JP4218006B2 - 遊技機用の回転式図柄表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機用の回転式図柄表示装置に関し、更に詳細には、回転する図柄表示体の内側に臨むよう配設され、該図柄表示体の円周面に表示した各種図柄を後側から照明する照明手段を有する遊技機用の回転式図柄表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の代表例であるパチンコ機には、遊技中に発生する始動および停止を含む変動制御条件に基づいて図柄組合わせゲームを展開して特別遊技状態に係る権利とされる組合わせ入賞条件を成立表示することのできるドラム式やベルト式と称される回転式図柄表示装置が配設されているものがある。例えば、ドラム式図柄表示装置は、図10に示すように、図柄表示体として各種図柄を表示した平プーリ形の図柄ドラム67や、該図柄ドラム67を回転および停止を行なう駆動手段68等を駆動基板65上に配設して1基毎にユニット化した図柄表示ユニット64が、ドラムケース61(収容ケース)内に複数基(通常では左列、中列、右列の3基)を組単位として並列セットされている。
【0003】
前記ドラム式図柄表示装置60は、遊技盤における前面の中央に組付けた大型装飾部品に開口形成された透視窓状の可視表示部に対し、前記各図柄表示ユニット64の各図柄ドラム67を透視表示体62に臨ませた状態で遊技盤の裏面に組付けて固定される。そして、パチンコゲーム中に発生した始動信号入力条件により、例えばドラムケース61の後側に配設されている表示制御装置63から発生される制御出力に基づいて各図柄表示ユニット64の図柄ドラム67が設定時間条件で回転・停止し、前記可視表示部に設けた入賞ライン上に図柄を停止表示する。
【0004】
また、図10に示すように、前記図柄ドラム67内に配設した照明手段69により前記入賞ラインを明輝表示するようになっている。ここで、前記照明手段69は、駆動基板65の上下方向に離間して配設され、図柄ドラム67の最も前方に膨出した部位を指向する一対の発光体70,70と、両発光体70,70の後側面に沿って配設され、各発光体70の光を前側に反射するリフレクタ部材71とから構成されている。そして、前記発光体70から直接照射される光と、前記リフレクタ部材71により反射された反射光により、前記入賞ライン上に位置する図柄を明輝表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように前記入賞ラインに位置する図柄を、発光体70による直接光とリフレクタ部材71で反射された反射光とで照明すると、図柄に直接光を受ける部位と反射光を受ける部位とが生ずることになる。このため、図柄を均一な輝度で照明することは困難であり、図柄に照明斑が生ずる欠点がある。また、前記発光体70を駆動基板65の上下方向に離間して配設した発光体70およびリフレクタ部材71で、前記入賞ラインの全体を明輝表示するよう構成してあるので、入賞ラインを複数(例えば、上段・中段・下段)形成した場合に、各入賞ライン毎に個別に明輝表示できず、発光による演出態様が限られる問題も指摘されている。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、図柄表示体の内側に配設した照明手段により、該図柄表示体に表示した各図柄を均一な明るさで照明し得る遊技機用の回転式図柄表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機用の回転式図柄表示装置は、
周面に複数種類の図柄が表示された円筒状に形成され、遊技機の可視表示部(15)を介して複数の図柄が臨む筒状の図柄表示体(34)と、前記図柄表示体(34)の略中心位置で回転軸 (38a) が連結されて該図柄表示体 (34)を回転および停止させて、各図柄を遊技機の可視表示部(15)に順次到来させる回転駆動手段(38)と、前記回転駆動手段(38)が配設される配線基板(30)と、前記可視表示部(15)に到来する図柄表示体(34)の各図柄を照明する照明手段(41)とからなる回転式図柄表示装置(20)において、
前記照明手段(41)は、前記図柄表示体(34)の円周に沿って前記配線基板(30)に配設されて、該図柄表示体(34)の軸方向に光を照射する複数のLED(41a)と、
前記配線基板(30)に配設され、前記複数のLED(41a)からの光を反射して前記可視表示部(15)に到来した図柄表示体(34)の各図柄を後側から照明するリフレクタ(42)とからなり、
前記リフレクタ(42)は、前記図柄表示体(34)の円周に近似した形状を有する円弧状部材と、
前記円弧状部材における前記配線基板(30)側の端部に開設されて、前記複数のLED(41a)を前記可視表示部(15)側が覆蓋された状態で収容する開口部(43)と、
前記円弧状部材の外周面をなし、前記開口部(43)に連通して前記LED(41a)からの光を前記可視表示部(15)に到来する前記図柄表示体(34)の各図柄に反射させる主反射面(42a,42b,42c)と、
前記円弧状部材の内側面をなし、前記可視表示部(15)に向け膨出して前記LED(41a)からの光を内側方向へ反射させる補助反射面(42d,42e,42f,42g)とを備えて、
前記主反射面(42a,42b,42c)は、前記円弧状部材の外周面を所要間隔で周方向へ順次傾斜させた複数の平面状の反射面から構成されて、該複数の平状の反射面(42a,42b,42c)が前記複数のLED(41a)を収容している前記開口部(43)に対応的に連通すると共に、各平状の反射面(42a,42b,42c)が前記図柄表示体(34)の軸方向と平行になるよう形成され、
