JP2009112420A - 遊技機用の図柄表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄表示ユニットを簡単な構成で補強し得る図柄表示装置を提供する。
【解決手段】ドラムケースに収容される図柄表示ユニット21には、図柄ドラム34の内側から図柄を照明するLED42および駆動モータ31からの配線が接続されるコネクタ受け部26bの夫々が表面に表面実装されると共に、所要位置に開口部24aが開設されたプリント配線板24と、駆動モータ31が配設されると共に、開口部24aに駆動モータ31を挿通した状態でプリント配線板24の裏面に固定される金属製のベース板金27とを設ける。ドラムケースには、プリント配線板24およびベース板金27が重なり合う部位を挟んだ状態で支持する挟持部を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、駆動モータの駆動により各種図柄を表示した図柄表示体が回転する図柄表示ユニットを、所定の収容ケースに収容した遊技機用の図柄表示装置に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に装飾部材が配設されて、該装飾部材に形成した開口部からドラム式やベルト式等の図柄表示装置を臨ませ、この図柄表示装置で図柄変動ゲーム等の遊技演出を行なうよう構成されている。例えば、ドラム式の図柄表示装置としては、特許文献1に開示されるように、プリント配線板に駆動モータを配設すると共に、外周面に各種図柄を表示した平プーリ形の図柄ドラムを駆動モータの回転軸に軸支するよう構成された複数の図柄表示ユニットを、前方に開口する収容ケース内に収容したものが一般に知られている。そして、図柄表示装置における各図柄表示ユニットの駆動モータを駆動することで、各図柄ドラムが回転して図柄変動ゲームが行なわれるようになっている。また、前記各図柄表示ユニットのプリント配線板の表面には、前記図柄ドラムに表示した図柄をドラムの内側から照明する照明手段や、駆動モータに接続する配線を接続する配線接続手段等が実装されている。
特開2001−187198号公報
ところで、前記図柄表示ユニットを収容ケースに収容した状態では、該図柄表示ユニットは、収容ケース内に形成した保持部により前記プリント配線板の上下および前後の四隅で保持されている。この図柄表示装置は、パチンコ機を遊技店に設置して遊技に供する段階では特に問題が生ずることはない。しかしながら、この図柄表示装置や、図柄表示装置を装着したパチンコ機を運搬等する際には、振動に伴う衝撃が保持部で保持されたプリント配線板に集中することから、プリント配線板において保持部で保持された部位が損傷する虞があり、プリント配線板が損傷した場合には図柄表示ユニットが外れてしまう問題が指摘される。また、プリント配線板が損傷した場合には、損傷した図柄表示ユニット全体を交換する必要があり、煩雑な交換作業を要すると共に、コスト増大に繋がってしまう。
前述したプリント配線板の損傷を防止するには、金属製の板金をプリント配線板の裏面に重ね合わせて補強することが考えられる。しかしながら、前述の如く、前記プリント配線板には照明手段や配線接続手段等が配設されており、該照明手段や配線接続手段等に設けられた部品リード(足とも呼ばれる)がプリント配線板の裏面側に突出している。このため、プリント配線板に対して板金を重ね合わせた場合には、プリント配線板の裏側に突出するピンとの干渉を避けるために板金に逃し孔を形成する必要があり、加工コストの増大を招来する欠点がある。また、板金に逃し孔を形成することで板金自体の剛性が低下するから、充分な補強効果を得られず、プリント配線板の損傷を防止し得なくなる問題も指摘される。
そこで、本発明は、図柄表示ユニットを簡単な構成で補強し得る図柄表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る遊技機用の図柄表示装置は、
外周面に各種図柄が表示された図柄表示体(34)を駆動モータ(31)の駆動により回転させるよう構成された図柄表示ユニット(21)を、矩形箱状の収容ケース(60)に収容した遊技機用の図柄表示装置において、
前記図柄表示ユニット(21)は、
前記図柄表示体(34)の内側から図柄を照明する発光体(42)および前記駆動モータ(31)からの配線が接続される配線接続手段(26b)の夫々が表面に表面実装されると共に、所要位置に開口部(24a)が開設されたプリント配線板(24)と、
前記駆動モータ(31)が配設されると共に、前記開口部(24a)に駆動モータ(31)を挿通した状態でプリント配線板(24)の裏面に固定される金属製のベース板金(27)とを備え、
前記収容ケース(60)には、前記プリント配線板(24)およびベース板金(27)が重なり合う部位を挟んだ状態で支持する挟持部(70,71,83)が形成されることを要旨とする。
このように、プリント配線板に対してベース板金を重ねたことで、図柄表示ユニット自体の剛性を高めることができる。更に、図柄表示ユニットを収容ケースに収容保持した際には、プリント配線板およびベース板金が収容ケースに形成した挟持部に一体的に挟み込まれるようにしたから、搬送時の振動等によりプリント配線板が損傷するのを防止し得ると共に、プリント配線板とベース板金とが剥離して両部材間に隙間が空くのを阻止し得る。また、発光体および配線接続手段をプリント配線板の表面に表面実装したことで、プリント配線板の裏面からピンが突出することはなく、該ピンを逃がすための逃げ孔をベース板金に設ける必要がない。従って、ベース板金によるプリント配線板の補強効果の低下を招来することはなく、またベース板金の加工に要する手間を省略してコストの低減を図り得る。更にまた、ベース板金に駆動モータが取り付けられることで、ベース板金が所謂ヒートシンクとして機能し、該駆動モータの過熱を防止し得る。
請求項2に係る遊技機用の図柄表示装置は、前記ベース板金(27)には、ネジ孔(29a)を有する固定片(29)が形成されると共に、前記収容ケース(60)には、前記図柄表示ユニット(21)を収容した状態でネジ孔(29a)に整列する位置にネジ挿通孔(64b)が形成されて、該収容ケース(60)の外側からネジ挿通孔(64b)に挿通したネジを、固定片(29)のネジ孔(29a)に螺挿するよう構成したことを要旨とする。
すなわち、図柄表示ユニットを収容ケースに収容した際に、該収容ケースの外側から前記ベース板金に形成した固定片にネジを螺挿することができ、収容ケース内に収容した図柄表示ユニットのガタツキを防止できる。
本発明に係る遊技機用の図柄表示装置によれば、図柄表示ユニットを簡単な構成で補強することができ、プリント配線板の損傷を確実に防止し得る。
次に、本発明に係る遊技機用の図柄表示装置につき好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、本実施例では、代表的な遊技機であるパチンコ球を遊技媒体として用いるパチンコ機に対して、図柄表示装置としてドラム式図柄表示装置を配設する場合を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」・「後」および「左」・「右」とは、図2に示すようにパチンコ機に配設された遊技盤を正面側(遊技者側)から視た状態を基準として、遊技者側を前方と指称し、遊技盤の裏側を後方と指称するものとする。
(遊技盤について)
図2に示すように、実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、略円形状に湾曲形成したレール11により囲まれた遊技領域の前側において、パチンコ球をスイッチで検出し得る始動入賞装置12と、この始動入賞装置12の直上方に配設されて遊技領域の略中央に位置し、前後に開口する窓口を介してドラム式図柄表示装置20が後方から臨む装飾部材13と、始動入賞装置12の直下方に設置された特別入賞装置14等を備えている。ここで、前記始動入賞装置12内に配設した図示しないスイッチがパチンコ球を検出することで、前記ドラム式図柄表示装置20で図柄変動ゲームが開始され、特定の図柄組合せで停止した場合に、前記特別入賞装置14が開放して特別遊技(所謂大当り)が発生するようになっている。また、前記遊技盤10における遊技領域の最下方位置には、前記始動入賞装置12や特別入賞装置14等の入賞装置に入賞しなかったパチンコ球Bを排出するアウト口15を設けてある。
(ドラム式図柄表示装置について)
実施例に係るドラム式図柄表示装置20は、図1に示すように、外周面に各種図柄が表示された図柄ドラム(図柄表示体)34を駆動モータ31の駆動により回転させる複数(実施例では4基)の図柄表示ユニット21を、矩形箱状のドラムケース(収容ケース)60内に収容して構成され、前記遊技盤10の裏側に配設した枠状の設置部材16(図3参照)に対して着脱可能に設置されるようになっている。ここで、前記ドラム式図柄表示装置20は、図4または図18に示すように、前記ドラムケース60(具体的には後述のケース本体61)の上面側に配設した制御装置130からの制御信号により、前記各図柄表示ユニット21(駆動モータ31)を駆動制御するよう構成されて、該制御装置130からの制御信号に基づいて各図柄ドラム34が回転することで所要の図柄変動ゲームが行なわれるようになっている。また、前記ドラムケース60には、外面を囲繞するよう金属枠部材110(後述)が取り付けられており、該金属枠部材110によりドラムケース60を補強すると共に、図柄表示ユニット21の図柄ドラム34の回転により発生したノイズによる前記制御装置130に対する悪影響を防止している。
(図柄表示ユニットについて)
図5〜図10に示すように、前記各図柄表示ユニット21は、前記ドラムケース60に保持される支持板23と、該支持板23に配設されて前記制御装置130からの制御信号により駆動制御される駆動モータ31と、該駆動モータ31により回転され、外周面に各種図柄が表示された図柄ドラム34とから基本的に構成されている。ここで、前記駆動モータ31は、原位置検出センサ(図示せず)を内蔵したステッピングモータであって、回転軸31aと一体的に回転するよう設けた円盤状部材32の偏心位置に位置決め孔32aが形成されている。なお、前記回転軸31aは、前記円盤状部材32から突出するよう構成される。
