JP2022156669A - シート - Google Patents

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Akira Miyoshi
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Daiki Ito
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Abstract

【課題】着座者の快適感を高めることができるシートを提供する。【解決手段】シート(ソファS)は、人が座る座部S1と背もたれS2を有するシート本体S0と、ヘッドレストSHと、シート状のヒータ50とを備える。ヒータ50は、座部S1の着座者と対向する面を加熱する座部ヒータ51、および、背もたれS2の着座者と対向する面を加熱する背もたれヒータ52と、ヘッドレストSHの着座者と対向する面を加熱するヘッドレストヒータ54とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、人が座る座部と背もたれを有するシートに関する。
座部と背もたれを有するシートとして、家庭用のソファやアームチェア、乗物用のシートなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-192843号公報
ところで、シートは、シートに座った者(着座者)の快適感を高めることができるものであることが望ましい。
そこで、本発明は、着座者の快適感を高めることができるシートを提供することを目的とする。
また、着座者に違和感を与えないようにすることを目的とする。
前記した目的を達成するためのシートは、人が座る座部と背もたれを有するシート本体と、ヘッドレストと、シート状のヒータであって、前記座部の着座者と対向する面を加熱する座部ヒータ、および、前記背もたれの着座者と対向する面を加熱する背もたれヒータ、の少なくとも一方と、前記ヘッドレストの着座者と対向する面を加熱するヘッドレストヒータと、を含むヒータと、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、座部ヒータにより座部の着座者と対向する面を暖めることができ、背もたれヒータにより背もたれの着座者と対向する面を暖めることができ、ヘッドレストヒータによりヘッドレストの着座者と対向する面を暖めることができる。これにより、着座者の快適感を高めることができる。
前記したシートにおいて、前記座部は、座部クッションと、前記座部クッションを下から支持する下部支持部とを有し、前記座部クッションは、前記下部支持部に対して着脱可能である構成とすることができる。
前記したシートにおいて、前記背もたれは、背もたれクッションと、前記背もたれクッションを後ろから支持する後部支持部とを有し、前記背もたれクッションは、前記後部支持部に対して着脱可能である構成とすることができる。
前記したシートは、前記ヒータに電力を供給するための電線を備え、前記座部は、座部クッションと、前記座部クッションを下から支持する下部支持部とを有し、前記電線は、前記座部クッションの下端よりも下の位置で、前記シート本体から後方に引き出されている構成とすることができる。
前記したシートにおいて、前記座部ヒータおよび前記背もたれヒータの少なくとも一方は、ヒータ線と、前記ヒータ線を支持するシート状の基材とを有し、前記基材は、複数の切り込みを有する構成とすることができる。
これによれば、人が座部に座ったり、背もたれにもたれたりした際に、ヒータが適度に変形するので、着座者に違和感を与えないようにすることができる。
前記したシートにおいて、前記切り込みは、それぞれ、前後または上下に延び、前記複数の切り込みは、左右に並んでいる構成とすることができる。
前記したシートは、前記座部の左および右の少なくとも一方に位置し、前記座部よりも上に突出する側部をさらに備え、前記ヒータは、前記側部の着座者と対向する面を加熱する側部ヒータを含む構成とすることができる。
これによれば、側部ヒータにより側部の着座者と対向する面を暖めることができる。これにより、着座者の快適感を高めることができる。
前記したシートにおいて、前記側部は、アームレストであり、前記側部ヒータは、前記アームレストの上面を加熱するアームレストヒータを含む構成とすることができる。
これによれば、アームレストヒータによりアームレストの上面を暖めることができる。これにより、着座者の快適感を高めることができる。
前記したシートにおいて、前記側部ヒータは、前記側部の左右内側の面を加熱する内側面ヒータを含む構成とすることができる。
これによれば、内側面ヒータにより側部の左右内側の面を暖めることができるので、着座者を横から暖めることができる。これにより、着座者の快適感を高めることができる。
前記したシートにおいて、前記側部は、前記シート本体に対して着脱可能である構成とすることができる。
本発明によれば、着座者の快適感を高めることができる。
また、座部ヒータや背もたれヒータの基材が複数の切り込みを有することで、着座者に違和感を与えないようにすることができる。
また、シートが側部を備える場合、ヒータが側部ヒータを含むことで、着座者の快適感を高めることができる。
