JPWO2009154278A1 - 受信装置、通信システム、および、受信方法 - Google Patents

受信装置、通信システム、および、受信方法 Download PDF

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Abstract

単数または複数のポートに入力された信号を複数の受信信号として受信する受信装置が、受信信号に含まれている信号ブロック毎のユニークワードに基いて位相オフセットを推定する位相オフセット推定部と、推定した信号ブロック毎の位相オフセットに基いて補償する位相オフセット補償部とを有し、周波数領域で等化された信号に含まれる既知信号成分(ユニークワード)を用いて位相オフセットの補償を行うことによって、複雑な位相オフセットの変動を補償し、各受信ポートで得られる信号に対して、それぞれ位相オフセットの推定を行う。

Description

本発明は無線通信および光通信における、受信装置、通信システムおよび受信方法に関する。
本願は、2008年6月20日に日本に出願された特願2008−162478号、2008年8月19日に日本に出願された特願2008−210926号、および2009年4月28日に日本に出願された特願2009−109962号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
図13に周波数領域等化(Frequency Domain Equalization:FDE)を用いるシングルキャリア伝送の従来の受信機の例を示す。この受信機は、受信部101−1〜R、タイミング検出部102−1〜R、周波数オフセット補償部103−1〜R、直/並列変換部104−1〜R、FFT(Fast Fourier Transform)演算部105−1〜R、等化部106−1〜R、重み演算部107−1〜R、信号合成部108、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算部109、並/直列変換部110、復調部111、局部発振器112を含む。ここで、Rは入力ポート数を示す。
このシングルキャリア受信機において、受信機が有するR個の通信ポートから入力されたシングルキャリア受信信号は、局部発振器112からの発振信号を用いて、受信部101−1〜Rでベースバンドのディジタル信号に変換される。
受信部101−1〜Rで変換された信号は、タイミング検出部102−1〜Rで、ポート毎にプリアンブル信号を用いて、信号位置が検出され、タイミング検出される。
タイミング検出部102−1〜Rでタイミング検出された信号は、周波数オフセット補償部103−Rで、シングルキャリア受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、周波数オフセットが推定され、この推定された周波数オフセットに基いて補償される。
その後、プリアンブル信号は、重み演算部107−1〜Rに入力され、重み演算部107−1〜Rで等化重みが算出される。
一方、データ信号に対しては、直/並列変換部104−1〜Rで直/並列変換が行われた後、FFT演算部105−1〜RでFFT演算が行われ、受信信号の周波数成分が得られる。次に、等化部106−1〜Rで、重み演算部107−1〜Rにおいて算出された重みを用いて、周波数領域で等化が行われる。
その後、信号合成部108で、各ポートの信号である各周波数成分の信号を合成した後、IFFT演算部109でIFFT演算することにより時間信号に変換する。時間信号に変換された信号は、並/直列変換部110で並/直列変換が行われた後、復調部111で復調される。これにより、シングルキャリア受信機で、送信データ系列が得られる。
また、図14に第r(=1〜R)ポートにおける周波数オフセット補償部103−rの構成を示す。周波数オフセット補償部103−rは、オフセット推定部1031−rと、オフセット補償部1032−rとを有する。
オフセット推定器1031−rは、対応するタイミング検出部102−r(=1〜R)からのシングルキャリア受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、周波数オフセット推定値を算出し、算出した周波数オフセット推定値をオフセット補償器1032−rへ出力する。
オフセット補償器1032−rは、オフセット推定器1031−rにより算出されたオフセット推定値を用いて、対応するタイミング検出部102−r(=1〜R)からのシングルキャリア受信信号に含まれているデータ受信信号のオフセット補償を行い、その結果を対応する直/並列変換部104−r(=1〜R)に出力する。
なお、図13を用いて説明したシングルキャリア受信機の従来技術として、非特許文献1が知られている。
A. Gusmao, R. Dinis, and N. Esteves, "On frequency-domain equalization and diversity combining for broadband wireless communications," IEEE Trans. Commun., vol. 51, no. 7, PP.1029-1033, July 2003.
ところで、光もしくは無線伝送を行う場合、局部発振器や受信機中の装置の不安定性により位相オフセットが生じてしまうことが知られている。そのため、非特許文献1に示すシングルキャリア受信機にあっては、光もしくは無線伝送を行おうとした際、送受信のそれぞれの基準周波数が異なるため、位相オフセットが生じてしまうという問題がある。
また、従来技術のように、プリアンブル信号を用いて周波数オフセットを補償する方法が提案されているが、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合には、位相オフセットを完全には補償することはできないという問題がある。また、この問題は、キャリア周波数の安定度が無線に比べて低い光伝送の場合、より顕著となる。
また、光もしくは無線伝送を行おうとした際、送受信のそれぞれの基準周波数が異なるため、周波数オフセットが生じてしまう。従来技術のように、プリアンブル信号を用いて周波数オフセットを補償する方法が提案されているが、時間的な周波数オフセットの不安定性や、受信ポート間での周波数オフセットの不一致が生じる場合には、周波数オフセットを完全には補償することはできないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償することができる受信装置、通信システム、および、受信方法を提供することにある。
また、周波数の不安定や受信ポート間の周波数の不一致が生じる場合においても、周波数オフセットを補償することができる受信装置、通信システム、および、受信方法を提供することにある。
単数または複数のポートに入力された信号を単数または複数の受信信号として受信する本発明の受信装置は:前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号の信号波形を整形するために、それぞれが前記予め予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出部と、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償部と、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換部と、前記直/並列変換部によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化部と、前記等化部によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換部と、を有する単数または複数の処理部と;前記単数または複数の処理部によって整形された信号波形を合成する信号合成部と;前記信号合成部によって合成された信号波形を復調する復調部と;前記タイミング検出部から前記復調部に至る受信信号変換経路上に配置され、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定部と;前記受信信号変換経路上に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償部と;を有する。
また、本発明の通信システムは、信号ブロック毎にユニークワードが付加された送信信号を送信する送信装置と、単数または複数のポートに入力された前記送信信号を単数または複数の受信信号として受信する受信装置とを有する通信システムであって、前記受信装置が:前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号の信号波形を整形するために、それぞれが前記予め予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出部と、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償部と、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換部と、前記直/並列変換部によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化部と、前記等化部によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換部と、を有する単数または複数の処理部と;前記単数または複数の処理部によって整形された信号波形を合成する信号合成部と;前記信号合成部によって合成された信号波形を復調する復調部と;前記タイミング検出部から前記復調部に至る受信信号変換経路上に配置され、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定部と;前記受信信号変換経路上に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償部と;を有する。
さらに、本発明の受信方法は、単数または複数のポートに入力された信号を単数または複数の受信信号として受信する受信装置に用いられる受信方法であって、 前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出工程と、前記タイミング検出工程によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償工程と、前記周波数オフセット補償工程によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換工程と、前記直/並列変換工程によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換工程と、前記フーリエ変換工程によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化工程と、前記等化工程によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換工程と、前記逆フーリエ変換工程によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換工程と、を有する単数または複数の受信信号に対する処理工程と;前記単数または複数の受信信号に対する処理工程によって整形された単数または複数の信号波形を合成する信号合成工程と;前記信号合成工程によって合成された信号波形を復調する復調工程と;前記タイミング検出工程から前記復調工程に至る受信信号変換工程中に行われ、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定工程と;前記受信信号変換工程中に行われ、前記位相オフセット推定工程が推定した位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償工程と;を有する。
