JPH11298403A - Tdma通信装置の同期回路及び、tdma通信装置の同期方法 - Google Patents

Tdma通信装置の同期回路及び、tdma通信装置の同期方法

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JPH11298403A
JPH11298403A JP10114385A JP11438598A JPH11298403A JP H11298403 A JPH11298403 A JP H11298403A JP 10114385 A JP10114385 A JP 10114385A JP 11438598 A JP11438598 A JP 11438598A JP H11298403 A JPH11298403 A JP H11298403A
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JP
Japan
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signal
unique word
frame synchronization
phase
synchronization signal
Prior art date
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Application number
JP10114385A
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English (en)
Inventor
Migaku Takada
▲琢▼ 高田
Seiji Shinohara
聖滋 篠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10114385A priority Critical patent/JPH11298403A/ja
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニークワード検出信号のジッタが、そのま
まフレーム同期信号のジッタになってしまうため、ジッ
タが大きくなりジッタ性能が悪くなってしまう。 【解決手段】 受信データのスロット毎に含まれたユニ
ークワードを検出し、この検出タイミングで第2ユニー
クワード検出信号を出力する第2ユニークワード検出部
18と、この第2ユニークワード検出信号と第2フレー
ム同期信号との位相を比較する位相比較部19と、1
9.2MHzのクロック信号を発生するクロック発生部
15と、位相比較部19の比較結果に基づいて第2ユニ
ークワード検出信号と第2フレーム同期信号との位相が
一致するように、クロック信号をカウントし、このクロ
ック信号のカウント数に基づいて第2フレーム同期信号
を生成すると共に、位相比較部19にて位相ズレが検出
されると、1クロック信号づつ位相ズレを徐々に補正す
る第2分周器20とを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHS(登
録商標)システム等のTDMA(時分割双方向伝送方式
/TimeDivision Multiple Access)システムに採用され
るTDMA通信装置の同期回路及びTDMA通信装置の
同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなTDMA通信装置とし
ては、主にPHSシステムに採用されているが、このよ
うなPHSシステムにおいては移動局と基地局間で通信
チャンネル信号や制御チャンネル信号等の送受信信号の
同期を得るために、移動局や基地局にはフレーム同期回
路が必要とされている。
【0003】では、ここでフレーム同期回路について説
明する。図5はPHSシステムに採用された送受信デー
タに含まれる制御チャンネル信号のフォーマットを示す
説明図である。
【0004】図5に示す制御チャンネルは、例えば基地
局及び移動局間の通信動作を行う場合に、例えば基地局
から移動局に対して位置登録等を促する位置登録指令
や、通信動作を行うための同期すべき基地局の受信スロ
ット番号情報等を含む制御チャンネルが送信されるもの
であり、この制御チャンネルは基地局から100mse
c周期で無線出力されるものである。
【0005】また、この制御チャンネルは、図5(b)
に示すように、1フレームを5msec周期としてお
り、各フレームには4スロットの送信側チャンネルと、
4スロットの受信側チャンネルとで構成してある。
【0006】さらに、各スロットは、図5(c)に示す
ように、240ビット配列で構成されており、後述する
ランプからガードタイムまでのデータが順に配置され、
このスロットデータの立ち上げを通知する4ビットのラ
ンプRと、このスロットデータの先頭を示す2ビットの
スタートシンボルSSと、このスロットデータの各ビッ
トのタイミング同期を得るための62ビットのプリアン
ブルPRと、後述するIデータを検出するタイミング同
期を得るための32ビットのユニークワードUWと、制
御チャンネルのデータ内容を示す108ビットのIデー
タと、このIデータの内容に関わるビット誤り検出する
ための16ビットのビット誤検出データCRCと、基地
局及び移動局間の距離差に応じて発生する遅延を補償す
る16ビットのガードタイムGTとが順に配列してあ
る。
【0007】では、次に、このような制御チャンネルを
受信する従来の移動局側のフレーム同期回路について説
明する。図6は従来のPHSシステムの移動局側のフレ
ーム同期回路内部の概略構成を示すブロック図である。
【0008】図6に示す移動局側のフレーム同期回路1
00は、基地局側の無線回線と信号同期をとるものであ
り、前記基地局との通信動作を実行する無線部101
と、前記受信データに含まれるユニークワードを検出し
て、この検出タイミングでユニークワード検出信号を出
力するユニークワード検出部102と、このユニークワ
ード検出部102からのユニークワード検出信号に応じ
て、この受信データに含まれるIデータの内容を解読し
て、例えば送受信すべき基地局の受信スロット番号情報
を得るIデータ解読部103と、19.2MHzのクロ
ック信号を生成するクロック発生部104と、前記Iデ
ータ解読部103にて解読された受信スロット番号情報
や前記ユニークワード検出部102からのユニークワー
ド検出信号に基づいてクロック信号発生部104からの
19.2MHzのクロック信号を分周し、フレーム同期
信号や送信ビットクロックを生成する分周器105とを
有している。
【0009】前記無線部101には、基地局からの1.
9GHzの無線信号を受信する受信部101aと、この
受信部101aにて受信された無線信号を復調して、3
84Kbpsのベースバンドの受信データを得る復調部
101bとを有している。
【0010】では、このフレーム同期回路100の動作
について説明する。
【0011】前記無線部101の復調部101bは、前
記受信部101aにて受信された1.9GHzの無線信
号を受信すると、この無線信号を復調して図5に示すよ
うな384Kbpsの受信データを得て、この受信デー
タをユニークワード検出部102に供給する。
【0012】このユニークワード検出部102は、前記
受信データに含まれるユニークワードを検出すると、こ
の検出タイミングに応じてユニークワード検出信号をI
データ解読部103及び分周器105に供給する。
【0013】さらに、Iデータ解読部103は、前記ユ
ニークワード検出信号に応じて受信データに含まれるI
データを検出し、このIデータを解読することにより、
受信スロット番号情報を分周器105に供給する。
【0014】この分周器105は、Iデータ解読部10
3からの受信スロット番号情報及びユニークワード検出
部102からのユニークワード検出信号に基づいて、前
記クロック発生部104からの19.2MHzのクロッ
ク信号を50分周することにより通信チャンネル用の送
信ビットクロック(384KHz)を生成すると共に、
この送信ビットクロックを1920分周することにより
フレーム同期信号(200Hz)を生成する。尚、この
分周器105においては、前記ユニークワード検出信号
に応じてリセットした後にロードを開始するものであ
り、19.2MHzのクロック信号を50分周して送信
ビットクロックを生成するものである。
【0015】従って、このような従来のPHSシステム
の移動局のフレーム同期回路100によれば、ユニーク
ワード検出部102からのユニークワード検出信号及び
Iデータ解読部103からの受信スロット番号情報に基
づいて19.2MHzのクロック信号を分周することに
より送信ビットクロック及びフレーム同期信号を生成す
るようにしたので、移動局は基地局からの無線信号に同
期することができる。
【0016】また、従来のPHSシステムにおいては、
図7に示すようなISDN網201に有線接続する基地
局202と、この基地局202と無線接続する移動局2
03との間での通信動作を行うようにしたが、高層建造
物等が立ち並ぶ都市においては基地局202の電波出力
が小さくなって移動局203に届かなくなってしまうよ
うな事態も発生している。
【0017】そこで、近年においては、基地局202と
移動局204間の電波出力を確保するために、図7に示
すように基地局202と移動局204との間に、これら
基地局202と移動局204とを中継的に無線接続する
ための中継局205が考案されている。
【0018】従って、このように基地局202と移動局
204との間に中継局205を配置することにより、こ
の中継局205を介して移動局204及び基地局202
間の通信動作を行うようにしたので、基地局202と移
動局204との間が離れていたとしても、この中継局2
05を介して基地局202と移動局204との通信動作
を確保することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
PHSシステムにおいては、基地局202は有線回線2
02aを介してISDN網201に従属同期しているの
で、無線回線上のフェージングやマルチパス等の伝播遅
延によって信号の時間的なゆれであるジッタも小さく済
み、ジッタ性能も良好であるが、移動局203、204
は無線回線を介して基地局202からの信号に従属同期
しているので、ジッタも大きくなり、そのジッタ性能も
あまり良くない。
【0020】このようなことから考えてみても、上記従
来のPHSシステムにおいては、図7に示すように中継
局205を介して移動局204及び基地局202を無線
接続する場合、中継局205は移動局204側からみて
基地局202と同レベルのジッタ性能を確保して、より
高度な同期精度を得る必要があるものの、現時点ではジ
ッタ性能を確保することができず、移動局204は中継
局205に無線同期することができないといった第1の
問題点があった。
【0021】また、上記従来のPHSシステムの移動局
側のフレーム同期回路100においては、ユニークワー
