JP5031350B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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この発明は、車両乗員を保護するためのエアバッグ装置に関する。
車両の衝突時等の緊急時に乗員を保護する装置として、種々のエアバッグ装置が提案されている。このようなエアバッグ装置は、車両が衝突した時等にインフレータによってエアバッグにガスを充填することにより、エアバッグが膨張して乗員を保護する構造とされている。
ところで、助手席用のエアバッグ装置では、ダッシュボードと乗員間に比較的大きな空間が形成されるため、比較的大きな容量のエアバッグを用いる必要がある。
このような助手席用に適したエアバッグ装置として、特許文献1に開示のものがある。
特許文献1は、2枚の長尺状基布を重ね合せ、その両側縁部同士を縫い合せる等して略筒状に形成したエアバッグを開示している。このエアバッグの一端部側には、インフレータ取付口が形成されている。そして、インフレータ取付口を介してエアバッグ内にガスを導入することで、本エアバッグは、筒状袋を2つ折りにしたような形態で展開するようになっている。
特開平9−109814号公報
しかしながら、上記エアバッグでは、筒状袋の一端部よりガスが導入されて、2つ折りにしたような形態で展開する。このため、筒状袋の折曲げ部分で、ガスの流れが止められ、2つ折りにした先の部分で展開が遅くなってしまう恐れがある。
そこで、本発明は、折曲げた形態で膨張展開させるようにしたエアバッグにおいて、折曲げ部分での気道を確保することを目的とする。
上記課題を解決するため、このエアバッグ装置は、基布を縫製してなる膨張展開可能なエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体にガスを供給するインフレータとを備え、前記エアバッグ本体は、前記インフレータからのガスが直接的に供給される第1気室を形成する第1気室形成部と、前記インフレータからのガスが前記第1気室を介して供給される第2気室を形成する第2気室形成部と、前記第1気室から前記第2気室へのガス流路を絞る狭隘部と、を有し、前記狭隘部は、瓢箪状に膨張展開した状態を想定した前記エアバッグ本体のうち、車両前後方向に直交する車両幅方向の断面が楕円状に展開可能な部位に形成され、該部位における車両上下方向を形成する一対の基布の一方のガス流路に沿った長さ寸法を、他方のガス流路に沿った長さ寸法よりも小さく設定することで折曲げ部を形成し、前記折曲げ部で折曲って膨張展開する前記エアバッグ本体を、前記第1気室形成部と前記第2気室形成部とが接する程度に折曲げられた状態に保持する保持部材を前記エアバッグ本体に設けたものである。
この場合に、前記長さ寸法を小さくするため、小さくする側の基布を重ね合せて縫製して形成したエアバッグ装置とするとよい。
このエアバッグ装置によると、前記エアバッグ本体は膨張展開時に車両幅方向の断面が楕円状に展開可能な部位を有し、該部位における車両上下方向を形成する一対の基布の一方のガス流路に沿った長さ寸法を、他方のガス流路に沿った長さ寸法よりも小さく設定することで折曲げ部を形成し、前記エアバッグ本体は前記所定の折曲げ部で折曲って膨張展開するものであると、折曲げ部での気道を確保できる。
より具体的には、前記長さ寸法を小さくするため、小さくする側の基布を重ね合せて縫製して形成することで、折曲げ部分での気道を確保できる。
また、膨張時に前記所定の折曲げ部で折曲げられた状態に保持する保持部材を前記エアバッグ本体に設けることで、エアバッグ本体をより確実に折曲った形態で膨張展開させることができる。
以下、実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。
図1はエアバッグ装置を示す側面図であり、図2はエアバッグ装置を示す平面図であり、図3はエアバッグ装置を示す正面図であり、図4はエアバッグ装置を示す背面図である。
