JP6097634B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ装置に関する。
FFC(フレキシブルフラットケーブル)等の可撓性を有した平形ケーブルが接続されるコネクタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7に示したコネクタ501は、コネクタ501の上面側が、導電性材料から形成されたアクチュエータ503のシールド板505及びシールドシェル507によって覆われている。アクチュエータ503は、その回転軸に沿って延びるカム軸509を有している。カム軸509には、コンタクト511の中でフロントコンタクト513及びリアコンタクト515に対応した位置にカム517が形成されている。カム517は、アクチュエータ503の回動中心に対して偏心している。
カム517は、アクチュエータ503のレバー部519をハウジング521に対して立てた状態で、フロントコンタクト513及びリアコンタクト515を開放し、ハウジング521への平形ケーブル523の挿入が可能となる。立てた状態からレバー部519を回動操作して倒すと、カム517が回動し、アクチュエータ503の下面が平形ケーブル523を介してコンタクト511を押圧する。そこで、レバー部519の回動操作により、コンタクト511が開放状態から平形ケーブル523をコンタクト511でクランプしたクランプ状態に切り替えられる。
アクチュエータ503には、金属等の導電性材料からなるシールド板505が内蔵されている。シールド板505は、アクチュエータ503の成形時に一体成形される。シールド板505は、アクチュエータ503を閉状態としたときに、アクチュエータ503の前端部から後端部近傍までの範囲を覆う。シールド板505は、アクチュエータ503を閉状態としたときに、アクチュエータ503の下面に露出する接触部525を有する。シールド板505は、アクチュエータ503を閉状態としたときに、平形ケーブル523の上面を接触部525によって押圧する。また、シールド板505の幅方向両端部に接点片527が形成されている。平形ケーブル523をクランプしている状態で、接点片527は、ペグ529の係止孔531に挿入され、係止孔531の内壁と接触し、シールド板505とペグ529とを電気的に接続させる。
コネクタ501は、平形ケーブル523のシールド層とプリント配線板(回路基板)533の接地パターンとが、アクチュエータ503のシールド板505、シールドコンタクト535及びシールドシェル507を介して、或いは、アクチュエータ503のシールド板505とペグ529を介して、電気的に接続される。
特開2010−61927号公報
しかしながら、平形ケーブル523をプリント配線板533に電気的に接続するためにプリント配線板533に表面実装される上記構成のコネクタ501は、平形ケーブル523をクランプするアクチュエータ503がカム517によってロックされるが、ロック保持力が十分とは云えない。
また、雌雄コネクタハウジングからなるコネクタ装置の場合、雌雄コネクタハウジング間にロック係止部を設けて、雌雄コネクタ相互のコネクタ嵌合力を保持するが、平形ケーブルを接続するコネクタ装置はコネクタ幅が広いため複数のロック係止部をコネクタの幅方向両端に設けなければならず、コネクタ装置が大型化するという問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、大型化することなくコネクタ嵌合保持力を向上させることができるコネクタ装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) シールド電線が接続された電線側コネクタと、回路基板に表面実装された基板側コネクタとがコネクタ嵌合されるコネクタ装置であって、前記電線側コネクタが、前記シールド電線の導体に電気的に接続される電線側端子を収容保持する電線側ハウジングと、前記シールド電線の先端部に露出したシールド部を前記電線側ハウジングに固定した金属プレートとの間で挟持する電線挟持部材と、を有し、前記基板側コネクタが、前記電線側端子にそれぞれ電気的に接続される基板側端子を収容保持する基板側ハウジングと、前記基板側ハウジングに固定されて前記基板側ハウジングを前記回路基板に保持固定すると共に前記回路基板のアース回路に電気的に接続される固定金具と、を有し、コネクタ嵌合時には、前記電線側ハウジングと前記基板側ハウジングとの間に設けた第1ロック係止部が係止されると共に、前記金属プレートと前記固定金具との間に設けた第2ロック係止部が係止されることを特徴とするコネクタ装置。