本発明において、前記位相オフセット推定部または位相オフセット推定工程は、下記の一般式によって前記供給された受信信号の前記位相オフセットθ(q)を推定することが好ましい。
但し、y(m,q)は、q番目の信号ブロックにおける前記供給された受信信号、x(m)はユニークワード系列、パラメータmはM個のブロックをユニークワードブロックにおいてそれぞれのブロックを順に識別するための識別変数、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
本発明によれば、周波数領域で等化された信号に含まれる既知信号成分(ユニークワード)を用いて位相オフセットの補償を行うことによって、複雑な位相オフセットの変動を補償することができる。さらに、各受信ポートで得られる信号に対して、それぞれ位相オフセットの推定を行うことで、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償することができる。
また、本発明によれば、信号を送信する際、周波数領域等化で用いるガードインターバルGIとして、ユニークワードUWを利用するときに、その系列を複数繰り返して挿入する。受信側では、周波数領域等化を行う前にブロックごとに複数回繰り返されたユニークワードUWを用いて周波数オフセットを推定し、その推定された周波数オフセットを用いて補償する。これにより、周波数が不安定であったり、受信ポート間の周波数の不一致が生じたりする場合においても、時間多重したプリアンブル信号で補償しきれない周波数オフセットを、ユニークワードUWを用いて等化前に、各ポートでブロックごとに再度補償する。これによって、周波数オフセットを補償することができ、伝送特性を改善することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による受信装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態による受信装置が受信する送信信号を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態による受信装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による受信装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による受信装置を示すブロック図である。 本発明の第1から第4の実施形態による受信装置における周波数オフセット補償部を示すブロック図である。 図6に示された周波数オフセット補償部で用いられる送信信号を示す第1の構成図である。 図6に示された周波数オフセット補償部で用いられる送信信号を示す第2の構成図である。 本発明の第5の実施形態による受信装置を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態による受信装置の受信特性を示すグラフである。 偏波多重伝送に適した本発明の実施形態による受信装置の一部を示すブロック図である。 偏波多重伝送に適した本発明の実施形態による受信装置の一部を示すブロック図である。 従来の受信装置を示すブロック図である。 従来の受信装置における周波数オフセット補償部を示すブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による受信装置の構成を示す概略ブロック図である。この受信装置は、送信装置10から送信されたシングルキャリア受信信号を、複数の受信信号、たとえば、R個の受信信号として受信する。ここで、R(≧1)は、無線伝送の場合は、アンテナの本数またはアンテナ素子の数である。以降においては、この受信装置は、R個のポートを有しているものとして説明する。
また、受信装置が受信する受信信号には、予め定められている信号であるユニークワードが信号ブロック毎に含まれているものとして説明する。また、この受信信号には、プリアンブル信号が含まれているものとして説明する。このユニークワードとプリアンブル信号とについては、図2を用いて、後述する。
受信装置は、複数の受信信号のうち予め対応付けられている受信信号の信号波形を整形する複数の処理部1000−1〜Rと、複数の処理部1000−1〜Rで整形された信号波形を合成する信号合成部1012と、信号合成部1012で合成された信号波形を復調する復調部1013と、局部発振器1014と、を有する。
複数の処理部1000−1〜Rは、それぞれ、同様の構成を有している。ここでは、複数の処理部1000−1〜Rのうちのいずれか1つの処理部である処理部1000について、その構成を説明する。
処理部1000は、受信部1001、タイミング検出部1002、周波数オフセット補償部1003、直/並列変換部1004、FFT演算部1005(フーリエ変換部)、等化部1006、重み演算部1007、IFFT演算部1008(逆フーリエ変換部)、並/直列変換部1009、位相オフセット推定部1010、および、位相オフセット補償部1011を、有している。
受信部1001は、対応するアンテナ素子から受信信号を受信し、受信した受信信号を、局部発振器1014からの発振信号を用いて、ベースバンドのディジタル信号に変換する。タイミング検出部1002は、受信部1001がベースバンドのディジタル信号に変換した受信信号、すなわち、予め対応付けられている受信信号に対して、信号位置を検出して、タイミング検出を行う。この信号位置の検出は、たとえば、信号に含まれているプリアンブル信号に基いて検出される。
周波数オフセット補償部1003は、タイミング検出部1002がタイミング検出した受信信号に対して、周波数オフセットを補償する。重み演算部1007は、周波数オフセット補償部1003が補償した受信信号に含まれているプリアンブル信号に基いて、等化重みを算出する。直/並列変換部1004は、周波数オフセット補償部1003が補償した受信信号を直/並列変換する。
FFT演算部1005は、直/並列変換部1004が直/並列変換した受信信号をフーリエ変換する。等化部1006は、重み演算部1007が算出した等化重みに基いて、FFT演算部1005がフーリエ変換した受信信号を周波数成分毎に等化する。IFFT演算部1008は、等化部1006が等化した受信信号を逆フーリエ変換する。並/直列変換部1009は、IFFT演算部1008が逆フーリエ変換した受信信号を並/直列変換する。
タイミング検出部1002から復調部1013に至る経路を受信信号変換経路と呼ぶと、位相オフセット推定部1010はこの受信信号変換経路上に配置される。より具体的には、本実施形態においては、位相オフセット推定部1010は、並/直列変換部1009の後段に配置され、並/直列変換部1009が並/直列変換した受信信号に基いて、位相オフセットを推定する。この位相オフセット推定部1010は、位相オフセットを推定する場合に、受信信号に含まれている信号ブロック毎のユニークワードに基いて位相オフセットを信号ブロック毎に推定する。
位相オフセット補償部1011は、受信信号変換経路上である位相オフセット推定部1010の後段に配置され、位相オフセット推定部1010が推定した位相オフセットに基いて、並/直列変換部1009が並/直列変換した受信信号の位相オフセットを補償する。また、この位相オフセット補償部1011は、位相オフセット推定部1010の推定した信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、並/直列変換部1009が並/直列変換した受信信号の位相オフセットを補償する。
なお、信号合成部1012は、複数の処理部1000がそれぞれ有する位相オフセット補償部1011が補償した受信信号を、合成する。
次に、図1を用いて説明した受信装置の動作について説明する。
まず、受信機において、R個のポートに入力されたR個の受信信号は、受信部1001−1〜Rにより、局部発振器1014からの発振信号を用いて、ベースバンドのディジタル信号に変換される。
次に、受信部1001−1〜Rより出力された信号は、タイミング検出部1002−1〜Rで、プリアンブル信号を用いて信号位置が検出され、タイミング検出される。すなわち、タイミング検出部1002−1〜Rで、入力ポート毎にプリアンブル信号を用いて信号位置が検出され、タイミング検出される。
次に、タイミング検出された信号は、周波数オフセット補償部1003−1〜Rで、プリアンブル信号を用いて周波数オフセットが推定され、補償される。
その後、プリアンブル信号は重み演算部1007−1〜Rに入力され、等化重みが算出される。一方、データ信号に対しては、直/並列変換部1004−1〜Rで直/並列変換が行われた後、FFT演算部1005−1〜RでFFT演算が行われ、受信信号の周波数成分が得られる。
次に、等化部1006−1〜Rで、重み演算部1007−1〜Rで算出された重みを用いて、周波数領域で等化が行われる。次に、IFFT演算部1008−1〜RでIFFT変換が行われ、時間信号に変換され、並/直列変換部1009−1〜Rで並/直列変換される。
次に、位相オフセット推定部1010−1〜Rで、位相オフセットが推定される。次に、位相オフセット補償部1011−1〜Rで、推定された位相オフセット推定に基いて、周波数オフセットもしくは位相オフセットが補償される。
次に、各ポートに対応する処理部1000−1〜Rで補償された信号は、信号合成部1012で信号が合成され、復調部1013で受信信号が復調される。これにより、受信機で、送信データ系列が得られる。
次に、位相オフセット推定部1010−1〜Rおよび位相オフセット補償部1011−1〜Rで行われる位相オフセット補償の一例について説明する。まず、図2に、本実施形態による受信装置が受信する送信信号のブロック構成を示す(次の参考文献1参照)。
[参考文献1]
L. Deneire, et al., “Training sequence versus cyclic prefix-a new look on single carrier communication,” IEEE Commun., Lett., vol. 5, no. 7, pp. 292-294, July 2001.
