JP2000332719A - 同期復調装置及び方法 - Google Patents

同期復調装置及び方法

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JP2000332719A
JP2000332719A JP11143389A JP14338999A JP2000332719A JP 2000332719 A JP2000332719 A JP 2000332719A JP 11143389 A JP11143389 A JP 11143389A JP 14338999 A JP14338999 A JP 14338999A JP 2000332719 A JP2000332719 A JP 2000332719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、APゲートの開閉を制御しなければ
ならず、そのため複雑な制御が必要であり、また、干渉
波が常時、閾値に達する場合、本来受信すべき信号を処
理できない場合がある。 【解決手段】 切換S/W50は初期同期状態では受信
部10からのレベルトリガdを選択し、通常同期状態で
は同期カウンタ30からの同期トリガeを選択するよう
に、制御カウンタ60のモード信号iにより切り換え、
スタートトリガfとして処理部40に入力する。通常同
期状態では受信信号中のクロックに同期した同期トリガ
を用いることで、直接、TDMA方式のタイムスロット
の先頭に同期させてユニークワードの検出を行うように
したため、APゲートを用いず、同期タイミングをもと
に直接UW検出を行える。通常同期状態で所定時間内
で、処理部40がUWを検出できないときは、初期同期
状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期復調装置及び方
法に係り、特に所定時間幅で割り当てられたタイムスロ
ットを用いた、時分割多元接続(TDMA:TimE
DivisionMultiplE ACCEss)受
信システムにおける同期復調装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、基地局と移動局との間でTDM
A方式の無線通信を行う移動体通信システムでは、一定
のTDMAフレーム内を複数に分割した一定時間幅の複
数のタイムスロットのうち、基地局から割り当てられた
タイムスロットを用いて基地局と移動局との間でバース
ト的に無線通信を行うに当たり、隣接スロットに対する
干渉を回避し、適正な位置で送受信を行うために、移動
局のフレーム周期及びタイムスロットを基地局のそれに
同期させる、フレームタイミングの同期制御が必要不可
欠である。
【0003】フレームタイミング同期は移動局の受信バ
ーストデータ中の特定パターンであるユニークワード
(UW)を検出することによって制御されるようになさ
れており、UW不検出やUW誤検出が問題となる。ま
た、通信を行う局間の周波数偏差は、相互の内部クロッ
クにより一意に定まるものであるため、従来の固定的な
同期制御のようにUWが検出されない時刻でも所定位置
の相関信号を検出するためのアパーチャゲート(以降、
APゲートと称す)と呼ばれる検出部を開くことは非効
率的である。
【0004】そこで、上記の問題を解決するための同期
制御装置及び方法が従来より提案されている(例えば、
特開平9−289499号公報)。この従来の同期制御
装置及び方法は、TDMA接続装置の同期制御装置にお
いて、受信信号に含まれる特定パターンの相関度により
相関信号を出力する検出手段と、第1、第2のタイミン
グ信号を生成するタイミング信号出力手段と、前記第1
のタイミング信号の所定値で前記相関信号を検出するた
めの制御された検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相
関信号が現れたときに検出信号を出力する制御手段と、
前記検出信号と前記第2のタイミング信号との位相差を
検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出
された位相差に基づいて前フレームまでに求められた位
相差の平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求め
る周波数偏差検出手段とを備え、前記検出信号により前
記タイミング信号出力手段を調整するとともに、前記更
新された周波数偏差に基づいて次フレームの受信バース
トデータ中の特定パターンを検出するための前記検出窓
の生成位置を制御する構成である。
【0005】図4はこの従来の同期制御装置の一例のブ
ロック図を示す。同図において、100は受信部、11
0はUW検出部、120はデータ処理部、130はフレ
ームカウンタ、140はAP制御部、150は位相差検
出部、160は平均化部であり、Aは復調されたバース
トデータ、BはUW相関信号、CはUW検出信号、Dは
フレームタイミング信号、Eは同期タイミング信号、F
はデータ処理タイミング信号、Gは位相誤差信号、Hは
位相偏差情報信号である。AP制御部140の構成及び