(図柄ドラム)
前記図柄ドラム34は、図5または図8に示すように前記駆動モータ31の円盤状部材32に固定される固定板35と、該固定板35に連接され、当該固定板35から離間する方向に所定長さ延在すると共に回転中心から放射方向へ向けて屈曲された複数本(実施例では5本)の連結アーム36と、各連結アーム36の放射側端部に連設される第1環状体37と、該第1環状体37と同径に形成されて軸方向に離間する第2環状体38と、該第1および第2環状体37,38の周縁部に取り付けられて図柄ドラム34の外周面をなし、複数の図柄が表示された光透過性の図柄フィルム39とから構成されており、駆動モータ31の回転により固定板35が回転することで、図柄フィルム39に表示された図柄が周方向に移動するようになっている。ここで、前記固定板35には、前記各環状体37,38の中心に整列する位置に通孔35aが穿設されると共に、偏心位置に前記円盤状部材32側に突出する突起部35bが突設されており、前記回転軸31aを固定板35の通孔35aに挿入すると共に、該固定板35の突起部35bを円盤状部材32の位置決め孔32aに挿入した状態で、図柄ドラム34と円盤状部材32とがネジ止めされる。従って、駆動モータ31と図柄ドラム34とを組み付けた際には、該駆動モータ31に内蔵した原位置検出センサと図柄ドラム34に表示された図柄とが常に一定関係となり、該原位置検出センサの検出に基づいて駆動モータ31を駆動制御することで、各図柄を所定位置で停止させ得る。
(支持板)
前記支持板23は、図5〜図7、図9または図10に示すように、所要の配線パターンがプリントされると共に、表面(図柄ドラム34に対向する面)に各種電気部品が配設されたプリント配線板24と、該プリント配線板24と略整合する形状に形成されたベース板金27とから構成されて、プリント配線板24およびベース板金27の夫々を整合させた状態でネジ固定される。ここで、前記プリント配線板24には、略中央位置に表裏面に貫通する開口部24aが開設されると共に、前記ベース板金27には、開口部24aと対応する位置に前記駆動モータ31が配設されており、プリント配線板24の裏面にベース板金27を固定した際に、駆動モータ31が開口部24aに挿通されてプリント配線板24の表面側に露出するようになっている。また、前記プリント配線板24およびベース板金27の前端縁には、上下方向の略中央に向かうにつれて前側に突出して前記図柄ドラム34に倣う円弧状の円弧状端縁25,28が相互に整合する形状で形成されており、該プリント配線板24およびベース板金27の円弧状端縁25,28を含む前端縁が、後述するカバー部材50で覆われるようになっている。なお、前記円弧状端縁25,28は、前記図柄ドラム34より小さい曲率となるよう設定され、前記駆動モータ31に図柄ドラム34を取り付けた状態で、円弧状端縁25,28より図柄ドラム34の外周面の方が外側に位置するようになっている。
また、図5または図6に示すように、前記プリント配線板24には、前記円弧状端縁25に近傍する前側上下位置に第1嵌挿孔24b,24bが夫々形成されると共に、前記ベース板金27には、該プリント配線板24の第1嵌挿孔24b,24bに臨む第1ネジ孔27a,27aが形成されている。更に、前記ベース板金27の後端下部には、第2ネジ孔29aを形成した固定片29が折曲形成されており、ドラムケース60に図柄表示ユニット21を収容した状態で、該ドラムケース60の外側から第2ネジ孔29aへネジを螺挿し得るよう構成される。
また、前記プリント配線板24の表面には、前記電子部品として、前記図柄ドラム34の図柄を内側から照明する照明手段41や、前記制御装置130からの配線を着脱可能に接続可能な第1コネクタ受け部26a、前記駆動モータ31のコネクタ受け部31bに接続された配線(図示せず)を着脱可能に接続可能な第2コネクタ受け部(配線接続部)26bが夫々配設されており、制御装置130および駆動モータ31の夫々の配線を対応のコネクタ受け部26a,26bに接続することで、照明手段41および駆動モータ31が制御装置130に対して電気的に接続される。前記第1コネクタ受け部26aは、前記プリント配線板24の上方後端部に設置されて、前記図柄表示ユニット21をドラムケース60に収容した際に、該ドラムケース60に開設された第1通出孔72および金属枠部材110の第2通出孔122(何れも後述。図19参照)からケース外方に突出するよう構成されると共に、前記第2コネクタ受け部26bは、部品リードがプリント配線板24の裏面に突出することのない表面実装により前記図柄ドラム34の内側に位置するよう設置される。ここで、表面実装とは、プリント配線板24の表面に各種電子部品をハンダ付けする技術を云う。なお、前記ベース板金27は、前記プリント配線板24に配設した前記第1コネクタ受け部26aと対応する位置が切り欠かれており、該プリント配線板24の裏側に突出する第1コネクタ受け部26aの部品リード(図示せず)がベース板金27に接触しないようになっている。また、前記第1コネクタ受け部26aは、コネクタを差込む差込み口(図示せず)が支持板23の後方側に向く姿勢で取り付けられている。
(照明手段)
前記照明手段41は、前記プリント配線板24における前記開口部24aと円弧状端縁25,28との間に設置されており、図5または図7に示すように、該円弧状端縁25,28部に沿ってプリント配線板24の表面に配設される複数(実施例では3個)のLED(発光体)42と、該LED42から照射された光を受けて前方(図柄ドラム34の内面側)へ反射するリフレクタ部材43とから構成される。ここで、前記各LED42は、前記第2コネクタ受け部26bと同様に、部品リードがプリント配線板24の裏面に突出しない表面実装により、前記図柄ドラム34の軸方向(プリント配線板24に対して略直交する方向)に光を照射する姿勢で設置されている。
前記リフレクタ部材43は、前記図柄ドラム34に倣うよう湾曲して前記図柄フィルム39に対向する中反射面44aと、該中反射面44aの上下端に連接して図柄ドラム34の軸方向に拡がりながら前側(図柄ドラム34の周面側)に延出する上反射面44bおよび下反射面44cと、該中反射面44aおよび上下の反射面44b,44cの右側縁(プリント配線板24から離間する端縁)に連設して、図柄ドラム34における第1環状体37に向かって拡がりながら図柄ドラム34に倣って円弧状に湾曲する側部反射面44dとが形成されて、前記LED42から照射された光を受けて各反射面44a〜44dが面発光するよう構成されている。なお、実施例では、前記中反射面44aと、上下の反射面44b,44cとの連設部位は、なだらかに連続する曲面状に形成されている。
また、図6に示すように、前記上下の反射面44b,44cの裏側には、後方へ向けて延出する取着片45,45が夫々形成されている。この取着片45には、前記プリント配線板24に形成した第1嵌挿孔24bと対応する位置に、プリント配線板24側に突出するようボス部46が夫々形成されており、各第1嵌挿孔24bに対してプリント配線板24の表面側からボス部46を嵌挿し得るようになっている。ここで、前記各ボス部46には、前記第1嵌挿孔24bに挿通した状態で、前記ベース板金27の第1ネジ孔27aと整列する位置に、ネジを挿通可能な通孔46aが形成されており、該通孔46aに挿通したネジを第1ネジ孔27aに夫々螺挿することで、リフレクタ部材43がベース板金27に固定されるようになっている。
(カバー部材)
前記カバー部材50は、合成樹脂により形成されると共に、図5〜図10に示すように、前記プリント配線板24およびベース板金27の円弧状端縁25,28に整合する円弧状に形成された円弧状被覆部51と、該円弧状被覆部51の上端部から上方へ延出する上被覆部52と、円弧状被覆部51の下端部から下方へ延出する下被覆部53とを有しており、該カバー部材50を前記支持板23に取り付けることにより、該支持板23(プリント配線板24およびベース板金27)の前端縁が被覆されるようになっている。なお、前記下被覆部53の下端部と支持板23の下端部との間は、該支持板23(プリント配線板24およびベース板金27)の前端縁の一部が前方へ露出するよう構成されて、該支持板23における露出した部位を、前記ドラムケース60に形成された後述の前側挟持部(挟持部)83で支持し得るようになっている。
図6に示すように、前記カバー部材50における円弧状被覆部51の内側には、該円弧状被覆部51の略全長に亘って突出片51aが形成されると共に、円弧状被覆部51の上下端部に、前記プリント配線板24の表面に当接する当接片54,54が形成されている。すなわち、前記カバー部材50は、前記突出片51aおよび当接片54,54の夫々をプリント配線板24の表面に当接させることで、前記各被覆部51,52,53が支持板23(プリント配線板24およびベース板金27)の前端縁を覆う位置に位置決めされる。また、前記各当接片54には、前記プリント配線板24における第1嵌挿孔24bと整合する位置に、前記リフレクタ部材43に形成したボス部46を嵌挿可能な第2嵌挿孔54aが形成されており、該ボス部46を両嵌挿孔24b,54aに嵌挿した状態で、ボス部46の通孔46aに挿通したネジをベース板金27の第1ネジ孔27aに螺挿することにより、リフレクタ部材43およびカバー部材50が一体的に固定される。更に、前記カバー部材50には、前記円弧状被覆部51の略全長に亘って前記図柄ドラム34の内側に臨むように延出する被覆片55が形成されており、前記LED42の前方に被覆片55が位置するようになっている。