上記(1)の構成のコネクタ装置によれば、電線側コネクタと基板側コネクタとのコネクタ嵌合時には、電線側ハウジングと基板側ハウジングとの間に設けた第1ロック係止部と、金属プレートと固定金具との間に設けた第2ロック係止部とが、同時に係止されて二重係止となる。そこで、上記構成のコネクタ装置は、コネクタ嵌合保持力が向上する。
また、第2ロック係止部が、電線側ハウジングに固定された金属プレートと回路基板及び基板側ハウジングに固定された固定金具との間に設けられるので、電線側ハウジングと基板側ハウジングとの間には第1ロック係止部を1箇所だけを設ければよい。そこで、上記構成のコネクタ装置は、電線側ハウジングと基板側ハウジングとの間に複数のロック係止部をコネクタの幅方向両端に設けていた従来のコネクタ装置に比べて、小型化することができる。
(2) 上記(1)の構成のコネクタ装置であって、前記第1ロック係止部が、前記基板側ハウジング及び前記電線側ハウジングのコネクタ幅方向の中央部1箇所に設けられ、前記第2ロック係止部が、前記基板側ハウジング及び前記電線側ハウジングのコネクタ幅方向の両端部2箇所に設けられることを特徴とするコネクタ装置。
上記(2)の構成のコネクタ装置によれば、基板側ハウジングと電線側ハウジングは、第1ロック係止部と第2ロック係止部とによって三点支持にて固定されるので、がたつきが生じることのない高いコネクタ嵌合保持力を得ることができる。
(3) 上記(1)又は(2)の構成のコネクタ装置であって、前記電線側コネクタが、前記シールド部を挟持した前記電線挟持部材との間で前記シールド電線のシース部で覆われた部分を挟持する電線シースカバーを備えることを特徴とするコネクタ装置。
上記(3)の構成のコネクタ装置によれば、前記電線側端子が接続された先端部よりも後方のシース部で覆われた部分のシールド電線が、電線挟持部材と電線シースカバーとで挟持されるので、シールド電線に作用した張力がシールド電線の導体と電線側端子との導体接触部に作用する虞がない。そこで、シールド電線の端部に接続された電線側コネクタの接続信頼性を高めることができる。
本発明に係るコネクタ装置によれば、大型化することなくコネクタ嵌合保持力を向上させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタ装置の斜視図である。 図1に示したコネクタ装置の分解斜視図である。 信号ライン、シールド部が露出したシールド電線における先端部の斜視図である。 (a)は図1に示した電線側コネクタの部分断面斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。 (a)図1に示したコネクタ装置の側面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 図2に示した固定金具と金属プレートの接続状態を説明する斜視図である。 (a)は従来のコネクタをシールド電線と共に表した斜視図、(b)は(a)に示したコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るコネクタ装置11は、ECU等の機器に収容される回路基板21に表面実装される基板側コネクタ13と、平型ケーブルであるフラットシールド電線(シールド電線)15に固定されてこの基板側コネクタ13と嵌合する電線側コネクタ17とに大別構成される。
図2に示すように、基板側コネクタ13は、導出された複数の基板側端子19が図1に示した回路基板21のスルーホール69に半田付けされる。この基板側コネクタ13に嵌合される電線側コネクタ17は、複数部材が嵌合方向に組み付けられて一体に構成されている。
基板側コネクタ13と分離された電線側コネクタ17は、金属プレート23の一部分(後述のU字状両端突出片25)が、電線側コネクタ17の嵌合方向の前方に向かって、両側から突出されている。この金属プレート23は、後述するように、電線側コネクタ17が取り付けられるフラットシールド電線15のシールド部27(図4参照)に接続される。なお、本明細書中、基板側コネクタ13及び電線側コネクタ17は、それぞれの嵌合側を「前」として説明する。
本実施形態の電線側コネクタ17は、合成樹脂製の電線側ハウジング29を有する。電線側コネクタ17は、電線側ハウジング29の後端面127に、電線挟持部材31が装着される。つまり、電線側コネクタ17は、電線側ハウジング29と、金属プレート23と、電線挟持部材31とが、図1に示す下側から上側に積層して組み付けられている。