動作は、図5に詳細に示される。同図において、141
はAPゲート発生部、142はカウンタ、143は比較
器、144は同期引き込み部、sはUW不検出信号、t
は連続UW不検出信号、uは同期はずれ信号、wは同期
引き込み信号である。
【0006】次に、この従来装置の動作について説明す
る。アンテナを介して受信された受信信号は、図4の受
信部100で復調されてバーストデータAとして出力さ
れる。受信バーストデータAの中には特定の固定ビット
パターンのUWが含まれている。UW検出部110で
は、あらかじめ記憶しているこの特定パターンと受信バ
ーストデータAとの相関をとり、あらかじめ定められた
誤りビット以内の場合にUW相関信号Bを出力する。
【0007】AP制御部140はフレームカウンタ4か
ら出力されるフレームタイミング信号Dに基づいて、U
W検出信号Cが出力されるべき位置を含む前後に一定時
間間隔のAPゲートを開き、このAPゲートが開いてい
る間にUW相関信号Bが検出された場合のみUW検出信
号Cを出力するが、UW検出部110でUW相関信号B
が検出されても、APゲート内にないときは誤検出とし
てUW検出信号Cは出力されない。
【0008】次に、図5に基づいてAP制御部140の
動作を更に詳細に説明する。AP制御部140内のAP
ゲート発生部141は、フレームタイミング信号Dに基
づき推定されるUW検出位置の前後でAPゲートを開
き、APゲートが開いている時間内にUWパターン相関
信号Bが検出されたかどうか判断し(ステップ14
5)、検出されない場合にUW不検出信号sを出力す
る。AP制御部140内のカウンタ142はUW不検出
信号sが検出されるごとにカウンタ値を進め、APゲー
トが開いている時間内にUWパターン相関信号Bが検出
されてUW検出信号Cが入力されるとカウンタ142を
リセットし、リセット直前のカウンタ値を連続UW不検
出信号tとして出力する。
【0009】AP制御部140内の比較器143は連続
UW不検出信号tと保護段数信号iを比較し、連続UW
不検出信号tのほうが大きい場合に同期はずれ信号uを
出力する。AP制御部140内の同期引き込み部144
は同期はずれ信号uを検出すると、基地局フレーミング
に対して移動局のフレームタイミング同期の再引き込み
動作をし、フレームタイミング同期の再引き込みが完了
すると同期引き込み信号wを出力する。比較器143は
同期引き込み信号wを検出すると同期はずれ信号uの出
力を停止する。
【0010】再び図4に戻って説明するに、位相差検出
部150はAP制御部140からのUW検出信号Cとフ
レームカウンタ130からの同期タイミング信号Eとの
誤差から基地局とのフレームタイミングの位相誤差を検
出し、位相誤差信号Gを出力する。平均化部160はそ
れまでに測定された位相誤算信号と今回入力された位相
誤差信号Gとを平均化して、フレームタイミング位相偏
差を算出して位相偏差情報信号Hを出力する。AP制御
部140は位相偏差情報信号Hに基づいて、推定される
UWの検出位置に対して、APゲートを開く時刻を制御
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の同期制御装置は、次のような問題がある。第1の問題
点は、UW検出部110は常に相関を取り続けており、
可変UW検出閾値以下で相関がとれればUW相関信号C
を出力しているが、信号の誤検出や同期はずれを防ぐた
めにAPゲートの開閉を制御しなければならず、そのた
め複雑な制御が必要となる。
【0012】第2の問題点は、従来の受信装置の復調
は、受信部100からの検波レベルを監視し、ある閾値
以上の信号が入ってきた場合に、処理部でUW検出を開
始し、データ検出を行う。しかし、干渉波が常時この閾
値に達する場合、本来受信すべき信号を処理できない場
合がある。
【0013】すなわち、このことについて、図6のタイ
ミングチャートを用いて更に説明するに、従来装置で
は、図6(A)にIで示すUWを含む本来の信号の前
に、本来の信号レベルよりも低いレベルではあるが、上
記の閾値よりも高いレベルのノイズである干渉波IIが
存在すると、その干渉波によりUW検出部110内のコ
ンパレータが働いてUW検出を開始してしまい、AP制
御部140で定められたUW相関処理を行う範囲の範囲
外でUWを含む信号Iが受信されると、図6(B)にI
IIで示すように、UW相関処理を行うことができない
場合がある。
【0014】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
複雑な制御を用いずにメッセージ欠落の原因である干渉
波を防ぐことのできるTDMA受信の同期復調装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の同期復調装置は、相手局により割り当てら
れた、所定フレーム周期の一定時間幅のタイムスロット
を用いて相手局と無線通信するTDMA方式の受信装置
において、相手局から上記のタイムスロットでバースト
的に送信された、少なくともユニークワードとデータを
含むバースト信号を受信する受信部と、受信部から取り