また、前記カバー部材50における上被覆部52の上端部には、図5〜図8に示すように、前記ドラムケース60に形成される突条部84(後述)を差込み可能な差込み係合部56が形成されている。この差込み係合部56は、左右に離間する位置に上方へ突出するよう形成された一対の係合片56a,56aからなり、該一対の係合片56a,56aの間に前記突条部84を差込むことで、該係合片56a,56aと突条部84とが係脱可能に弾性的に係合して図柄表示ユニット21の前側上端部を保持するようになっている。また、前記一対の係合片56a,56aは、前後に互違いとなる位置に形成されている。
(ドラムケースについて)
次に、前記図柄表示ユニット21を収容するドラムケース60につき説明する。前記ドラムケース60は、図1に示すように、合成樹脂により形成されて前方に向かって開口する箱状のケース本体61と、該ケース本体61の前方開口を覆う透明カバー体90とから箱状に形成され、該ケース本体61内に、前記図柄表示ユニット21が左右に隣接して4基配設される。前記ケース本体61は、図11または図12に示すように、後ケース体62と前ケース体76とから構成され、図柄表示ユニット21を収容した状態で、前後のケース体62,76と透明カバー体90とを前記金属枠部材110により連結固定することで、前記ドラム式図柄表示装置20が形成されるようになっている。
(後ケース体)
図11〜図13に示すように、前記ケース本体61は、前後に連結可能な後ケース体62および前ケース体76とから前方に開口する箱状に形成されて、前後のケース体62,76により前記図柄表示ユニット21を挟持するよう構成されている。前記後ケース体62は、上壁面63と、後壁面64と、下壁面65と、上壁面63から後壁面64へ向けて下方傾斜する上傾斜面(傾斜面)66と、下壁面65から後壁面64へ向けて上方傾斜する下傾斜面67と、上下の壁面63,65および後壁面64、上下の傾斜面66,67の夫々に連接する左右の側壁面68,69とから、前方に開口する箱状に形成される。そして、前記左右の側壁面68,69には、上下に離間する位置に、前方へ突出する第1嵌合片68a,69aが夫々形成されている。なお、前記上傾斜面66および下傾斜面67には、スリット状の放熱孔66a,67aが形成されて、図柄表示ユニット21における駆動モータ31の駆動時に発生する熱をケース外部へ放出し得るようになっている。
前記後ケース体62における後壁面64の内側には、図11または図13に示すように、前記下傾斜面67の近接位置に、プリント配線板24およびベース板金27が重なり合う部位を挟んだ状態で支持可能な第1後側挟持部70が、左右に離間する4箇所に形成されている。前記各第1後側挟持部70は、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法と略同一の間隔で左右に離間する位置に前側に向けて突出する一対の規制突部70a,70aから構成され、該一対の規制突部70a,70aの間に支持板23を差込むことにより、該支持板23の後側下部位置が位置決めされる。但し、実施例では、前記一対の規制突部70a,70aは、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法よりも僅かに広くなっており、該一対の規制突部70a,70a間に支持板23を差込み易いよう構成される。また、前記後ケース体62における後壁面64の内側には、隣接する第1後側挟持部70間に亘って、前方に突出する規制リブ64aが左右方向に延在するよう形成されて、支持板23の後側下部位置が第1後側挟持部70とは異なる位置に差込まれないようになっている。
また、前記後ケース体62における上壁面63の内側には、前記各第1後側挟持部70の上方位置に、プリント配線板24およびベース板金27が重なり合う部位を挟んだ状態で支持可能な第2後側挟持部71が形成されている。この第2後側挟持部71は、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法と略同一の間隔で左右に離間する位置に、前後方向に延在するよう形成された一対の第1差込み片71a,71aから構成され、該一対の第1差込み片71a,71aの間に支持板23を差込むことにより、該支持板23の後側上部位置が位置決めされるようになっている(図14参照)。但し、実施例では、前記一対の第1差込み片71a,71aは、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法よりも僅かに広くなっており、該一対の第1差込み片71a,71a間に支持板23を差込み易いよう構成される。また、前記各第1後側挟持部70における一対の規制突部70a,70a間の間隙と、対応する第2後側挟持部71における一対の第1差込み片71a,71a間の間隙とは、上下に整列するよう構成されており、該第1および第2後側挟持部70,71に支持板23を差込んだ際に、該支持板23が鉛直方向に延在するよう構成されている。
また、前記後ケース体62における上傾斜面66には、左右方向に離間する4箇所に第1通出孔72が夫々開設されており、図12に示すように、前記後ケース体62(ドラムケース60)内に前記図柄表示ユニット21の後側を臨ませて支持板23を前記第1および第2後側挟持部70,71に差込んだ際に、該支持板23(プリント配線板24)に設けた第1コネクタ受け部26aが、第1通出孔72を介してケース外方に突出するようになっている。更に、前記後ケース体62の後壁面64には、前記支持板23を第1および第2後側挟持部70,71に差込んだ状態で、前記ベース板金27に形成した固定片29の第2ネジ孔29aに整列する位置に、前後に貫通するネジ挿通孔64bが形成されていると共に、該後壁面64の上部位置には、左右の端部近傍に、後方に突出する位置決め突部64c,64cが形成されている。また、前記後ケース体62の後壁面64には、左右方向に離間する複数箇所(実施例は4箇所)に、上下方向に所定長さ延在する位置決め突片64dが形成されている。
更に、図11〜図13に示すように、前記上傾斜面66には、左右に離間する複数箇所(実施例では4箇所)に、上方へ突出する支持板部73が前後方向に延在するよう形成されており、前記ドラムケース60(ケース本体61)の上面側に配設された前記制御装置130の下面の後方位置を支持板部73で支持するよう構成される。ここで、前記各支持板部73は、前記後ケース体62の上壁面63を覆う前記金属枠部材110(具体的には後述する上側金属板111)より上方へ突出するよう形成されている。また、前記各支持板部73には、補強リブ73aが前後に延在するよう形成されると共に、左右端部に位置する支持板部73の後端部には、第3ネジ孔74aが形成されたネジ止めボス(取着部)74が形成されており、該ネジ止めボス74に対して、前記制御装置130を固定する固定具140,140(後述)が着脱可能にネジ止めされるようになっている。
(前ケース体)
前記前ケース体76は、図11または図12に示すように、上下の壁面77,78と左右の壁面79,80とから前後方向に開口する角筒状に形成されており、該前ケース体76の後方開口と前記後ケース体62の前方開口とが整合するようになっている。また、前記前ケース体76における左右の側壁面79,80には、上下に離間する位置に、後方へ突出する第2嵌合片79a,80aが形成されている。ここで、前記後ケース体62の第1嵌合片68a,69aおよび前ケース体76の第2嵌合片79a,80aの夫々は、該後ケース体62および前ケース体76の各壁面を夫々対応させた場合には、第1嵌合片68a,69aが前ケース体76における左右の側壁面79,80の内面に嵌合し、かつ第2嵌合片79a,80aが後ケース体62における左右の側壁面68,69の内面に嵌合して、前ケース体76の後方開口と前記後ケース体62の前方開口とが整合する姿勢で組み付け保持される。このとき、上下に離間した前記第1嵌合片68a,69aの間に両第2嵌合片79a,80aが夫々位置して、上側に位置する第1嵌合片68a,69aに対して上側に位置する第2嵌合片79a,80aが当接すると共に、下側に位置する第1嵌合片68a,69aに対して下側に位置する第2嵌合片79a,80aが当接して、前後のケース体62,76が上下に位置ずれしないよう規制している。一方で、後ケース体62および前ケース体76の各壁面が夫々対応しない場合(例えば、前ケース体76を上下反転した姿勢で後ケース体62に組み付ける場合)には、第1嵌合片68a,69aと第2嵌合片79a,80aとが干渉して、前ケース体76の後方開口と前記後ケース体62の前方開口とが整合する姿勢で組み付け得ないようになっている。
前ケース体76における上壁面77の内側には、前端部近傍に前ケース体76の内側に突出する第1の内側段差部81aが形成されると共に、前ケース体76における下壁面78の内側には、前端部近傍に前ケース体76の内側に突出する第2の内側段差部81bが形成されている。そして、前記図柄表示ユニット21における支持板23の前方上端部(カバー部材50の差込み係合部56)が前記第1の内側段差部81aに当接すると共に、該支持板23の前方下端部が前記第2の内側段差部81bに当接して、該図柄表示ユニット21の前方移動を規制するようになっている。また、前ケース体76における上下の壁面77,78の外側には、前端部近傍に凹状の外側段差部82,82が形成されている。
また、前記前ケース体76における下壁面78の内側には、左右に離間する4箇所に、前記支持板23のプリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位を挟んだ状態で支持する前側挟持部(挟持部)83が形成されている。具体的には、前記前側挟持部83は、前記カバー部材50の前記下被覆部53の下端部と支持板23の下端部との間から露出する支持板23の前端部位を挟んだ状態で支持するよう構成される。この前側挟持部83は、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法と略同一の間隔で左右に離間する位置に、前後方向に延在するよう形成された一対の第2差込み片83a,83aから構成され、該一対の第2差込み片83a,83aの間に支持板23を差込むことにより、該支持板23の前側下部位置が位置決めされるようになっている。但し、実施例では、前記一対の第2差込み片83a,83aは、前記支持板23(プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位)の厚み寸法よりも僅かに広くなっており、該一対の第2差込み片83a,83a間に支持板23を差込み易いよう構成される。また、前記各第1後側挟持部70における一対の規制突部70a,70a間の間隙と、前側挟持部83における一対の第2差込み片83a,83a間の間隙とは、前後に整列するよう構成されており、該第1後側挟持部70および前側挟持部83に支持板23を差込んだ際に、該支持板23が鉛直方向に延在するよう構成されている。
