JP3793724B2 - 受信回路及び受信方法 - Google Patents

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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/08Speed or phase control by synchronisation signals the synchronisation signals recurring cyclically

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式を用いた無線通信システムの無線装置に関し、特に、タイミング制御回路及びタイミング制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PHS(Personal Handyphone System)と呼ばれる簡易型携帯電話システムは、「第二世代デジタルコードレス電話システム、RCR STD−28、社団法人電波産業界」に標準規格が規定されている。
【0003】
このシステムでは、5msの長さのフレームを用いて、基地局と移動局との通信を行っている。このシステムにおいては、無線区間のハンドシェイクを確立するフェーズ(リンクチャネル確立フェーズ)、ハンドシェイクが確立された基地局と移動局の間で呼接続を行うフェーズ(サービスチャネル確立フェーズ)、通信及びデータ伝送を行うフェーズ(通信フェーズ)の3段階のプロトコルフェーズが設けられている。ここで、リンクチャネル確立フェーズは、ここで、論理制御チャネルLCCHは、基地局から移動局に制御情報を報知するための下り片方向チャネルである報知チャネルBCCHを有している。また、通信フェーズでは、サービスチャネルSCH(Service CHannel)を用いて、基地局と移動局との通信を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記規格では、制御情報の受信の間を利用して、通信データを受信することは開示されいない。
【0005】
本発明は、制御情報を受信する間を利用して、通信データを受信することができるタイミング制御回路及びタイミング制御方法を提供すること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0007】
すなわち、本発明のタイミング制御回路は、制御信号に基づき復調された受信信号の同期情報を検出する同期検出部と、同期検出部の検出結果に基づいて第1の周期毎に第1の信号を出力する第1の計数部と、同期検出部の検出結果に基づいて第2の周期毎に第2の信号を出力する第2の計数部と、第1及び第2の信号に基づいて制御信号を生成する制御部とを有する。
【0008】
上記の手段によれば、制御情報を受信する間を利用して、通信データを受信することができるタイミング制御回路を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態のタイミング制御回路を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、本発明の実施の形態のタイミング制御回路は、移動局に設けることが開示されているが、基地局に設けても良い。
【0010】
(第1の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路及びその動作に係わる図である。図1は本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路の構造を示し、図2は本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路の動作のタイミングチャートを示している。
【0011】
初めに、図1を用いて、本発明の第1の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。本発明の第1の実施の形態の受信回路は、図1に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路110とにより構成されている。復調回路100は、基地局から送信された無線信号RFを入力する。そして、タイミング制御回路110から出力された制御信号RXに基づいて、自局に割り当てられた制御用物理スロット及び通信用物理スロット内の各フレームデータを復調した復調データRDを出力する。ここで、無線信号RFは、基地局において、π/4シフトQPSKに変調された信号である。
【0012】
本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路110は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部115とにより構成されている。
【0013】
受信データレジスタ111は、復調回路100と接続され、復調データRDを入力する。受信データレジスタ111は、復調データRDを一時的に記憶し、図示していない他のチャネルコーデック及び図示しない音声コーデックに出力する。
【0014】
同期パターン検出部112は、復調回路100と接続され、復調データRDを入力する。同期パターン検出部112は、復調データRDに含まれる同期位置を示す同期パターンデータを検出する。同期パターン検出部112は、所望の同期情報を検出した場合、一時的に短い時間だけ電圧レベルが電源電圧レベル(以下、“H”レベルと称する)となるワンショットパルスの同期パターン信号DETを出力する。また、同期パターン検出部112は、所望の同期情報を検出できなかった場合、電圧レベルが接地電圧レベル(以下、“L”レベルと称する)の同期パターン信号DETを出力する。
【0015】
第1の計数部113は、同期パターン検出部112と接続され、同期パターン信号DETの電圧レベルに基づいて第1の周期(5ms)を計数し、第1の信号を出力する。第1の信号は、復調回路100において5ms毎に無線信号RFを復調するために用いられる。ここで、第1の計数部113は、論理和回路(OR回路)113Aと、5ms周期カウンタ113Bとにより構成されている。論理和回路113Aは、同期パターン信号DETと、5ms周期カウンタ113Bから出力されたキャリアウト信号CO5Mとを入力する。そして、論理和回路113Aは、入力された同期パターン信号DETとキャリアウト信号CO5Mとの論理和演算を行い、論理和演算結果R5Mを出力する。5ms周期カウンタ113Bは、タイミング制御回路110の外部から入力されるクロック信号CLKと、論理和演算結果R5Mとを入力する。そして、5ms周期カウンタ113Bは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果R5Mが入力されるまで、入力されるクロック信号CLKを計数し、カウント値をカウントアップする。5ms周期カウンタ113Bは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果R5Mが入力されると、カウント値を所定値にリセットする。5ms周期カウンタ113Bは、5ms間隔ごとに、5ms周期受信タイミング信号RX5M、キャリアウト信号CO5M及びカウントアップ信号CTUPとを出力する。ここで、図2を用いて、5ms周期受信タイミング信号RX5M、キャリアウト信号CO5M及びカウントアップ信号CTUPの各信号の出力されるタイミングについて説明する。5ms周期受信タイミング信号RX5M及びカウントアップ信号CTUPは、復調データRDのデータの先頭に同期して出力される“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。ここで、5ms周期受信タイミング信号RX5Mは、復調データRDの先頭から625μsのパルス幅を有する。また、キャリアウト信号CO5Mは、復調データRDの同期パターンデータが終了したときに出力される“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。
【0016】
第2の計数部114は、同期パターン検出部112と接続され、同期パターン信号DETの電圧レベルに基づいて第2の周期(100ms)を計数し、第2の信号を出力する。第2の信号は、復調回路100において100ms毎に無線信号RFを復調するために用いられる。ここで、第2の計数部114は、論理積回路(AND回路)114Aと、論理和回路(OR回路)114Bと、LCCH周期カウンタ114Cとにより構成されている。論理積回路114Aは、同期パターン信号DETと、LCCH周期カウンタ114Cから出力されたLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとを入力する。そして、論理積回路114Aは、入力された同期パターン信号DETとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとの論理積演算を行い、論理積演算結果DETLCCHを出力する。論理和回路114Bは、論理積演算結果DETLCCHと、LCCH周期カウンタ114Cから出力されたキャリアウト信号COLCCHとを入力する。そして、論理和回路114Bは、入力された論理積演算結果DETLCCHとキャリアウト信号COLCCHとの論理和演算を行い、論理和演算結果RLCCHを出力する。LCCH周期カウンタ114Cは、クロック信号CLKと、論理和演算結果RLCCHと、カウントアップ信号CTUPとを入力する。そして、LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果RLCCHが入力されるまで、カウントアップ信号CTUPを計数し、カウント値をカウントアップする。LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果RLCCHが入力されると、カウント値を所定値にリセットする。LCCH周期カウンタ114Cは、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHと、キャリアウト信号COLCCHとを出力する。ここで、図2を用いて、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCH及びキャリアウト信号COLCCHの各信号の出力されるタイミングについて説明する。LCCH周期受信タイミング信号RXLCCH及びキャリアウト信号COLCCHは、復調データRDのデータの先頭に同期して出力される“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。ここで、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHは、LCCH周期カウンタ114Cが“0”のときに、“H”レベルの電圧レベルを有する。
