JPWO2009095974A1 - コネクター保持装置 - Google Patents

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Abstract

コネクター保持装置は、装置本体に取り付けられた本体側コネクターと、本体側コネクターと嵌合し、本体側コネクターとの嵌合側と反対側に引き出されるコードの先端に設けられたコード側コネクターと、コード側コネクターを保持し、本体側コネクターとの嵌合側よりもコード側が小さく形成された開口部を有するコネクター保持体とを備え、本体側コネクターにコード側コネクターが嵌合した状態で、コネクター保持体を装置本体に取り付ける。

Description

本発明は、電子機器から着脱可能な電源コードなどのコード側コネクターと、電子機器本体側コネクターとの接続が容易に外れないようにしたコネクター保持装置に関する。
従来、電子機器における電源コードなどは、取り扱いや交換などを容易にするため、電子機器本体から着脱可能に構成されている。この種のコネクターの接続に関しては、コネクターが外れてしまうと、電力が供給されなくなってしまう問題や、コネクターが外れかかり、コネクター間の不完全接触で漏電する問題が起きる可能性がある。
このような問題を解決するために、従来、コネクターをロックする機構を備えた構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図8A、8B、8Cは、特許文献1に記載された従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図である。図8Aに示すように、コネクターのロック機構は、装置本体10のパネル11と、パネル11に設けられた開口部12と遮蔽板13とを備えている。遮蔽板13は、パネル11に図示しない支点を中心に回動可能に取り付けられ、開口部12を開放、または遮蔽する。また、遮蔽板13には、下端縁に切欠き部13aが設けられている。さらに、コネクターのロック機構は、コネクター14を備えている。コネクター14は、開口部12の奥に取り付けられ、装置本体10の内部の回路(図示せず)と電気的に接続されている。
また、図8Bに示すように、遮蔽板13は、一対の円弧外周を有する扇状部材の円弧中心が固定軸(図示せず)に枢支されており、上下方向に回動可能となっている。したがって、遮蔽板13を上下方向に回動させることにより、コネクター14は、外部に開放、または外部から遮蔽される。
また、電源コード21は、先端にコネクター14と電気的に接続するためのプラグ22を有する。そして、プラグ22の後部の段部23は、プラグ22よりも小さく形成されている。
以上のように構成された従来のコネクターのロック機構において、まず、装置本体のパネル11に取り付けられた遮蔽板13を上方向に回動させ、コネクター14を開放させた状態とする。次に、電源コード21のプラグ22を開口部12より挿入し、コネクター14とプラグ22を嵌合させ、電気的に接続させる。
その後、図8Cに示すように遮蔽板13を下方向に回動させ、パネル11の開口部12を遮蔽可能にする。その際、遮蔽板13の下端縁に設けられた切欠き部13aが、プラグ22の後部段部23に嵌合する。これによって、遮蔽板13とコネクター14との間の空所にプラグ22を挟持して係止することができる。
しかしながら、上記した特許文献1に記載された従来のコネクターのロック機構では、以下のような課題があった。
例えば、装置本体を上下反対に設置したり、傾斜させて設置したりする場合や、コードを動かした場合などには、ロック機構が解除される可能性がある。ロックを十分にしようとすれば、遮蔽板13を上下方向に回動させることが困難になり、コードの着脱作業が容易ではなくなる。また、遮蔽板13を硬質の材料とする必要があり、プラグ22の後部段部23に負荷がかかることによる損傷、破断の問題もある。
実開平7−14575号公報
本発明のコネクター保持装置は、本体側コネクターとコード側コネクターとコネクター保持体とを備える。本体側コネクターは、装置本体に取り付けられ、装置本体内の電気回路と電気的に接続されている。コード側コネクターは、本体側コネクターと嵌合し、本体側コネクターとの嵌合側と反対側に引き出されるコードの先端に設けられている。コネクター保持体は、コード側コネクターを保持し、本体側コネクターとの嵌合側よりもコード側が小さく形成された開口部を有している。そして、本体側コネクターにコード側コネクターが嵌合した状態で、コネクター保持体を装置本体に取り付けることを特徴とする。
これにより、本体側コネクターとコード側コネクターの嵌合が容易に外れないようにすることができる。また、コネクター保持体を弾性体で形成することにより、コード側コネクターにかかる負荷を軽減することができる。
図1Aは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図であって、コネクター嵌合前の状態を示す。 図1Bは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図であって、コネクター嵌合後の状態を示す。 図2Aは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体の詳細斜視図であって、コネクター保持体を上方向から見た状態を示す。 図2Bは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体の詳細斜視図であって、コネクター保持体を下方向から見た状態を示す。 