JP2007234533A - フレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構造で確実にフレキシブルプリント配線板の先端部分を雄ハウジングに固定できるようにする。
【解決手段】フレキシブルプリント配線板1を固定した雄ハウジング3と、電線6を固定した雌ハウジング8の嵌合によって、前記フレキシブルプリント配線板と電線とを中継接続するフレキシブルプリント配線板用コネクタにおいて、フレキシブルプリント配線板1の先端部分に取り付ける補強板2の側面に、凸部2aと可撓変形部2bとからなる突起係合部を形成しておき、可撓変形部2bの圧縮変形によって凸部2aを押込めた状態でフレキシブルプリント配線板1の先端部分を雄ハウジング内に挿入するとともに、可撓変形部2bの圧縮変形によって押込めた状態の凸部2が雄ハウジング3の内壁に形成した凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形を解除して凸部2aを凹部3aに係合させ、フレキシブルプリント配線板の先端部分を雄ハウジングに固定する。
【選択図】図3
【解決手段】フレキシブルプリント配線板1を固定した雄ハウジング3と、電線6を固定した雌ハウジング8の嵌合によって、前記フレキシブルプリント配線板と電線とを中継接続するフレキシブルプリント配線板用コネクタにおいて、フレキシブルプリント配線板1の先端部分に取り付ける補強板2の側面に、凸部2aと可撓変形部2bとからなる突起係合部を形成しておき、可撓変形部2bの圧縮変形によって凸部2aを押込めた状態でフレキシブルプリント配線板1の先端部分を雄ハウジング内に挿入するとともに、可撓変形部2bの圧縮変形によって押込めた状態の凸部2が雄ハウジング3の内壁に形成した凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形を解除して凸部2aを凹部3aに係合させ、フレキシブルプリント配線板の先端部分を雄ハウジングに固定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合によって、フレキシブルプリント配線板と電線とを中継接続するフレキシブルプリント配線板用コネクタにおいて、フレキシブルプリント配線板の先端部分を雄ハウジングに固定するためのフレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造に関する。
電装品が搭載されたインスツルメントパネル,センターコンソール,ドアといったモジュールにフレキシブルプリント配線板(以下、FPCという)を適用し、このモジュール内でFPCと前記電装品と接続する場合、もともと電装品はワイヤハーネス用(電線用)のコネクタが結合される構造となっているので、これと構造を一致させたFPC専用のコネクタを新規に起こさねばならず、これがコストアップとなっていた。そこで、FPCと電線を中継接続し、電装品と電気的に接続する必要がある。
図4は、FPC1と電線6とを中継接続するFPC用コネクタ100を示す図である。
図4に示すように、雄ハウジング3と雌ハウジング8の嵌合によってFPC1と電線6を中継接続するFPC用コネクタ100では、雄ハウジング3にFPC1を固定するとともに、雌ハウジング8に電線を固定する。
雄ハウジング3内には、挿入口31から挿入されたFPC1の先端部分を水平に支持する支持板4が形成されている。なお、前記雄ハウジング3に固定されるFPC1の表面には導体パターン1aを保護するために絶縁層1bが被覆されるとともに、電線6との導通性を図るためにFPC先端では導体パターン1aが露出している。
雌ハウジング8内には、雌雄ハウジングを嵌合したときに、雄ハウジング3の支持板4に支持されているFPC先端の露出している導体パターン1aに圧接される金具(ターミナル)7が固定されている。
そして雌ハウジング内の金具(ターミナル)7に電線6の導体部分を取り付けることによって、前記雄雌ハウジング3,8を嵌合したときに、電線6を取り付けた金具(ターミナル)7が、FPC1の導体パターン1aに圧接し、FPC1と電線6とが導通する。
なお従来技術によるFPC用コネクタ100では、雄ハウジング3の挿入口31付近に突起部材5を形成するとともに、FPC1に前記突起部材5が係合する開口孔1cを形成しておき、前記突起部材5と開口孔1cとの係合によって、雄ハウジング3にFPC1を固定していた。(例えば、特許文献1を参照)
実開平1−161583(図2)
図4に示すように、雄ハウジング3と雌ハウジング8の嵌合によってFPC1と電線6を中継接続するFPC用コネクタ100では、雄ハウジング3にFPC1を固定するとともに、雌ハウジング8に電線を固定する。