【0017】
制御部115は、5ms周期受信タイミング信号RX5M及びLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを入力し、復調回路100を制御する制御信号(クロック信号)RXを出力する。ここで、制御部115は、論理積回路(AND回路)115A、115B、115Cと、論理和回路(OR回路)115Dとにより構成されている。論理積回路115Aは、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとを入力する。そして、論理積回路115Aは、入力された5ms周期受信タイミング信号RX5M及びLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとの論理積演算を行い、論理積演算結果115aを出力する。論理積回路115Bは、論理積演算結果115aと、タイミング制御回路110の外部から入力される制御信号LCCHONとを入力する。そして、論理積回路115Bは、入力された論理積演算結果115a及び制御信号LCCHONとの論理積演算を行い、論理積演算結果115bを出力する。ここで、制御信号LCCHONは、制御情報を受信する場合は“H”レベルの電圧レベルを有し、通信データを受信する場合は“L”レベルの電圧レベルを有する。論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと、タイミング制御回路110の外部から入力される制御信号5MSONとを入力する。
【0018】
そして、論理積回路115Cは、入力された5ms周期受信タイミング信号RX5M及び制御信号5MSONとの論理積演算を行い、論理積演算結果115cを出力する。ここで、制御信号5MSONは、制御情報を受信する場合は“L”レベルの電圧レベルを有し、通信データを受信する場合は“H”レベルの電圧レベルを有する。論理和回路115Dは、論理積演算結果115b、115cを入力し、それら信号の論理和演算を行い、論理和演算結果を制御信号RXとして出力する。ここで、制御信号RXは、復調データRDの先頭から625μs期間の“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。
【0019】
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路の動作を説明する。図中の復調データRDは、所定の間隔(T1、T2、…、Ti)をおいて送信される無線信号RF(バースト信号)を復調したものである。そして、復調データRDは、同期位置を示す同期パターンデータ200を有している。
【0020】
初めに、制御情報を受信している場合のタイミング制御回路110の動作について説明する。ここで、制御情報を受信するには、屋外公衆用の場合100ms毎に、無線信号RFを受信し、復調する必要がある。また、自営用(家庭用、事務所用など)の場合は、120ms毎に復調する必要がある。以下、屋外公衆用の場合について説明する。
【0021】
同期パターン検出部112は、時刻T1における復調データRDの同期パターンデータ200を検出し、検出後に“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの同期パターン信号DETを出力する。なお、受信データレジスタ111は、復調データRDをそのまま一時的に記憶する。
【0022】
第1の計数部113の論理和回路113Aは、同期パターン信号DETとキャリアウト信号CO5Mの論理和演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果R5Mを出力する。5ms周期カウンタ113Bは、一度同期パターン信号DETを入力すると、その同期パターン信号DETから5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのキャリアウト信号CO5Mを出力する。5ms周期カウンタ113Bは、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果R5Mを入力するまでクロック信号CLKを計数し、カウント値をカウントアップする。5ms周期カウンタ113Bは、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果R5Mを入力すると、カウント値をリセットする。そして、5ms周期カウンタ113Bは、時刻T1以降、復調データRDの先頭に同期するように、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのカウントアップ信号CTUP及び5ms周期受信タイミング信号RX5Mを出力する。なお、5ms周期受信タイミング信号RX5Mは、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスである。
【0023】
第2の計数部114の論理積回路114Aは、同期パターン信号DETとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとの論理積演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果DETLCCHを出力する。論理和回路114Bは、論理積演算結果DETLCCHとキャリアウト信号COLCCHの論理和演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを出力する。ここで、論理和回路114Bは、100ms毎に(T1、Ti)、2つの“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを出力する。LCCH周期カウンタ114Cは、一度論理和演算結果RLCCHを入力すると、復調データRDの先頭から100ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのキャリアウト信号COLCCHを出力する。LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを入力するまでカウントアップ信号CTUPを計数し、カウント値をカウントアップする。LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを入力すると、カウント値をリセットする。そして、LCCH周期カウンタ114Cは、時刻T1以降、LCCH周期カウンタ114のカウント値が“0”の時、5msの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを出力する。
【0024】
制御部115の論理積回路115Aは、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの論理積演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115aを出力する。論理積回路115Bは、論理積演算結果115aと“H”レベルの電圧レベルを有する制御信号LCCHONとの論理積演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理積演算結果115bを出力する。ここで、制御情報を受信する場合、制御信号LCCHONの電圧レベルは常に“H”レベルである。論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと“L”レベルの電圧レベルを有する制御信号5MSONとの論理積演算を行い、“L”レベルの論理積演算結果115cを出力する。ここで、制御情報を受信する場合、制御信号5MSONの電圧レベルは常に“L”レベルである。論理和回路115Dは、論理積演算結果115b、115cの論理和演算を行い、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号RXを出力する。論理積演算結果115cの電圧レベルは常に“L”レベルであるので、論理和回路115Dの出力は論理積演算結果115bの電圧レベルに依存する。よって、タイミング制御回路110は、100ms毎に、625μsの幅を有するワンショットパルスRXを出力することができる。それにより、復調回路100は、100ms毎に、無線信号RFを復調し、復調データRDを得ることができる。