図3は、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体に電源コードを装着した状態を示す外観斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクターのみが本体側コネクター基板に実装されている状態を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部の構成展開図である。 図6は、本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部の保持状態図を示す。 図7は、同本体側コネクター保持部を本体装置に固定する様子を示す構成展開図である。 図8Aは、従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図である。 図8Bは、従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図である。 図8Cは、従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
2 ガイド部
2a 開口部
2b 溝部
3 本体側コネクター
3c 本体側コネクター基板
3d ACインレット
4 電源コード
4a 蛇腹部
5 コード側コネクター
6 コネクター保持体
6a 収納部
6b ヒンジ部
6c 蓋部
6d 鍔部
6e 第1開口部
6f 第2開口部
6g ロック部
6h 弾性形状部
6i 爪部
6j ロック部挿入部
6k 爪穴
6n 第3開口部
7 本体取り付け具
7a 本体取り付け具内開口部
8 上側挟み込み金具
9 下側挟み込み金具
20 ガイド部
30 ビス
31 ビス
32 本体側コネクター保持部
33 本体開口部
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1A、1Bは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図で、図1Aはコネクター嵌合前の状態を示している。また、図1Bはコネクター嵌合後の状態を示している。図2A、2Bはコネクター保持体6の詳細斜視図で、図2Aは、コネクター保持体6を上方向から見た状態を示している。また、図2Bは、コネクター保持体6を下方向から見た状態を示している。図3は、コネクター保持体6に電源コード4を装着した状態を示す外観斜視図である。
まず、本実施の形態におけるコネクター保持装置の構成を説明する。図1A、1Bに示すように、コネクター保持装置は、ガイド部2と本体側コネクター3とコード側コネクター5とコネクター保持体6とを備えている。ガイド部2は、電子機器である本体装置1に取り付けられている。本体側コネクター3は、装置本体1内の電気回路と電気的に接続されている。コード側コネクター5は、本体側コネクター3と嵌合し、本体側コネクター3との嵌合側と反対側に引き出される電源コード4の先端に設けられている。コネクター保持体6は、コード側コネクター5を保持する。
すなわち、図1Aに示すように、電子機器である装置本体1には、コネクター保持装置の本体側コネクター3が設けられている。また、装置本体1の本体側コネクター3の近傍に設けられたガイド部2には、本体側コネクター3を挟んで開口部2aと左右に平行に配置された2箇所の溝部2bが設けられている。そして、本体側コネクター3は、開口部2aの奥に取り付けられ、装置本体1内の電気回路(図示せず)と電気的に接続されている。なお、上述した近傍は、装置本体1とコネクター保持体6とを保持する強度と、コネクター保持装置の小型化の観点から、装置本体1に極力、近接することが望ましい。
また、電源コード4は、コード側コネクター5を備え、接続部が蛇腹部4aとなっており、電源コード4を柔軟に動かせるようになっている。
そして、図2A、2Bに示すように、コネクター保持体6は、電源コード4のコード側コネクター5が収納される略U字型の収納部6aと、収納部6aにヒンジ部6bによって接続され、収納部6aを被う蓋部6cと、収納部6aの略U字型の両端に設けられた鍔部6dとから構成されている。すなわち、コネクター保持体6は、ガイド部に嵌入する鍔部を有する。また、収納部6aは前後に開口を有し、第1開口部6eを、コード側コネクター5が収納される幅に、第2開口部6fは、コード側コネクター5よりも狭い幅に形成している。すなわち、コネクター保持体6は、本体側コネクター3との嵌合側よりも電源コード4側が小さく形成された開口部である第2開口部6fを有する。
なお、図3に示すように、第1開口部6eと第2開口部6fとの間隔は、コード側コネクター5が本体側コネクター3に嵌合した際に、両者の電気的な接続が確実に行われるために必要十分な長さに設定されている。
また、蓋部6cに設けられたロック部6gは、弾性形状部6hと、爪部6iを備えている。そして、ロック部6gは、ロック部挿入部6jに挿入されるように形成されている。また、ロック部挿入部6jの側面には、爪部6iが嵌合する爪穴6kが設けられている。電源コード4が引き出される第3開口部6nは、電源コード4の太さに対して幅に余裕を持たせている。上記したように、コネクター保持体6の蓋部6cは、ロック部6gを有し、収納部6aを被うと同時に、ロック部6gによりロックされるように構成されている。
以上のように構成された本実施の形態のコネクター保持装置について、以下、その組み立て手順を説明する。
まず、電源コード4のコード側コネクター5を開口部2aの奥に取り付けられた本体側コネクター3に嵌合させ、コード側コネクター5と本体側コネクター3とを電気的に接続させる。
次に、コネクター保持体6を、略U字型の収納部6aを逆方向に向け、コード側コネクター5に上方から被せるように嵌め合わせる。このとき同時に、コネクター保持体6を装置本体の本体側コネクター3の近傍部に設けられたガイド部2に嵌入する。すなわち、コネクター保持体6でコード側コネクター5を保持するとともに、コネクター保持体6に設けられた2箇所の鍔部6dを装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bに、スライドさせて嵌入する。
