JPWO2009081647A1 - 弾性表面波装置 - Google Patents

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Abstract

SiO2膜の形成により、周波数温度特性の改善を図ることができ、しかも挿入損失の増大が生じ難く、電極の反射係数が十分な大きさとされ得るだけでなく、所望でない上記スプリアスを抑圧することが可能とされており、それによって、より一層良好な共振特性やフィルタ特性を得ることを可能とする弾性表面波装置を提供する。LiNbO3基板1の上面1aに複数本の溝1bが形成されており、溝1b内にPtを主体とするIDT電極3が形成されており、LiNbO3基板1の上面1a及びIDT電極3を覆うようにSiO2層4が形成されており、SiO2層4の表面が平坦化されており、レイリー波による応答を利用しており、かつLiNbO3基板のオイラー角が、(0°±5°,208°〜228°,0°±5°°)の範囲内にある、弾性表面波装置11。

Description

本発明は、圧電基板及びIDT電極を覆うように、SiO膜が積層されている弾性表面波装置に関し、より詳細には、IDT電極が、圧電基板の上面に形成された溝に充填された金属により構成されている弾性表面波装置に関する。
携帯電話などの移動体通信システムに用いられるデュプレクサ(DPX)やRFフィルタでは、広帯域であることと良好な温度特性を有することとの双方が求められている。従来、DPXやRFフィルタとしては、弾性表面波装置が広く用いられている。
特に、これらの用途には、LiTaOやLiNbOなどからなる圧電基板上に、IDT電極を形成してなる弾性表面波装置が広く用いられている。LiTaOやLiNbOは、負の周波数温度係数TCFを有する。そこで、IDT電極を被覆するように、圧電基板上に正の周波数温度係数を有するSiO膜を成膜することによって温度特性を改善する方法が知られている。
しかしながら、SiO膜を形成した場合、IDT電極の電極指が存在する部分と、存在しない部分との境界において、SiO膜の表面に段差が生じざるを得なかった。そして、この段差によって形成される凹凸により、挿入損失が劣化するという問題があった。
下記の特許文献1には、このような問題を解決する方法として、IDT電極の電極指間にIDT電極と膜厚が等しい第1絶縁物層を形成した後に、IDT電極及び第1絶縁物層を覆うようにSiO膜を形成する方法が開示されている。第1絶縁層を形成することにより、SiO膜の下地が平坦となるため、SiO膜の表面が平坦化される。
特許文献1に記載の弾性表面波装置では、IDT電極は、Alよりも密度の大きい金属もしくは該金属を主成分とする合金からなる単層膜、またはAlよりも密度の大きい金属もしくは該金属を主成分とする合金からなる膜と他の金属からなる膜とからなる積層膜により構成されており、IDT電極の電極密度は、第1絶縁物層の1.5倍以上とされていた。
このように、特許文献1に記載の弾性表面波装置では、上記のようにAlよりも重い金属を主体とするIDT電極を用いているため、電極厚みのばらつきに対する音速や周波数のばらつきが大きくなりがちであった。他方、AlからなるIDT電極を形成した場合には、IDT電極の反射係数がかなり低くなり、弾性表面波共振子や弾性表面波フィルタとして十分な特性を得ることができないことがわかっている。
このような問題を解決するものとして、下記の特許文献2には、LiTaOまたはLiNbOからなる圧電基板の上面に形成された複数本の溝に充填されたAlからなるIDT電極を有する弾性表面波装置が開示されている。特許文献2に記載の弾性表面波装置では、溝にAlを充填することにより、IDT電極が形成されている。さらに、IDT電極を覆うようにSiO膜が積層されている。従って、SiO膜の下地が平坦化されているので、SiO膜表面を平坦化することができる。
そして、特許文献2では、特定のオイラー角のLiTaO基板、あるいはオイラー角が(0°,85°〜120°,0°)、(0°,125°〜141°,0°)、(0°,145°〜164°,0°)または(0°,160°〜180°,0°)であるLiNbO基板、より好ましくは、オイラー角が(0°,90°〜110°,0°)、(0°,125°〜136°,0°)、(0°149°〜159°,0°)または(0°,165°〜175°,0°)であるLiNbO基板を用いることが望ましいとされている。
特開2004−112748号公報 WO2006/011417A1
周波数温度特性を改善するために、AlからなるIDT電極上にSiO膜を積層した構造では、前述した反射係数が小さくなり、特性が劣化しがちであった。これに対して、特許文献2に記載の構造では、AlからなるIDT電極は、圧電基板に設けられた溝に埋め込まれている。従って、電極の反射係数が十分な大きさとされている。しかも、SiO膜が形成されているので、周波数温度特性が改善されている。また、SiO膜の表面が平坦化されているので、挿入損失も増大し難い。
しかしながら、本発明者らは、LiNbO基板を用い、特許文献2に記載の弾性表面波装置を作製し、レイリー波による応答を利用しようとした場合、利用するメインレスポンスの減衰極近傍に、大きなスプリアスが現れることを見出した。従って、スプリアスにより、フィルタ特性や共振特性等が劣化するおそれがあった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、SiO膜の形成により、周波数温度特性の改善を図ることができ、しかも挿入損失の増大が生じ難く、電極の反射係数が十分な大きさとされ得るだけでなく、所望でない上記スプリアスを抑圧することが可能とされており、それによって、より一層良好な共振特性やフィルタ特性を得ることを可能とする弾性表面波装置を提供することにある。