前記補助反射面(42d,42e,42f,42g)は、前記開口部(43)に収容されたLED(41a)から離間する前記主反射面(42a,42b,42c)の端縁側に設けられて前記可視表示部(15)に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面としての第1の側部反射面 (42f) と、前記主反射面 (42a,42b,42c) における前記配線基板 (30) 側の端縁に設けられ、該主反射面 (42a,42b,42c) との間に前記開口部 (43) を形成して前記複数のLED (41a) の前記可視表示部 (15) 側を覆蓋し、前記可視表示部 (15) に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面となっている第2の側部反射面 (42g) と、前記主反射面 (42a,42b,42c) において前記第1の側部反射面 (42f) および第2の側部反射面 (42g) に交差する前記図柄表示体 (34) の軸方向に沿った両端縁に設けられると共に、該第1の側部反射面 (42f) および第2の側部反射面 (42g) の対応する両端縁に設けられ、前記可視表示部 (15) に近接するにつれて外方へ突出する第3の側部反射面 (42d,42e) とから形成されることを特徴とする。
【0008】
また、前記開口部(43)は、前記第2の側部反射面(42g)の後側において前記主反射面を構成する前記複数の平面状の反射面(42a,42b,42c)同士の境界位置に夫々対応する位置に形成された仕切部(43a)により区切られて、主反射面を構成する各平面状の反射面(42a,42b,42c)毎に対応して各開口部(43)が連通するよう構成してもよい。
【0009】
更に、前記リフレクタ(42)の主反射面(42a,42b,42c)は、軸方向の幅寸法が前記図柄表示体(34)の軸方向の幅寸法より小さく設定されると共に、
前記リフレクタ(42)の補助反射面(42d,42e,42f,42g)における前記第1の側部反射面(42f)および第2の側部反射面(42g)は、前記主反射面(42a,42b,42c)から前記可視表示部(15)に近接するにつれて相互に離間する方向へ傾斜して、両側部反射面(42f,42g)における図柄表示体 (34)側の端縁の離間寸法が、前記図柄表示体(34)の軸方向の幅寸法に整合するよう構成することもできる。
そして、前記LED(41a)を、前記仕切部(43a)により区切られた各開口部(43)毎に複数収容してもよい。
【0010】
【作用】
本発明に係る遊技機用の回転式図柄表示装置における図柄表示体に表示された各図柄を照明する照明手段は、該図柄表示体の円周に沿って配線基板に配設した複数のLEDと、該複数のLEDからの光を反射するリフレクタとから構成される。そして、前記リフレクタを前記図柄表示体の円周に近似した形状を有する円弧状部材に形成して、この円弧状部材に前記複数のLEDを収容する開口部を開設してある。この開口部にLEDを収容するため、前記複数のLEDからの直接光により、前記図柄表示体の各図柄が照明されることはない。更に、前記リフレクタは、前記開口部に連通して各LEDからの光を前記可視表示部を通過する前記図柄表示体の図柄に反射させる主反射面と、該可視表示部に向けて突出して各LEDからの光を図柄表示体の内側方向へ反射させる補助反射面とから構成されている。従って、前記各LEDからの光は、前記開口部と主反射面と連通している部位を通り、前記主反射面および補助反射面で反射されて、この反射光により前記図柄表示体の図柄が照明される。このように、前記可視表示部を通過する前記図柄表示体の図柄を反射光だけで照明することにより、各図柄を均一な輝度で明輝表示することができ、照明斑の発生を防止することが可能である。
【0011】
また、前記主反射面を所要間隔で周方向へ順次傾斜させた複数の平面状の反射面から構成すると共に、これら複数の平面状の反射面の夫々を、前記複数のLEDを収容した前記開口部に対応的に連通させることで、前記可視表示部に入賞ラインを複数設けた場合に各入賞ライン毎に個別に明輝表示でき、発光による種々の演出を行ない得るようになる。更に、前記補助反射面を、前記可視表示部に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面となっている第1の側部反射面および第2の側部反射面として構成することで、前記図柄表示体の各図柄の全体に反射光を照射し得るようになるので、各図柄の全体が均一な輝度で明輝表示されて照明斑が生じ難くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る遊技機用の回転式図柄表示装置につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。ここで本実施例では、遊技機としてパチンコ球を遊技媒体として使用するパチンコ機を例示すると共に、回転式図柄表示装置として該パチンコ機に実施されるドラム形式の回転式図柄表示装置を例示する。
【0013】
(パチンコ機について)