その後、図1Bに示すように、コネクター保持体6の蓋部6cを、ヒンジ部6bを中心に矢印のように回転させて曲げ、収納部6aを被う。そして、ロック部6gをロック部挿入部6jに挿入すると、弾性形状部6hが一旦縮められ、爪部6iが爪穴6kに係合し、弾性形状部6hが復帰することにより外れなくなる。その結果、蓋部6cがロックされる。これにより、コード側コネクター5が、コネクター保持体6に保持されるとともに、装置本体1にロックされる。
コード側コネクター5がコネクター保持体6に保持される際、図3に示すように、電源コード4のコード側コネクター5は、略U字型の収納部6aに収納される。ここで、第2開口部6fがコード側コネクター5よりも狭い幅に形成されているため、コード側コネクター5が第2開口部6fから抜けることはない。そして、第1開口部6eと第2開口部6fとの間隔が、コード側コネクター5が本体側コネクター3に嵌合した際に、両者の電気的な接続が確実に行われるために必要十分な長さに設定されているため、コード側コネクター5と本体側コネクター3との間で、不完全接触が生じることはない。また、電源コード4は蛇腹部4aにより柔軟に動くが、第3開口部6nの幅に余裕があるため、動きが制限されたり、被覆が損傷したりすることはない。
また、コネクター保持体6自身を弾性体で形成してもよい。このようにすれば、第3開口部6nの幅に余裕がなくても構わない。この場合は、コネクター保持体6の略U字型の収納部6aの幅をコード側コネクター5の幅とほぼ同じにし、かつ、装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bの間隔と略U字型の収納部6aの外側の幅をほぼ同じにすれよい。その結果、コネクター保持体6の鍔部6dが弾性を有していても、溝部2bから鍔部6dが外れることはない。なお、コネクター保持体6を形成する弾性体としては、例えば、ABS樹脂やポリアミド系樹脂(PA6)などを用いることができる。
電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から外す場合は、爪穴6kの外側から爪部6iを内側に押し込んで弾性形状部6hを一旦縮めると、蓋部6cを開けることができる。そして、蓋部6cが完全に開いた状態で、コネクター保持体6の2箇所の鍔部6dを、ガイド部2の左右の溝部2bに沿ってスライドさせ、コネクター保持体6をコード側コネクター5から取り外すことができる。
その後、電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から取り外すことができる。
なお、本実施の形態では、コネクター保持体6が上下方向にスライドさせて装置本体1のガイド部2に挿入、取り外しするタイプのものと示したが、同様の機構により左右方向に移動させるタイプも容易に実施できる。この場合は、装置本体1のガイド部2の方向もそれに合わせて変えればよい。
このように、本実施の形態のコネクター保持装置では、コネクター保持体6を装着した状態で電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から外すことはできず、容易に接続が外れることはないため、コネクター間の不完全接触で漏電することを防止できる。
また、本実施の形態では、電源コードとコネクターを例に挙げて説明したが、その他の信号ケーブルなどのコードとコネクターにも本発明が適用できる。それらの場合でも、本体側コネクターとコード側コネクターの嵌合が容易に外れないようにすることができる。また、コネクター保持体を弾性体で形成することにより、コード側コネクターにかかる負荷を軽減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bに、コネクター保持体6の2箇所の鍔部6dをスライドさせることにより、それぞれ挿入して、装置本体1とコネクター保持体6とが外れにくいように固定した。しかし、実施の形態2においては、ガイド部を設けた本体取り付け具と、この本体取り付け具を固定する上側挟み込み金具と下側挟み込み金具とを設けた点が、実施の形態1と異なる。なお、実施の形態1と同等な構成、及び動作についての詳細な説明は省略する。
図4は、本実施の形態2における本体側コネクター3のみが本体側コネクター基板3cに実装されている状態の図を示す。図4に示すように本体側コネクター基板3cには、ACインレット3dを有する本体側コネクター3が実装されている。そして、ACインレット3dから、装置本体1内の電気回路(図示せず)への配線は、リード線によりつながっている。
図5は、本実施の形態におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部32の構成展開図である。コネクター保持装置は、本体装置1側には、本体側コネクター保持部32を備えている。そして、図5に示すように、本体側コネクター保持部32は、本体側コネクター基板3cと本体側コネクター3と本体取り付け具7と上側挟み込み金具8および下側挟み込み金具9とビス30とを備えている。本体側コネクター3は、本体側コネクター基板3cに実装されている。本体取り付け具7は、本体側コネクター3との嵌め合い部としての本体取り付け具内開口部7aとコード側コネクター5との嵌め合い部としてのガイド部20とを有する。すなわち、本体取り付け具内開口部7aは、本体側コネクター3の外形と、丁度、嵌め合うような形状に形成されている。上側挟み込み金具8および下側挟み込み金具9は、本体取り付け具7を上下で挟んで保持する。ビス30は、上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具とを固定する。図5では、それらの構成を展開した状態で示している。
