JP5139739B2 - 積層体の割断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザビームなどを利用して積層体を割断する積層体の割断方法に関するものである。
従来から、透光性材料層(例えば、ガラス基板、透光性セラミック基板など)と結晶性材料層(例えば、Si基板、化合物半導体基板など)との積層構造を有する積層体を、レーザビームなどを利用して割断する積層体の割断方法が各所で研究開発されている(例えば、特許文献1参照)。
ここにおいて、上記特許文献1には、ガラス基板とSi基板との積層体を割断する積層体の割断方法として、所望の割断予定線に沿ってガラス基板の表面側からSi基板の内部にレーザビームを集光照射してSi基板の内部に改質部として変質層(溶融再固化層)を形成し、続いて、上記割断予定線に沿ってガラス基板の表面側から当該ガラス基板の内部にレーザビームを集光照射して当該ガラス基板の内部に改質部として変質層(溶融再固化層)を形成する改質部形成工程と、改質部形成工程の後に積層体に上記割断予定線に沿って外力を加えることにより積層体を上記割断予定線に沿って割断する割断工程とを順次行うようにした割断方法が提案されている。
また、従来から、ガラス基板を割断する割断方法として、所望の割断予定線に沿ってガラス基板の表面側からガラス基板の内部にレーザビームを集光照射して改質部を形成する改質部形成工程と、改質部形成工程の後に改質部に吸収される波長のレーザビームを改質部に集光照射することにより改質部を起点としてガラス基板を割断予定線に沿って割断する割断工程とを順次行うようにした割断方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、透光性材料層と結晶性材料層との積層構造を有する積層体を割断することにより形成されるデバイスとしては、例えば、マイクロマシニング技術などを利用して形成されたMEMS(例えば、加速度センサ、圧力センサ、ジャイロセンサ、マイクロリレー、マイクロバルブなど)や、LED、表示装置(例えば、液晶デバイス)などが知られている。
特開2007−45675号公報 特開2006−35710号公報
ところで、上記特許文献1に記載された積層体の割断方法では、割断工程において、積層体に上記割断予定線に沿って外力を加えることにより積層体を上記割断予定線に沿って割断するようにしているので、上記特許文献1に記載された積層体の割断方法を利用して製造するデバイスがMEMSのような3次元構造を有するデバイスの場合、割断工程において積層体に加える外力に起因して3次元構造に生じる機械的ストレスなどによって3次元構造が破壊されてしまう恐れがあった。
そこで、上記特許文献1に記載された積層体の割断方法において、割断工程として上記特許文献2に記載の割断工程と同様の技術を採用することが考えられるが、Si基板の内部に変質層を形成するためのレーザビームの波長(1064nm)と、ガラス基板の内部に変質層を形成するためのレーザビームの波長(355nm)とが異なるので、改質部形成工程において、波長の異なる2種類のレーザを必要とするとともに、割断工程において更に波長の異なるレーザを必要とし、これら3種類のレーザごとに光学系を必要とし、コストが高くなってしまうという問題があった。また、積層体を割断する割断工程としては、改質部形成工程の後で積層体に冷媒を噴き付けて冷却することで熱衝撃を生じさせることにより積層体を割断することも考えられるが、この場合にも、改質部形成工程において、波長の異なる2種類のレーザを必要とするので、コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、本発明の目的は、透光性材料層と結晶性材料層との積層構造を有する積層体の破損発生を防止しつつ積層体を低コストで割断することが可能な積層体の割断方法を提供することにある。
請求項1の発明は、ガラス基板からなる透光性材料層とSi基板からなる結晶性材料層との積層構造を有する積層体を割断する積層体の割断方法であって、所望の割断予定線に沿って結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに各別にレーザビームを照射することによって改質部を結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに形成する改質部形成工程と、改質部形成工程の後で積層体に局所的に温度変化を与えることにより生じる熱応力によって改質部を割断起点として積層体を割断予定線に沿って割断する割断工程とを備え、結晶性材料層の表面に改質部を形成する過程と、透光性材料層の内部に改質部を形成する過程とで共通のレーザを用いることを特徴とする。
この発明によれば、改質部形成工程では、所望の割断予定線に沿って結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに各別にレーザビームを照射することによって改質部を結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに形成するので、改質部形成工程において結晶性材料層における透光性材料層側の表面に改質部を形成する過程と、透光性材料層の内部に改質部を形成する過程とで共通のレーザを用いることができ、改質部形成工程において1つのレーザにより、結晶性材料層における透光性材料層側の表面の改質部および透光性材料層の内部の改質部を各別に形成することができるから、改質部形成工程において波長の異なる2種類のレーザを必要とする場合に比べて、低コスト化を図れ、しかも、改質部形成工程の後の割断工程では、積層体に局所的に温度変化を与えることにより生じる熱応力によって改質部を割断起点として積層体を割断予定線に沿って割断するので、積層体の破損発生を防止しつつ積層体を割断することができ、また、直線に限らず任意の割断予定線に沿って割断することも可能になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、改質部を割断予定線に沿ってミシン目状に形成することを特徴とする。