【0025】
次に、通信データを受信している場合のタイミング制御回路110の動作について説明する。ここで、通信データを受信する場合は、5ms毎に、無線信号RFを受信し、復調する必要がある。制御情報を受信する場合のタイミング制御回路110の動作と、通信データの受信する場合の動作との差異は、制御信号LCCHON、5MSONの電圧レベルである。よって、制御部115の動作についてのみ説明する。
【0026】
制御部115の論理積回路115Bは、論理積演算結果115aと“L”レベルの電圧レベルを有する制御信号LCCHONとの論理積演算を行い、“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115bを出力する。ここで、通信データを受信する場合、制御信号LCCHONの電圧レベルは常に“L”レベルである。論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと“H”レベルの電圧レベルを有する制御信号5MSONとの論理積演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理積演算結果115cを出力する。ここで、制御情報を受信する場合、制御信号5MSONの電圧レベルは常に“H”レベルである。論理和回路115Dは、論理積演算結果115b、115cの論理和演算を行い、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号RXを出力する。論理積演算結果115bの電圧レベルは常に“L”レベルであるので、論理和回路115Dの出力は論理積演算結果115cの電圧レベルに依存する。よって、タイミング制御回路110は、5ms毎に、625μsの幅を有するワンショットパルスRXを出力することができる。それにより、復調回路100は、5ms毎に、無線信号RFを復調し、復調データRDを得ることができる。
【0027】
本発明の第1の実施の形態のタイミング制御回路によれば、2つの制御信号の電圧レベルを変化させることにより、復調回路を制御する制御信号の電圧レベルを変化させることができる。よって、2つの制御信号の電圧レベルを変化させることにより、復調回路において制御情報及び通信データを受信し、復調することができる。従って、基地局が、LCCH周期において制御情報を送信する代わりに通信データを送信する場合でも、移動局はその通信データ正しく復調することができる。また、制御情報を電圧レベルを変化させることにより、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して、通信データの受信をすることができる。
【0028】
(第2の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図3及び図4は、本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路及びその動作に係わる図である。図3は本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路の構造を示し、図4は本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路の動作のタイミングチャートを示している。
【0029】
初めに、図3を用いて、本発明の第2の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。
【0030】
本発明の第2の実施の形態の受信回路は、図3に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路300とにより構成されている。本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路300は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部310と、制御部320とにより構成されている。
【0031】
第2の計数部310は、同期パターン検出部112と接続され、同期パターン信号DETの電圧レベルに基づいて第2の周期(100ms)を計数し、第2の信号を出力する。第2の信号は、復調回路100において100ms毎に無線信号RFを復調するために用いられる。ここで、第2の計数部310は、論理和回路(OR回路)114B、311と、論理積回路(AND回路)312と、LCCH周期カウンタ114Cとにより構成されている。論理和回路311は、タイミング制御回路300の外部から入力された制御信号LCCHOFと、LCCH周期カウンタ114Cから出力されたLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとを入力する。そして、論理和回路311は、入力された制御信号LCCHOFとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとの論理和演算を行い、論理積演算結果311aを出力する。ここで、制御信号LCCHOFは、制御情報を正確に受信するまでは“H”レベルの電圧レベルを有し、制御情報を正確に受信した後は“L”レベルの電圧レベルを有する信号である。論理積回路312は、同期パターン信号DETと論理積演算結果311aとを入力する。そして、論理積回路312は、入力された同期パターン信号DETと論理積演算結果311aとの論理積演算を行い、論理積演算結果DETLCCHを出力する。論理和回路114Bは、論理積演算結果DETLCCHと、LCCH周期カウンタ114Cから出力されたキャリアウト信号COLCCHとを入力する。そして、論理和回路113Bは、入力された論理積演算結果DETLCCHとキャリアウト信号COLCCHとの論理和演算を行い、論理和演算結果RLCCHを出力する。LCCH周期カウンタ114Cは、クロック信号CLKと、論理和演算結果RLCCHと、カウントアップ信号CTUPとを入力する。そして、LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果RLCCHが入力されるまで、カウントアップ信号CTUPを計数し、カウント値をカウントアップする。LCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果RLCCHが入力されると、カウント値を所定値(例えば、“0”)にリセットする。LCCH周期カウンタ114Cは、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHと、キャリアウト信号COLCCHとを出力する。ここで、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHは、LCCH周期カウンタ114Cが“0”のときに、“H”レベルの電圧レベルを有するパルス信号である。よって、タイミング制御回路300は、正確に制御情報を受信するまでカウンタ値は“0”であり、“H”レベルの電圧レベルを有するLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを出力する。
【0032】
制御部320は、5ms周期受信タイミング信号RX5M及びLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを入力し、復調回路100を制御する制御信号(クロック信号)RXを出力する。ここで、制御部320は、論理積回路(AND回路)321、322と、論理和回路(OR回路)323とにより構成されている。論理積回路321は、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとを入力する。そして、論理積回路321は、入力された5ms周期受信タイミング信号RX5M及びLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとの論理積演算を行い、論理積演算結果321aを出力する。論理積回路322は、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと、タイミング制御回路300の外部から入力された制御信号5MSONとを入力する。論理積回路322は、入力された5ms周期受信タイミング信号RX5M及び制御信号5MSONとの論理積演算を行い、論理積演算結果322aを出力する。ここで、制御信号5MSONは、制御情報を正しく受信するまでは“H”レベルの電圧レベルを有し、制御情報を正しく受信した後は“L”レベルの電圧レベルを有する。論理和回路323は、論理積演算結果321a、322aを入力し、それら信号の論理和演算を行い、論理和演算結果を制御信号RXとして出力する。ここで、制御信号RXは、復調データRDの先頭から625μs期間の“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。そして、制御信号RXは、制御情報を正確に受信するまで、5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルス信号である。
【0033】
