、制御手段は、加工対象物の厚さに関する入力値に応じてパルス幅を可変することが好ましい。例えば、生じる亀裂の長さを予め把握している場合、この亀裂の長さを予め加味した(基づいた)上でレーザ加工を実施することが可能であるため、加工対象物の厚さに関する入力値に応じてパルス幅が可変することができる。
また、制御手段は、レーザ光の集光点位置に関する入力値に応じて、パルス幅を可変することが好ましい。例えば、生じる亀裂の長さ及び加工対象物の厚さを予め把握している場合、これらを予め加味した上でレーザ加工を実施することが可能であるため、レーザ光の集光点位置に関する入力値に応じてパルス幅が可変することができる。
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、レーザ光源は、ファイバーレーザである構成が挙げられる。また、加工対象物は、シリコン基板であり、レーザ光源で出射するレーザ光の波長は、1064nm〜3000nmであり、制御手段によるパルス幅の可変幅は、100ns〜1500nsである構成が挙げられる。
板状の加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより、加工対象物の切断予定ラインに沿って改質領域を加工対象物に形成するレーザ加工方法であって、レーザ光は、略矩形状のパルス波形を有することを特徴とする。このレーザ加工方法によれば、精度よく改質領域を形成できる。
本発明によれば、所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るレーザ加工装置の概略構成図である。 改質領域の形成の対象となる加工対象物の一例を示す平面図である。 図2の加工対象物のIII−III線に沿っての断面図である。 レーザ加工後の加工対象物の平面図である。 図4の加工対象物のV−V線に沿っての断面図である。 図4の加工対象物のVI−VI線に沿っての断面図である。 本実施形態に係る加工対象物を示す平面図である。 改質領域から生じる亀裂について説明するための断面図である。 図7の加工対象物のB−B線に沿っての断面図である。 データテーブルの一例を示す図である。 レーザ光のパルス幅を示す図である。 本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物の例を示す断面図である。 図12とは別の例を示す断面図である。 図12とはさらに別の例を示す断面図である。 本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物の他の例を示す断面図である。 本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物のさらに他の例を示す断面図である。 データテーブルの他の例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「上」「下」「左」「右」の語は、図面に示される状態に基づいており便宜的なものである。
本実施形態に係るレーザ加工装置では、加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより加工対象物に改質領域を形成する。そこで、まず、本実施形態のレーザ加工装置による改質領域の形成について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、レーザ加工装置100は、いわゆるSDE(ステルスダイシングエンジン:登録商標)と称されるものであり、レーザ光Lをパルス発振するレーザ光源101と、レーザ光Lの光軸(光路)の向きを90°変えるように配置されたダイクロイックミラー103と、レーザ光Lを集光するための集光用レンズ(集光光学系)105と、を備えている。ここでは、レーザ光源101として、偏波保持型のファイバーレーザを用いており、その波長が1064nm〜3000nmのレーザ光Lを出射する。
また、レーザ加工装置100は、集光用レンズ105で集光されたレーザ光Lが照射される加工対象物1を支持するための支持台107と、支持台107をX、Y、Z軸方向に移動させるためのステージ111と、レーザ光Lの出力やパルス幅等を調節するためにレーザ光源101を制御するレーザ光源制御部(制御手段)102と、ステージ111の移動を制御するステージ制御部115と、を備えている。
このレーザ加工装置100においては、レーザ光源101から出射されたレーザ光Lは、ダイクロイックミラー103によってその光軸の向きを90°変えられ、支持台107上に載置された加工対象物1の内部に集光用レンズ105によって集光される。これと共に、ステージ111が移動させられ、加工対象物1がレーザ光Lに対して切断予定ライン5に沿って相対移動させられる。これにより、切断予定ライン5に沿った改質領域が加工対象物1に形成されることとなる。
加工対象物1は、半導体材料や圧電材料等が用いられ、図2に示すように、加工対象物1には、加工対象物1を切断するための切断予定ライン5が設定されている。切断予定ライン5は、直線状に延びた仮想線である。加工対象物1の内部に改質領域を形成する場合、図3に示すように、加工対象物1の内部に集光点Pを合わせた状態で、レーザ光Lを切断予定ライン5に沿って(すなわち、図2の矢印A方向に)相対的に移動させる。これにより、図4〜図6に示すように、改質領域7が切断予定ライン5に沿って加工対象物1の内部に形成され、切断予定ライン5に沿って形成された改質領域7が切断起点領域8となる。
