JPWO2010008060A1 - 車両用エアバッグとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

この車両用エアバッグは、基布を縫合して袋体に形成されてなるものであり、前記袋体が、その展開方向が該袋体の基端側から先端側に向けて膨張するように構成されるとともに、該袋体の側面に沿って前記展開方向と交差するように延びるテンションラインを形成することにより該袋体の上縁を外側へ引き寄せる張力を発生させる張力付与手段を備える。

Description

この発明は、車両用エアバッグとその製造方法に関する。
この出願は、2008年7月17日に、日本に出願された特願2008−186028号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
車両用エアバッグ装置は、一般に、折り畳まれたエアバッグと、このエアバッグを展開・膨張させるためのガスを発生するインフレータと、を備えて構成されている。
前記車両用エアバッグには、エアバッグ展開時の乗員に対する衝撃吸収ストロークを確保するために、乗員と接触する側に配置される第1の基布と、この第1の基布に対向し且つ第1の基布よりも乗員から離間する側に配置される第2の基布と、第1の基布の外周縁と第2の基布の外周縁とを接続する第3の基布とを縫合して構成し、展開時に第3の基布によって衝撃吸収ストロークを確保し、箱形形状を図ったエアバッグが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−281968号公報
前記従来の車両用エアバッグは、展開時に第3の基布によって衝撃吸収ストロークを確保し、展開形状が箱形になることを狙っているが、エアバッグにガスを導入して実際に展開してみると、エアバッグの内圧上昇により第3の基布の中央部が外側に膨出し、且つ、第3の基布と第1の基布あるいは第2の基布との接続部が角張らずに鈍角化してしまう。その結果、エアバッグの厚みが減少し、期待していた衝撃吸収ストロークが得られないという課題がある。また、ガスを発生させるインフレータの出力を、エアバッグを厚み方向に膨張させるのに有効に活用することができないという課題がある。
そこで、この発明は、衝撃吸収ストロークの拡大を実現することができる車両用エアバッグとその製造方法を提供するものである。
この発明に係る車両用エアバッグでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
(1)本発明の一態様に係る車両用エアバッグは、基布を縫合して袋体に形成されてなるものであって、前記袋体が、その展開方向が該袋体の基端側から先端側に向けて膨張するように構成されるとともに、該袋体の側面に沿って前記展開方向と交差するように延びるテンションラインを形成することにより該袋体の上縁を外側へ引き寄せる張力を発生させる張力付与手段を備える。
このように構成することにより、張力付与手段により袋体の展開・膨張時に袋体の上縁を該袋体の厚み方向外側へ引き寄せることができるので、袋体の膨張時の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)を増大させることができる。
(2)上記(1)に記載の車両用エアバッグでは、前記袋体の前記側面における上縁の第1の定点と、前記第1の定点を通る前記展開方向に沿う仮想線上に存在する前記袋体の基端側の第2の定点とを結ぶ線長よりも、前記袋体の基端側において前記第2の定点から離間して配置された張力起点と前記第1の定点とを結ぶ線長を長く設定することで、前記テンションラインが前記張力起点と前記第1の定点とを結ぶように形成されて、前記張力付与手段が構成されてもよい。
このように構成することにより、袋体の側面形状に応じた効果的な張力付与手段を形成することができ、袋体の膨張時の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)を増大させることができる。
(3)上記(2)に記載の車両用エアバッグでは、前記張力起点が前記第2の定点よりも下方に配置されていてもよい。
