JPWO2009081537A1 - 暖房装置付き座席 - Google Patents
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Abstract
使用者が暖房装置付き座席を使用する際に使用者の腕、手のひら、及び指先を容易に暖めることができる構成を実現した暖房装置付き座席を提供する。使用者が座席に着席し、冬季等のため寒さを感じた場合、座席を暖めようとしてスイッチを操作し、これにより、電線を介して電源と接続されている発熱体3a、3b、3cへの通電が開始される。発熱体3a、3b、3cへの通電が開始されるとその熱は表布2a、2b、2cに伝えられ、表布表面が暖められる。使用者がその腕を肘掛部5に載置した際には、表布2cを介して腕が暖められ、快適感を得ることができる。
Description
本発明は航空機、自動車、電車などに用いられる暖房装置付き座席に関するものである。
従来の暖房装置付き座席は、図13に示すように、座席101の座部102と背もたれ部103にそれぞれ発熱体104aが配設されており、寒い季節にでも使用者に快適に着座することができるような構成となっている。また、ある種の暖房装置付き座席は、座席101の肘掛部105の使用者と対向する面(内側面106)にも発熱体104bを配設し、体側面も暖めるような構成として快適性の向上を実現しようとしたものもあった(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−160522号公報
しかしながら、前記従来の構成では、肘掛部の発熱体の配設されている部位が座席の座部、背もたれ部、及び内側面であるため、使用者が腕を置く位置によっては腕が暖かくならず、身体は暖かくても寒く感じてしまうという課題を有している。また、使用者が手を置く位置によっては冷え易い手のひらや指先部分が十分に暖まらないという課題も有している。
また、前記従来の構成で肘掛部が可動式になった場合、肘掛部が下げられている際には肘掛部の天面に配設されている発熱体によって使用者は暖房を得ることができるが、肘掛部が上げられている際には肘掛部の底面に発熱体を備えていないため、使用者の腕、肩口や背部に暖房されない冷たい面が当たり、不快感を与えてしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が暖房装置付き座席を使用する際に使用者の腕、手のひら、及び指先を容易に暖めることができる構成を実現した暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が可動式の肘掛部を有する暖房装置付き座席を使用する際に、肘掛部が上げられた状態であっても使用者の腕、肩口や背部を暖めることができる構成を実現した暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
さらに、信頼性を向上させた暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の天面、体側面に対向する面、前端垂直面、あるいはもう一方の側面の前端から少なくとも1/3の範囲に発熱体を備える構成としたものである。これによって、使用者が腕、及び手を置く位置に関わらず、またどのような座り方をした場合においても、腕、手のひら、及び指先が暖房装置付き座席の発熱体を配設した部位に触れることにより容易に採暖が可能となる。
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房装置付き座席は、可動式の肘掛部の底面に発熱体を備える構成としたものである。
これによって、肘掛部が上げられても、発熱体を備えた底面が使用者に接するため、使用者の腕、肩口や背中を暖めることができる。
また、本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の位置によって発熱体への通電を切り替える機能を備える構成としたものである。
これによって肘掛部が下げられた際には通電を停止し、無駄な電力を節約することができる。また天面に発熱体を備えた場合には、肘掛部の位置によって底面、天面の発熱体への通電を切り替えることによって、使用者の使用実態に合わせて適切な暖房を行うことができる。
本発明の暖房装置付き座席は、使用者が腕、及び手を置く位置に関わらず、どのような座り方をした場合においても、腕、手のひら、及び指先が暖房装置付き座席の発熱体を配設した部位に触れることにより容易にすることができる。
本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部が上げられた際にも発熱体を配設した部位に使用者の腕、肩口および背部が容易に接触し、暖房を得ることができる。
また本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の位置によって、通電する面を切り替えることができるため、使用者の使用実態に合わせて適切な暖房を行うことが可能となり、省エネ効果を上げることができる。
1 座部
3c 発熱体
4 背もたれ部
5 肘掛部
201 座部
202 背もたれ部
203a 発熱体
203b 発熱体
206 肘掛部
207b 発熱体
3c 発熱体
4 背もたれ部
5 肘掛部
201 座部
202 背もたれ部
203a 発熱体
203b 発熱体
206 肘掛部
207b 発熱体
第1の発明は、肘掛部を有し、前記肘掛部の天面に発熱体を備えることを特徴とすることにより、肘部分が発熱体を配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になるものである。
第2の発明は、肘掛部天面の発熱体を背もたれ側から1/2の範囲に備えることにより、少なくとも使用者の肘部分が発熱体に触れるようにし、第1の発明の効果を増大させるものである。
第3の発明は、肘掛部の使用者の体側面に対向する面に発熱体を備えることにより、第1、第2の発明の効果をさらに増大させるものである。
第4の発明は、肘掛部の前端垂直面に発熱体を備えることにより、手のひらや指先部分が発熱体を配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能となり、第3の発明の効果をさらに増大させるものである。