先ず本実施例のドラム式図柄表示装置が取付けられるパチンコ機の概略構成について、図2および図3を参照して説明する。本実施例のパチンコ機Pは、その基本的な概略構成として、外枠Aの開口前面側に対して前枠Bが、連結支持手段および施錠手段を利用して着脱および開放可能に組付けられている。そして、前枠Bに横開き式のガラス扉Dを組付けた窓枠Cと、ガラス扉Dの下部において窓枠Cに対して着脱および開放可能に組付けられる開閉セット板の前側にセットされた上球皿Eおよび後側にセットされた電動式の球送り装置(図示せず)と、下段に位置する下球皿Fおよび打球発射装置Hと、後側に位置する機構セット盤(図示せず)等が夫々装備されている一方、前枠Bの後側に所要の遊技領域Iを構成した遊技盤Jが着脱交換可能にセットされる。なお、以下の説明において前,後および左,右とは、図2に示すように前記遊技盤Jを前側から見た場合において指称するものとする。
【0014】
(遊技盤について)
前記遊技盤Jは、図3に示すように、略円形状に湾曲形成したレール10により囲まれた遊技領域Iの前側において、縦央やや下部に配設されてセーフ球をスイッチで検出し得る始動入賞具11と、この始動入賞具11の直上方に配置された後述のドラム式図柄表示装置20と、風車とも称されて遊技球用の流下方向を任意に変向する電飾案内車12および普通案内車13と、始動入賞具11の直下方に設置された大型電動式の入賞装置Lと、遊技状態に応じて照射パターンが変更制御される電飾装置14等を備えている。また遊技盤Jの後側には、セーフ球を機構セット盤側に通出案内させる図示しないセーフ球案内部材が装着されている。そして、セーフ球案内部材に開設した可視表示部15の後側に合わせてドラム式図柄表示装置20が装備セットされるようになっている。なお、符号16はアウト口を示す。
【0015】
前記始動入賞具11内に配設された図示しないスイッチは、各セーフ球の検出毎にドラム式図柄表示装置20を1回ずつ作動スタートさせるための始動入力手段として利用される。また前記入賞装置Lは、ドラム式図柄表示装置20の大当り成立時に対する特別遊技状態として、開成作動条件が付与される大型の入賞装置であって、特別入賞具17に対設された扉状の開閉板18が、後側の電磁ソレノイドに係る設定駆動条件に基づいて、通常の閉鎖状態から開放状態に変化されるようになっている。そして、特別入賞具17の後側内部にセーフ球用のカウントスイッチと、開放作動継続用の特別スイッチ(Vスイッチ)が組込まれている(何れも図示せず)。なお、入賞装置Lの左右両側に普通入賞具19,19が設けられている。
【0016】
(ドラム式図柄表示装置について)
次に、前記遊技盤Jの裏側に設置される実施例に係るドラム式図柄表示装置20について説明する。実施例のドラム式図柄表示装置20は、図4に示すように、前側に位置する透視表示体22と、この透視表示体22の後側に配設するドラムケース(収容ケース)21とから箱状に形成されており、このドラムケース21内に横並び状態で3基の図柄表示ユニットU,U,Uが収容セットされている。そして、前記始動入賞具11からの始動入力条件により、所要位置に設置した表示制御装置(図示せず)から発生する制御出力に基づいて、各図柄表示ユニットUを構成する図柄ドラム(図柄表示体)34を設定時間に亘って回転させた後に停止する形式のものである。
【0017】
(透視表示体について)
前記透視表示体22は、図4に示すように、前記ドラム式図柄表示装置20の前位置決め部材としても機能する部材である。前記透視表示体22は、透明合成樹脂材により後側に開放する箱蓋形に形成され、その中央部には前向きの凸円弧形に膨出する透視部22aが形成されており、該透視部22aが前記可視表示部15に整合するようになっている。また、前記透視表示体22の後側で前記透視部22aの下方位置には、上下方向に延在すると共に左右方向に離間する3箇所に溝部22bが形成されている。なお、前記透視部22aには、各種図柄の有効停止ラインを表わす図柄停止ラインT(図3参照)が複数列・複数段、具体的には3列×3段で設けられて、合計9個の図柄を停止表示するよう構成されている。
【0018】
(ドラムケースについて)
前記ドラムケース21は、図4に示す如く、前後に連結可能な後ケース24および前ケース25とから構成されている。この後ケース24は、前側に開口する箱状に形成されると共に、該後ケース24における後壁部24aの上部位置には、3箇所に挿通孔(図示せず)を形成してある。そして、前記ドラムケース21内に収容セットした前記各図柄表示ユニットUのコネクタ接続口30a(後述)が、対応する前記各挿通孔から外部に挿通され得るようになっている。また、前記後壁部24aの内側には、左右に離間して前側に突出する一対の規制突部24b,24bが、左右方向に離間して3組設けられている。
【0019】
前記前ケース25は、前後方向に開口する角筒状に形成されており、後側の開口部は前記後ケース24の開口部に整合し、前側の開口部は前記透視表示体22の後面に当接させた際に、前記透視部22aの外側を囲繞するようになっている。また、前ケース25における上壁部25aの内側には、前後方向に延在する突片部(第2係合部)25bが、左右方向に離間して3箇所に形成されている。なお、前記透視表示体22の溝部22b、後ケース24の規制突部24b,24bおよび前ケース25の突片部25bは略同一面上に位置するよう構成される。
【0020】
(図柄表示ユニットについて)