ド検出信号に応じて分周器105をロードするようにし
たので、ユニークワード検出信号のジッタが、そのまま
フレーム同期信号と送信ビットクロックのジッタになっ
てしまうため、ジッタが大きくなりジッタ性能が悪くな
ってしまうといった第2の問題点があった。
【0022】本発明は、上記第1の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その第1の目的とするところは、中継
局を介したとしても、移動局側のジッタ性能を確保する
ことができるTDMA通信装置の同期回路及びTDMA
通信装置の同期方法を提供することにある。
【0023】また、本発明は上記第2の問題点に鑑みて
なされたものであり、その第2の目的とするところは、
ジッタ性能を確保したTDMA通信装置の同期回路及び
TDMA通信装置の同期方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のTDMA通信装置の同期回路は、所定ビット
数のフレーム毎に複数のスロットを構成する通信データ
から、各スロット毎に含まれたユニークワードを検出
し、このユニークワードを検出すると、この検出タイミ
ングでユニークワード検出信号を出力するユニークワー
ド検出手段と、このユニークワード検出信号とフレーム
同期信号との位相を比較する位相比較手段と、所定クロ
ック信号を発生するクロック信号発生手段と、前記位相
比較手段の比較結果に基づいてユニークワード検出信号
とフレーム同期信号との位相が一致するように、前記ク
ロック信号発生手段からの所定クロック信号をカウント
し、この所定クロック信号のカウント数に基づいてフレ
ーム同期信号を生成すると共に、前記位相比較手段にて
ユニークワード検出信号とフレーム同期信号とに位相ズ
レを検出すると、所定クロック信号のカウント数を調整
して位相ズレを徐々に補正するフレーム同期信号生成手
段とを有するものである。
【0025】従って、本発明のTDMA通信装置の同期
回路によれば、ユニークワード検出信号とフレーム同期
信号とに位相ズレを検出すると、所定クロック信号のカ
ウント数を調整して位相ズレを徐々に補正するようにし
たので、ただちに1ビットの位相ズレを補正するのでは
なく、所定クロック信号のカウント数を1フレーム毎に
調整して徐々に補正することにより、ジッタを抑えるこ
とができ、補正精度の高度化により、より高精度な同期
補正を得ると共に、中継局等へのフレーム同期回路の適
用が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載のT
DMA通信装置の同期回路は、所定ビット数のフレーム
毎に複数のスロットを構成する通信データから、各スロ
ット毎に含まれたユニークワードを検出し、このユニー
クワードを検出すると、この検出タイミングでユニーク
ワード検出信号を出力するユニークワード検出手段と、
このユニークワード検出信号とフレーム同期信号との位
相を比較する位相比較手段と、所定クロック信号を発生
するクロック信号発生手段と、前記位相比較手段の比較
結果に基づいてユニークワード検出信号とフレーム同期
信号との位相が一致するように、前記クロック信号発生
手段からの所定クロック信号をカウントし、この所定ク
ロック信号のカウント数に基づいてフレーム同期信号を
生成すると共に、前記位相比較手段にてユニークワード
検出信号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出する
と、所定クロック信号のカウント数を調整して位相ズレ
を徐々に補正するフレーム同期信号生成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0027】前記TDMA通信装置とは、例えばPHS
システムの中継局に相当するものである。
【0028】前記通信データとは、例えばPHSシステ
ムの制御チャンネルに相当するものであり、1フレーム
を4つの送信スロット及び4つの受信スロットで構成
し、各スロットは240ビットで構成されている。
【0029】さらに、このスロット内には、データ内容
であるIデータと、このIデータの検出タイミングを示
すユニークワードとが含まれており、前記Iデータに
は、このスロットを識別するスロット識別番号が含まれ
ている。
【0030】前記ユニークワード検出手段とは、例えば
10ビットのウインドウ内のユニークワードのみを検出
して、この検出タイミングで第2ユニークワード検出信
号を出力する第2ユニークワード検出部に相当するもの
である。
【0031】前記位相比較手段は、例えば第2ユニーク
ワード検出部からの第2ユニークワード検出信号と第2
分周器からの第2フレーム同期信号(200Hz)との
位相差を比較する位相比較部に相当するものである。
【0032】前記クロック信号発生手段とは、例えば1
9.2MHzのクロック信号を発生するクロック発生部
に相当するものである。
【0033】前記フレーム同期信号発生手段とは、例え
ば位相比較部の比較結果に基づいて第2ユニークワード
検出信号と第2フレーム同期信号との位相が一致するよ
うに、クロック発生部からの19.2MHzのクロック
信号をカウントし、このクロック信号のカウント数に基
づいて第2フレーム同期信号を生成すると共に、前記位
相比較部にて第2ユニークワード検出信号と第2フレー
ム同期信号とに位相ズレを検出すると、クロック信号の
カウント数を調整して位相ズレを徐々に補正する第2分
周器に相当するものである。
【0034】従って、本発明における請求項1記載のT
DMA通信装置の同期回路によれば、ユニークワード検
出信号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、
所定クロック信号のカウント数を調整して位相ズレを徐
々に補正するようにしたので、ただちに1ビット(2.
6μsec)の位相ズレを補正するのではなく、例えば
1フレーム(5msec)毎に1クロック(52nse
c)づつ徐々に補正することにより、ジッタを52ns
ec以下に抑えることができ、補正精度の高度化によ
り、より高精度な同期補正を得ると共に、中継局等への
フレーム同期回路の適用が可能となる。
【0035】また、本発明における請求項2記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項1記載の構成に
加えて、前記位相比較手段は、ユニークワード検出信号
とフレーム同期信号との位相ズレを検出すると、位相ズ
レ有信号を出力すると共に、ユニークワード検出信号と
フレーム同期信号との位相が一致していると、位相ズレ
無信号を出力する位相ズレ有無検出手段を有し、前記フ
レーム同期信号生成手段は、前記位相ズレ有信号を検出
すると、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカ
ウント数を調整して位相ズレを徐々に補正することを特
徴とする。
【0036】前記位相ズレ有無検出手段とは、例えば第
2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号との
位相ズレを検出すると、HIGHレベルの位相ズレ有無
信号(位相ズレ有信号)を出力すると共に、第2ユニー
クワード検出信号と第2フレーム同期信号との位相が一
致していると、LOWレベルの位相ズレ有無信号(位相
ズレ無信号)を出力する位相比較部に相当するものであ
る。
【0037】従って、本発明における請求項2記載のT
DMA通信装置の同期回路によれば、上記請求項1記載
の効果に加えて、位相ズレ有信号を検出すると、クロッ
ク信号発生手段のクロック信号のカウント数を調整して
位相ズレを徐々に補正するようにしたので、ただちに1
ビット(2.6μsec)の位相ズレを補正するのでは
なく、例えば1フレーム(5msec)毎に1クロック
(52nsec)づつ徐々に補正することにより、ジッ
タを52nsec以下に抑えることができ、補正精度の
高度化により、より高精度な同期補正を得ると共に、中
継局等へのフレーム同期回路の適用が可能となる。
【0038】また、本発明における請求項3記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項1又は2記載の
構成に加えて、前記位相比較手段は、ユニークワード検
出信号とフレーム同期信号との位相ズレを検出すると、
位相ズレ有信号を出力すると共に、ユニークワード検出
信号とフレーム同期信号との位相が一致していると、位
相ズレ無信号を出力する位相ズレ有無検出手段と、ユニ
ークワード検出信号の位相がフレーム同期信号の位相よ
りも進んでいると、進み信号を出力すると共に、ユニー
クワード検出信号の位相がフレーム同期信号の位相より
も遅れていると、遅れ信号を出力する進み/遅れ検出手
段とを有し、前記フレーム同期信号生成手段は、前記位
相ズレ有信号を検出し、さらには進み信号を検出する
と、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカウン
ト数を減らして位相ズレを補正すると共に、前記位相ズ
レ有信号を検出し、さらには遅れ信号を検出すると、前
記クロック信号発生手段のクロック信号のカウント数を
増やして位相ズレを補正することを特徴とする。
【0039】前記進み/遅れ検出手段とは、例えば第2
ユニークワード検出信号の位相が第2フレーム同期信号
の位相よりも進んでいると、HIGHレベルの進み/遅
れ信号(進み信号)を出力すると共に、第2ユニークワ
ード検出信号の位相が第2フレーム同期信号の位相より
も遅れていると、LOWレベルの進み/遅れ信号(遅れ
信号)を出力する位相比較部に相当するものである。
【0040】従って、本発明における請求項3記載のT
DMA通信装置の同期回路によれば、上記請求項1又は
2記載の効果に加えて、位相ズレ有信号を検出し、さら
には進み信号を検出すると、前記クロック信号発生手段
のクロック信号のカウント数を減らして位相ズレを補正
すると共に、位相ズレ有信号を検出し、さらには遅れ信
号を検出すると、前記クロック信号発生手段のクロック
信号のカウント数を増やして位相ズレを補正するように
したので、遅れ又は進みに対応した位相ズレを補正する
ことができる。
【0041】また、本発明における請求項4記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項1又は2記載の
構成に加えて、前記通信データの各スロットに含まれる
ユニークワードの検出タイミングに応じて、この検出さ
れたユニークワードに関わるスロットを識別するスロッ
ト識別番号を抽出するスロット識別手段を有し、前記フ
レーム同期信号生成手段は、このスロット識別手段にて
抽出されたスロット識別番号及び前記位相比較手段の比
較結果に基づいて、ユニークワード検出信号とフレーム
同期信号との位相が一致するように、前記クロック信号
発生手段からの所定クロック信号をカウントし、この所
定クロック信号のカウント数に基づいてフレーム同期信
