JP2006191238A - マルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法 - Google Patents

マルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 残留キャリア周波数誤差等に起因する定常位相回転の検出補正を可能とし、さらにクロック誤差に起因する位相回転の検出補正を可能にする。
【解決手段】 各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正し、キャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調し、各受信系統のサブキャリア信号を用いて伝搬路のチャネルの歪を推定し、チャネル推定信号を用いて空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出し、各データ系列のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離し、各データ系列のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出し、平均化処理を行い、各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて、マルチキャリア信号の復調を行うマルチキャリア信号復調回路に関する。特に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式に対応するマルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法に関する。
マルチキャリア変調方式は、複数のサブキャリアを用いて情報を伝送する無線伝送方式である。入力データ信号は、サブキャリアごとにQPSK(Quadrature phase shift keying)等に変調される。このマルチキャリア変調方式の中で、各サブキャリアの周波数が直交関係にあるOFDM変調方式は、マルチパス伝搬が問題となる無線通信システムで広く用いられている。
OFDM変調方式は、マルチパスの影響を受けにくく高速伝送に適した変調方式であるが、さらなる伝送速度の向上を図るために、複数の送信アンテナから同一の周波数で同時に送信する空間分割多重方式が検討されている。この空間分割多重方式は、SDM(Space division multiplexing )伝送、あるいは複数の送信アンテナを用いた伝送路の特徴からMIMO(Multi input multi output) 伝送とも呼ばれる。
図22は、空間分割多重伝送システムの構成例を示す。図において、送信器は、シリアルパラレル変換(S/P)した各データ系列の送信信号を、符号器、インタリーバ、OFDM変調器を介して送信アンテナ(ここでは4本)から送信する構成である。受信器は、受信アンテナ(ここでは4本)の受信信号をOFDM−MIMO復調器で処理し、各データ系列ごとにデインタリーバ、復号器を介してパラレルシリアル変換(P/S)して出力する構成である。なお、OFDMに空間分割多重伝送を適用した場合には、OFDMシンボルの送信タイミングは同期させて送信する必要がある。
空間分割多重伝送では、周波数帯域幅を増加させることなくアンテナ数に応じて伝送速度を高めることができる。例えば、伝送速度を2倍にする場合には、2本のアンテナから同時送信を行う。もちろん、多重化を行わずに1本の送信アンテナから送信を行うことも可能である。通常は、受信側のアンテナ数は、送信側で用いたアンテナ数と同数である。
ここで、送信アンテナ数をN、受信アンテナ数をMとすると、周波数領域での行列表現を用い、伝搬路の伝達関数Hを用いて、受信信号Rは次式のように示すことができる。
Figure 2006191238
復調器において、式(1) で示される空間分割多重された信号から各データ系列の送信信号を検出するには、上記のさまざまな方式があるが、最も簡易に送信信号を検出するには、次式に示すように、伝搬路の伝達関数Hの疑似逆行列であるH+ を受信信号Rに乗算し、推定送信信号T’を検出する手法がある。
Figure 2006191238
この手法は、Zero-forcing(ZF)方式と一般に呼ばれる。その他の信号検出方式としては、Minimum mean square error(MMSE) 方式、Ordered successive detection(OSD) 方式、最尤推定検出(Maximum Likelihood detection:MLD)方式等)がある。この中で、優れた誤り率を実現するMLD方式を用いた場合には、1本の受信アンテナで受信しても復調可能である。一方、送信アンテナ数よりも受信アンテナ数が多い場合には、受信ダイバーシティ効果が得られる。
ここで、復調器におけるこれらの信号検出方式は、信号分離または干渉キャンセラとも呼ばれるが、その本質は多重化された信号からデータ系列ごとの送信信号を検出することである。この多重化されたOFDM信号を受信するには、信号検出の前に受信信号に同期し、かつ受信信号から様々な歪み等を補正しながら復調することが必須になる。特に、マルチキャリア信号では、キャリア周波数誤差が信号に加わると特性劣化が大きく、このキャリア周波数誤差の検出補正を行うことは非常に重要な課題である。
図23は、従来のマルチキャリア信号復調回路の構成例を示す(非特許文献1)。ここでは、2つのデータ系列を処理する2多重の受信信号が入力される場合を示す。
図において、受信信号レベル検出回路81は、各受信アンテナから受信OFDM信号S81-1,S81-2を入力し、受信信号レベルの検出比較を行って検出比較結果信号S82を出力する。同期処理パス選択回路82は、各受信アンテナから受信OFDM信号S81-1,S81-2を入力し、検出比較結果信号S82に応じて受信レベルの大きい1受信系統を選択する。選択された受信OFDM信号S83はAFC(Automatic frequency control :自動周波数制御)回路に入力され、周波数誤差検出回路83でキャリア周波数誤差が検出される。検出されたキャリア周波数誤差信号S84は、各受信アンテナの受信OFDM信号S81-1,S81-2とともに、それぞれ個別の周波数誤差補正回路84−1,84−2に入力され、それぞれキャリア周波数誤差補正が行われる。
FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)回路85−1,85−2は、各受信系統ごとにキャリア周波数誤差が補正されたOFDM信号S85-1, S85-2を入力し、マルチキャリア復調したサブキャリア信号S86-1,S86-2を出力する。このサブキャリア信号S86-1,S86-2は、データ系列ごとに着目すると、伝搬路上で空間分割多重されたサブキャリア信号である。
空間分割多重されたサブキャリア信号S86-1,S86-2は、チャネル推定回路86および信号検出回路87に入力される。チャネル推定回路86は、入力するサブキャリア信号S86-1,S86-2に対して伝搬路でのチャネルの歪みの推定を行い、チャネル推定信号S87を出力する。信号検出回路87は、このチャネル推定信号S87を用いて、サブキャリア信号S86-1,S86-2に対してデータ系列ごとの信号検出を行い、検出信号S88-1,S88-2を出力する。
このように、従来のマルチキャリア信号復調回路では、空間分割多重信号の信号検出を行うために、AFC回路でキャリア周波数誤差の検出および補正を行い、マルチキャリア復調、そしてチャネル推定を行った後に信号検出を行う構成になっている。
平明徳 他、「MIMO−OFDMシステムにおけるタイミング/周波数同期方式」、電子情報通信学会、信学技報 RCS2003-21
従来の無線LAN方式(IEEE802.11a やIEEE802.11g など)では、信号の送受信はパケットごとに完全に独立なパケットモードで行われる。このようなパケットモードでは、受信パケットの先頭部にあるプリアンブル信号のみからキャリア周波数誤差の検出補正を行う必要がある。さらに、パイロット信号およびパイロットサブキャリア信号を用いてキャリア周波数誤差補正における制御誤差等の位相回転の検出補正を行うことが必要である。
図17は、IEEE802.11a にて規定されているOFDM信号を用いたパケットフォーマットを示す。先頭のPLCPプリアンブルは、無線パケット信号の受信同期処理に必要な16μsec の既知の固定パターン信号である。10個のショートトレーニングシンボルからなるショートプリアンブル(8μsec )は、サブキャリア数を12本に間引いた信号として規定され、主にAFC粗調整やタイミング検出などに利用される。2つのOFDMシンボルからなるロングプリアンブル(8μsec )は、52本のサブキャリアすべてに既知パターンを割り当てた信号として規定され、主にAFC微調整やチャネル推定などに利用される。次に、データ部の伝送速度とパケット長を伝達するSIGNALと呼ばれるヘッダ信号が送信される。ヘッダ信号は、1つのOFDMシンボルから構成される。
図18は、IEEE802.11a のパケットフォーマットを周波数軸/時間軸の二次元表現で示す。網かけ部分が既知トレーニング信号である。データ部のOFDMシンボルにも既知トレーニング信号である4本のパイロットサブキャリアが挿入される。受信側では、このパイロットサブキャリアの観測により全サブキャリア共通の位相回転を検出し、基準位相の回転を補正する位相トラッキング処理が行われる。
ところで、従来の無線LAN方式(IEEE802.11a やIEEE802.11g など)とのバックワードコンパチビィリティを実現しながら、無線パケットの高速伝送を実現する空間分割多重伝送を用いた無線LANシステムが望まれている。この空間分割多重伝送を用いる無線LANでは、IEEE802.11a に準拠した信号が多重化される前のOFDM信号になる。
したがって、例えばIEEE802.11a システムとのバックワードコンパチビィリティを確保しつつ、空間分割多重伝送された信号を復調するためには、図19に示すIEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケット信号を復調する機能が必要になる。図20は、IEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケットフォーマットを周波数領域と時間領域の二次元表現で示す。ただし、MIMOプリアンブル数は2の場合を示したが、システムの要求およびデータ多重数により様々異なる。空間分割多重された信号から同期を確立し、復調を行うためには、この先頭のプリアンブル信号を用いてタイミング検出を行う必要がある。
しかし、図23に示す従来のマルチキャリア信号復調回路は、独自のプリアンブルに基づく連続モードでのフレーム構成を前提としているため、従来の無線LAN方式(IEEE802.11a やIEEE802.11g など)とのバックワードコンパチビィリティが確保できない問題がある。
さらに、従来のマルチキャリア信号復調回路は、独立に送受信されるパケットモードでの通信ではなく、連続的に送受信される連続モードでの通信を前提としているため、パケットモードにおけるキャリア周波数誤差の検出精度が劣化する問題もある。
また、AFC回路でキャリア周波数誤差の検出補正を行った場合には、その補正制御に起因する定常の位相回転量である残留キャリア周波数誤差が新たに加わる。この定常位相回転の検出補正を行わない場合にはパケット誤りが生じてしまう。従来のマルチキャリア信号復調回路は、連続的に送信される複数のフレームに渡る補正を行うことを前提としているために、独立して送信されるパケット信号に対しての残留キャリア周波数誤差の補正を行うことができず、特性が大きく劣化する問題がある。