前記各図柄表示ユニットUは、基本的に同一の構成とされる。すなわち、図1または図5に示すように、前記図柄表示ユニットUは、略矩形状の配線基板30と、この配線基板30の一面(実施例では右面)に配設されて前記図柄ドラム34の回転および停止を行なうステッピングモータ(回転駆動手段)38と、配線基板30の右面に位置して前記透視部22aを介して前記可視表示部15に臨む図柄ドラム34と、配線基板30の右面に配設されて該図柄ドラム34に設けられた図柄を後側から照明し得る照明手段41と、配線基板30の右面に配設されて当該図柄ドラム34の原位置検出を行なう検出センサ(位置検出手段)48とから基本的に構成される。なお、前記配線基板30における前側端縁の略中央に、前方に向かって円弧状に突出する設置部31が形成されており、該設置部31にベース部材32を配設固定するようになっている(図1参照)。
【0021】
前記ベース部材32は、図1または図7に示すように、前記設置部31と整合する半円状の板面32aと、該板面32aの端縁部に延設され、該設置部31(配線基板30)における円弧状端縁部31aの外部輪郭に合致する円弧状規制片32bとを有している。ここで、前記円弧状規制片32bは、前記板面32aにおける前側端縁の略全長に亘って該板面32aから左右方向に延出しており、該円弧状規制片32bにおける左側に延出する部位を前記設置部31の円弧状端縁部31aに外方(配線基板30の右側)から整合させることで、前記ベース部材32が前記配線基板30に対して位置決めされる。また、前記ベース部材32の下方位置には、右方向に突出する台状の取付部33が一体的に形成されており、該取付部33の右端面に前記検出センサ48を取付けるよう構成されている。すなわち、前記検出センサ48は、前記ベース部材32の板面32aから所要距離だけ離間した位置(後述の連結固定部39近傍)に設けられ、該ベース部材32を前記配線基板30に取付けることで、該配線基板30に対して検出センサ48の位置決めがなされるようになっている。更に、前記ベース部材32における前記板面32aには、前記円弧状規制片32bの内側(後方側)で、かつその円弧状に倣って開口する第1の開口部(開口部)32fが形成されている。
【0022】
また、図7または図8に示すように、前記ベース部材32における円弧状規制片32bの上端部近傍から上方に向けて突出部32cが延出形成されており、該突出部32cの端部に、前方および上方に開口する位置決め凹部(第1係合部)32dが形成されて、該凹部32dと前記前ケース25の突片部25bとが係脱可能に係合するようになっている。また、前記ベース部材32の突出部32cの下端部近傍(位置決め凹部32dの下側)には、前記配線基板30の前側上方角部と係脱可能に係合する切欠部32gが形成されて、該配線基板30と切欠部32gとの係合状態において、該配線基板30に対して突出部32cの位置規制がなされる。更に、前記円弧状規制片32bにおける下端部近傍に、先端が前側を指向するL字状の位置決め突部32eが形成されて、該突部32eと前記透視表示体22の溝部22bとが係脱可能に係合するよう構成されている。すなわち、前記位置決め凹部32dと突片部25bおよび前記位置決め突部32eと溝部22bの夫々が係合することで、前記配線基板30の前側を位置決めするよう構成される。
【0023】
また、前記ステッピングモータ38は、図1または図5に示すように、前記配線基板30の略中央位置に配設される。そして、前記配線基板30の後方上部位置に設けたコネクタ接続口30aに、前記ステッピングモータ38を駆動制御する前記表示制御装置を接続するようになっている。ここで、ステッピングモータ38は一例として200パルス単位で1回転し、図柄ドラム34の外周面に10個の図柄が形成されている場合は、20パルス単位で1図柄分の角度36°を変動して停止するよう設定してある。
【0024】
(図柄ドラムについて)
前記図柄ドラム34は、図1または図6に示すように、左右方向に離間して設けられて、同一の円形枠状に形成された右枠部35および左枠部36を、周方向に離間する複数の支持部材37で平行状態に連結固定することで円筒状に形成される。すなわち、前記図柄ドラム34の周面の大部分は開口した状態となっている。また、前記図柄ドラム34の周面には、例えば光透過性を有する樹脂フィルム等を材質として表面に複数の各種図柄を設けた図柄フィルム34a(図4参照)が配設されており、各図柄が前記各図柄停止ラインTに個別に臨むよう構成される。なお、前記左右の枠部35,36の直径は、前記ベース部材32における円弧状規制片32bの前側を非接触状態で回転するよう設定されている。
【0025】
更に、前記右枠部35の所要箇所には径方向内側に向けて所要量だけ延出した後に前記配線基板30側に屈曲する略L字状のスポーク35aが複数(実施例では5つ)形成してある。そして、前記図柄ドラム34の略中心位置に位置する連結固定部39に前記各スポーク35aが連結しており、該連結固定部39を前記ステッピングモータ38の回転軸38aと連結することで、前記図柄ドラム34が該モータ38の回転に追従して回転するようになっている。
【0026】
(位置検出体および位置検出手段について)
図5または図6に示すように、前記連結固定部39の所要位置には、前記図柄ドラム34の位置指標として機能するインデックス(位置検出体)46が形成されている。このインデックス46は、前記連結固定部39から径方向外側に延出する支持部46aと、該支持部46aの先端部から配線基板30側に屈曲した検出片46bとからL字状に形成してある(図6参照)。そして、前記ベース部材32の取付部33に取付けられる前記検出センサ48により、図柄ドラム34に設けた前記インデックス46の検出時毎に図柄ドラム34の原位置を確認検出するよう構成される。前記検出センサ48は、凹形の本体部の対向位置に発光部と受光部を夫々備えており、図柄ドラム34の回転中において、前記連結固定部39に設けたインデックス46の検出片46bにより遮光された時点で検出(ON)状態とされて、ステッピングモータ38および図柄ドラム34の1回転(360°)を検出するように設定されている。そして、検出された図柄の原位置からの図柄ドラム34(ステッピングモータ38)の回転量に基づいて、所定の図柄を前記図柄停止ラインTに停止表示し得るようになっている。