電線挟持部材31には、電線シースカバー33が両側一対のヒンジ部35を介して接続されている。一対のヒンジ部35の間には、フラットシールド電線15が挿通される。ヒンジ部35の間に挿通されたフラットシールド電線15は、電線シースカバー33がヒンジ部35によって回転されることで、電線挟持部材31と電線シースカバー33とによって挟持される。電線シースカバー33は、フラットシールド電線15を挟持した状態で、両側のカバー側係止突起37が、挟持部材側係止部39に係止されて、電線巻き付け部119に固定される。
そして、電線挟持部材31は、図4に示すように、フラットシールド電線15の先端部41に露出したシールド部27を、電線側ハウジング29に固定した金属プレート23との間で電線幅方向(コネクタ幅方向)に沿って挟持する。更に、シールド部27を挟持されたフラットシールド電線15のシース部43は、電線挟持部材31と電線シースカバー33の間で、電線幅方向に沿って挟持される。
電線側ハウジング29の一外側面(図2中、上面)には、基板側ハウジング53の一外側面(図2中、上面)に突設されたロック係止突起55と共に第1ロック係止部57を構成するロックアーム45が設けられている(図1参照)。
ロックアーム45は、中央部がアーム支持部47によって電線側ハウジング29に支持され、アーム支持部47を中心に揺動自在となる。ロックアーム45は、前側にアーム側係止部49が形成され、後側に押下操作部51が形成される。ロックアーム45は、電線側ハウジング29と基板側ハウジング53が嵌合されると、アーム側係止部49が、基板側ハウジング53の一外正面に突設されたロック係止突起55を係止する。これにより、電線側ハウジング29と基板側ハウジング53は、第1ロック係止部57により離脱が規制されてロック状態となる。ロックアーム45は、押下操作部51が押下されると、アーム支持部47を中心に揺動し、アーム側係止部49がロック係止突起55から係止解除されるので、電線側ハウジング29と基板側ハウジング53の離脱が可能になる。
基板側コネクタ13は、合成樹脂製の基板側ハウジング53に、複数の基板側端子19が圧入により装着されている。本実施形態において、基板側端子19は、オス端子となる。従って、電線側コネクタ17に装着される端子である電線側端子59は、メス端子となる。
基板側端子19は、前方から電気接触タブ61と、圧入部63と、リード部65と、が後方に向かって直線状に連設されている。また、基板側端子19は、基板側ハウジング53の後方に開口する基板端子挿入開口部67に電気接触タブ61側から挿入されることで、圧入部63が離脱規制されて基板側ハウジング53に装着される。装着された基板側端子19は、リード部65が基板側ハウジング53の後方から導出され、このリード部65が回路基板21のスルーホール69(図1参照)に挿入されて半田付けされる。
基板側ハウジング53の両側後方には、基板側端子19の並び方向に直交する方向に延在する基板当接部71が一体に形成されている。基板当接部71の外側面には、嵌合方向に延びるペグ装着溝73が形成されている。ペグ装着溝73には、略短冊状に形成された導電金属製の固定金具であるペグ75が挿入される。
挿入されたペグ75は、両側縁から突出したペグ係止爪77を係止させることによってペグ装着溝73に圧入固定される。ペグ75には、回路基板21との半田付け時に固定強度を高めるため、ペグ突出端79に透孔81が穿設されている。また、ペグ75には、ペグ75を基板側ハウジング53の外側面から離間させるための離間突起83(図2参照)と、金属プレート23のU字状両端突出片25が係合するペグ凸部85(図5参照)と、が設けられている。
ペグ装着溝73に固定されたペグ75は、透孔81側のペグ突出端79が基板当接部71から回路基板21に向かって突出される一方、ペグ凸部85側がペグ装着溝73に配置される。基板当接部71から突出したペグ突出端79は、回路基板21に穿設されるペグ固定孔87(図5(c)参照)に挿入されて半田付けされる。即ち、ペグ75は、基板側ハウジング53に固定され、基板側ハウジング53を回路基板21に保持固定すると共に、回路基板21のアース回路89に電気的に接続される。
本実施形態の電線側コネクタ17は、電線側ハウジング29に、電線側端子59が装着される。電線側ハウジング29に装着された電線側端子59は、電線側ハウジング嵌合先端面91(図4参照)に開口される端子受入口93から進入する基板側コネクタ13の電気接触タブ61に、電気接触箱部95が接触する。電線側端子59は、電気接触箱部95が電線側ハウジング29の内方に設けられた不図示のランスに係止されて、離脱規制されて電線側ハウジング29に装着される。電線側端子59は、電気接触箱部95の後方に圧接刃97が連設されている。この圧接刃97は、フラットシールド電線15の信号ライン99(図5参照)の内部被覆を切り裂いて導体(不図示)と接続される。即ち、電線側ハウジング29は、フラットシールド電線15の各導体に接続される電線側端子59を収容保持している。