また、側部がアームレストである場合、側部ヒータがアームレストヒータを含むことで、着座者の快適感を高めることができる。
また、側部ヒータが内側面ヒータを含むことで、着座者の快適感を高めることができる。
実施形態に係るシートの一例としてのソファを示す斜視図である。 ソファの分解斜視図である。 ソファの断面図である。 座部ヒータの正面図(a)と、背もたれヒータの正面図(b)である。 アームレストの断面を示す、ソファを前から見た図である。 操作部を示す図である。 ヒータと操作部の接続を説明するための図である。 ソファを後から見た斜視図である。 変形例のソファを示す斜視図である。
次に、実施形態について説明する。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、着座者から見た、前後、左右、上下を基準とする。
図1に示すように、実施形態に係るシートは、家庭用の2人掛けのソファSとして構成されている。ソファSは、シート本体S0と、側部の一例としてのアームレストSAと、ヘッドレストSHとを備える。シート本体S0は、人が座る座部S1と、背もたれS2とを有する。
図2に示すように、座部S1は、2つの座部クッション100と、座部クッション100を下から支持する下部支持部310とを有して構成されている。2つの座部クッション100は、左右に並んだ状態で配置されている。座部クッション100は、下部支持部310の上に置かれて使用されるものであり、下部支持部310に対して着脱可能である。
背もたれS2は、2つの背もたれクッション200と、背もたれクッション200を後ろから支持する後部支持部320とを有して構成されている。2つの背もたれクッション200は、左右に並んだ状態で配置されている。背もたれクッション200は、後部支持部320の前に置かれて使用されるものであり、後部支持部320に対して着脱可能である。
アームレストSAは、座部S1の左および右にそれぞれ位置し、座部S1よりも上に突出している。詳しくは、左のアームレストSAは、左の座部クッション100の左に位置し、右のアームレストSAは、右の座部クッション100の右に位置している。そして、各アームレストSAは、下部支持部310の上に置かれた状態(図1参照)の座部クッション100の上面よりも上に突出している。
アームレストSAは、座部S1および背もたれS2(シート本体S0)に対して着脱可能である。詳しくは、アームレストSAは、下部支持部310および後部支持部320に対して着脱可能である。アームレストSAは、シート本体S0に取り付けられた後は、図示しないネジにより下部支持部310および後部支持部320の少なくとも一方に固定される。
ヘッドレストSHは、着座者の頸部から上の部分を支持する部分である。ヘッドレストSHは、着座者の頸部および頭部の少なくとも一方を支持する。ヘッドレストSHは、左の背もたれクッション200と、右の背もたれクッション200のそれぞれに対応して、2つが左右に並んだ状態で設けられている。ヘッドレストSHは、背もたれS2に対して着脱可能である。詳しくは、ヘッドレストSHは、後部支持部320に対して着脱可能である。
本実施形態において、左右のアームレストSA、左右のヘッドレストSH、下部支持部310および後部支持部320は、ベース部SBを構成する。言い換えると、ベース部SBは、左右のアームレストSA、ヘッドレストSH、下部支持部310および後部支持部320を有する。さらに言えば、ソファSは、2つの座部クッション100と、2つの背もたれクッション200と、ベース部SBとを備えて構成されている。
図1に戻り、ソファSは、ヒータ50と、操作部60とをさらに備えている。
ヒータ50は、シート状のヒータ、いわゆる面状ヒータである。本実施形態では、ヒータ50は、座部ヒータ51と、背もたれヒータ52と、側部ヒータ53と、ヘッドレストヒータ54とを含む。
座部ヒータ51は、座部S1の着座者と対向する面、具体的には、座部S1の上面を加熱するヒータである。座部ヒータ51は、主に、着座者の臀部および大腿部と対向する位置に配置され、着座者の臀部および大腿部を下から加熱する。座部ヒータ51は、左右の座部クッション100のそれぞれに設けられている。図3に示すように、座部クッション100は、第1クッション材110と、第1クッション材110を覆う第1表皮120とを備える。座部ヒータ51は、第1クッション材110の上面と第1表皮120との間に配置されている。
図4(a)に示すように、座部ヒータ51は、通電することで発熱するヒータ線511と、ヒータ線511を支持するシート状の基材512とを有して構成されている。基材512は、不織布などからなり、複数の切り込み513を有する。切り込み513は、それぞれ、前後に延びている。詳しくは、切り込み513は、それぞれ、基材512の前端から後ろに向けて延びている。複数の切り込み513は、左右に並んでいる。ヒータ線511は、切り込み513を含む基材512の輪郭に沿うように配置され、基材512の上面に接着剤などによって固定されている。