このエアバッグ装置10は、車両の助手席前方にあるダッシュボード50に組込まれ、車両の衝突時等に助手席乗員前方に展開して、助手席乗員を受止めて衝撃を吸収する装置である。もちろん、本エアバッグ装置10は、後部座席等他の箇所にも適用可能である。
このエアバッグ装置10は、エアバッグ本体20と、インフレータ12とを備えている。
インフレータ12は、車両衝突時等に、エアバッグ本体20内にガスを供給可能に構成されている。より具体的には、インフレータ12は、点火装置及びガス発生剤等を有しており、車両の衝撃検知部等からの点火命令信号等を受けて前記点火装置を発火させ、この発火によりガス発生剤を燃焼させて、発生するガスをエアバッグ本体20内に供給する構成となっている。このインフレータ12は、エアバッグ本体20のうち後述するガス供給孔22hの外側部分に、当該ガス供給孔22hを通じてエアバッグ本体20内にガスを供給可能な態様で、ネジ等を用いて取付けられる。
エアバッグ本体20は、基布を縫製することで形成されており、全体として瓢箪状に膨らんだ袋を2つ折りにしたような形態で、膨張展開可能に構成されている。このエアバッグ本体20は、膨張展開時に、車両幅方向の断面が楕円状となるように膨張展開可能な部位を有している。より具体的には、エアバッグ本体20は、第1気室形成部22と、第2気室形成部24と、これらの間に介在する狭隘部26とを有している。
第1気室形成部22は、第1気室22Rを形成するするように膨張展開可能な袋状に形成されている。また、第1気室形成部22の一側部、より具体的には、本エアバッグ装置10をダッシュボード50に組込んだ状態で下部に位置する部分に、インフレータ12からのガスが供給されるガス供給孔22hが形成されている。これにより、上記インフレータ12からのガスが直接的に第1気室形成部22内の第1気室22Rに供給されるようになっている。この第1気室22Rは、球状であることが好ましい。
第2気室形成部24は、第2気室24Rを形成する袋状、ここでは、若干細長かつ扁平な袋状に形成されている。この第2気室24Rに対しては、インフレータ12からのガスが上記第1気室22Rを介して、より具体的には、第1気室22Rから狭隘部26を介して供給されるようになっている。
また、上記狭隘部26は、上記第1気室形成部22と第2気室形成部24との間に設けられており、第1気室22Rと第2気室24Rとの間にガス流路26Rを形成している(図7参照)。膨張展開形態において、この狭隘部26における車両幅方向の断面(より具体的には車両前後方向に直交する面における断面)は横方向に長い楕円状である。このガス流路26Rの流路断面積は、第1気室22R及び第2気室24Rのうち当該ガス流路26Rに隣接する部分の開口断面積よりも小さくなっており、第1気室22Rから第2気室24Rへのガス流路26Rを絞るようになっている。つまり、エアバッグ本体20全体で見ると狭隘部26で絞られた瓢箪形状となっている。
また、この狭隘部26は、エアバッグ本体20の膨張展開形態で、第1気室形成部22に対して略水平方向又は略水平方向から下向きの位置に設けられている(図1参照)。特に、本エアバッグ装置10をダッシュボード50に組込んだ状態で、狭隘部26が第1気室形成部22に対して略水平方向又は略水平方向から下向きに位置し、狭隘部26及び第2気室形成部24が乗員P側に向けて膨張展開するようになっている(図12参照)。
この狭隘部26は、上記のようにガス流路26Rを絞ることで、インフレータ12からのガスが導入される際に、第1気室形成部22がある程度膨張展開してから第2気室形成部24が膨張展開するようにしている。これにより、エアバッグ本体20が所定方向に急激かつ一気に膨張展開してしまうことを抑制、より具体的には、エアバッグ本体20がダッシュボード50の上方に急激かつ一気に膨張展開してしまうことを抑制している。