号を生成することを特徴とする。
【0042】また、本発明における請求項5記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項3記載の構成に
加えて、前記通信データの各スロットに含まれるユニー
クワードの検出タイミングに応じて、この検出されたユ
ニークワードに関わるスロットを識別するスロット識別
番号を抽出するスロット識別手段を有し、前記フレーム
同期信号生成手段は、このスロット識別手段にて抽出さ
れたスロット識別番号及び前記位相比較手段の比較結果
に基づいて、ユニークワード検出信号とフレーム同期信
号との位相が一致するように、前記クロック信号発生手
段からの所定クロック信号をカウントし、この所定クロ
ック信号のカウント数に基づいてフレーム同期信号を生
成することを特徴とする。
【0043】前記スロット識別手段とは、例えば通信デ
ータに含まれるIデータから受信ロット番号情報を識別
するIデータ解読部に相当するものである。
【0044】従って、本発明における請求項4又は5記
載のTDMA通信装置の同期回路によれば、上記請求項
1又は2、又は3記載の効果に加えて、スロット識別番
号及び位相比較手段の比較結果に基づいて、ユニークワ
ード検出信号とフレーム同期信号との位相が一致するよ
うに、前記クロック信号発生手段からの所定クロック信
号をカウントし、この所定クロック信号のカウント数に
基づいてフレーム同期信号を生成するようにしたので、
各スロットに対応した位相ズレを補正することができ
る。
【0045】また、本発明における請求項6記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項1、2又は5記
載の構成に加えて、前記ユニークワード検出手段の前段
に、通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッタ
補正手段を配置したことを特徴とする。
【0046】また、本発明における請求項7記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項3記載の構成に
加えて、前記ユニークワード検出手段の前段に、通信デ
ータのジッタを各ビット毎に補正するジッタ補正手段を
配置したことを特徴とする。
【0047】また、本発明における請求項8記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項4記載の構成に
加えて、前記ユニークワード検出手段の前段に、通信デ
ータのジッタを各ビット毎に補正するジッタ補正手段を
配置したことを特徴とする。
【0048】前記ジッタ補正手段とは、例えば第2ユニ
ークワード検出部の前段に配置され、1ビット毎の受信
データのジッタを吸収するFIFOに相当するものであ
る。
【0049】従って、本発明における請求項6、7又は
8記載のTDMA通信装置の同期回路によれば、上記請
求項1、2又は5、3又は4記載の効果に加えて、前記
ユニークワード検出手段の前段に、通信データのジッタ
を各ビット毎に補正するジッタ補正手段を配置するよう
にしたので、1ビット以下のジッタを予め補正すること
により、受信スロット毎の受信データの位相差及び受信
スロット毎の受信クロックの位相差を吸収して、ユニー
クワード検出手段以降の処理が全て送信ビットクロック
(384KHz)を基準クロックとして行うことが可能
となり、ユニークワード検出手段以降の処理を簡略化す
ることができる。
【0050】また、本発明における請求項9記載のTD
MA通信装置の同期回路は、上記請求項1、2、5、7
又は8記載の構成に加えて、前記フレーム同期信号生成
手段は、前記位相比較手段にてユニークワード検出信号
とフレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレー
ム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正すること
を特徴とする。
【0051】また、本発明における請求項10記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項3記載の構成
に加えて、前記フレーム同期信号生成手段は、前記位相
比較手段にてユニークワード検出信号とフレーム同期信
号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信号の1周
期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴とする。
【0052】また、本発明における請求項11記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項4記載の構成
に加えて、前記フレーム同期信号生成手段は、前記位相
比較手段にてユニークワード検出信号とフレーム同期信
号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信号の1周
期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴とする。
【0053】また、本発明における請求項12記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項6記載の構成
に加えて、前記フレーム同期信号生成手段は、前記位相
比較手段にてユニークワード検出信号とフレーム同期信
号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信号の1周
期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴とする。
【0054】従って、本発明における請求項9、10、
11又は12記載のTDMA通信装置の同期回路によれ
ば、上記請求項1、2、5、7又は8、3、4又は6記
載の効果に加えて、前記位相比較手段にてユニークワー
ド検出信号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出する
と、フレーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補
正するようにしたので、ただちに1ビット(2.6μs
ec)の位相ズレを補正するのではなく、例えば1フレ
ーム(5msec)毎に1クロック(52nsec)づ
つ徐々に補正することにより、ジッタを52nsec以
下に抑えることができ、補正精度の高度化により、より
高精度な同期補正を得ると共に、中継局等へのフレーム
同期回路の適用が可能となる。
【0055】また、本発明における請求項13記載のT
DMA通信装置の同期回路は、所定ビット数のフレーム
毎に複数のスロットを構成する通信データから、各スロ
ット毎に含まれたユニークワードを検出し、このユニー
クワードを検出すると、この検出タイミングで第1ユニ
ークワード検出信号を出力する第1ユニークワード検出
手段と、この第1ユニークワード検出信号に応じて、こ
の第1ユニークワードに関わるスロットに含まれるスロ
ット識別番号を抽出するスロット識別手段と、所定クロ
ック信号を発生するクロック信号発生手段と、前記第1
ユニークワード検出信号に応じて、この第1ユニークワ
ード検出信号に関わるスロット識別番号及び前記クロッ
ク信号発生手段からの所定クロック信号のカウント数に
基づいて第1フレーム同期信号を生成する第1フレーム
同期信号生成手段と、各スロット毎に含まれたユニーク
ワードを第1ユニークワード検出手段と異なるタイミン
グで検出し、このユニークワードを検出すると、この検
出タイミングで第2ユニークワード検出信号を出力する
第2ユニークワード検出手段と、この第2ユニークワー
ド検出信号と第2フレーム同期信号との位相を比較する
位相比較手段と、この位相比較手段の比較結果及びスロ
ット識別番号に基づいて第2ユニークワード検出信号と
第2フレーム同期信号との位相が一致するように、前記
クロック信号発生手段からの所定クロック信号をカウン
トし、この所定クロック信号のカウント数に基づいて第
2フレーム同期信号を生成すると共に、前記位相比較手
段にて第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期
信号とに位相ズレを検出すると、所定クロック信号のカ
ウント数を調整して位相ズレを徐々に補正する第2フレ
ーム同期信号生成手段と、前記第1フレーム同期信号生
成手段又は第2フレーム同期信号生成手段のどちらか一
方の出力端子を、フレーム同期信号出力端子に切換接続
する切換接続手段と、前記第1フレーム同期信号生成手
段にて第1フレーム同期信号が生成され、前記切換接続
手段から第1フレーム同期信号が出力されると、前記切
換接続手段を介して第2フレーム同期信号生成手段の出
力端子とフレーム同期信号出力端子に切換接続する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0056】前記第1ユニークワード検出手段とは、例
えば通信データの各スロットに含まれるユニークワード
を検出すると、この検出タイミングに基づいて第1ユニ
ークワード検出信号を出力する第1ユニークワード検出
部に相当するものである。
【0057】前記スロット識別手段とは、例えば第1ユ
ニークワード検出部からの第1ユニークワード検出信号
に基づいてIデータに含まれる、同期すべき基地局のス
ロット識別番号(受信スロット番号情報)を解読するI
データ解読部に相当するものである。
【0058】前記クロック信号発生手段とは、例えばフ
レーム同期信号や送信ビットクロックを生成する源とな
るクロック信号(19.2MHz)を発生するクロック
発生部に相当するものである。
【0059】前記第1フレーム同期信号生成手段とは、
例えば第1ユニークワード検出信号及び受信スロット番
号情報に基づいてクロック信号をカウントし、このクロ
ック信号のカウント数に基づいて第1フレーム同期信号
を生成する第1分周器に相当するものである。
【0060】前記第2ユニークワード検出手段とは、例
えば第1ユニークワード検出部とことなるタイミングで
ユニークワードを検出し、この検出タイミングに基づい
て第2ユニークワード検出信号を出力する第2ユニーク
ワード検出部に相当するものである。
【0061】前記位相比較手段とは、例えば第2ユニー
クワード検出信号と後述する第2分周器の出力である第
2フレーム同期信号との位相がズレているか否かを判別
する位相比較部に相当するものである。
【0062】前記第2フレーム同期信号生成手段とは、
例えば位相比較部にて第2ユニークワード検出信号と第
2フレーム同期信号との位相がズレている場合にクロッ
ク信号のカウント数を調整して位相ズレを徐々に補正す
ることにより、第2フレーム同期信号を生成する第2分
周器に相当するものである。
【0063】前記切換接続手段とは、例えばフレーム同
期信号の出力端子に、第1分周器の出力端子又は第2分
