JP2017076753A - 電気ケーブル接続装置、画像形成装置及び電気ケーブル接続方法 - Google Patents

電気ケーブル接続装置、画像形成装置及び電気ケーブル接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルの線噛みを発生させにくく、かつ、ケーブル接続作業が容易となる電気ケーブル接続装置を提供する。【解決手段】電気ケーブル50の先端部が取付部41によって蓋体40に取り付けられ、蓋体40にて開口部30を閉塞する。蓋体40は、互いに対向する辺にそれぞれ形成された上部フック43および下部フック42を有しており、下部フック42が開口部30の係止用溝31に係止され、かつ、蓋体40が開口部30を閉塞ししいる状態から、蓋体40をスライドさせる。これにより、上部フック43も開口部30の係止用溝32に係止される。【選択図】図7

Description

本発明は、第1装置と第2装置とを備え、第2装置から延設された電気ケーブルの先端に設けられたケーブル側コネクタが、第1装置の回路基板に設けられた基板側コネクタに接続される構成の電気ケーブル接続装置、画像形成装置及び電気ケーブル接続方法に関する。
従来、画像形成装置は、画像形成部とスキャナ部と用紙搬送部とを備えた画像形成装置本体の上に自動原稿送り装置が搭載されており、自動原稿送り装置から導出された電気ケーブルの先端部に設けられているケーブル側コネクタを、画像形成装置本体に搭載されている回路基板に設けられている基板側コネクタに接続することで、一体に形成されている。
このような構成の画像形成装置では、自動原稿送り装置を画像形成装置本体から取り外す場合、従来は画像形成装置本体の背面板を取り外してから、電気ケーブルのケーブル側コネクタを基板側コネクタから抜くという作業を行っていた。また、画像形成装置本体に自動原稿送り装置を取り付ける場合にも、画像形成装置本体の背面板を取り外してから、原稿読み取り装置の電気ケーブルのケーブル側コネクタを基板側コネクタに接続し、その後、背面板を画像形成装置本体の背面に取り付けるという作業を行っていた。
このような作業は、工場生産時であれば特に問題となることはないが、例えば出荷後に設置現場で自動原稿送り装置を交換等する場合には、背面板を取り外しできるスペースが必要となり、このようなスペースが無い場所では、非常に煩雑な作業となっていた。そのため、自動原稿送り装置の取り付けや取り外しが簡単に行える構造が求められていた。
また、電気ケーブルの接続装置は、想定される外力に対して十分に耐え得るような接続構造とする必要があるため、強度の面でも対応が求められていた。
電気ケーブルの接続装置の一例として、特許文献1に記載の電気ケーブル接続装置が開示されている。
特許文献1に記載の電気ケーブル接続装置では、画像形成装置本体の筐体の、基板側コネクタに対向する箇所に開口部が設けられ、該開口部は蓋体によって閉塞できるようになっている。
蓋体は、左右方向の一方側にフックを有しており、他方側にケーブル挿入部と2箇所のビス止め部とを持つ構造としていた。そして、蓋体を画像形成装置本体の開口部に取り付ける際には、蓋体のフックを開口部の辺縁部に横から係止し、この係止部を支点として蓋体を開口部側に押し込むように閉じ、その後、2箇所のビス止めを行って蓋体を開口部に固定していた。
特開2013−105938号公報
特許文献1の構成では、蓋体を閉じる際に、閉じる寸前まで確実に開口部内部を見ることが困難であるため、ケーブルの線噛みを発生させる可能性があった。尚、ここでいうケーブルの線噛みとは、蓋体の裏面に設けられるリブ等と画像形成装置本体内の構造物や開口部の縁部との間にケーブルが挟みこまれるような状態をさす。このような線噛みが生じているままで蓋体を開口部に取り付けると、ケーブルに過剰な圧力が作用し、ケーブルの断線等に繋がる可能性がある。