第5の発明は、肘掛部のもう一方の側面の前端から少なくとも1/3の範囲に発熱体を備えることにより、第4の発明の効果をさらに増大させるものである。
第6の発明は、各発熱体の連結部に補強部材を備えることにより、使用者が暖房装置付き座席の肘掛部に腕、及び手を置くことにより発熱体に引っ張り荷重や、曲げ荷重が生じた場合に、発熱体に作用する曲げ荷重や、引っ張り荷重を緩和することができ、耐久性を向上することができるようになり、第1〜5のいずれかの発明の効果をさらに増大させるものである。
第7の発明は、発熱体を発熱する電線で構成することにより、発熱体の構成、及び配置が容易になり、使用者が暖房装置付き座席の肘掛部に腕、及び手を置くことにより発熱体に引っ張り荷重や、曲げ荷重が生じた場合に、発熱体の発熱線に作用する曲げ荷重や、引っ張り荷重を緩和することにより、耐久性を向上することができ、第1〜6のいずれかの発明の効果をさらに増大させるものである。
第8の発明は、可動式の肘掛部を有し、前記肘掛部の底面に発熱体を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が上げられた際にも発熱体を備えた底面が使用者の腕、肩口や背部に容易に触れることにより採暖を可能とするものである。
第9の発明は、可動式の肘掛部の位置を検出し、前記肘掛部の位置により底面に備えられた発熱体への通電を切り替える機能を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が下げられている際には底面の発熱体への通電を停止し、肘掛部が上げられた際には使用者に接することになる底面の発熱体への通電を行うことを可能とするものである。
第10の発明は、肘掛部の底面とともに少なくとも天面に発熱体を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が下げられた状態でも上げられた状態でも使用者が容易に採暖を得ることを可能とするものであり、第8、9の発明の効果を増大することができる。
第11の発明は、可動式の肘掛部の位置を検出し、前記肘掛部の底面または天面の発熱体への通電を切り替える機能を備えることを特徴とするものであり、上げられた状態ならば底面の発熱体に通電し、下げられた状態ならば天面への通電を行うことにより、効果的な暖房を容易とし、省エネ効果の向上を可能とするものである。
第12の発明は、自動車用後部座席に用いることにより、第8〜11の発明の効果を増大することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における暖房装置付き座席を示す斜視図であり、図2は、その座席の側面を示す図である。また、図3は座席の電気的結線を示したブロック図である。
図1において、1は使用者が座る座部であり、その表面は布、あるいは皮等でできた表布2aで覆われている。また、表布2aの内部には発熱体3aが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。4は使用者の背面と対向する背もたれ部であり、座部1と同様にその表面は布、あるいは皮等でできた表布2bで覆われており、座部1と同様に内部には発熱体3bが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。上記の発熱体3a、3bは通電されることにより発熱し、その熱が表布2a、2bに伝わり使用者の尻部、足、及び背面を暖める構成となっている。
また、5は肘掛部であり、金具6により背もたれ部4に取り付けられており、同様にその表面は布、あるいは皮等でできた表布2cで覆われている。また、表布2cの内部には発熱体3cが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。
さらに、これらの発熱体3a、3b、3cへの通電は使用者が操作する電気、電子部品から構成されるスイッチ7(図示せず)によりON/OFF制御される構成となっている。
また、本実施の形態においては、発熱体3a、3b、3cとして発熱線8を用いている。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が座席に着席し、冬季等のため寒さを感じた場合、座席を暖めようとしてスイッチ7を操作する。これにより、電線を介して電源と接続されている発熱体3a、3b、3cへの通電が開始される。発熱体3a、3b、3cへの通電が開始されるとその熱は表布2a、2b、2cに伝えられ、表布表面が暖められる。使用者がその腕を肘掛部5に載置した際には、表布2cを介して腕が暖められ、快適感を得ることができるものである。
本実施の形態においては、肘掛部5を背もたれ部4に取り付けた実施の形態を示しているが、座部1に取り付けられる構成としてもその効果は同等である。また、本実施の形態においては、図3に示したように発熱体3a、3b、3cの電気的接続を並列接続としたが、直列接続、または直並列接続としてもその効果は同等である。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図4は本発明の第2の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図4において、発熱体3cは肘掛部5天面10の背もたれ側から1/2の範囲に配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
