JP5377083B2 - 光通信用送信機、光通信用受信機 - Google Patents
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Description
偏波多重を実施する場合には、偏波毎に異なる既知信号系列を挿入することで、同様に既知信号系列の相関演算結果より偏波毎のタイミング情報、周波数偏差、位相を得る。
伝送路情報はFDEの重み係数演算に使用する。
既知信号系列との相関演算結果から、FFT開始タイミングを検出することが可能であり、必要以上に入力信号数が多いFFTを用意する必要が無く、回路規模を削減することが可能である。また、既知信号系列との相関演算結果から周波数偏差・位相の推定が可能である。
偏波多重を実施する場合には、偏波毎に異なる既知信号系列を挿入することで、同様に既知信号系列の相関演算結果より偏波毎のタイミング情報、周波数偏差、位相を得ることが可能である。
伝送路情報はFDEの重み係数演算に使用することが可能である。
同期をブラインド動作で取得するより回路規模を削減することが可能である。
この発明の実施の形態1による光通信用システムを説明する。この発明では、送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信において、受信機では、前記送信信号に対してFDEによる等化処理を実施する構成に適用する。
この発明の実施の形態2による光通信用システムを説明する。この実施の形態2における光通信用送信機の構成の一例を図4に示す。上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一符号で示し説明を省略する(以下同様)。図4では図2に示す実施の形態1とはPilot信号1生成部(ROM1)203の構成が異なる。図4において、401はショートコード生成部、402はロングコード生成部であり、乗算器403(a),403(b)はショートコードとロングコードを乗算してPilot信号を生成する。
この発明の実施の形態3における光通信用システムを説明する。この実施の形態3における光通信用受信機の構成の一例を図5に示す。図5では図3に示す光通信用受信機に以下の回路を追加する。複素乗算器501は、タイミング制御後のPNコードレプリカ(時間領域)と受信信号(Pilot信号)を複素乗算する。セレクタ502は、Pilot信号を受信するタイミングで複素乗算器501側に設定(切り替え)される。セレクタ502の切り替えタイミングは、タイミング検出部312が検出したFFT開始タイミングに基づいて設定される。PNタイミング制御部503は、複素乗算器501において、PNコードを受信信号に乗算するタイミングを制御する。そのタイミングはタイミング検出部312から与えられる。504はPNコードレプリカ(時間領域)生成器(PNコードレプリカ(時間領域)を格納したROM(Read Only Memory)でも可)である。なおROMで構成する場合、PNコードレプリカ(時間領域)をROM311に一緒に格納してもよい。また、送信機側の構成は基本的に図2、4に示した上記実施の形態いずれかのものでよい。
この発明の実施の形態4による、特に偏波多重伝送を行う光通信用システムを説明する。この実施の形態4における光通信用送信機の構成の一例を図6に示す。図6に示すように、基本的に図1に示した実施の形態1の送信系を2系統持つ構成になる。各偏波毎に図1の送信系を設けるが、ここでは2つの偏波の場合を示す。セレクタ701は、偏波毎にマッピングする送信データを選択する。Pilot信号2生成部703(ROMで構成可能)はPilot信号1生成部203とは異なるPilot信号を生成する。Pilot信号1生成部203とPilot信号2生成部703で、プリファードペア(より良好な組合せ)の関係にある同一の原始多項式2つから、一方の原始多項式の初期シフト量のみを変更して生成できる2つのGold符号を割り当てること等を行う。また、受信機側の構成は基本的に、例えば図3、5に示した上記実施の形態いずれかの構成のものを各偏波毎に設けたものでよい。
Claims (6)
- 送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信を行い、受信側で送信信号に対して周波数領域等化による等化処理を行う光通信用システムのための光通信用送信機であって、
前記送信信号を送信する送信手段が、
通信開始時に連続した受信機側での受信機初期同期捕捉用の第1の既知信号系列を前記送信信号に挿入する第1の信号処理手段と、
受信機側での同期追尾用に前記送信信号の間に周期的に第2の既知信号系列を挿入する第2の信号処理手段と、
を備え、
前記第2の既知信号系列は、系列長Nの既知信号系列に、既知信号系列の末尾から、通信時の遅延分散に相当する系列長L(Lは自然数(L≦N))の長さの信号系列を切り出し、前記系列長Nの既知信号系列の先頭に付加したものである、