また、特許文献1の構成では、蓋体をおさえながら2箇所のビス止めを行う必要があり、作業がやりにくいという課題も残されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ケーブルの線噛みを発生させにくく、かつ、ケーブル接続作業が容易となる電気ケーブル接続装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、第1装置と第2装置とを備え、前記第2装置から導出された電気ケーブルの先端に設けられたケーブル側コネクタが、前記第1装置の回路基板に設けられた基板側コネクタに接続される構成の電気ケーブル接続装置であって、前記第1装置の筐体の前記基板側コネクタに対向する箇所に設けられた開口部と、前記電気ケーブルを外部に導出しながら、前記開口部を閉塞する蓋体とを備え、前記蓋体は、互いに対向する辺にそれぞれ形成された第1係合部および第2係合部を有しており、前記開口部の縁部には、前記蓋体の前記第1係合部および前記第2係合部がそれぞれ係合する第1被係合部および第2被係合部が形成されており、前記第1係合部が前記第1被係合部に係止され、かつ、前記蓋体が前記開口部を閉塞ししている状態から、前記蓋体を前記第1係合部から前記第2係合部に向かう方向にスライドさせることで、前記第1係合部および前記第2係合部のそれぞれが前記第1被係合部および前記第2被係合部に係止される状態となる構成であることを特徴としている。
上記の構成によれば、最初に第1係合部が第1被係合部に係止されている状態で、この係止箇所を支点として蓋体を回動させるように閉じることができる。このため、作業者は開口部が蓋体によって完全に閉じられる直前まで開口部の内部を見ることができる。このため、上記作業中において開口部の内部でケーブルの線噛みが発生した場合には、作業者はそれを容易に発見し、ケーブルの線噛みを解消させることができる。また、上記回動によって蓋体が閉じられた後は、蓋体をスライドさせることで、第1係合部および第2係合部のそれぞれが第1被係合部および第2被係合部に係止されるため、蓋体によって開口部を確実に閉塞することができる。
また、上記電気ケーブル接続装置では、前記蓋体は、下辺に前記第1係合部を有し、上辺に前記第2係合部を有している構成とすることができる。
上記の構成によれば、蓋体を回動させるときの支点が下部となるため、作業者は開口部が蓋体によって完全に閉じられる直前まで開口部の内部を上方から見ることができ、作業の視認性が向上する。
また、上記電気ケーブル接続装置では、前記蓋体は、前記電気ケーブルを導出する導出部を備え、前記導出部の近傍に単一の締結部材により前記蓋体を前記第1装置に固定する固定部が設けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、固定部は、第1係合部および第2係合部の両方が係止された蓋体のスライド移動を防止する機能を有していれば良いので、単一の締結部材のみを使用して固定作業を簡素化することができる。また、固定部を導出部の近傍に配置することで、ケーブルに引張り等の外力が働いた場合に、大きな力が掛かり易い導出部付近の補強ともなる。
また、上記電気ケーブル接続装置では、前記蓋体は、前記第1係合部および前記第2係合部が設けられる辺とは異なる一辺に前記導出部を設け、前記一辺の近傍に前記固定部を設けている構成とすることができる。
本発明の電気ケーブル接続装置、電気ケーブル接続方法及び画像形成装置は、作業者が開口部が蓋体によって完全に閉じられる直前まで開口部の内部を見ることができる。このため、上記作業中において開口部の内部でケーブルの線噛みが発生した場合には、作業者はそれを容易に発見し、ケーブルの線噛みを解消させることができるといった効果を奏する。
また、上記回動によって蓋体が閉じられた後は、蓋体をスライドさせることで、第1係合部および第2係合部のそれぞれが第1被係合部および第2被係合部に係止されるため、蓋体によって開口部を確実に閉塞することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、画像形成装置の構成例を示す背面図である。 電気ケーブル接続装置において使用される蓋体の斜視図であり、(a)は表面を示す斜視図、(b)は裏面を示す斜視図である。 電気ケーブルの先端部が取り付けられた蓋体の裏面図である。 電気ケーブルの先端部が取り付けられた蓋体の表面図である。 蓋体に電気ケーブルを取り付ける取付部の構成を示す断面図である。 画像形成装置において、蓋体を取り外した開口部の内部状態を示す図である。 蓋体を開口部に取り付けた状態を示す断面図である。 蓋体を開口部に取り付けた状態を示す断面図である。 実施の形態2におけるケーブル固定方法を示す図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す背面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、外部から伝達された画像データ等に応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、少なくともスキャナ部と画像形成部とを備えた画像形成装置本体(以下、単に装置本体という。)2と、自動原稿送り装置3とにより構成されている。すなわち、本実施形態では、画像形成装置本体2が請求項に記載の第1装置に相当し、自動原稿送り装置3が請求項に記載の第2装置に相当している。