図6は、本実施の形態におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部32の保持状態図を示している。また、図7は、図6に示した本体側コネクター保持部32を本体装置1に固定する様子を示す構成展開図である。
以上のように構成された本実施の形態のコネクター保持装置について、以下では、その組み立て手順を説明する。
図5、6に示すように、まず、本体側コネクター基板3cに実装された本体側コネクター3を、本体取り付け具7の本体取り付け具内開口部7aに嵌め込んで組み込み、本体取り付け具7に本体側コネクター3を単独で保持させる。すなわち、本体側コネクター基板3cは、本体側コネクター3を実装し、本体取り付け具7に本体側コネクター3と一緒に保持される。また、本体取り付け具7に設けられたガイド部20は、コード側コネクター5との嵌め合い部としての役割を果たす。
次に、本体取り付け具7を上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とで保持する。そして上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とは、本体取り付け具7を挟み込んでビス30により固定する。このようにして、図6に示したように、本体側コネクター保持部32が組み立てられて、保持状態となる。
なお、図5では、ビスを2つ用いて、上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とを本体取り付け具7の両脇近傍部にてビス示して固定する方法を示した。しかし、ビスは片側の1個とし、他方は、かしめや嵌め込みを用いてもよい。また、ビスの代わりにスポット溶接を用いてもよい。
その後、図7に示すように、保持状態となった本体側コネクター保持部32を、装置本体1にビス31を用いて固定する。その際に、本体取り付け具7のガイド部20を含む部分を、本体装置1の本体開口部33に嵌め込んで組み立てる。組みあがった状態では、本体側コネクター3は、本体取り付け具7に嵌め込まれて保持されていて、本体装置1の内部方向または外部方向に移動可能である。なお、本体側コネクター保持部32は、装置本体1の底面にビス31を用いて固定する例を示したが、これに限定するものではない。例えば、本体開口部33の近傍部にて、ビス止めするようにしてもよいし、スポット溶接などによる固定を行ってもよい。
そして、実施の形態1と同様に、電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3に嵌合させ、コード側コネクター5と本体側コネクター3とを電気的に接続させる。
次に、コネクター保持体6を、略U字型の収納部6aを逆方向に向け、コード側コネクター5に上方から被せるように嵌め合わせる。このとき同時に、ガイド部20にコネクター保持体6を嵌入する。このように上側挟み込み金具8を本体装置1へビス31によりビス止めして固定しているが、本体側コネクター3は、本体装置1に直接固定されていない。したがって、ガイド部20は、コネクター保持体6を保持するとともに、本体側コネクター3とは独立して存在し、コネクター保持体6と同期して動くことができる。
実施の形態1におけるように、本体側コネクター3が装置本体1に固定されている状態では、左右に引っ張られた時にコネクター保持体6の鍔部6dがガイド部2から外れやすい場合があった。しかし、ACインレット3dをガイド部20がある本体取り付け具7で固定しているため、本体側コネクター3をこじってもコードとコネクターに取り付けているコネクター保持体6が本体取り付け具7に追従して動くことができるので簡単に外れることは無い。
また、本体側コネクター基板3cはACインレット3dが実装されているが、本体取り付け具7は実装されていない。すなわち、本体取り付け具7を上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とで挟みこんで保持しているため、コードを上下、左右に動かしても本体側コネクター基板3cの半田部に負荷がかからない構成となっている。
これにより、本体側コネクター基板3cの半田部に負荷をかけずにコードに追従して本体取り付け具7が動くことができるので、簡単に外れることなく、本体側コネクター基板3cの半田部にクラックが生じることを防ぐことができる。
本発明にかかるコネクター保持装置は、コード側コネクターと本体側コネクターとの接続する場合に適用でき、AC電源もしくはDC用の電源ケーブルをDCアダプタに接続する場合や、周辺機器をパソコンに接続する場合等、各種プラグを各種コネクターまたはコンセントに接続する場合等にも本発明は有用である。
本発明は、電子機器から着脱可能な電源コードなどのコード側コネクターと、電子機器本体側コネクターとの接続が容易に外れないようにしたコネクター保持装置に関する。
従来、電子機器における電源コードなどは、取り扱いや交換などを容易にするため、電子機器本体から着脱可能に構成されている。この種のコネクターの接続に関しては、コネクターが外れてしまうと、電力が供給されなくなってしまう問題や、コネクターが外れかかり、コネクター間の不完全接触で漏電する問題が起きる可能性がある。