本発明は、複数本の溝が上面に形成された圧電基板と、前記溝内に形成されているPtを主体とするIDT電極と、前記圧電基板及びIDT電極を覆うように形成されており、上面が平坦であるSiO層とを備える弾性表面波装置において、前記圧電基板において励振されるレイリー波による応答が利用されており、前記圧電基板は、オイラー角が(0°±5°,208°〜228°,0°±5°)の範囲内にあるLiNbO基板であることを特徴とする。
Ptは、弾性表面波装置のIDT電極を構成する電極として汎用されており、圧電基板に形成された溝にPtを主体とする金属を充填することにより、電極の反射係数を十分な大きさとすることができる。
IDT電極は、Ptを主体とする合金からなるものであってもよい。また、IDT電極は、積層金属膜であってもよい。例えば、IDT電極は、PtまたはPtを主体とする合金からなる膜に、Ti、Ni、Cr、NiCr、Al及びAlCuからなる群から選択した1種の金属を主体とする合金からなる膜が積層されている積層金属膜であって、全体としてPtを主体とするものであってもよい。
本発明に係る弾性表面波装置では、好ましくは、前記IDT電極の膜厚を弾性表面波の波長λで規格化した規格化膜厚(%)、前記SiO膜の膜厚を弾性表面波波長λで規格化した規格化膜厚(%)及びLiNbOのオイラー角(φ,θ,ψ)のθ(度)が、下記の表1に示す各組み合わせの範囲内とされている。
Figure 2009081647
IDT電極の規格化膜厚及びSiO膜の規格化膜厚並びにLiNbOのオイラー角が表1に示す各組み合わせの範囲内にある場合には、所望でないスプリアスを効果的に抑圧することができる。
より好ましくは、上記IDT電極の規格化膜厚(%)、SiO膜の規格化膜厚(%)及びLiNbOのオイラー角(φ,θ,ψ)のθ(度)は、下記の表2に示す各組み合わせの範囲内である。
Figure 2009081647
(発明の効果)
本発明に係る弾性表面波装置では、圧電基板の上面に形成された複数本の溝内にPtを主体とするIDT電極が形成されており、圧電基板及びIDT電極を覆うようにSiO層が形成されており、かつSiO層の上面が平坦である。従って、SiO層により、周波数温度係数を改善することができるとともに、SiO膜の上面が平坦化されているので、SiO膜の形成による挿入損失の増大が生じ難い。
また、IDT電極が溝内に充填されて形成されており、IDT電極の反射係数が、SiO層の影響を受け難いので、十分に大きな反射係数を得ることができる。加えて、レイリー波による応答が利用されており、圧電基板として上記特定のオイラー角のLiNbO基板が用いられているので、後述の実験例から明らかなように、メインのレスポンスの減衰極近傍に現れるスプリアスを効果的に抑圧することができ、良好な周波数特性を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波装置の模式的正面断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波装置の模式的平面図である。 図3(a)〜(e)のそれぞれは、実施形態の弾性表面波装置の製造方法を説明するための各模式的正面断面図である。 図4は、オイラー角のθが216°のLiNbO基板を用い、電極の規格化膜厚h/λ×100(%)を変化させた場合のレイリー波の電気機械結合係数の変化を示す図である。 図5は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に溝を形成し、規格化膜厚1.5(%)のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図6は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に溝を形成し、規格化膜厚1.5(%)のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図7は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚2%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図8は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚2%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図9は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚2.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図10は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚2.5%の,PtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図11は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚3%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図12は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚3%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図13は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚3.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図14は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚3.