なお、集光点Pとは、レーザ光Lが集光する箇所のことである。また、切断予定ライン5は、直線状に限らず曲線状であってもよいし、仮想線に限らず加工対象物1の表面3に実際に引かれた線であってもよい。また、改質領域7は、連続的に形成される場合もあるし、断続的に形成される場合もある。また、改質領域7は列状でも点状でもよく、要は、改質領域7は少なくとも加工対象物1の内部に形成されていればよい。
ちなみに、ここでは、レーザ光Lが、加工対象物1を透過すると共に加工対象物1の内部の集光点近傍にて特に吸収され、これにより、加工対象物1に改質領域7が形成される(すなわち、内部吸収型レーザ加工)。よって、加工対象物1の表面3ではレーザ光Lが殆ど吸収されないので、加工対象物1の表面3が溶融することはない。一般的に、表面3から溶融され除去されて穴や溝等の除去部が形成される(表面吸収型レーザ加工)場合、加工領域は表面3側から徐々に裏面側に進行する。
ところで、本実施形態に係るレーザ加工装置にて形成される改質領域は、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲とは異なる状態になった領域をいう。改質領域としては、例えば、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域等があり、これらが混在した領域もある。さらに、改質領域としては、加工対象物の材料において改質領域の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域や、格子欠陥が形成された領域がある(これらをまとめて高密転移領域ともいう)。
また、溶融処理領域や屈折率変化領域、改質領域の密度が非改質領域の密度と比較して変化した領域、格子欠陥が形成された領域は、更にそれら領域の内部や改質領域と非改質領域との界面に亀裂(割れ、マイクロクラック)を内包している場合がある。内包される亀裂は改質領域の全面に渡る場合や一部分のみや複数部分に形成される場合がある。
図7に示すように、加工対象物1は、シリコン基板であって、シリコンウェハ11と、複数の機能素子15を含んでシリコンウェハ11の表面11aに形成された機能素子層16とを備えている。機能素子15は、例えば、結晶成長により形成された半導体動作層、フォトダイオード等の受光素子、レーザダイオード等の発光素子、或いは回路として形成された回路素子等であり、シリコンウェハ11のオリエンテーションフラット6に平行な方向及び垂直な方向にマトリックス状に多数形成されている。
このレーザ加工装置100を用いて加工対象物1を切断する場合、加工対象物1の裏面21に、エキスパンドテープを貼り付けて当該加工対象物1を支持台107上に載置する。続いて、集光用レンズ105により加工対象物1の内部に集光点Pを合わせ、加工対象物1の表面3側からレーザ光Lを照射し、隣り合う機能素子15間を通るように格子状に設定された各切断予定ライン5に沿って、切断の起点となる改質領域7を加工対象物1の内部に形成する。そして、エキスパンドテープを拡張させることにより、改質領域7を切断の起点として、加工対象物1を切断予定ライン5に沿って機能素子15毎に精度よく切断する。その結果、例えばチップサイズが1mm×1mmの複数の半導体チップが得られることになる。
特に、本実施形態のレーザ加工装置100においては、加工対象物1の内部に集光点Pを合わせてレーザ光Lを照射することにより、加工対象物1の厚さ方向に沿って延びる亀裂(割れ又はクラックともいう)を改質領域7の形成に伴って該改質領域7から生じさせている。
図8(a),(b)は、改質領域から生じる亀裂について説明するための断面図である。図8において、左側の図は、図7のA−A線に沿っての断面に対応する断面図(亀裂Cに沿った亀裂断面図)であり、ここでは、亀裂Cが亀裂痕として現れている(後述の図12〜16について同じ)。また、右側の図は、図7のB−B線に沿っての断面に対応する断面図である。
図8(a)に示すように、この改質領域7の形成に伴って生じさせる亀裂Cとは、加工対象物1に改質領域7を一列形成する場合には、1スキャン目(つまり、一列目の改質領域7の形成の際)に生じるものを意味している。一方、図8(b)に示すように、改質領域7を複数列形成する場合には、レーザ光Lの複数(最終)スキャン目に生じるものを意味している。これは、改質領域7を複数列形成する場合、通常、レーザ光Lの照射によって蓄積された熱影響や応力等が最終スキャン目に解放され易いことから、最終スキャン目に亀裂Cが主に発生することに起因している。また、亀裂Cの長さCL(以下、「亀裂長さCL」という)とは、亀裂Cの一端(上端)から他端(下端)に至る距離を意味している。
この亀裂Cは、形成する改質領域7から、加工対象物1の厚さ方向に沿って延びている。特に、亀裂Cにあっては、改質領域7の形成位置が裏面21に近い場合、裏面21側に向けて延びる裏面側亀裂となり易く、また、改質領域7の形成位置が表面3に近い場合、表面3側に向けて延びる表面側亀裂となり易いやすい。図示する例では、亀裂Cは裏面21に至る亀裂(いわゆるBHC)となっている。なお、ここでの亀裂Cは、改質されていないことから、改質領域7には含まれないものである。