このような問題を解決するために、従来、コネクターをロックする機構を備えた構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図8A、8B、8Cは、特許文献1に記載された従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図である。図8Aに示すように、コネクターのロック機構は、装置本体10のパネル11と、パネル11に設けられた開口部12と遮蔽板13とを備えている。遮蔽板13は、パネル11に図示しない支点を中心に回動可能に取り付けられ、開口部12を開放、または遮蔽する。また、遮蔽板13には、下端縁に切欠き部13aが設けられている。さらに、コネクターのロック機構は、コネクター14を備えている。コネクター14は、開口部12の奥に取り付けられ、装置本体10の内部の回路(図示せず)と電気的に接続されている。
また、図8Bに示すように、遮蔽板13は、一対の円弧外周を有する扇状部材の円弧中心が固定軸(図示せず)に枢支されており、上下方向に回動可能となっている。したがって、遮蔽板13を上下方向に回動させることにより、コネクター14は、外部に開放、または外部から遮蔽される。
また、電源コード21は、先端にコネクター14と電気的に接続するためのプラグ22を有する。そして、プラグ22の後部の段部23は、プラグ22よりも小さく形成されている。
以上のように構成された従来のコネクターのロック機構において、まず、装置本体のパネル11に取り付けられた遮蔽板13を上方向に回動させ、コネクター14を開放させた状態とする。次に、電源コード21のプラグ22を開口部12より挿入し、コネクター14とプラグ22を嵌合させ、電気的に接続させる。
その後、図8Cに示すように遮蔽板13を下方向に回動させ、パネル11の開口部12を遮蔽可能にする。その際、遮蔽板13の下端縁に設けられた切欠き部13aが、プラグ22の後部段部23に嵌合する。これによって、遮蔽板13とコネクター14との間の空所にプラグ22を挟持して係止することができる。
しかしながら、上記した特許文献1に記載された従来のコネクターのロック機構では、以下のような課題があった。
例えば、装置本体を上下反対に設置したり、傾斜させて設置したりする場合や、コードを動かした場合などには、ロック機構が解除される可能性がある。ロックを十分にしようとすれば、遮蔽板13を上下方向に回動させることが困難になり、コードの着脱作業が容易ではなくなる。また、遮蔽板13を硬質の材料とする必要があり、プラグ22の後部段部23に負荷がかかることによる損傷、破断の問題もある。
実開平7−14575号公報
本発明のコネクター保持装置は、本体側コネクターとコード側コネクターとコネクター保持体とを備える。本体側コネクターは、装置本体に取り付けられ、装置本体内の電気回路と電気的に接続されている。コード側コネクターは、本体側コネクターと嵌合し、本体側コネクターとの嵌合側と反対側に引き出されるコードの先端に設けられている。コネクター保持体は、コード側コネクターを保持し、本体側コネクターとの嵌合側よりもコード側が小さく形成された開口部を有している。そして、本体側コネクターにコード側コネクターが嵌合した状態で、コネクター保持体を装置本体に取り付けることを特徴とする。
これにより、本体側コネクターとコード側コネクターの嵌合が容易に外れないようにすることができる。また、コネクター保持体を弾性体で形成することにより、コード側コネクターにかかる負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図であって、コネクター嵌合前の状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図であって、コネクター嵌合後の状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体の詳細斜視図であって、コネクター保持体を上方向から見た状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体の詳細斜視図であって、コネクター保持体を下方向から見た状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるコネクター保持体に電源コードを装着した状態を示す外観斜視図 本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクターのみが本体側コネクター基板に実装されている状態を示す図 本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部の構成展開図 本発明の実施の形態2におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部の保持状態図 同本体側コネクター保持部を本体装置に固定する様子を示す構成展開図 従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図 従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図 従来のコネクターのロック機構を示す外観斜視図
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1A、1Bは、本発明の実施の形態1におけるコネクター保持装置の外観斜視図で、図1Aはコネクター嵌合前の状態を示している。また、図1Bはコネクター嵌合後の状態を示している。図2A、2Bはコネクター保持体6の詳細斜視図で、図2Aは、コネクター保持体6を上方向から見た状態を示している。また、図2Bは、コネクター保持体6を下方向から見た状態を示している。図3は、コネクター保持体6に電源コード4を装着した状態を示す外観斜視図である。
まず、本実施の形態におけるコネクター保持装置の構成を説明する。図1A、1Bに示すように、コネクター保持装置は、ガイド部2と本体側コネクター3とコード側コネクター5とコネクター保持体6とを備えている。ガイド部2は、電子機器である本体装置1に取り付けられている。本体側コネクター3は、装置本体1内の電気回路と電気的に接続されている。コード側コネクター5は、本体側コネクター3と嵌合し、本体側コネクター3との嵌合側と反対側に引き出される電源コード4の先端に設けられている。コネクター保持体6は、コード側コネクター5を保持する。