自動原稿送り装置3は、装置本体2の上部の原稿載置台の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿送り装置3は、装置本体2の上部で装置リア側を支点にして上方に回動自在に構成され、原稿載置台の上を開放することにより原稿を手置きし、装置の手前側が開放されるようになっている。
装置本体2は、原稿載置台上に載置された原稿、または自動原稿送り装置3で送られてきた原稿の像をスキャナ部にて読み取り、読み取った画像データを画像形成部にて印字する。画像形成部は、公知の電子写真方式を用いて画像形成を行うものであり、上記画像データに基づいたカラー画像もしくはモノクロ画像を記録用紙に印字して出力する。
上記構成の画像形成装置1において、本実施形態では、装置本体2の筐体背面2a側の上部に蓋体40を取り付ける開口部30を設け、自動原稿送り装置3の背面側から外部に導出された電気ケーブル50の先端に設けられたケーブル側コネクタを、この開口部30を通じて装置本体2内に配置された回路基板の基板側コネクタに着脱自在に接続される構成としている。
以下、この電気ケーブル50の接続装置について具体的に説明する。図2は電気ケーブル50の先端部が取り付けられる蓋体40の斜視図、図3は電気ケーブル50の先端部が取り付けられた蓋体40の裏面図、図4は電気ケーブル50の先端部が取り付けられた蓋体40の表面図である。
本実施形態の電気ケーブル接続装置では、自動原稿送り装置3の背面側から外部に導出された電気ケーブル50の先端部が蓋体40の裏面に取付部41(図3参照)によって取り付けられている。すなわち、電気ケーブル50の先端部と蓋体40とが一体に形成されている。また、電気ケーブル50の先端には、ケーブル側コネクタ51a,51bとアース端子51cとが設けられている。
蓋体40は、横長の矩形状に形成されており、下辺の辺縁部には、後述する開口部30の係止用溝(第1被係合部)31に係止する下部フック(第1係合部)42が設けられている。また、蓋体40の上辺の辺縁部には、後述する開口部30の係止用溝(第2被係合部)32に係止する上部フック(第2係合部)43が設けられている。また、蓋体40の左右何れかの短辺、すなわち下部フック42および上部フック43が設けられる辺とは異なる一辺には、電気ケーブル50を外部に導出するために凹状に形成された蓋体側導出部(導出部)44が設けられている。蓋体40裏面には、1箇所にねじ挿通孔45aを有するねじ挿通用ボス45が立設されている。ねじ挿通用ボス45は、蓋体側導出部44の近傍であって、蓋体側導出部44よりも上辺側に配置されることが好ましい。
取付部41は、図5に示すように、結束バンド等の樹脂バンド41aによって電気ケーブル50を規定の締付力で結束し、樹脂バンド41aの一端部に設けられたねじ挿通孔41bにねじ部材70を挿通し、蓋体40の裏面に設けられたねじ受け部46にねじ込むことによって、電気ケーブル50を蓋体40の裏面に取り付けている。
また、蓋体側導出部44と取付部41(樹脂バンド41a)との間には、電気ケーブル50を両側から挟持して配線位置を決める位置決め部としての位置決めリブ48,48が対向配置されている。
尚、図2では、蓋体40の下辺に2つの下部フック42を間隔をおいて配置し、上辺のほぼ全領域に1つの上部フック43を設けている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、下部フック42および上部フック43の個数や形成領域は特に限定されるものではない。例えば、上辺に2つの上部フックを間隔をおいて配置し、下辺のほぼ全領域に1つの下部フックを設ける構成であってもよい。
また、蓋体40の同一辺(下辺もしくは上辺)に2つのフックを設ける場合、一方のフックは、蓋体側導出部44に対し対向している(該フックが設けられる辺に沿った方向において、蓋体側導出部44と該フックとが同位置に設けられている)構成とすることが好ましい。これにより、蓋体側導出部44より外部に導出される電気ケーブル50に引っ張り等の外力が掛かった場合であっても、蓋体側導出部44と対向配置されるフックによって、蓋体40が強固に保持される。