【0027】
(照明手段について)
前記照明手段41は、図1に示すように前記図柄ドラム34に光を照射するための複数の発光ダイオード(発光体)41aと、該発光ダイオード(以下LEDと云う)41aから照射された光を反射して前記可視表示部15に到来した前記図柄ドラム34に表示した各図柄を後側から照射するリフレクタ42とから構成されている。前記LED41aは前記配線基板30における設置部31の円弧状端縁部31aの内側に沿って複数配設され、前記ベース部材32を該設置部31に取付けた際に、ベース部材32における前記第1の開口部32fへ挿通されるようになっている。また、前記LED41aは、右方向を指向するよう配設されており、図6に示すように、前記図柄ドラム34の軸方向に光を照射するよう構成してある。
【0028】
また、前記リフレクタ42は、図5に示すように、前記図柄ドラム34の円周に近似した形状を有する円弧状部材として形成され、該リフレクタ42の円弧状端縁部(後述の左側部反射面42gの端縁部)を前記ベース部材32の円弧状規制片32bにおける右側に延出する部位に内側(後側)から当接させた状態で位置決めされて、前記ベース部材32に配設固定される。そして、前記リフレクタ42を前記ベース部材32に位置決めすると共に、該ベース部材32を配線基板30に位置決めしたもとで、当該リフレクタ42の後面側に配設される固定部材44と配線基板30とをビス止めすることにより、各部材30,32,42,44を夫々連結固定するようになっている。また、前記リフレクタ42には、前記ベース部材32に開設した前記第1の開口部32fと略整合する第2の開口部43,43,43が開設されており、該第1の開口部32fを通出した前記複数のLED41aを収容し得るよう構成される。
【0029】
なお、前記第2の開口部43,43,43は、後述する上方反射面42aと中央反射面42bとの境界および、中央反射面42bと下方反射面42cとの境界に夫々対応する箇所に形成された仕切部43a,43aにより上下に区切られて、各第2の開口部43が上部反射面42a、中央反射面42bおよび下方反射面42cに連通している。また、前記固定部材44とステッピングモータ38との間を所要間隔離間して所要の通出路45を形成してあり(図5または図6参照)、該ステッピングモータ38を駆動して前記図柄ドラム34を回転させた際に、前記インデックス46が該通出路45を通過するようになっている。
【0030】
前記リフレクタ42は、図1または図9に示すように、円弧状部材の外周面をなし、前記第1の開口部32fおよび各第2の開口部43に連通して前記各LED41aからの光を前記可視表示部15を通過する前記図柄ドラム34の各図柄に反射させる主反射面42a,42b,42cと、該円弧状部材としてのリフレクタ42の内側面をなし、該可視表示部15に向けて突出して該LED41aからの光を該図柄ドラム34の内側方向へ反射させる補助反射面42d,42e,42f,42gとから構成されている。
【0031】
そして、図1、図5または図9に示すように、前記リフレクタ42の主反射面は、前記図柄ドラム34の軸方向と平行に形成され、かつ外周面を所要間隔で周方向へ順次傾斜させた上方反射面42a、中央反射面42bおよび下方反射面42cから構成される。そして、前記上方反射面42a、中央反射面42bおよび下方反射面42cの夫々が、前記可視表示部15における図柄停止ラインTの上段、中段および下段の夫々に対応している。なお、前記各反射面42a,42b,42cの左右の幅寸法は、前記図柄ドラム34の幅寸法より小さく設定してある。
【0032】
また、前記補助反射面は、図1、図6または図9に示すように、前記上方反射面42aの上端縁に形成されて、前記図柄ドラム34の幅方向に拡がりながら前記可視表示部15に近接するにつれて外方(前側)に突出する上側部反射面42dと、前記下方反射面42cの下端縁に形成されて、該図柄ドラム34の幅方向に拡がりながら該可視表示部15に近接するにつれて外方(前側)に突出する下側部反射面42eと、前記各反射面42a〜42eの左右の側縁に形成されて、前記図柄ドラム34における右枠部35に向かって拡がりながら該可視表示部15に近接するにつれて外方(前側)に突出する湾曲面となっている右側部反射面42fと、左枠部36に向かって拡がりながら該可視表示部15に近接するにつれて外方(前側)に突出する湾曲面となっている左側部反射面42gとから構成されている。これにより、前記補助反射面42d,42e,42f,42gは、前記LED41aからの光を受けて、前記透視表示体22における図柄停止ラインT側に反射するようになっている。
【0033】
なお、前記各第2の開口部43は、図5、図6または図9に示すように、前記主反射面42a,42b,42cと左側部反射面42gとの間に形成されており、前記ベース部材32の第1の開口部32fに挿通した前記各LED41aが、主反射面42a,42b,42cの前面側に整列すると共に、該左側部反射面42gにより覆蓋されて、該LED41aにより図柄ドラム34の図柄を直接照明しないよう構成されている。