図3に戻り、背もたれヒータ52は、背もたれS2の着座者と対向する面、具体的には、背もたれS2の前面を加熱するヒータである。背もたれヒータ52は、主に、着座者の腰部および背中と対向する位置に配置され、着座者の腰部および背中を後ろから加熱する。背もたれヒータ52は、左右の背もたれクッション200のそれぞれに設けられている(図1参照)。背もたれクッション200は、第2クッション材210と、第2クッション材210を覆う第2表皮220とを備える。背もたれヒータ52は、第2クッション材210の前面と第2表皮220との間に配置されている。
図4(b)に示すように、背もたれヒータ52は、通電することで発熱するヒータ線521と、ヒータ線521を支持するシート状の基材522とを有して構成されている。基材522は、不織布などからなり、複数の切り込み523を有する。切り込み523は、それぞれ、上下に延びている。詳しくは、切り込み523は、それぞれ、基材522の上端から下に向けて延びている。複数の切り込み523は、左右に並んでいる。ヒータ線521は、切り込み523を含む基材522の輪郭に沿うように配置され、基材522の前面に接着剤などによって固定されている。
図5に示すように、側部ヒータ53は、アームレストSAの着座者と対向する面を加熱するヒータである。詳しくは、側部ヒータ53は、アームレストSAの上面を加熱するアームレストヒータ53Aと、アームレストSAの左右内側の面を加熱する内側面ヒータ53Bとを含む。
アームレストヒータ53Aおよび内側面ヒータ53Bは、左右のアームレストSAのそれぞれに設けられている。アームレストSAは、第1パッド材410と、第1パッド材410を覆う第3表皮420とを備える。アームレストヒータ53Aは、第1パッド材410の上面と第3表皮420との間に配置されている。内側面ヒータ53Bは、第1パッド材410の左右内側の面と第3表皮420との間に配置されている。詳しくは、内側面ヒータ53Bは、第1パッド材410の左右内側の面のうちの座部クッション100の上部付近からそれよりも上に位置する部分と、第3表皮420との間に配置されている。内側面ヒータ53Bは、着座者の腰部と対向する位置に配置されている。内側面ヒータ53Bは、着座者の腸骨と対向する位置に配置されている。
図3に示すように、ヘッドレストヒータ54は、ヘッドレストSHの着座者と対向する面、具体的には、ヘッドレストSHの前面を加熱するヒータである。ヘッドレストヒータ54は、着座者の頭部および頸部の少なくとも一方と対向する位置に配置され、着座者の頭部および頸部の少なくとも一方を後ろから加熱する。ヘッドレストヒータ54は、左右のヘッドレストSHのそれぞれに設けられている(図1参照)。ヘッドレストSHは、第2パッド材610と、第2パッド材610を覆う第4表皮620とを備える。ヘッドレストヒータ54は、第2パッド材610の前面と第4表皮620との間に配置されている。
図1に示すように、操作部60は、着座者がヒータ50を操作するための部分である。操作部60は、ベース部SBのうちの、アームレストSAに設けられている。詳しくは、操作部60は、左のアームレストSAの上面の前端部付近に設けられている。なお、本実施形態では、右のアームレストヒータ53Aは、右のアームレストSAの上面の略全体を加熱できるように設けられているが、左のアームレストヒータ53Aは、操作部60を避けるように、操作部60よりも後ろの位置だけに設けられている。
図6に示すように、操作部60は、一例として、電源スイッチ61と、複数の切替スイッチ62と、調整ダイヤル63とを有する。
ヒータ50は、電源スイッチ61をONにすることで着座者と対向する面を加熱可能となる。
切替スイッチ62は、電源スイッチ61をONにした状態において、ヒータ50による加熱を行うか否かを切り替えるためのスイッチである。切替スイッチ62は、左右の座部ヒータ51、左右の背もたれヒータ52、左右のアームレストヒータ53A、左右の内側面ヒータ53B、および、左右のヘッドレストヒータ54に対応して10個設けられている。
例えば、左の座部ヒータ51に対応する切替スイッチ62をONにすると、左の座部ヒータ51によって左の座部クッション100の上面を暖めることができ、当該切替スイッチ62をOFFにすると、左の座部ヒータ51による加熱を停止させることができる。また、右の座部ヒータ51に対応する切替スイッチ62をONにすると、右の座部ヒータ51によって右の座部クッション100の上面を暖めることができ、当該切替スイッチ62をOFFにすると、右の座部ヒータ51による加熱を停止させることができる。ヒータ52,53A,53B,54についても同様である。
調整ダイヤル63は、ヒータ50の出力を調整するためのダイヤルである。ソファSでは、調整ダイヤル63を図示時計回りに回すことでヒータ50の出力を大きくすることができ、調整ダイヤル63を図示反時計回りに回すことでヒータ50の出力を小さくすることができる。なお、ヒータ50の出力は、各ヒータ51,52,53A,53B,54ごとに、そして、左右ごとに調整可能であることが望ましい。
図7に示すように、ソファSは、ヒータ50に電力を供給するための電線70をさらに備えている。電線70は、操作部60を介してヒータ50に接続されている。ここで、支持部300は、下部支持部310と後部支持部320を含む部分であって、シート本体S0のうちの座部クッション100および背もたれクッション200を支持する部分である。電線70は、電線700~710を含む。