更に、前記前ケース体76における上壁面77の内側には、前記第1の内側段差部81aの後方位置に、前後方向に延在する突条部84が形成されており、該突条部84が前記図柄表示ユニット21のカバー部材50に形成した前記差込み係合部56の係合片56a,56a間に差込まれるようになっている。この突条部84の幅寸法は、前記係合片56a,56a間の左右方向の離間寸法と略同一に設定されて、該係合片56a,56a間に突条部84を差込み得るようになっている。但し、実施例では、突条部84の幅寸法は、前記係合片56a,56a間の左右方向の離間寸法よりも僅かに幅広くなっており、該突条部84を係合片56a,56a間に差込んだ際には、該突条部84や係合片56a,56aの弾性変形を伴って強制的に差込まれて、係合片56a,56aが突条部84を噛み込むように構成されている。また、前記突条部84の後端には、後方へ向けて先細りとなるようにテーパ部が形成されており、テーパ部が係合片56a,56a間に臨むことで突条部84を差込み得るようになっている。なお、前記突条部84は、前記各前側挟持部83の上方に位置するよう夫々形成されている。すなわち、前後および上下に対応する前記第1後側挟持部70、第2後側挟持部71、前側挟持部83および突条部84の夫々は、同一平面上に位置して、該第1後側挟持部70、第2後側挟持部71、前側挟持部83および突条部84で図柄表示ユニット21を保持した際に、前記支持板23が鉛直面上に位置するようになっている。
(透明カバー体)
前記ドラムケース60の透明カバー体90は、図1に示すように、前記ケース本体61(前ケース体76)の前方開口を覆い、中央部に前向きの凸円弧形に膨出する透視部91aが形成された前面部91と、該前面部91の上下および左右端縁から後方へ延出する上下および左右の面部92,93,94,95とから、透明合成樹脂材により後側に開放する箱蓋形に形成されて、前記前ケース体76の前端外周囲を囲繞するよう構成される。なお、前記上面部92は、前記前ケース体76の上壁面77に形成した外側段差部82に臨み、該上面部92と上壁面77とが同一面上に位置するよう構成されている。また、前記下面部93の上面側には、左右方向に離間する複数箇所(実施例では3箇所)に、上方へ突出するリブ片93a(図19参照)が前後方向に延在するよう形成されており、前記前ケース体76の下壁面78に形成した外側段差部82に各リブ片93aが係合して位置決めするようになっている。
図1に示すように、前記透明カバー体90における上面部92には、図1または図17に示すように、左右に離間する2箇所に第1引掛け部(引掛け部)96,96が形成されており、前記金属枠部材110(上側金属板111)に形成される第1規制部116(後述)と係脱可能に係合するようになっている。前記各第1引掛け部96は、前記透明カバー体90における上面部92から突出する係合面部98aと、該係合面部98aの突出端縁および一方の側縁から前方へ突出する規制面部98b,98cとから形成されて前方および側方へ開口する鈎状凹部98を、側方開口が対向する向きで左右に離間して一対設けることで構成されている。ここで、前記上面部92からの各第1引掛け部96(係合面部98a)の突出寸法は、前記後ケース体62に形成した前記支持板部73が前記ドラムケース60の上面から突出する寸法と略一致するよう設定されている。
更に、前記透明カバー体90の上面部92には、前記各第1引掛け部96と対応する位置に、前記係合面部98aから前方へ向かうにつれて下方(透明カバー体90の上下の中心方向)へ向けて傾斜する傾斜面99が夫々形成されている。すなわち、前記各第1引掛け部96(鈎状凹部98)の上下の開口寸法は、係合面部98aから前方に向かうにつれて大きくなるよう構成されている。なお、前記各第1引掛け部96の係合面部98aは、前記上側金属板111の板厚と略一致する寸法に設定されている。
前記透明カバー体90における下面部93には、左右に離間する3箇所に第2引掛け部(引掛け部)97,97,97が形成され、前記金属枠部材110(後述する下側金属板125)に形成される第2規制部129(後述)と係脱可能に係合するよう構成される。この第2規制部129は、前記第1規制部116と基本的に同一構成であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、前記各第2引掛け部97の係合面部98aは、前記下側金属板125の板厚と略一致する寸法に設定される。また、前記透明カバー体90の下面部93において各第2引掛け部97と対応する位置には、透明カバー体90の上面部92と同様に、前記係合面部98aから前方へ向かうにつれて上方(透明カバー体90の上下の中心方向)へ向けて傾斜する傾斜面99が形成されており、前方に向かうにつれて各第2引掛け部97(鈎状凹部98)の上下の開口寸法が大きくなるよう構成されている。
また、前記透明カバー体90の左側面部94には、図3に示すように、上下に離間する位置に左方向へ突出する突出片100が形成されており、前記遊技盤10裏側に配設した前記設置部材16の支持部16aの孔部(図示せず)に該突出片100を挿脱可能に挿入し得るよう構成されている。一方、前記透明カバー体90の右側面部95には、右方向へ突出するフランジ部101が形成されると共に、該フランジ部101の上下に離間する位置には、前記設置部材16の係合孔(図示せず)との係合位置および係合解除位置に回動変位させ得る回転係着具102,102が配設されている。すなわち、実施例に係るドラム式図柄表示装置20は、前記突出片100を前記支持部16aの孔部に挿入した状態で、前記回転係着具102,102を係合解除位置から係合位置に回転操作することにより、前記設置部材16に対して配設されると共に、該回転係着具102,102を係合位置から係合解除位置に回転操作することにより、設置部材16から取り外し得るようになっている。
(金属枠部材について)
次に、前記ケース本体61と透明カバー体90とを連結固定する金属枠部材110につき説明する。前記金属枠部材110は、図1に示すように、前記前後のケース体62,76の上壁面63,77(すなわちケース本体61の上壁面)から後ケース体62の後壁面64まで延在する上側金属板111と、前後のケース体62,76の下壁面65,78(すなわちケース本体61の下壁面)から後ケース体62の後壁面64まで延在する下側金属板125とから構成されている。なお、実施例では、上下の金属板111,125をケース本体61に組み付けた際には、前記後ケース体62の後壁面64において、上側金属板111が下側金属板125の外側(後側)に位置する状態で重なり合うようになっている(図19参照)。また、前記上側金属板111には、前記後ケース体62の上傾斜面66と対応する上傾斜板部113が形成されると共に、前記下側金属板125には、該後ケース体62の下傾斜面67と対応する下傾斜板部127が形成されており、該上下の金属板111,125をケース本体61に固定した際に、前後のケース体62,76の上壁面63,77から後ケース体62の上傾斜面66、後壁面64および下傾斜面67を経て前後のケース体62,76の下壁面65,78に亘る各面が、金属板111,125で覆われるようになっている。
図15または図16に示すように、前記上側金属板111および下側金属板125には、前記後ケース体62の後壁面64に対向する夫々の後板部114,128に、該後ケース体62の後壁面64に形成されたネジ挿通孔64bと整合する位置に、前後に貫通するネジ挿通孔114a,118aが夫々形成されると共に、当該後ケース体62の後壁面64に形成された前記位置決め突部64c,64cに対応する位置に、該位置決め突部64c,64cを挿入可能な位置決め孔114b,128bが夫々形成されている。更に、前記上側金属板111および下側金属板125の後板部114,128には、前記後ケース体62の後壁面64に形成された4つの位置決め突片64dの内、左側2つの位置決め突片64dを囲繞する大きさで開口する略矩形状の第1の位置決め開口部114c,128cと、右側2つの位置決め突片64dを囲繞する大きさで開口する略矩形状の第2の位置決め開口部114d,128dとを夫々開設してある。
すなわち、前記後ケース体62の位置決め突部64c,64cを上下の金属板111,125の位置決め孔114b,128bに夫々挿入すると共に、該後ケース体62の4つの位置決め突片64dを上下の金属板111,125の第1および第2の位置決め開口部114c,128c,114d,128dに臨ませることで、上下の金属板111,125の上下および左右方向の移動が規制され、該後ケース体62のネジ挿通孔64bと、上下の金属板111,125のネジ挿通孔114a,128aとが整列する。そして、上側金属板111の後側から各ネジ挿通孔64b,114a,128aに挿通したネジを、前記図柄表示ユニット21の前記ベース板金27に形成した固定片29の第2ネジ孔29aに螺挿することで、該上下の金属板111,125が重なり合う位置でケース本体61(後ケース体62の後壁面64)に固定される。また、前記上側金属板111における後板部114の左右縁部には、前方へ突出する第1位置規制片115,115が折曲形成されており、前記後ケース体62の左右の側壁面68,69に第1位置規制片115,115が当接することで、上下の金属板111,125が左右方向に移動するのを防止している。