【0034】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る遊技機用のドラム式図柄表示装置の作用につき説明する。前記ベース部材32を前記配線基板30に配置するに際には、該配線基板30における設置部31の円弧状端縁部31aに、該設置部31と整合する半円状の板面32aを備えるベース部材32に形成した円弧状規制片32bを外方(配線基板30の右側)から当接させる。このとき、前記ベース部材32における円弧状規制片32bは、前記配線基板30における円弧状端縁部31aの外部輪郭に合致する円弧状に形成してあるので、当該円弧状規制片32bを前記設置部31に当接させた状態で該ベース部材32が上下方向に容易にズレることはない。また、前記ベース部材32の板面32aに開設した第1の開口部32fに、前記設置部31に配設した複数のLED41aを挿通するようにしたので、当該ベース部材32が前方向に移動しない。このように、前記配線基板30に対して、ボスと孔部とを利用することなく前記ベース部材32を簡単に位置決めすることができるので、作業性が向上すると共に、コストを低廉に抑えることが可能である。
【0035】
また、図1または図6に示すように、前記ベース部材32の下方位置に右方向に突出した取付部33を形成し、該取付部33の端面に検出センサ48を配設することで、検出センサ48を前記ベース部材32(配線基板30)から所要距離だけ右方向に離間する位置(連結固定部39近傍)に位置決めすることができる。すなわち、前記配線基板30から離間した位置に検出センサ48を取付けるに際し、ボスと孔部とを利用する必要がないので、容易に作業を行ない得ると共に、コストの上昇を防止し得る。更に、前記検出センサ48を前記インデックス46の近傍(連結固定部39の近傍)に位置するようにしたから、該検出センサ48で検出するインデックス46の検出片46bの長さを短縮することができる。すなわち、前記検出センサ48を前記インデックス46の支持部46aに近接させ、前記インデックス46の検出片46bを短くすることにより、前記図柄ドラム34の回転に際して前記検出片46bに折れ曲がり等が発生するのを抑制でき、正確な図柄ドラム34の原位置検出を行ない得る。
【0036】
前記設置部31に配設した前記複数のLED41aの光を反射するリフレクタ42における円弧状端縁部(左側部反射面42gの端縁)を、前記ベース部材32の円弧状規制片32bに当接させることで、該リフレクタ42の前移動が規制されて当該リフレクタ42はベース部材32(配線基板30)に対して位置決めされる。すなわち、前述と同様に、ボスと孔部とを利用することなく前記リフレクタ42を前記ベース部材32に対して位置決めし得るので、作業性を向上させ得ると共に、コストの上昇を抑えることができる。また、前記検出センサ48とリフレクタ42を、同一のベース部材32により前記配線基板30に対して位置決めすることができるので、部品点数を減少させて作業の手間を低減することができる。
【0037】
前記リフレクタ42に開設した前記第2の開口部43に、前記ベース部材32の第1の開口部32fを介して前記複数のLED41aを挿通するようにしたので、該リフレクタ42の上下および前方向の移動が規制されて当該リフレクタ42を所定の位置に位置させることができる。そして、前記ベース部材32を前記配線基板30に位置決めすると共に、前記リフレクタ42を該ベース部材32に位置決めしたもとで、該リフレクタ42に位置させた固定部材44を該配線基板30にビス止めするようにしたので、作業効率を向上でき、組付けを容易に行なうことができる。
【0038】
また、前記リフレクタ42を主反射面42a,42b,42cと、補助反射面42d,42e,42f,42gとから構成し、前記各LED41aからの光を面反射させて、前記可視表示部15(各図柄停止ラインT)を通過する前記図柄ドラム34の図柄を照明するようにしたので、各図柄の全体を均一の明るさで明輝表示できるようになり、演出効果の向上を図り得る。更に、前記各LED41aを前記リフレクタ42の第2の開口部43に挿通して該LED41aの側部を囲繞することにより、各LED41aの側方に照射された光を遮るよう構成したので、LED41aからの光で直接図柄を照射することはない。すなわち、前記図柄ドラム34の図柄を照射するのは、前記リフレクタ42の各反射面42a,42b,42c,42d,42e,42f,42gにより面反射された反射光のみとなる。このため、図柄の照明斑が生ずる畏れはなく、各図柄停止ラインTの図柄を均一な輝度で照明演出することが可能である。
【0039】
そして、前記主反射面42a,42b,42cを所要間隔で周方向へ順次傾斜する上方反射面42a、中央反射面42bおよび下方反射面42cから構成し、各反射面42a,42b,42cに対応して前記各LED41aを配設したので、LED41aにより反射面42a,42b,42c毎に独立して光を照射することができる。従って、前記可視表示部15に図柄停止ラインTを複数設けた場合でも、各図柄停止ラインT毎に明輝表示させることができる。また、前記リフレクタ42に開口した第2の開口部43,43,43を前記仕切部43a,43aで上下に区切り、前記上方反射面42a、中央反射面42bおよび下方反射面42cの夫々に対応して開口するよう構成したので、例えば前記LED41aで中央反射面42bに光を照射した際に、上方反射面42aおよび下方反射面42cに光が照射されることはない。
【0040】