電線側ハウジング嵌合先端面91の周囲には、基板側ハウジング53のフード部101(図2参照)を挿入するフード挿入溝部103(図4参照)が形成される。電線側ハウジング29の両側前方には、係合ブロック部105(図2参照)が一体に形成されている。係合ブロック部105は、基板側コネクタ13と電線側コネクタ17との嵌合時、基板当接部71に当接する。それぞれの係合ブロック部105には、前後方向に貫通するプレート貫通孔107が穿設されている。このプレート貫通孔107には、金属プレート23のU字状両端突出片25が挿入され、挿入されたU字状両端突出片25が、係合ブロック部105の内方に配置される。
金属プレート23は、帯状金属板の両側を一方の面側に同一長さで垂直に折り曲げたU字状に形成される。その折り曲げられた両端側がU字状両端突出片25となる。それぞれのU字状両端突出片25には、プレート貫通孔107に圧入係合するプレート側係止突起109と、ペグ凸部85に係合するプレート凹部111と、が形成されている。そこで、金属プレート23のプレート凹部111が、ペグ75のペグ凸部85と共に第2ロック係止部113(図5参照)を構成している。プレート凹部111は、透孔であっても、有底凹部の何れであってもよい。プレート凹部111の形状は限定されないが、ペグ凸部85とがたつきのない嵌着が得られる形状であることが好ましい。例えば、プレート凹部111及びペグ凸部85の形状は、円形状とするよりも、四角形状とすることが好ましい。これにより、U字状両端突出片25の面に垂直な回転中心軸回りの金属プレート23の回転を規制することが可能となる。
金属プレート23は、両側のU字状両端突出片25の間が、シールド板部115(図6参照)となる。このシールド板部115は、金属プレート23が電線側ハウジング29に固定された状態で、電線側ハウジング29に装着された電線側端子59に接続されたフラットシールド電線14の先端部41の後方側を覆って挟持するように配置される。なお、電線側端子59の圧接刃97は、このシールド板部115に接触することなく、シールド板部115を迂回して後方へ突出される。
金属プレート23が装着された電線側ハウジング29の後方には、電線挟持部材31が装着される。電線側ハウジング29の係合ブロック部105には電線挟持部材固定溝117(図2参照)が外側面に凹設されている。電線挟持部材31は、直方体状の電線巻き付け部119の両側に係止枠部121が、係合ブロック部105に向かって突出されている。電線挟持部材31は、電線巻き付け部119が金属プレート23のシールド板部115に当接した状態で、係止枠部121が電線挟持部材固定溝117の挟持部材固定突起123に係止されて、電線側ハウジング29に固定される。
このシールド板部115と電線巻き付け部119との間には、図4に示すように、フラットシールド電線15のシールド部27が挟持されることになる。即ち、電線挟持部材31は、フラットシールド電線15の先端部41に露出したシールド部27を電線側ハウジング29に固定した金属プレート23との間で挟持する。
上記のように、電線挟持部材31は、フラットシールド電線15の先端部41に露出したシールド部27を、電線側ハウジング29の後方に固定した金属プレート23との間で電線幅方向に沿って挟持する。
図4(b)に示すように、電線側ハウジング29の後端面127と電線挟持部材31との挟持間隙から導出されたフラットシールド電線15は、電線挟持部材31の電線シースカバー側面(図4の下側側面)129に沿って略直角に曲げられて導出された後、電線シースカバー33によって挟持される。電線シースカバー33は、フラットシールド電線15を挟持した状態で、両側のカバー側係止突起37が、挟持部材側係止部39に係止されて、電線側ハウジング29に固定される。そこで、電線巻き付け部119と電線シースカバー33との間では、シース部43で覆われた部分のフラットシールド電線15が挟持される(図4参照)。
電線挟持部材31の電線シースカバー側面129に沿うようにして電線側ハウジング29の後端面127と電線挟持部材31との挟持間隙から導出されたフラットシールド電線15は、図3に示すように、L字状に屈曲される。屈曲されたフラットシールド電線15の先端部41は、シース部43が除去されてアルミ箔等からなるシールド部27が露出されている。先端部41は、更にシールド部27が除去され、複数の平行導体が内部被覆によって覆われた複数の信号ライン99が導出される。