また、送受信機に周波数変換器が用いられる場合には、その位相雑音等の劣化要因が受信信号に加わり位相回転が生じる。しかし、従来のマルチキャリア信号復調回路では、サブキャリア復調後に位相雑音等に起因する定常位相回転補正は行われていない。
また、送受信機間でクロック信号に誤差が生じている場合には、各サブキャリアに周波数の異なる位相回転が加わるため、クロック誤差の検出補正が必要になる。このクロック誤差について以下に説明する。
復調器では、キャリア周波数を生成するローカルの発振器とクロック周波数を生成する発振器は、同一の発振器を用いる場合が一般的である。この場合のクロック誤差に起因する位相回転、残留キャリア周波数誤差に起因する定常の位相回転であるθは、サブキャリアの番号をm、サブキャリア周波数間隔をfsub 、サンプリング時間の時間ずれをΔx、AFC回路で発生した残留キャリア周波数誤差をΔfとすると、
θ=2πfsub(t−Δx)m+2πΔft …(3)
と表される。
この下で、サンプリング時間をt=nTsym (nはOFDMシンボル数、Tsym はOFDMシンボル時間長)とすると、位相回転θは、Δx=nTsym Δtとして、
θ=2πfsub nTsym(1−Δt)m+2πΔfnTsym …(4)
となる。ここで、Δtはクロックタイミングの誤差[ppm ]である。これは、AFC回路とクロック生成部で共通の発振器を使用している場合には、検出されたキャリア周波数誤差から導出することができる。
したがって、クロック誤差および残留キャリア周波数誤差に起因する位相回転量Δθは、
Δθ=−2πfsub nTsym Δtm+2πΔfnTsym …(5)
となる。この第1項がクロック誤差に起因する位相回転量であり、第2項が残留キャリア周波数誤差に起因する定常位相回転量である。
式(5) より明らかなように、クロック誤差に起因する位相回転量は各サブキャリアで異なり、かつサンプリング時間が大きくなる場合には、誤差がサンプリング時間に比例するために位相回転量も非常に大きくなることがわかる。また、残留キャリア周波数誤差は、サンプリング時間に比例して増加することがわかる。また、復調器では一般に式(5) に示される位相回転量の他に、上記のように位相雑音等に起因する位相回転も加算される。
このような復調器では、キャリア周波数誤差の検出補正だけでなく、各種劣化要因に起因する位相回転の検出補正が必須となる。しかし、従来のマルチキャリア信号復調回路は、キャリア周波数誤差の検出補正しか考慮していないので、クロック誤差を含む各種劣化要因に起因する位相回転が生じた場合には特性が劣化することになる。
本発明は、以上示した各問題点に対して、既存システムとのバックワードコンパチビィリティを確保し、パケットごとに独立に送信される信号からキャリア周波数誤差の検出補正を可能にし、かつ残留キャリア周波数誤差、位相雑音等に起因する定常位相回転の検出補正を可能とし、さらにクロック誤差に起因する位相回転の検出補正を可能にし、高精度にタイミング同期を確立して空間分割多重伝送された信号の復調を可能にするマルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法を提供することを目的とする。
第1の発明のマルチキャリア信号復調回路は、複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正する自動周波数制御手段と、自動周波数制御手段でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うマルチキャリア復調手段と、マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を入力し、チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出する信号検出手段と、信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行う分離手段と、分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出する定常位相回転検出手段と、定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行う定常位相回転平均化手段と、平均化手段から出力される各データ系列の平均定常位相回転信号を用いて、分離手段で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する定常位相回転補正手段とを備える。
本発明では、空間分割多重された信号に対して信号検出後に位相回転補正を行うことができる。この信号検出手法には、様々な信号検出手法が考えられるが、主にレプリカを必要としないZF,MSE,OSD方式にて適用が可能である。
また、定常位相回転平均化手段は、定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号の平均化処理を行う構成であり、定常位相回転補正手段は、定常位相回転平均化手段から出力される1つの平均定常位相回転信号を用いて、分離手段で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する構成としてもよい。
また、チャネル推定手段は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号(例えば各サブキャリア信号の振幅情報あるいは電力情報等)を出力する機能を含み、定常位相回転検出手段と定常位相回転平均化手段との間に、定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号に対して、チャネル推定手段から出力されるチャネル情報信号に応じた重み付け処理を行う重み付け手段を備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統のクロック誤差を用いて、信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統のクロック誤差を用いて、分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、各受信系統の平均クロック誤差を用いて、定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えてもよい。
第2の発明のマルチキャリア信号復調回路は、複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正する自動周波数制御手段と、自動周波数制御手段でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うマルチキャリア復調手段と、マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行う分離手段と、分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出する定常位相回転検出手段と、定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行う定常位相回転平均化手段と、定常位相回転平均化手段から出力される各受信系統の平均定常位相回転信号を用いて、分離手段で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する定常位相回転補正手段と、定常位相回転補正手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を入力し、チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出する信号検出手段とを備える。
この発明では、信号検出前、すなわち空間分割多重された信号の検出方式に依存せずに位相回転補正を行うことができる。特に、誤り率特性に優れるMLD方式の適用も可能となる。
また、定常位相回転平均化手段は、定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号の平均化処理を行う構成であり、定常位相回転補正手段は、定常位相回転平均化手段から出力される1つの平均定常位相回転信号を用いて、分離手段で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する構成としてもよい。
また、チャネル推定手段は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号(例えば各サブキャリア信号の振幅情報あるいは電力情報等)を出力する機能を含み、定常位相回転検出手段と定常位相回転平均化手段との間に、定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号に対して、チャネル推定手段から出力されるチャネル情報信号に応じた重み付け処理を行う重み付け手段を備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統のクロック誤差を用いて、各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して信号検出手段に入力するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、クロック誤差検出手段の出力信号を用いて、定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して信号検出手段に入力するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えてもよい。
また、第1の発明および第2の発明における自動周波数制御手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、クロック誤差検出手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出する構成としてもよい。
また、第1の発明および第2の発明における自動周波数制御手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、キャリア周波数誤差平均化手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号の平均化処理を行い、各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する構成であり、クロック誤差検出手段は、各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号から各受信系統のクロック誤差を検出する構成としてもよい。
以上の構成では、信号検出後または信号検出前に、クロック誤差に起因する各サブキャリアで異なる位相回転の検出補正を行い、次に残留キャリア周波数誤差や位相雑音に起因する定常の位相回転の検出補正を行うことができる。