出された受信レベルを示す検波信号と基準レベルとを比
較し、検波信号が基準レベルを越えたときにレベルトリ
ガを出力するレベル検出器と、受信部により受信された
バースト信号中から、予め記憶している固定パターンと
の比較によりユニークワードを検出する相関動作を行う
処理部と、処理部によりユニークワードが検出されたと
きに出力される検出信号入力後に、受信信号中のクロッ
クに同期して同期トリガを発生する同期トリガ発生回路
と、初期同期状態ではレベルトリガを選択して処理部に
スタートトリガとして与えて、処理部により相関動作を
開始させ、相関動作によりユニークワードが検出される
と、通常同期状態に移行して同期トリガを選択して処理
部にスタートトリガとして与えて、スタートトリガが入
力される毎に処理部により相関動作を所定時間行わせ、
所定時間内にユニークワードが検出されないときはタイ
ムアウト状態となり、初期同期状態に移行するように制
御する制御手段とを有する構成としたものである。
【0016】ここで、上記の制御手段は、タイムアウト
状態から初期同期状態に移行したときは、レベル検出器
における基準レベルを前回よりも大なる値の基準レベル
に変更することを特徴とする。
【0017】本発明では、ユニークワード検出のスター
トトリガを、通常同期状態では受信信号中のクロックに
同期した同期トリガを用いるようにしているため、直
接、TDMA方式のタイムスロットの先頭に同期させて
ユニークワードの検出動作ができる。また、本発明で
は、タイムアウト状態から初期同期状態に移行したとき
は、レベル検出器における基準レベルを前回よりも大な
る値の基準レベルに変更するようにしているため、受信
干渉波よりも高い基準レベルを得ることができる。
【0018】また、上記の制御手段は、レベルトリガと
同期トリガの一方をモード信号に基づいて選択して、ス
タートトリガとして処理部へ出力するスイッチと、初期
同期状態において処理部からユニークワードが検出され
たときに出力される検出信号が入力されるまでは、スイ
ッチにレベルトリガを選択させ、検出信号入力時に同期
トリガを選択させるモード信号を出力し、通常同期状態
において所定時間内に検出信号が入力されないときはス
イッチにレベルトリガを選択させるモード信号を出力す
る制御カウンタとよりなることを特徴とする。
【0019】また、本発明の同期復調装置は、上記の目
的を達成するため、相手局により割り当てられた、所定
フレーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相
手局と無線通信するTDMA方式の受信装置において、
相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送信さ
れた、少なくともユニークワードとデータを含むバース
ト信号を受信する受信部と、受信部により受信されたバ
ースト信号中から、予め記憶している固定パターンとの
比較によりユニークワードを検出する相関動作を行う処
理部と、レベル検出器と、処理部によりユニークワード
が検出されたときに出力される検出信号入力後に、受信
信号中のクロックに同期して同期トリガを発生すると共
に、予め定めた設定時間内の同期トリガの数をカウント
する同期トリガ発生回路と、制御手段とを有する構成と
したものである。
【0020】ここで、上記のレベル検出器は、受信部か
ら取り出された受信レベルを示す検波信号と基準レベル
とを比較し、検波信号が基準レベルを越えたときにレベ
ルトリガを出力すると共に、初期同期状態では処理部に
よりユニークワードが検出されるまで、基準レベルを最
小受信感度程度のレベルから徐々に上げていき、処理部
によりユニークワードが検出されて通常同期状態に移行
した時点での基準レベルを、通常同期状態において検波
信号が越える回数をカウントする。また、上記の制御手
段は、初期同期状態ではレベルトリガを選択して処理部
にスタートトリガとして与えて、処理部により相関動作
を開始させ、相関動作によりユニークワードが検出され
ると、通常同期状態に移行して同期トリガを選択して処
理部にスタートトリガとして与えて、スタートトリガが
入力される毎に処理部により相関動作を所定時間行わせ
ると共に、設定時間内におけるレベル検出器の第1のカ
ウント数と同期トリガの第2のカウント数とを比較し、
第1のカウント数が第2のカウント数よりも大であると
きは、レベル検出器における基準レベルを、通常同期状
態に移行した時点での基準レベルから下げ、第1のカウ
ント数が第2のカウント数以下であるときは、通常同期
状態に移行した時点での基準レベルから上げるように制
御する。
【0021】この発明では、設定時間内におけるレベル
検出器の第1のカウント数が同期トリガの第2のカウン
ト数よりも大であるときは、レベル検出器における基準
レベルを、通常同期状態に移行した時点での基準レベル
から下げ、第1のカウント数が第2のカウント数以下で
あるときは、通常同期状態に移行した時点での基準レベ
ルから上げるように制御するようにしたため、レベル検
出器における基準レベルを、干渉波レベルにほぼ等しい