通常、使用者が暖房付座席使用する際、その肘部は、肘掛部5天面10の背もたれ側から1/2の範囲に触れるため、その部分だけを重点的に暖める構成とすることにより、実施の形態1と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図5は、本発明の第3の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図5において、発熱体3cは肘掛部6の天面10、内側面11、及び前端垂直面12にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1、2と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が暖房付座席使用する際、手で肘掛部5前端を握ることが容易に想定される。この場合、使用者の手は肘掛部5の天面10、内側面11、及び前端垂直面12にまたがって触れる可能性がある。その場合でも発熱体3cを配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になり、部分的に冷たく感じ使用者に不快感を与えてしまうという可能性がなくなり実施の形態1〜2と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における肘掛部の発熱体3cを拡大し、展開した斜視図である。それらの接続部には実施の形態3と同様に補強のため布等からなる補強材13が取り付けられている。また、発熱体3cは肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端から少なくとも1/3の範囲にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1〜3と同様である。
図6は、本発明の第4の実施の形態における肘掛部の発熱体3cを拡大し、展開した斜視図である。それらの接続部には実施の形態3と同様に補強のため布等からなる補強材13が取り付けられている。また、発熱体3cは肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端から少なくとも1/3の範囲にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1〜3と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が暖房付座席使用する際、手で肘掛部5前端を握ることが容易に想定される。この場合、使用者の手は肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端部にまたがって触れる可能性がある。その場合でも発熱体3cを配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になり、部分的に冷たく感じ使用者に不快感を与えてしまうという可能性がなくなり実施の形態1〜3と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の第5の実施の形態における暖房装置付き座席を示す斜視図であり肘掛部が下げられた状態を示す図である。図8は肘掛部が上げられた状態を示す図である。また図9は本発明の第5の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図7、図8、図9において201は使用者が座る座部であり、202は使用者の背部と対向する背もたれ部である。それぞれの表面は布あるいは革などの材質で構成された表布で覆われ、表布の内部にはそれぞれ発熱体203a、203bが配設されている。発熱体203a、203bは電線により電源204に接続されており、スイッチ205をONすることにより、通電されることにより発熱し、その熱が表布を通じて使用者の尻部、大腿部、背部を暖める構成となっている。206は肘掛部であり、その表面も表布で覆われており、肘掛部の底面には発熱体207a、天面には発熱体207bが配設されている。また背もたれ部202と肘掛部206の回転軸には背もたれ部202に対する肘掛部206の位置検出器208が取り付けられ、前記位置検出器208により切り替えられるスイッチ209である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が座席を暖めようとしてスイッチ205を操作することにより、電線を介して電源204と接続されている発熱体203a、203bに通電が開始され、座部および背もたれ部の表布の表面が暖められる。この際、肘掛部206の位置が図7のように下げられていた場合、位置検出器208により下げられていることを検出し、スイッチ209が切り替えられ発熱体207bへの通電が行われ、使用者がその腕や手を肘掛部206に接触させると、暖められて快適感を得ることができるものである。また肘掛部206の位置が図8のように上げられていた場合、位置検出器208により上げられていることを検出し、スイッチ209が切り替えられて発熱体207aへの通電が行われ、使用者がその腕、肩口や背中を肘掛部206に接触させると、暖められて快適感を得ることができるものである。上記のように肘掛部206の位置に応じて、肘掛部206に構成された発熱体207a、207bへの通電を切り替えることによって、使用者に対して効果的で省エネな暖房を実現することができる。
なお本実施の形態において、位置検出器208は肘掛部206と背もたれ部202を繋ぐ軸に取り付けられる。その構成は肘掛部206が回転した際に、任意の角度で通電を切り替える機械的スイッチや、角度自体を検出する角度計などが代表的であるが本発明はこれらに限定するものではない。また本実施の形態においては位置検出器208とスイッチ209を2部品とした記載しているが、双方の機能を併せ持つ1部品や3部品以上の組み合わせであってもよい。例えば1部品とすることによって、肘掛部の回転軸近傍の構成を簡易化することで、肘掛部の耐久性を向上することができ、かつ安価にすることが可能となる。また発熱体207a、207bへの通電をON/OFFする肘掛部206の角度については、肘掛部の可動範囲を2分割し、肘掛部が下げられている状態、上げられている状態に対して、底面、天面の発熱体207a、207bへの通電を切り替えることで、使用実態に合わせて適切な暖房を行うことが可能となる。また必要のない面に配設された発熱体への通電を停止することで、省エネを実現することができる。また可動範囲を3分割し肘掛部207が傾いている状態、例えば角度が45度前後のように使用者が肘を置いたり、肩部などを接触させたりをしにくい範囲においては、実質的に使用者への暖房効果が期待できないため、底面、天面の双方の発熱体207a、207bへの通電を停止することで、さらなる省エネを実現することができる。なお本発明では2分割、3分割、またその分割角度を限定するものではなく、任意に設定することができる。