また、各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、定常位相回転平均化手段は、各データ系列の定常位相回転信号に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成としてもよい。また、各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、定常位相回転平均化手段は、各受信系統の定常位相回転信号に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成としてもよい。
また、各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、キャリア周波数誤差平均化手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成としてもよい。
本発明のマルチキャリア信号復調方法においても、本発明のマルチキャリア信号復調回路の各手段の処理手順が同様に実行される。
本発明のマルチキャリア信号復調回路は、例えばIEEE802.11a システムとのバックワードコンパチビィリティを確保しつつ、空間分割多重伝送された信号を復調するため、図19に示すIEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケットフォーマットを用いる。図20は、IEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケットフォーマットを周波数領域と時間領域の二次元表現で示す。ただし、MIMOプリアンブル数は2の場合を示したが、システムの要求およびデータ多重数により様々異なる。図21は、3多重伝送を行う場合におけるパイロット信号の例を示す。ここでは、各パイロット信号が同一のデータを送信している。もちろん、これらは本発明の復調器で復調可能なパケットの一例の説明図であり、パイロットサブキャリア数、データサブキャリア数に制限はない。
このように、本発明のマルチキャリア信号復調回路では、既存システムとのバックワードコンパチビィリティを考慮した空間分割多重伝送信号を受信した場合に、パケットごとのキャリア周波数誤差の検出補正、および残留キャリア周波数誤差や位相雑音等に起因する定常位相回転の検出補正が可能であり、さらにクロック誤差に起因する位相回転の検出補正が可能であり、適切にパケットごとの通信を実現することができる。
また、バックワードコンパチビィリティを実現しない場合でも、独立したパケットごとのキャリア周波数誤差の検出補正、および残留キャリア周波数誤差や位相雑音等に起因する定常位相回転の検出補正が可能であり、さらにクロック誤差に起因する位相回転の検出補正が可能である。
自動周波数制御手段(AFC回路)は、受信OFDM信号のショートプリアンブルを用いて、受信信号レベルの検出や復調に必要な信号レベルの利得の調整を行う。また、ショートプリアンブルを用いてキャリア周波数誤差の粗調整を行い、さらにロングプリアンブルを用いてキャリア周波数誤差の微調整を行う。この微調整では、前段のショートプリアンブルで行われた粗調整より精度の高いキャリア周波数補正を行う。キャリア周波数誤差の検出補正がされたOFDM信号は、マルチキャリア復調手段(FFT回路)に入力され、サブキャリア信号が復調される。
なお、自動周波数制御手段(AFC回路)は、粗調整および微調整を個別に備える構成、あるいは共に備える構成のいずれでもよく、さらに受信系統ごとに個別に備える構成、各受信系統の検出結果を共通に用いる構成のいずれでもよい。
チャネル推定回路は、既存システムが復調可能なサブキャリア信号のロングプリアンブルを用いてチャネル推定を行う。このチャネル推定は、多重化されずに送信される受信パケット自体の情報が記載されるSIGNALあるいは拡張SIGNALに対して行われる。ロングプリアンブルに続くSIGNALでは、IEEE802.11a の信号か、あるいは空間分割多重されたMIMO信号かを識別する。拡張SIGNALには、それ以降に受信するMIMO信号部分の情報が記載される。なお、SIGNALおよび拡張SIGNALは、ロングプリアンブル以降に受信されるデータの復調に必要なサブキャリア変調方式の種類、伝送速度、パケット長、多重数等の情報が記載される情報シンボルである。これらの情報シンボルは、対象システムに応じて2シンボルである必要はなく、1シンボルでもよい。また、伝送されるパケットの条件が規定されている場合は、これらの情報シンボルの送信は必要ない。次に、MIMOプリアンブル信号に対して、複数のアンテナから送信された信号の歪を推定するチャネル推定が再度行われる。信号検出回路は、推定されたチャネルの歪を示すチャネル推定信号を入力し、MIMOデータ信号から各データ系列ごとのサブキャリア信号を出力する。
このようにチャネル推定回路では、空間分割多重を行わないシングル伝送時のチャネル推定を行うことが可能であり、併せて空間分割多重されたMIMO信号のチャネル推定を行うことができる。また、チャネル推定回路は、送信側のチャネル推定用の(ロング)プリアンブルの信号形式に応じた構成がとられる。例えば、受信側に備えたプリアンブルを用いて同期検波を行ってチャネル推定結果を得る構成、あるいは逆行列演算を行う構成をとることができる。
また、信号検出回路で検出された各データ系列のサブキャリア信号には、AFC回路の制御誤差による残留キャリア周波数誤差が加わっている。この残留キャリア周波数誤差に起因する位相回転の検出補正は、図20に記載のパイロットサブキャリア信号を用いて行われる。
さらに、復調器にクロック誤差が発生した場合には、AFC回路で検出されたキャリア周波数誤差信号を用いてクロック誤差の検出補正を行う。通常、無線システムの復調器には基本タイミングを生成する発振器が存在する。この発振器から共通にキャリア周波数信号を生成し、また回路の動作を規定するクロック信号を生成している。したがって、AFC回路で発振器の誤差を推定することによりクロック誤差を検出補正する。
また、マルチキャリア復調手段では、ガードインターバルと呼ばれる繰り返し信号区間を除去してから、マルチキャリア復調を行うことが可能である。
また、本発明のマルチキャリア信号復調回路を備える復調器は、既存システムの復調を行う複数の手段を併せて備えることがある。この場合には、回路規模を必要以上に増加させない意味から、本発明の各回路を既存システム用の回路と共有させることが可能である。
また、位相回転補正処理をMIMOプリアンブルを受信した後から動作を開始させることができる。
また、本発明のマルチキャリア信号復調回路では、受信系統数およびデータ系列数が3以上の場合、受信系統数とデータ系列数が異なる場合にも対応することができる。さらに、3多重以上の場合には、キャリア周波数誤差の検出補正、残留キャリア周波数誤差や位相雑音に起因する定常位相回転の検出補正、さらにクロック誤差の検出補正において、どの受信系統の値を復調器全体の検出値および補正値とするかについては、各受信系統の受信信号レベルに応じて選択あるいは重み付けを行うことができる。
また、定常位相回転検出補正およびクロック誤差検出補正に用いるパイロットサブキャリア数は、図20に示す場合や任意の整数に対応することができる。
また、本発明のマルチキャリア信号復調回路の各手段は、常に動作させず、必要なときにのみ動作させる構成をとることにより、消費電力の低減を図ることができる。
本発明のマルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法は、既存システムにおける信号と空間分割多重された信号とのバックワードコンパチビィリティを確保するパケットについて、キャリア周波数誤差が生じた場合の位相回転補正、およびキャリア周波数誤差補正に起因する残留キャリア周波数誤差補正、さらに位相雑音等に起因する位相回転補正をパケットごとに行うことができる。また、クロック誤差に起因する位相回転補正をパケットごとに行うことができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第1の実施形態を示す。ここでは、受信系統数(受信アンテナ数)が2、データ系列数が2の場合を示すが、受信系統数がデータ系列数以上あるいは以下の場合においても同様に適用可能である(以下に示す実施形態においても同様)。なお、第1の実施形態〜第7の実施形態は、信号検出後に残留キャリア周波数誤差、位相雑音等に起因する定常位相回転を補正することを特徴とする。
図において、AFC回路11−1,11−2は、各受信アンテナからマルチキャリア変調された受信OFDM信号S1−1,S1−2をそれぞれ入力し、受信OFDM信号S1−1,S1−2に加わったキャリア周波数誤差の検出補正を行う。FFT回路12−1,12−2は、AFC回路11−1,11−2でキャリア周波数誤差が補正されたOFDM信号S2−1,S2−2をそれぞれ入力し、マルチキャリア復調を行う。マルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2は、チャネル推定回路13および信号検出回路14に入力される。チャネル推定回路13は、入力するサブキャリア信号S3−1,S3−2のMIMOプリアンブルから伝搬路のチャネルの歪の推定を行い、チャネル推定信号S4を出力する。信号検出回路14は、このチャネル推定信号S4を用いて、入力するサブキャリア信号S3−1,S3−2のMIMOデータからデータ系列ごとのサブキャリア信号S5−1,S5−2を検出して出力する。
信号検出回路14から出力される各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2は、各データ系列対応のパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、それぞれパイロットサブキャリア信号S6−1,S6−2とデータサブキャリア信号S7−1,S7−2に分離される。パイロット信号分離回路15−1,15−2で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号S6−1,S6−2は、定常位相回転検出回路16−1,16−2に入力され、それぞれ定常の位相回転が検出される。定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各データ系列の定常位相回転信号S8−1,S8−2は、平均化回路17−1,17−2に入力されてそれぞれ平均化される。一方、パイロット信号分離回路15−1,15−2で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号S7−1,S7−2は定常位相回転補正回路18−1,18−2に入力される。定常位相回転補正回路18−1,18−2は、平均化回路17−1,17−2から出力される各データ系列の平均定常位相回転信号S9−1,S9−2を用いて、それぞれ定常位相回転の補正を行い、定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号S10−1,S10−2を出力する。
なお、平均化回路17−1,17−2は、定常位相回転の検出結果を周波数軸方向に平均化する構成、あるいは定常位相回転の検出結果を時間軸方向に複数シンボル分を平均化する構成、あるいは定常位相回転の検出結果を周波数方向および時間軸方向に平均化する構成を含むようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図2は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第2の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第1の実施形態の構成において、定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各データ系列の定常位相回転信号S8−1,S8−2を平均化回路17に入力し、データ系列間の平均化処理を行って検出精度を高めるところにある。その他の構成は第1の実施形態と同様である。定常位相回転補正回路18−1,18−2は、平均化回路17から出力される1つの平均定常位相回転信号S11を用いて、各データ系列のデータサブキャリア信号S7−1,S7−2の定常位相回転をそれぞれ補正する。