この図2に示すように、送信装置10が送信する送信データ系列は、N個のブロックずつに分割され、M個のブロックを有するユニークワードUWが挿入され、全体でK(=N+M)個のブロックを有する信号ブロックが、送信信号として生成される。
このユニークワードUWは、予め定められている信号であり、既知信号成分である。なお、このユニークワードUWは、遅延パスや波長分散といった伝搬路での到来遅延差を補償するガードインターバルGIの役目も担っている。また、送信装置は、送信信号の先頭に、プリアンブル信号を含むプリアンブル信号ブロックを追加して、送信信号を生成する。
すなわち、送信信号は、送信信号の先頭にプリアンブル信号を含むプリアンブル信号ブロックを有しており、このプリアンブル信号ブロックに続いて、複数の信号ブロックを有している。それぞれの信号ブロックは、K個のブロックを有しており、K個のブロックのうち、M個のブロックであるユニークワードブロックには、ユニークワードUWの情報(信号)であるユニークワードUW系列が含まれており、残りのN個のブロックであるデータブロックには、送信データ系列の情報であるデータ系列が含まれている。
受信装置は、送信装置10からの送信信号を受信信号として受信し、この受信した受信信号を、K個のブロックである信号ブロックごとに、すなわち、組とされているユニークワードブロックとデータブロックごとに、上述したように、処理部1000−1〜Rで、FFT演算を行い、周波数領域等化を行うなどの処理を実行する。なお、図1を用いて説明したデータ信号とは、図2を用いて説明した信号ブロックに含まれている信号に対応する。
次に、位相オフセット推定部1010−1〜Rと位相オフセット補償部1011−1〜Rとの動作について詳述する。
位相オフセット推定部1010−1〜Rは、位相オフセットを推定するために、前述した一般式
を本実施形態の装置に適用する。すなわち、位相オフセット推定部1010−1〜Rは、受信信号を等化した後の並/直列変換部1009−1〜Rからの出力信号に対して、位相オフセットθ(r、q)を、次の(式1)に基いて算出し、推定する。
ここで、y(r、m、q)は、q番目の信号ブロックにおける並/直列変換部1009−rからの出力信号であり、x(m)はユニークワードUW系列である。なお、パラメータmは、M個のブロックを有しているユニークワードブロックにおいて、それぞれのブロックを順に識別するための識別変数である。また、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
次に、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、(式1)により推定した位相オフセットθであって、q番目の信号ブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r、q)と、(q−1)番目の信号ブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r、q−1)とを用いて、並/直列変換部1009−rから出力されたN個のブロック(データブロック)に含まれているデータ系列に対して線形補間を行う。
これにより、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、並/直列変換部1009−rから出力されたN個のブロック(データブロック)に含まれているデータ系列の位相オフセットを補償する。
たとえば、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、q番目の信号ブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r、q)と、(q−1)番目の信号ブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r、q−1)とを用いて、並/直列変換部1009−rから出力された、q番目の信号ブロックが有するN個のブロック(データブロック)に含まれているデータ系列に対して、線形補間を行う。
これにより、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、q番目の信号ブロックに対して、並/直列変換部1009−rから出力されたN個のブロック(データブロック)に含まれているデータ系列の位相オフセットを補償する。
なお、上記説明では、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、二つの信号ブロックの位相オフセット推定値を用いて、1つの信号ブロックに含まれているデータ系列を、線形補間により補間したが、これに限られるものではない。たとえば、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、前後で合計Q信号ブロックの位相オフセット推定値を用いて、1つの信号ブロックに含まれているデータ系列を、C(C≦Q)次補間により補間することにより、位相オフセットを補償してもよい。
また、上記説明では、送信データ系列をN個のブロックずつに分割し、M個のブロックを有するユニークワードUWを挿入し、全体としてK(=N+M)個のブロックを有する信号ブロックを生成する場合について説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、次のようにして信号ブロックを生成するようにしてもよい。
まず、送信データ系列をN個のブロックずつに分割し、各ブロックで最後尾のNgブロックをガードインターバルGIとしてコピーするとともに対応する各ブロックの先頭に挿入し、全体として(N+Ng)個のブロックを有する信号ブロックを生成するようにしてもよい(次の参考文献2参照)。なお、この場合、各ブロックでガードインターバルGIとしてコピーされた最後尾のNgブロックが、上述したユニークワードブロックに対応する。
[参考文献2]
D. Falconer, et al., “Frequency domain equalization for single-carrier broadband wireless systems,” IEEE Commun. Mag., vol. 40, no. 4, pp. 58-66、 Apr. 2002.
この場合、位相オフセット推定部1010−1〜Rと位相オフセット補償部1011−1〜Rとによる位相オフセット補償としては、2逓倍法や4逓倍法(次の参考文献3参照)を用いて、ブラインドでオフセット補償を行うことができる。
[参考文献3]
S. J. Savory, et al., “Electronic compensation of chromatic dispersion using a digital coherent receiver,” Optics express, vol. 15, no. 5, pp. 2120-2126, Mar. 2007.
ユニークワードは、予め定められている信号でもよいし、上記に説明したように、各ブロックで最後尾のNgブロックがコピーされた信号であってもよい。すなわち、ユニークワードは、受信装置において、信号ブロック毎に検出可能な信号であってもよい。
また、ユニークワードは、たとえば、ガードインターバルGIであってもよい。
図1の説明においては、FFT演算部1005−1〜RおよびIFFT演算部1008−1〜Rを用いているが、この構成として、離散フーリエ変換器および逆離散フーリエ変換器のような直交変換器および逆直交変換器を用いることもできる。
上記説明では、受信装置が受信対象とする信号として、単数送信局によるシングルアクセスでの送信を仮定しているが、本実施形態による受信装置は、複数の送信局での送信でも用いることができるし、各送信局が複数の送信信号を送信している場合にも用いることができる。
受信装置において、受信信号をNs倍のオーバーサンプリングで受信し、このNs倍でオーバーサンプリングされた信号であって、アナログ・デジタル変換された信号を、上記に説明したように受信することも可能である。たとえば、受信装置において、受信部1001−1〜Rで、受信信号を、Ns倍でオーバーサンプリングして、受信する。
この場合、位相オフセット推定部1010−1〜Rは、位相オフセットを推定するために、前述した一般式
をそのような形態の装置に適用する。すなわち、位相オフセット推定部1010−1〜Rは、次の(式2)により、位相オフセットθ’を算出する。
ここで、y’(r、m、q)は、Ns倍のオーバーサンプリングで得られたq番目の信号ブロックにおける並/直列変換部1009−rからの出力信号を示し、x’(m)はNs倍のオーバーサンプリングで表現されるユニークワードUW系列を示す。なお、パラメータmは、Ns倍にオーバーサンプリングされたNs×M個のブロックを有しているユニークワードブロックにおいて、それぞれのブロックを順に識別するための識別変数である。また、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
位相オフセット補償部1011−1〜Rは、この(式2)で位相オフセット推定部1010−1〜Rにより算出された位相オフセットθ’に基いて、(式1)で位相オフセット推定部1010−1〜Rにより算出された位相オフセットθの場合と同様に、並/直列変換部1009−rから出力された(Ns×N)個の送信データ系列の位相オフセットを補償する。
上記説明では、受信装置として、シングルキャリア伝送における受信系であったが、マルチキャリア伝送においても同様に適用することが可能である。
上記説明では、周波数領域等化を基本とした受信装置の構成となっているが、タップドディレイフィルタを用いた時間領域等化を用いる際にも適用することができる。
上記説明において、ユニークワードUW系列は、例えばPN系列や、Chu系列を用いることができる(次の参考文献4参照)。
[参考文献4]
D. C. Chu, “ Polyphase codes with good periodic correlation properties,” IEEE Trans. Inf. Theory, Vol. 5, N0. 7, pp.531-532, July 1972.