レベルに維持し、次回タイムアウト制御が働き、初期同
期状態に移行しても、通常同期状態に移行した時点での
基準レベル又はそれよりも若干高いレベルをレベル検出
器の基準レベルとして保持することができる。
【0022】また、上記の目的を達成するため、本発明
の同期復調方法は、相手局により割り当てられた、所定
フレーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相
手局と無線通信するTDMA方式の受信装置に用いら
れ、相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送
信された、少なくともユニークワードとデータを含むバ
ースト信号の受信信号中から、予め記憶している固定パ
ターンとの比較によりユニークワードを検出する相関動
作を、スタートトリガ入力毎に所定時間行う同期復調方
法であって、初期同期状態では、受信信号の受信レベル
を示す検波信号と基準レベルとを比較し、検波信号が基
準レベルを越えたときに出力されるレベルトリガをスタ
ートトリガとして用い、相関動作によりユニークワード
が検出されると、通常同期状態に移行して受信信号中の
クロックに同期して発生させた同期トリガをスタートト
リガとして用い、スタートトリガが入力される毎に相関
動作を所定時間行い、所定時間内にユニークワードが検
出されないときはタイムアウト状態となり、初期同期状
態に移行すると共に基準レベルを大なる値に変更するよ
うに制御することを特徴とする。
【0023】また、本発明の同期復調方法は、初期同期
状態では、受信信号の受信レベルを示す検波信号と基準
レベルとを比較し、検波信号が基準レベルを越えたとき
にレベルトリガをスタートトリガとして出力すると共
に、初期同期状態ではユニークワードが検出されるま
で、基準レベルを最小受信感度程度のレベルから徐々に
上げていき、ユニークワードが検出されて通常同期状態
に移行した時点での基準レベルを、通常同期状態におい
て検波信号が越える回数をカウントして設定時間内で第
1のカウント数を得、通常同期状態に移行して受信信号
中のクロックに同期して発生させた同期トリガをスター
トトリガとして用い、スタートトリガが入力される毎に
相関動作を所定時間行わせると共に、設定時間内におけ
る同期トリガの第2のカウント数と第1のカウント数を
比較し、第1のカウント数が第2のカウント数よりも大
であるときは、基準レベルを、通常同期状態に移行した
時点での基準レベルから下げ、第1のカウント数が第2
のカウント数以下であるときは、通常同期状態に移行し
た時点での基準レベルから上げるように制御することを
特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて、図面と共に説明する。図1は本発明になる同期復
調装置の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の
形態の同期復調装置は、自己同期処理装置を含む受信装
置(例えば、TDMA方式の移動体通信システムの移動
局)に適用されており、基地局からTDMAフレーム周
期でバースト的に送信された信号をアンテナで受信して
得られた受信信号aを復調する受信部10、検波レベル
を検出するレベル検出器20、UW検出信号gとクロッ
ク信号hを入力として受けて同期トリガeを出力する同
期カウンタ30、受信信号の相関処理を行う処理部4
0、レベルトリガdと同期トリガeの一方を選択する切
換スイッチ(S/W)50、切換S/W50を制御する
制御カウンタ60からなる。aは受信信号、bはIF信
号、cは検波レベル、dはレベルトリガ、eは同期トリ
ガ、fはスタートトリガ、gはUW検出信号、hはクロ
ック信号、iはモード信号である。
【0025】次に、上記の実施の形態の動作について説
明する。図示しないアンテナで受信された受信信号a
は、通常はTDMAフレーム周期でバースト的に受信さ
れる1タイムスロット幅のバースト信号であり、プリア
ンブルとUWとデータと誤り検出符号などからなる。こ
の受信信号aは、受信部10で中間周波数(IF)に周
波数変換されてIF信号bとして出力されると共に、そ
のレベルが検波される。なお、受信信号aには、上記の
バースト信号だけでなく、ノイズや干渉波も含まれてお
り、これらはランダムに発生あるいは受信される。
【0026】受信部10から取り出された検波レベルc
は、レベル検出器20により常時、基準レベル1と大小
比較され、検波レベルcの方が基準レベル1よりも大レ
ベルとなった時にレベルトリガdとして出力される。た
だし、受信部10からの検波レベルcが常時、この基準
レベル1を越える場合は、レベル検出器20は、新たに
UWを含む信号が入力されても、検出できないので、基
準レベルIより大レベルの基準レベル2を用いてUW検
出処理を開始する。
【0027】切換S/W50は制御カウンタ60からの
モード信号iに基づいて、初期同期状態と通常同期状態
で入力信号を切り換える。すなわち、切換S/W50は
初期同期状態では受信部10からのレベルトリガdを選
択し、通常同期状態では同期カウンタ30からの同期ト