周器の出力端子のどちらか一方を切換接続する切換スイ
ッチに相当するものである。
【0064】前記制御手段とは、例えば第1分周器の出
力端子から第1フレーム同期信号が切換スイッチを介し
てフレーム同期信号出力端子に出力されると、第2分周
器の出力端子をフレーム同期信号出力端子に切換接続す
るように切換スイッチを制御するものであり、例えばI
データ解読部に相当するものである。
【0065】尚、前記第1フレーム同期信号生成手段
は、ジッタ精度が劣るが引き込み範囲が広い。これに対
して、前記第2フレーム同期信号生成手段は、引き込み
範囲は狭いがジッタ精度が高い。従って、これら第1フ
レーム同期信号生成手段及び第2フレーム同期信号生成
手段で各々の特徴を生かす制御を行う。すなわち、前記
第1フレーム同期信号生成手段では、例えば電源投入直
後等の初期引き込み動作で第1フレーム同期信号を生成
し、第1フレーム同期信号生成手段の出力端子と切換接
続手段の出力端子とを接続して第1フレーム同期信号を
出力として採用するものであり、第2フレーム同期信号
生成手段では、例えば通常時、つまり初期引き込み動作
完了後に第2フレーム同期信号生成手段の出力端子と切
換接続手段の出力端子とを接続して、ジッタが抑圧され
た第2フレーム同期信号を出力として採用するものであ
る。
【0066】従って、本発明における請求項13記載の
TDMA通信装置の同期回路によれば、第1フレーム同
期信号生成手段にて第1フレーム同期信号が生成され、
前記切換接続手段から第1フレーム同期信号が出力され
ると、前記切換接続手段を介して第2フレーム同期信号
生成手段の出力端子とフレーム同期信号出力端子に切換
接続するようにした、つまり電源投入直後等といった初
期引き込み動作時においては第1フレーム同期信号を出
力として採用し、この初期引き込み動作完了後において
は第2フレーム同期信号を出力として採用するようにし
たので、2段階でのフレーム同期信号を得て同期補正の
適用範囲の拡大化を図ることができる。
【0067】また、本発明における請求項14記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項13記載の構
成に加えて、前記位相比較手段は、第2ユニークワード
検出信号と第2フレーム同期信号との位相ズレを検出す
ると、位相ズレ有信号を出力すると共に、第2ユニーク
ワード検出信号と第2フレーム同期信号との位相が一致
していると、位相ズレ無信号を出力する位相ズレ有無検
出手段を有し、前記第2フレーム同期信号生成手段は、
前記位相ズレ有信号を検出すると、前記クロック信号発
生手段のクロック信号のカウント数に応じて第2ユニー
クワード検出信号と位相が一致した第2フレーム同期信
号を生成することを特徴とする。
【0068】前記位相ズレ有無検出手段とは、例えば第
2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号との
位相ズレを検出すると、HIGHレベルの位相ズレ有無
信号(位相ズレ有信号)を出力すると共に、第2ユニー
クワード検出信号と第2フレーム同期信号との位相が一
致していると、LOWレベルの位相ズレ有無信号(位相
ズレ無信号)を出力する位相比較部に相当するものであ
る。
【0069】従って、本発明における請求項14記載の
TDMA通信装置の同期回路によれば、上記請求項13
記載の効果に加えて、位相ズレ有信号を検出すると、ク
ロック信号発生手段のクロック信号のカウント数を調整
して位相ズレを徐々に補正するようにしたので、ただち
に1ビット(2.6μsec)の位相ズレを補正するの
ではなく、例えば1フレーム(5msec)毎に1クロ
ック(52nsec)づつ徐々に補正することにより、
ジッタを52nsec以下に抑えることができ、補正精
度の高度化により、より高精度な同期補正を得ると共
に、中継局等へのフレーム同期回路の適用が可能とな
る。
【0070】また、本発明における請求項15記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項13又は14
記載の構成に加えて、前記位相比較手段は、第2ユニー
クワード検出信号と第2フレーム同期信号との位相ズレ
を検出すると、位相ズレ有信号を出力すると共に、第2
ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号との位
相が一致していると、位相ズレ無信号を出力する位相ズ
レ有無検出手段と、第2ユニークワード検出信号の位相
が第2フレーム同期信号の位相よりも進んでいると、進
み信号を出力すると共に、第2ユニークワード検出信号
の位相が第2フレーム同期信号の位相よりも遅れている
と、遅れ信号を出力する進み/遅れ検出手段とを有し、
前記第2フレーム同期信号生成手段は、前記位相ズレ有
信号を検出し、さらには進み信号を検出すると、前記ク
ロック信号発生手段のクロック信号のカウント数を減ら
して位相ズレを補正すると共に、前記位相ズレ有信号を
検出し、さらには遅れ信号を検出すると、前記クロック
信号発生手段のクロック信号のカウント数を増やして位
相ズレを補正することを特徴とする。
【0071】前記進み/遅れ検出手段とは、例えば第2
ユニークワード検出信号の位相が第2フレーム同期信号
の位相よりも進んでいると、HIGHレベルの進み/遅
れ信号(進み信号)を出力すると共に、第2ユニークワ
ード検出信号の位相が第2フレーム同期信号の位相より
も遅れていると、LOWレベルの進み/遅れ信号(遅れ
信号)を出力する位相比較部に相当するものである。
【0072】従って、本発明における請求項15記載の
TDMA通信装置の同期回路によれば、上記請求項13
又は14記載の効果に加えて、位相ズレ有信号を検出
し、さらには進み信号を検出すると、前記クロック信号
発生手段のクロック信号のカウント数を減らして位相ズ
レを補正すると共に、位相ズレ有信号を検出し、さらに
は遅れ信号を検出すると、前記クロック信号発生手段の
クロック信号のカウント数を増やして位相ズレを補正す
るようにしたので、遅れ又は進みに対応した位相ズレを
補正することができる。
【0073】また、本発明における請求項16記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項13又は14
記載の構成に加えて、前記第2ユニークワード検出手段
の前段に、通信データのジッタを各ビット毎に補正する
ジッタ補正手段を配置したことを特徴とする。
【0074】また、本発明における請求項17記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項15記載の構
成に加えて、前記第2ユニークワード検出手段の前段
に、通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッタ
補正手段を配置したことを特徴とする。
【0075】前記ジッタ補正手段とは、例えば第2ユニ
ークワード検出部の前段に配置され、1ビット毎の受信
データのジッタを吸収するFIFOに相当するものであ
る。
【0076】従って、本発明における請求項16又は1
7記載のTDMA通信装置の同期回路によれば、上記請
求項13又は14、又は15記載の効果に加えて、前記
第2ユニークワード検出手段の前段に、通信データのジ
ッタを各ビット毎に補正するジッタ補正手段を配置する
ようにしたので、1ビット以下のジッタを予め補正する
ことにより、受信スロット毎の受信データの位相差及び
受信スロット毎の受信クロックの位相差を吸収して、第
2ユニークワード検出手段以降の処理が全て送信ビット
クロック(384KHz)を基準クロックとして行うこ
とが可能となり、第2ユニークワード検出手段以降の処
理を簡略化することができる。
【0077】また、本発明における請求項18記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項13、14又
は17記載の構成に加えて、前記第2フレーム同期信号
生成手段は、前記位相比較手段にて第2ユニークワード
検出信号と第2フレーム同期信号とに位相ズレを検出す
ると、フレーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に
補正することを特徴とする。
【0078】また、本発明における請求項19記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項15記載の構
成に加えて、前記第2フレーム同期信号生成手段は、前
記位相比較手段にて第2ユニークワード検出信号と第2
フレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム
同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを
特徴とする。
【0079】また、本発明における請求項20記載のT
DMA通信装置の同期回路は、上記請求項16記載の構
成に加えて、前記第2フレーム同期信号生成手段は、前
記位相比較手段にて第2ユニークワード検出信号と第2
フレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム
同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを
特徴とする。
【0080】従って、本発明における請求項18、19
又は20記載のTDMA通信装置の同期回路によれば、
上記請求項13、14又は17、15又は16記載の効
果に加えて、前記位相比較手段にて第2ユニークワード
検出信号と第2フレーム同期信号とに位相ズレを検出す
ると、フレーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に
補正するようにしたので、ただちに1ビット(2.6μ
sec)の位相ズレを補正するのではなく、例えば1フ
レーム(5msec)毎に1クロック(52nsec)
づつ徐々に補正することにより、ジッタを52nsec
以下に抑えることができ、補正精度の高度化により、よ
り高精度な同期補正を得ると共に、中継局等へのフレー
ム同期回路の適用が可能となる。
【0081】また、本発明における請求項21記載のT
DMA通信装置の同期方法は、所定ビット数のフレーム
毎に複数のスロットを構成する通信データから、各スロ
ット毎に含まれたユニークワードを検出し、このユニー
クワードを検出すると、この検出タイミングでユニーク
ワード検出信号を出力し、このユニークワード検出信号
とフレーム同期信号との位相を比較し、この比較結果に
基づいてユニークワード検出信号とフレーム同期信号と
の位相が一致するように、クロック信号発生手段からの
所定クロック信号をカウントし、この所定クロック信号
のカウント数に基づいてフレーム同期信号を生成すると
共に、前記位相比較結果に基づいてユニークワード検出
信号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、所