更に、前記ドラム式図柄表示装置20では、配線基板30の後側の上部位置に形成したコネクタ接続口30aを後ケース24の挿通孔から外部に露出させた状態で、該配線基板30の後側下部位置を該後ケース24の規制突部24b,24bの間に挿入することで、図柄表示ユニットUの後側が位置決め固定される。更に、前記配線基板30に取付けたベース部材32における前記位置決め突部32eを、透視表示体22の溝部22bと係合させると共に、該ベース部材32における位置決め凹部32dを、前ケース25の突片部25bと係合させることで、前記図柄表示ユニットUは、その前後側が位置決め固定された状態で、ドラムケース21内に直立状態で保持される。
【0041】
このように、ビス等によりネジ止めすることなく前記図柄表示ユニットUをドラムケース21に収容固定することができ、組み立て作業は容易となる。なお、前記位置決め凹部32dを形成した突出部32cに切欠部32gを形成したので、該切欠部32gが前記配線基板30と係合することで該突出部32cの位置決めがなされる。このため、前記突出部32cの撓み等が防止されて、前記位置決め凹部32dと、前ケース25の突片部25bとの位置決めを容易に行なうことができる。また、前記ベース部材32における円弧状規制片32bの板面32aから左方向に延出している部位の内側に、前記配線基板30の円弧状端縁部31aを当接しているから、前記ドラムケース21内に図柄表示ユニットUを収容した際には、前記可視表示部15から配線基板30が遊技者に見えることはなく、パチンコ機Pの意匠性が低下することはない。
【0042】
また、ドラム式図柄表示装置の構成としては、実施例のものに限られず、各種の変更が可能である。例えば、位置検出体を取付ける取付部をベース部材の下方位置に形成するようにしたが、他の位置に形成してもよい。更に、前記配線基板の右面に、ステッピングモータやベース部材等を取付けるようにしたが、左面側に取付けるようにすることもできる。そして、前記インデックスをL字状に形成するようにしたが、単に直線的に延出するようにしてもよい。この場合、前記位置検出体を検出する位置検出手段を、該位置検出体側に開口するよう配設して、発光部と受光部との間を位置検出体が通出するよう構成すればよい。また、発光体としてはLEDに限られるものではなく、豆球等の各種発光体を使用することができる。更に、前記リフレクタ部材に、主反射面として上方反射面、中央反射面および下方反射面の3つの反射面を設け、3方向に光を面反射させるよう構成したが、2つまたは4つ以上の反射面で構成するようにしても良く、前記可視表示部に設ける図柄停止ラインに応じて決定すればよい。
【0043】
なお、実施例では、ベース部材の上端部近傍に形成した突出部の下部側に、切欠部を形成するようにしたが、該ベース部材の下端部近傍に形成してもよく、当該ベース部材の上端部および下端部の少なくとも何れか一方に形成するようにすることで、ベース部材の配線基板に対する位置規制することができる。また、前記ベース部材の上端部に設けた第1係合部も、該ベース部材の上端部または下端部の少なくとも何れか一方に形成し、該第1係合部と係脱自在に係合する第2係合部を収容ケースに形成すれば、当該第1係合部と第2係合部との係合により配線基板の位置決めを行なうことが可能となる。そして、回転式図柄表示装置として、図柄ドラムを回転させるドラム式図柄表示装置を使用した場合で説明したが、これに限られず、ベルト式やその他従来公知の装置を使用することができる。また、遊技機として、一般的なパチンコ機に回転式図柄表示装置を配設する場合について説明したが、これに限られるものではなく、スロットマシン機等にも好適に使用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る遊技機用の回転式図柄表示装置における図柄表示体に表示された各図柄を照明する照明手段は、該図柄表示体の円周に沿って配線基板に配設した複数のLEDと、該複数のLEDからの光を反射するリフレクタとから構成される。そして、前記リフレクタを前記図柄表示体の円周に近似した形状を有する円弧状部材に形成して、この円弧状部材に前記複数のLEDを収容する開口部を開設してある。この開口部にLEDを収容するため、前記複数のLEDからの直接光により、前記図柄表示体の各図柄が照明されることはない。更に、前記リフレクタは、前記開口部に連通して各LEDからの光を前記可視表示部を通過する前記図柄表示体の図柄に反射させる主反射面と、該可視表示部に向けて突出して各LEDからの光を図柄表示体の内側方向へ反射させる補助反射面とから構成されている。従って、前記各LEDからの光は、開口部と主反射面と連通している部位を通り、前記主反射面および補助反射面で反射されて、この反射光により前記図柄表示体の図柄が照明される。このように、前記可視表示部を通過する前記図柄表示体の図柄を反射光だけで照明することにより、各図柄を均一な輝度で明輝表示することができ、照明斑の発生を防止することが可能である。
【0045】
また、前記主反射面を所要間隔で周方向へ順次傾斜させた複数の平面状の反射面から構成すると共に、これら複数の平面状の反射面の夫々を、前記複数のLEDを収容した前記開口部に対応的に連通させることで、前記可視表示部に入賞ラインを複数設けた場合に各入賞ライン毎に個別に明輝表示でき、発光による種々の演出を行ない得るようになる。更に、前記補助反射面を、前記可視表示部に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面となっている第1の側部反射面および第2の側部反射面として構成することで、前記図柄表示体の各図柄の全体に反射光を照射し得るようになるので、各図柄の全体が均一な輝度で明輝表示されて照明斑が生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の図柄表示ユニットを分解した状態で示す斜視図である。