次に、図4を用いて、本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路の動作を説明する。以下、タイミング制御回路が、制御情報を正しく受信し、その後制御情報の受信を開始するまでの動作について説明する。なお、第1の実施の形態のタイミング制御回路と同一動作は、その繰り返しの説明は省略する。
【0034】
同期パターン検出部112は、所定時刻T1、T2、…、T4毎に、復調データRDの同期パターンデータを検出し、検出後に“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの同期パターン信号DETを出力する。
【0035】
第2の計数部310の論理和回路311は、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHと制御信号LCCHOFとの論理和演算を行う。ここで、時刻T1〜T4の期間、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCH及び制御信号LCCHOFは、制御情報を正しく受信するまでの期間であり、“H”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理和回路311は、時刻T1〜T4の期間、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果311aを出力する。なお、時刻T5以降は、制御情報を正しく受信した後であり、制御信号LCCHOFは“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、時刻T5以降のLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの電圧レベルも“L”レベルであるため、論理和回路311は“L”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果311aを出力する。
【0036】
論理積回路312は、同期パターン信号DETと論理和演算結果311aとの論理積演算を行う。ここで、論理和演算結果311aは、時刻T1〜T4の期間、“H”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理積回路312の出力は、時刻T1〜T4の期間は同期パターン信号DETの電圧レベルに依存する。従って、論理積回路312は、時刻T1〜T4の期間、同期パターンの信号の電圧レベルに基づいて、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理積演算結果DETLCCHを出力する。なお、時刻T5以降は、制御情報を正しく受信した後であり、論理積結果311aは“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理積回路312は、時刻T5以降、“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果DETLCCHを出力する。
【0037】
論理和回路114Bは、論理積演算結果DETLCCHとキャリアウト信号COLCCHの論理和演算を行う。ここで、復調回路100が制御情報を正しく受信していない場合(時刻T1〜T3)、キャリアウト信号COLCCHの電圧レベルは“L”レベルである。よって、論理和回路114Bは、論理積演算結果DETLCCHの電圧レベルに基づいて、5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを出力する。なお、時刻T4におけるLCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのキャリアウト信号COLCCHを出力する。よって、時刻T4における論理和回路114Bは、2つの“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを出力する。
【0038】
時刻T1〜T4におけるLCCH周期カウンタ114Cは、5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを入力する。よって、時刻T1〜T4におけるLCCH周期カウンタ114Cは、論理和演算結果RLCCHの入力毎に、カウンタ値をリセットする。従って、時刻T1〜T4におけるLCCH周期カウンタ114Cのカウンタ値は、“0”である。LCCH周期カウンタ114Cは、時刻T4において制御情報を正しく受信することに成功すると、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのキャリアウト信号COLCCHを出力する。そして、LCCH周期カウンタ114Cは、時刻T4以降、100ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスのキャリアウト信号COLCCHを出力する。
【0039】
制御部320の論理積回路321は、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの論理積演算を行う。ここで、時刻T1〜T3におけるLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHは、“H”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理積回路321は、5ms周期受信タイミング信号RX5Mに基づいて、5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理積演算結果321aを出力する。なお、時刻T4以降におけるLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHは、“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、時刻T4以降における論理積回路321は、“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果321aを出力する。
【0040】
論理積回路322は、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと制御信号5MSONの論理積演算を行う。ここで、制御情報を正しく受信するまでは(時刻T1〜T3)、制御信号5MSONの電圧レベルは常に“H”レベルである。よって、論理積回路322は、5ms周期受信タイミング信号RX5Mに基づいて、5ms毎に、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理積演算結果322aを出力する。なお、制御情報を正しく受信した後(時刻T4)以降の制御信号5MSONは、“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、時刻T4以降における論理積回路322は、“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果322aを出力する。
【0041】
論理和回路323は、論理積演算結果321a、322aの論理和演算を行う。そして、時刻T1〜T4における論理和回路323は、5ms毎に、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号RXを出力する。ここで、時刻T5以降の論理積演算結果321a、322aは“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理和回路323は、100ms後に論理積演算結果321a、322aの少なくともいずれか一方が“H”レベルの電圧レベルを有するまで、“L”レベルの電圧レベルの制御信号RXを出力する。それにより、復調回路100は、100ms毎に、無線信号RFを復調し、復調データRDを得ることができる。
【0042】
なお、本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路300は、制御信号LCCHOFの電圧レベルを“L”レベルとし、制御信号5MSONの電圧レベルを“H”レベルとすると、通信データを受信することができる。
【0043】
本発明の第2の実施の形態のタイミング制御回路によれば、制御情報の受信タイミングを合わせるのが困難な場合であっても、制御情報によって受信タイミングの確保を容易に調節することができる。また、制御情報を電圧レベルを変化させることにより、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して、通信データの受信をすることができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図5及び図6は、本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路及びその動作に係わる図である。図5は本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路の構造を示し、図6は本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路の動作のタイミングチャートを示している。
【0045】
初めに、図5を用いて、本発明の第3の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第2の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。