ことを特徴とする光通信用送信機。 - 送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信を行い、受信側では、送信信号に対してFDEによる等化処理を実施する偏波多重伝送を行う光通信用システムのための光通信用送信機であって、
前記送信信号を送信する各偏波毎の送信手段が、
通信開始時に連続した受信機側での受信機初期同期捕捉用の第1の既知信号系列を前記送信信号に挿入する第1の信号処理手段と、
受信機側での同期追尾用に前記送信信号の間に周期的に第2の既知信号系列を挿入する第2の信号処理手段と、
を備え、
前記第2の既知信号系列は、系列長Nの既知信号系列に、既知信号系列の末尾から、通信時の遅延分散に相当する系列長L(Lは自然数(L≦N))の長さの信号系列を切り出し、前記系列長Nの既知信号系列の先頭に付加したものである、
ことを特徴とする光通信用送信機。 - 送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信を行い、受信側で送信信号に対して周波数領域等化による等化処理を行う光通信用システムのための光通信用送信機であって、
前記送信信号を送信する送信手段が、
通信開始時に連続した受信機側での受信機初期同期捕捉用の第1の既知信号系列を前記送信信号に挿入する第1の信号処理手段と、
受信機側での同期追尾用に前記送信信号の間に周期的に第2の既知信号系列を挿入する第2の信号処理手段と、
を備え、
前記第1の信号処理手段が前記第1の既知信号系列を、系列長Nの既知信号系列をM回繰り返した系列長N×Mの信号系列と(N,Mは自然数)、系列長Nの既知信号系列を繰り返えし乗算するか、または前記信号系列と既知信号系列が1と0で示されるバイナリ系列である場合には前記信号系列と既知信号系列の排他的論理和を演算して得る、
ことを特徴とする光通信用送信機。 - 送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信を行い、受信側では、送信信号に対してFDEによる等化処理を実施する偏波多重伝送を行う光通信用システムのための光通信用送信機であって、
前記送信信号を送信する各偏波毎の送信手段が、
通信開始時に連続した受信機側での受信機初期同期捕捉用の第1の既知信号系列を前記送信信号に挿入する第1の信号処理手段と、
受信機側での同期追尾用に前記送信信号の間に周期的に第2の既知信号系列を挿入する第2の信号処理手段と、
を備え、
前記第1の信号処理手段が前記第1の既知信号系列を、系列長Nの既知信号系列をM回繰り返した系列長N×Mの信号系列と(N,Mは自然数)、系列長Nの既知信号系列を繰り返えし乗算するか、または前記信号系列と既知信号系列が1と0で示されるバイナリ系列である場合には前記信号系列と既知信号系列の排他的論理和を演算して得る、
ことを特徴とする光通信用送信機。 - 送信信号の振幅と位相に情報を載せて伝送するコヒーレント光通信を行い、受信側で送信信号に対して周波数領域等化による等化処理を行う光通信用システムのための光通信用受信機であって、
送信信号を受信して周波数領域等化と送信信号に含まれる既知信号系列との相関演算を行う受信手段または偏波多重伝送を行う場合の各偏波毎の受信手段が、
受信信号に離散フーリエ変換を行う前記周波数領域等化にも用いる離散フーリエ変換手段と、
前記離散フーリエ変換後の既知信号系列に、送信された既知信号系列を離散フーリエ変換した周波数領域の既知信号系列のレプリカ信号を乗算する乗算手段と、
乗算後の既知信号系列に対して離散逆フーリエ変換を行う前記周波数領域等化にも用いる離散逆フーリエ変換手段と、
離散逆フーリエ変換後の信号から既知信号系列の受信タイミングを検出して前記離散フーリエ変換手段への入力を制御するタイミング検出・制御手段と、
を備えたことを特徴とする光通信用受信機。 - 前記離散フーリエ変換後の送信信号から周波数領域等化用の重み系数を演算して離散フーリエ変換後の送信信号に積算する重み系数演算・積算手段と、
前記タイミング検出・制御手段で検出された既知信号系列の受信タイミングに基づいて、既知信号系列と送信された既知信号系列と同じ系列のレプリカ信号の時間領域における複素乗算を開始する演算手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載の光通信用受信機。
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JP2009134092A JP5377083B2 (ja) | 2009-06-03 | 2009-06-03 | 光通信用送信機、光通信用受信機 |
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JP2009134092A Expired - Fee Related JP5377083B2 (ja) | 2009-06-03 | 2009-06-03 | 光通信用送信機、光通信用受信機 |
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