すなわち、図1Aに示すように、電子機器である装置本体1には、コネクター保持装置の本体側コネクター3が設けられている。また、装置本体1の本体側コネクター3の近傍に設けられたガイド部2には、本体側コネクター3を挟んで開口部2aと左右に平行に配置された2箇所の溝部2bが設けられている。そして、本体側コネクター3は、開口部2aの奥に取り付けられ、装置本体1内の電気回路(図示せず)と電気的に接続されている。なお、上述した近傍は、装置本体1とコネクター保持体6とを保持する強度と、コネクター保持装置の小型化の観点から、装置本体1に極力、近接することが望ましい。
また、電源コード4は、コード側コネクター5を備え、接続部が蛇腹部4aとなっており、電源コード4を柔軟に動かせるようになっている。
そして、図2A、2Bに示すように、コネクター保持体6は、電源コード4のコード側コネクター5が収納される略U字型の収納部6aと、収納部6aにヒンジ部6bによって接続され、収納部6aを被う蓋部6cと、収納部6aの略U字型の両端に設けられた鍔部6dとから構成されている。すなわち、コネクター保持体6は、ガイド部に嵌入する鍔部を有する。また、収納部6aは前後に開口を有し、第1開口部6eを、コード側コネクター5が収納される幅に、第2開口部6fは、コード側コネクター5よりも狭い幅に形成している。すなわち、コネクター保持体6は、本体側コネクター3との嵌合側よりも電源コード4側が小さく形成された開口部である第2開口部6fを有する。
なお、図3に示すように、第1開口部6eと第2開口部6fとの間隔は、コード側コネクター5が本体側コネクター3に嵌合した際に、両者の電気的な接続が確実に行われるために必要十分な長さに設定されている。
また、蓋部6cに設けられたロック部6gは、弾性形状部6hと、爪部6iを備えている。そして、ロック部6gは、ロック部挿入部6jに挿入されるように形成されている。また、ロック部挿入部6jの側面には、爪部6iが嵌合する爪穴6kが設けられている。電源コード4が引き出される第3開口部6nは、電源コード4の太さに対して幅に余裕を持たせている。上記したように、コネクター保持体6の蓋部6cは、ロック部6gを有し、収納部6aを被うと同時に、ロック部6gによりロックされるように構成されている。
以上のように構成された本実施の形態のコネクター保持装置について、以下、その組み立て手順を説明する。
まず、電源コード4のコード側コネクター5を開口部2aの奥に取り付けられた本体側コネクター3に嵌合させ、コード側コネクター5と本体側コネクター3とを電気的に接続させる。
次に、コネクター保持体6を、略U字型の収納部6aを逆方向に向け、コード側コネクター5に上方から被せるように嵌め合わせる。このとき同時に、コネクター保持体6を装置本体の本体側コネクター3の近傍部に設けられたガイド部2に嵌入する。すなわち、コネクター保持体6でコード側コネクター5を保持するとともに、コネクター保持体6に設けられた2箇所の鍔部6dを装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bに、スライドさせて嵌入する。
その後、図1Bに示すように、コネクター保持体6の蓋部6cを、ヒンジ部6bを中心に矢印のように回転させて曲げ、収納部6aを被う。そして、ロック部6gをロック部挿入部6jに挿入すると、弾性形状部6hが一旦縮められ、爪部6iが爪穴6kに係合し、弾性形状部6hが復帰することにより外れなくなる。その結果、蓋部6cがロックされる。これにより、コード側コネクター5が、コネクター保持体6に保持されるとともに、装置本体1にロックされる。
コード側コネクター5がコネクター保持体6に保持される際、図3に示すように、電源コード4のコード側コネクター5は、略U字型の収納部6aに収納される。ここで、第2開口部6fがコード側コネクター5よりも狭い幅に形成されているため、コード側コネクター5が第2開口部6fから抜けることはない。そして、第1開口部6eと第2開口部6fとの間隔が、コード側コネクター5が本体側コネクター3に嵌合した際に、両者の電気的な接続が確実に行われるために必要十分な長さに設定されているため、コード側コネクター5と本体側コネクター3との間で、不完全接触が生じることはない。また、電源コード4は蛇腹部4aにより柔軟に動くが、第3開口部6nの幅に余裕があるため、動きが制限されたり、被覆が損傷したりすることはない。
また、コネクター保持体6自身を弾性体で形成してもよい。このようにすれば、第3開口部6nの幅に余裕がなくても構わない。この場合は、コネクター保持体6の略U字型の収納部6aの幅をコード側コネクター5の幅とほぼ同じにし、かつ、装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bの間隔と略U字型の収納部6aの外側の幅をほぼ同じにすれよい。その結果、コネクター保持体6の鍔部6dが弾性を有していても、溝部2bから鍔部6dが外れることはない。なお、コネクター保持体6を形成する弾性体としては、例えば、ABS樹脂やポリアミド系樹脂(PA6)などを用いることができる。
電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から外す場合は、爪穴6kの外側から爪部6iを内側に押し込んで弾性形状部6hを一旦縮めると、蓋部6cを開けることができる。そして、蓋部6cが完全に開いた状態で、コネクター保持体6の2箇所の鍔部6dを、ガイド部2の左右の溝部2bに沿ってスライドさせ、コネクター保持体6をコード側コネクター5から取り外すことができる。