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図15は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚4%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図16は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚4%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図17は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚4.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図18は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚4.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図19は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図20は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図21は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚5.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のレイリー波の電気機械結合係数K とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図22は、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板上に形成された溝内に規格化膜厚5.5%のPtからなるIDT電極を形成し、様々な膜厚のSiO層を形成した場合のSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。 図23は、オイラー角(0°,θ,0°)のLiNbO基板上に形成された溝内に、規格化膜厚h/λが2%となるようにPt、Au、Cuまたは,Taからなる電極を形成した場合のオイラー角のθと、電極指1本当りの反射係数との関係を示す図である。 図24は、オイラー角(0°,θ,0°)のLiNbO基板上に形成された溝内に、規格化膜厚h/λが3%となるようにPt、Au、Cuまたは,Taからなる電極を形成した場合のオイラー角のθと、電極指1本当りの反射係数との関係を示す図である。 図25は、オイラー角(0°,θ,0°)のLiNbO基板上に形成された溝内に、規格化膜厚h/λが4%となるようにPt、Au、Cuまたは,Taからなる電極を形成した場合のオイラー角のθと、電極指1本当りの反射係数との関係を示す図である。 図26は、オイラー角(0°,θ,0°)のLiNbO基板上に形成された溝内に、規格化膜厚h/λが5%となるようにPt、Au、Cuまたは,Taからなる電極を形成した場合のオイラー角のθと、電極指1本当りの反射係数との関係を示す図である。
符号の説明
1…LiNbO基板
1a…LiNbO基板の上面
1b…溝
2…フォトレジスト
2A…フォトレジストパターン
3…IDT電極
4…SiO
11…弾性表面波装置
12,13…反射器
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波装置の模式的正面断面図であり、図2は本実施形態の弾性表面波装置の模式的平面図である。
図2に示すように、弾性表面波装置11は、LiNbO基板1を有する。このLiNbO基板1の上面1aには、図1に示す複数本の溝1bが形成されている。この溝1bに充填された金属によりIDT電極3が形成されている。
すなわち、IDT電極3は、LiNbO基板1の上面1aとIDT電極3の上面とがほぼ面一となるように溝1bに埋め込まれたPtを主体とする金属により構成されている。
図2に示すように、IDT電極3の表面波伝搬方向両側には、反射器12,13が配置されている。反射器12,13も、IDT電極3と同様に、LiNbO基板1の上面1aに形成された複数本の溝に金属を充填することにより形成されている。従って、上記電極3及び反射器12,13が形成されたLiNbO基板1の上面は、平坦となっている。
図1及び図2に示すように、LiNbO基板1及びIDT電極3、反射器12,13を覆うように、SiO層4が形成されている。
弾性表面波装置1は、図3(a)〜(e)に示す工程を経て得ることができる。すなわち、図3(a)及び(b)に示すように、LiNbO基板1上に、フォトレジスト2を全面に形成した後、フォトレジスト2をフォトリソグラフィ法によりパターニングし、フォトレジストパターン2Aを形成する。次に、図3(c)に示すように、LiNbO基板1をエッチングし、溝1bを形成する。しかる後、図3(d)に示すように、Ptを所定の厚みで成膜し、溝1bを充填するように、Ptを埋め込み、IDT電極3を形成する。このPtの厚みは、溝1bの深さと同一とされている。次に、図3(e)に示すように、フォトレジストパターン2A及びその上のPtをリフトオフにより除去する。しかる後、SiO層4を蒸着またはスパッタリング等の適宜の成膜方法により成膜することにより、図1に示す上面が平坦なSiO層4を形成することができる。
本実施形態の弾性表面波装置11の特徴は、利用する表面波としてレイリー波による応答を用いており、かつLiNbO基板のオイラー角が、(0°±5°°,208°〜228°,0°±5°)の範囲にあることにあり、それによって、メインのレスポンスの減衰極近傍に現れるスプリアスを効果的に抑圧することができる。