このように構成することにより、張力付与手段によって発生する張力が、前記第1の定点を袋体の厚み方向外側且つ下方に引き寄せるように作用し、袋体の膨張時の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)を増大させることができる。
(4)上記(2)に記載の車両用エアバッグでは、前記張力起点が前記第2の定点よりも上方に配置されていてもよい。
このように構成することにより、張力付与手段によって発生する張力が、前記第1の定点を袋体の厚み方向外側且つ上方に引き寄せるように作用し、袋体の膨張時の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)を増大させることができる。
(5)本発明の他の態様に係る車両用エアバッグは、重合された基布の周囲を縫合して袋体に形成されてなるものであって、縫合前の前記基布の少なくとも一辺側に設けられた一対の折り返し部が重合され、該折り返し部の先端同士が縫合されて形成された結合部と、前記折り返し部の基部をその折り返し線に沿って接合して形成された形状規制部と、を備える。
このように構成することにより、袋体の膨張時に折り返し部が外方へ膨出するのを形状規制部が規制するので、膨張時に袋体の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)が減少するのを防止することができる。また、展開時に上昇する袋体の内圧(膨張圧)を、袋体を厚み方向(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向)に膨張させるために有効に利用することができる。
(6)上記(5)に記載の車両用エアバッグでは、前記折り返し部が、縫合前の基布の上辺側と下辺側のそれぞれに設けられ、前記上辺側の折り返し部同士、および、前記下辺側の折り返し部同士が重合されてそれぞれに前記結合部と前記形状規制部を備え、前記上辺側の折り返し部の高さ寸法が、前記下辺側の折り返し部の高さ寸法よりも大きい構成を採用してもよい。
このように構成することにより、膨張時の袋体の厚みを、下側よりも上側の方を大きくすることができる。
(7)上記(5)に記載の車両用エアバッグでは、前記形状規制部に対して交差し前記袋体の内方へ延びる方向に沿って接合して形成された第2の形状規制部を備えてもよい。
このように構成することにより、袋体の膨張時に折り返し部が外方へ膨出するのを、第2の形状規制部によっても規制することができる。
(8)上記(6)または(7)に記載の車両用エアバッグでは、前記基布の上部であって前記袋体が膨張したときに前記袋体の展開方向前方を指向する位置にベントホールが形成されている構成を採用してもよい。
このように構成することにより、袋体の膨張時にベントホールの形状を安定させることができる。
(9)上記(8)に記載の車両用エアバッグでは、前記ベントホールの周縁に補強布が取り付けられていてもよい。
このように構成することにより、袋体の膨張時にベントホールの形状をより安定させることができる。
(10)本発明の一態様に係る車両用エアバッグの製造方法は、左右略対称形の基布を形成する工程と、前記基布を中央部で折り返して周縁を縫合する工程と、前記周縁を縫合された基布の表裏を反転する工程と、前記表裏を反転された基布の少なくとも一端を内側に折り返した状態で折り返し線に沿って接合する工程と、を備える。
この製造方法によれば、1枚の基布から前記(5)に記載の車両用エアバッグを容易に製造することができ、生産性が向上する。
(11)上記(10)に記載の車両用エアバッグの製造方法は、前記左右略対称形の基布の中央部にベントホールを備えた補強布を縫合する工程をさらに備えてもよい。
このように構成することにより、安定した排気性能を発揮するベントホールを備えた車両用エアバッグを容易に製造することができる。
上記(1)に係る発明によれば、袋体の膨張時の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)を増大させることができるので、実質的な衝撃吸収ストロークが増大する。
上記(2)に係る発明によれば、袋体の側面形状に応じた効果的な張力付与手段を容易に形成することができるので、車両用エアバッグの形状等の設計自由度が高くなる。