その後、電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から取り外すことができる。
なお、本実施の形態では、コネクター保持体6が上下方向にスライドさせて装置本体1のガイド部2に挿入、取り外しするタイプのものと示したが、同様の機構により左右方向に移動させるタイプも容易に実施できる。この場合は、装置本体1のガイド部2の方向もそれに合わせて変えればよい。
このように、本実施の形態のコネクター保持装置では、コネクター保持体6を装着した状態で電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3から外すことはできず、容易に接続が外れることはないため、コネクター間の不完全接触で漏電することを防止できる。
また、本実施の形態では、電源コードとコネクターを例に挙げて説明したが、その他の信号ケーブルなどのコードとコネクターにも本発明が適用できる。それらの場合でも、本体側コネクターとコード側コネクターの嵌合が容易に外れないようにすることができる。また、コネクター保持体を弾性体で形成することにより、コード側コネクターにかかる負荷を軽減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、装置本体1に設けられたガイド部2の左右の溝部2bに、コネクター保持体6の2箇所の鍔部6dをスライドさせることにより、それぞれ挿入して、装置本体1とコネクター保持体6とが外れにくいように固定した。しかし、実施の形態2においては、ガイド部を設けた本体取り付け具と、この本体取り付け具を固定する上側挟み込み金具と下側挟み込み金具とを設けた点が、実施の形態1と異なる。なお、実施の形態1と同等な構成、及び動作についての詳細な説明は省略する。
図4は、本実施の形態2における本体側コネクター3のみが本体側コネクター基板3cに実装されている状態の図を示す。図4に示すように本体側コネクター基板3cには、ACインレット3dを有する本体側コネクター3が実装されている。そして、ACインレット3dから、装置本体1内の電気回路(図示せず)への配線は、リード線によりつながっている。
図5は、本実施の形態におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部32の構成展開図である。コネクター保持装置は、本体装置1側には、本体側コネクター保持部32を備えている。そして、図5に示すように、本体側コネクター保持部32は、本体側コネクター基板3cと本体側コネクター3と本体取り付け具7と上側挟み込み金具8および下側挟み込み金具9とビス30とを備えている。本体側コネクター3は、本体側コネクター基板3cに実装されている。本体取り付け具7は、本体側コネクター3との嵌め合い部としての本体取り付け具内開口部7aとコード側コネクター5との嵌め合い部としてのガイド部20とを有する。すなわち、本体取り付け具内開口部7aは、本体側コネクター3の外形と、丁度、嵌め合うような形状に形成されている。上側挟み込み金具8および下側挟み込み金具9は、本体取り付け具7を上下で挟んで保持する。ビス30は、上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具とを固定する。図5では、それらの構成を展開した状態で示している。
図6は、本実施の形態におけるコネクター保持装置の本体側コネクター保持部32の保持状態図を示している。また、図7は、図6に示した本体側コネクター保持部32を本体装置1に固定する様子を示す構成展開図である。
以上のように構成された本実施の形態のコネクター保持装置について、以下では、その組み立て手順を説明する。
図5、6に示すように、まず、本体側コネクター基板3cに実装された本体側コネクター3を、本体取り付け具7の本体取り付け具内開口部7aに嵌め込んで組み込み、本体取り付け具7に本体側コネクター3を単独で保持させる。すなわち、本体側コネクター基板3cは、本体側コネクター3を実装し、本体取り付け具7に本体側コネクター3と一緒に保持される。また、本体取り付け具7に設けられたガイド部20は、コード側コネクター5との嵌め合い部としての役割を果たす。
次に、本体取り付け具7を上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とで保持する。そして上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とは、本体取り付け具7を挟み込んでビス30により固定する。このようにして、図6に示したように、本体側コネクター保持部32が組み立てられて、保持状態となる。
なお、図5では、ビスを2つ用いて、上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とを本体取り付け具7の両脇近傍部にてビス示して固定する方法を示した。しかし、ビスは片側の1個とし、他方は、かしめや嵌め込みを用いてもよい。また、ビスの代わりにスポット溶接を用いてもよい。
その後、図7に示すように、保持状態となった本体側コネクター保持部32を、装置本体1にビス31を用いて固定する。その際に、本体取り付け具7のガイド部20を含む部分を、本体装置1の本体開口部33に嵌め込んで組み立てる。組みあがった状態では、本体側コネクター3は、本体取り付け具7に嵌め込まれて保持されていて、本体装置1の内部方向または外部方向に移動可能である。なお、本体側コネクター保持部32は、装置本体1の底面にビス31を用いて固定する例を示したが、これに限定するものではない。例えば、本体開口部33の近傍部にて、ビス止めするようにしてもよいし、スポット溶接などによる固定を行ってもよい。