以上説明したように、第1の実施形態による受信装置においては、複数のポートに入力された信号、すなわち、複数のアンテナ素子で受信した信号を、周波数領域で等化された信号に含まれる既知信号成分(ユニークワード)を用いて位相オフセットの補償を行う。これによって、複雑な位相オフセットの変動を補償することができる。さらに、各受信ポートで得られる信号に対して、それぞれ位相オフセットの推定を行う。これによって、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償して、送信データ系列を受信することが可能である。
<第2の実施形態>
次に、図3を用いて、第2の実施形態による受信装置の構成を説明する。なお、同図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。なお、図1の処理部1000−1〜Rと、図3の処理部2000−1〜Rとが、それぞれ対応する。
図3において、位相オフセット推定部2010−1〜Rの構成は、図1を用いて説明した位相オフセット推定部1010−1〜Rの構成と同様である。また、位相オフセット補償部2011−1〜Rの構成は、図1を用いて説明した位相オフセット補償部1011−1〜Rの構成と同様である。位相オフセット推定部2010−1〜Rおよび位相オフセット補償部2011−1〜Rは、タイミング検出部1002−1〜Rから復調部1013に至る受信信号変換経路に配置される。
図1に示す第1の実施形態における受信装置の構成と、図2に示す第2の実施形態における受信装置の構成とは、次の点が異なる。
まず、第1の実施形態における受信装置においては、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、位相オフセット推定部1010−1〜Rが推定した位相オフセットに基いて、並/直列変換部1009−1〜Rが並/直列変換した受信信号を補償し、この補償した受信信号を信号合成部1012に出力していた。
これに対して、第2の実施形態における受信装置においては、位相オフセット補償部2011−1〜Rは、周波数オフセット補償部1003−1〜Rの後段に配置される。位相オフセット補償部2011−1〜Rは、位相オフセット推定部2010−1〜Rが推定した位相オフセットに基いて、周波数オフセット補償部1003−1〜Rが補償した受信信号を補償し、この補償した受信信号を直/並列変換部1004−1〜Rに出力する。
次に、第1の実施形態における受信装置においては、位相オフセット補償部1011−1〜Rの補償した受信信号が、信号合成部1012に出力されていた。
これに対して、第2の実施形態における受信装置においては、並/直列変換部1009−1〜Rの並/直列変換した受信信号が、信号合成部1012に出力される。なお、ここでは、並/直列変換部1009−1〜Rの並/直列変換した受信信号が、信号合成部1012に直接に出力されているものとして説明したが、並/直列変換部1009−1〜Rの並/直列変換した受信信号が、位相オフセット推定部2010−1〜Rを介して、信号合成部1012に出力されてもよい。
次に、第2の実施形態における受信装置の2つの動作について説明する。なお、第1の実施形態における受信装置の動作と同様の動作については、その説明を省略する。
まず、第1の動作について説明する。位相オフセット補償部2011−1〜Rは、周波数領域等化され並/直列変換された並/直列変換部1009−1〜Rからの出力信号に対して、ユニークワードUWを用いて(式1)により、q番目の信号ブロックに対する位相オフセットを推定する。次に、位相オフセット補償部2011−1〜Rは、推定した位相オフセットの情報を、ポートが対応している位相オフセット補償部2011−1〜Rにフィードバックする。
位相オフセット補償部2011−1〜Rは、フィードバックされたq番目の信号ブロックに対する位相オフセットに基いて、周波数オフセット補償部1003により補償された受信信号、すなわち、q+1番目の周波数領域等化前の受信信号に対して、位相オフセット補償を行う。
すなわち、この場合、受信装置は、q番目の信号ブロックの情報からq+1番目の信号ブロックの位相オフセットを推定して、q+1番目の信号ブロックの位相オフセット補償をする。このような処理は、オンライン処理に好適である。
次に、第2の動作について説明する。位相オフセット補償部2011−1〜Rは、周波数領域等化され並/直列変換された並/直列変換部1009−1〜Rからの出力信号に対して、ユニークワードUWを用いて(式1)により、q番目の信号ブロックの位相オフセットを推定する。次に、位相オフセット補償部2011−1〜Rは、推定した位相オフセットの情報を、ポートが対応している位相オフセット補償部2011−1〜Rにフィードバックする。
次に、位相オフセット補償部2011−1〜Rは、フィードバックされたq番目の信号ブロックに対する位相オフセットに基いて、q番目の周波数領域等化前の受信信号に対して、位相オフセット補償を行う。その後、位相オフセット補償部2011−1〜Rにより位相オフセット補償された受信信号に対して、等化処理が再度行われることで、q番目の信号ブロックに含まれている信号の品質を向上させることができる。
すなわち、この場合、受信装置は、q番目の信号ブロックの情報からq番目の信号ブロックの位相オフセットを推定して、q番目の信号ブロックの位相オフセット補償をする。
このような処理は、オフライン処理に好適である。
なお、上記に説明した第2の動作を実行する受信装置の場合、この受信装置は、更に、周波数オフセット補償部1003が補償した受信信号が記憶される周波数オフセット補償受信信号記憶部を構成として有している。そして、受信装置は、たとえば、次のように、動作する。
まず、周波数オフセット補償部1003は、タイミング検出部1002によって信号位置が検出された受信信号に対して、周波数オフセットを補償する場合に、この補償した受信信号を、位相オフセット補償部2011−1〜Rに出力するとともに、周波数オフセット補償受信信号記憶部に記憶させる。
その後、位相オフセット補償部2011−1〜Rが、フィードバックされたq番目の信号ブロックに対する位相オフセットに基いて、q番目の周波数領域等化前の受信信号に対して位相オフセット補償を行う場合に、周波数オフセット補償受信信号記憶部から受信信号を読み出し、この読み出した受信信号に対して、フィードバックされたq番目の信号ブロックに対する位相オフセットに基いて位相オフセット補償を行う。これにより、受信装置は、上記に説明した第2の動作を実行することが可能となる。
上記に説明した第1または第2の動作を行うことで、第2の実施形態における受信装置は、第1の実施形態における受信装置と同様に、周波数領域で等化された信号に含まれる既知信号成分(ユニークワード)を用いて位相オフセットの補償を行うことで、複雑な位相オフセットの変動を補償し、各受信ポートで得られる信号に対して、それぞれ位相オフセットの推定を行うことで、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償して、送信データ系列を受信することが可能である。
また、位相オフセットによって生じてしまったFFTブロック間の直交性の崩れを補償することができる。
<第3の実施形態>
次に、図4を用いて、第3の実施形態による受信装置の構成を説明する。なお、同図において図1または図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。なお、図1の処理部1000−1〜Rまたは図3の処理部2000−1〜Rと、図4の処理部3000−1〜Rとが、それぞれ対応する。
図4において、位相オフセット推定部3010の構成は、図1を用いて説明した位相オフセット推定部1010−1〜Rまたは図3を用いて説明した位相オフセット推定部2010−1〜Rの内の、いずれかと同様である。また、位相オフセット補償部3011の構成は、図1を用いて説明した位相オフセット補償部1011−1〜Rまたは図3を用いて説明した位相オフセット補償部2011−1〜Rの内の、いずれかと同様である。位相オフセット推定部3010および位相オフセット補償部3011は、タイミング検出部1002−1〜Rから復調部1013に至る受信信号変換経路に配置される。
図1に示す第1の実施形態における受信装置の構成と、図4に示す第3の実施形態における受信装置の構成とは、次の点が異なる。
まず、第1の実施形態における受信装置においては、位相オフセット推定部1010−1〜Rは、並/直列変換部1009−1〜Rが並/直列変換した受信信号に基いて、位相オフセットを推定していた。また、位相オフセット補償部1011−1〜Rは、位相オフセット推定部1010−1〜Rが推定した位相オフセットに基いて、並/直列変換部1009−1〜Rが並/直列変換した受信信号を補償していた。
これに対して、第3の実施形態における受信装置においては、位相オフセット推定部3010は、信号合成部1012の後段に配置される。位相オフセット推定部3010は、信号合成部1012が合成した受信信号に基いて、位相オフセットを推定する。位相オフセット補償部3011は、位相オフセット推定部3010の後段に配置される。位相オフセット補償部3011は、位相オフセット推定部3010が推定した位相オフセットに基いて、信号合成部1012が合成した受信信号を補償する。
また、第1の実施形態における受信装置においては、信号合成部1012は、複数の処理部1000がそれぞれ有する位相オフセット補償部1011が補償した受信信号を、合成していた。
これに対して、第3の実施形態における受信装置においては、信号合成部1012は、並/直列変換部1009−1〜Rが並/直列変換した受信信号を、合成する。
すなわち、第1の実施形態による受信装置は、各ポート毎の受信信号に対して、位相オフセット推定部1010−1〜Rと位相オフセット補償部1011−1〜Rとの組を各ポート毎に有している。これに対して、第3の実施形態による受信装置は、各ポート毎の受信信号を合成した信号に対して、位相オフセット推定部3010と位相オフセット補償部3011との1組を有する。
位相オフセット推定部3010は、信号合成部1012によって合成された出力信号の位相オフセットを、前述した一般式
を用いて推定する。
上記に説明した第3の実施形態による受信装置も、第1または第2の実施形態による受信装置と同様の効果が得られる。
<第4の実施形態>
次に、図5を用いて、第4の実施形態による受信装置の構成を説明する。なお、同図において図1、図3または図4の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。本実施形態における処理部4000−1〜Rは、図1の処理部1000−1〜R、図3の処理部2000−1〜R、または、図4の処理部3000−1〜Rと対応する。
図5において、位相オフセット推定部4010の構成は、図4を用いて説明した位相オフセット推定部3010の構成と同様である。位相オフセット補償部4011−1〜Rの構成は、図1を用いて説明した位相オフセット補償部1011−1〜Rまたは図3を用いて説明した位相オフセット補償部2011−1〜Rの構成と同様である。位相オフセット推定部4010および位相オフセット補償部4011−1〜Rは、タイミング検出部1002−1〜Rから復調部1013に至る受信信号変換経路に配置される。