雄ハウジング3内には、挿入口31から挿入されたFPC1の先端部分を水平に支持する支持板4が形成されている。なお、前記雄ハウジング3に固定されるFPC1の表面には導体パターン1aを保護するために絶縁層1bが被覆されるとともに、電線6との導通性を図るためにFPC先端では導体パターン1aが露出している。
雌ハウジング8内には、雌雄ハウジングを嵌合したときに、雄ハウジング3の支持板4に支持されているFPC先端の露出している導体パターン1aに圧接される金具(ターミナル)7が固定されている。
そして雌ハウジング内の金具(ターミナル)7に電線6の導体部分を取り付けることによって、前記雄雌ハウジング3,8を嵌合したときに、電線6を取り付けた金具(ターミナル)7が、FPC1の導体パターン1aに圧接し、FPC1と電線6とが導通する。
なお従来技術によるFPC用コネクタ100では、雄ハウジング3の挿入口31付近に突起部材5を形成するとともに、FPC1に前記突起部材5が係合する開口孔1cを形成しておき、前記突起部材5と開口孔1cとの係合によって、雄ハウジング3にFPC1を固定していた。(例えば、特許文献1を参照)
しかしながら、雄ハウジングの突起部材5とFPC1の開口孔1cとの係合によって雄ハウジングとFPCとを固定したFPC用コネクタの取付構造では、FPC1が外力によって上下に動くと、当該FPC1の開口孔1c内から突起部材5が外れてしまっていた。つまり雄コネクタ3とFPC1の固定が不十分であるため、引張力がかかると抜け易いといった問題点があった。
そこで、本発明は、簡素な構造で確実にFPCを雄ハウジングに固定できるFPC用コネクタの取付構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、FPCを固定した雄ハウジングと、電線を固定した雌ハウジングの嵌合によって、前記FPCと電線とを中継接続するFPC用コネクタにおいて、FPCの先端部分に取り付ける補強板の側面に、凸部と可撓変形部とからなる突起係合部を形成しておき、可撓変形部の圧縮変形によって凸部を押込めた状態でFPCの先端部分を雄ハウジング内に挿入するとともに、可撓変形部の圧縮変形によって押込めた状態の凸部が雄ハウジングの内壁に形成した凹部に到達したとき、前記可撓変形部の圧縮変形を解除して凸部を凹部に係合させ、FPCの先端部分を雄ハウジングに固定するものである。
本発明によれば、FPCを固定した雄ハウジングと、電線を固定した雌ハウジングとの嵌合によって前記FPCと電線とを中継接続するFPC用コネクタにおいて、補強板の側面に形成された凸部と可撓変形部とからなる突起係合部と、雄ハウジング内壁に形成された凹部との凹凸係合によってFPCを雄ハウジングに固定したことによって、可撓変形部を圧縮変形させないと凹凸係合を外すことができず、凸部が凹部から外れにくい構造となっているため、FPCの抜けを防止することができる。
つまり上記FPC用コネクタの取付構造では、簡素な構造で確実にFPCを雄ハウジングに固定できる、FPCが引っ張られてもコネクタからFPCが抜けることなく、FPCと電線の中継接続を確実なものとすることができる。
つまり上記FPC用コネクタの取付構造では、簡素な構造で確実にFPCを雄ハウジングに固定できる、FPCが引っ張られてもコネクタからFPCが抜けることなく、FPCと電線の中継接続を確実なものとすることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について、図面を参照にして説明する。
図1の断面図を参照して、FPC1と電線6とを中継接続するFPC用コネクタ10について説明する。
雄ハウジング3と雌ハウジング8の嵌合によってFPC1と電線6を中継接続するFPC用コネクタ10では、図1に示すように、雄ハウジング3にFPC1を固定するとともに、雌ハウジング8に電線を固定する。
雄ハウジング3と雌ハウジング8の嵌合によってFPC1と電線6を中継接続するFPC用コネクタ10では、図1に示すように、雄ハウジング3にFPC1を固定するとともに、雌ハウジング8に電線を固定する。
雄ハウジング3には挿入口31が形成され、表面に導体パターン1aを形成したFPC1の先端部分が、前記挿入口31からハウジング内に挿入される。なお前記FPC1の表面には導体パターン1aを保護するために絶縁層1bが被覆され、電線6との導通性を図るためにFPC先端では導体パターン1aが露出している。
さらにこの実施例では、FPC1の先端部分の裏面(導体パターン1aが形成された面の反対側)に、金属あるいはガラスエポキシ樹脂などの剛性材料からなる補強板2を取り付けた。なお補強板2を取り付けるにあたって、挿入口31からハウジング内に挿入される部分だけでなく、挿入口付近のハウジング外に配置される部分にわたって補強板2を貼り合わせる。
FPC1の先端部分に剛性材料からなる補強板2を取り付けたことによって、従来技術の雄ハウジング(図3を参照)のようにハウジング内に支持板4を設けなくても、挿入口31から雄ハウジング3内に挿入されたFPC1の先端部分を撓ませることなく水平に維持することができる。