上記(3)に係る発明によれば、張力起点を第2の定点よりも下方に配置した袋体の形態の場合にも、実質的な衝撃吸収ストロークを増大することができる。
上記(4)に係る発明によれば、張力起点を第2の定点よりも上方に配置した袋体の形態の場合にも、実質的な衝撃吸収ストロークを増大することができる。また、車両用エアバッグの製造が容易になる。
上記(5)に係る発明によれば、袋体の膨張時に折り返し部が外方へ膨出するのを形状規制部が規制し、これにより膨張時に袋体の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)が減少するのを防止するので、実質的な衝撃吸収ストロークが増大する。また、展開時に上昇する袋体の内圧(膨張圧)を、袋体を厚み方向(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向)に膨張させるために有効に利用することができる。
上記(6)に係る発明によれば、膨張時の袋体の厚みを、下側よりも上側の方を大きくすることができるので、サイドエアバッグ装置のエアバッグとした場合には、乗員の胸部に対する衝撃吸収ストロークを大きくすることができる。
上記(7)に係る発明によれば、袋体の膨張時に折り返し部が外方へ膨出するのを、第2の形状規制部によっても規制することができるので、膨張時に袋体の厚み(例えば、サイドエアバッグの場合には車幅方向の厚み)が減少するのを確実に防止することができる。
上記(8)または(9)に係る発明によれば、袋体の膨張時にベントホールの形状を安定させることができるので、ベントホールは安定したガス排気性能を発揮することができる。
上記(10)に係る発明によれば、1枚の基布から上記(5)に記載の車両用エアバッグを容易に製造することができ、生産性が向上する。
上記(11)に係る発明によれば、安定した排気性能を発揮するベントホールを備えた車両用エアバッグを容易に製造することができる。
この発明の実施例1のエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置のエアバッグ展開・膨張時を示す側面図である。 実施例1のエアバッグの展開・膨張時の外観斜視図である。 実施例1のエアバッグの展開・膨張時の平面図である。 図2のA−A断面図である。 実施例1のエアバッグの縫合前の基布の展開図であり、エアバッグ製造方法における第1の工程を示す図である。 前記エアバッグ製造方法の第2の工程を示す図である。 前記エアバッグ製造方法の第3の工程を示す図である。 前記エアバッグ製造方法の第4の工程を示す図である。 実施例1のエアバッグの衝撃吸収ストロークが増大する原理を説明するための斜視図である。 実施例1のエアバッグの衝撃吸収ストロークが増大する原理を説明するための側面図である。 比較例のエアバッグの概略側面図である。 エアバッグ製造方法の別の実施例における前記第1の工程に続く工程を示す図である。 実施例2のエアバッグの衝撃吸収ストロークが増大する原理を説明するための側面図である。 他の実施例のエアバッグ展開・膨張時の概略斜視図である。
以下、この発明に係る車両用エアバッグの実施例を図1から図14の図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施例における車両用エアバッグは、サイドエアバッグ装置のエアバッグとしての態様である。
初めに実施例1のエアバッグを説明する。実施例1におけるサイドエアバッグ装置は、車両の運転席や助手席のシートにおけるシートバックのドア側の側縁部に収納されており、図1に示すように、側面衝突時等の衝撃入力時に、シート1のシートバック2の側部から乗員と車体側部の間に展開・膨張し乗員への衝撃を吸収するエアバッグ3を備えている。
図2は、インフレータで発生させたガスで展開・膨張させたときのエアバッグ3を、車両後方斜め上側から見たときの斜視図である。なお、図2において矢印Xはエアバッグ3の展開方向を示す。エアバッグ3は、車両後方側が保持部4、車両前方側がバッグ本体部5とされていて、保持部4にインフレータ(図示略)が収納されるとともに、保持部4がシートバック2のフレーム(図示略)に固定される。バッグ本体部5は所定に折り畳まれてシートバック2内に格納されており、衝撃入力時にインフレータで発生させたガスによって展開・膨張せしめられる。