【0046】
本発明の第3の実施の形態の受信回路は、図5に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路500とにより構成されている。本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路500は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)510と、第1の計数部520と、第2の計数部530と、制御部115とにより構成されている。
【0047】
同期パターン検出部510は、復調回路100と接続され、復調データRDを入力する。ここで、同期パターン検出部510は、データチャネル同期パターン検出部(第1の同期検出部)511と、制御情報チャネル同期パターン検出部(第2の同期検出部)512とにより構成されている。
【0048】
データチャネル同期パターン検出部511は、通信データが復調された復調データRDに含まれる同期パターンデータ(16ビット)を検出する。このとき、データチャネル同期パターン検出部511は、同期パターンデータの先頭から16ビットを同期パターンデータとして検出する。そして、データチャネル同期パターン検出部511は、所望の同期情報を検出した場合、一時的に短い時間だけ電圧レベルが電源電圧レベル(以下、“H”レベルと称する)となるワンショットパルスの同期パターン信号(第1の検出信号)DETAを出力する。また、データチャネル同期パターン検出部511は、所望の同期情報を検出できなかった場合、電圧レベルが接地電圧レベル(以下、“L”レベルと称する)の同期パターン信号DETAを出力する。ここで、制御情報の同期位置を示す同期パターンデータは、32ビットで構成されている。よって、制御情報が復調された復調データRDがデータチャネル同期パターン検出部511に入力されても、制御情報及び通信データの同期パターンデータのデータ長が互いに異なるため、データチャネル同期パターン検出部511は通信データの同期パターンデータのみを正しく検出することができる。
【0049】
制御情報チャネル同期パターン検出部512は、制御情報が復調された復調データRDに含まれる同期パターンデータ(32ビット)を検出する。このとき、制御情報チャネル同期パターン検出部512は、同期パターンデータの先頭から32ビットを同期パターンデータとして検出する。そして、制御情報チャネル同期パターン検出部512は、所望の同期情報を検出した場合、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの同期パターン信号(第2の検出信号)DETBを出力する。また、制御情報チャネル同期パターン検出部512は、所望の同期情報を検出できなかった場合、“L”レベルの電圧レベルを有する同期パターン信号DETBを出力する。上述のように、通信データの同期位置を示す同期パターンデータは、16ビットで構成されている。よって、通信データが復調された復調データRDが制御情報チャネル同期パターン検出部512に入力されても、制御情報及び通信データの同期パターンデータのデータ長が互いに異なるため、制御情報チャネル同期パターン検出部512は制御情報の同期パターンデータのみを正しく検出することができる。
【0050】
第1の計数部520は、データチャネル同期パターン検出部511と接続され、同期パターン信号DETAの電圧レベルに基づいて第1の周期(5ms)を計数し、第1の信号を出力する。第1の信号は、復調回路100において5ms毎に無線信号RFを復調するために用いられる。ここで、第1の計数部520は、論理和回路(OR回路)521と、5ms周期カウンタ113Bとにより構成されている。論理和回路521は、同期パターン信号DETAと、5ms周期カウンタ113Bから出力されたキャリアウト信号CO5Mとを入力する。そして、論理和回路521は、入力された同期パターン信号DETAとキャリアウト信号CO5Mとの論理和演算を行い、論理和演算結果R5Mを出力する。
【0051】
第2の計数部530は、制御情報チャネル同期パターン検出部512と接続され、同期パターン信号DETBの電圧レベルに基づいて第2の周期(100ms)を計数し、第2の信号を出力する。第2の信号は、復調回路100において100ms毎に無線信号RFを復調するために用いられる。ここで、第2の計数部530は、論理和回路(OR回路)531と、LCCH周期カウンタ114Cとにより構成されている。論理和回路531は、同期パターン信号DETBと、LCCH周期カウンタ114Cから出力されたキャリアウト信号COLCCHとを入力する。そして、論理和回路531は、入力された同期パターン信号DETBとキャリアウト信号COLCCHとの論理和演算を行い、論理和演算結果RLCCHを出力する。
【0052】
次に、図6を用いて、本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路の動作を説明する。なお、第1若しくは第2の実施の形態のタイミング制御回路と同一動作は、その繰り返しの説明は省略する。ここで、時刻T1、Tiは制御情報を受信するタイミングを示し、時刻T2〜T4は通信データを受信するタイミングを示している。
【0053】
初めに、通信データを受信している場合(時刻T2〜T4)のタイミング制御回路500の動作について説明する。
【0054】
データチャネル同期パターン検出部511は、復調データRDの同期パターンデータを検出し、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの同期パターン信号DETAを出力する。ここで、制御情報チャネル同期パターン検出部512は、同期パターンデータを検出できず、“L”レベルの電圧レベルを有する同期パターン信号DETBを出力する。
【0055】
第1の計数部520の論理和回路521は、同期パターン信号DETAとキャリアウト信号CO5Mの論理和演算を行い、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果R5Mを出力する。ここで、第2の計数部530は、同期パターン信号DETB及びキャリアウト信号COLCCHの電圧レベルが“L”レベルであることより、“L”レベルの電圧レベルを有するLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを出力する。
【0056】
制御部115の論理積回路115Aは、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの論理積演算を行う。ここで、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの電圧レベルが“L”レベルであるので、論理積回路115Aは、“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115aを出力する。論理積回路115Bは、論理積演算結果115aと制御信号LCCHONとの論理積演算を行う。ここで、2つの信号の電圧レベルが“L”レベルであるので、論理積回路115Bは“L”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115bを出力する。ここで、通信データを受信する場合、制御信号LCCHONの電圧レベルは常に“L”レベルである。論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと制御信号5MSONとの論理積演算を行う。ここで、通信データを受信する場合制御信号5MSONの電圧レベルは常に“H”レベルである。よって、論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mの電圧レベルに対応して、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理演算結果115cを出力する。論理和回路115Dは、論理積演算結果115b、115cの論理和演算を行い、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号RXを出力する。論理積演算結果115bの電圧レベルは常に“L”レベルである。よって、タイミング制御回路500は、5ms毎に、625μsの幅を有するワンショットパルスRXを出力することができる。それにより、復調回路100は、5ms毎に、無線信号RFを復調し、復調データRDを得ることができる。
【0057】
次に、制御情報を受信している場合(時刻T1、Ti)のタイミング制御回路500の動作について説明する。
【0058】
制御情報チャネル同期パターン検出部512は、復調データRDの同期パターンデータを検出し、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの同期パターン信号DETBを出力する。ここで、データチャネル同期パターン検出部511は、同期パターンデータを検出できず、“L”レベルの電圧レベルを有する同期パターン信号DETAを出力する。
【0059】
第1の計数部520の論理和回路521は、同期パターン信号DETAとキャリアウト信号CO5Mの論理和演算を行う。ここで、同期パターン信号DETAは“L”レベルの電圧レベルを有する。よって、論理和回路521は、キャリアウト信号CO5Mの電圧レベルに応じて、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果R5Mを出力する。