リガeを選択するように、制御カウンタ60のモード信
号iにより切り換え、スタートトリガfとして処理部4
0に入力する。
【0028】また、通常同期状態で所定時間内で、処理
部40がUWを検出できないときは、タイムアウト状態
となり、制御カウンタ60からのモード信号iにより切
換S/W50をレベルトリガdを選択させて初期同期状
態にすると共に、レベル検出器20の基準レベルを基準
レベル1から基準レベル2へ変更させる。
【0029】処理部40は、スタートトリガfが入力さ
れることによって、受信部10の出力IF信号bの中の
UWの検出を開始する。ここでのUW検出は、装置とし
て許容できる誤検出値以上のUW検出であって、さら
に、スタートトリガfが入力された時点からバッファ分
のデータを遡って検出することが可能である。処理部4
0はUWを検出した場合は、UW検出信号gを発生して
制御カウンタ60及び同期カウンタ30に出力する。制
御カウンタ60は、このUW検出信号gの入力に基づい
て、モード信号iを切換S/W50に出力する。
【0030】この実施の形態では、初期同期状態、通常
同期状態、及びタイムアウト状態の3つの状態がある。
電源投入直後では、初期同期状態であり、処理部40
は、受信部10からの検波レベルcをレベル検出器20
で基準レベル1と大小比較して得られたレベルトリガd
が切換S/W50を介してスタートトリガfとして入力
されることにより、予め記憶しているUWの特定の固定
ビットパターンとIF信号bとの比較動作を開始し、両
者の相関がとれるまで上記の動作を繰り返す(図2のス
テップ71、72)。
【0031】処理部40は、予め記憶しているUWの特
定の固定ビットパターンとIF信号bとの相関を検出す
ると、すなわち、IF信号b中のUWが検出されると、
UW検出信号gを同期カウンタ30と制御カウンタ60
にそれぞれ出力すると共に、IF信号b中に含まれるク
ロック信号hを同期カウンタ30に出力して、同期カウ
ントを開始させて同期トリガeを発生させると共に、制
御カウンタ60から切換S/W50を同期カウンタ30
側へ切換させるモード信号iを発生させる。
【0032】これにより、UW検出信号gの出力によ
り、同期カウンタ30からの同期トリガeが切換S/W
50を通してスタートトリガfとして処理部40に入力
されることにより、処理部40は受信バースト信号はT
DMAフレーム周期で入力するから、同期トリガeによ
り次にくる受信UWを、ある範囲内で予測でき、同期ト
リガeをUW相関検出トリガとして予め記憶しているU
Wの特定の固定ビットパターンとIF信号bとの相関動
作を行う通常同期状態に移行する(図2のステップ7
3)。このため、このトリガポイントをTDMAタイム
スロットの先頭に合うように、受信側で同期クロックを
作ることにより、干渉波による影響を極力なくすことが
可能である。
【0033】通常同期状態では処理部40は、同期トリ
ガeをスタートトリガfとして受け、予め記憶している
UWの特定の固定ビットパターンとIF信号bとの相関
がある一定時間以上とれなくなるまで繰り返す(図2の
ステップ74)。この通常同期状態において、処理部4
0で、ある一定時間以上、UWが検出されないときは、
タイムアウト状態となり、初期同期状態に移行する(図
2のステップ74)。すなわち、通常同期状態で同期制
御を行ったが、UWが検出できなかった場合は、ある一
定の時間を越えると初期同期状態に移行させる(タイム
アウト状態)。
【0034】具体的な方法として、初期同期状態につい
て説明する。最小感度付近の基準レベル1に設定された
レベル検出器20を用いて、検波レベルcが基準値1を
越えた場合に処理部40のDSPが同期制御を行う。処
理部40の同期制御においてUWを検出しない限り、初
期同期状態は繰り返される。干渉波が常時このレベルを
超えるような場合は、検波レベルcが常時、基準レベル
1を越えているため、UWを含む信号がレベル検出器2
0に入力されたタイミングで、処理部40が同期制御を
行うことができずに、UWを含む信号を検出できない。
そこで、あらかじめ予想される干渉波よりも高いレベル
の基準レベル2を用いて、レベル検出器20が働いたと
きも同期制御を行う。
【0035】これを図6と共に更に詳細に説明するに、
初期同期状態でUWを検出した後、制御カウンタ60で
次に受信される信号の受信時間を予測し同期制御を行
う。これを通常同期状態と呼ぶ。通常同期状態におい
て、処理部40は同期トリガeを、図6(C)にIVで
示すように、切換S/W50を介してスタートトリガf
として入力されることにより、同図(C)にVで示す予
め設定した一定時間(UW相関処理範囲)、処理部40
において予め記憶しているUWの特定の固定ビットパタ
ーンとIF信号bとの比較動作を開始する。
【0036】しかし、一定時間であるUW相関処理範囲
において、処理部40においてUW検出できないときに
は、タイムアウト状態となり、初期同期状態に移行し、
レベル検出器20は基準レベルを最小感度付近の基準レ
ベル1よりも大レベルである基準レベル2に変更して、