膨張時のバッグ本体部5は、上側の方が下側よりも車両前後方向の寸法が大きく、且つ、車幅方向の寸法(厚み)が大きくされており、また、図3に示すように、車両後方側よりも車両前方側が車幅方向の寸法(厚み)が大きい。なお、図3において矢印FRは車両前方を示す。
このエアバッグ3は、基本的には1枚の基布から構成されている。以下、エアバッグ3の製造方法を説明する。
まず、第1の工程では、図5に示すように左右対称形をなす1枚の基布10を用意する。基布10は、中央部11を中心として左右対称形をなし、中央部11において図5における上下方向寸法が一番小さくされており、且つ、上側に偏って位置している。中央部11の上端は、アール部12L,12Rを介して左右の上辺部13L,13Rに連なり、上辺部13L,13Rの左右端はそれぞれ所定形状の曲線部14L,14Rおよび直線部15L,15Rを介して左辺部16L、右辺部16Rの上端に連なっている。一方、中央部11の下端は、図5において下方に進むにしたがって互いに離反するように傾斜する傾斜辺部17L,17Rおよびアール部18L,18Rを介して左右の下辺部19L,19Rに連なり、下辺部19L,19Rの左右端はそれぞれ所定形状の曲線部20L,20Rを介して左辺部16L、右辺部16Rの下端に連なっている。なお、上辺部13L,13Rと下辺部19L,19Rはいずれも図5において左右方向に延びる直線状をなしており、左辺部16Lと右辺部16Rはいずれも図5において上下方向に延びる直線状をなしている。
基布10の中央部11には、2つのベントホール21が図5において上下方向に並んで形成されており、ベントホール21の回りにはリング状の補強布22が接着等の所定の手段により接合されている。
また、基布10には、左右辺部16L,16Rおよび曲線部20L,20Rに近い隅部に、矩形の防炎布からなる補強布23が接着等の所定の手段により接合されている。
なお、基布10において、左右辺部16L,16Rの上端同士を結ぶ仮想線は後述する上側折り返し線F1となり、上側折り返し線F1よりも上側は、左右一対の上側折り返し部24L,24Rとなる。また、基布10において、左右辺部16L,16Rの下端同士を結ぶ仮想線は後述する下側折り返し線F2となり、下側折り返し線F2よりも下側は、左右一対の下側折り返し部25L,25Rとなる。上側折り返し部24L,24Rの高さ寸法(図5において上下方向寸法)は下側折り返し部25L,25Rの高さ寸法(同前)よりも大きく設定されている。
なお、以下の説明の都合上、上側折り返し線F1と下側折り返し線F2との間の部分を胴部28と称す。
次に、第2の工程では、基布10を、図6に示すように、中央部11を中心にして、補強布22,23が表側となるようにして折り返し、右辺部16Rの上に左辺部16Lを重合し、右側のアール部12R、上辺部13R、曲線部14R、直線部15R、傾斜部17R、アール部18R、下辺部19R、曲線部20Rの上に、左側のアール部12L、上辺部13L、曲線部14L、直線部15L、傾斜部17L、アール部18L、下辺部19L、曲線部20Lを重合する。これにより、右側の上側折り返し部24Rと左側の上側折り返し部24Lとが重合され、右側の下側折り返し部25Rと左側の下側折り返し部25Lとが重合されることとなる。
そして、図6において破線で示すように、重合した基布10を、アール部12L,12R、上辺部13L,13R、曲線部14L,14Rに沿って縫合するとともに、傾斜部17L,17R、アール部18L,18R、下辺部19L,19Rに沿って縫合し、袋体30を形成する。これにより、右側の上側折り返し部24Rと左側の上側折り返し部24Lの先端同士が縫合されて上側結合部26が形成され、右側の下側折り返し部25Rと左側の下側折り返し部25Lの先端同士が縫合されて下側結合部27が形成される。ただし、曲線部14L,14Rに沿う上側結合部26の末端26aは上側折り返し線F1と直交する形態とし、下辺部19L,19Rに沿う下側結合部27の末端27aは下側折り返し線F2と直交する形態とし、前記両末端26a,27aは左右辺部16L,16Rからほぼ同じ寸法だけ離間して位置させる。
この第2の工程の終了時点では、左右辺部16L,16R側は縫合されていないので、開口している。