図15に示すように、前記上側金属板111における前記前後のケース体62,76の上壁面63,77に対応する上板部112には、前記透明カバー体90に形成した第1引掛け部96,96と対応する2箇所に第1規制部116,116が前側に突出するよう形成されている。各第1規制部116は、前記上板部112の前端部から前方へ突出して、前記第1引掛け部96における一対の鈎状凹部98,98の間に挿通される延出片117と、該延出片117の前端から左右側方へ突出する係止片118,118とから略T字形に構成されて、各係止片118,118が対応する第1引掛け部96(鈎状凹部98)の係合面部98aに対して前側から係脱可能に係合し得るようになっている。そして、前記各係止片118,118を対応の係合面部98aに係合させた状態では、係合面部98aから前方へ突出した前記規制面部98bが係止片118,118の上方に延在して係止片118,118の上方移動を規制し、第1規制部116と第1引掛け部96との係合状態が解除されないようになっている(図17参照)。
図15に示すように、前記上板部112の前側端縁には、左右方向における略中央位置に、所要幅で上方に向けて折曲形成された立上がり壁119が形成されている。前記立上がり壁119には、左右の所定幅に亘って前後に貫通する係止孔119aが形成されており、該係止孔119aに対して前記制御装置130に形成された後述する第1係合突部133(図4参照)を挿脱可能に挿入し得るよう構成される。また、前記上板部112における前側端縁の左右両端部には、上方へ向けて湾曲して先端部が上方へ延出する第2位置規制片120,120が折曲げ形成されると共に、該上板部112の左右側縁には、前後方向の略中央位置に第3位置規制片121,121が上方へ向けて折曲げ形成されている。そして、前記制御装置130の第1係合突部133を前記立上がり壁119の係止孔119aに挿入した際に、該制御装置130の前端面が第2位置規制片120,120に当接して前方位置が位置決めされると共に、制御装置130の側面が第3位置規制片121,121に当接して左右位置が位置決めされるようになっている。
更に、図15に示すように、前記上側金属板111における前記後ケース体62の上傾斜面66と対応する上傾斜板部113には、該上傾斜面66に形成した前記各第1通出孔72と整合する位置に、第2通出孔122が夫々形成されている。すなわち、前記図柄表示ユニット21を前記ケース本体61に収容した際に、前記プリント配線板24に設けた第1コネクタ受け部26aは、前記第1および第2通出孔72,122を介して、ケース外方に突出するようになっている。また、前記上側金属板111の上傾斜板部113には、前記上傾斜面66に形成した放熱孔66aと対応する位置に放熱用の開口部113aが開設されている。
一方、前記下側金属板125における前記前後のケース体62,76の下壁面65,78に対応する下板部126には、図16に示すように、前記透明カバー体90の各第2引掛け部97と対応して左右に離間する3箇所に第2規制部129が夫々形成されている。この第2規制部129は、前記第1規制部116と基本的に同一形状であるから、該第1規制部116と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、前記各第2規制部129は、前記下板部126の前端部から前方へ突出している。すなわち、第2規制部129の各係止片118,118が対応する第2引掛け部97(鈎状凹部98)の係合面部98aに対して前側から係脱可能に係合し、該係止片118,118を対応の係合面部98aに係合させた状態では、係合面部98aの前方へ突出した前記規制面部98bが係止片118,118の下方に延在して係止片118,118の下方移動を規制して、第2規制部129と第2引掛け部97との係合状態が解除されないようになっている。なお、前記下側金属板125における下傾斜板部127には、前記後ケース体62の下傾斜面67に形成した放熱孔67aに対応する位置に放熱用の開口部127aを開設してある。
(制御装置について)
次に、前記制御装置130の構成につき説明する。前記制御装置130は、図4または図18に示すように、透明な皿状部材131aと、該皿状部材131aを被覆するカバー状部材131bとからなる基板ケース131内に、前記各図柄表示ユニット21の制御用電子部品を実装した制御基板(図示せず)が収容されている。そして、前記透明カバー体90の上面部92に形成した各第1引掛け部96および前記後ケース体62に形成した前記各支持板部73に、制御装置130(基板ケース131)の下面が当接するよう配設されて、制御装置130(基板ケース131)とドラムケース60(金属枠部材110)との間に隙間Sが画成されるようになっている(図19参照)。なお、前記基板ケース131の後端部側に、前記図柄表示ユニット21に夫々対応する4つの第3コネクタ受け部132が配置されており、前記後ケース体62の第1通出孔72および金属枠部材110の第2通出孔122に挿通した各図柄表示ユニット21の第1コネクタ受け部26aを、対応の第3コネクタ受け部132に対して配線接続するようになっている。
また、前記制御装置130(基板ケース131)の前端面には、略中央位置の下端縁近傍に、前記上側金属板111の立上がり壁119に形成された前記係止孔119aに挿入可能な第1係合突部133が前方へ突出するよう形成されると共に、該制御装置130(基板ケース131)の後端面には、左右に離間する位置に後方へ突出する第2係合突部134,134が形成されている。そして、前記係止孔119aに対して第1係合突部133を後方から挿入した状態で、制御装置130(基板ケース131)の下面を前記第1引掛け部96および各支持板部73の夫々に当接させ、この状態で前記固定具140,140を介して前記第2係合突部134,134を支持板部73,73に対して連結固定するようになっている。また、前記基板ケース131の左右側部には、前記皿状部材131aとカバー状部材131bとを連結固定する連結固定部135,135が側方へ突出するよう形成されており、制御装置130をドラムケース60の上面側に配設した際に、前記上側金属板111に形成した前記第3位置規制片121,121の前側に連結固定部135,135の後側が当接係合するよう構成されている。
(固定具について)
前記固定具140,140は、前記制御装置130(基板ケース131)に形成した左右の第2係合突部134,134の夫々に対応して形成され、図20に示すように、右側に位置する第2係合突部134に対応する固定具140と、左側に位置する第2係合突部134に対応する固定具140は、左右対称な形状に形成されている。図20に示すように、前記各固定具140の上部位置には、上部規制壁141および側部規制壁142,142により前方および側方(他方の固定具140に対向する側)に開口する係合凹部143が形成されており、該係合凹部143に対して対応する第2係合突部134を挿入し得るよう構成される。
また、前記固定具140には、前記後ケース体62に設けたネジ止めボス74の第3ネジ孔74aに対応する位置に前後に貫通する通孔144が形成されており、前記係合凹部143に対して対応の第2係合突部134を挿入した状態で、該通孔144に挿通したネジを第3ネジ孔74aに螺挿することにより、制御装置130の第2係合突部134が前記上部規制壁141および側部規制壁142,142の夫々に当接して後方、上方および左右方向の移動が規制された状態で固定されるようになっている。更に、前記固定具140における前記ネジ止めボス74との対向面側には、該ネジ止めボス74が形成された支持板部73および補強リブ73aに整合する溝部145が形成されており、該支持板部73および補強リブ73aを溝部145に臨ませることで、固定具140の通孔144とネジ止めボス74の第3ネジ孔74aとが前後に整列するようになっている。また、前記各固定具140には、配線フック146が形成されており、前記第1コネクタ受け部26aと第3コネクタ受け部132とを接続する配線(図示せず)を係止し得るようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るドラム式図柄表示装置20の作用に付き説明する。前記ドラム式図柄表示装置20に設けられる各図柄表示ユニット21は、ベース板金27に駆動モータ31を配設して、該駆動モータ31をプリント配線板24に開設した開口部24aに挿通した状態で、プリント配線板24とベース板金27とを固定することで、図柄表示ユニット21の支持板23を構成している。このように、プリント配線板24に対してベース板金27を重ねることで、図柄表示ユニット21(支持板23)の剛性を飛躍的に高めることができる。このとき、前記プリント配線板24には、前記駆動モータ31に配線接続される第2コネクタ受け部26bや、照明手段41のLED42を表面実装したことで、プリント配線板24の裏面から部品リードが突出することはなく、該部品リードを逃がすための逃げ孔をベース板金27に設ける必要がない。従って、ベース板金27によるプリント配線板24の補強効果の低下を招来することはなく、またベース板金27の加工に要する手間を省略してコストの低減を図り得る。そして、ベース板金27に駆動モータ31が取り付けられることで、ベース板金27が所謂ヒートシンクとして機能し、該駆動モータ31の過熱を防止することができる。
また、前記図柄表示ユニット21は、前記プリント配線板24とベース板金27とを固定した状態で、駆動モータ31の回転軸31aを図柄ドラム34の固定板35に形成した通孔35aに挿入すると共に、該固定板35に形成した位置決め突部を駆動モータ31の円盤状部材32に形成した位置決め孔32aに挿入することで、駆動モータ31に対して図柄ドラム34を組み付けるようになっている。すなわち、前記駆動モータ31の回転軸31aおよび図柄ドラム34(固定板35)の通孔35aによる位置決めと、駆動モータ31(円盤状部材32)の位置決め孔32aおよび図柄ドラム34(固定板35)の突起部35bによる位置決めとにより、該駆動モータ31に内蔵した原位置検出センサと図柄ドラム34に表示された図柄とを常に一定の位置関係となるよう組み付け得る。従って、原位置検出センサの検出に基づいて駆動モータ31を駆動制御することで、前記図柄ドラム34に表示した各図柄を任意の位置で停止させることが可能となる。