そして、実施の形態1と同様に、電源コード4のコード側コネクター5を本体側コネクター3に嵌合させ、コード側コネクター5と本体側コネクター3とを電気的に接続させる。
次に、コネクター保持体6を、略U字型の収納部6aを逆方向に向け、コード側コネクター5に上方から被せるように嵌め合わせる。このとき同時に、ガイド部20にコネクター保持体6を嵌入する。このように上側挟み込み金具8を本体装置1へビス31によりビス止めして固定しているが、本体側コネクター3は、本体装置1に直接固定されていない。したがって、ガイド部20は、コネクター保持体6を保持するとともに、本体側コネクター3とは独立して存在し、コネクター保持体6と同期して動くことができる。
実施の形態1におけるように、本体側コネクター3が装置本体1に固定されている状態では、左右に引っ張られた時にコネクター保持体6の鍔部6dがガイド部2から外れやすい場合があった。しかし、ACインレット3dをガイド部20がある本体取り付け具7で固定しているため、本体側コネクター3をこじってもコードとコネクターに取り付けているコネクター保持体6が本体取り付け具7に追従して動くことができるので簡単に外れることは無い。
また、本体側コネクター基板3cはACインレット3dが実装されているが、本体取り付け具7は実装されていない。すなわち、本体取り付け具7を上側挟み込み金具8と下側挟み込み金具9とで挟みこんで保持しているため、コードを上下、左右に動かしても本体側コネクター基板3cの半田部に負荷がかからない構成となっている。
これにより、本体側コネクター基板3cの半田部に負荷をかけずにコードに追従して本体取り付け具7が動くことができるので、簡単に外れることなく、本体側コネクター基板3cの半田部にクラックが生じることを防ぐことができる。
本発明にかかるコネクター保持装置は、コード側コネクターと本体側コネクターとの接続する場合に適用でき、AC電源もしくはDC用の電源ケーブルをDCアダプタに接続する場合や、周辺機器をパソコンに接続する場合等、各種プラグを各種コネクターまたはコンセントに接続する場合等にも本発明は有用である。
1 装置本体
2 ガイド部
2a 開口部
2b 溝部
3 本体側コネクター
3c 本体側コネクター基板
3d ACインレット
4 電源コード
4a 蛇腹部
5 コード側コネクター
6 コネクター保持体
6a 収納部
6b ヒンジ部
6c 蓋部
6d 鍔部
6e 第1開口部
6f 第2開口部
6g ロック部
6h 弾性形状部
6i 爪部
6j ロック部挿入部
6k 爪穴
6n 第3開口部
7 本体取り付け具
7a 本体取り付け具内開口部
8 上側挟み込み金具
9 下側挟み込み金具
20 ガイド部
30 ビス
31 ビス
32 本体側コネクター保持部
33 本体開口部

Claims (12)

  1. 装置本体に取り付けられ、前記装置本体内の電気回路と電気的に接続された本体側コネクターと、
    前記本体側コネクターと嵌合し、前記本体側コネクターとの嵌合側と反対側に引き出されるコードの先端に設けられたコード側コネクターと、
    前記コード側コネクターを保持し、前記本体側コネクターとの嵌合側よりもコード側が小さく形成された開口部を有するコネクター保持体と、
    を備えたコネクター保持装置。
  2. 前記装置本体の前記本体側コネクターの近傍に、前記コネクター保持体を嵌入するガイド部を設けた請求項1に記載のコネクター保持装置。
  3. 前記コネクター保持体は、前記ガイド部に嵌入する鍔部を有する請求項2に記載のコネクター保持装置。
  4. 前記ガイド部は、前記本体側コネクターを挟んで平行に配置された2箇所の溝部を有し、
    前記コネクター保持体は、前記溝部にスライドして嵌入する鍔部を設けた請求項2に記載のコネクター保持装置。
  5. 前記コネクター保持体は、前記コード側コネクターが収納されるU字型で樋形状の収納部と、前記収納部を被うようにヒンジ部で接続された蓋部と、を有する請求項1に記載のコネクター保持装置。
  6. 前記コネクター保持体の前記蓋部は、ロック部を有し、前記収納部を被うと同時に、前記ロック部によりロックされる請求項5に記載のコネクター保持装置。
  7. 前記ロック部は、弾性形状部と爪部とを有し、前記爪部が前記コネクター保持体の爪穴と係合することにより、前記蓋部がロックされる請求項6に記載のコネクター保持装置。
  8. 前記コネクター保持体が弾性体で形成される請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のコネクター保持装置。
  9. 前記コード側コネクターとの嵌め合い部としてのガイド部を有する本体取り付け具と、
    前記本体取り付け具を固定する上側挟み込み金具および下側挟み込み金具と、本体装置に固定される本体側コネクター保持部とをさらに備え、
    前記ガイド部は、前記コネクター保持体を保持するとともに、本体側コネクターとは独立して存在し、前記コネクター保持体と同期して動く請求項3に記載のコネクター保持装置。
  10. 本体側コネクター基板をさらに備え、
    前記本体側コネクター基板は、前記本体側コネクターを実装し、前記本体取り付け具に前記本体側コネクターと一緒に保持される請求項1に記載のコネクター保持装置。
  11. 前記本体取り付け具は、
    本体取り付け具内開口部に本体側コネクターを嵌め込んで保持するとともに、
    前記本体装置に、上側挟み込み金具と下側挟み込み金具とで保持される
    請求項9に記載のコネクター保持装置。
  12. 前記上側挟み込み金具と前記下側挟み込み金具とは、前記本体取り付け具を挟み込んでビスにより固定する請求項11に記載のコネクター保持装置。
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