この発明によれば、改質部形成工程において透光性材料層の内部に改質部を形成する過程のタクトタイムを短縮することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、積層体の厚み方向において異なる複数の位置に改質部を形成することを特徴とする。
この発明によれば、積層体を割断予定線に沿ってより精度良く割断することが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、改質部形成工程では、結晶性材料層における透光性材料層側の表面に改質部を形成するにあたって、改質部を割断予定線に沿ってミシン目状に形成することを特徴とする。
この発明によれば、改質部形成工程において結晶性材料層における透光性材料層側の表面に改質部を形成する過程のタクトタイムを短縮することができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、格子状の割断予定線の各交差点ごとに改質部を十字状に形成することを特徴とする。
この発明によれば、積層体から矩形状の個片を切り出すことができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、改質部形成工程では、レーザビームのパルス幅を20fs〜20nsの範囲で設定することを特徴とする。
この発明によれば、改質部形成工程において割断予定線に沿って改質部を形成する際に改質部が透光性材料層の表面に平行な面内で割断予定線に交差する方向へ不要に広がるのを防止することができ、積層体を割断予定線に沿ってより精度良く割断することが可能となって割断工程の歩留まりを高めることが可能になるとともに、割断に必要なエリアであるストリートの幅を狭くすることが可能になる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、割断工程では、透光性材料層の表面にレーザビームを照射することにより温度変化を与えることを特徴とする。
この発明によれば、同一のステージ上で改質部形成工程と割断工程とを連続的に行うことが可能となり、積層体の割断方法に用いる割断処理システムの自動化が容易になるとともに割断処理システム全体の小型化を図ることが可能となる。
請求項1の発明では、透光性材料層と結晶性材料層との積層構造を有する積層体の破損発生を防止しつつ積層体を低コストで割断することが可能になるという効果がある。
本実施形態では、図1および図2に示すようにガラス基板からなる透光性材料層11と主表面が(100)面の単結晶のSi基板からなる結晶性材料層12との積層構造を有する積層体10を割断する割断方法を例示する。ここで、本実施形態では、上述のように、透光性材料層11がガラス基板により構成され、結晶性材料層12が単結晶のSi基板により構成されており、透光性材料層11と結晶性材料層12とを陽極接合法により直接接合することによって積層体10を形成している。なお、本実施形態では、透光性材料層11と結晶性材料層12との2層の積層構造を有する積層体10について例示するが、積層体10は、透光性材料層と結晶性材料層と透光性材料層との3層の積層構造を有するものでもよい。また、本実施形態における積層体10としては、例えば、MEMS(例えば、加速度センサ、圧力センサ、ジャイロセンサ、マイクロリレー、マイクロバルブなど)や、LED、表示装置(例えば、液晶デバイス)などが多数形成されたものを採用することができる。
透光性材料層11を構成するガラス基板のガラス材料としては、ソーダライムガラスを採用しているが、ソーダライムガラスに限らず、例えば、パイレックス(登録商標)のような硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラスなどを採用してもよい。また、結晶性材料層12の材料としては、Siを採用しているが、Siに限らず、例えば、Ge、GaAs、InGaAs、GaN、InP、GaP、SiCなどでもよい。また、透光性材料層11は、ガラス基板に限らず、例えば、透光性セラミック基板、サファイア基板などでもよく、結晶性材料層12は、Si基板、化合物半導体基板などに限らず、例えば、SOI基板、多結晶Si層などでもよい。また、Si基板の主表面も(100)面に限らず、(110)面でも、(111)面でもよい。
本実施形態の積層体10の割断方法では、所望の割断予定線Lに沿って結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13および透光性材料層11の内部それぞれに各別にレーザビームを照射することによって改質部20を結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13および透光性材料層11の内部それぞれに形成する改質部形成工程を行い、その後、積層体10に局所的に温度変化を与えることにより生じる熱応力によって改質部を割断起点として積層体10を割断予定線Lに沿って割断する割断工程を行う。