また、蓋体40の表面には、蓋体40を手で押してスライドさせることを容易にするため、凹凸部47が下部フック42の上方に設けられている。凹凸部47は、蓋体40のスライド方向と直交する方向において、下部フック42と同位置に設けられている。
一方、開口部30は、図6に示すように、横長の矩形状に形成されており、下辺の辺縁部には、蓋体40の下部フック42に対応する箇所に下部フック42を係止する係止用溝31が設けられている。開口部30の上辺の辺縁部には、蓋体40の上部フック43を係止する係止用溝32が設けられている。
また、装置本体2の内部には、開口部30に対向して回路基板60が配置されており、回路基板60の基板側コネクタ61a,61bが開口部30内に露出するように設けられている。
また、開口部30の内部領域では、装置本体2の内部に配置されている金属フレーム65に形成されたねじ孔66が対向配置されている。すなわち、金属フレーム65に形成されたねじ孔66は、蓋体40を開口部30に取り付けたとき、ねじ挿通用ボス45のねじ挿通孔45aと対峙するように配置されている。
なお、図6中の符号38は、電気ケーブル50の先端に設けられたアース端子51cを接続するアースねじである。また、開口部30の左側の辺縁部の略中央部には、電気ケーブル50を開口部30内から外部に導出(または外部から開口部30内に導入)するための凹状に形成(半すり鉢形状に形成)された開口側導出部39が形成されている。
次に、上記構成の蓋体40と開口部30とを用いたケーブル接続装置におけるケーブル接続手順について説明する。
まず、自動原稿送り装置3から導出された電気ケーブル50の先端部に蓋体40を取付部41にて取り付ける。すなわち、図5に示すように、樹脂バンド41aおよびねじ部材70を用いて電気ケーブル50を蓋体40の裏面に取り付け固定する。このとき、図3に示すように、蓋体側導出部44と樹脂バンド41aとの間に位置する電気ケーブル50は、位置決めリブ48,48間に挟み込むようにして、位置決めを行う。すなわち、蓋体40から外部に導出される電気ケーブル50が、蓋体側導出部44を通るように配線する。
次に、この状態で、電気ケーブル50の先端に設けられたケーブル側コネクタ51a,51bを基板側コネクタ61a,61bに接続する。また、電気ケーブル50の先端に設けられたアース端子51cをアースねじ38を用いて金属フレーム65に接続する。
次に、この状態で、蓋体40の下部フック42を開口部30の係止用溝31に上から係止し、この係止部を支点として蓋体40を開口部30側に押し込むようにして、蓋体40を開口部30に添設する。この作業段階において、蓋体40の上部フック43は、開口部30の上辺の辺縁部30bに接触することはない。また、電気ケーブル50は、略半円弧形状の蓋体側導出部44と、これに対向する略半円弧形状の開口側導出部39とで略円弧形状(または横長の楕円形状)に形成された導出部に沿って導出され、無理なく湾曲される。
また、蓋体40は下部にある係止部を支点として上部側を回動するように開口部30側に押し込まれるため、作業者は開口部30が蓋体40によって完全に閉じられる直前まで開口部30の内部を上方から見ることができる。このため、上記作業中において開口部30の内部でケーブルの線噛みが発生した場合には、作業者はそれを容易に発見し、ケーブルの線噛みを解消させることができる。
次に、この状態で、蓋体40を上方にスライド移動させる。これにより、蓋体40の上部フック43が開口部30の上辺の係止用溝32により係止される。また、蓋体40を上方にスライド移動させても、係止用溝31による蓋体40の下部フック42の係止が外れないよう、下部フック42は上下方向に十分な長さを有している。
蓋体40を上方にスライドさせ、蓋体40の下部フック42および上部フック43を係止させた状態の断面図を図7及び図8に示す。図7は図4に示すA−A断面図であり、図8はB−B断面図である。但し、電気ケーブル50については図示を省略している。