なお本実施の形態においては肘掛部206に配設される発熱体は底面、天面だけとしているが、肘掛部206の側面に発熱体を設け、肘掛部が下げられている状態では天面と側面、上げられている状態では人体に接触しない側面については通電せずに底面のみを通電させるように構成することも可能であり、発熱体の構成されている位置に対して使用時に接触する部位を効果的に選択することで、使用電力の低減を図ることができる。
また本実施の形態においては、肘掛部206は背もたれ部202に取り付けた実施の形態を示しているが、座部201に取り付けられる構成としてもその効果は同等である。さらに図9では発熱体203a、203bと発熱体207a、207bの電気的接続を並列接続としスイッチ205にて通電をON/OFFできる構成としているが、その接続方法についてはこれに限定されるものではなく、直列接続などの併用であっても構わない。
なお本実施の形態においては、発熱体として、発熱線などを用いた線状タイプ、正の温度特性を有する抵抗体を用いた面状タイプ、さらには炭素繊維を基材に組み込んだ準面状タイプなどの構成を用いることができるが、上記に限定しているものではない。
(実施の形態6)
図10は本発明の第6の実施の形態における自動車用後部座席で肘掛部が下げられた状態を示す斜視図である。また図11は第6の実施の形態における自動車用後部座席の肘掛部が上げられた状態を示す斜視図である。図12は第6の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図10は本発明の第6の実施の形態における自動車用後部座席で肘掛部が下げられた状態を示す斜視図である。また図11は第6の実施の形態における自動車用後部座席の肘掛部が上げられた状態を示す斜視図である。図12は第6の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図10、図11、図12において、210aは左席座部、210bは左席背もたれ部であり、それぞれの表布の内部には発熱体211a、211bが配設されている。210cは中央席座部で、その内部に発熱体211cが配設されている。また210dは中央席背もたれ部であり、中央席背もたれ部210dには収納可能な肘掛部212が構成され、その内部には収納状態で背もたれ部の座面に発熱体213b、肘掛として使用する際の天面に発熱体213aが配設されている。スイッチ214aは発熱体211a、211b、213aへの通電をON/OFFし、またスイッチ214bは発熱体211c、213bへの通電をON/OFFすることができる。肘掛部212には、肘掛部の座面に対する位置を検出するための位置検出器215が取り付けられており、この位置情報に応じてスイッチ216を切り替えられる構成となっている。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
左席に着座している使用者が座席を暖めようとしてスイッチ214aを操作すると、発熱体213a、213bに通電され、左席座部210aおよび左席背もたれ部210bの表面が暖められる。この際、肘掛部212が下げられていた場合、位置検出器215によってスイッチ216が発熱体213aにも通電されるように切り替えられ、肘掛部212の天面を暖めることができる。
一方で肘掛部212が中央席背もたれ部に収納されていた場合、位置検出器215によってスイッチ216が発熱体213bを通電するように切り替えられ、スイッチ214bがONされた際には発熱体211c、213aに通電され、中央席座部210cと中央席背もたれ部210dを暖めることができる。
本実施の形態においては左席を例として説明しているが、右席であっても構わない。また発熱体213aは1枚の発熱体としているが、複数の発熱体であってもよく、例えば左右席に対し1対の発熱体とすることができる。
また肘掛部212が下げられ肘掛として使用される際には、中央席には使用者は着座できないため、発熱体211cによる暖房は無意味となる。従って、肘掛部212が下げられている状態では、スイッチ214bをONしても発熱体211cに通電しない構成とすることで、無駄な電力の使用を削減することができる。
本出願は、2007年12月20日出願の日本特許出願、特願2007−328358および2007年12月27日出願の日本特許出願、特願2007−336252に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上のように、本発明にかかる暖房装置付き座席は、着座時の快適性、信頼性、及び耐久性の向上を実現するものであり、例えば温水洗浄便座のような使用者が座るものに肘掛部を取り付けたものにおいても適用可能であり、快適性の向上、信頼性、及び耐久性の向上を可能とした暖房装置付き座席を提供することができる。
また、本発明にかかる暖房装置付き座席は、肘掛部が上げられた場合においても腕や肩口などを暖めることが可能とすることで、着座時の快適性の向上を実現するものであり、例えば自動車用座席、映画館やスタジアムなどの観客席、そして温水洗浄便座のように使用者が座るもので、肘掛部が取り付けられたものに対しても適用可能であり、快適性、省エネ性の向上を可能とした暖房装置付き座席を提供することができる。
本発明は航空機、自動車、電車などに用いられる暖房装置付き座席に関するものである。
従来の暖房装置付き座席は、図13に示すように、座席101の座部102と背もたれ部103にそれぞれ発熱体104aが配設されており、寒い季節にでも使用者に快適に着座することができるような構成となっている。また、ある種の暖房装置付き座席は、座席101の肘掛部105の使用者と対向する面(内側面106)にも発熱体104bを配設し、体側面も暖めるような構成として快適性の向上を実現しようとしたものもあった(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の構成では、肘掛部の発熱体の配設されている部位が座席の座部、背もたれ部、及び内側面であるため、使用者が腕を置く位置によっては腕が暖かくならず、身体は暖かくても寒く感じてしまうという課題を有している。また、使用者が手を置く位置によっては冷え易い手のひらや指先部分が十分に暖まらないという課題も有している。