また、本エアバッグ本体20は、膨張時にエアバッグ本体20を所定の折曲げ部で折曲げられた状態に保持する保持部材として、ベルト部材28を有している。ここでは、エアバッグ本体20の両側部に一対のベルト部材28が設けられている。各ベルト部材28は、長尺帯状部材であり、その一端部が第1気室形成部22の側部に連結されると共に、その他端部が第2気室形成部24の側部に連結されている。また、各ベルト部材28の長さ寸法は、エアバッグ本体20の膨張展開形態で、第1気室形成部22と第2気室形成部24とを狭隘部26で折曲げた形態、ここでは、第1気室形成部22と第2気室形成部24とが接する程度に折曲げた形態で維持する程度に形成されている。なお、このベルト部材28の長さ寸法を調整することで、エアバッグ本体20が乗員側に膨張する程度やその内圧等を微調整することが可能である。また、ベルト部材28の両端部は、第1気室形成部22及び第2気室形成部24の両側部以外の部位、例えば、第1気室形成部22及び第2気室形成部24の端部等その他の部位に連結されていてもよい。
このように本エアバッグ本体20は、ベルト部材28により、狭隘部26で折曲げられた形態で膨張展開するように構成されており、前記狭隘部26はその際に折曲げられる部位、即ち、所定の折曲げ部分でもある。
そして、この狭隘部26における車両上下方向を形成する一対の基布部分のうち一方(上側)の部分のガス流路26Rに沿った長さ寸法L1は、他方(下側)の基布部分のガス流路26Rに沿った長さ寸法L2よりも小さくなるように設定されることで(図1及び図8参照)、折曲げ部が形成されている。そのためのより具体的な構成についてはエアバッグ本体20の形成手順と共に次述する。なお、このように、狭隘部26で上下の基布部分の上記長さ寸法を変えることによって折曲げ部を形成できるので、上記ベルト部材28は省略してもよい。
上記のようなエアバッグ本体20は、例えば、複数の布を適宜縫い合せることで形成される。図5及び図6は、上記のようなエアバッグ本体を形成するための基布の例を示す図である。
図5に示す基布32は、一方向に長い略長方形状に形成されている。また、図6に示す基布34は、両端部が幅広でかつ長手方向中間部が幅狭な長尺形状に形成されており、その一端部(図6の左端部)の略中央部にガス供給孔22hが形成されている。
また、上記基布32の両端部のそれぞれの両側部には、分割ベルト部材29が一体形成されている。この分割ベルト部材29は、当該基布32を構成する部分と共に一体となって裁断されたものである。これらの分割ベルト部材29は、後述するように対応するものの先端部同士が連結されることで、ベルト部材28として構成される。これにより、基布32からの分割ベルト部材29の形成部分の突出寸法を小さくすることで、元の布から基布32及び分割ベルト部材29を含む形状を無駄なく有効に型取りすることができる。また、ベルト部材28の端部とエアバッグ本体20との連結部分を、後からの縫付構造ではなく、一枚布で一体化した構成とすることができるため、ベルト部材28の組込みも容易で、かつ、当該連結構造を強固なものにすることができるというメリットがある。
そして、上記分割ベルト部材29を内側に折込んだ状態で、両基布32,34の周縁部同士を縫い合せる等して接合し、この後、ガス供給孔22h等を利用して表裏反転させることで、図7に示すように、瓢箪状に膨張可能な袋状のエアバッグ本体20が形成される。
上記エアバッグ本体20では、基布32,34の一端部(図5及び図6の左端部)の周縁部同士を接合した部分で、第1気室形成部22が形成されている。また、基布32,34の他端部(図5及び図6の右端部)の周縁部同士を接合した部分で、第2気室形成部24が形成されている。また、基布32,34の長手方向中間部の周縁部同士を接合した部分で、狭隘部26が形成されている。このように、2つの基布32,34の周縁部同士を接合することでエアバッグ本体20を形成することで、当該エアバッグ本体20を容易に製造でき、ひいては、当該エアバッグ本体20の製造の自動化も容易になるというメリットがある。
この状態では、各分割ベルト部材29は、各第1気室形成部22及び第2気室形成部24の両側部から外方に延出しているので、対応するそれぞれの分割ベルト部材29同士を縫い合せる等して連結してベルト部材28として構成する。これにより、図1〜図4に示すように、エアバッグ本体20が2つ折りにした瓢箪状に膨張展開するように規制される。