この基準レベル2と受信部10から入力される、図6
(A)に示す検波レベルc(これは受信レベルを表示す
るビデオ信号で、例えばLOG VIDEOと称される
ビデオ信号)との比較を再度開始する。
【0037】これにより、検波レベルcが基準レベル2
を越えた時に、レベル検出器20は図6(C)にVIで
示すように、レベルトリガdを発生して切換S/W50
を介してスタートトリガfとして処理部40に入力する
ことにより、同図(C)にVIIで示す予め設定した一
定時間(UW相関処理範囲)、処理部40において予め
記憶しているUWの特定の固定ビットパターンとIF信
号bとの比較動作を開始させる。この結果、UW相関処
理範囲VII内の図6(C)にVIIIで示す期間にお
いて、IF信号b中のUWを検出することができる。
【0038】このように、この実施の形態では、UW検
出のスタートトリガfを、直接、TDMAタイムスロッ
トの先頭に合うように受信側で同期クロック(同期トリ
ガe)から生成するようにしているため、APゲートを
用いず、同期タイミングをもとに直接UW検出を行うこ
とができ、よって、APゲートの開閉制御に必要な装置
を設置せずに済むので、装置が簡単になり、希望受信レ
ベルよりも低いレベルのノイズである干渉波に左右され
ずにUW相関をとれる。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図1の実施の形態では検波レベルc(LOG
VIDEO)が最小感度付近の基準レベル1を越えた場
合、処理部40を構成していてるディジタル・シグナル
・プロセッサ(DSP)に同期制御を開始させ、干渉波
が常時このレベルを超える場合を考慮して基準レベル2
を設けている。
【0040】これに対し、本発明の他の実施の形態の基
本的構成は図1の実施の形態と同様であるが、本実施の
形態では図3の説明図に従って初期同期制御を行うレベ
ル検出器20の基準レベルを可変することにより、確実
にUWの同期制御を行えるようにする点に特徴がある。
【0041】まず、レベル検出器20の基準レベルを最
小受信感度程度の基準レベル1にしておき、この基準レ
ベル1と図1の受信部10からの検波レベルcをレベル
検出器20で大小比較して得られたレベルトリガdが切
換S/W50を介してスタートトリガfとして処理部4
0に入力されることにより、処理部40は前述したよう
に、予め記憶しているUWの特定の固定ビットパターン
とIF信号bとの相関動作を開始し、両者の相関がとれ
るまで(UWを検出できるまで)上記の動作を繰り返
す。このとき、スタートトリガfによってUWが処理部
40で検出できない場合は、UWが検出できるまで徐々
に基準レベルを上げていく。
【0042】UWが検出され、通常同期状態に入った時
点での基準レベルを基準レベル3とし、レベル検出器2
0は基準レベル3を越える回数をカウントし始める。通
常同期状態の間、レベル検出器20のカウント数N1と
同期カウンタ30のカウント数N2を比較し(図3のス
テップ81)、N1がN2よりも多い場合は、基準レベ
ル3を越える干渉波が存在し、本来の信号の受信回数に
干渉波によりスタートトリガが発生していることを意味
し、基準レベル3をより高い値に変更する(図3のステ
ップ82)。一方、N1がN2に等しいか小さい場合
は、基準レベル3が干渉波レベルよりも高いことを意味
し、基準レベル3をより低い値に変更する(図3のステ
ップ83)。
【0043】このように、定められた一定期間における
N1とN2が等しくなるように、基準レベル3の変更を
繰り返すことにより、基準レベル3は干渉波レベルにほ
ぼ等しいレベルを維持し、次回タイムアウト制御が働
き、初期同期状態に移行しても基準レベル3もしくは基
準レベル3よりも若干高いレベルをレベル検出器20の
基準レベルとして保持することにより、干渉波によるス
タートトリガの発生を抑えて速やかにUWを検出するこ
とが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユニークワード検出のスタートトリガを、通常同期状態
では受信信号中のクロックに同期した同期トリガを用い
ることで、直接、TDMA方式のタイムスロットの先頭
に同期させてユニークワードの検出を行うようにしたた
め、APゲートを用いず、同期タイミングをもとに直接
UW検出を行え、よって、APゲートの開閉制御に必要
な装置を設置せずにすむので、装置が簡単にできる。
【0045】また、本発明によれば、タイムアウト状態
から初期同期状態に移行したときは、レベル検出器にお
ける基準レベルを前回よりも大なる値の基準レベルに変
更することにより、受信干渉波よりも高い基準レベルを
得るようにしたため、希望受信レベルよりも低いレベル
のノイズである干渉波に左右されずにUW相関をとれ
る。
【0046】更に、本発明によれば、レベル検出器にお
ける基準レベルを、干渉波レベルにほぼ等しいレベルに
維持し、次回タイムアウト制御が働き、初期同期状態に
移行しても、通常同期状態に移行した時点での基準レベ
ル又はそれよりも若干高いレベルをレベル検出器の基準
レベルとして保持するようにしたため、一度同期がはず