この状態では、図7に示すように、蓋体40のねじ挿通用ボス45の先端が、金属フレーム65に形成されたねじ孔66と対峙する。従って、この状態において、蓋体40の表面側から、ねじ挿通用ボス45のねじ挿通孔45aにねじ部材(締結部材)を挿通し、金属フレーム65のねじ孔66にねじ込んで固定することで、蓋体40を開口部30に固定する。すなわち、ここでは、ねじ挿通孔45aおよびねじ孔66が特許請求の範囲に記載の固定部となる。このように、ねじ部材によって蓋体40が開口部30に固定された後は、蓋体40のスライド移動が規制されるため、下部フック42および上部フック43の係止状態が外れることはない。
なお、電気ケーブル50の接続を取り外す場合は、上記と逆の手順で開口部30から蓋体40を取り外せばよい。
本実施形態の電気ケーブル接続装置によれば、例えば自動原稿送り装置3を装置本体2から取り外す場合、装置本体2の筐体背面2aに設けられている背面板2b(図1参照)を取り外すことなく、蓋体40のみを開口部30から取り外すことで、蓋体40に取り付けられている電気ケーブル50のケーブル側コネクタ51a,51bを基板側コネクタ61a,61bから容易に取り外すことができる。
また、電気ケーブル50は取付部41である樹脂バンド41aによって蓋体40に取り付けられているので、外部に露出している電気ケーブル50に何らかの外力が加わったとしても、その外力はまず蓋体40の取付部41である樹脂バンド41aに加わり、次に下部フック42および上部フック43による係止部に加わるので、ケーブル側コネクタ51a,51bと基板側コネクタ61a,61bとの接続部には直接加わることはない。従って、回路基板60や基板側コネクタ61a,61bが破損する心配はない
また、自動原稿送り装置3を装置本体2に搭載する場合も、電気ケーブル50に蓋体40が取り付けられた自動原稿送り装置3を装置本体2に搭載し、この後、蓋体40付きのケーブル側コネクタ51a,51bを基板側コネクタ61a,61bに接続して、蓋体40を開口部30に取り付け固定するだけでよいので、取り付け作業も簡単である。
また、上記接続手順では、蓋体40を開口部30に取り付けるだけで、電気ケーブル50も固定することができる。すなわち、ケーブル側コネクタ51a,51bを基板側コネクタ61a,61bに接続した後、電気ケーブル50を装置本体2に取り付ける工程を省くことができるため、その分、接続工程を簡略化することができる。
本実施形態では、蓋体40を開口部30に取り付け固定する取付部として、下部フック42および上部フック43とねじ挿通用ボス45との組み合わせとしている。そして、下部フック42および上部フック43を係止した後、ねじ固定は蓋体40のスライド移動を規制するのみなので、ねじ挿通用ボス45は1箇所でよく、開口部30への蓋体40の取り付け作業が簡単になる。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1では、電気ケーブル50を樹脂バンド41aによって蓋体40に取り付け、蓋体40を開口部30に取り付け固定することで、電気ケーブル50も固定される構造となっている。これに対し、本実施の形態2では、これとは異なる方法で電気ケーブル50の固定を行う方法を示す。本実施の形態2における電気ケーブル50の固定方法を図9(a)〜(c)を参照して説明する。
図9(a)に示すように、電気ケーブル50の端部付近には、2つの樹脂バンド41a・41aが近接して取り付けられる。樹脂バンド41a・41aとしては、例えば、結束バンド等が規定の締付力で取り付けられる。また、図9(b)に示すように、蓋体40の蓋体側導出部44には、リブ44aが形成される。
電気ケーブル50および蓋体40を画像形成装置本体2に取り付ける際には、図9(c)に示すように、リブ44aが2つの樹脂バンド41a・41aの間に配置されるようにする。これにより、電気ケーブル50に固定された樹脂バンド41a・41aがリブ44aに当接することにより、装置の外側および内側の両方に電気ケーブル50の移動が規制される。
〔実施の形態3〕
上記実施の形態1,2では、自動原稿送り装置3の背面側から外部に導出された電気ケーブル50を装置本体2に接続するために、装置本体2に開口部30および蓋体40を設ける構成を例示したが、自動原稿送り装置3に開口部30および蓋体40を設けてもよい。すなわち、自動原稿送り装置3に電気ケーブル50を接続するために、本発明の電気ケーブル接続装置を適用しても良い。この場合は、自動原稿送り装置3が請求項に記載の第1装置に相当し、画像形成装置本体2が請求項に記載の第2装置に相当する。