【図2】実施例に係るドラム式図柄表示装置を配設したパチンコ機を示す正面図である。
【図3】実施例に係るドラム式図柄表示装置を配設したパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図4】実施例に係るドラム式図柄表示装置を分解した状態で示す斜視図である。
【図5】実施例に係る図柄表示ユニットのリフレクタを一部破断した状態を示す側面図である。
【図6】実施例に係る図柄表示ユニットのリフレクタを一部破断した状態を示す底面図である。
【図7】実施例に係るベース部材を示す側面図である。
【図8】実施例に係るベース部材の上部を拡大して示す側面図である。
【図9】実施例に係る図柄表示ユニットのリフレクタを示す斜視図である。
【図10】従来の技術に係る図柄表示ユニットを示す縦断面図である。
【符号の説明】
15 可視表示部
30 配線基板
34 図柄ドラム(図柄表示体)
38 ステッピングモータ(回転駆動手段)
41 照明手段
41a 発光ダイオード(LED)
42 リフレクタ
42a 上部反射面(主反射面)
42b 中央反射面(主反射面)
42c 下部反射面(主反射面)
42d 上側部反射面 ( 補助反射面 )
42e 下側部反射面 ( 補助反射面 )
42f 右側部反射面(補助反射面)
42g 左側部反射面(補助反射面)
43 第2の開口部(開口部)
43a 仕切部

Claims (4)

  1. 周面に複数種類の図柄が表示された円筒状に形成され、遊技機の可視表示部を介して複数の図柄が臨む図柄表示体と、前記図柄表示体の略中心位置で回転軸が連結されて該図柄表示体を回転および停止させて、各図柄を遊技機の可視表示部に順次到来させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段が配設される配線基板と、前記可視表示部に到来する図柄表示体の各図柄を照明する照明手段とからなる回転式図柄表示装置において、
    前記照明手段は、前記図柄表示体の円周に沿って前記配線基板に配設されて、該図柄表示体の軸方向に光を照射する複数のLEDと、
    前記配線基板に配設され、前記複数のLEDからの光を反射して前記可視表示部に到来した図柄表示体の各図柄を後側から照明するリフレクタとからなり、
    前記リフレクタは、前記図柄表示体の円周に近似した形状を有する円弧状部材と、
    前記円弧状部材における前記配線基板側の端部に開設されて、前記複数のLEDを前記可視表示部側が覆蓋された状態で収容する開口部と、
    前記円弧状部材の外周面をなし、前記開口部に連通して前記LEDからの光を前記可視表示部に到来する前記図柄表示体の各図柄に反射させる主反射面と、
    前記円弧状部材の内側面をなし、前記可視表示部に向け突出して前記LEDからの光を内側方向へ反射させる補助反射面とを備えて、
    前記主反射面は、前記円弧状部材の外周面を所要間隔で周方向へ順次傾斜させた複数の平面状の反射面から構成されて、該複数の平状の反射面が前記複数のLEDを収容している前記開口部に対応的に連通すると共に、各平状の反射面が前記図柄表示体の軸方向と平行になるよう形成され、
    前記補助反射面は、前記開口部に収容されたLEDから離間する前記主反射面の端縁側に設けられて前記可視表示部に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面としての第1の側部反射面と、前記主反射面における前記配線基板側の端縁に設けられ、該主反射面との間に前記開口部を形成して前記複数のLEDの前記可視表示部側を覆蓋し、前記可視表示部に近接するにつれて外方へ突出する湾曲面となっている第2の側部反射面と、前記主反射面において前記第1の側部反射面および第2の側部反射面に交差する前記図柄表示体の軸方向に沿った両端縁に設けられると共に、該第1の側部反射面および第2の側部反射面の対応する両端縁に設けられ、前記可視表示部に近接するにつれて外方へ突出する第3の側部反射面とから形成される
    ことを特徴とする遊技機用の回転式図柄表示装置。
  2. 記開口部は、前記第2の側部反射面の後側において前記主反射面を構成する前記複数の平面状の反射面同士の境界位置に夫々対応する位置に形成された仕切部により区切られて、主反射面を構成する各平面状の反射面毎に対応して各開口部が連通するよう構成された請求項1記載の遊技機用の回転式図柄表示装置。
  3. 前記リフレクタの主反射面は、軸方向の幅寸法が前記図柄表示体の軸方向の幅寸法より小さく設定されると共に、
    前記リフレクタの補助反射面における前記第1の側部反射面および第2の側部反射面は、前記主反射面から前記可視表示部に近接するにつれて相互に離間する方向へ傾斜して、両側部反射面における図柄表示体側の端縁の離間寸法が、前記図柄表示体の軸方向の幅寸法に整合するよう構成されている請求項2記載の遊技機用の回転式図柄表示装置。
  4. 前記LEDは、前記仕切部により区切られた各開口部毎に複数収容される請求項2または3記載の遊技機用の回転式図柄表示装置。
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