れてから復帰までの時間(初期同期状態から通常同期状
態に移行する時間)を速くすることができ、干渉波によ
るスタートトリガの発生を抑えて、速やかにユニークワ
ードを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の動作説明図である。
【図4】従来の同期制御装置の一例のブロック図であ
る。
【図5】従来の同期制御装置のAPゲート部の動作説明
図である。
【図6】本発明の動作と従来の動作とを対比して説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 受信部 20 レベル検出器 30 同期カウンタ 40 処理部 50 切換S/W 60 制御カウンタ a 受信信号 b IF信号 c 検波レベル d レベルトリガ e 同期トリガ f スタートトリガ g UW検出信号 h クロック信号 i モード信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手局により割り当てられた、所定フレ
    ーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相手局
    と無線通信するTDMA方式の受信装置において、 前記相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送
    信された、少なくともユニークワードとデータを含むバ
    ースト信号を受信する受信部と、 前記受信部から取り出された受信レベルを示す検波信号
    と基準レベルとを比較し、該検波信号が該基準レベルを
    越えたときにレベルトリガを出力するレベル検出器と、 前記受信部により受信された前記バースト信号中から、
    予め記憶している固定パターンとの比較により前記ユニ
    ークワードを検出する相関動作を行う処理部と、 前記処理部により前記ユニークワードが検出されたとき
    に出力される検出信号入力後に、前記受信信号中のクロ
    ックに同期して同期トリガを発生する同期トリガ発生回
    路と、 初期同期状態では前記レベルトリガを選択して前記処理
    部にスタートトリガとして与えて、該処理部により前記
    相関動作を開始させ、該相関動作により前記ユニークワ
    ードが検出されると、通常同期状態に移行して前記同期
    トリガを選択して前記処理部にスタートトリガとして与
    えて、該スタートトリガが入力される毎に該処理部によ
    り前記相関動作を所定時間行わせ、該所定時間内に前記
    ユニークワードが検出されないときはタイムアウト状態
    となり、前記初期同期状態に移行するように制御する制
    御手段とを有することを特徴とする同期復調装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記タイムアウト状態
    から前記初期同期状態に移行したときは、前記レベル検
    出器における基準レベルを前回よりも大なる値の基準レ
    ベルに変更することを特徴とする請求項1記載の同期復
    調装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記レベルトリガと前
    記同期トリガの一方をモード信号に基づいて選択して、
    前記スタートトリガとして前記処理部へ出力するスイッ
    チと、前記初期同期状態において前記処理部から前記ユ
    ニークワードが検出されたときに出力される検出信号が
    入力されるまでは、前記スイッチに前記レベルトリガを
    選択させ、該検出信号入力時に前記同期トリガを選択さ
    せる前記モード信号を出力し、前記通常同期状態におい
    て前記所定時間内に前記検出信号が入力されないときは
    前記スイッチに前記レベルトリガを選択させる前記モー
    ド信号を出力する制御カウンタとよりなることを特徴と
    する請求項1記載の同期復調装置。
  4. 【請求項4】 相手局により割り当てられた、所定フレ
    ーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相手局
    と無線通信するTDMA方式の受信装置において、 前記相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送
    信された、少なくともユニークワードとデータを含むバ
    ースト信号を受信する受信部と、 前記受信部により受信された前記バースト信号中から、
    予め記憶している固定パターンとの比較により前記ユニ
    ークワードを検出する相関動作を行う処理部と、 前記受信部から取り出された受信レベルを示す検波信号
    と基準レベルとを比較し、該検波信号が該基準レベルを
    越えたときにレベルトリガを出力すると共に、初期同期
    状態では前記処理部により前記ユニークワードが検出さ
    れるまで、該基準レベルを最小受信感度程度のレベルか
    ら徐々に上げていき、前記処理部により前記ユニークワ