【0060】
第2の計数部530の論理和回路531は、同期パターン信号DETBとキャリアウト信号COLCCHの論理和演算を行う。ここで、2つの信号とも“H”レベルの電圧レベルを有することより、論理和回路531は、2つの信号の電圧レベルに応じて、2つの“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを出力する。
【0061】
制御部115の論理積回路115Aは、5ms周期受信タイミング信号RX5MとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの論理積演算を行い、時刻T1、Tiのときに“H”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115aを出力する。論理積回路115Bは、論理積演算結果115aと制御信号LCCHONとの論理積演算を行う。ここで、制御信号LCCHONの電圧レベルが“H”レベルであるので、論理積回路115Bは“H”レベルの電圧レベルを有する論理積演算結果115bを出力する。ここで、制御情報を受信する場合、制御信号LCCHONの電圧レベルは常に“H”レベルである。論理積回路115Cは、5ms周期受信タイミング信号RX5Mと制御信号5MSONとの論理積演算を行う。ここで、制御情報を受信する場合制御信号5MSONの電圧レベルは常に“L”レベルである。よって、論理積回路115Cは、“L”レベルの電圧レベルを有する論理演算結果115cを出力する。論理和回路115Dは、論理積演算結果115b、115cの論理和演算を行い、625μsの期間だけ“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号RXを出力する。論理積演算結果115cの電圧レベルは常に“L”レベルであるので、論理和回路115Dの出力は論理積演算結果115bの電圧レベルに依存する。よって、タイミング制御回路500は、100ms毎に、625μsの幅を有するワンショットパルスRXを出力することができる。それにより、復調回路100は、100ms毎に、無線信号RFを復調し、復調データRDを得ることができる。
【0062】
本発明の第3の実施の形態のタイミング制御回路によれば、制御情報を電圧レベルを変化させることにより、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して、通信データの受信をすることができる。
【0063】
(第4の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図7及び図8は、本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路及びその動作に係わる図である。図7は本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路の構造を示し、図8は本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路の動作のタイミングチャートを示している。
【0064】
初めに、図7を用いて、本発明の第4の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第4の実施の形態の受信回路は、図7に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路700とにより構成されている。
【0065】
本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路700は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)710により構成されている。
【0066】
受信データレジスタ111は、復調回路100と接続され、復調データRDを入力する。受信データレジスタ111は、復調データRDを一時的に記憶し、制御情報RDCSIDを出力する。
【0067】
制御情報制御部710は、受信データレジスタ111とLCCH周期カウンタ114Cと接続される。ここで、制御情報制御部710は、論理積回路(AND回路)711、714と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。論理積回路711は、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、制御情報RDCSIDを制御情報RDCSID2として、CSID検出回路713に出力する。期待CSID設定部712は、自局に割り当てられた期待CSID712aを出力する。CSID検出部713は、期待CSID712aと制御情報RDCSID2とを比較する。そして、CSID検出部713は、2つの情報が一致した場合は“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの検出結果CSDETを出力し、一致しない場合は“L”レベルの電圧レベルを有する検出結果CSDETを出力する。論理積回路714は、制御信号LCCHONと検出結果CSDETとの論理積演算を行い、後段の回路を制御するための制御信号714aを出力する。
【0068】
次に、図8を用いて、本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路の動作を説明する。なお、第1の実施の形態のタイミング制御回路と同一動作は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。ここで、本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路は、制御情報(時刻T1、Ti)を受信する間を利用して通信データ(時刻T2〜T4)を受信する。そのため、制御信号LCCHON、5MSONの電圧レベルは、“H”レベルである。
【0069】
制御情報を受信する期間(時刻T1、Ti)において、制御情報制御部710の論理積回路711は、“H”レベルの電圧レベルを有するLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを入力する。よって、論理積回路711は、制御情報RDCSIDを制御情報RDCSID2として出力する。この例の場合、制御情報RDCSID2は、“85”である。CSID検出部713は、期待CSID設定部712から出力された期待CSID“85”と、制御情報RDCSID2“85”とを比較する。そして、情報が一致しているので、CSID検出部713は、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの検出結果CSDETを出力する。よって、制御信号LCCHONの電圧レベルが“H”レベルであることより、論理積回路714は“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの制御信号714aを出力する。
【0070】
通信データを受領する期間(時刻T2〜T4)において、制御情報制御部710の論理積回路711は、“L”レベルの電圧レベルを有するLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを入力する。よって、論理積回路711は、制御情報RDCSIDを制御情報RDCSID2として出力する。従って、たとえ通信データ受領期間に制御情報と同じ情報が送信されても、その情報を取り込むことをしない。具体的には、通信データ受領期間の時刻T3における制御情報RDCSID“85”は、CSID検出回路713に取り込まれない。
【0071】
本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路によれば、2つの制御信号の電圧レベルを変化させる必要はない。よって、本発明の第4の実施の形態のタイミング制御回路は、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して通信データの受信を行いながら、制御情報を受領するときにのみCSID検出回路で期待CSIDと受信データとの比較をすることができる。そのため、後段の回路の誤動作を防止することができる。
【0072】
(第5の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第5の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図9は、本発明の第5の実施の形態のタイミング制御回路に係わる図である。以下、図9を用いて、本発明の第5の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第4の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第5の実施の形態の受信回路は、図9に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路900とにより構成されている。
【0073】
本発明の第5の実施の形態のタイミング制御回路900は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)910により構成されている。
【0074】