次に、図3に示す第2の実施形態における受信装置の構成と、図5に示す第4の実施形態における受信装置の構成との相違点について説明する。
第2の実施形態においては、位相オフセット推定部2010−1〜Rは、並/直列変換部1009−1〜Rが並/直列変換した受信信号に基いて、位相オフセットを推定していた。位相オフセット補償部2011−1〜Rは、ポートが対応している位相オフセット推定部2010−1〜Rが推定した位相オフセットに基いて、周波数オフセット補償部1003−1〜Rが補償した受信信号を補償し、この補償した受信信号を直/並列変換部1004−1〜Rに出力していた。
これに対して、第4の実施形態における受信装置においては、第3の実施形態と同様に、位相オフセット推定部4010は、信号合成部1012の後段に配置される。位相オフセット推定部4010は、信号合成部1012が合成した受信信号に基いて、位相オフセットを推定する。位相オフセット補償部4011−1〜Rは、それぞれ周波数オフセット補償部1003−1〜Rの後段に配置される。位相オフセット補償部4011−1〜Rは、位相オフセット推定部4010が推定した位相オフセットに基いて、周波数オフセット補償部1003−1〜Rが補償した受信信号を補償し、この補償した受信信号を直/並列変換部1004−1〜Rに出力する。
この第4の実施形態による受信装置においては、位相オフセット推定部4010が、各ポート毎の受信信号を合成した信号に基いて位相オフセットを推定する。すなわち、位相オフセット推定部4010は、信号合成部1012によって合成された出力信号の位相オフセットを、前述した一般式
を用いて推定する。この推定した位相オフセットに基いて、位相オフセット補償部4011−1〜Rが、各ポート毎に、周波数オフセット補償部1003−1〜Rが補償した受信信号を補償する。
上記に説明した第4の実施形態による受信装置も、第1から第3の実施形態による受信装置と同様の効果が得られる。
次に、図6を用いて、上述した第1の実施形態から第4の実施形態による受信装置における周波数オフセット補償部1003−1〜Rの構成について説明する。
図6において、周波数オフセット補償部1003−r(r=1〜R)は、第一オフセット推定器(第一周波数オフセット推定部)10031−r、第一オフセット補償部(第一周波数オフセット補償部)10032−r、第二オフセット推定器(第二周波数オフセット推定部)10033−r、および第二オフセット補償部(第二周波数オフセット補償部)10034−rから構成される。
ここで、図7を参照して、本実施形態における送信信号のフレーム構成の一例を説明する。図7に示すように、送信信号は、プリアンブル信号を時間多重させ、続いて2回繰り返した2M個のユニークワードUW(ユニークワードUW1個あたりM個)と、N個のデータ信号とが交互に配置される(上述の参考文献1と2とを参照)。すなわち、本実施形態による受信装置が受信する受信信号には、プリアンブル信号と、複数のユニークワードUWと、データ信号とが信号ブロック毎に含まれている。
図6の周波数オフセット補償部1003−r(r=1〜R)において、第一周波数オフセット推定部10031−rは、タイミング検出部がタイミング検出した受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、第1の周波数オフセットの推定値を算出する。
第一オフセット補償部10032−rは、第一周波数オフセット推定部10031−rによって算出された第1の周波数オフセットの推定値を用いて、タイミング検出部がタイミング検出した受信信号の周波数オフセットを補償する。
第二オフセット推定部10033−rは、第一オフセット補償部10032−rによって周波数オフセットを補償された受信信号に含まれている複数のユニークワードを用いて、第2の周波数オフセットの推定値を算出する。
第二オフセット補償部10034−rは、第二オフセット推定部10033−rによって算出された第2の周波数オフセットの推定値を用いて、第一オフセット補償部10032−rによって周波数オフセットを補償された受信信号の周波数オフセットを補償する。
次に、周波数オフセット補償部1003−rの動作について説明する。受信側では、次のようにして、時間多重されたプリアンブル信号を用いて周波数オフセット補償を行う。
第rポートにおいて、まず、第一オフセット推定器10031−rが、周波数オフセット推定値を算出する。この周波数オフセットの推定方法は、従来法と同様にプリアンブル信号とパイロット送信信号の相互相関を取ることで行うことができる。
算出された周波数オフセット推定値は、第一オフセット補償部10032−rに入力値として入力され、オフセット補償が行われる。
第一オフセット補償部10032−rから出力されるオフセット補償されたデータ受信信号は、その後、第二オフセット補償部10034−rおよび10033−rの第二オフセット推定器10034−rに入力される。
第二オフセット推定器10033−rでは、第一オフセット補償部10032−rからの周波数オフセット補償されたデータ受信信号を入力信号として、データ受信信号のユニークワードUWの部分を用いて、周波数オフセットの推定値を算出する。一例として、ユニークワードUWの受信信号と送信信号の時間相関を取って推定する算出方法を、次の(式3)に示す。
ここでy(r、m、q)はq番目のブロックにおける第一オフセット補償部10032−rからの出力信号、x(m)はユニークワードUW系列を示す。また、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
(式3)のように推定したq番目のブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r,q)と、一つ前のブロック、つまり(q−1)番目のブロックにおいて推定した位相オフセットθ(r,q−1)とを用いて一次線形補間を行い、第一オフセット補償部10032−rから出力されたK個のデータ受信信号の周波数オフセットを補償する。
上記処理により、受信側では、一つ目のユニークワードUWが二つ目のユニークワードUWのガードインターバルGIの役割を果たす。したがって、遅延分散や波長分散などがある伝搬路においてもユニークワードUWを用いて各ブロックで周波数オフセットを補償できる。そのため、FFTブロック間での周波数オフセットによる直交性の崩れを回復することができ、高精度な信号判定が可能となる。
また、周波数オフセット補償のためのパイロットを周期的に挿入する必要がなくなるため、伝送効率が低下しない。
なお、上記説明では、二つのブロックの周波数オフセット推定値を用いて一次線形補間により補間したが、前後Qブロックを用いてC次補間(ただし、C≦Q)を行ってもよい。
上記説明では、繰り返すユニークワードUWの個数を同じにしたが、図8に示すように異なる個数(M’≦M)にしてもよい。
上記説明では、送信データ系列は、M個から成るユニークワードUWを2個挿入し、全体でK(=N+2M)個のブロックを生成する場合において説明したが、ユニークワードUWをB個挿入し(このBは、任意の整数)、全体でK=N+BM個のブロックを生成することもできる。
たとえば、B個のユニークワードUWを挿入した場合の周波数オフセット値は、次の(式4)により推定する。
この(式4)により得られた(B−1)個の周波数オフセット推定値
を用いて、D次補間(ただし、D≦B−1)を行うことでデータ信号の周波数オフセットを補償することができる。なお、ここで、変数bは1〜B−1の値をとる整数である。また、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
また、次の(式5)により(B−1)個のユニークワードUWから得られた相関値を平均して周波数オフセットの推定値を得ることもできる。
この(式5)により周波数オフセットを推定すれば、2個挿入した場合の推定値θ(r、q)に対比して、雑音および干渉成分を低減できるので、高精度に周波数オフセット推定値を得ることができる。なお、*は複素共役を示し、argは角度を求める関数である。
また、上記方法において、オーバーサンプリングを行い、Ns倍でアナログ・デジタル変換された信号にも同様に用いることができる。この場合、位相オフセットは、次の(式6)で算出することができる。
ここで、y’(r、m、q)はNs倍のオーバーサンプリングで得られたq番目のブロックにおける第一オフセット補償部10032−rからの出力信号、x‘(m)はNs倍のオーバーサンプリングで表現されるユニークワードUW系列を示す。また、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
上記説明では、周波数領域等化を基本とした受信機構成となっているが、タップドディレイフィルタを用いた時間領域等化を用いる際にも適用することができる。
上記説明において、ユニークワードUW系列は、例えばPN系列や、Chu系列を用いることができる(上述の参考文献4参照)。
なお、上記説明では、各ポートでそれぞれ周波数オフセットを推定し、補償しているが、全ポートで周波数オフセットが同じ場合は、全ポートの周波数オフセット推定値を平均化して推定精度を向上させることもできる。
上記に図6から図8を用いて説明した周波数オフセット補償部1003−r(r=1〜R)は、周波数の不安定や受信ポート間の周波数の不一致が生じる場合においても、時間多重したプリアンブル信号で補償しきれない周波数オフセットを、ガードインターバルGIとしても動作するユニークワードUWを用いて等化前に、各ポートでブロックごとに再度補償する。これによって、周波数オフセットを補償することができ、伝送特性を改善することが可能となる。
上記の図6から図8を用いた周波数オフセット補償部1003−r(r=1〜R)の説明においては、各信号ブロックは、ユニークワードUWとして、複数のユニークワードを有しているものとして説明した。このように、各信号ブロックが複数のユニークワードを有している場合には、第1の実施形態から第4の実施形態における位相オフセット推定部1010−1〜R、位相オフセット推定部2010−1〜R、位相オフセット推定部3010、および、位相オフセット推定部4010は、それぞれ、複数のユニークワードのうちの予め定められた任意の1つのユニークワードUWに基いて、位相オフセットを推定する。
なお、任意の1つのユニークワードUWに限られるものではなく、予め定められている複数のユニークワードUW、または、全てのユニークワードUWに基いて、位相オフセットを推定してもよい。
<第5の実施形態>
次に、第1の実施形態から第4の実施形態のいずれかの実施形態による無線伝送に対する受信装置を、光伝送に対して適用した場合の構成を、第5の実施形態として説明する。
後述するように、光伝送の場合は、ポートの個数Rは、電磁場において予め定められた角度を持った偏波の数となる。
無線伝送と光伝送とで異なる点は受信部1001の構成である。また、局部発振器1014が、局部発振光源2014に変更される。