前述したように、特許文献2に記載の弾性表面波装置では、メインのレスポンスの減衰極近傍に大きなスプリアスが現れることがあった。そこで、本願発明者らは、この点についてさらに検討した結果、オイラー角が上記特定の範囲のLiNbO基板を用いることにより、このメインのレスポンスの減衰極近傍のスプリアスを効果的に抑圧できることを新たに見出した。すなわち、上記特定のオイラー角のLiNbO基板を用いることにより、上記スプリアスを抑圧し得ることは、このような効果が得られることを予想した上での実験に基づくものではなく、本願発明者らにより新たに見出されたものである。
以下、LiNbO基板のオイラー角を上記特定の範囲としたことにより、スプリアスを効果的に抑圧し得ることを、具体的な実験例に基づき説明する。
オイラー角で(0°,216°,0°)のLiNbO基板をLiNbO基板1として用意し、図1及び図2に示したように、複数本の溝1bにPtを埋め込むことにより、IDT電極3及び反射器12,13を形成し、さらにSiO層4を形成した。この場合において、電極膜厚を種々異ならせ、SiO膜4の膜厚についてはh/λ=20%、25%または30%とした。このようにして得られた各弾性表面波装置におけるレイリー波の電気機械結合係数K とIDT電極3の膜厚との関係を図4に示す。
図4の横軸は、IDT電極3の規格化膜厚h/λ×100(%)を示す。なお、hはIDT電極3の膜厚を、λはレイリー波の波長を示す。
図4から明らかなように、SiO膜4の膜厚及びIDT電極3の規格化膜厚を特定の範囲とすることにより、レイリー波の電気機械結合係数K を大きくし得ることがわかる。
また、本願発明者らは、上記レイリー波を利用した場合に、メインのレスポンスの減衰極近傍にスプリアスが現れるのは、SH波が励振され、該SH波の応答によるものであることを見出した。
様々なオイラー角のYカットX伝搬のLiNbO基板を用い、電極材料としてPtを用い、IDT電極3の規格化膜厚h/λ(%)を1.5%、2%、2.5%、3%、3.5%、4%、4.5%、5%または5.5%とし、SiO層4の規格膜厚h/λを10%〜35%の範囲で変化させた条件で、多数の弾性表面波装置を作製した。これらの弾性表面波装置について、レイリー波の電気機械結合係数K 及びレイリー波のメインの応答に対してスプリアスとなるSH波の電気機械結合係数KSH を求めた。結果を図5〜図22に示す。
図5は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚(%)が1.5%である場合のレイリー波の電気機械結合係数K を示し、図6は、SH波の電気機械結合係数KSH を示す。
図5及び図6から明らかなように、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が1.5%である場合、オイラー角のθが、208°〜228°の範囲にあれば、レイリー波のメインの応答の電気機械結合係数K を、SiO膜4の膜厚に関わらず、0.08以上とし得、オイラー角のθが208°〜225°の範囲にあれば、SiO膜4の膜厚に関わらず、スプリアスとなるSH波の電気機械結合係数KSH を、0.02未満とし得ることが分かる。
また、図7及び図8は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚h/λが2%の場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図9及び図10は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が2.5%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図11及び図12は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が3%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図13及び図14は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が3.5%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図15及び図16は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が4%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図17及び図18は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が4.5%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図19及び図20は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が5%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図21及び図22は、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が5.5%である場合のSiO膜の各規格化膜厚におけるレイリー波の電気機械結合係数K またはSH波の電気機械結合係数KSH とオイラー角のθとの関係を示す図である。
図5〜図22から明らかなように、PtからなるIDT電極3の規格化膜厚が1.5%〜5.5%、SiO膜4の規格化膜厚が10〜35%の範囲内であれば、SiO膜4の膜厚に関わらず、オイラー角のθが、208〜228°の範囲内においてレイリー波の電気機械結合係数K が極大となる。レイリー波の電気機械結合係数K が最大となるオイラー角のθよりもオイラー角のθが小さくなると電気機械結合係数K が小さくなり、レイリー波の電気機械結合係数K が最大となるオイラー角のθよりもオイラー角のθが大きくなる場合も同様に、電気機械結合係数K が小さくなる傾向のあることがわかる。