次に、第3の工程では、縫合されていない左右辺部16L,16R側の開口を利用して、縫合された基布10(すなわち袋体30)の表裏を反転し、さらに図7に示すように、上側折り返し部24L,24Rを上側折り返し線F1に沿って袋体30の内側へ折り返すとともに、下側折り返し部25L,25Rを下側折り返し線F2に沿って袋体30の内側へ折り返す。
次に、第4の工程では、図8に示すように、上側折り返し線F1の若干下側に沿って左側の上側折り返し部24Lと胴部28とを縫合し、右側の上側折り返し部24Rと胴部28とを縫合して上側形状規制部31を形成し、さらにこの上側形状規制部31の延長線に沿って左右辺部16L,16Rに達するまで重合された胴部28同士を縫合する。
同様に、下側折り返し線F2の若干上側に沿って左側の下側折り返し部25Lと胴部28とを縫合し、右側の下側折り返し部25Rと胴部28とを縫合して下側形状規制部32を形成し、さらにこの下側形状規制部32の延長線に沿って左右辺部16L,16Rに達するまで重合された胴部28同士を縫合する。
さらに、上側折り返し線F1と下側折り返し線F2に直交する上下方向に沿う3本の直線に沿って、袋体30の全体を縫合するとともに、この3本の縫合部33,34,35の略中央部を連結するように横縫合部36で縫合する。
縫合部33は左右辺部16L,16Rに近接して配置され、縫合部34,35は縫合部33から所定寸法離間して配置されている。縫合部34,35は互いに接近しており、いずれも上側結合部26の末端26aおよび下側結合部27の末端27aよりも中央部11寄りに配置されている。また、縫合部33,34,35はいずれも補強布23を縦断しており、補強布23の上部に対応する位置に横縫合部36が配置されている。縫合部33,34、および横縫合部36で縫合される結果、2つの補強布23,23間は筒状の袋となり、この袋の中にインフレータが装着される。
なお、縫合部35は、上側形状規制部31および下側形状規制部32に対して交差して袋体30の内方へ延びる第2の形状規制部を構成する。
ここで、縫合部35よりも左右辺部16L,16R側が前述した保持部4となり、縫合部35よりも中央部11側が前述したバッグ本体部5となる。なお、以下の説明の都合上、図8の形態に縫合され完成したエアバッグ3において、縫合部35に隣接する側をバッグ本体部5の基端側5a、ベントホール21が設けられている側をバッグ本体部5の先端側5bと称す。
なお、縫合部34,35は補強布23内において非縫合部(図示略)を備えており、その非縫合部にインフレータのガス吹出口(図示略)が装着され、バッグ本体部5にガスを充填することができるようにされている。
このように構成されたエアバッグ3は、図8に示される形態からバッグ本体部5が所定に折り畳まれた形態にされてシートバック2内に格納され、保持部4がその上下方向全長に亘ってシートバック2のフレーム(図示略)に保持される。
そして、側面衝突時等の衝撃入力時にインフレータがガスを発生させると、そのガスがバッグ本体部5の基端側5aから充填され、徐々にバッグ本体部5の先端側5bへ拡散していくことにより、折り畳まれていたバッグ本外部5が基端側5aから先端側5bに展開しながら膨張する。そして、バッグ本体部5は、シートバック3を突き破り、乗員と車体側部の間に展開・膨張し、乗員への衝撃を吸収する。つまり、このエアバッグ3では、バッグ本体部5の展開方向がバッグ本体部5の基端側5aから先端側5bに向けて膨張するように設定されている。
そして、このエアバッグ3においては、バッグ本体部5が膨張したときの車幅方向の厚みを大きく取ることができる。これについて、図9および図10の図面を参照して説明する。なお、図9,図10において、矢印Xはバッグ本体部5(エアバッグ3)の展開方向を示す。
図9は、図2と同様にエアバッグ3の展開・膨張が完了した状態を示した図であり、この図9において、P点はバッグ本体部5の両側面51の上縁52において車幅方向に最も膨出した最大膨出点を示し、Q点はバッグ本体部5の両側面51の上縁52と保持部4との交点を示し、R点は上縁52と縫合部35との交点を示す。なお、バッグ本体部5の両側面51の上縁52は上側形状規制部31によって構成され、上縁52の延びる方向はバッグ本体部5の展開方向に一致する。また、最大膨出点Pは上側形状規制部31のほぼ中央に位置する。また、R点は最大膨出点Pとの間に生じる張力の基点と考えることができる。この実施例1において、最大膨出点Pは第1の定点、Q点は第2の定点、R点は張力基点を構成する。なお、以下の説明ではR点を張力起点Rと言う場合もある。