第1から第4の実施形態のいずれかによる無線伝送を行う受信装置を、光伝送に適用させる場合、受信装置に入力される入力信号は、偏波ダイバシティ90度ハイブリッドカプラを用いた場合には、X偏波とY偏波との2信号である。したがって、受信装置のポートの個数Rの値は2となる。すなわち、光伝送用受信装置は、受信部1001−1〜2に対応する構成(後述する受信部2001)を有している。
この受信装置は、処理部1000−1〜2、処理部2000−1〜2、処理部3000−1〜2、または、処理部4000−1〜2に対応する構成を有している。
図9を用いて、図1、図3、図4または図5の受信部1001−1〜2に対応する一例としての受信部2001の構成について説明する。
受信部2001において、送信装置20から光伝送路を介して伝送されてきた光信号は、偏波ダイバシティ90度ハイブリッドカプラ20011によって、局部発振光源2014から発振された局部発振光源と混合される。次に、その光信号は、BPD(バランス型フォトダイオード)20012−1〜4を介してX偏波のI相とQ相、および、Y偏波のI相とQ相の、4つのベースバンドアナログ信号に変換される。
それぞれのベースバンドアナログ信号は、対応するA/D変換器20013−1〜4によってディジタル信号に変換される。その後、A/D変換器20013−1〜2から出力されるX偏波のI相とQ相とに対応するディジタル信号は、X偏波に対しての、複素数の実部と虚部として処理される。
具体的には、A/D変換器20013−1〜2から出力されるX偏波のI相とQ相とに対応するディジタル信号は、複素信号化部20014−1を介して、図1、図3、図4または図5を用いて説明した第1から第4の実施形態のうちいずれかの受信装置のタイミング検出部1002−1へ入力される。
X偏波と同様に、A/D変換器20013−3〜4から出力されるY偏波のI相とQ相とに対応するディジタル信号は、Y偏波に対しての、複素数の実部と虚部として処理される。
具体的には、A/D変換器20013−3〜4から出力されるY偏波のI相とQ相とに対応するディジタル信号は、複素信号化部20014−2を介して、図1、図3、図4または図5を用いて説明した第1から第4の実施形態のうちいずれかの受信装置のタイミング検出部1002−2へ入力される。
タイミング検出部1002−1〜2以降の信号処理は、光伝送および無線伝送のどちらの場合であっても同様の処理であるため、その説明を省略する。すなわち、第5の実施形態による受信装置の動作は、第1から第4の実施形態のうちいずれかの受信装置の動作と、同様である。
なお、上記に説明したBPD(バランス型フォトダイオード)20012−1〜4として、BPDの代わりに、シングルエンドのPD(フォトダイオード)を用いてもよい。
上記の説明においては、偏波ダイバシティ90度ハイブリッドカプラ20011を用い、互いに直交するX偏波とY偏波との2信号となる場合について説明したが、第5の実施形態による受信装置は、これに限られるものではない。たとえば、偏波ダイバシティ90度ハイブリッドカプラ20011に代わって、90度とは異なる予め定められた任意の角度を有する偏波ダイバシティハイブリッドカプラを用いてもよい。この場合、偏波は、電磁場において予め定められた任意の角度を持った偏波となる。
さらに、3ポート以上にすることにより、偏波の直交性が失われた場合においても、偏波ダイバシティ効果を得ることができる。
第5の実施形態による受信装置は、複数のポートに入力された信号、すなわち、分離された複数の偏波(たとえば、X偏波とY偏波)を複数の受信信号として受信し、第1から第4の実施形態と同様に、周波数領域で等化された信号に含まれる既知信号成分(ユニークワード)を用いて位相オフセットの補償を行う。したがって、複雑な位相オフセットの変動を補償し、各受信ポートで得られる信号に対して、それぞれ位相オフセットの推定を行うことができる。よって、時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償して、送信データ系列を受信することが可能である。
次に、図10の実験結果を用いて、本実施形態による光伝送用受信装置による効果について説明する。図10において、横軸はOSNR(Optical signal-to-noise ratio)であり、縦軸はBER(Bit error rate)である。
この図10の実験は、搬送波として波長1552.12nmであるECLレーザ(外部キャビティレーザ)を用い、GI(ガードインターバル)長は1.28nsであり、伝送速度は21.7Gb/secであり、back-to-backである場合の、光伝送の場合の実験結果である。
図10において、符号Aで示される実験結果は、第5の実施形態による受信装置において、処理部2000−1〜2が出力する偏波が、図1を用いて説明した第1の実施形態による受信装置のタイミング検出部1002−1へ入力された場合の実験結果である。以降、この符号Aで示される実験結果が得られた受信装置を、「第1の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」と称する。
また、図10において、符号Bで示される実験結果は、第5の実施形態による受信装置において、処理部2000−1〜2が出力する偏波が、図4を用いて説明した第3の実施形態による受信装置のタイミング検出部1002−1へ入力された場合の実験結果である。以降、この符号Bで示される実験結果が得られた受信装置を、「第3の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」と称する。
なお、従来技術のように、プリアンブル信号を用いて周波数オフセットを補償する方法を用いた光伝送の受信装置の場合には、キャリア周波数の安定度が無線に比べて低く、十分な位相オフセットを補償することができない。したがって、その受信信号の誤り率は、誤り訂正符号を用いても復調できない程度となってしまう。すなわち、その誤り率BERは、図10に表示できない値となる。
この図10の実験結果から、符号Aの実験結果で示される「第1の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」、および、符号Bの実験結果で示される「第3の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」は、上述した従来技術による受信装置に対比して、光伝送の場合においても、誤り訂正符号を用いれば十分に復調できる程度のBER特性が得られることがわかる。
また、この図10の実験結果より、符号Aの実験結果で示される「第1の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」は、符号Bの実験結果で示される「第3の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」に対比しても、更に、BER特性が改善されていることがわかる。
この実験結果から分かるように、従来技術のように、プリアンブル信号を用いて周波数オフセットを補償する方法を用いた受信装置に対比して、第1から第4の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置はいずれも、光伝送の場合においても、十分に、BER特性が改善されている。
また、この実験結果から分かるように、符号Bの実験結果で示される「第3の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」のように各ポート(X、Yそれぞれの偏波)からの信号を合成してから位相オフセット補償を行うよりも、符号Aの実験結果で示される「第1の実施形態を用いた第5の実施形態による受信装置」のように各ポートで位相オフセット補償を行ってから合成するほうが、特性が優れている。すなわち、符号Aで示される特性の受信装置の方が、符号Bで示される特性の受信装置よりも、1〜2dB程度の特性改善が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、周波数領域等化前に補償しきれない残留位相オフセットを、等化後のダイバシティ合成を行う前に、各ポートで再度補償することで、位相オフセットを補償することができ、伝送特性を改善することが可能となる。
なお、上記においては、第1から第5の実施形態における受信装置は、複数の受信ポートとこの複数の受信ポートにそれぞれ対応する複数の処理部を有するものとして説明してきたが、これに限るものではない。たとえば、受信装置は、単数の受信ポートとこの単数の受信ポートに対応する単数の処理部を有していてもよい。
上記説明では、各ポートがタイミング検出部を具備し、各ポートでタイミング検出を行っていたが、複数もしくは全てのタイミング検出部を共通にすることもできるし、あるポートのみがタイミング検出部を具備し、その検出結果を他のポートで用いるようにすることもできる。
上記説明では、各ポートが重み演算部を具備し、各ポートで等化重みを算出していたが、複数もしくは全ての重み演算部を共通にすることもできる。特に、重み演算部を共通化することによって、各ポートの重みを考慮した重みを演算することができるため、特性が改善する。
上記説明の信号合成部1012において、ポート毎の入力信号に対してそれぞれ異なる重みを乗算することで、伝送特性を改善することもできる。例えば、重み演算部で算出した等化重みをもとに、信号対雑音電力比(SNR)を算出し、それに比例した重みを乗算する検波後最大比合成を行っても良い。
上記説明では、等化器としてFFTおよびIFFTを用いた周波数領域等化を適用した例を示したが、必ずしも周波数領域等化である必要はなく、例えば、タップドディレイラインフィルタを用いた時間領域等化で分散による歪みを等化することも可能である。
上記説明では、単一信号系列伝送(またはSingle-input伝送)もしくは単一偏波伝送を仮定していたが、上述した本実施形態による受信装置を、MIMO(Multiple-input Multiple-output)伝送(もしくは偏波多重伝送)に適応することも可能である。この場合、多重された系列数分の受信装置を具備すればよい。
例えば、第1の実施形態による受信装置を用いてMIMO伝送で多重された信号をそれぞれ復調するためには、図11と図12とに示すように、各ポートに入力された受信信号を、複数の信号分配部5001−1〜k(kは任意の自然数)で信号を分配し、複数の受信装置5001−1〜kにおいて、それぞれ第1の実施形態と同様に信号処理を行うことで、系列ごと送信信号を復調できる。
その際、重み演算部での等化重みの算出方法は、一般的なMIMO伝送における算出方法を用いることができる。例えば、重み演算部での等化重みの算出方法として、下記の参考文献5のように、既知信号を用いて重み演算部での等化重みを推定する方法がある。
[参考文献5]
I. Barhumi, et al., “Optimal Training Sequences for Channel Estimation in MIMO OFDM Systems in Mobile Wireless Channels,” Broadband Communications, 2002. Access, Transmission, Networking. pp. 44-1-44-6, 2002.