また、上記のように2つの基布32,34によりエアバッグ本体20が形成された状態で、図8に示すように、狭隘部26を形成する部分のうち、膨張展開した折曲げ形態で内側(上側)となる部分を部分的に重ね合せることにより、換言すれば、第1気室形成部22と第2気室形成部24とを結ぶラインに略直交する方向で山折するようにつまみ上げられると共にそのつまみ上げ部分26aの基部が縫い合されて、縫合部26bが形成されている。これにより、狭隘部26におけるガス流路26Rに沿って、折曲げ部位である狭隘部26の一方(上側)の基布部分の長さ寸法L1が他方(下側)の基部部分の長さ寸法L2よりも小さくなるように仕上げられている。換言すれば、折曲げ部位である狭隘部26で折曲げた形態で、その内側部分がその外側部分よりも間隔を有して内方に配設され、当該外側部分と内側部分との間にガス流路26R用の気道が確保されるようになっている。なお、上記重ね合せ部分は、基布部分が2枚以上重なって縫製された構成であってもよい。
なお、上記重ね合せ部分の形成は、両基布32,34を縫合する前や、両基布32,34を縫合する後であって各分割ベルト部材29を連結する前等に行われてもよい。
上記エアバッグ装置10は、例えば、図9に示すような態様で、ダッシュボード50に組込まれる。
すなわち、助手席前方にあるダッシュボード50の上面内部に、エアバッグケース52が固定されている。このエアバッグケース52には、インフレータ12が固定されており、上記エアバッグ本体20は、そのインフレータ12に取付けられた状態で、エアバッグケース52内に折畳む等して収容されている。
なお、ダッシュボード50の上面であってエアバッグケース52の上方部分の周縁部は薄肉な割れ線に形成されており、エアバッグ本体20の膨張展開時には、その膨張展開の衝撃によりダッシュボード50の上面を当該割れ線で割開くようにして、エアバッグ本体20がダッシュボード50の上方に膨張展開可能とされている。また、このダッシュボード50の上方には、フロントウインドウWが前方下向き傾斜姿勢で配設されている。
そして、図10に示すように、車両の衝突時等に、インフレータ12がガスを発生すると、まず、当該ガスは第1気室形成部22内の第1気室22R内に直接的に供給される。ここで、第1気室形成部22と第2気室形成部24との間に狭隘部26が存在するため、第1気室形成部22の膨張初期ないし中期段階では、第2気室形成部24へのガス供給はある程度抑制される。
そして、図11に示すように、第1気室形成部22がある程度膨張した後期段階になって、インフレータ12からのガスが、第1気室形成部22内の第1気室22Rから狭隘部26内のガス流路26Rを介して第2気室形成部24内の第2気室形成部24に供給されるようになる。
この際、狭隘部26によりガス供給はある程度抑制されるものの、狭隘部26の内側部分に重ね合せ部分を形成してしているので、ガス流路26R用の気道は確保される。したがって、第1気室形成部22内に供給されたガスは、狭隘部26のガス流路26Rである程度抑制されつつ必ず第2気室形成部24内の第2気室24R内に円滑に供給される。
なお、この際、第1気室22Rが球状形状であると、第1気室22R内に供給されたガスは、第1気室22Rを仕切る球面に沿って円滑に狭隘部26に向けて案内される(図11矢符A参照)。
これにより、図12に示すように、第1気室形成部22の略水平方向又は略水平方向よりも下向きに狭隘部26及び第2気室形成部24が膨張展開する。この際、上記ベルト部材28により、ダッシュボード50の上方に膨張展開した第1気室形成部22の側方に、即ち、乗員P側に、第2気室形成部24が折重なるように膨張展開した形態に規制される。そして、車両の衝撃により、助手席乗員Pが前傾するように姿勢変更すると(図12矢符B参照)、助手席乗員Pの頭部や胸部等が、第2気室形成部24の乗員側部分からエアバッグ本体20に当接して乗員に加わった衝撃を吸収する。
このように構成されたエアバッグ装置10によると、狭隘部26における車両上下方向を形成する一対の基布部分のうち一方(上側)の部分のガス流路26Rに沿った長さ寸法L1は、他方(下側)の基布部分のガス流路26Rに沿った長さ寸法L2よりも小さくなるように設定されているため、エアバッグ本体20の膨張展開の際に、狭隘部26の内側部分がその外側部分よりも間隔を有して内方に配設された状態となり、外側部分と内側部分との間にガス流路26R用の気道が確保されるようになっている。したがって、第1気室形成部22に続けて第2気室形成部24を円滑かつ迅速に展開させることができる。