制御情報制御部910は、論理積回路(AND回路)714、911と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。論理積回路911は、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、期待CSID911aをCSID検出部713へ出力する。
【0075】
本発明の第5の実施の形態のタイミング制御回路によれば、第4の実施の形態のタイミング制御回路と同様に、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して通信データの受信を行いながら、制御情報を受領するときにのみCSID検出回路で期待CSIDと受信データとの比較をすることができる。そのため、後段の回路の誤動作を防止することができる。
【0076】
(第6の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第6の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図10は、本発明の第6の実施の形態のタイミング制御回路に係わる図である。以下、図10を用いて、本発明の第6の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第4の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第6の実施の形態の受信回路は、図10に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路1000とにより構成されている。
【0077】
本発明の第6の実施の形態のタイミング制御回路1000は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)1010により構成されている。
【0078】
制御情報制御部1010は、論理積回路(AND回路)1011と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。論理積回路1011は、3入力AND回路であり、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCH及び制御信号LCCHONが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、CSID検出部713から出力される検出結果713aを他の回路へ出力する。
【0079】
本発明の第6の実施の形態のタイミング制御回路によれば、第4の実施の形態のタイミング制御回路と同様に、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して通信データの受信を行いながら、制御情報を受領するときにのみCSID検出回路が出力した検出結果を後段の回路に出力をすることができる。そのため、後段の回路の誤動作を防止することができる。
【0080】
(第7の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図11及び図12は、本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路及びその動作に係わる図である。図11は本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路の構造を示し、図12は本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路の動作のタイミングチャートを示している。
【0081】
初めに、図11を用いて、本発明の第7の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第4の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第7の実施の形態の受信回路は、図11に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路1100とにより構成されている。
【0082】
本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路1100は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)1110により構成されている。
【0083】
制御情報制御部1110は、論理和回路(OR回路)1111と、論理積回路(AND回路)714、1112と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。
【0084】
論理和回路1111は、制御信号LCCHOFとLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHとを入力し、論理和演算を行う。そして、論理和回路1111は、少なくとも2つの信号のいずれか一方の電圧レベルが“H”レベルのとき、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果1111aを出力する。ここで、制御信号LCCHOFの電圧レベルは、制御情報を正しく受信するまで、“H”レベルである。論理積回路1112は、論理和演算結果1111aが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、制御情報RDCSIDをCSID検出部713へ出力する。
【0085】
次に、図12を用いて、本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路の動作を説明する。なお、第1の実施の形態のタイミング制御回路と同一動作は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。ここで、本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路は、時刻T1、T2において制御情報を正しく受信しておらず、時刻T3以降制御情報を正しく受信している。そのため、時刻T1〜T3における制御信号LCCHOFの電圧レベルは“H”レベル、時刻T4以降における制御信号LCCHOFの電圧レベルは“L”レベルである。また、制御情報を受信する間を利用して通信データを受信するため、制御信号LCCHON、5MSONの電圧レベルは“H”レベルである。
【0086】
時刻T1〜T3、TiにおいてLCCH周期カウンタ114Cは、“H”レベルの電圧レベルのワンショットパルスの論理和演算結果RLCCHを入力する。よって、LCCH周期カウンタ114Cは、カウント値を“0”にリセットとし、“H”レベルの電圧レベルを有するLCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを出力する。時刻T1〜T3において論理和回路1111は、“H”レベルの電圧レベルを有する制御信号LCCHOFを入力している。よって、論理和回路1111は、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果1111aを出力する。ここで、時刻Tiの制御信号LCCHOFの電圧レベルは“L”レベルであるが、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHの電圧レベルが“H”レベルであるため、“H”レベルの電圧レベルを有する論理和演算結果1111aが出力される。時刻T1〜T3、Tiにおける論理積回路1112は、“H”レベルの電圧レベルを有する論理演算結果1111aを入力しているので、制御情報RDCSIDを出力する。CSID検出回路713は、時刻T1〜T3、Tiにおいて、制御情報RDCSIDを入力する。そして、CSID検出部713は、期待CSID設定部712から出力された期待CSIDと、制御情報RDCSID2(この場合“85”)とを比較する。そして、時刻T1、T3、Tiにおいて情報が一致しているので、CSID検出部713は、“H”レベルの電圧レベルを有するワンショットパルスの検出結果CSDETを出力する。ここで、時刻T1において検出された検出結果CSDETは、LCCH周期を示す正しい検出結果CSDETではないため、100ms以内の時刻T3において検出結果CSDETが検出されている。
【0087】
本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路によれば、第4の実施の形態のタイミング制御回路と同様に、間欠に送信される制御情報の受信の間を利用して通信データの受信を行いながら、制御情報を受領するときにのみCSID検出回路で期待CSIDと受信データとの比較をすることができる。そのため、後段の回路の誤動作を防止することができる。さらに、本発明の第7の実施の形態のタイミング制御回路によれば、制御情報を正しく受信する前においても、CSID検出をすることができる。
【0088】
(第8の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第8の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図13は、本発明の第8の実施の形態のタイミング制御回路に係わる図である。以下、図13を用いて、本発明の第8の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第4の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第8の実施の形態の受信回路は、図13に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路1300とにより構成されている。