この場合においても、局部発振器、タイミング検出器、重み演算部の一部もしくは全てを共通にすることもできる。また、特に、重み演算部を共通化することによって、各ポートの重みを考慮した重みを演算することができるため、特性が改善する。
上記においては第1の実施形態による受信装置を用いてMIMO伝送で多重された信号をそれぞれ復調する場合について説明したが、第2の実施形態から第4の実施形態による受信装置を用いてMIMO伝送で多重された信号をそれぞれ復調する場合も同様である。
また、上記第1および第2の実施形態では、信号合成部1012で信号を合成した後に復調部1013で信号を復調する構成であったが、各ポートで復調部1013を具備し、各ポートで復調した後に信号合成部で信号を合成しても良い。
なお、上記構成では局部発振器を用いた同期検波の構成となっているが、局部発振器を用いない直接検波方式の場合でも、本実施形態による受信装置を用いることができる。
上記構成では、第1の実施形態から第4の実施形態を、それぞれ、独立で用いていたが、複数の形態を組み合わせることも可能である。例えば、第1と第2の実施形態を組み合わせた場合、周波数オフセット補償部2011−1〜Rおよび位相オフセット推定部2010−1〜Rの後段に、位相オフセット補償部1011−1〜Rが追加され、2箇所で位相オフセットが補償されることになる。
上記説明では、第1の実施形態から第4の実施形態のそれぞれの構成において、周波数オフセット補償部1003−1〜Rは、図6から図8を用いて説明したような構成を有するものとして説明したが、これに限られるものではない。
たとえば、この周波数オフセット補償部1003−1〜Rの構成を、図13を用いて説明した従来技術によるシングルキャリア受信機における周波数オフセット補償部の構成として用いてもよい。すなわち、周波数オフセット補償部1003−1〜Rの構成を、第1の実施形態から第4の実施形態から独立して用いることも可能である。
第1の実施形態から第4の実施形態を組み合わせた構成において、周波数オフセット補償部1003−1〜Rの構成を、図6から図8を用いて説明したような構成としてもよい。
上記に説明した周波数オフセット補償受信信号記憶部は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
図1、図3、図4または図5における処理部1000、2000、3000または4000、または、処理部1000、2000、3000または4000に含まれている各部の構成は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
また、図1、図3、図4または図5における処理部1000、2000、3000または4000、または、処理部1000、2000、3000または4000に含まれている各部の構成は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、図1、図3、図4または図5における処理部1000、2000、3000または4000、または、処理部1000、2000、3000または4000に含まれている各部の構成の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、無線通信および光通信における受信装置および通信システムに適用でき、受信信号に時間的な位相オフセットの不安定性または変動がある場合や、受信ポート間での位相オフセットの不一致が生じる場合においても、位相オフセットを補償することができる。
101、1001、2001…受信部、
102、1002…タイミング検出部、
103、1003…周波数オフセット補償部、
104、1004…直/並列変換部、
105、1005…FFT演算部、
106、1006…等化部、
107、1007…重み演算部、
108、1012…合成部、
109、1008…IFFT演算部、
110、1009…並/直列変換部、
111、1013…復調部、
112、1014…局部発振器、
1000、2000、3000、4000…処理部、
1010、2010、3010、4010…位相オフセット推定部、
1011、2011、3011、4011…位相オフセット補償部、
2014…局部発振光源、
10031…第一周波数オフセット推定部、
10032…第一オフセット補償部、
10033…第二オフセット推定部、
10034…第二オフセット補償部、
20011…偏波ダイバシティ90度ハイブリッドカプラ、
20012…BPD(バランス型フォトダイオード)、
20013…A/D変換器、
20014…複素信号化部

Claims (24)

  1. 単数または複数のポートに入力された信号を単数または複数の受信信号として受信する受信装置であって、
    前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号の信号波形を整形するために、それぞれが前記予め予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出部と、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償部と、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換部と、前記直/並列変換部によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化部と、前記等化部によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換部と、を有する単数または複数の処理部と、
    前記単数または複数の処理部によって整形された信号波形を合成する信号合成部と、
    前記信号合成部によって合成された信号波形を復調する復調部と、
    前記タイミング検出部から前記復調部に至る受信信号変換経路上に配置され、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定部と、
    前記受信信号変換経路上に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償部と、
    を有する受信装置。
  2. 単数または複数の前記位相オフセット推定部が前記並/直列変換部の下流にそれぞれ配置され、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記位相オフセット推定部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記位相オフセット補償部によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 単数または複数の前記位相オフセット推定部が前記並/直列変換部の下流にそれぞれ配置され、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記周波数オフセット補償部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記位相オフセット補償部によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記位相オフセット推定部が前記信号合成部の下流に配置され、前記信号合成部によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償部が前記位相オフセット推定部の下流に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記信号合成部によって合成された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記位相オフセット推定部が前記信号合成部の下流に配置され、前記信号合成部によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記周波数オフセット補償部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記受信信号には、
    プリアンブル信号と、
    複数の前記ユニークワードと、
    が信号ブロック毎に含まれており、
    前記周波数オフセット補償部が、
    前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、第1の周波数オフセットの推定値を算出する第一周波数オフセット推定部と、
    前記第一周波数オフセット推定部によって算出された第1の周波数オフセットの推定値を用いて、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号の周波数オフセットを補償する第一周波数オフセット補償部と、
    前記第一周波数オフセット補償部によって周波数オフセットを補償された受信信号に含まれている複数のユニークワードを用いて、第2の周波数オフセットの推定値を算出する第二周波数オフセット推定部と、
    前記第二周波数オフセット推定部によって算出された第2の周波数オフセットの推定値を用いて、前記第一周波数オフセット補償部によって周波数オフセットを補償された受信信号の周波数オフセットを補償する第二周波数オフセット補償部と、
    を有する請求項1に記載の受信装置。
  7. 前記単数または複数の受信信号を複数に分配する信号分配部をさらに有し、
    前記単数または複数の処理部に、前記信号分配部によって分配された受信信号のうち、予め割当てられた受信信号を供給する
    請求項1に記載の受信装置。
  8. 前記位相オフセット推定部は、下記の一般式によって前記供給された受信信号の前記位相オフセットθ(q)を推定する請求項1に記載の受信装置。
    但し、y(m,q)は、q番目の信号ブロックにおける前記供給された受信信号、x(m)はユニークワード系列、パラメータmはM個のブロックをユニークワードブロックにおいてそれぞれのブロックを順に識別するための識別変数、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
  9. 信号ブロック毎にユニークワードが付加された送信信号を送信する送信装置と、
    単数または複数のポートに入力された前記送信信号を単数または複数の受信信号として受信する受信装置とを有する通信システムであって、
    前記受信装置は、
    前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号の信号波形を整形するために、それぞれが前記予め予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出部と、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償部と、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換部と、前記直/並列変換部によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換部によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化部と、前記等化部によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換部と、を有する単数または複数の処理部と、
    前記単数または複数の処理部によって整形された信号波形を合成する信号合成部と、
    前記信号合成部によって合成された信号波形を復調する復調部と、