定クロック信号のカウント数を調整して位相ズレを徐々
に補正することを特徴とする。
【0082】従って、本発明における請求項21記載の
TDMA通信装置の同期方法によれば、ユニークワード
検出信号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出する
と、所定クロック信号のカウント数を調整して位相ズレ
を徐々に補正するようにしたので、ただちに1ビット
(2.6μsec)の位相ズレを補正するのではなく、
例えば1フレーム(5msec)毎に1クロック(52
nsec)づつ徐々に補正することにより、ジッタを5
2nsec以下に抑えることができ、補正精度の高度化
により、より高精度な同期補正を得ると共に、中継局等
へのフレーム同期回路の適用が可能となる。
【0083】また、本発明における請求項22記載のT
DMA通信装置の同期方法によれば、所定ビット数のフ
レーム毎に複数のスロットを構成する通信データから、
各スロット毎に含まれたユニークワードを検出し、この
ユニークワードを検出すると、この検出タイミングで第
1ユニークワード検出信号を出力し、この第1ユニーク
ワード検出信号に応じて、この第1ユニークワードに関
わるスロットに含まれるスロット識別番号を抽出し、前
記第1ユニークワード検出信号に応じて、この第1ユニ
ークワード検出信号に関わるスロット識別番号及びクロ
ック信号発生手段からの所定クロック信号のカウント数
に基づいて第1フレーム同期信号を生成し、さらに各ス
ロット毎に含まれたユニークワードを異なるタイミング
で検出し、このユニークワードを検出すると、この検出
タイミングで第2ユニークワード検出信号を出力し、こ
の第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号
との位相を比較し、この比較結果及びスロット識別番号
に基づいて第2ユニークワード検出信号と第2フレーム
同期信号との位相が一致するように、クロック信号発生
手段からの所定クロック信号をカウントし、この所定ク
ロック信号のカウント数に基づいて第2フレーム同期信
号を生成し、さらに、前記比較結果に基づいて第2ユニ
ークワード検出信号と第2フレーム同期信号とに位相ズ
レを検出すると、所定クロック信号のカウント数を調整
して位相ズレを徐々に補正し、前記第1フレーム同期信
号が生成されて、この第1フレーム同期信号をTDMA
通信装置のフレーム同期信号として出力すると、この第
1フレーム同期信号の出力完了後に、前記第2フレーム
同期信号をTDMA通信装置のフレーム同期信号として
出力することを特徴とする。
【0084】従って、本発明における請求項22記載の
TDMA通信装置の同期方法によれば、第1フレーム同
期信号が生成され、この第1フレーム同期信号をTDM
A通信装置のフレーム同期信号として出力すると、この
第1フレーム同期信号の出力完了後に、前記第2フレー
ム同期信号をTDMA通信装置のフレーム同期信号とし
て出力するようにした、つまり電源投入直後等といった
初期引き込み動作時においては第1フレーム同期信号を
出力として採用し、この初期引き込み動作完了後におい
ては第2フレーム同期信号を出力として採用するように
したので、2段階でのフレーム同期信号を得て同期補正
の適用範囲の拡大化を図ることができる。
【0085】以下、図面に基づいて本発明のTDMA通
信装置の同期回路における実施の形態を示すPHSシス
テムに採用された中継局のフレーム同期回路について説
明する。
【0086】(実施の形態)図1は本実施の形態に示す
PHSシステムの中継局のフレーム同期回路内部の概略
構成を示すブロック図である。
【0087】図1に示す中継局のフレーム同期回路1
は、基地局からの1.9GHzの無線信号を受信する受
信部11及び、この受信部11に受信された無線信号を
復調して、384Kbpsのベースバンドの受信データ
を得る復調部12を含む無線部10と、この受信データ
に含まれるユニークワードを検出すると、この検出タイ
ミングで第1ユニークワード検出信号を出力する第1ユ
ニークワード検出部13と、この第1ユニークワード検
出信号に応じて、受信データに含まれるIデータを解読
して、同期すべき基地局を見つける、つまり、基地局が
第何スロットで信号を送出しているかを示す受信スロッ
ト番号情報を得るIデータ解読部14と、フレーム同期
信号や送信ビットクロックの基になる19.2MHzの
クロック信号を発生するクロック発生部15と、前記I
データ解読部にて解読された受信スロット番号情報及び
第1ユニークワード検出信号に基づいて19.2MHz
のクロック信号を50分周して384KHzの送信ビッ
トクロックを生成し、さらに、この送信ビットクロック
を1920分周して200Hzのフレーム同期信号を生
成する第1分周器16とを有している。
【0088】尚、この第1分周器16は、前記第1ユニ
ークワード検出部13からの第1ユニークワード検出信
号に応じてリセットをかけた後、19.2MHzのクロ
ック信号で送信ビットクロック及びフレーム同期信号を
生成するものであり、ここまでは図6に示す従来の移動
局のフレーム同期回路100の構成と同一である。
【0089】さらに、本実施の形態に示すフレーム同期
回路1は、前記復調部12にて復調された受信データに
関わる384KHzの受信クロック及び、後述する第2
分周器からの送信ビットクロックに基づいて、前記復調
部12にて復調された受信データの各ビット(2.6μ
sec)毎の信号ゆれを吸収するFIFO(Fast InFas
t Out)17と、受信データに含まれるユニークワード
のみを、例えば10ビット(26μsec)のウインド
ウ内のユニークワードのみを検出して、この検出タイミ
ングで第2ユニークワード検出信号を出力する第2ユニ
ークワード検出部18と、この第2ユニークワード検出
部18からの第2ユニークワード検出信号及び後述する
第2分周器からの第2フレーム同期信号の位相を比較す
る位相比較部19と、この位相比較部19による比較結
果、前記Iデータ解読部14からの受信スロット番号情
報及び、前記第2ユニークワード検出部18からの第2
ユニークワード検出信号に基づいて、前記クロック発生
部15からの19.2MHzのクロック信号を50分周
して384KHzの送信ビットクロックを生成し、さら
に、この送信ビットクロックを1920分周して200
Hzのフレーム同期信号を生成する第2分周器20と、
前記Iデータ解読部14からの切換制御信号に基づい
て、フレーム同期信号の出力端子22を第1分周器16
又は第2分周器20のどちらか一方に切換接続する切換
スイッチ21とを有している。
【0090】前記Iデータ解読部14は、電源投入直後
においては第1分周器16と出力端子22とを切換スイ
ッチ21を介して接続し、第1分周器16による第1フ
レーム同期信号が生成され、基地局との無線同期が完了
すると、つまり初期引き込み動作が完了すると、前記切
換スイッチ21を介して第2分周器20と出力端子22
とを接続する切換制御信号が出力されるものである。
【0091】前記FIFO17は、1ビット以下のジッ
タを予め補正することにより、受信スロット毎の受信デ
ータの位相差及び受信スロット毎の受信クロックの位相
差を吸収して、第2ユニークワード検出部18以降の処
理が全て送信ビットクロック(384KHz)を基準ク
ロックとして行うことを可能とし、第2ユニークワード
検出部18以降の処理を簡略化することができるもので
ある。
【0092】尚、このフレーム同期回路1は、初期引き
込み動作に使用される第1フレーム同期信号を生成する
第1フレーム同期生成回路1Aと、初期引き込み動作完
了後、すなわち第1フレーム同期生成回路1Aで基地局
との同期が完了した後に使用される第2フレーム同期信
号を生成する第2フレーム同期生成回路1Bとで構成さ
れており、前記第1フレーム同期生成回路1Aは、第1
ユニークワード検出部13、Iデータ解読部14及び第
1分周器16で構成され、前記第2フレーム同期生成回
路1Bは、FIFO17、第2ユニークワード検出部1
8、位相比較部19及び第2分周器20で構成されるも
のである。前記第2フレーム同期生成回路1Bは、引き
込み範囲は狭いが信号の時間的なゆれであるジッタが小
さいので、定常状態では第2フレーム同期生成回路1B
を使用することになる。
【0093】では、次に本実施の形態に示す中継局のフ
レーム同期回路1の動作について説明する。
【0094】まず、各基地局は100msec周期で制
御チャンネルの無線信号を中継局に送信する。この中継
局の無線部10にある復調部12は、受信部11にて
1.9GHzの無線信号を受信すると、この無線信号を
ベースバンドの384Kbpsの受信データに復調し、
この受信データを第1ユニークワード検出部13及びF
IFO17にそれぞれ供給する。
【0095】また、前記FIFO17には、前記復調部
12にて復調された受信データの他に、この受信データ
に関わる384KHzの受信クロック及び前記第2分周
器20からの送信ビットクロックが入力される。
【0096】尚、この中継局の電源投入直後には、初期
引き込み動作を実行するものとし、切換スイッチ21を
第1分周器16側に切換接続して、Iデータ解読部14
でIデータを解読して受信スロット番号情報を得て、こ
の第1分周器16にて生成された第1フレーム同期信号
を出力端子22から出力するものである。
【0097】前記Iデータ解読部14は、この初期引き
込み動作が完了すると、このタイミングで切換スイッチ
21を第2分周器20側に切換接続することにより、フ
レーム同期信号の出力端子22を第1分周器16側から
第2分周器20側に切換接続する。
【0098】前記FIFO17は、前記復調部12から
の受信クロック信号(384KHz)で受信データを書
き込み、前記第2分周器20にて生成された送信ビット
クロックで2.6μsec毎の等間隔に補正された受信
データを読み出し、前記第2ユニークワード検出部18
に供給する。尚、このFIFO17においては、1ビッ
ト(2.6μsec)以下の受信クロック信号(384
KHz)のジッタを吸収するのが目的である。
【0099】前記第2ユニークワード検出部18は、1
0ビット(26μsec)のウインドウ内のユニークワ
ードのみを検出し、この検出タイミングで第2ユニーク
ワード検出信号を位相比較器19及び第2分周器20に
供給する。尚、この第2ユニークワード検出部18は、
同期すべき基地局が送信するユニークワードだけを確実
に取得し、他の基地局が送出する信号のユニークワード
を誤って検出しないようにするのが目的である。
【0100】前記位相比較器19は、第2ユニークワー
ド検出信号と第2分周器20にて生成された第2フレー
ム同期信号との位相を比較し、これら信号間に2.6μ
sec以上の位相差があれば、HIGHレベルの位相ズ
レ有無信号を第2分周器20に供給する。
【0101】さらに位相比較器19は、第2ユニークワ
ード検出信号よりもフレーム同期信号の方の位相が進ん