上述の改質部形成工程では、結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13の改質部20(以下、第1の改質部20aと称す)としてクラックを形成し、透光性材料層11の内部の改質部20(以下、第2の改質部20bと称す)としてクラックを形成しており、各改質部20a,20bが、透光性材料層11の表面に平行な面内で割断予定線Lに交差する方向の熱流束の流れを制限する機能を有すると考えられるが、各改質部20a,20bはクラックに限らず、周辺部位に比べて熱伝導率が小さくなるように改質された領域など、割断起点となりうる領域であればよい。
ここで、上述の積層体10の割断方法に用いる割断処理システムについて図3に基づいて簡単に説明する。
図3に示す構成の割断処理システムは、改質部形成工程にて用いるレーザ(以下、第1のレーザと称す)1aと、第1のレーザ1aから出射されたレーザビームLBaのビーム径およびプロファイルを調整する第1のビーム調整光学系2aと、割断工程にて用いるレーザ(以下、第2のレーザと称す)2aと、第2のレーザ2aから出射されたレーザビームLBbのビーム径およびプロファイルを調整する第2のビーム調整光学系2bと、各ビーム調整光学系2a,2bにて調整されたレーザビームLBa,LBb(図1および図2参照)の一方を積層体10へ集光する集光光学系3と、積層体10が載置され3軸方向(X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向)に移動可能なステージ4と、各レーザ1a,1b、各ビーム調整光学系2a,2b、集光光学系3およびステージ4を制御する適宜のプログラムが搭載されたマイクロコンピュータなどからなる制御装置(図示せず)とを備えている。
ここにおいて、第1のビーム調整光学系2aは、第1のレーザ1aから出射されたレーザビームLBaのプロファイルをガウシアン分布に調整し、第2のビーム調整光学系2bは、第2のレーザ1bから出射されたレーザビームLBbのプロファイルをリング状に調整するように光学設計されている。ステージ4は、集光光学系3の光軸に交差する面内で互いに直交するX軸方向、Y軸方向と、集光光学系3の光軸方向に沿ったZ軸方向との3軸方向に移動可能となっている。なお、積層体10は、Si基板12の裏面側がダイシングテープ(粘着剤の付いたプラスチックフィルム)にフラットリングとともに接着固定された状態でステージ4上に載置する。
また、上述の割断処理システムは、積層体10を撮像するCCDカメラからなる撮像装置(図示せず)を備えており、上記制御装置は、上記撮像装置の出力に基づいて、結晶性材料層12を構成するSi基板における透光性材料層11側の表面に予め設けられているアライメント用マーク(図示せず)を認識して積層体10における仮想の割断予定線Lの位置を決定する割断予定線決定手段を有し、当該割断予定線決定手段にて決定された割断予定線Lに沿ってレーザビームLBa,LBbが各別に照射されるように、各レーザ1a,1b、各ビーム調整光学系2a,2b、集光光学系3およびステージ4を制御する。ここにおいて、上記制御装置は、割断予定線Lに沿ってレーザビームLBa,LBbが照射されるようにステージ4を各軸方向に適宜移動させる。なお、割断予定線決定手段は、上記マイクロコンピュータに適宜のプログラムを搭載することにより実現される。
また、本実施形態では、割断予定線Lに沿って第1の改質部20aを形成する際にレーザビームLBaをスキャンニングする向き(図1(a)における矢印の向き)と、当該割断予定線Lに沿って第2の改質部20bを形成する際にレーザビームLBaをスキャンニングする向き(図1(a)における矢印の向き)とを逆向きとしてあり、第1の改質部20aと第2の改質部20bとでスキャンニングする向きが同じである場合に比べて、高速の処理が可能となる。
ここにおいて、改質部形成工程で用いる第1のレーザ1aとしては、波長が800nm、パルス幅が100fs、パルスの繰り返し周波数が1kHzのTi:サファイアレーザを用い、集光光学系3において第1のレーザ1aからのレーザビームLBaを積層体10に集光する集光レンズ(以下、第1の集光レンズと称す)3aとして、開口数(NA)が0.5の対物レンズを用いている。
ここで、第1のレーザ1aから出力するレーザビームLBaのパルス幅は、100fsに限らず、20fs〜20nsの範囲で適宜設定すれば、割断予定線Lに沿って各改質部20b,20aを形成する際に各改質部20b,20aが透光性材料層11の表面に平行な面内で割断予定線Lに交差する方向へ不要に広がるのを防止することができ、後の割断工程において積層体10を割断予定線Lに沿ってより精度良く割断することが可能となって割断工程の歩留まりを高めることが可能になるとともに、割断に必要なエリアであるストリートの幅を狭くすることが可能になり、パルス幅をfsオーダとすることにより、集光スポット径よりもストリートの幅を狭くすることが可能になるとともに、周辺部位への熱損傷の発生を防止することができ、積層体10へ熱ストレスがかかるのを防止することができる。ただし、レーザビームLBaのパルス幅が短くなるにつれて単位体積当たりのエネルギが小さくなるので、パルス幅の下限値は100fs以上とすることがより望ましく、また、クラックサイズ(クラックの幅)が大きくなるとチッピングを誘発する可能性が高まるので、パルス幅の上限値は300ps以下とすることがより望ましい。なお、レーザビームLBaのパルス幅が20fsよりも短くなると、割断起点となりうる改質部20b,20aの形成は難しくなり、屈折率が数%変化した程度の改質にとどまってしまう。