前記図柄表示ユニット21は、前記支持板23(プリント配線板24およびベース板金27)の前端縁側にカバー部材50が配設されて、該前端縁をカバー部材50で覆うよう構成されている。このため、図柄表示ユニット21をドラムケース60に収容した際に、前記支持板23の前端縁(プリント配線板24およびベース板金27の合わせ面)が遊技者側からは見えないから、ドラム式図柄表示装置20の外観を損なうのを防止することができる。
また、前記カバー部材50に形成した被覆片55が、前記照明手段41のLEDの前方まで延出すると共に、前記図柄ドラム34の内側に臨むよう延出するから、LED42の発光時に、図柄ドラム34と支持板23(プリント配線板24)との間から光が漏れるのを防止し得る。そして、前記LED42の発光時には、該LED42が照射した光をリフレクタ部材43の各反射面44a,44b,44c,44dで反射した反射光が前記図柄ドラム34の図柄フィルム39に照射されて、前側に到来した図柄を明輝するようになっている。このように、前記図柄ドラム34の図柄をリフレクタ部材43からの反射光だけで照明することで、図柄を均一な明るさで照明することができ、照明斑の発生を防止することが可能となる。
また、前記リフレクタ部材43およびカバー部材50を前記支持板23に取り付けるには、該カバー部材50の円弧状被覆部51を支持板23(プリント配線板24およびベース板金27)の円弧状端縁25,28に前側から当接させると共に、該カバー部材50に形成した突出片51aをプリント配線板24の表面に当接させて、カバー部材50を支持板23に対して位置決めする。このとき、プリント配線板24の第1嵌挿孔24b,24bと、カバー部材50における当接片54の第2嵌挿孔54a,54aとが整列するから、この第1および第2嵌挿孔24b,54aの夫々に対してリフレクタ部材43のボス部46,46を嵌挿することにより、リフレクタ部材43とカバー部材50とが支持板23に対して一度に位置決めされる。このとき、前記ボス部46,46の通孔46a,46aの夫々は、前記ベース板金27に形成した前記第1ネジ孔27a,27aに整列するから、各通孔46aに挿通したネジを対応の第1ネジ孔27aに螺挿する。このとき、リフレクタ部材43の取着片45,45の夫々とプリント配線板24との間に、前記カバー部材50の当接片54,54が挟み込まれるから、リフレクタ部材43をベース板金27に対してネジ止めすることで、リフレクタ部材43、カバー部材50およびプリント配線板24の3つの部材を一度に固定できる。
前記各図柄表示ユニット21をドラムケース60内に収容保持するには、前記支持板23の後側上下位置においてプリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位を、後ケース体62に形成した第1後側挟持部70の一対の規制突部70a,70aの間に差込むと共に、後ケース体62に形成した第2後側挟持部71の一対の第1差込み片71a,71aの間に差込む。これにより、前記図柄表示ユニット21の後側が位置決め保持される。この状態で、図柄表示ユニット21の前方から前ケース体76を臨ませて、前記支持板23の前側下部位置においてプリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位を、前ケース体76に形成した前側挟持部83の一対の第2差込み片83a,83aの間に差込むと共に、前記カバー部材50の上端部に形成された差込み係合部56の一対の係合片56a,56aの間に、前ケース体76に形成した突条部84を差込む。これにより、前記図柄表示ユニット21の前側が位置決め保持される。このとき、前記前ケース体76に形成した第1の内側段差部81aが前記支持板23(カバー部材50の差込み係合部56)の前端部に当接すると共に、第2の内側段差部81bが支持板23の前側下端部に当接するから、図柄表示ユニット21の前方移動が規制され、ドラムケース60内の所定位置に前記図柄表示ユニット21が保持される。
ここで、前述の如く、前記第1後側挟持部70、第2後側挟持部71および前側挟持部83の夫々は、前記プリント配線板24とベース板金27とが重なり合う部位で支持板23を挟み込むから、搬送時の振動等によりプリント配線板24が損傷するのを防止し得ると共に、プリント配線板24とベース板金27とが剥離して両部材24,27間に隙間が空くのを阻止し得る。また、前記カバー部材50に形成した一対の係合片56a,56aの離間寸法と、前記突条部84の幅寸法の関係を、該突条部84の幅寸法の方が僅かに大きくなる条件で略同一に設定したことで、前後に互違いに形成された一対の係合片56a,56aに突条部84を差込んだ際に、該係合片56a,56aで突条部84が噛み込まれるように挟まれて、ドラムケース60内に図柄表示ユニット21を強固に保持することができる。このとき、前記突条部84の後端には、後方へ向けて先細りとなるようにテーパ部が形成されており、突条部84を差込む際にテーパ部を係合片56a,56a間に臨ませるようにしたことで、突条部84を係合片56a,56a間に容易に差込むことができる。
このように、図柄表示ユニット21は、前後のケース体62,76で挟むことで支持板23における4隅近傍が支持されるから、図柄表示ユニット21の安定性が向上する。そして、図柄表示ユニット21が安定した状態で透明カバー体90および上下の金属板111,125を組み付けられるから、組み付け作業を容易に行ない得る。更に、図柄表示ユニット21をドラムケース60に収容した際には、前記支持板23におけるベース板金27に形成した固定片29の第2ネジ孔29aが後ケース体62の後壁面64に形成したネジ挿通孔64bに前後に整列するよう構成されている。従って、前記ドラムケース60の外側から前記ベース板金27に形成した固定片29の第2ネジ孔29aにネジを螺挿することができ、ドラムケース60内に収容した図柄表示ユニット21のガタツキを効果的に防止できる。
前記ドラムケース60に対して金属枠部材110を取り付ける場合には、先ず下側金属板125に形成した各第2規制部129の係止片118,118を、前記透明カバー体90の下面部93に形成した第2引掛け部97の一対の鈎状凹部98,98(係合面部98a,98a)の前方に位置させた状態で、該第2規制部129の延出片117を鈎状凹部98,98(係合面部98a,98a)の間に臨ませて、該下側金属板125を後方に移動し、第2規制部129の係止片118,118を第2引掛け部97の係合面部98a,98aに当接係合させる。ここで、前記透明カバー体90の下面部93には、前記各第2引掛け部97と対応する位置に傾斜面99が形成されているから、前記下側金属板125の下板部126が後方へ下方傾斜した姿勢で、第2規制部129の係止片118,118を第2引掛け部97の係合面部98a,98aに当接係合させ得る。すなわち、前記下側金属板125を傾斜させることで、該下側金属板125の後板部128がドラムケース60に干渉するのを回避でき、該下側金属板125を後方移動した際には、該傾斜面99に沿って第2規制部129の係止片118,118が第2引掛け部97の係合面部98a,98aへ向けて自然に案内されるから、各係止片118,118を第2引掛け部97の係合面部98a,98aに対して容易に係合させることができ、該下側金属板125の組み付け作業性の向上を図り得る。
そして、前記第2規制部129の係止片118,118が第2引掛け部97の係合面部98a,98aに当接係合した状態で、前記下側金属板125の後板部128を前記ドラムケース60(後ケース体62の後壁面64)に向けて近接移動させ、該後ケース体62に形成した位置決め突部64c,64cを、下側金属板125の後板部128に形成した位置決め孔128b,128bに嵌合させる。このとき、下側金属板125の後板部128に形成した前記第1の位置決め開口部128cおよび第2の位置決め開口部128dの内縁に、前記後ケース体62の後壁面64に形成した4つの位置決め突片64dが当接する(図18参照)。すなわち、前記位置決め孔128b,128bに位置決め突部64c,64cが嵌合すると共に、前記第1および第2の第2の位置決め開口部128c,128dの内縁に位置決め突片64dすることで、下側金属板125の上下方向への移動および左右方向への移動が規制されて、ドラムケース60に対して下側金属板125が仮止めされる。
同様に、上側金属板111に形成した各第1規制部116の係止片118,118を、前記透明カバー体90の上面部92に形成した第1引掛け部96の一対の鈎状凹部98,98(係合面部98a,98a)の前方に位置させた状態で、該第1規制部116の延出片117を鈎状凹部98,98(係合面部98a,98a)の間に臨ませて、該上側金属板111を後方に移動し、第1規制部116の係止片118,118を第1引掛け部96の係合面部98a,98aに当接係合させる。ここで、前記透明カバー体90の上面部92には、前記各第1引掛け部96と対応する位置に傾斜面99が形成されているから、前記上側金属板111の上板部112が後方へ上方傾斜した姿勢で、第1規制部116の係止片118,118を第1引掛け部96の係合面部98a,98aに当接係合させ得る。すなわち、前記上側金属板111を傾斜させることで、該上側金属板111の後板部114がドラムケース60に干渉するのを回避でき、該上側金属板111を後方移動した際には、該傾斜面99に沿って第1規制部116の係止片118,118が第1引掛け部96の係合面部98a,98aへ向けて自然に案内されるから、各係止片118,118を第1引掛け部96の係合面部98a,98aに対して容易に係合させることができ、該上側金属板111の組み付け作業性の向上を図り得る。