また、前記従来の構成で肘掛部が可動式になった場合、肘掛部が下げられている際には肘掛部の天面に配設されている発熱体によって使用者は暖房を得ることができるが、肘掛部が上げられている際には肘掛部の底面に発熱体を備えていないため、使用者の腕、肩口や背部に暖房されない冷たい面が当たり、不快感を与えてしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が暖房装置付き座席を使用する際に使用者の腕、手のひら、及び指先を容易に暖めることができる構成を実現した暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が可動式の肘掛部を有する暖房装置付き座席を使用する際に、肘掛部が上げられた状態であっても使用者の腕、肩口や背部を暖めることができる構成を実現した暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
さらに、信頼性を向上させた暖房装置付き座席を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の天面、体側面に対向する面、前端垂直面、あるいはもう一方の側面の前端から少なくとも1/3の範囲に発熱体を備える構成としたものである。これによって、使用者が腕、及び手を置く位置に関わらず、またどのような座り方をした場合においても、腕、手のひら、及び指先が暖房装置付き座席の発熱体を配設した部位に触れることにより容易に採暖が可能となる。
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房装置付き座席は、可動式の肘掛部の底面に発熱体を備える構成としたものである。
これによって、肘掛部が上げられても、発熱体を備えた底面が使用者に接するため、使用者の腕、肩口や背中を暖めることができる。
また、本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の位置によって発熱体への通電を切り替える機能を備える構成としたものである。
これによって肘掛部が下げられた際には通電を停止し、無駄な電力を節約することができる。また天面に発熱体を備えた場合には、肘掛部の位置によって底面、天面の発熱体への通電を切り替えることによって、使用者の使用実態に合わせて適切な暖房を行うことができる。
本発明の暖房装置付き座席は、使用者が腕、及び手を置く位置に関わらず、どのような座り方をした場合においても、腕、手のひら、及び指先が暖房装置付き座席の発熱体を配設した部位に触れることにより容易にすることができる。
本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部が上げられた際にも発熱体を配設した部位に使用者の腕、肩口および背部が容易に接触し、暖房を得ることができる。
また本発明の暖房装置付き座席は、肘掛部の位置によって、通電する面を切り替えることができるため、使用者の使用実態に合わせて適切な暖房を行うことが可能となり、省エネ効果を上げることができる。
第1の発明は、肘掛部を有し、前記肘掛部の天面に発熱体を備えることを特徴とすることにより、肘部分が発熱体を配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になるものである。
第2の発明は、肘掛部天面の発熱体を背もたれ側から1/2の範囲に備えることにより、少なくとも使用者の肘部分が発熱体に触れるようにし、第1の発明の効果を増大させるものである。
第3の発明は、肘掛部の使用者の体側面に対向する面に発熱体を備えることにより、第1、第2の発明の効果をさらに増大させるものである。
第4の発明は、肘掛部の前端垂直面に発熱体を備えることにより、手のひらや指先部分が発熱体を配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能となり、第3の発明の効果をさらに増大させるものである。
第5の発明は、肘掛部のもう一方の側面の前端から少なくとも1/3の範囲に発熱体を備えることにより、第4の発明の効果をさらに増大させるものである。
第6の発明は、各発熱体の連結部に補強部材を備えることにより、使用者が暖房装置付き座席の肘掛部に腕、及び手を置くことにより発熱体に引っ張り荷重や、曲げ荷重が生じた場合に、発熱体に作用する曲げ荷重や、引っ張り荷重を緩和することができ、耐久性を向上することができるようになり、第1〜5のいずれかの発明の効果をさらに増大させるものである。
第7の発明は、発熱体を発熱する電線で構成することにより、発熱体の構成、及び配置が容易になり、使用者が暖房装置付き座席の肘掛部に腕、及び手を置くことにより発熱体に引っ張り荷重や、曲げ荷重が生じた場合に、発熱体の発熱線に作用する曲げ荷重や、引っ張り荷重を緩和することにより、耐久性を向上することができ、第1〜6のいずれかの発明の効果をさらに増大させるものである。
第8の発明は、可動式の肘掛部を有し、前記肘掛部の底面に発熱体を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が上げられた際にも発熱体を備えた底面が使用者の腕、肩口や背部に容易に触れることにより採暖を可能とするものである。
第9の発明は、可動式の肘掛部の位置を検出し、前記肘掛部の位置により底面に備えられた発熱体への通電を切り替える機能を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が下げられている際には底面の発熱体への通電を停止し、肘掛部が上げられた際には使用者に接することになる底面の発熱体への通電を行うことを可能とするものである。
第10の発明は、肘掛部の底面とともに少なくとも天面に発熱体を備えることを特徴とするものであり、肘掛部が下げられた状態でも上げられた状態でも使用者が容易に採暖を得ることを可能とするものであり、第8、9の発明の効果を増大することができる。