図10は、展開・膨張が完了する前のバッグ本体部5内の圧力が低い状態のエアバッグ3を側方から見た概略側面図であり、図10におけるP点、Q点、R点は図9におけるP点、Q点、R点に対応する。このように展開・膨張完了前のバッグ本体部5において、P−Q間の距離L1はP−R間の距離L2に比べて短いため(L1<L2)、伸び可能量もP−Q間はP−R間よりも小さい。したがって、この後、バッグ本体部5内の内圧が高まってバッグ本体部5を車幅方向に膨らませる力が作用したときに、最大膨出点Pは図9において矢印Zで示すように車幅方向外側且つ下方へ引き寄せられ、移動する。これにより、バッグ本体部5の上下方向寸法が若干低減されるとともに、バッグ本体部5の車幅方向の厚みが大きくなる。これにより、エアバッグ3の実質的な衝撃吸収ストロークが増大する。
この実施例1では、張力基点(R点)を第2の定点(Q点)よりも下方に配置し、第1の定点(P点)と第2の定点(Q点)とを結ぶ線長(L1)よりも、張力基点(R点)と第1の定点(P点)とを結ぶ線長(L2)を長く設定することで、テンションラインが張力基点(R点)と第1の定点(P点)とを結ぶように形成され、すなわち、バッグ本体部5の展開方向Xと交差するように延びるテンションラインが形成され、これにより袋体(バッグ本体部5)の上縁(上縁52)を外側へ引き寄せる張力を発生させる張力付与手段が構成される。
図11は比較例における図10に相当する図であり、図中、矢印Xはバッグ本体部5(エアバッグ3)の展開方向を示す。図11に示す比較例のエアバッグは、バッグ本体部5の側面51の上縁52が保持部4に連なる点が張力基点R’となっていて、P点とR’点を結ぶ線間より上側に基布が存在しないものである。なお、図11において、Q’点は図10におけるQ点に対応する仮想点である。この比較例の場合には、P−Q’間に張力が作用しないため、最大膨出点Pは張力基点R’との間に作用する張力によって支持されるに留まり、その結果、実施例1のような最大膨出点Pを外側へ引き寄せる力は発生せず、実施例1の場合のようにバッグ本体部5の厚みを大きくする作用はない。
また、この実施例1のエアバッグ3においては、バッグ本体部5が展開・膨張するときに、上側形状規制部31が、図4に示すように、上側折り返し部24L,24Rと胴部28との連結部が丸みを帯びるのを抑制し、上側折り返し部24L,24Rが外方(上方)へ膨出するのを規制する。その結果、バッグ本体部5の上側部分の車幅方向の厚みが減少するのを規制することができ、バッグ本体部5の上側部分においても所望の衝撃吸収ストロークを確保することができる。
同様に、下側形状規制部32が、下側折り返し部25L,25Rと胴部28との連結部が丸みを帯びるのを抑制し、下側折り返し部25L,25Rが外方へ膨出するのを規制する。その結果、バッグ本体部5の下側部分の車幅方向の厚みが減少するのを規制することができ、バッグ本体部5の下側部分においても所望の衝撃吸収ストロークを確保することができる。
また、この実施例1のエアバッグ3では、上側折り返し部24L,24Rの高さ寸法(図5において上下方向寸法)が下側折り返し部25L,25Rの高さ寸法(同前)よりも大きいので、膨張時のバッグ本体部5の厚みを、下側よりも上側の方を大きくすることができ、乗員の胸部に対する衝撃吸収ストロークを大きくすることができる。
また、上側折り返し部24L,24Rおよび下側折り返し部25L,25Rが外方へ膨出するのを規制することができることから、インフレータのガス充填により上昇するバッグ本体部5の内圧(膨張圧)を、バッグ本体部5を車幅方向に膨張させるために有効に利用することができるので、膨張時にバッグ本体部5の厚みをより大きくすることができ、衝撃吸収ストロークをより大きくすることができる。