また、エアバッグ本体20の狭隘部26の内側(上側)となる基布部分部分を重ね合せて縫製して、上記構成を実現しているため、当該構成を容易に形成できる。
また、ベルト部材28の両端部を第1気室形成部22と第2気室形成部24とに連結して、エアバッグ本体20の膨張展開形態で、第1気室形成部22と第2気室形成部24とを狭隘部26で屈曲した形態に維持することで、衝撃を吸収するのに十分な大きさ及び形状、即ち、ダッシュボード50と助手席乗員Pとの間で衝撃を吸収するのに十分な大きさで膨張展開させることができる。しかも、第1気室形成部22と第2気室形成部24とを折畳んでそれらの間周縁部に隙間が形成された分、エアバッグ本体20の実容量を小さくして素早く膨張展開させることができる。
なお、本実施形態では、狭隘部26で折曲げた構成について説明したが、必ずしも狭隘部26で折曲げられる必要はない。単なる筒状に形成されたエアバッグ本体をその中間部の所定の折曲げ部分で折曲げられた場合等、所定の折曲げ部分で折曲げられた形態で膨張展開可能なエアバッグ本体全てについて適用可能である。
なお、エアバッグ本体を所定の折曲げ部分で折曲げた形態で膨張展開する構成としては、上記のようにベルト部材28による構成の他、エアバッグ本体の両端部を連結する等、その他の種々の折曲げ形態保持構成を採用することができる。
また、もちろん、上記エアバッグ本体20に、膨張展開後の排気を行うためのベントホールが設けられていてもよい。この場合に、エアバッグ本体20を迅速に展開させるために、第2気室形成部24にベントホールを形成することが好ましい。
実施形態に係るエアバッグ装置を示す側面図である。 同上のエアバッグ装置を示す平面図である。 同上のエアバッグ装置を示す正面図である。 同上のエアバッグ装置を示す背面図である。 エアバッグ本体を形成するための基布の例を示す図である。 エアバッグ本体を形成するための基布の例を示す図である。 エアバッグ本体の製造途中状態を示す側面図である。 エアバッグ本体の膨張展開途中状態を示す説明図である。 エアバッグ本体に重ね合せ部分を形成した状態を示す説明図である。 エアバッグ本体の膨張展開途中状態を示す説明図である。 エアバッグ本体の膨張展開途中状態を示す説明図である。 エアバッグ本体の膨張展開最終状態を示す説明図である。
符号の説明
10 エアバッグ装置
12 インフレータ
20 エアバッグ本体
26 狭隘部
26b 縫合部
26R ガス流路
28 ベルト部材
L1 狭隘部の内側の長さ寸法
L2 狭隘部の外側の寸法

Claims (1)

  1. 基布を縫製してなる膨張展開可能なエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体にガスを供給するインフレータとを備え、
    前記エアバッグ本体は、前記インフレータからのガスが直接的に供給される第1気室を形成する第1気室形成部と、前記インフレータからのガスが前記第1気室を介して供給される第2気室を形成する第2気室形成部と、前記第1気室から前記第2気室へのガス流路を絞る狭隘部と、を有し、
    前記狭隘部は、瓢箪状に膨張展開した状態を想定した前記エアバッグ本体のうち、車両前後方向に直交する車両幅方向の断面が楕円状に展開可能な部位に形成され、該部位における車両上下方向を形成する一対の基布の一方のガス流路に沿った長さ寸法を、他方のガス流路に沿った長さ寸法よりも小さく設定することで折曲げ部を形成し、
    前記折曲げ部で折曲って膨張展開する前記エアバッグ本体を、前記第1気室形成部と前記第2気室形成部とが接する程度に折曲げられた状態に保持する保持部材を前記エアバッグ本体に設け
    前記長さ寸法を小さくするため、小さくする側の基布を重ね合せて縫製して形成したエアバッグ装置。
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