第11の発明は、可動式の肘掛部の位置を検出し、前記肘掛部の底面または天面の発熱体への通電を切り替える機能を備えることを特徴とするものであり、上げられた状態ならば底面の発熱体に通電し、下げられた状態ならば天面への通電を行うことにより、効果的な暖房を容易とし、省エネ効果の向上を可能とするものである。
第12の発明は、自動車用後部座席に用いることにより、第8〜11の発明の効果を増大することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における暖房装置付き座席を示す斜視図であり、図2は、その座席の側面を示す図である。また、図3は座席の電気的結線を示したブロック図である。
図1において、1は使用者が座る座部であり、その表面は布、あるいは皮等でできた表布2aで覆われている。また、表布2aの内部には発熱体3aが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。4は使用者の背面と対向する背もたれ部であり、座部1と同様にその表面は布、あるいは皮等でできた表布2bで覆われており、座部1と同様に内部には発熱体3bが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。上記の発熱体3a、3bは通電されることにより発熱し、その熱が表布2a、2bに伝わり使用者の尻部、足、及び背面を暖める構成となっている。
また、5は肘掛部であり、金具6により背もたれ部4に取り付けられており、同様にその表面は布、あるいは皮等でできた表布2cで覆われている。また、表布2cの内部には発熱体3cが配設されており、電線(図示せず)により電源に接続されている。
さらに、これらの発熱体3a、3b、3cへの通電は使用者が操作する電気、電子部品から構成されるスイッチ7(図示せず)によりON/OFF制御される構成となっている。
また、本実施の形態においては、発熱体3a、3b、3cとして発熱線8を用いている。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が座席に着席し、冬季等のため寒さを感じた場合、座席を暖めようとしてスイッチ7を操作する。これにより、電線を介して電源と接続されている発熱体3a、3b、3cへの通電が開始される。発熱体3a、3b、3cへの通電が開始されるとその熱は表布2a、2b、2cに伝えられ、表布表面が暖められる。使用者がその腕を肘掛部5に載置した際には、表布2cを介して腕が暖められ、快適感を得ることができるものである。
本実施の形態においては、肘掛部5を背もたれ部4に取り付けた実施の形態を示しているが、座部1に取り付けられる構成としてもその効果は同等である。また、本実施の形態においては、図3に示したように発熱体3a、3b、3cの電気的接続を並列接続としたが、直列接続、または直並列接続としてもその効果は同等である。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図4は本発明の第2の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図4において、発熱体3cは肘掛部5天面10の背もたれ側から1/2の範囲に配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
通常、使用者が暖房付座席使用する際、その肘部は、肘掛部5天面10の背もたれ側から1/2の範囲に触れるため、その部分だけを重点的に暖める構成とすることにより、実施の形態1と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図5は、本発明の第3の実施の形態における肘掛部を拡大した斜視図である。
図5において、発熱体3cは肘掛部6の天面10、内側面11、及び前端垂直面12にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1、2と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が暖房付座席使用する際、手で肘掛部5前端を握ることが容易に想定される。この場合、使用者の手は肘掛部5の天面10、内側面11、及び前端垂直面12にまたがって触れる可能性がある。その場合でも発熱体3cを配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になり、部分的に冷たく感じ使用者に不快感を与えてしまうという可能性がなくなり実施の形態1〜2と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における肘掛部の発熱体3cを拡大し、展開した斜視図である。それらの接続部には実施の形態3と同様に補強のため布等からなる補強材13が取り付けられている。また、発熱体3cは肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端から少なくとも1/3の範囲にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1〜3と同様である。
図6は、本発明の第4の実施の形態における肘掛部の発熱体3cを拡大し、展開した斜視図である。それらの接続部には実施の形態3と同様に補強のため布等からなる補強材13が取り付けられている。また、発熱体3cは肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端から少なくとも1/3の範囲にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上述の実施の形態1〜3と同様である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が暖房付座席使用する際、手で肘掛部5前端を握ることが容易に想定される。この場合、使用者の手は肘掛部5の天面10、内側面11、前端垂直面12、及びもう一方の側面14の前端部にまたがって触れる可能性がある。その場合でも発熱体3cを配設した部位に容易に触れることにより確実に採暖が可能になり、部分的に冷たく感じ使用者に不快感を与えてしまうという可能性がなくなり実施の形態1〜3と同様に十分な快適性が得られるものである。