さらに、袋体30において車両後方側に設けた縫合部35が、上側形状規制部31および下側形状規制部32に対して交差して延びているので、この縫合部35も、バッグ本体部5の膨張時に、上側折り返し部24L,24Rおよび下側折り返し部25L,25Rが外方へ膨出するのを規制する。よって、膨張時にバッグ本体部5を車幅方向により広げることができ、衝撃吸収ストロークをより大きくすることができる。
また、ベントホール21は、バッグ本体部の内圧が必要以上に上昇するのを抑制するためのガス抜き孔であるが、このベントホール21が基布10の中央部11に設けられており、この中央部11はバッグ本体部5の膨張時において厚さが確保される展開方向前方に位置するので、膨張時にベントホール21の形状が安定し、ベントホール21は安定したガス排気性能を発揮することができる。また、ベントホール21の周囲に設けた補強布22もベントホール21の形状を安定させる効果がある。
また、前述した第1の工程に続いて、図12に示すように、2つのベントホール21に対応する部分を開口させた、2つの補強布22に重合し且つ基布10の中央部11の周辺を覆う別の補強布40を、縫合部41によって基布10に縫合する工程を追加すると、バッグ本体部5の膨張時にベントホール21の形状をより安定させることができ、より安定したガス排気性能を発揮することができる。
また、前述したエアバッグ3の製造方法によれば、1枚の基布10から前記構成のエアバッグ3を容易に製造することができ、生産性が向上する。
次に、図13を参照してエアバッグ3の実施例2を説明する。
実施例2のエアバッグ3の基本的な構成は実施例1のものと同じである。実施例2のエアバッグ3が実施例1のエアバッグ3と相違する点は、第1、第2の定点と張力起点の位置関係にある。
図13は実施例1における図10に相当するエアバッグ3の概略側面図であり、図中、矢印Xはバッグ本体部5(エアバッグ3)の展開方向を示す。
この図13において、P点は実施例1の場合と同じであり、バッグ本体部5の両側面51の上縁52における最大膨出点(第1の定点)を示し、Q2点はP点を通る展開方向に沿う仮想線上に存在するバッグ本体部5の基端側の第2の定点を示し、R2点は実施例1のR点に対応し、上縁52と縫合部35との交点であり、張力基点となる。なお、この実施例2では、バッグ本体部5の両側面51の上縁52の延びる方向とバッグ本体部5の展開方向は一致していない。
このように構成した実施例2のエアバッグ3においては、展開・膨張完了前のバッグ本体部5において、P−Q2間の距離L3はP−R2間の距離L4に比べて短いため(L3<L4)、伸び可能量もP−Q2間はP−R2間よりも小さい。したがって、この後、バッグ本体部5内の内圧が高まってバッグ本体部5を車幅方向に膨らませる力が作用したときに、最大膨出点Pは車幅方向外側且つ上方へ引き寄せられ、移動する。これにより、バッグ本体部5の車幅方向の厚みが大きくなり、エアバッグ3の実質的な衝撃吸収ストロークが増大する。したがって、実施例2にエアバッグ3によっても実施例1と同様の効果が奏される。
この実施例2では、張力基点(R2点)を第2の定点(Q2点)よりも上方に配置し、第1の定点(P点)と第2の定点(Q2点)とを結ぶ線長(L3)よりも、張力基点(R2点)と第1の定点(P点)とを結ぶ線長(L4)を長く設定することで(L3<L4)、テンションラインが張力基点(R2点)と第1の定点(P点)とを結ぶように形成され、すなわち、バッグ本体部5の展開方向Xと交差するように延びるテンションラインが形成され、これにより袋体(バッグ本体部5)の上縁(上縁52)を外側へ引き寄せる張力を発生させる張力付与手段が構成される。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例1,2では、バッグ本体部5の平面視形状を略楕円形にしているが、図14に示すように、バッグ本体部5の平面視形状を四角形にしてもよい。なお、図14において、矢印Xはバッグ本体部5(エアバッグ3)の展開方向を示す。
また、前述した実施例1,2では、展開・膨張時のエアバッグの厚みを下側よりも上側を厚くしているが、上下とも同じ厚みにすることも可能である。また、実施例ではサイドエアバッグ装置におけるエアバッグの態様であったが、このエアバッグはサイドエアバッグ装置以外のエアバッグにも適用可能である。