ここで、図9に示すように、加工対象物1の表面3(又は裏面21)からレーザ光Lが照射され形成された改質領域7は、加工対象物1の厚さ方向に細長い形状となっている。そして、改質領域7の上端部及び下端部においては、圧縮応力F1と引張応力F2とが作用している。よって、改質領域1を形成する際、レーザ光Lのパルス幅を制御して改質領域7の大きさを制御すると、かかる応力F1,F2の作用を制御でき、その結果、改質領域7から生じる亀裂Cの長さが自在に制御できるという知見が得られる。
そこで、本実施形態のレーザ光源制御部102にあっては、改質領域7から生じさせる亀裂Cの長さに基づいて、レーザ光Lのパルス幅を可変にしている。つまり、レーザ光源制御部102は、所望の長さの亀裂Cが改質領域7から生じさせるため、生じさせる亀裂長さCLを長くするにつれパルス幅が大きくなるように(又は、生じさせる亀裂長さCLを短くするにつれパルス幅が小さくなるように)、パルス幅を制御している。
具体的には、レーザ光源制御部102は、「亀裂長さCL」「加工対象物1の厚さ」「レーザ光Lのパルス幅」が互いに関連づけられてなるデータテーブルTb(図10参照)を有している。そして、レーザ光源制御部102は、このデータテーブルTbに応じて、レーザ光Lのパルス幅を可変する。ここでのレーザ光源制御部102によるパルス幅の可変幅は、レーザ加工を好適に実現する上での条件として、100nsec〜1500nsecとされている。
図10は、データテーブルの一例を示す図である。図10に示すように、データテーブルTbの数値は「パルス幅」を示しており、「亀裂長さCL」及び「加工対象物1の厚さ」が設定されると、これらに応じて選択されて決定されるように構成されている。なお、図中において、加工対象物1の厚さが300μmと600μmとのデータ列は、2スキャン目のデータを示している。
従って、本実施形態によれば、レーザ光源制御部102にて「加工対象物1の厚さ」と「亀裂長さCL」とが入力されると、これら入力値がデータテーブルTbと照合され、加工対象物1の厚さに応じて生じさせたい亀裂Cの長さに適した「パルス幅」が選択される。そして、かかるパルス幅でレーザ光Lが出射するように、レーザ光源101が制御されることになる。つまり、「加工対象物1の厚さ」と「亀裂長さCL」との入力値に応じて「パルス幅」が可変されることになる。
なお、加工対象物1においてのレーザ光Lの集光点P位置(すなわち、改質領域7の形成位置)に関しても、上記データテーブルTbに別パラメータとして関連づけられていてもよい。この場合、「集光点P位置」の入力値に応じてもパルス幅が可変されると共に、ステージ111の位置(又は、集光用レンズ105の位置)が、ステージ制御部115によりデータテーブルTbに応じて制御されることになる。
ちなみに、レーザ光Lの集光点P位置に関するデータテーブルTbをステージ制御部115が別途に有していてもよい。例えば改質領域7を複数列形成する場合、隣接する改質領域7の影響が亀裂長さCL(亀裂Cの伸展)に及ぶことがあることから、レーザ光Lの集光点P位置は重要なパラメータである。
以上、本実施形態のレーザ加工装置では、レーザ光源制御部102によって、「亀裂長さCL」「加工対象物1の厚さ」「レーザ光Lのパルス幅」が互いに関連づけられてなるデータテーブルTbに応じてレーザ光Lのパルス幅が可変される。すなわち、改質領域7から生じさせる亀裂長さCLに基づいてパルス幅が可変される。よって、パルス幅と亀裂長さCLとにおいて得られた上記知見を好適に利用することができ、所望な長さの亀裂Cを改質領域から生じさせることが可能となる。
その結果、例えば加工速度(タクトタイム)を高めたい場合において、レーザ光Lのスキャン本数を減らすため、パルス幅を大きくすることで亀裂長さCLを長くすることができる。また、例えば加工品質を高めるべく複数列の改質領域7を形成する場合において、パルス幅を小さくすることで亀裂長さCLを短くすることが可能となる。
図11は、レーザ光のパルス幅を示す図である。図中において横軸が時間を示している。図11に示すように、パルス幅(半値幅)Hとは、波形の立ち上がりUpから立ち下りDwまでの時間幅を意味しており、レーザ光源101に印加される電流値や繰り返し周波数等によって変化する。つまり、パルス幅Hを可変することには、電流値や繰り返し周波数等を可変することが含まれている。なお、パルス幅Hは、ガウス分布の場合にはFWHM(Full Width at Half Maximum:半値全幅)とする。
また、図11(a)に示すパルス波形P1は、略矩形状を呈しており、図11(b),(c)に示すパルス波形P2,P3は、その立ち上がりUpが急峻な略鋸歯状を呈している。これら何れのパルス波形P1〜P3のレーザ光Lによっても、改質領域7を精度よく形成することが可能である。なお、パルス波形P1〜P3では、立ち上がりUpが急峻に(垂直状に)なっており、かかる急峻な立ち上がりUpは、改質領域7の精度よい形成に寄与していると考えられる。
図12〜14は、本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物の例を示す断面図である。各図においては、厚さが100μmの加工対象物1に対し表面3側からレーザ光Lを照射して改質領域7及び亀裂Cを形成している。