また、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8を複数の素線の編組線で構成することにより、発熱線の耐屈曲性を向上でき、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施の形態の暖房装置付き座席1の発熱体3cを構成する発熱線8の表面に被覆を施すことにより、耐磨耗性を向上することができ、耐久性を向上することができる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の第5の実施の形態における暖房装置付き座席を示す斜視図であり肘掛部が下げられた状態を示す図である。図8は肘掛部が上げられた状態を示す図である。また図9は本発明の第5の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図7、図8、図9において201は使用者が座る座部であり、202は使用者の背部と対向する背もたれ部である。それぞれの表面は布あるいは革などの材質で構成された表布で覆われ、表布の内部にはそれぞれ発熱体203a、203bが配設されている。発熱体203a、203bは電線により電源204に接続されており、スイッチ205をONすることにより、通電されることにより発熱し、その熱が表布を通じて使用者の尻部、大腿部、背部を暖める構成となっている。206は肘掛部であり、その表面も表布で覆われており、肘掛部の底面には発熱体207a、天面には発熱体207bが配設されている。また背もたれ部202と肘掛部206の回転軸には背もたれ部202に対する肘掛部206の位置検出器208が取り付けられ、前記位置検出器208により切り替えられるスイッチ209である。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
使用者が座席を暖めようとしてスイッチ205を操作することにより、電線を介して電源204と接続されている発熱体203a、203bに通電が開始され、座部および背もたれ部の表布の表面が暖められる。この際、肘掛部206の位置が図7のように下げられていた場合、位置検出器208により下げられていることを検出し、スイッチ209が切り替えられ発熱体207bへの通電が行われ、使用者がその腕や手を肘掛部206に接触させると、暖められて快適感を得ることができるものである。また肘掛部206の位置が図8のように上げられていた場合、位置検出器208により上げられていることを検出し、スイッチ209が切り替えられて発熱体207aへの通電が行われ、使用者がその腕、肩口や背中を肘掛部206に接触させると、暖められて快適感を得ることができるものである。上記のように肘掛部206の位置に応じて、肘掛部206に構成された発熱体207a、207bへの通電を切り替えることによって、使用者に対して効果的で省エネな暖房を実現することができる。
なお本実施の形態において、位置検出器208は肘掛部206と背もたれ部202を繋ぐ軸に取り付けられる。その構成は肘掛部206が回転した際に、任意の角度で通電を切り替える機械的スイッチや、角度自体を検出する角度計などが代表的であるが本発明はこれらに限定するものではない。また本実施の形態においては位置検出器208とスイッチ209を2部品とした記載しているが、双方の機能を併せ持つ1部品や3部品以上の組み合わせであってもよい。例えば1部品とすることによって、肘掛部の回転軸近傍の構成を簡易化することで、肘掛部の耐久性を向上することができ、かつ安価にすることが可能となる。また発熱体207a、207bへの通電をON/OFFする肘掛部206の角度については、肘掛部の可動範囲を2分割し、肘掛部が下げられている状態、上げられている状態に対して、底面、天面の発熱体207a、207bへの通電を切り替えることで、使用実態に合わせて適切な暖房を行うことが可能となる。また必要のない面に配設された発熱体への通電を停止することで、省エネを実現することができる。また可動範囲を3分割し肘掛部207が傾いている状態、例えば角度が45度前後のように使用者が肘を置いたり、肩部などを接触させたりをしにくい範囲においては、実質的に使用者への暖房効果が期待できないため、底面、天面の双方の発熱体207a、207bへの通電を停止することで、さらなる省エネを実現することができる。なお本発明では2分割、3分割、またその分割角度を限定するものではなく、任意に設定することができる。
なお本実施の形態においては肘掛部206に配設される発熱体は底面、天面だけとしているが、肘掛部206の側面に発熱体を設け、肘掛部が下げられている状態では天面と側面、上げられている状態では人体に接触しない側面については通電せずに底面のみを通電させるように構成することも可能であり、発熱体の構成されている位置に対して使用時に接触する部位を効果的に選択することで、使用電力の低減を図ることができる。
また本実施の形態においては、肘掛部206は背もたれ部202に取り付けた実施の形態を示しているが、座部201に取り付けられる構成としてもその効果は同等である。さらに図9では発熱体203a、203bと発熱体207a、207bの電気的接続を並列接続としスイッチ205にて通電をON/OFFできる構成としているが、その接続方法についてはこれに限定されるものではなく、直列接続などの併用であっても構わない。
なお本実施の形態においては、発熱体として、発熱線などを用いた線状タイプ、正の温度特性を有する抵抗体を用いた面状タイプ、さらには炭素繊維を基材に組み込んだ準面状タイプなどの構成を用いることができるが、上記に限定しているものではない。
(実施の形態6)
図10は本発明の第6の実施の形態における自動車用後部座席で肘掛部が下げられた状態を示す斜視図である。また図11は第6の実施の形態における自動車用後部座席の肘掛部が上げられた状態を示す斜視図である。図12は第6の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図10は本発明の第6の実施の形態における自動車用後部座席で肘掛部が下げられた状態を示す斜視図である。また図11は第6の実施の形態における自動車用後部座席の肘掛部が上げられた状態を示す斜視図である。図12は第6の実施の形態における電気的結線を示す回路図である。