また、改質部形成工程において用いる第1のレーザ1aは、多光子吸収による改質部20b,20aの形成が可能なものであればよく、Ti:サファイアレーザに限らず、例えば、SHG−YAGレーザ、THG−YAGレーザ、FHG−YAGレーザなどの固体レーザの高調波発振を用いたものや、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザなどを用いてもよい。
上述の改質部形成工程の後の割断工程では、割断予定線Lに沿って積層体10の表面(透光性材料層11の表面)にレーザビームLBbを照射することにより積層体10を溶融させることなく積層体10に局所的に温度変化を与えるようにしている。
ここにおいて、割断工程で用いる第2のレーザ2bとしては、中心波長が10.6μm、出力が25W、発振形態がCW発振のCOレーザを用い、集光光学系3において第2のレーザ2aからのレーザビームLBbを積層体10に集光する集光レンズ(以下、第2の集光レンズと称す)3bとして、NAが0.28の対物レンズを用いている。なお、本実施形態では、レーザビームLBbにより積層体10が溶融されないように積層体10の表面におけるレーザビームLBbのパワーを4.7W、スキャンニング速度を4500μm/secとしてあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。また、割断工程において用いる第2のレーザ2bは、COレーザに限らず、例えば、Nd:YAGレーザなどを用いてもよい。
以上説明した本実施形態の積層体10の割断方法によれば、改質部形成工程では、所望の割断予定線Lに沿って結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13および透光性材料層11の内部それぞれに各別にレーザビームLBa,LBbを照射することによって改質部20a,20bを結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13および透光性材料層11の内部それぞれに形成するので、改質部形成工程において結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13に第1の改質部20aを形成する過程と、透光性材料層11の内部に第2の改質部20b形成する過程とで共通のレーザ1aを用いることができ、改質部形成工程において1つのレーザ1aにより、結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13の改質部20aおよび透光性材料層11の内部の改質部20bを各別に形成することができるから、改質部形成工程において波長の異なる2種類のレーザを必要とする場合に比べて、低コスト化を図れ、しかも、改質部形成工程の後の割断工程では、積層体10に局所的に温度変化を与えることにより生じる熱応力によって改質部20a,20bを割断起点として積層体10を割断予定線に沿って割断するので、外力を加えることなく積層体10を割断したり、或いは温度変化を与えることにより生じる熱応力によって完全な割断が行われなかった場合でも補足的に小さな外力を印加することによって積層体10を割断することができるから、積層体10の破損発生を防止しつつ積層体10を割断することができ、また、直線に限らず任意の割断予定線Lに沿って割断することも可能になる。
また、本実施形態では、割断工程において、透光性材料層11の表面にレーザビームLBbを照射することにより積層体10に局所的に温度変化を与えるようにしているので、同一のステージ4上で改質部形成工程と割断工程とを連続的に行うことが可能となり、積層体10の割断方法に用いる割断処理システムの自動化が容易になるとともに割断処理システム全体の小型化を図ることが可能となる。
ところで、上述の改質部形成工程では、第2の改質部20bを割断予定線Lに沿った直線状に形成しているが、図4に示すように、第2の改質部20bを割断予定線Lに沿ってミシン目状に形成するようにすれば、改質部形成工程において透光性材料層11の内部に第2の改質部20bを形成する過程のタクトタイムを短縮することができる。
同様に、改質部形成工程において結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13に第1の改質部20aを形成するにあたって、図4に示すように、第1の改質部20aを割断予定線Lに沿ってミシン目状に形成するようにすれば、改質部形成工程において結晶性材料層12における透光性材料層11側の表面13に第1の改質部20aを形成する過程のタクトタイムを短縮することができる。
ところで、上述の改質部形成工程では、透光性材料層11の内部に第2の改質部20bを形成するにあたって、図5に示すように積層体10の厚み方向において異なる複数の位置に第2の改質部20bを形成するようにすれば、積層体10をより精度良く割断予定線Lに沿って割断することが可能となる。この場合には、レーザビームLBaを透光性材料層11の内部に集光照射してスキャンニングする過程を、透光性材料層11の厚み方向における形成位置(深さ)を変えながら繰り返すようにすればよい。このように、積層体10の厚み方向において異なる複数の位置に第2の改質部20bを形成するようにすれば、積層体10を精度良く割断予定線Lに沿って割断することが可能となる。なお、この場合、レーザビームLBaを単方向へスキャンニングすることにより、つまり、レーザビームLBaを割断予定線Lに沿って単方向へスキャンニングすることにより第2の改質部20bを始点から終点まで形成する度に、デフォーカス距離を変えてレーザビームLBaを割断予定線Lに沿ってスキャンニングすることにより第2の改質部20bを始点から終点まで形成するようにしてもよいし、双方向にスキャンニングするようにしてもよい。