シールド部27は、電線側ハウジング29に装着された金属プレート23のシールド板部115に後方から接触し、その後方から電線挟持部材31によって押圧されて挟まれる。これにより、シールド部27と金属プレート23とが導通される。シールド部27からは複数の信号ライン99(図5参照)が導出され、それぞれの信号ライン99は対応する圧接刃97によって内部被覆が切り裂かれて導体が対応の電線側端子59に導通される。
電線側コネクタ17は、基板側コネクタ13との嵌合直前で、基板側コネクタ13のフード部101が、フード挿入溝部103に挿入され、コネクタ相互の相対位置が位置決めされる。この位置決め状態で、電線側コネクタ17から突出した一対のU字状両端突出片25は、基板側コネクタ13の一対のペグ75の外側に近接して配置される。
それぞれのU字状両端突出片25の先端内側には傾斜面で形成された拾い代125(図5参照)が設けられている。また、U字状両端突出片25は、内外方向に規制がないので、同方向にはフリーに移動できる。これにより、金属プレート23のU字状両端突出片25は、ペグ75との接触方向に沿って弾性変形可能とされている。
従って、嵌合開始から嵌合が進んだU字状両端突出片25は、拾い代125がペグ75に当接して外側へ弾性変形して撓み、ペグ75の外面に摺接しながら所定位置までスライドされる。所定位置までスライドされたU字状両端突出片25は、ペグ凸部85にプレート凹部111が嵌合して確実な接触状態となってロックされる。
次に、上記構成を有するコネクタ装置11の作用を説明する。
本実施形態のコネクタ装置11では、電線側ハウジング29に電線側端子59が収容される。電線側端子59は、圧接刃97が電線側ハウジング29の後端面127(図4参照)から後方に向かって略垂直に突出される。電線側ハウジング29の後端面127には、フラットシールド電線15の先端部41が平行に接する。この先端部41は、シース部43が除去されてシールド部27が露出している。フラットシールド電線15の先端側は、圧接刃97の近傍で更にシールド部27が除去されている。フラットシールド電線15は、シールド部27が除去されて露出した内部被覆が、圧接刃97によって切り裂かれることで、内方の導体が電線側端子59と導通する。
電線側ハウジング29の後端面127と平行に配置されているシールド部27は、電線側ハウジング29の後端面127に固定した金属プレート23と電線挟持部材31との間で挟持されることによって、金属プレート23に電気的に接続された状態となる。そして。電線側ハウジング29の後端面127と電線挟持部材31との挟持間隙から導出されたフラットシールド電線15は、電線巻き付け部119の電線シースカバー側面129(図4参照)に沿って略直角に曲げられて後方へ導出される。これにより、フラットシールド電線15には屈曲部131が形成される。電線挟持部材31は、電線巻き付け部119にフラットシールド電線15を巻き付けることで、フラットシールド電線15に作用した張力を摩擦によって支持し、電線側端子59との導体接触部に、外力が作用しないようにしている。
本実施形態のコネクタ装置11では、基板側ハウジング53のコネクタ幅方向における両側面に固定された一対のペグ75が、回路基板21に半田付けされることで、基板側コネクタ13を回路基板21に固定している。
また、ペグ75は、この際の半田付けにより、回路基板21のアース回路89に導通される。ペグ75は、コネクタ嵌合時、フラットシールド電線15のシールド部27と導通した金属プレート23と接触することで、回路基板21のアース回路89をフラットシールド電線15のシールド部27に接続する。
更に、ペグ75は、金属プレート23のプレート凹部111との接触部にペグ凸部85を設けて嵌合構造とした第2ロック係止部113を構成することで、金属部材同士の高い固定強度を利用し、基板側コネクタ13と電線側コネクタ17との嵌合を保持する。
即ち、本実施形態に係る基板側コネクタ13と電線側コネクタ17とのコネクタ嵌合時には、基板側ハウジング53と電線側ハウジング29との間に設けたロックアーム式の第1ロック係止部57(図1参照)と、金属プレート23とペグ75との間に設けた第2ロック係止部113(図6参照)とが、同時に係止されて二重係止となる。そこで、本実施形態に係るコネクタ装置11は、コネクタ嵌合保持力が向上する。
また、第2ロック係止部113が、電線側ハウジング29に固定された金属プレート23と回路基板21及び基板側ハウジング53に固定されたペグ75との間に設けられるので、電線側ハウジング29と基板側ハウジング53との間には第1ロック係止部57を1箇所だけを設ければよい。そこで、上記構成のコネクタ装置11は、電線側ハウジングと基板側ハウジングとの間に複数のロック係止部をコネクタの幅方向両端に設けていた従来のコネクタ装置に比べて、小型化することができる。