図10、図11、図12において、210aは左席座部、210bは左席背もたれ部であり、それぞれの表布の内部には発熱体211a、211bが配設されている。210cは中央席座部で、その内部に発熱体211cが配設されている。また210dは中央席背もたれ部であり、中央席背もたれ部210dには収納可能な肘掛部212が構成され、その内部には収納状態で背もたれ部の座面に発熱体213b、肘掛として使用する際の天面に発熱体213aが配設されている。スイッチ214aは発熱体211a、211b、213aへの通電をON/OFFし、またスイッチ214bは発熱体211c、213bへの通電をON/OFFすることができる。肘掛部212には、肘掛部の座面に対する位置を検出するための位置検出器215が取り付けられており、この位置情報に応じてスイッチ216を切り替えられる構成となっている。
以上のように構成された暖房装置付き座席について、以下その作用を説明する。
左席に着座している使用者が座席を暖めようとしてスイッチ214aを操作すると、発熱体213a、213bに通電され、左席座部210aおよび左席背もたれ部210bの表面が暖められる。この際、肘掛部212が下げられていた場合、位置検出器215によってスイッチ216が発熱体213aにも通電されるように切り替えられ、肘掛部212の天面を暖めることができる。
一方で肘掛部212が中央席背もたれ部に収納されていた場合、位置検出器215によってスイッチ216が発熱体213bを通電するように切り替えられ、スイッチ214bがONされた際には発熱体211c、213aに通電され、中央席座部210cと中央席背もたれ部210dを暖めることができる。
本実施の形態においては左席を例として説明しているが、右席であっても構わない。また発熱体213aは1枚の発熱体としているが、複数の発熱体であってもよく、例えば左右席に対し1対の発熱体とすることができる。
また肘掛部212が下げられ肘掛として使用される際には、中央席には使用者は着座できないため、発熱体211cによる暖房は無意味となる。従って、肘掛部212が下げられている状態では、スイッチ214bをONしても発熱体211cに通電しない構成とすることで、無駄な電力の使用を削減することができる。
本出願は、2007年12月20日出願の日本特許出願、特願2007−328358および2007年12月27日出願の日本特許出願、特願2007−336252に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上のように、本発明にかかる暖房装置付き座席は、着座時の快適性、信頼性、及び耐久性の向上を実現するものであり、例えば温水洗浄便座のような使用者が座るものに肘掛部を取り付けたものにおいても適用可能であり、快適性の向上、信頼性、及び耐久性の向上を可能とした暖房装置付き座席を提供することができる。
また、本発明にかかる暖房装置付き座席は、肘掛部が上げられた場合においても腕や肩口などを暖めることが可能とすることで、着座時の快適性の向上を実現するものであり、例えば自動車用座席、映画館やスタジアムなどの観客席、そして温水洗浄便座のように使用者が座るもので、肘掛部が取り付けられたものに対しても適用可能であり、快適性、省エネ性の向上を可能とした暖房装置付き座席を提供することができる。
1 座部
3c 発熱体
4 背もたれ部
5 肘掛部
201 座部
202 背もたれ部
203a 発熱体
203b 発熱体
206 肘掛部
207b 発熱体
3c 発熱体
4 背もたれ部
5 肘掛部
201 座部
202 背もたれ部
203a 発熱体
203b 発熱体
206 肘掛部
207b 発熱体
Claims (12)
- 肘掛部を有し、前記肘掛部の天面に発熱体を備えることを特徴とする暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部天面の発熱体を背もたれ側から1/2の範囲に備えることを特徴とする請求項1に記載の暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部の使用者の体側面に対向する面に発熱体を備えることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部の前端垂直面に発熱体を備えることを特徴とする請求項3に記載の暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部のもう一方の側面の前端から少なくとも1/3の範囲に発熱体を備えることを特徴とする請求項4に記載の暖房装置付き座席。
- 各発熱体の連結部に補強部材を備えてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房装置付き座席。
- 発熱体は、発熱する電線で構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の暖房装置付き座席。
- 可動式肘掛部を有し、少なくとも前記肘掛部の底面に発熱体を備えることを特徴とする暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部の位置を検出する機能を有し、前記肘掛部の位置により前記発熱体への通電を切り替える機能を有することを特徴とする請求項8に記載の暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部の少なくとも天面に発熱体を備えることを特徴とする請求項8または9に記載の暖房装置付き座席。
- 前記肘掛部の位置により前記底面または天面の発熱体いずれか一方に通電を行う機能を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の暖房装置付き座席。
- 自動車用後部座席に用いたことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の暖房装置付き座席。
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