さらにこの実施例では、FPC1の先端部分の裏面(導体パターン1aが形成された面の反対側)に、金属あるいはガラスエポキシ樹脂などの剛性材料からなる補強板2を取り付けた。なお補強板2を取り付けるにあたって、挿入口31からハウジング内に挿入される部分だけでなく、挿入口付近のハウジング外に配置される部分にわたって補強板2を貼り合わせる。
FPC1の先端部分に剛性材料からなる補強板2を取り付けたことによって、従来技術の雄ハウジング(図3を参照)のようにハウジング内に支持板4を設けなくても、挿入口31から雄ハウジング3内に挿入されたFPC1の先端部分を撓ませることなく水平に維持することができる。
一方、雌ハウジング8内には電線取付用の金具(ターミナル)7が固定されている。
そして雄雌ハウジング3,8を嵌合したとき、電線6の導体部分を取り付けた前記金具(ターミナル)7を雄ハウジング内に挿入されているFPC1の先端部分に圧接させ、FPC1と電線6とを導通させる。
つまり、裏面に取り付けた補強板2によって雄ハウジング3内で水平に維持されているFPC1の先端部分に対して、電線6を取り付けた雌ハウジング8内の金具(ターミナル)7を対峙させ、FPC先端で露出している導体パターン1aに対して前記金具(ターミナル)7を圧接させることによって、FPC1と電線6とを導通させる。
そして雄雌ハウジング3,8を嵌合したとき、電線6の導体部分を取り付けた前記金具(ターミナル)7を雄ハウジング内に挿入されているFPC1の先端部分に圧接させ、FPC1と電線6とを導通させる。
つまり、裏面に取り付けた補強板2によって雄ハウジング3内で水平に維持されているFPC1の先端部分に対して、電線6を取り付けた雌ハウジング8内の金具(ターミナル)7を対峙させ、FPC先端で露出している導体パターン1aに対して前記金具(ターミナル)7を圧接させることによって、FPC1と電線6とを導通させる。
さらに本発明では、図2に示すように、FPC1の先端部分の裏面に取り付けた補強板2の側面に、凸部2aと可撓変形部2bとからなる突起係合部を形成しておき、雄ハウジング3の内壁に形成した凹部3aに前記補強板2の凸部2aを係合させ、当該凹凸係合によって雄ハウジング3にFPC1を固定する。
なお雄ハウジング3に、補強板2を取り付けたFPC1の先端部分を挿入するにあたって、前記補強板2の両側面にある可撓変形部2bの圧縮変形によって凸部2aが押込められた状態でFPC1の先端部分が雄ハウジング内に挿入されるとともに、前記可撓変形部2bの圧縮変形によって押込められた状態の凸部2aが雄ハウジング3の内壁に形成したる凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形が解除されて凸部2aが凹部3aに係合するように構成する。
なお雄ハウジング3に、補強板2を取り付けたFPC1の先端部分を挿入するにあたって、前記補強板2の両側面にある可撓変形部2bの圧縮変形によって凸部2aが押込められた状態でFPC1の先端部分が雄ハウジング内に挿入されるとともに、前記可撓変形部2bの圧縮変形によって押込められた状態の凸部2aが雄ハウジング3の内壁に形成したる凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形が解除されて凸部2aが凹部3aに係合するように構成する。
図2に示すように、この実施例ではFPC1の先端部分に取り付けた前記補強板2の両側面に、アーチ形状の可撓変形部2bと、その上端に形成される凸部2aとからなる突起係合部をそれぞれ形成した。
そして図3に示すように、凸部2aと可撓変形部2bとからなる突起係合部を両側面に形成した補強板2をFPC1の先端部分に取り付けたとき、アーチ形状の可撓変形部2bの上端にある凸部2aの先端が、雄ハウジング3の内壁幅より突出するように構成し、当該補強板2を取り付けたFPC1を雄ハウジング3の挿入口31からハウジング内に挿入したときに、前記アーチ形状の可撓変形部2bが撓んだ状態となって(圧縮変形して)凸部2aが内側に押込められるように構成した。
また前記可撓変形部2bの圧縮変形によって内側に押込められた凸部2aが、雄ハウジング3の内壁に形成した凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形が解除され、凸部2aと凹部3aが係合するように構成した。
また前記可撓変形部2bの圧縮変形によって内側に押込められた凸部2aが、雄ハウジング3の内壁に形成した凹部3aに到達したとき、前記可撓変形部2bの圧縮変形が解除され、凸部2aと凹部3aが係合するように構成した。