本実施形態のコネクタ装置11は、第1ロック係止部57が、基板側ハウジング53及び電線側ハウジング29の一外側面におけるコネクタ幅方向の中央部1箇所で双方をロックし、第2ロック係止部113が、基板側ハウジング53及び電線側ハウジング29のコネクタ幅方向の両端部2箇所に設けられたペグ75と金属プレート23とをロックしている。即ち、基板側ハウジング53と電線側ハウジング29は、第1ロック係止部57と第2ロック係止部113とによって三点支持にて固定されるので、がたつきの生じることのない高いコネクタ嵌合保持力を得ることができる。
また、本実施形態の金属プレート23はU字状に形成されて、U字状両端突出片25が電線側ハウジング29を後方から囲み、U字状両側の一対の突出先端側が電線側ハウジング29の両側方に穿設されたプレート貫通孔107に挿入され、このプレート貫通孔107内でペグ75に係止される。これにより、図5(b),(c)に示すように、第2ロック係止部113は、電線側ハウジング29に覆われた状態となり、不用意に解除されることがない信頼性の高いロックが可能となる。
また、本実施形態に係るコネクタ装置11では、電線側端子59が接続された先端部41よりも後方のシース部43で覆われた部分の電線側ハウジング29と電線挟持部材31との挟持間隙から導出されたフラットシールド電線15が、電線シースカバー側面129に沿って略直角に曲げられて導出された後、電線シースカバー33によって挟持されている。そこで、フラットシールド電線15に作用した張力がフラットシールド電線15の導体と電線側端子59との導体接触部に作用する虞がない。そこで、フラットシールド電線14の端部に接続された電線側コネクタ17の接続信頼性を高めることができる。
従って、本実施形態に係るコネクタ装置11によれば、大型化することなくコネクタ嵌合保持力を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…コネクタ装置
13…基板側コネクタ
15…フラットシールド電線(シールド電線)
17…電線側コネクタ
19…基板側端子
21…回路基板
23…金属プレート
27…シールド部
29…電線側ハウジング
31…電線挟持部材
33…電線シースカバー
41…先端部
43…シース部
45…ロックアーム
53…基板側ハウジング
55…ロック係止突起
57…第1ロック係止部
59…電線側端子
75…ペグ(固定金具)
85…ペグ凸部
89…アース回路
111…プレート凹部
113…第2ロック係止部

Claims (3)

  1. シールド電線が接続された電線側コネクタと、回路基板に表面実装された基板側コネクタとがコネクタ嵌合されるコネクタ装置であって、
    前記電線側コネクタが、前記シールド電線の導体に電気的に接続される電線側端子を収容保持する電線側ハウジングと、前記シールド電線の先端部に露出したシールド部を前記電線側ハウジングに固定した金属プレートとの間で挟持する電線挟持部材と、を有し、
    前記基板側コネクタが、前記電線側端子にそれぞれ電気的に接続される基板側端子を収容保持する基板側ハウジングと、前記基板側ハウジングに固定されて前記基板側ハウジングを前記回路基板に保持固定すると共に前記回路基板のアース回路に電気的に接続される固定金具と、を有し、
    コネクタ嵌合時には、前記電線側ハウジングと前記基板側ハウジングとの間に設けた第1ロック係止部が係止されると共に、前記金属プレートと前記固定金具との間に設けた第2ロック係止部が係止されることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記第1ロック係止部が、前記基板側ハウジング及び前記電線側ハウジングのコネクタ幅方向の中央部1箇所に設けられ、
    前記第2ロック係止部が、前記基板側ハウジング及び前記電線側ハウジングのコネクタ幅方向の両端部2箇所に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記電線側コネクタが、前記シールド部を挟持した前記電線挟持部材との間で前記シールド電線のシース部で覆われた部分を挟持する電線シースカバーを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
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