でいるのであれば、HIGHレベルの進み/遅れ信号を
第2分周器20に供給すると共に、第2ユニークワード
検出信号よりもフレーム同期信号の方の位相が遅れてい
るのであれば、LOWレベルの進み/遅れ信号を第2分
周器20に供給する。
【0102】図2は、このように位相比較器19の入力
信号である、第2ユニークワード検出信号及び第2分周
器20の第2フレーム同期信号と、この位相比較器19
の出力信号である進み/遅れ信号及び位相ズレ有無信号
との関係を示すタイミングチャートである。
【0103】図2(a)に示すように第2ユニークワー
ド信号が第2フレーム同期信号よりも位相が遅れている
場合には、前記第2フレーム同期信号の立ち上がりと同
時に進み/遅れ信号及び位相ズレ有無信号をHIGHレ
ベルとする。
【0104】また、図2(b)に示すように第2ユニー
クワード信号が第2フレーム同期信号よりも位相が進ん
でいる場合には、前記第2フレーム同期信号の立ち上が
りと同時に進み/遅れ信号をLOWレベルとし、位相ズ
レ有無信号をHIGHレベルとする。
【0105】また、図2(c)に示すように第2ユニー
クワード信号と第2フレーム同期信号と位相差が2.6
μsec(384KHzの1ビット)未満の場合には、
前記第2フレーム同期信号の立上がりと同時に進み/遅
れ信号をLOWレベルとし、位相ズレ有無信号をLOW
レベルとする。
【0106】このようにFIFO17及び位相比較器1
9においては、384KHzの1ビット(2.6μse
c)以上の位相ズレのみを検出する動作を実現してい
る。
【0107】また、第2分周器20は、前記位相比較器
19から進み/遅れ信号及び、1ビット以上の位相ズレ
ありを示すHIGHレベルの位相ズレ有無信号を検出す
ると、ただちに1ビットの位相ズレを補正するのではな
く、1フレーム(5msec)周期で19.2MHzの
1クロック(52nsec)づつ徐々に補正することに
より、ジッタを52nsec以下に抑えることができ
る。
【0108】では、さらに、第2分周器20の動作につ
いて詳細に説明する。図3は第2分周器20内部の概略
構成を示すブロック図である。
【0109】図3に示す第2分周器20は、前記位相比
較器19からの進み/遅れ信号及び位相ズレ有無信号、
及び前記Iデータ解読部14からの受信スロット番号情
報に基づいてロード値を設定するロード値設定部20A
と、前記第2ユニークワード検出信号に応じてリセット
し、前記ロード値設定部20Aにて設定されたロード値
に基づいて、クロック発生部15からの19.2MHz
のクロック信号をカウントしてフレーム同期信号(20
0Hz)及び送信ビットクロック(384KHz)を生
成する96000進カウンタ20Bとを有している。
【0110】このような第2分周器20においては、9
6000進カウンタ20Bで第2ユニークワード検出信
号をリセット信号とし、ロード値設定部20Aからの出
力信号をロード信号とし、入力される19.2MHzの
クロック信号を50分周して送信ビットクロック(38
4KHz)を生成する。さらに、送信ビットクロックを
1920分周して第2フレーム同期信号としての出力信
号(200Hz)を生成する。
【0111】では、ここで基地局が送信する制御チャン
ネルが第1スロットの場合を例にとり説明する。図4
(a)は基地局が送信する制御チャネルが第1スロット
(受信スロット番号情報=1)の場合である。
【0112】例えば1フレームが8スロットで構成さ
れ、各スロットが240ビットで構成されている場合、
図4(a)に示すように基地局が送信する制御チャンネ
ルが第1スロットで第2ユニークワード検出信号のタイ
ミングからの次のスロットまでのビット数が140ビッ
トであることを、前記位相比較器19から進み/遅れ信
号及び位相ズレ有無信号、前記第2ユニークワード検出
部18からの第2ユニークワード検出信号及び前記Iデ
ータ解読部14からの受信スロット番号情報に基づい
て、前記ロード値設定部20Aは認識することができ
る。
【0113】このロード値設定部20Aは、次の先頭フ
レームに同期をとるためには、384KHzクロックで
140+240×7=1820ビットであることを算出
し、さらに19.2MHzクロックで換算すると、18
20×50=91000ビットであることが算出され
る。つまり、このロード値設定部20Aとしては、図4
(a)に示すように第2ユニークワード検出信号の検出
タイミングから次のフレーム同期信号の立ち上げタイミ
ングまで19.2MHzクロックで91000ビットで
あることを認識することができる。
【0114】そこで、前記ロード値設定部20Aにおい
ては、96000−91000−1=4999を算出
し、この4999ビットをロード値として96000進
カウンタ20Bに設定する。
【0115】この96000進カウンタ20Bは、第2
ユニークワード検出信号の検出タイミングでロード値4
999をロードすることにより、フレーム同期信号が出
るべきタイミングでHIGHレベルの出力信号を出力す
ることにより、第2フレーム同期信号を生成する。
【0116】また、前記ロード値設定部20Aにおいて
は、HIGHレベルの位相ズレ有無信号及び進み/遅れ
信号を検出した場合、即ち1ビット以上の位相進みがあ
る場合は、4999+1=5000をロード値として設
定し、前記96000進カウンタ20Aで5000をロ
ードすることによって、19.2MHzの1ビット(=
52nsec)づつ50回に分けて徐々に位相を進ませ
る。
【0117】逆に、前記ロード値設定部20Aにおいて
は、LOWレベルの進み/遅れ信号及びHIGHレベル
の位相ズレ有無信号を検出した場合、即ち1ビット以上
の位相遅れがある場合は、4999−1=4998をロ
ード値として設定し、前記96000進カウンタ20B
で4998をロードすることによって、19.2MHz
の1ビット(=52nsec)づつ50回に分けて徐々
に位相を遅らせる。
【0118】つまり、第2分周器20においては、前記
位相比較器19からの進み/遅れ信号及び、1ビット以
上の位相ズレありを示すHIGHレベルの位相ズレ有無
信号を検出すると、ただちに1ビットの位相ズレを補正
するのではなく、1フレーム(5msec)周期で1
9.2MHzの1クロック(52nsec)づつ徐々に
補正することにより、ジッタを52nsec以下に抑え
ることができる。
【0119】また、図4(a)においては基地局が送信
する制御チャンネルが第1スロットの場合を例に上げて
説明したが、他のスロットの場合についても同様のこと
がいえる。
【0120】例えば基地局が送信する制御チャンネルが
第4スロットの場合を例に上げて説明する。図4(b)
は基地局が送信する制御チャネルが第4スロット(受信
スロット番号情報=4)の場合である。
【0121】図4(b)に示すように基地局が送信する
制御チャンネルが第4スロットで第2ユニークワード検
出信号のタイミングからの次のスロットまでのビット数
が140ビットであることを、前記位相比較器19から
進み/遅れ信号及び位相ズレ有無信号、前記第2ユニー
クワード検出部18からの第2ユニークワード検出信号
及び前記Iデータ解読部14からの受信スロット番号デ
ータに基づいて、前記ロード値設定部20Aは認識する
ことができる。
【0122】このロード値設定部20Aは、次の先頭フ
レームに同期をとるために、384KHzクロックで1
40+240×4=1100ビットであることを算出
し、さらに19.2MHzクロックで換算すると、11
00×50=55000ビットであることが算出され
る。つまり、このロード値設定部20Aとしては、図4
(b)に示すように第2ユニークワード検出信号の検出
タイミングから次のフレーム同期信号の立ち上げタイミ
ングまで19.2MHzクロックで55000ビットで
あることを認識することができる。
【0123】そこで、前記ロード値設定部20Aにおい
ては、96000−55000−1=40999を算出
し、この40999ビットをロード値として96000
進カウンタに設定して、この96000進カウンタは、
第2ユニークワード検出信号の検出タイミングでロード
値40999をロードすることにより、フレーム同期信
号が出るべきタイミングでHIGHレベルの出力信号を
出力して、第2フレーム同期信号を生成することができ
る。
【0124】本実施の形態によれば、電源投入直後にお
いては初期引き込み動作で第1フレーム同期生成回路1
Aにて生成された第1フレーム同期信号を採用すると共
に、初期引き込み動作完了後は第2フレーム同期生成回
路1Bによる第2フレーム同期信号を採用するようにし
たので、2段階でのフレーム同期信号を得て同期補正の
適用範囲の拡大化を図ることができる。
【0125】さらに、前記第2フレーム同期生成回路1
Bにおいては、384KHzの1ビット(2.6μse
c)以上のフレーム同期信号に位相ズレが発生したとし
ても、ただちに1ビットの位相ズレを補正するのではな
く、1フレーム(5msec)周期で19.2MHzの
1クロック(52nsec)づつ徐々に補正することに
より、ジッタを52nsec以下に抑えることができる
ので、補正精度の高度化により、より高精度な同期補正
を得ると共に、中継局等へのフレーム同期回路の適用が
可能となる。
【0126】なお、上記の実施形態では、PHSシステ
ムの中継局のフレーム同期回路を例に上げて説明した
が、移動局のフレーム同期回路であっても良く、TDM
A通信方式の他の分野でも使用が可能である。よって、
フレーム周期=5msec、受信クロック=384KH
z、クロック源=19.2MHzの値は、これらの値に
限定されるものではない。
【0127】上記実施の形態においては、第2分周器2
0で19.2MHzの1ビット(=52nsec)づつ
50回に分けて徐々に位相を補正するようにしたが、こ
れら52nsec及び50回の値もこれらに限定される
ものではない。
【0128】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のTDM
A通信装置の同期回路によれば、ユニークワード検出信
号とフレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、所定
クロック信号のカウント数を調整して位相ズレを徐々に
補正するようにしたので、ただちに1ビットの位相ズレ
を補正するのではなく、所定クロック信号のカウント数
を1フレーム毎に調整して徐々に補正することにより、
ジッタを抑えることができ、補正精度の高度化により、
より高精度な同期補正を得ると共に、中継局等へのフレ
ーム同期回路の適用が可能となる。
【0129】また、本発明のTDMA通信装置の同期回
路によれば、電源投入直後等といった初期引き込み動作
時においては第1フレーム同期信号を出力として採用
し、この初期引き込み動作完了後においては第2フレー
ム同期信号を出力として採用するようにしたので、2段
階でのフレーム同期信号を得て同期補正の適用範囲の拡
大化を図ることができる。