なお、平均化回路17で各データ系列の定常位相回転信号S8−1,S8−2の平均化処理を行うときに、各データ系列の定常位相回転信号S8−1,S8−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
(第3の実施形態)
図3は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第3の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第2の実施形態の構成において、チャネル推定回路13がチャネル推定結果に基づいて各受信系統におけるサブキャリア信号の振幅情報、あるいは電力情報などのチャネル情報信号S12を出力し、定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各データ系列の定常位相回転信号S8−1,S8−2に対して、チャネル情報信号S12に応じた重み付け処理を行う重み付け回路19−1,19−2を備えたところにある。平均化回路17では、このチャネル情報信号S12により重み付けされた定常位相回転信号S13−1,S13−2の平均化処理が行われる。
なお、第1の実施形態において、各データ系列対応の平均化回路17−1,17−2の前で、チャネル情報信号S12により定常位相回転信号S8−1,S8−2に対する重み付け処理を行ってもよい。
(第4の実施形態)
図4は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第4の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、クロック誤差に起因する位相回転が各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2に加わっている場合に、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2を用いて、各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
本実施形態では、第3の実施形態において、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2からそれぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を検出するクロック誤差検出回路20−1,20−2と、各受信系統のクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、信号検出回路14から出力される各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2のクロック誤差をそれぞれ補正するクロック誤差補正回路21−1,21−2とを備える。クロック誤差補正回路21−1,21−2でクロック誤差補正されたサブキャリア信号S16−1,S16−2はパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、以下第3の実施形態と同様に定常位相回転の補正が行われる。
なお、受信系統数とデータ系列数が異なる場合には、チャネル推定回路13および信号検出回路14でその違いに応じた処理を行うとともに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号を適宜選択あるいは合成し、各データ系列に対応するクロック誤差検出回路に入力する。また、クロック誤差検出回路20−1,20−2およびクロック誤差補正回路21−1,21−2を備える構成は、第1の実施形態および第2の実施形態にも同様に適用することができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第5の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第4の実施形態の構成において、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行い、クロック誤差の検出精度を高める平均化回路22を備えるところにある。クロック誤差検出回路23は、平均化回路22の出力信号S17から各受信系統の平均クロック誤差を検出する。クロック誤差補正回路21−1,21−2は、クロック誤差検出回路23から出力される各受信系統の平均クロック誤差信号S18を用いて、信号検出回路14から出力される各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2のクロック誤差をそれぞれ補正する。クロック誤差補正回路21−1,21−2でクロック誤差補正されたサブキャリア信号S16−1,S16−2はパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、以下第3の実施形態と同様に定常位相回転の補正が行われる。
なお、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行うときに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。また、受信系統数とデータ系列数が異なる場合には、チャネル推定回路13および信号検出回路14でその違いに応じた処理を行うとともに、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号を平均化することにより、その違いを吸収することができる。このとき、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
また、平均化回路22、クロック誤差検出回路20およびクロック誤差補正回路21−1,21−2を備える構成は、第1の実施形態および第2の実施形態にも同様に適用することができる。
(第6の実施形態)
図6は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第6の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第4の実施形態の構成のように、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2から得られるクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正する際に、パイロットサブキャリア信号におけるクロック誤差を補正して定常位相回転の検出補正を行い、その後にデータサブキャリア信号に対してクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
本実施形態では、第3の実施形態の構成において、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2からそれぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を検出するクロック誤差検出回路20−1,20−2と、パイロット信号分離回路15−1,15−2と定常位相回転検出回路16−1,16−2との間に、それぞれパイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2を備える。さらに、定常位相回転検出回路18−1,18−2の出力段に、それぞれデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える。
パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2は、クロック誤差検出回路20−1,20−2から出力される各受信系統のクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各データ系列のパイロットサブキャリア信号S6−1,S6−2のクロック誤差をそれぞれ補正する。クロック誤差補正されたパイロットサブキャリア信号S19−1,S19−2は定常位相回転検出回路16−1,16−2に入力され、以下第3の実施形態と同様に定常位相回転の検出補正が行われる。これにより、復調処理に伴う遅延量を減らすために定常位相回転検出補正を優先して実行する場合に対応することができる。
データ信号クロック誤差補正23−1,23−2は、各受信系統のクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、定常位相回転補正回路18−1,18−2から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号S10−1,S10−2のクロック誤差をそれぞれ補正し、クロック誤差に起因する位相回転補正後のデータサブキャリア信号S20−1,S20−2を出力する。
なお、受信系統数とデータ系列数が異なる場合には、チャネル推定回路13および信号検出回路14でその違いに応じた処理を行うとともに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号を適宜選択あるいは合成し、各データ系列に対応するクロック誤差検出回路に入力する。また、クロック誤差検出回路20−1,20−2、パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2およびデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える構成は、第1の実施形態および第2の実施形態にも同様に適用することができる。
(第7の実施形態)
図7は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第7の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第5の実施形態の構成のように、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理によって得られる平均クロック誤差信号S18を用いて、各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正する際に、パイロットサブキャリア信号におけるクロック誤差を補正して定常位相回転の検出補正を行い、その後にデータサブキャリア信号に対してクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
なお、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行うときに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。また、受信系統数とデータ系列数が異なる場合には、チャネル推定回路13および信号検出回路14でその違いに応じた処理を行うとともに、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号を平均化することにより、その違いを吸収することができる。このとき、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