また、上記実施形態1〜3では、本発明を画像形成装置に適用した場合について説明しているが、画像形成装置に限定されるものではなく、第1装置と第2装置とが外部に導出された出力ケーブルによって電気的に接続される構成の全ての装置に適用可能である。
すなわち、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体(第1装置)
3 自動原稿送り装置(第2装置)
30 開口部
31 係止用溝(第1被係合部)
32 係止用溝(第2被係合部)
40 蓋体
41 取付部
42 下部フック(第1係合部)
43 上部フック(第2係合部)
44 蓋体側導出部(導出部)
45 ねじ挿通用ボス
45a ねじ挿通孔(固定部)
50 電気ケーブル
51a,51b ケーブル側コネクタ
51c アース端子
60 回路基板
61a,61b 基板側コネクタ
66 ねじ孔(固定部)

Claims (6)

  1. 第1装置と第2装置とを備え、前記第2装置から導出された電気ケーブルの先端に設けられたケーブル側コネクタが、前記第1装置の回路基板に設けられた基板側コネクタに接続される構成の電気ケーブル接続装置であって、
    前記第1装置の筐体の前記基板側コネクタに対向する箇所に設けられた開口部と、
    前記電気ケーブルを外部に導出しながら、前記開口部を閉塞する蓋体とを備え、
    前記蓋体は、互いに対向する辺にそれぞれ形成された第1係合部および第2係合部を有しており、
    前記開口部の縁部には、前記蓋体の前記第1係合部および前記第2係合部がそれぞれ係合する第1被係合部および第2被係合部が形成されており、
    前記第1係合部が前記第1被係合部に係止され、かつ、前記蓋体が前記開口部を閉塞ししている状態から、前記蓋体を前記第1係合部から前記第2係合部に向かう方向にスライドさせることで、前記第1係合部および前記第2係合部のそれぞれが前記第1被係合部および前記第2被係合部に係止される状態となる構成であることを特徴とする電気ケーブル接続装置。
  2. 請求項1に記載の電気ケーブル接続装置であって、
    前記蓋体は、下辺に前記第1係合部を有し、上辺に前記第2係合部を有していることを特徴とする電気ケーブル接続装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気ケーブル接続装置であって、
    前記蓋体は、前記電気ケーブルを導出する導出部を備え、前記導出部の近傍に単一の締結部材により前記蓋体を前記第1装置に固定する固定部が設けられていることを特徴とする電気ケーブル接続装置。
  4. 請求項3に記載の電気ケーブル接続装置であって、
    前記蓋体は、前記第1係合部および前記第2係合部が設けられる辺とは異なる一辺に前記導出部を設け、前記一辺の近傍に前記固定部を設けていることを特徴とする電気ケーブル接続装置。
  5. 画像形成装置本体と自動原稿送り装置とにより構成された画像形成装置であって、
    前記画像形成装置本体と前記自動原稿送り装置との接続に、請求項1から4の何れか一項に記載の電気ケーブル接続装置を用いていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 第1装置と第2装置とを備える電気ケーブル接続装置において、前記第2装置から導出された電気ケーブルの先端に設けられたケーブル側コネクタを、前記第1装置の回路基板に設けられた基板側コネクタに接続させる電気ケーブル接続方法であって、
    前記電気ケーブル接続装置は、
    前記第1装置の筐体の前記基板側コネクタに対向する箇所に設けられた開口部と、
    前記電気ケーブルを外部に導出しながら、前記開口部を閉塞する蓋体とを備えており、
    前記蓋体は、互いに対向する辺にそれぞれ形成された第1係合部および第2係合部を有しており、
    前記開口部の縁部には、前記蓋体の前記第1係合部および前記第2係合部がそれぞれ係合する第1被係合部および第2被係合部が形成されており、
    前記第1係合部が前記第1被係合部に係止され、かつ、前記蓋体が前記開口部を閉塞ししている状態から、前記蓋体を前記第1係合部から前記第2係合部に向かう方向にスライドさせることで、前記第1係合部および前記第2係合部のそれぞれを前記第1被係合部および前記第2被係合部に係止させることを特徴とする電気ケーブル接続方法。
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