【0130】また、本発明のTDMA通信装置の同期方
法によれば、ユニークワード検出信号とフレーム同期信
号とに位相ズレを検出すると、所定クロック信号のカウ
ント数を調整して位相ズレを徐々に補正するようにした
ので、ただちに1ビット(2.6μsec)の位相ズレ
を補正するのではなく、例えば1フレーム(5mse
c)毎に1クロック(52nsec)づつ徐々に補正す
ることにより、ジッタを52nsec以下に抑えること
ができ、補正精度の高度化により、より高精度な同期補
正を得ると共に、中継局等へのフレーム同期回路の適用
が可能となる。
【0131】また、本発明のTDMA通信装置の同期方
法によれば、第1フレーム同期信号が生成され、この第
1フレーム同期信号をTDMA通信装置のフレーム同期
信号として出力すると、この第1フレーム同期信号の出
力完了後に、前記第2フレーム同期信号をTDMA通信
装置のフレーム同期信号として出力するようにした、つ
まり電源投入直後等といった初期引き込み動作時におい
ては第1フレーム同期信号を出力として採用し、この初
期引き込み動作完了後においては第2フレーム同期信号
を出力として採用するようにしたので、2段階でのフレ
ーム同期信号を得て同期補正の適用範囲の拡大化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTDMA通信装置の同期回路の実施の
形態を示すPHSシステムにおける中継局の同期回路内
部の概略構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態に示す中継局内部の位相比較部に
関わる動作例を示すタイミングチャート a)第2ユニークワード検出信号が第2フレーム同期信
号の位相よりも進んでいる場合 b)第2ユニークワード検出信号が第2フレーム同期信
号の位相よりも遅い場合 c)第2ユニークワード検出信号が第2フレーム同期信
号の位相と一致している場合
【図3】本実施の形態に示す中継局内部にある第2分周
器内部の概略構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態に示す中継局内部の第2分周器に
関わる動作例を示すタイミングチャート a)基地局が送信する制御チャネルが第1スロット(受
信スロット番号情報=1)の場合 b)基地局が送信する制御チャネルが第4スロット(受
信スロット番号情報=4)の場合
【図5】一般的なPHSシステムの受信データのフォー
マット構成及びユニークワード検出信号の検出タイミン
グを示す説明図 a)送受信信号に関わる受信データのフォーマット構成
図 b)1フレームのフォーマット構成図 c)1スロットのフォーマット構成図 d)ユニークワード検出信号の検出タイミングを示す説
明図
【図6】従来のTDMA通信装置の同期回路を適用した
PHSシステムにおける移動局の同期回路内部の概略構
成を示すブロック図
【図7】従来のTDMA通信装置の同期回路を適用した
PHSシステムの概略構成を示すシステム説明図
【符号の説明】
1 フレーム同期回路 13 第1ユニークワード検出部(第1ユニークワード
検出手段) 14 Iデータ解読部(スロット識別手段) 15 クロック発生部(クロック信号発生手段) 16 第1分周器(第1フレーム同期信号生成手段) 17 FIFO(ジッタ補正手段) 18 第2ユニークワード検出部(第2ユニークワード
検出手段、ユニークワード検出手段) 19 位相比較部(位相比較手段) 20 第2分周器(第2フレーム同期信号生成手段、フ
レーム同期信号生成手段) 21 切換スイッチ(切換接続手段) 22 出力端子(フレーム同期信号出力端子)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ビット数のフレーム毎に複数のスロ
    ットを構成する通信データから、各スロット毎に含まれ
    たユニークワードを検出し、このユニークワードを検出
    すると、この検出タイミングでユニークワード検出信号
    を出力するユニークワード検出手段と、 このユニークワード検出信号とフレーム同期信号との位
    相を比較する位相比較手段と、 所定クロック信号を発生するクロック信号発生手段と、 前記位相比較手段の比較結果に基づいてユニークワード
    検出信号とフレーム同期信号との位相が一致するよう
    に、前記クロック信号発生手段からの所定クロック信号
    をカウントし、この所定クロック信号のカウント数に基
    づいてフレーム同期信号を生成すると共に、前記位相比
    較手段にてユニークワード検出信号とフレーム同期信号
    とに位相ズレを検出すると、所定クロック信号のカウン
    ト数を調整して位相ズレを徐々に補正するフレーム同期
    信号生成手段とを有することを特徴とするTDAM通信
    装置の同期回路。
  2. 【請求項2】 前記位相比較手段は、 ユニークワード検出信号とフレーム同期信号との位相ズ
    レを検出すると、位相ズレ有信号を出力すると共に、ユ
    ニークワード検出信号とフレーム同期信号との位相が一
    致していると、位相ズレ無信号を出力する位相ズレ有無
    検出手段を有し、 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相ズレ有信号を検出すると、前記クロック信号発
    生手段のクロック信号のカウント数を調整して位相ズレ
    を徐々に補正することを特徴とする請求項1記載のTD
    MA通信装置の同期回路。
  3. 【請求項3】 前記位相比較手段は、 ユニークワード検出信号とフレーム同期信号との位相ズ
    レを検出すると、位相ズレ有信号を出力すると共に、ユ
    ニークワード検出信号とフレーム同期信号との位相が一
    致していると、位相ズレ無信号を出力する位相ズレ有無
    検出手段と、 ユニークワード検出信号の位相がフレーム同期信号の位
    相よりも進んでいると、進み信号を出力すると共に、ユ
    ニークワード検出信号の位相がフレーム同期信号の位相
    よりも遅れていると、遅れ信号を出力する進み/遅れ検
    出手段とを有し、 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相ズレ有信号を検出し、さらには進み信号を検出
    すると、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカ
    ウント数を減らして位相ズレを補正すると共に、前記位
    相ズレ有信号を検出し、さらには遅れ信号を検出する
    と、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカウン
    ト数を増やして位相ズレを補正することを特徴とする請
    求項1又は2記載のTDMA通信装置の同期回路。
  4. 【請求項4】 前記通信データの各スロットに含まれる
    ユニークワードの検出タイミングに応じて、この検出さ
    れたユニークワードに関わるスロットを識別するスロッ
    ト識別番号を抽出するスロット識別手段を有し、 前記フレーム同期信号生成手段は、 このスロット識別手段にて抽出されたスロット識別番号
    及び前記位相比較手段の比較結果に基づいて、ユニーク
    ワード検出信号とフレーム同期信号との位相が一致する
    ように、前記クロック信号発生手段からの所定クロック
    信号をカウントし、この所定クロック信号のカウント数
    に基づいてフレーム同期信号を生成することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のTDMA通信装置の同期回路。
  5. 【請求項5】 前記通信データの各スロットに含まれる
    ユニークワードの検出タイミングに応じて、この検出さ
    れたユニークワードに関わるスロットを識別するスロッ
    ト識別番号を抽出するスロット識別手段を有し、 前記フレーム同期信号生成手段は、 このスロット識別手段にて抽出されたスロット識別番号
    及び前記位相比較手段の比較結果に基づいて、ユニーク
    ワード検出信号とフレーム同期信号との位相が一致する
    ように、前記クロック信号発生手段からの所定クロック
    信号をカウントし、この所定クロック信号のカウント数
    に基づいてフレーム同期信号を生成することを特徴とす
    る請求項3記載のTDMA通信装置の同期回路。
  6. 【請求項6】 前記ユニークワード検出手段の前段に、
    通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッタ補正
    手段を配置したことを特徴とする請求項1、2又は5記
    載のTDMA通信装置の同期回路。
  7. 【請求項7】 前記ユニークワード検出手段の前段に、
    通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッタ補正
    手段を配置したことを特徴とする請求項3記載のTDM
    A通信装置の同期回路。
  8. 【請求項8】 前記ユニークワード検出手段の前段に、
    通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッタ補正
    手段を配置したことを特徴とする請求項4記載のTDM
    A通信装置の同期回路。
  9. 【請求項9】 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相比較手段にてユニークワード検出信号とフレー
    ム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信
    号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴と
    する請求項1、2、5、7又は8記載のTDMA通信装
    置の同期回路。
  10. 【請求項10】 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相比較手段にてユニークワード検出信号とフレー
    ム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信
    号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴と
    する請求項3記載のTDMA通信装置の同期回路。
  11. 【請求項11】 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相比較手段にてユニークワード検出信号とフレー
    ム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信
    号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴と