図12(a)に示す例では、亀裂長さCLが40μmのBHCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが150nsecとされ(図10のE1)、集光点P位置が表面3から95μmの位置とされている。図12(b)に示す例では、亀裂長さCLが50μmのBHCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが300nsecとされ(図10のE2)、集光点P位置が表面3から95μmの位置とされている。
図13(a)に示す例では、亀裂長さCLが70μmのBHCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが400nsecとされ(図10のE3)、集光点P位置が表面3から85μmの位置とされている。図13(b)に示す例では、亀裂長さCLが90μmのBHCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが500nsecとされ(図10のE4)、集光点P位置が表面3から80μmの位置とされている。図14に示す例では、亀裂長さCLが100μmのFC(フルカット:亀裂Cが表面3から裏面21に至るもの)としての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが550nsecとされ(図10のE5)、集光点P位置が表面3から60μmの位置とされている。
図15は、本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物の他の例を示す断面図である。この図においては、厚さが300μmの加工対象物1に対し表面3側からレーザ光Lを照射して改質領域7a,7bを形成すると共に、上段の改質領域7bから亀裂Cを形成している。具体的には、図15に示す例では、表面3から240μmの位置に集光点Pが合わせられて改質領域7aが形成された後、表面3から155μmの位置に集光点Pが合わせられて改質領域7bが形成されている。また、改質領域7bを形成する際には、亀裂長さCLが300μmのFCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが650nsecとされている(図10のE6)。
図16は、本実施形態によるレーザ加工が施された加工対象物のさらに他の例を示す断面図である。この図においては、厚さが600μmの加工対象物1に対し表面3側からレーザ光Lを照射して改質領域7a,7bを形成すると共に、上段の改質領域7bから亀裂Cを形成している。具体的には、図16に示す例では、表面3から591μmの位置に集光点Pが合わせられて改質領域7aが形成された後、表面3から541μmの位置に集光点Pが合わせられて改質領域7bが形成されている。また、改質領域7bを形成する際には、亀裂長さCLが140μmのBHCとしての亀裂Cを生じさせるべく、パルス幅Hが500nsecとされている(図10のE7)。
図12〜16に示す断面図によれば、レーザ光Lのパルス幅を可変することで、所望な亀裂長さCLの亀裂Cを改質領域7から生じさせることができるという上記作用効果を確認することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係るレーザ加工装置は、実施形態に係るレーザ加工装置100に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、「亀裂長さCL」、「加工対象物1の厚さ」及び「レーザ光Lのパルス幅」が互いに関連づけられてデータテーブルTbが構成されている(図10参照)が、改質領域7から生じさせる(生じさせようとする)亀裂長さCLに基づいてパルス幅を可変できれば、これに限定されるものではない。
すなわち、加工対象物1の厚さを予め把握している場合、かかる厚さを加味した上でレーザ加工を実施できるため、「亀裂長さCL」及び「レーザ光Lのパルス幅」のみが関連づけられてデータテーブルTbが構成されていてもよい。つまり、亀裂長さCLに関する入力値のみに応じてパルス幅を可変してもよい。
また、形成される亀裂長さCLを予め把握している場合、この亀裂長さCLを加味した(基づいた)上でレーザ加工を実施できるため、図18(a)に示すように、「加工対象物1の厚さ」及び「レーザ光Lのパルス幅」のみが互いに関連づけられてデータテーブルTbが構成されてもよい。つまり、加工対象物1の厚さに関する入力値のみに応じてパルス幅を可変してもよい。このとき、図18(b)に示すように、例えば品質を重視する条件である加工条件1と加工速度を重視する条件である加工条件2とを含む「加工条件」がさらに関連付けられてデータテーブルTbが構成されていてもよい。この場合、複数種類の量産製品の製造に好適に対応することが可能となる。
また、形成される亀裂長さCL及び加工対象物1の厚さを予め把握している場合、これらを加味した上でレーザ加工を実施できるため、図18(c)に示すように、「集光点P位置」及び「レーザ光Lのパルス幅」のみが互いに関連づけられてデータテーブルTbが構成されてもよい。つまり、集光点P位置に関する入力値のみに応じてパルス幅を可変してもよい。