本発明は、例えば車両に搭載されて車体側方からの衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグ装置や、それ以外の乗員保護用エアバッグに適用可能である。
3 エアバッグ
10 基布
21 ベントホール
22 補強布
24L,24R 上側折り返し部
25L,25R 下側折り返し部
26 上側結合部
27 下側結合部
30 袋体
31 上側形状規制部
32 下側形状規制部
35 縫合部(第2の形状規制部)
40 補強布
51 側面
52 上縁
F1 上側折り返し線
F2 下側折り返し線
P 最大膨出点(第1の定点)
Q、Q2 第2の定点
R、R2 張力起点

Claims (11)

  1. 基布を縫合して袋体に形成されてなる車両用エアバッグであって、
    前記袋体は、その展開方向が該袋体の基端側から先端側に向けて膨張するように構成されるとともに、該袋体の側面に沿って前記展開方向と交差するように延びるテンションラインを形成することにより該袋体の上縁を外側へ引き寄せる張力を発生させる張力付与手段を備えることを特徴とする車両用エアバッグ。
  2. 前記袋体の前記側面における上縁の第1の定点と、前記第1の定点を通る前記展開方向に沿う仮想線上に存在する前記袋体の基端側の第2の定点とを結ぶ線長よりも、前記袋体の基端側において前記第2の定点から離間して配置された張力起点と前記第1の定点とを結ぶ線長を長く設定することで、前記テンションラインが前記張力起点と前記第1の定点とを結ぶように形成されて、前記張力付与手段が構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ。
  3. 前記張力起点は前記第2の定点よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用エアバッグ。
  4. 前記張力起点は前記第2の定点よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用エアバッグ。
  5. 重合された基布の周囲を縫合して袋体に形成されてなる車両用エアバッグであって、
    縫合前の前記基布の少なくとも一辺側に設けられた一対の折り返し部が重合され、
    該折り返し部の先端同士が縫合されて形成された結合部と、前記折り返し部の基部をその折り返し線に沿って接合して形成された形状規制部と、を備えることを特徴とする車両用エアバッグ。
  6. 前記折り返し部は、縫合前の基布の上辺側と下辺側のそれぞれに設けられ、前記上辺側の折り返し部同士、および、前記下辺側の折り返し部同士が重合されてそれぞれに前記結合部と前記形状規制部を備え、前記上辺側の折り返し部の高さ寸法は、前記下辺側の折り返し部の高さ寸法よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の車両用エアバッグ。
  7. 前記形状規制部に対して交差し前記袋体の内方へ延びる方向に沿って接合して形成された第2の形状規制部を備えることを特徴とする請求項5に記載の車両用エアバッグ。
  8. 前記基布の上部であって前記袋体が膨張したときに前記袋体の展開方向前方を指向する位置にベントホールが形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用エアバッグ。
  9. 前記ベントホールの周縁に補強布が取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の車両用エアバッグ。
  10. 左右略対称形の基布を形成する工程と、
    前記基布を中央部で折り返して周縁を縫合する工程と、
    前記周縁を縫合された基布の表裏を反転する工程と、
    前記表裏を反転された基布の少なくとも一端を内側に折り返した状態で折り返し線に沿って接合する工程と、
    を備えることを特徴とする車両用エアバッグの製造方法。
  11. 前記左右略対称形の基布の中央部にベントホールを備えた補強布を縫合する工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の車両用エアバッグの製造方法。
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