    する請求項4記載のTDMA通信装置の同期回路。
  12. 【請求項12】 前記フレーム同期信号生成手段は、 前記位相比較手段にてユニークワード検出信号とフレー
    ム同期信号とに位相ズレを検出すると、フレーム同期信
    号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正することを特徴と
    する請求項6記載のTDMA通信装置の同期回路。
  13. 【請求項13】 所定ビット数のフレーム毎に複数のス
    ロットを構成する通信データから、各スロット毎に含ま
    れたユニークワードを検出し、このユニークワードを検
    出すると、この検出タイミングで第1ユニークワード検
    出信号を出力する第1ユニークワード検出手段と、 この第1ユニークワード検出信号に応じて、この第1ユ
    ニークワードに関わるスロットに含まれるスロット識別
    番号を抽出するスロット識別手段と、 所定クロック信号を発生するクロック信号発生手段と、 前記第1ユニークワード検出信号に応じて、この第1ユ
    ニークワード検出信号に関わるスロット識別番号及び前
    記クロック信号発生手段からの所定クロック信号のカウ
    ント数に基づいて第1フレーム同期信号を生成する第1
    フレーム同期信号生成手段と、 各スロット毎に含まれたユニークワードを第1ユニーク
    ワード検出手段と異なるタイミングで検出し、このユニ
    ークワードを検出すると、この検出タイミングで第2ユ
    ニークワード検出信号を出力する第2ユニークワード検
    出手段と、 この第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信
    号との位相を比較する位相比較手段と、 この位相比較手段の比較結果及びスロット識別番号に基
    づいて第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期
    信号との位相が一致するように、前記クロック信号発生
    手段からの所定クロック信号をカウントし、この所定ク
    ロック信号のカウント数に基づいて第2フレーム同期信
    号を生成すると共に、前記位相比較手段にて第2ユニー
    クワード検出信号と第2フレーム同期信号とに位相ズレ
    を検出すると、所定クロック信号のカウント数を調整し
    て位相ズレを徐々に補正する第2フレーム同期信号生成
    手段と、 前記第1フレーム同期信号生成手段又は第2フレーム同
    期信号生成手段のどちらか一方の出力端子を、フレーム
    同期信号出力端子に切換接続する切換接続手段と、 前記第1フレーム同期信号生成手段にて第1フレーム同
    期信号が生成され、前記切換接続手段から第1フレーム
    同期信号が出力されると、前記切換接続手段を介して第
    2フレーム同期信号生成手段の出力端子とフレーム同期
    信号出力端子に切換接続する制御手段とを有することを
    特徴とするTDMA通信装置の同期回路。
  14. 【請求項14】 前記位相比較手段は、 第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号と
    の位相ズレを検出すると、位相ズレ有信号を出力すると
    共に、第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期
    信号との位相が一致していると、位相ズレ無信号を出力
    する位相ズレ有無検出手段を有し、 前記第2フレーム同期信号生成手段は、 前記位相ズレ有信号を検出すると、前記クロック信号発
    生手段で発生したクロック信号のカウント数に応じて、
    第2ユニークワード検出信号と位相が一致した第2フレ
    ーム同期信号を生成することを特徴とする請求項13記
    載のTDMA通信装置の同期回路。
  15. 【請求項15】 前記位相比較手段は、 第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期信号と
    の位相ズレを検出すると、位相ズレ有信号を出力すると
    共に、第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期
    信号との位相が一致していると、位相ズレ無信号を出力
    する位相ズレ有無検出手段と、 第2ユニークワード検出信号の位相が第2フレーム同期
    信号の位相よりも進んでいると、進み信号を出力すると
    共に、第2ユニークワード検出信号の位相が第2フレー
    ム同期信号の位相よりも遅れていると、遅れ信号を出力
    する進み/遅れ検出手段とを有し、 前記第2フレーム同期信号生成手段は、 前記位相ズレ有信号を検出し、さらには進み信号を検出
    すると、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカ
    ウント数を減らして位相ズレを補正すると共に、 前記位相ズレ有信号を検出し、さらには遅れ信号を検出
    すると、前記クロック信号発生手段のクロック信号のカ
    ウント数を増やして位相ズレを補正することを特徴とす
    る請求項13又は14記載のTDMA通信装置の同期回
    路。
  16. 【請求項16】 前記第2ユニークワード検出手段の前
    段に、通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッ
    タ補正手段を配置したことを特徴とする請求項13又は
    14記載のTDMA通信装置の同期回路。
  17. 【請求項17】 前記第2ユニークワード検出手段の前
    段に、通信データのジッタを各ビット毎に補正するジッ
    タ補正手段を配置したことを特徴とする請求項15記載
    のTDMA通信装置の同期回路。
  18. 【請求項18】 前記第2フレーム同期信号生成手段
    は、 前記位相比較手段にて第2ユニークワード検出信号と第
    2フレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、第2フ
    レーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正する
    ことを特徴とする請求項13、14又は17記載のTD
    MA通信装置の同期回路。
  19. 【請求項19】 前記第2フレーム同期信号生成手段
    は、 前記位相比較手段にて第2ユニークワード検出信号と第
    2フレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、第2フ
    レーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正する
    ことを特徴とする請求項15記載のTDMA通信装置の
    同期回路。
  20. 【請求項20】 前記第2フレーム同期信号生成手段
    は、 前記位相比較手段にて第2ユニークワード検出信号と第
    2フレーム同期信号とに位相ズレを検出すると、第2フ
    レーム同期信号の1周期毎に位相ズレを徐々に補正する
    ことを特徴とする請求項16記載のTDMA通信装置の
    同期回路。
  21. 【請求項21】 所定ビット数のフレーム毎に複数のス
    ロットを構成する通信データから、各スロット毎に含ま
    れたユニークワードを検出し、このユニークワードを検
    出すると、この検出タイミングでユニークワード検出信
    号を出力し、このユニークワード検出信号とフレーム同
    期信号との位相を比較し、この比較結果に基づいてユニ
    ークワード検出信号とフレーム同期信号との位相が一致
    するように、クロック信号発生手段からの所定クロック
    信号をカウントし、この所定クロック信号のカウント数
    に基づいてフレーム同期信号を生成すると共に、前記位
    相比較結果に基づいてユニークワード検出信号とフレー
    ム同期信号とに位相ズレを検出すると、所定クロック信
    号のカウント数を調整して位相ズレを徐々に補正するこ
    とを特徴とするTDMA通信装置の同期方法。
  22. 【請求項22】 所定ビット数のフレーム毎に複数のス
    ロットを構成する通信データから、各スロット毎に含ま
    れたユニークワードを検出し、このユニークワードを検
    出すると、この検出タイミングで第1ユニークワード検
    出信号を出力し、この第1ユニークワード検出信号に応
    じて、この第1ユニークワードに関わるスロットに含ま
    れるスロット識別番号を抽出し、前記第1ユニークワー
    ド検出信号に応じて、この第1ユニークワード検出信号
    に関わるスロット識別番号及びクロック信号発生手段か
    らの所定クロック信号のカウント数に基づいて第1フレ
    ーム同期信号を生成し、 さらに各スロット毎に含まれたユニークワードを異なる
    タイミングで検出し、このユニークワードを検出する
    と、この検出タイミングで第2ユニークワード検出信号
    を出力し、この第2ユニークワード検出信号と第2フレ
    ーム同期信号との位相を比較し、この比較結果及びスロ
    ット識別番号に基づいて第2ユニークワード検出信号と
    第2フレーム同期信号との位相が一致するように、クロ
    ック信号発生手段からの所定クロック信号をカウント
    し、この所定クロック信号のカウント数に基づいて第2
    フレーム同期信号を生成し、さらに、前記比較結果に基
    づいて第2ユニークワード検出信号と第2フレーム同期
    信号とに位相ズレを検出すると、所定クロック信号のカ
    ウント数を調整して位相ズレを徐々に補正し、 前記第1フレーム同期信号が生成されて、この第1フレ
    ーム同期信号をTDMA通信装置のフレーム同期信号と
    して出力すると、この第1フレーム同期信号の出力完了
    後に、前記第2フレーム同期信号をTDMA通信装置の
    フレーム同期信号として出力することを特徴とするTD
    MA通信装置の同期方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102047582A (zh) * 2008-06-20 2011-05-04 日本电信电话株式会社 接收装置、通信系统、以及接收方法
JP2016072842A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 沖電気工業株式会社 時分割多重用信号送信装置、時分割多重信号受信装置及び時分割多重信号伝送システム

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