また、上記実施形態では、データテーブルTbがレーザ光源制御部102に予め入力されているが、データテーブルTbがインターネット等の回線を介してレーザ光源制御部102により読み出されてもよい。
なお、加工対象物1においてレーザ光Lが入射するレーザ光入射面から深い位置にレーザ光Lを集光する場合、加工対象物1の透過率を高めることによってレーザ光Lを集光点Pにて有効に利用することが可能となる。ちなみに、加工対象物1としては、例えばシリコン、ガラス、LiTaO又はサファイア(Al)を含む、又はこれらからなるものでもよい。
所望な長さの亀裂を改質領域から生じさせることが可能となる。
1…加工対象物、5…切断予定ライン、7,7a,7b…改質領域、100…レーザ加工装置、101…レーザ光源、102…レーザ光源制御部(制御手段)、C…亀裂、CL…亀裂長さ(亀裂の長さ)、L…レーザ光、P…集光点。
ここで、図9に示すように、加工対象物1の表面3(又は裏面21)からレーザ光Lが照射され形成された改質領域7は、加工対象物1の厚さ方向に細長い形状となっている。そして、改質領域7の上端部及び下端部においては、圧縮応力F1と引張応力F2とが作用している。よって、改質領域を形成する際、レーザ光Lのパルス幅を制御して改質領域7の大きさを制御すると、かかる応力F1,F2の作用を制御でき、その結果、改質領域7から生じる亀裂Cの長さが自在に制御できるという知見が得られる。
また、形成される亀裂長さCLを予め把握している場合、この亀裂長さCLを加味した(基づいた)上でレーザ加工を実施できるため、図1(a)に示すように、「加工対象物1の厚さ」及び「レーザ光Lのパルス幅」のみが互いに関連づけられてデータテーブルTbが構成されてもよい。つまり、加工対象物1の厚さに関する入力値のみに応じてパルス幅を可変してもよい。このとき、図1(b)に示すように、例えば品質を重視する条件である加工条件1と加工速度を重視する条件である加工条件2とを含む「加工条件」がさらに関連付けられてデータテーブルTbが構成されていてもよい。この場合、複数種類の量産製品の製造に好適に対応することが可能となる。
また、形成される亀裂長さCL及び加工対象物1の厚さを予め把握している場合、これらを加味した上でレーザ加工を実施できるため、図1(c)に示すように、「集光点P位置」及び「レーザ光Lのパルス幅」のみが互いに関連づけられてデータテーブルTbが構成されてもよい。つまり、集光点P位置に関する入力値のみに応じてパルス幅を可変してもよい。

Claims (8)

  1. 板状の加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより、前記加工対象物の切断予定ラインに沿って改質領域を前記加工対象物に形成すると共に、前記加工対象物の厚さ方向に沿って延びる亀裂を前記改質領域の形成に伴って該改質領域から生じさせるレーザ加工装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光のパルス幅を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記改質領域から生じさせる前記亀裂の長さに基づいて前記パルス幅を可変することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記制御手段は、生じさせる前記亀裂の長さを長くするにつれ前記パルス幅が大きくなるように、前記パルス幅を可変することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記制御手段は、前記亀裂の長さに関する入力値に応じて、前記パルス幅を可変することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  4. 前記制御手段は、前記加工対象物の厚さに関する入力値に応じて、前記パルス幅を可変することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  5. 前記制御手段は、前記レーザ光の前記集光点の位置に関する入力値に応じて、前記パルス幅を可変することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  6. 前記レーザ光源は、ファイバーレーザであることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  7. 前記加工対象物は、シリコン基板であり、
    前記レーザ光源で出射する前記レーザ光の波長は、1064nm〜3000nmであり、
    前記制御手段による前記パルス幅の可変幅は、100nsec〜1500nsecであることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  8. 板状の加工対象物の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより、前記加工対象物の切断予定ラインに沿って改質領域を前記加工対象物に形成するレーザ加工方法であって、
    前記レーザ光は、略矩形状のパルス波形を有することを特徴とするレーザ加工方法。
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