そして、前記第1規制部116の係止片118,118が第1引掛け部96の係合面部98a,98aに当接係合した状態で、前記上側金属板111の後板部114を前記ドラムケース60(後ケース体62の後壁面64)に向けて近接移動させ、該後ケース体62に形成した位置決め突部64c,64cを、上側金属板111の後板部114に形成した位置決め孔114b,114bに嵌合させる。このとき、上側金属板111の後板部114に形成した前記第1の位置決め開口部114cおよび第2の位置決め開口部114dの内縁に、前記後ケース体62の後壁面64に形成した4つの位置決め突片64dが当接する(図18参照)。すなわち、前記位置決め孔114b,114bに位置決め突部64c,64cが嵌合すると共に、前記第1および第2の第2の位置決め開口部114c,114dの内縁に位置決め突片64dすることで、上側金属板111の上下方向への移動および左右方向への移動が規制され、上側金属板111の後板部114と、下側金属板125の後板部128とが重なり合う状態で、ドラムケース60に対して上側金属板111を仮止めする。
このとき、前記上側金属板111の後板部114に形成したネジ挿通孔114aと、前記下側金属板125の後板部128に形成したネジ挿通孔128aの夫々が、前記後ケース体62の後壁面64に形成したネジ挿通孔64bに整合し、該上側金属板111の外側から各ネジ挿通孔114a,128a,64bの夫々に挿通したネジを、ドラムケース60内に収容した前記図柄表示ユニット21(支持板23)の固定片29の第2ネジ孔29aに螺挿することで、上下の金属板111,125がドラムケース60に固定される。このように、上下の金属板111,125をドラムケース60に組み付ける際には、透明カバー体90の上下面部92,93に形成した第1および第2引掛け部96,97に対して各金属板111,125に形成した係止片118,118を前側から対応して係合させると共に、各金属板111,125の重なり合う部位で、後ケース体62にネジ止めするだけでよいから、簡単な作業で金属板111,125を組み付けることができる。
このように、実施例に係るドラム式図柄表示装置20では、ドラムケース60の外面に取り付ける金属枠部材110を、上側金属板111および下側金属板125からなる分割構造としたことで、該ドラムケース60に対して上側金属板111および下側金属板125の夫々を個別に取り付けることができる。すなわち、ドラムケース60の上面から後面を経て下面に亘る範囲を覆うように一枚の金属板を折曲形成した金属枠部材を該ドラムケース60に組み付ける場合には、上面および下面に対応する板部分を拡開してドラムケース60を差込む必要があり、作業性に劣る欠点がある。これに対して実施例では、金属枠部材110を上下の金属板111,125に分割したことで、該上下の金属板111,125の間にドラムケース60を差込むような煩雑な作業を必要とせず、組み付け作業性の向上を図り得る。更に、ドラムケース60に対して上下の金属板111,125を仮止めした状態でネジ固定できるから、該上下の金属板111,125の組み付け作業性が格段に向上する。
更に、前述のように、前記上下の金属板111,125における第1および第2規制部116,129の延出片117が、前記透明カバー体90における対応の第1および第2引掛け部96,97における一対の鈎状凹部98,98の間に臨むよう構成してある。従って、上下の金属板111,125をドラムケース60に組み付けるに際し、各金属板111,125の左右方向の位置決めがなされ、各金属板111,125を位置決めした状態で前記係止片118,118を鈎状凹部98,98の係合面部98a,98aに係合させ得るから、金属板111,125の取付作業性が大幅に向上される。
そして、前記上側金属板111および下側金属板125を、相互に重なり合う後板部114,128で前記後ケース体62(図柄表示ユニット21の固定片29)に固定するよう構成したことで、各金属板111,125を個別に固定する場合に較べ、両金属板111,125の一体性が向上し、ドラムケース60の変形や破損をより効果的に防止することができる。また、上下の金属板111,125が重なり合う部位でネジ止めすることで、金属板111,125のネジ止め箇所を削減でき、作業効率の向上をも図り得る利点がある。更に、上下の金属板111,125をネジ止めすることで、ドラムケース60に収容した前記図柄表示ユニット21も固定されるから、図柄表示ユニット21のガタツキを効果的に抑制することが可能となる。
前記制御装置130を前記ドラムケース60に配設するには、該制御装置130の前端部に形成した第1係合突部133を、前記上側金属板111に形成した立上がり壁119の係止孔119aに挿入する。その後に、前記制御装置130の後端部に形成した第2係合突部134,134と固定具140,140の係合凹部143,143とを係合させて、該固定具140,140を前記後ケース体62の支持板部73に設けたネジ止めボス74にネジ止めすることで、該制御装置130がドラムケース60の上面に固定されるから、制御装置130を簡単な作業で設置することができる。
ここで、前記各図柄表示ユニット21を前記ドラムケース60内に収容した状態では、前記後ケース体62の上傾斜面66に開設した第1通出孔72および上側金属板111の上傾斜板部113に開設した第2通出孔122を介して、該図柄表示ユニット21の支持板23の上方後端部がケース外方に突出し、制御装置130に対して配線接続される各第1コネクタ受け部26aがケースの外側に位置する。従って、ドラムケース60の上面に設置した前記制御装置130の各第3コネクタ受け部132を、対応する第1コネクタ受け部26aに対して容易に着脱することができ、配線接続の作業性向上が図られる。ここで、前記各図柄表示ユニット21は、支持板23を構成するベース板金27を、プリント配線板24に配設された前記第1コネクタ受け部26aと対応する位置で切り欠くよう構成されて、該プリント配線板24に対して、部品リードがスルーホールを介して裏面に突出する形態で第1コネクタ受け部26aが実装されている。従って、第1コネクタ受け部26aは、表面実装に較べてプリント配線板24に対して強固に固定されるから、該第1コネクタ受け部26aに対して前記制御装置130からの配線を着脱しても、プリント配線板24との固定部分(ハンダ付け部分)の剥離等の不都合が生ずるのを防止できる。特に、実施例では、前記第1コネクタ受け部26aのコネクタの差込み口を支持板23の後方側に向く姿勢で取り付けたことで、前記第1通出孔72および第2通出孔122から突出した第1コネクタ受け部26aに対して接続が容易になる一方で、配線接続時の負荷がプリント配線板24と平行な方向に作用するため、表面実装により第1コネクタ受け部26aを取り付けた場合には、第1コネクタ受け部26aの脱落を招来する虞も指摘されるが、実施例のように部品リードを裏面に突出させた形態で第1コネクタ受け部26aを実装することで、第1コネクタ受け部26aの脱落を効果的に防止することが可能となる。
また、前記支持板部73は、前記後ケース体62の左右方向に離間する4箇所に設けられているから、前記制御装置130をドラムケース60の上面に設置した状態では、該制御装置130の下面が支持板部73により複数箇所で支持され、制御装置130の安定感が増大する。更に、前記各支持板部73は前記制御装置130の前後の所定長さ(実施例では制御装置130の前後寸法の約1/3)に亘って延在して支持するよう構成したことで、耐衝撃性が向上し、パチンコ機の運搬時等の振動によって支持板部73が損傷して制御装置130が脱落するのを防止し得る。
また、前記固定具140,140に形成した各溝部145を、前記支持板部73および補強リブ73aと整合するだけで、固定具140,140に形成した通孔144,144と前記ネジ止めボス74に形成した第3ネジ孔74a,74aとが整合するから、該固定具140,140の取付作業を簡単に行なうことができる。そして、制御装置130をドラムケース60の上面に配設した際には、前記立上がり壁119および上側金属板111の上板部112の前端に形成した第2位置規制片120が制御装置130の前端部に当接して、制御装置130の前方移動を規制している。更に、前記上側金属板111に形成した第3位置規制片121が制御装置130の側面に当接して制御装置130の左右方向の移動を規制すると共に、該制御装置130の左右側面から突出した連結固定部135,135が該第3位置規制片121の前端に当接して、制御装置130の後方移動を規制する。すなわち、制御装置130をドラムケース60の上面に配設した際には、前記固定具140,140により固定する前の段階であっても、前記制御装置130の前後方向および左右方向の移動を規制し得るから、該制御装置130の脱落を阻止して固定具140,140による固定作業を容易に行ない得ることが可能となる。
更に、前記制御装置130を前記ドラムケース60の上面に配設した際には、該制御装置130の下面が前記透明カバー体90に形成した第1引掛け部96および前記各支持板部73に当接して、該制御装置130と金属枠部材110(上側金属板111)との間に隙間Sが画成されるようになっている。従って、ドラム式図柄表示装置20の内部で発生した熱(駆動モータ31の駆動による発熱)は、この制御装置130と金属枠部材110(上側金属板111)との間の隙間Sを介して外部に放熱し得るから、制御装置130に悪影響を及ぼすのを防止し得る利点がある。