また、パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2およびデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える構成は、第6の実施形態と同様であり、平均化回路22およびクロック誤差検出回路23を含めて第1の実施形態および第2の実施形態にも同様に適用することができる。
(第8の実施形態)
図8は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第8の実施形態を示す。ここでは、受信系統数(受信アンテナ数)が2、データ系列数が2の場合を示すが、受信系統数がデータ系列数以上あるいは以下の場合においても同様に適用可能である(以下に示す実施形態においても同様)。なお、第8の実施形態〜第14の実施形態は、信号検出前に残留キャリア周波数誤差、位相雑音等に起因する定常位相回転を補正することを特徴とし、信号検出方式に依存しない復調回路の構成となる。
図において、AFC回路11−1,11−2は、各受信アンテナからマルチキャリア変調された受信OFDM信号S1−1,S1−2をそれぞれ入力し、受信OFDM信号S1−1,S1−2に加わったキャリア周波数誤差の検出補正を行う。FFT回路12−1,12−2は、AFC回路11−1,11−2でキャリア周波数誤差が補正されたOFDM信号S2−1,S2−2をそれぞれ入力し、マルチキャリア復調を行う。マルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2は、チャネル推定回路13に入力され、入力するサブキャリア信号S3−1,S3−2のMIMOプリアンブルから伝搬路のチャネルの歪の推定を行い、チャネル推定信号S4を出力する。
マルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2は、各受信系統対応のパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、それぞれパイロットサブキャリア信号S31−1,S31−2とデータサブキャリア信号S32−1,S32−2に分離される。各受信系統のパイロットサブキャリア信号S31−1,S31−2は、定常位相回転検出回路16−1,16−2に入力され、それぞれ定常の位相回転が検出される。定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各受信系統の定常位相回転信号S33−1,S33−2は、平均化回路17−1,17−2に入力されてそれぞれ平均化される。一方、パイロット信号分離回路15−1,15−2で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号S32−1,S32−2は定常位相回転補正回路18−1,18−2に入力される。定常位相回転補正回路18−1,18−2は、平均化回路17−1,17−2から出力される各受信系統の平均定常位相回転信号S34−1,S34−2を用いて、それぞれ定常位相回転の補正を行い、定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号S35−1,S35−2を出力する。
信号検出回路14は、チャネル推定回路13から出力されるチャネル推定信号S4を用いて、入力する各受信系統のデータサブキャリア信号S35−1,S35−2からデータ系列ごとのサブキャリア信号S36−1,S36−2を検出して出力する。
なお、平均化回路17−1,17−2は、定常位相回転の検出結果を周波数軸方向に平均化する構成、あるいは定常位相回転の検出結果を時間軸方向に複数シンボル分を平均化する構成、あるいは定常位相回転の検出結果を周波数方向および時間軸方向に平均化する構成を含むようにしてもよい。
(第9の実施形態)
図9は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第9の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第8の実施形態の構成において、定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各受信系統の定常位相回転信号S33−1,S33−2を平均化回路17に入力し、受信系統間の平均化処理を行うところにある。その他の構成は第8の実施形態と同様である。定常位相回転補正回路18−1,18−2は、平均化回路17から出力される1つの平均定常位相回転信号S37を用いて、各受信系統のデータサブキャリア信号S32−1,S32−2の定常位相回転をそれぞれ補正する。
なお、平均化回路17で各受信系統の定常位相回転信号S33−1,S33−2の平均化処理を行うときに、各受信系統の定常位相回転信号S33−1,S33−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
(第10の実施形態)
図10は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第10の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第9の実施形態の構成において、チャネル推定回路13がチャネル推定結果に基づいて各受信系統におけるサブキャリア信号の振幅情報、あるいは電力情報などのチャネル情報信号S12を出力し、定常位相回転検出回路16−1,16−2から出力される各受信系統の定常位相回転信号S33−1,S33−2に対して、チャネル情報信号S12に応じた重み付け処理を行う重み付け回路19−1,19−2を備えたところにある。平均化回路17では、このチャネル情報信号S12により重み付けされた定常位相回転信号S38−1,S38−2の平均化処理が行われる。
なお、第8の実施形態において、各受信系統対応の平均化回路17−1,17−2の前で、チャネル情報信号S12により定常位相回転信号S33−1,S33−2に対する重み付け処理を行ってもよい。
(第11の実施形態)
図11は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第11の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、クロック誤差に起因する位相回転が各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2に加わっている場合に、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2を用いて、各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
本実施形態では、第10の実施形態において、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2からそれぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を検出するクロック誤差検出回路20−1,20−2と、各受信系統のクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差をそれぞれ補正するクロック誤差補正回路21−1,21−2とを備える。クロック誤差補正回路21−1,21−2でクロック誤差補正されたサブキャリア信号S39−1,S39−2はパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、以下第10の実施形態と同様に定常位相回転の補正が行われる。
なお、クロック誤差検出回路20−1,20−2およびクロック誤差補正回路21−1,21−2を備える構成は、第8の実施形態および第9の実施形態にも同様に適用することができる。
(第12の実施形態)
図12は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第12の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第11の実施形態の構成において、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行い、クロック誤差の検出精度を高める平均化回路22を備えるところにある。クロック誤差検出回路23は、平均化回路22の出力信号S17から各受信系統の平均クロック誤差を検出する。クロック誤差補正回路21−1,21−2は、クロック誤差検出回路23から出力される各受信系統の平均クロック誤差信号S18を用いて、各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差をそれぞれ補正する。クロック誤差補正回路21−1,21−2でクロック誤差補正されたサブキャリア信号S39−1,S39−2はパイロット信号分離回路15−1,15−2に入力され、以下第10の実施形態と同様に定常位相回転の補正が行われる。
なお、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行うときに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
また、平均化回路22、クロック誤差検出回路20およびクロック誤差補正回路21−1,21−2を備える構成は、第8の実施形態および第9の実施形態にも同様に適用することができる。
(第13の実施形態)
図13は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第13の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第11の実施形態の構成のように、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2から得られるクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正する際に、パイロットサブキャリア信号におけるクロック誤差を補正して定常位相回転の検出補正を行い、その後にデータサブキャリア信号に対してクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
本実施形態では、第10の実施形態の構成において、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2からそれぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を検出するクロック誤差検出回路20−1,20−2と、パイロット信号分離回路15−1,15−2と定常位相回転検出回路16−1,16−2との間に、それぞれパイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2を備える。さらに、定常位相回転検出回路18−1,18−2と信号検出回路14との間に、それぞれデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える。
パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2は、クロック誤差検出回路20−1,20−2から出力される各受信系統のクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各受信系統のパイロットサブキャリア信号S31−1,S31−2のクロック誤差をそれぞれ補正する。クロック誤差補正されたパイロットサブキャリア信号S40−1,S40−2は定常位相回転検出回路16−1,16−2に入力され、以下第10の実施形態と同様に定常位相回転の検出補正が行われる。これにより、復調処理に伴う遅延量を減らすために定常位相回転検出補正を優先して実行する場合に対応することができる。
データ信号クロック誤差補正23−1,23−2は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S15−1,S15−2を用いて、定常位相回転補正回路18−1,18−2から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号S35−1,S35−2のクロック誤差をそれぞれ補正し、クロック誤差に起因する位相回転補正後のデータサブキャリア信号S41−1,S41−2を信号検出回路14に入力する。
なお、クロック誤差検出回路20−1,20−2、パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2およびデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える構成は、第8の実施形態および第9の実施形態にも同様に適用することができる。
(第14の実施形態)
図14は、本発明のマルチキャリア信号復調回路の第14の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第12の実施形態の構成のように、AFC回路11−1,11−2で検出された各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理によって得られる平均クロック誤差信号S18を用いて、各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差に起因する位相回転を補正する際に、パイロットサブキャリア信号におけるクロック誤差を補正して定常位相回転の検出補正を行い、その後にデータサブキャリア信号に対してクロック誤差に起因する位相回転を補正するところにある。
なお、平均化回路22で各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2の平均化処理を行うときに、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2に対して、各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付け処理あるいは選択処理を行ってもよい。
また、パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2およびデータ信号クロック誤差補正回路25−1,25−2を備える構成は、第13の実施形態と同様であり、平均化回路22およびクロック誤差検出回路23を含めて第8の実施形態および第9の実施形態にも同様に適用することができる。
(第15の実施形態,第16の実施形態)
第4〜第7の実施形態、第11〜第14の実施形態では、AFC回路11−1、11−2で推定されるキャリア周波数誤差からクロック誤差を検出する構成である。このとき、AFC回路11−1、11−2では、粗調整のキャリア周波数誤差検出および微調整のキャリア周波数誤差検出が可能であり、各受信系統のキャリア周波数誤差信号S14−1,S14−2として、それぞれ粗調整誤差信号および微調整誤差信号を出力することができる。
第4,第11の実施形態では、図15に示すように、AFC回路11−1、11−2からそれぞれ出力されるキャリア周波数誤差信号(粗調整誤差信号および微調整誤差信号)S14−1,S14−2をクロック誤差検出回路20−1,20−2に入力し、それぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を出力する。クロック誤差補正回路21−1,21−2は、このクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2または各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差を補正する。
第6,第13の実施形態では、AFC回路11−1、11−2からそれぞれ出力されるキャリア周波数誤差信号(粗調整誤差信号および微調整誤差信号)S14−1,S14−2をクロック誤差検出回路20−1,20−2に入力し、それぞれクロック誤差信号S15−1,S15−2を出力する。パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2は、このクロック誤差信号S15−1,S15−2を用いて、各データ系列のパイロットサブキャリア信号S6−1,S6−2または各受信系統のパイロットサブキャリア信号31−1,31−2のクロック誤差を補正する。
第5,第12の実施形態では、図16に示すように、AFC回路11−1、11−2からそれぞれ出力されるキャリア周波数誤差信号(粗調整誤差信号および微調整誤差信号)S14−1,S14−2を平均化回路22に入力する。クロック誤差検出回路23は、平均化回路22で各受信系統の平均をとった出力信号(平均・粗調整誤差信号および平均・微調整誤差信号)S17から各受信系統の平均クロック誤差信号S18を出力する。クロック誤差補正回路21−1,21−2は、この平均クロック誤差信号S18を用いて、各データ系列のサブキャリア信号S5−1,S5−2または各受信系統のサブキャリア信号S3−1,S3−2のクロック誤差を補正する。
第7,第14の実施形態では、AFC回路11−1、11−2からそれぞれ出力されるキャリア周波数誤差信号(粗調整誤差信号および微調整誤差信号)S14−1,S14−2を平均化回路22に入力する。クロック誤差検出回路23は、平均化回路22で各受信系統の平均をとった出力信号(平均・粗調整誤差信号および平均・微調整誤差信号)S17から各受信系統の平均クロック誤差信号S18を出力する。パイロット信号クロック誤差補正回路24−1,24−2は、この平均クロック誤差信号S18を用いて、各データ系列のパイロットサブキャリア信号S6−1,S6−2または各受信系統のパイロットサブキャリア信号31−1,31−2のクロック誤差を補正する。
本発明の第1の実施形態を示す図。 本発明の第2の実施形態を示す図。 本発明の第3の実施形態を示す図。 本発明の第4の実施形態を示す図。 本発明の第5の実施形態を示す図。 本発明の第6の実施形態を示す図。 本発明の第7の実施形態を示す図。 本発明の第8の実施形態を示す図。 本発明の第9の実施形態を示す図。 本発明の第10の実施形態を示す図。 本発明の第11の実施形態を示す図。 本発明の第12の実施形態を示す図。 本発明の第13の実施形態を示す図。 本発明の第14の実施形態を示す図。 本発明の第15の実施形態を示す図。 本発明の第16の実施形態を示す図。 IEEE802.11a にて規定されているOFDM信号を用いたパケットフォーマットを示す図。 二次元表現によるIEEE802.11a のパケットフォーマットを示す図。 本発明で用いるパケットフォーマット示す図。 本発明で用いるパケットフォーマットの二次元表現を示す図。 3多重送信の場合におけるパイロット信号の例を示す図。 空間分割多重伝送システムの構成例を示す図。 従来のマルチキャリア信号復調回路の構成例を示す図。
符号の説明
11 AFC回路
12 FFT回路
13 チャネル推定回路
14 信号検出回路
15 パイロット信号分離回路
16 定常位相回転検出回路
17 平均化回路
18 定常位相回転補正回路
19 重み付け回路
20 クロック誤差検出回路
21 クロック誤差補正回路
22 平均化回路
23 クロック誤差検出回路
24 パイロット信号クロック誤差補正回路
25 データ信号クロック誤差補正回路
81 受信信号レベル検出回路
82 同期処理パス選択回路
83 周波数誤差検出回路
84 周波数誤差補正回路
85 FFT回路
86 チャネル推定回路
87 信号検出回路

Claims (38)

  1. 複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正する自動周波数制御手段と、
    前記自動周波数制御手段でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うマルチキャリア復調手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を入力し、前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行う分離手段と、
    前記分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出する定常位相回転検出手段と、
    前記定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行う定常位相回転平均化手段と、
    前記平均化手段から出力される各データ系列の平均定常位相回転信号を用いて、前記分離手段で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する定常位相回転補正手段と
    を備えたことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  2. 請求項1に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記定常位相回転平均化手段は、前記定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号の平均化処理を行う構成であり、
    前記定常位相回転補正手段は、前記定常位相回転平均化手段から出力される1つの平均定常位相回転信号を用いて、前記分離手段で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記チャネル推定手段は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号を出力する機能を含み、
    前記定常位相回転検出手段と前記定常位相回転平均化手段との間に、前記定常位相回転検出手段から出力される各データ系列の定常位相回転信号に対して、前記チャネル推定手段から出力される前記チャネル情報信号に応じた重み付け処理を行う重み付け手段を備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記信号検出手段から出力される各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記分離手段で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  8. 複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正する自動周波数制御手段と、
    前記自動周波数制御手段でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うマルチキャリア復調手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行う分離手段と、