    ードが検出されて通常同期状態に移行した時点での基準
    レベルを、該通常同期状態において前記検波信号が越え
    る回数をカウントするレベル検出器と、 前記処理部により前記ユニークワードが検出されたとき
    に出力される検出信号入力後に、前記受信信号中のクロ
    ックに同期して同期トリガを発生すると共に、予め定め
    た設定時間内の同期トリガの数をカウントする同期トリ
    ガ発生回路と、 初期同期状態では前記レベルトリガを選択して前記処理
    部にスタートトリガとして与えて、該処理部により前記
    相関動作を開始させ、該相関動作により前記ユニークワ
    ードが検出されると、通常同期状態に移行して前記同期
    トリガを選択して前記処理部にスタートトリガとして与
    えて、該スタートトリガが入力される毎に該処理部によ
    り前記相関動作を所定時間行わせると共に、前記設定時
    間内における前記レベル検出器の第1のカウント数と前
    記同期トリガの第2のカウント数とを比較し、該第1の
    カウント数が該第2のカウント数よりも大であるとき
    は、前記レベル検出器における前記基準レベルを、前記
    通常同期状態に移行した時点での基準レベルから下げ、
    該第1のカウント数が該第2のカウント数以下であると
    きは、前記通常同期状態に移行した時点での基準レベル
    から上げるように制御する制御手段とを有することを特
    徴とする同期復調装置。
  5. 【請求項5】 相手局により割り当てられた、所定フレ
    ーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相手局
    と無線通信するTDMA方式の受信装置に用いられ、前
    記相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送信
    された、少なくともユニークワードとデータを含むバー
    スト信号の受信信号中から、予め記憶している固定パタ
    ーンとの比較により前記ユニークワードを検出する相関
    動作を、スタートトリガ入力毎に所定時間行う同期復調
    方法であって、 初期同期状態では、前記受信信号の受信レベルを示す検
    波信号と基準レベルとを比較し、該検波信号が該基準レ
    ベルを越えたときに出力されるレベルトリガを前記スタ
    ートトリガとして用い、前記相関動作により前記ユニー
    クワードが検出されると、通常同期状態に移行して前記
    受信信号中のクロックに同期して発生させた同期トリガ
    を前記スタートトリガとして用い、該スタートトリガが
    入力される毎に前記相関動作を所定時間行い、該所定時
    間内に前記ユニークワードが検出されないときはタイム
    アウト状態となり、前記初期同期状態に移行すると共に
    前記基準レベルを大なる値に変更するように制御するこ
    とを特徴とする同期復調方法。
  6. 【請求項6】 相手局により割り当てられた、所定フレ
    ーム周期の一定時間幅のタイムスロットを用いて相手局
    と無線通信するTDMA方式の受信装置に用いられ、前
    記相手局から上記のタイムスロットでバースト的に送信
    された、少なくともユニークワードとデータを含むバー
    スト信号の受信信号中から、予め記憶している固定パタ
    ーンとの比較により前記ユニークワードを検出する相関
    動作を、スタートトリガ入力毎に所定時間行う同期復調
    方法であって、 初期同期状態では、前記受信信号の受信レベルを示す検
    波信号と基準レベルとを比較し、該検波信号が該基準レ
    ベルを越えたときにレベルトリガを前記スタートトリガ
    として出力すると共に、該初期同期状態では前記ユニー
    クワードが検出されるまで、該基準レベルを最小受信感
    度程度のレベルから徐々に上げていき、前記ユニークワ
    ードが検出されて通常同期状態に移行した時点での基準
    レベルを、該通常同期状態において前記検波信号が越え
    る回数をカウントして設定時間内で第1のカウント数を
    得、 該通常同期状態に移行して前記受信信号中のクロックに
    同期して発生させた同期トリガを前記スタートトリガと
    して用い、該スタートトリガが入力される毎に前記相関
    動作を所定時間行わせると共に、前記設定時間内におけ
    る前記同期トリガの第2のカウント数と前記第1のカウ
    ント数を比較し、該第1のカウント数が該第2のカウン
    ト数よりも大であるときは、前記基準レベルを、前記通
    常同期状態に移行した時点での基準レベルから下げ、該
    第1のカウント数が該第2のカウント数以下であるとき
    は、前記通常同期状態に移行した時点での基準レベルか
    ら上げるように制御することを特徴とする同期復調方
    法。
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