【0089】
本発明の第8の実施の形態のタイミング制御回路1300は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)1310により構成されている。
【0090】
制御情報制御部1310は、論理和回路(OR回路)1111と、論理積回路(AND回路)714、1311と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。
【0091】
論理積回路1311は、論理和演算結果1111aが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、期待CSIDをCSID検出部713へ出力する。
【0092】
本発明の第8の実施の形態のタイミング制御回路によれば、第7の実施の形態のタイミング制御回路と同様に、制御情報を正しく受信する前においてもCSID検出をすることができ、また、制御情報を正しく受信する前においてもCSID検出をすることができる。
【0093】
(第9の実施の形態)
以下、図面を用いて、本発明の第9の実施の形態のタイミング制御回路を詳細に説明する。図14は、本発明の第9の実施の形態のタイミング制御回路に係わる図である。以下、図14を用いて、本発明の第9の実施の形態の受信回路のタイミング制御回路の構成を説明する。なお、第1若しくは第6の実施の形態のタイミング制御回路と同一構成は、同一符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の第9の実施の形態の受信回路は、図14に示すように、復調回路100と、タイミング制御回路1400とにより構成されている。
【0094】
本発明の第9の実施の形態のタイミング制御回路1400は、受信データレジスタ(データ記憶部)111と、同期パターン検出部(同期検出部)112と、第1の計数部113と、第2の計数部114と、制御部(第1の制御部)115と、制御情報制御部(第2の制御部)1410により構成されている。
【0095】
制御情報制御部1410は、論理和回路(OR回路)1111と、論理積回路(AND回路)1411と、期待CSID設定部712と、CSID検出部713とにより構成されている。論理積回路1411は、3入力AND回路であり、論理和演算結果1111a及び制御信号LCCHONが“H”レベルの電圧レベルを有する場合にのみ、CSID検出部713から出力される検出結果713aを他の回路へ出力する。
【0096】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、LCCH周期受信タイミング信号RXLCCHを論理積回路114Aに入力するように構成したが、論理積演算結果115aを出力するように構成してもよい。また、LCCH周期カウンタを公衆用の100ms毎に出力するように構成したが、自営用の120ms毎に出力するように構成しても良い。
【0097】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0098】
本発明のタイミング制御回路は、制御情報を受信する間を利用して、通信データを受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の受信回路の動作示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の受信回路の動作示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の受信回路の動作示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の受信回路の動作示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態の受信回路の動作示すタイミングチャートである。
【図13】本発明の第8の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態の受信回路の構造を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 復調部
111 受信データレジスタ
112 同期パターン検出部
110、300、500、700、900、1000、1100、1300、1400 タイミング制御回路
113、114、520、530 計数部
115、320、710、910、1010、1110、1310、1410 制御部

Claims (10)

  1. 第1の制御信号に基づいて受信信号を復調し、復調データを生成する復調回路と、
    前記復調データの同期情報を検出する同期検出部と、
    前記同期検出部の検出結果に基づいて、第1の周期毎に第1の信号を出力する第1の計数部と、
    前記同期検出部の検出結果に基づいて、第2の周期毎に第2の信号を出力する第2の計数部と、
    前記第1及び第2の信号に基づいて、前記第1の制御信号を生成する制御部とを有することを特徴とする受信回路。
  2. 前記制御部は、
    前記第1及び第2の信号の論理演算を行い、第1の論理演算結果を生成する第1の論理演算部と、
    前記第1の論理演算結果と第2の制御信号との論理演算を行い、第2の論理演算結果を生成する第2の論理演算部と、
    前記第1の信号と第3の制御信号との論理演算を行い、第3の論理演算結果を生成する第3の論理演算部と、
    前記第2及び第3の論理演算結果との論理演算を行い、前記第1の制御信号を生成する第4の論理演算部とにより構成されることを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記同期検出部は、
    前記受信信号に含まれる通信データの同期情報を検出し、第1の検出結果を生成する第1の同期検出部と、
    前記受信信号に含まれる制御情報の同期情報を検出し、第2の検出結果を生成する第2の同期検出部とにより構成されることを特徴とする請求項1または2記載の受信回路。
  4. 前記第1の計数部は前記第1の検出結果に基づいて前記第1の信号を出力し、前記第2の計数部は前記第2の検出結果に基づいて前記第2の信号を出力することを特徴とする請求項3記載の受信回路。
  5. 前記制御部は、
    前記第1及び第2の信号の論理演算を行い、第1の論理演算結果を生成する第1の論理演算部と、
    前記第1の信号と第2の制御信号との論理演算を行い、第2の論理演算結果を生成する第2の論理演算部と、
    前記第1及び第2の論理演算結果との論理演算を行い、前記第1の制御信号を生成する第3の論理演算部とにより構成されることを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  6. 前記第2の計数部は、前記第2の信号と第3の制御信号との論理演算を行って第4の論理演算結果を生成する第4の論理演算部を有し、前記同期検出部の検出結果及び前記第4の論理演算結果に基づいて前記第2の信号を生成することを特徴とする請求項5記載の受信回路。
  7. 第1の制御信号に基づいて受信信号を復調し、復調データを生成する復調回路と、
    前記復調データを格納し、制御情報を生成するデータレジスタと、
    前記復調データの同期情報を検出する同期検出部と、
    前記同期検出部の検出結果に基づいて、第1の周期毎に第1の信号を出力する第1の計数部と、
    前記同期検出部の検出結果に基づいて、第2の周期毎に第2の信号を出力する第2の計数部と、
    前記第1及び第2の信号に基づいて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御部と、
    前記制御情報及び前記第2の信号に基づいて、後段の回路を制御するための第2の制御信号を生成する第2の制御回路とを有することを特徴とする受信回路。
  8. 前記第1の制御部は、
    前記第1及び第2の信号の論理演算を行い、第1の論理演算結果を生成する第1の論理演算部と、
    前記第1の論理演算結果と第3の制御信号との論理演算を行い、第2の論理演算結果を生成する第2の論理演算部と、
    前記第1の信号と第4の制御信号との論理演算を行い、第3の論理演算結果を生成する第3の論理演算部と、
    前記第2及び第3の論理演算結果との論理演算を行い、前記第1の制御信号を生成する第4の論理演算部とにより構成されることを特徴とする請求項7記載の受信回路。
  9. 第1の制御信号に基づいて受信信号を復調して復調データを生成するステップと、
    前記復調データに含まれる同期情報を検出して同期検出結果を生成するステップと、
    前記同期検出結果に基づき計数して第1の周期毎に第1の信号を出力するステップと、
    前記同期検出結果に基づき計数して第2の周期毎に第2の信号を出力するステップと、
    前記第1と第2の信号との論理演算を行って前記第1の制御信号を生成するステップとを有することを特徴とする受信方法。
  10. 前記復調データを格納して制御情報を生成するステップと、
    前記第2の信号と前記制御情報との論理演算を行って後段の回路を制御するための第2の制御信号を生成するステップとを有することを特徴とする請求項9記載の受信方法。
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