    前記分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出する定常位相回転検出手段と、
    前記定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行う定常位相回転平均化手段と、
    前記定常位相回転平均化手段から出力される各受信系統の平均定常位相回転信号を用いて、前記分離手段で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する定常位相回転補正手段と、
    前記定常位相回転補正手段から出力される各受信系統のサブキャリア信号を入力し、前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出する信号検出手段と
    を備えたことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  9. 請求項8に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記定常位相回転平均化手段は、前記定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号の平均化処理を行う構成であり、
    前記定常位相回転補正手段は、前記定常位相回転平均化手段から出力される1つの平均定常位相回転信号を用いて、前記分離手段で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  10. 請求項8または請求項9に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記チャネル推定手段は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号を出力する機能を含み、
    前記定常位相回転検出手段と前記定常位相回転平均化手段との間に、前記定常位相回転検出手段から出力される各受信系統の定常位相回転信号に対して、前記チャネル推定手段から出力される前記チャネル情報信号に応じた重み付け処理を行う重み付け手段を備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  12. 請求項8〜10のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記分離手段に入力するクロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  13. 請求項8〜10のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するクロック誤差検出手段と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記信号検出手段に入力するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  14. 請求項8〜10のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記自動周波数制御手段は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うキャリア周波数誤差平均化手段と、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段の出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するクロック誤差検出手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記分離手段で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記定常位相回転検出手段に入力するパイロット信号クロック誤差補正手段と、
    前記クロック誤差検出手段から出力される前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記定常位相回転補正手段から出力される定常位相回転補正後のデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記信号検出手段に入力するデータ信号クロック誤差補正手段とを備えた
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  15. 請求項4,6,11,13のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、 前記自動周波数制御手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記クロック誤差検出手段は、前記各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出する構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  16. 請求項5,7,12,14のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、 前記自動周波数制御手段は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段は、前記各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号の平均化処理を行い、各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する構成であり、
    前記クロック誤差検出手段は、前記各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差を検出する構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  17. 請求項2に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、
    前記定常位相回転平均化手段は、前記各データ系列の定常位相回転信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  18. 請求項9に記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、
    前記定常位相回転平均化手段は、前記各受信系統の定常位相回転信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  19. 請求項5,7,12,14,16のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調回路において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出する手段を備え、
    前記キャリア周波数誤差平均化手段は、前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う構成である
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調回路。
  20. 複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正するステップ1と、
    前記ステップ1でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うステップ2と、
    前記ステップ2でマルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するステップ3と、
    前記ステップ2でマルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号を入力し、前記ステップ3で推定されたチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出するステップ4と、
    前記ステップ4で検出された各データ系列のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行うステップ5と、
    前記ステップ5で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出するステップ6と、
    前記ステップ6で検出された各データ系列の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行うステップ7と、
    前記ステップ7で平均化された各データ系列の平均定常位相回転信号を用いて、前記ステップ5で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正するステップ8と
    を有することを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  21. 請求項20に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ7は、前記ステップ6で検出された各データ系列の定常位相回転信号の平均化処理を行い、
    前記ステップ8は、前記ステップ7で平均化された1つの平均定常位相回転信号を用いて、前記ステップ5で分離された各データ系列のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  22. 請求項20または請求項21に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ3は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号を出力する機能を含み、
    前記ステップ6と前記ステップ7との間に、前記ステップ6で検出された各データ系列の定常位相回転信号に対して、前記ステップ3で推定された前記チャネル情報信号に応じた重み付け処理を行うステップ9を有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  23. 請求項20〜22のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するステップ10と、
    前記ステップ10で検出された前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記ステップ4で検出された各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ5に入力するステップ11とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  24. 請求項20〜22のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うステップ12と、
    前記ステップ12で平均化された出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するステップ13と、