なお、スプリアスとなるSH波の電気機械結合係数KSH は、逆に、オイラー角のθが205〜228°の範囲内で極小となる。従って、オイラー角のθを208〜228°の範囲とすることにより、電気機械結合係数K を大きくすると共に、電気機械結合係数KSH を小さくすることができることがわかる。
レスポンスの大きさを特に大きくし、特に良好な共振特性やフィルタ特性を得る観点からは、レイリー波のメインのレスポンスの電気機械結合係数K が0.08以上であることが好ましい。図4〜図22の結果から、電気機械結合係数K を0.08以上とするためには、下記の表3に示すIDT電極3の膜厚、SiOの膜厚及びオイラー角のθの組合せを選択すればよいことがわかる。
すなわち、表3に示すように、PtからなるIDT電極の規格化膜厚(%)範囲に対して、SiO膜の規格化膜厚(%)範囲と、表3の右端の欄に示されているオイラー角のθ(度)の範囲との組み合わせを選択すれば、利用するレイリー波のメインのレスポンスの電気機械結合係数を0.08以上として十分な応答が得られ、しかもスプリアスの影響を効果的に抑圧し得ることがわかる。
Figure 2009081647
また、スプリアスをより効果的に抑圧する観点からは、SH波の電気機械結合係数KSH が0.02未満であることが好ましい。図4〜図22に示す結果から、SH波の電気機械結合係数KSH が0.02未満となる範囲は、下記の表4に示す各範囲内の組み合わせとすればよいことがわかる。
Figure 2009081647
以上より、オイラー角のθを、208°〜228°の範囲とすれば、IDT電極の規格化膜厚及びSiOの規格化膜厚を選択することにより、利用するレイリー波の電気機械結合係数K を十分大きくすることができ、他方SH波の電気機械結合係数KSH を小さくすることができ、従って、SH波に基づくスプリアスを効果的に抑圧することができることがわかる。
次に、Ptを電極材料として用いた場合、Au、CuまたはTaを用いた場合に比べてIDT電極における反射係数を高めることができることを、具体的な実験結果に基づいて説明する。
図23は、オイラー角で(0°,θ,0°)のLiNbO基板上に形成された溝に電極材料として各種の金属を規格化膜厚h/λが2%となるように充填し、さらに、SiO膜を規格化膜厚h/λが25%となるように積層した構造における電極指1本当りの反射係数とθとの関係を示す図である。また、図24〜図26は、それぞれ、電極の規格化膜厚を2%、3%、4%または5%としたことを除いては、図23の場合と同様にして評価した結果、すなわち、各電極材料におけるオイラー角のθと、反射係数との関係を示す図である。
図23〜図26から明らかなように、オイラー角のθが208°〜228°の範囲において、電極の規格化膜厚h/λが、2〜5%の範囲では、電極材料としてPtを用いることにより、Au、CuまたはTaを電極材料として用いた場合に比べて大きな反射係数が得られることがわかる。
なお、上記各実施形態では、(0°,θ,0°)のオイラー角のLiNbO基板を用いて実験を行ったが、オイラー角のφ及びψについては、0°に必ずしも限定されず、φ及びψのそれぞれが0°±5°の範囲すなわち−5°〜5°の範囲であれば、上記実験例と同様の結果が得られる。従って、本発明においては、LiNbO基板のオイラー角は、(0°±5°,208°〜228°,0°±5°)の範囲であればよい。
また、上記各実施形態では、IDT電極3は、Ptにより形成されていたが、IDT電極3の電極材料は、Ptに限定されず、Ptを主体とする金属であってもよい。また、IDT電極3は、PtまたはPtを主体とする合金からなる金属膜と、他の金属もしくは合金からなる金属膜とを含む積層金属膜であって、全体としてPtを主体とするものであってもよい。このような他の金属もしくは合金としては、Ti、Ni、Cr、NiCr、AlCuなどを挙げることができる。

Claims (4)

  1. 複数本の溝が上面に形成された圧電基板と、
    前記溝内に形成されているPtを主体とするIDT電極と、
    前記圧電基板及びIDT電極を覆うように形成されており、上面が平坦であるSiO層とを備える弾性表面波装置において、
    前記圧電基板において励振されるレイリー波による応答が利用されており、前記圧電基板は、オイラー角が(0°±5°,208°〜228°,0°±5°)の範囲内にあるLiNbO基板であることを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 前記IDT電極が、PtまたはPtを主体とする合金からなる膜に、Ti、Ni、Cr、NiCr、Al及びAlCuからなる群から選択された1種の金属を主体とする合金からなる膜が積層されている積層金属膜であって、全体としてPtを主体とする積層金属膜である、請求項1に記載の弾性表面波装置。
  3. 前記IDT電極の膜厚を弾性表面波の波長λで規格化した規格化膜厚(%)、前記SiO膜の膜厚を弾性表面波波長λで規格化した規格化膜厚(%)及びLiNbOのオイラー角(φ,θ,ψ)のθ(度)が、下記の表1に示す各組み合わせの範囲内であることを特徴とする、請求項1または2に記載の弾性表面波装置。
    Figure 2009081647
  4. 前記IDT電極の膜厚を弾性表面波の波長λで規格化した規格化膜厚(%)、前記SiO膜の膜厚を弾性表面波波長λで規格化した規格化膜厚(%)及びLiNbOのオイラー角(φ,θ,ψ)のθ(度)が、下記の表2に示す各組み合わせの範囲内であることを特徴とする、請求項3に記載の弾性表面波装置。
    Figure 2009081647
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