また、上述の改質部形成工程では、透光性材料層11の内部に第2の改質部20bを形成するにあたって、図6に示すように積層体10の厚み方向において異なる複数の位置に第2の改質部20bをミシン目状に形成するようにしてもよく、図5の場合に比べてタクトタイムを短縮できる。
また、上述の改質部形成工程では、透光性材料層11の内部に第2の改質部20bを形成するにあたって、例えば、図7(a)に示すように透光性材料層11の表面との距離が割断予定線Lの始点から終点に向かう方向(同図(a)における右方向)において徐々に長くなるように形成してもよいし、同図(b)に示すように透光性材料層11の表面との距離が割断予定線Lの始点から終点に向かう方向(同図(b)における右方向)において徐々に長くなる第2の改質部20bと、透光性材料層11の表面との距離が上記方向において徐々に短くなる第2の改質部20bとを交互に形成するようにしてもよいし、同図(c)に示すように透光性材料層11の表面との距離が割断予定線Lの始点から終点に向かう方向(同図(c)における右方向)において徐々に長くなる第2の改質部20bと、透光性材料層11の表面との距離が上記方向において徐々に短くなる第2の改質部20bとが、たすき状に交差するように形成してもよい。
また、改質部形成工程において、透光性材料層11の内部に第2の改質部20bを形成するにあたって、図8に示すように、格子状の割断予定線Lの各交差点ごとに第2の改質部20bを平面視形状が十字状となるように形成するようにすれば、積層体10から矩形状の個片を切り出すことができる。
なお、本実施形態では、透光性材料層11の表面にレーザビームLBbを照射することにより積層体10に局所的に温度変化を与えているが、割断予定線Lに沿って透光性材料層11の表面に冷媒(例えば、液体窒素など)を噴き付けることにより局所的に温度変化を与えるようにしてもよい。
実施形態における積層体の割断方法の説明図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。 同上において用いる割断処理システムのシステム構成図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。 同上における積層体の割断方法の説明図である。
符号の説明
10 積層体
11 透光性材料層
12 結晶性材料層
13 表面
20a 改質部
20b 改質部
L 割断予定線
LBa レーザビーム
LBb レーザビーム

Claims (7)

  1. ガラス基板からなる透光性材料層とSi基板からなる結晶性材料層との積層構造を有する積層体を割断する積層体の割断方法であって、所望の割断予定線に沿って結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに各別にレーザビームを照射することによって改質部を結晶性材料層における透光性材料層側の表面および透光性材料層の内部それぞれに形成する改質部形成工程と、改質部形成工程の後で積層体に局所的に温度変化を与えることにより生じる熱応力によって改質部を割断起点として積層体を割断予定線に沿って割断する割断工程とを備え、結晶性材料層の表面に改質部を形成する過程と、透光性材料層の内部に改質部を形成する過程とで共通のレーザを用いることを特徴とする積層体の割断方法。
  2. 改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、改質部を割断予定線に沿ってミシン目状に形成することを特徴とする請求項1記載の積層体の割断方法。
  3. 改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、積層体の厚み方向において異なる複数の位置に改質部を形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の積層体の割断方法。
  4. 改質部形成工程では、結晶性材料層における透光性材料層側の表面に改質部を形成するにあたって、改質部を割断予定線に沿ってミシン目状に形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の積層体の割断方法。
  5. 改質部形成工程では、透光性材料層の内部に改質部を形成するにあたって、格子状の割断予定線の各交差点ごとに改質部を十字状に形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の積層体の割断方法。
  6. 改質部形成工程では、レーザビームのパルス幅を20fs〜20nsの範囲で設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の積層体の割断方法。
  7. 割断工程では、透光性材料層の表面にレーザビームを照射することにより温度変化を与えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の積層体の割断方法。
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