また、前記固定具140,140の夫々に配線フック146,146を設けたことで、前記ドラム式図柄表示装置20の図柄表示ユニット21に設けた第1コネクタ受け部26aと、制御装置130に設けた第3コネクタ受け部132とを接続する配線を留めることができる。このため、ドラム式図柄表示装置20を前記遊技盤10の裏側に設けた設置部材16に着脱する際に、配線が他の部品に引っ掛かるのを防止でき、ドラム式図柄表示装置20の着脱作業が容易になる。また、配線フック146,146を固定具140,140に一体的に設けたことで、別途配線フックを設ける場合に較べて部品点数を少なくでき、コストと削減に寄与し得る。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機用の図柄表示装置としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
実施例では、上側金属板の後板部と、下側金属板の後板部とを単に重ね合わせるように構成したが、該上側金属板および下側金属板の組み付け順序を規定する組み付け順序規定手段を設けるようにしてもよい。例えば、実施例において後ケース体の後壁面に形成した位置決め突片を組み付け順序規定手段として利用することが可能であり、その他の手段を設けることも可能である。
ここで、上側金属板および下側金属板の組み付け順序を規定する具体例としては、図21(a)〜(c)に示すように、前記後ケース体62の後壁面64に形成された4つの位置決め突片64dの内、左側2つの位置決め突片64dの突出寸法を上下の金属板111,125を重ね合わせた板厚と同等に設定し、右側2つの位置決め突片64dの突出寸法を下側金属板125の板厚以下の寸法に設定する。そして、下側金属板125には、前記位置決め突片64dを挿通可能な前記第1の位置決め開口部128cおよび第2の位置決め開口部128dを夫々形成する。更に、前記上側金属板111における位置決め突片64dとの対応位置には、左側2つの位置決め突片64dを囲繞する第1の位置決め開口部114cを開設する一方で、右側2つの位置決め突片64dに対応する位置に、該位置決め突片64dに干渉する板部114eを形成する。これにより、前記下側金属板125をドラムケース60に対して先に組み付けた際には、前記後ケース体62に形成した各位置決め突片64dが第1および第2の位置決め開口部128c,128dに臨んで、当該下側金属板125の組み付けが許容される(図21(b)参照)。反対に、前記上側金属板111をドラムケース60に対して先に組み付けた際には、後ケース体62に形成した右側2つの位置決め突片64dが上側金属板111の板部114eに干渉して組み付けが阻止されることになる(図21(c)参照)。従って、上下の金属板111,125を正しい組み付け順序でドラムケース60に組み付けることが可能となる(図21(a)参照)。すなわち、この変更例では、後ケース体62における位置決め突片64dと、上側金属板111における第1の位置決め開口部114cおよび板部114eと、下側金属板125における第1および第2の位置決め開口部128c,128dとの夫々が組み付け順序規定手段として機能するものである。
なお、前記組み付け順序規定手段に関しては、前述した変更例のものに限られるものではなく、後ケース体および上下の金属板の夫々に形成される各種構成・部材の組合せにより、所定の順序で組み付けた場合に限り、上下の金属板をドラムケースに組み付け得るようにすればよい。
実施例では、図柄表示ユニットのプリント配線板に配設した第1コネクタ受け部を、部品リードがプリント配線板の裏面に突出するよう構成し、ベース板金の対応位置を切り欠くよう構成したが、該第1コネクタ受け部をプリント配線板の表面に表面実装して、プリント配線板とベース板金とを完全に整合する形状に形成することもできる。
実施例では、支持板の前側に配設したカバー部材の上端部に差込み係合部を形成して、前ケース体に形成した突条部を差込むよう構成したが、これに限られるものではなく、該カバー部材の下端部に差込み係合部を形成して、前ケース体に形成した突条部を差込むよう構成することもできる。また、前ケース体の上壁面に一対の差込み片からなる前側挟持部を形成して、前記支持板(プリント配線板およびベース板金の重なる部位)の前側上部位置を、該前側挟持部に差込むようにしてもよい。すなわち、前ケース体における上下の壁面に一対の差込み片からなる前側挟持部を形成して、前記支持板(プリント配線板およびベース板金の重なる部位)の前側上部位置および前側下部位置を、対応する前側挟持部に差込んで保持することも可能である。
実施例では、発光体(LED)とリフレクタ部材とからなる照明手段を図柄表示ユニットに設けて、リフレクタ部材からの反射光が図柄表示体の図柄に照射されるよう構成したが、これに限られるものではなく、発光体からの光を図柄表示体の図柄に直接照射するよう構成してもよい。また、前記発光体としてはLEDに限定されるものではなく、プリント配線板に表面実装可能であれば何れの発光体であってもよい。
実施例では、収容ケース内に4基の図柄表示ユニットを収容したが、これに限らず、2基や3基、あるいは5基以上の図柄表示ユニットを収容ケース内に収容する構成であってもよい。
実施例では、前記上下の金属板の前端部に延出片と一対の係止片からなるT字状の規制部を夫々形成するようにしたが、これに限定されるものではなく、延出片の端部から一側方へだけ係止片が突出するL字状に形成することもできる。前記規制部をL字状に形成した場合には、対応する引掛け部は1つの鈎状凹部から構成するだけでよい。
実施例では、収容ケースのケース本体を構成する後ケース体を、上下の壁面、左右の側壁面、後壁面および上下の傾斜面から構成するようにしたが、左右の側壁面、後壁面および上下の傾斜面から後ケース体を構成するようにしてもよい。この場合には、金属枠部材の上側金属板は、前ケース体の上壁面から後ケース体の上傾斜面を経て後壁面まで延在するよう形成され、金属枠部材の下側金属板は、前ケース体の下壁面から後ケース体の下傾斜面を経て後壁面まで延在するよう形成される。すなわち、前記上側金属板は、前後のケース体を含めたケース本体の上壁面から後壁面まで延在する形状に形成すればよく、前記下側金属板は、前後のケース体を含めたケース本体の下壁面から後壁面まで延在する形状に形成すればよい。
実施例では、遊技機として、一般的なパチンコ機に図柄表示装置を配設する場合について説明したが、これに限られるものではなく、スロットマシン機等にも好適に使用することができる。また、回転表示体としては、実施例に示した図柄ドラムに限られるものではなく、外周面に各種図柄が表示された従来公知の無端状の図柄ベルトを採用することもできる。
本発明の実施例に係るドラム式図柄表示装置を示す分解斜視図である。 実施例に係るドラム式図柄表示装置を配設した遊技盤の正面図である。 実施例に係るドラム式図柄表示装置を配設した遊技盤の背面図である。 実施例に係るドラム式図柄表示装置に、制御装置を載置した状態を示す斜視図である。 実施例に係る図柄表示ユニットの分解斜視図である。 実施例に係る図柄表示ユニットの支持板、リフレクタ部材およびカバー部材を分解して背面側から視た状態を示す斜視図である。 実施例に係る図柄表示ユニットから図柄ドラムを取り外した状態を示す斜視図である。 実施例に係る図柄表示ユニットの側面図である。 図8のA―A線断面図である。 実施例に係る図柄表示ユニットにおけるカバー部材の配設位置を示す断面図である。 実施例に係るケース本体を示す分解斜視図である。 実施例に係るケース本体を背面側から視た状態で示す分解斜視図である。 実施例に係る後ケース体を示す斜視図である。 実施例に係るケース本体内に1基の図柄表示ユニットを収容した状態を示す斜視図である。 実施例に係る上側金属板を背面側から視た状態を示す斜視図である。 実施例に係る下側金属板を背面側から視た状態を示す斜視図である。 実施例における第1規制部と第1引掛け部との係合状態を示し、(a)は第1規制部と第1引掛け部との係合状態を拡大して示す縦断面図であって、(b)は(a)におけるB―B線断面図である。 実施例に係るドラム式図柄表示装置に制御装置を載置して背面側から視た状態を示す斜視図である。 実施例に係るドラム式図柄表示装置の縦断側面図である。 実施例に係る一対の固定具を示す斜視図であって、(a)は固定具を正面側から視た状態を示し、(b)は固定具を背面側から視た状態を示す。 変更例に係る上側金属板および下側金属板の組み付け順序を規定する構成の概略説明図であり、(a)は上下の金属板を組み付けた状態を示し、(b)は後ケース体に対して下側金属板を先に組み付ける状態を示し、(c)は後ケース体に対して上側金属板を先に組み付ける状態を示す。
符号の説明
21 図柄表示ユニット
24 プリント配線板
24a 開口部
26b 第2コネクタ受け部(配線接続手段)
27 ベース板金
29 固定片
29a 第2ネジ孔(ネジ孔)
31 駆動モータ
34 図柄ドラム(回転表示体)
42 LED(発光体)
60 ドラムケース(収容ケース)
64b ネジ挿通孔
70 第1後側挟持部(挟持部)
71 第2後側挟持部(挟持部)
83 前側挟持部(挟持部)

Claims (2)

  1. 外周面に各種図柄が表示された図柄表示体を駆動モータの駆動により回転させるよう構成された図柄表示ユニットを、矩形箱状の収容ケースに収容した遊技機用の図柄表示装置において、
    前記図柄表示ユニットは、
    前記図柄表示体の内側から図柄を照明する発光体および前記駆動モータからの配線が接続される配線接続手段の夫々が表面に表面実装されると共に、所要位置に開口部が開設されたプリント配線板と、
    前記駆動モータが配設されると共に、前記開口部に駆動モータを挿通した状態でプリント配線板の裏面に固定される金属製のベース板金とを備え、
    前記収容ケースには、前記プリント配線板およびベース板金が重なり合う部位を挟んだ状態で支持する挟持部が形成される
    ことを特徴とする遊技機用の図柄表示装置。
  2. 前記ベース板金には、ネジ孔を有する固定片が形成されると共に、前記収容ケースには、前記図柄表示ユニットを収容した状態でネジ孔に整列する位置にネジ挿通孔が形成されて、該収容ケースの外側からネジ挿通孔に挿通したネジを、固定片のネジ孔に螺挿するよう構成した請求項1記載の遊技機用の図柄表示装置。
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