上記の凹凸係合によって雄ハウジング3とFPC1とを固定した場合、アーチ形状の可撓変形部2bを再び圧縮変形させて凸部2aを押込めなめれば、前記凸部2aと凹部3bの係合を外すことができず、前記凹凸係合の解除には非常に大きな力が必要となる。そのためFPCを引っ張ってもコネクタからFPCが抜けずらく、FPCと電線の中継接続を確実なものとすることができる。
1 FPC(フレキシブルプリント配線板)
1a 導体パターン
1b 絶縁層
2 補強板
2a 凸部
2b 可撓変形部
3 雄ハウジング
31 挿入口
3a 凹部
4 支持板
5 突起部材
6 電線
7 金具(ターミナル)
8 雌ハウジング
10,100 FPC用コネクタ
1a 導体パターン
1b 絶縁層
2 補強板
2a 凸部
2b 可撓変形部
3 雄ハウジング
31 挿入口
3a 凹部
4 支持板
5 突起部材
6 電線
7 金具(ターミナル)
8 雌ハウジング
10,100 FPC用コネクタ
Claims (2)
- フレキシブルプリント配線板(1)を固定した雄ハウジング(3)と、電線(6)を固定した雌ハウジング(8)との嵌合によって、前記フレキシブルプリント配線板と電線とを中継接続するフレキシブルプリント配線板用コネクタにおいて、
フレキシブルプリント配線板(1)の先端部分に取り付ける補強板(2)の側面に、凸部(2a)と可撓変形部(2b)とからなる突起係合部を形成しておき、可撓変形部(2b)の圧縮変形によって凸部(2a)を押込めた状態でフレキシブルプリント配線板(1)の先端部分を雄ハウジング内に挿入するとともに、
可撓変形部(2b)の圧縮変形によって押込めた状態の凸部(2a)が雄ハウジング(3)の内壁に形成した凹部(3a)に到達したとき、前記可撓変形部(2b)の圧縮変形を解除して凸部(2a)を凹部(3a)に係合させ、
フレキシブルプリント配線板の先端部分を雄ハウジングに固定することを特徴とするフレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造。 - 可撓変形部がアーチ形状であることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006057953A JP2007234533A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | フレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006057953A JP2007234533A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | フレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007234533A true JP2007234533A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38554897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006057953A Pending JP2007234533A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | フレキシブルプリント配線板用コネクタの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007234533A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112421A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Newgin Corp | 遊技機用の図柄表示装置 |
JP2009112422A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Newgin Corp | 遊技機用の図柄表示装置 |
JP2009112420A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Newgin Corp | 遊技機用の図柄表示装置 |
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-
2006
- 2006-03-03 JP JP2006057953A patent/JP2007234533A/ja active Pending
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JP2009112422A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Newgin Corp | 遊技機用の図柄表示装置 |
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