    前記タイミング検出部から前記復調部に至る受信信号変換経路上に配置され、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定部と、
    前記受信信号変換経路上に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償部と、
    を有する通信システム。
  10. 単数または複数の前記位相オフセット推定部が前記並/直列変換部の下流にそれぞれ配置され、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記位相オフセット推定部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記位相オフセット補償部によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項9に記載の通信システム。
  11. 単数または複数の前記位相オフセット推定部が前記並/直列変換部の下流にそれぞれ配置され、前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記周波数オフセット補償部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記位相オフセット補償部によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項9に記載の通信システム。
  12. 前記位相オフセット推定部が前記信号合成部の下流に配置され、前記信号合成部によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償部が前記位相オフセット推定部の下流に配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記信号合成部によって合成された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項9に記載の通信システム。
  13. 前記位相オフセット推定部が前記信号合成部の下流に配置され、前記信号合成部によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    単数または複数の前記位相オフセット補償部が前記周波数オフセット補償部の下流にそれぞれ配置され、前記位相オフセット推定部によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償部によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成部が前記単数または複数の前記並/直列変換部によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項9に記載の通信システム。
  14. 前記受信信号には、
    プリアンブル信号と、
    複数の前記ユニークワードと、
    が信号ブロック毎に含まれており、
    前記周波数オフセット補償部が、
    前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、第1の周波数オフセットの推定値を算出する第一周波数オフセット推定部と、
    前記第一周波数オフセット推定部によって算出された第1の周波数オフセットの推定値を用いて、前記タイミング検出部によってタイミング検出された受信信号の周波数オフセットを補償する第一周波数オフセット補償部と、
    前記第一周波数オフセット補償部によって周波数オフセットを補償された受信信号に含まれている複数のユニークワードを用いて、第2の周波数オフセットの推定値を算出する第二周波数オフセット推定部と、
    前記第二周波数オフセット推定部によって算出された第2の周波数オフセットの推定値を用いて、前記第一周波数オフセット補償部によって周波数オフセットを補償された受信信号の周波数オフセットを補償する第二周波数オフセット補償部と、
    を有する請求項9に記載の通信システム。
  15. 前記単数または複数の受信信号を複数に分配する信号分配部をさらに有し、
    前記単数または複数の処理部に、前記信号分配部によって分配された受信信号のうち、予め割当てられた受信信号を供給する
    請求項9に記載の通信システム。
  16. 前記位相オフセット推定部は、下記の一般式によって前記供給された受信信号の前記位相オフセットθ(q)を推定する請求項9に記載の通信システム。
    但し、y(m,q)は、q番目の信号ブロックにおける前記供給された受信信号、x(m)はユニークワード系列、パラメータmはM個のブロックをユニークワードブロックにおいてそれぞれのブロックを順に識別するための識別変数、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
  17. 単数または複数のポートに入力された信号を単数または複数の受信信号として受信する受信装置に用いられる受信方法であって、
    前記単数または複数の受信信号のうち、予め割当てられた受信信号に対して信号位置を検出してタイミング検出を行うタイミング検出工程と、前記タイミング検出工程によってタイミング検出された受信信号に対して周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償工程と、前記周波数オフセット補償工程によって補償された受信信号を直/並列変換する直/並列変換工程と、前記直/並列変換工程によって直/並列変換された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換工程と、前記フーリエ変換工程によってフーリエ変換された受信信号を周波数成分毎に等化する等化工程と、前記等化工程によって等化された受信信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換工程と、前記逆フーリエ変換工程によって逆フーリエ変換された受信信号を並/直列変換する並/直列変換工程と、を有する単数または複数の受信信号に対する処理工程と、
    前記単数または複数の受信信号に対する処理工程によって整形された単数または複数の信号波形を合成する信号合成工程と、
    前記信号合成工程によって合成された信号波形を復調する復調工程と、
    前記タイミング検出工程から前記復調工程に至る受信信号変換工程中に行われ、前記受信信号に含まれる信号ブロック毎のユニークワードに基づいて、供給された受信信号の位相オフセットを推定する位相オフセット推定工程と、
    前記受信信号変換工程中に行われ、前記位相オフセット推定工程が推定した位相オフセットに基いて前記受信信号変換経路上の信号の位相オフセットを補償する位相オフセット補償工程と、
    を有する受信方法。
  18. 前記位相オフセット推定工程が前記並/直列変換工程の次に行われ、前記並/直列変換工程によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償工程が前記位相オフセット推定工程の次に行われ、前記位相オフセット推定工程によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記並/直列変換工程によって並/直列変換された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成工程が前記位相オフセット補償工程によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項17に記載の受信方法。
  19. 前記位相オフセット推定工程が前記並/直列変換工程の次に行われ、前記並/直列変換工程によって並/直列変換された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償工程が前記周波数オフセット補償工程の次に行われ、前記位相オフセット推定工程によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償工程によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成工程が前記位相オフセット補償工程によって位相補償された受信信号を合成する
    請求項17に記載の受信方法。
  20. 前記位相オフセット推定工程が前記信号合成工程の次に行われ、前記信号合成工程によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償工程が前記位相オフセット推定工程の次に行われ、前記位相オフセット推定工程によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記信号合成工程によって合成された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成工程が前記並/直列変換工程によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項17に記載の受信方法。
  21. 前記位相オフセット推定工程が前記信号合成工程の次に行われ、前記信号合成工程によって合成された受信信号に基づいて前記位相オフセットを推定し、
    前記位相オフセット補償工程が前記周波数オフセット補償工程の次に行われ、前記位相オフセット推定工程によって推定された信号ブロック毎の位相オフセットに基いて、前記周波数オフセット補償工程によって補償された受信信号の位相を補償し、
    前記信号合成工程が前記並/直列変換工程によって並/直列変換された受信信号を合成する
    請求項17に記載の受信方法。
  22. 前記受信信号には、
    プリアンブル信号と、
    複数の前記ユニークワードと、
    が信号ブロック毎に含まれており、
    前記周波数オフセット補償工程が、
    前記タイミング検出工程によってタイミング検出された受信信号に含まれているプリアンブル信号を用いて、第1の周波数オフセットの推定値を算出する第一周波数オフセット推定工程と、
    前記第一周波数オフセット推定工程によって算出された第1の周波数オフセットの推定値を用いて、前記タイミング検出工程がタイミング検出した受信信号の周波数オフセットを補償する第一周波数オフセット補償工程と、
    前記第一周波数オフセット補償工程によって周波数オフセットを補償された受信信号に含まれている複数のユニークワードを用いて、第2の周波数オフセットの推定値を算出する第二周波数オフセット推定工程と、
    前記第二周波数オフセット推定工程によって算出された第2の周波数オフセットの推定値を用いて、前記第一周波数オフセット補償工程によって周波数オフセットを補償された受信信号の周波数オフセットを補償する第二周波数オフセット補償工程と、
    を有する請求項17に記載の受信方法。
  23. 前記単数または複数の受信信号を複数に分配する信号分配工程をさらに有し、
    前記処理工程に、前記信号分配工程によって分配された受信信号のうち、予め割当てられた受信信号を供給する
    請求項17に記載の受信方法。
  24. 前記位相オフセット推定工程は、下記の一般式によって前記供給された受信信号の前記位相オフセットθ(q)を推定する請求項17に記載の受信方法。
    但し、y(m,q)は、q番目の信号ブロックにおける前記供給された受信信号、x(m)はユニークワード系列、パラメータmはM個のブロックをユニークワードブロックにおいてそれぞれのブロックを順に識別するための識別変数、*は複素共役を示す。argは角度を求める関数である。
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