    前記ステップ13で検出された各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記ステップ4で検出された各データ系列のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ5に入力するステップ14とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  25. 請求項20〜22のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するステップ10と、
    前記ステップ10で検出された前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記ステップ5で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記ステップ6に入力するステップ15と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記ステップ8で定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するステップ16とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  26. 請求項20〜22のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うステップ12と、
    前記ステップ12で平均化された出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するステップ13と、
    前記ステップ13で検出された各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記ステップ5で分離された各データ系列のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記ステップ6に入力するステップ15と、
    前記ステップ13で検出された各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記ステップ8で定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正するステップ16とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  27. 複数の受信アンテナからマルチキャリア変調された受信信号を入力し、各受信系統の受信信号に加わったキャリア周波数誤差を検出して補正するステップ1と、
    前記ステップ1でキャリア周波数誤差が補正された各受信系統の受信信号に対してそれぞれマルチキャリア復調を行うステップ2と、
    前記ステップ2でマルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号を用いて、伝搬路のチャネルの歪を推定するステップ3と、
    前記ステップ2でマルチキャリア復調された各受信系統のサブキャリア信号からそれぞれパイロットサブキャリア信号とデータサブキャリア信号の分離を行うステップ4と、
    前記ステップ4で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号からそれぞれ定常の位相回転を検出するステップ5と、
    前記ステップ5で検出された各受信系統の定常位相回転信号に対してそれぞれ平均化処理を行うステップ6と、
    前記ステップ6で平均化された各受信系統の平均定常位相回転信号を用いて、前記ステップ4で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正するステップ7と、
    前記ステップ7で定常位相回転補正された各受信系統のサブキャリア信号を入力し、前記ステップ3で推定されたチャネル推定信号を用いて、空間分割多重伝送された各データ系列のサブキャリア信号を検出するステップ8と
    を有することを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  28. 請求項27に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ6は、前記ステップ5で検出された各受信系統の定常位相回転信号の平均化処理を行い、
    前記ステップ7は、前記ステップ6で平均化された1つの平均定常位相回転信号を用いて、前記ステップ4で分離された各受信系統のデータサブキャリア信号の定常位相回転をそれぞれ補正する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  29. 請求項27または請求項28に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ3は、各受信系統のサブキャリア信号のチャネル情報信号を出力する機能を含み、
    前記ステップ5と前記ステップ6との間に、前記ステップ5で検出された各受信系統の定常位相回転信号に対して、前記ステップ3で推定された前記チャネル情報信号に応じた重み付け処理を行うステップ9とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  30. 請求項27〜29のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するステップ10と、
    前記ステップ10で検出された前記各受信系統のクロック誤差を用いて、前記各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ4に入力するステップ11とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  31. 請求項27〜29のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うステップ12と、
    前記ステップ12で平均化された出力信号から前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するステップ13と、
    前記ステップ13で検出された前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記各受信系統のサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ4に入力するステップ14とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  32. 請求項27〜29のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出するステップ10と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記ステップ4で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記ステップ5に入力するステップ15と、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号を用いて、前記ステップ7で定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ8に入力するステップ16とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  33. 請求項27〜29のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統のキャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号の平均化処理を行うステップ12と、
    前記ステップ12で平均化された前記各受信系統の平均クロック誤差を検出するステップ13と、
    前記ステップ13で検出された前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記ステップ4で分離された各受信系統のパイロットサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正し、前記ステップ5に入力するステップ15と、
    前記ステップ13で検出された前記各受信系統の平均クロック誤差を用いて、前記ステップ7で定常位相回転補正されたデータサブキャリア信号のクロック誤差をそれぞれ補正して前記ステップ8に入力するステップ16とを有する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  34. 請求項23,25,30,32のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記ステップ11は、前記各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差をそれぞれ検出する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  35. 請求項24,26,31,33のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記ステップ1は、各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力する機能を含み、
    前記ステップ12は、前記各受信系統の粗調整キャリア周波数誤差信号および微調整キャリア周波数誤差信号の平均化処理を行い、各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号をそれぞれ出力し、
    前記ステップ13は、前記各受信系統の平均粗調整キャリア周波数誤差信号および平均微調整キャリア周波数誤差信号から前記各受信系統のクロック誤差を検出する
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  36. 請求項21に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出するステップを有し、
    前記ステップ7は、前記各データ系列の定常位相回転信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  37. 請求項28に記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出するステップを有し、
    前記ステップ6は、前記各受信系統の定常位相回転信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
  38. 請求項24,26,31,33,35のいずれかに記載のマルチキャリア信号復調方法において、
    前記各受信系統の受信信号レベルを検出するステップを有し、
    前記ステップ12は、前記各受信系統のキャリア周波数誤差信号に対して、前記各受信系統の受信信号レベルに応じた重み付けあるいは選択を行って平均化処理を行う
    ことを特徴とするマルチキャリア信号復調方法。
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