電線701は、左の座部ヒータ51と操作部60を接続し、電線702は、右の座部ヒータ51と操作部60を接続している。座部クッション100は、支持部300(下部支持部310)に対して着脱可能であるため、左の座部クッション100と支持部300が分割される箇所における電線701の接続は、コネクタ81(適宜図2も参照)によって行っている。また、右の座部クッション100と支持部300が分割される箇所における電線702の接続は、コネクタ82によって行っている。また、アームレストSAは、支持部300(シート本体S0)に対して着脱可能であるため、支持部300と左のアームレストSAが分割される箇所における電線701,702の接続は、コネクタ86によって行っている。
電線703は、左の背もたれヒータ52と操作部60を接続し、電線704は、右の背もたれヒータ52と操作部60を接続している。背もたれクッション200は、支持部300(後部支持部320)に対して着脱可能であるため、左の背もたれクッション200と支持部300が分割される箇所における電線703の接続は、コネクタ83によって行っている。また、右の背もたれクッション200と支持部300が分割される箇所における電線704の接続は、コネクタ84によって行っている。また、支持部300と左のアームレストSAが分割される箇所における電線703,704の接続は、コネクタ86によって行っている。
電線705は、左のアームレストヒータ53Aと操作部60を接続し、電線706は、左の内側面ヒータ53Bと操作部60を接続している。
電線707は、右のアームレストヒータ53Aと操作部60を接続し、電線708は、右の内側面ヒータ53Bと操作部60を接続している。右のアームレストSAと支持部300が分割される箇所における電線707,708の接続は、コネクタ85によって行っている。また、支持部300と左のアームレストSAが分割される箇所における電線707,708の接続は、コネクタ86によって行っている。
電線709は、左のヘッドレストヒータ54と操作部60を接続し、電線710は、右のヘッドレストヒータ54と操作部60を接続している。ヘッドレストSHは、支持部300(後部支持部320)に対して着脱可能であるため、左のヘッドレストSHと支持部300が分割される箇所における電線709の接続は、図示しないコネクタによって行っている。また、右のヘッドレストSHと支持部300が分割される箇所における電線710の接続は、図示しないコネクタによって行っている。また、支持部300と左のアームレストSAが分割される箇所における電線709,710の接続は、コネクタ86によって行っている。
電線700は、符号を省略して示す電源プラグと操作部60を接続している。電線700は、支持部300から引き出されている。左のアームレストSAと支持部300が分割される箇所における電線700の接続は、コネクタ86によって行っている。図8に示すように、電線700は、支持部300(シート本体S0)の左右中央部の後面から後方に引き出されている。さらに説明すると、図3に示すように、電線700は、下部支持部310に取り付けられた状態の座部クッション100の下端の位置(一点鎖線参照)よりも下の位置で、シート本体S0の後面から後方に引き出されている。
以上説明した本実施形態によれば、座部ヒータ51により座部S1の着座者と対向する上面を暖めることができ、背もたれヒータ52により背もたれS2の着座者と対向する前面を暖めることができる。
また、側部ヒータ53によりアームレストSAの着座者と対向する面を暖めることができる。詳しくは、アームレストヒータ53AによりアームレストSAの上面を暖めることができる。また、内側面ヒータ53BによりアームレストSAの左右内側の面を暖めることができるので、着座者を横から暖めることができる。
また、ヘッドレストヒータ54によりヘッドレストSHの着座者と対向する前面を暖めることができる。
このように、ヒータ50により着座者と対向する面を暖めることができることで、着座者の快適感を高めることができる。
また、座部ヒータ51や背もたれヒータ52の基材512,522が複数の切り込み513,523を有することで、人が座部S1に座ったり、背もたれS2にもたれたりした際に、座部ヒータ51や背もたれヒータ52が適度に変形するので、着座者に違和感を与えないようにすることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
例えば、図9に示すように、ヒータ50は、脚部ヒータ55を含む構成であってもよい。脚部ヒータ55は、ソファSのうち、着座者の脚部と対向する面を加熱するヒータである。脚部ヒータ55は、主に、着座者の脚部のうち、膝から下の部分を加熱する。図9に示す変形例では、脚部ヒータ55は、座部S1の前面を加熱するように設けられている。詳しくは、脚部ヒータ55は、座部クッション100の前面を加熱するように設けられている。なお、脚部ヒータは、座部S1の前面だけでなく、下部支持部310の着座者と対向する面、具体的には、下部支持部310の前面を加熱するように設けられていてもよい。また、脚部ヒータは、ソファSが備える収納可能なオットマンの着座者と対向する面を加熱するように設けられていてもよい。
また、図9に示すように、ヒータ50は、外側面ヒータ56を含む構成であってもよい。外側面ヒータ56は、ソファSの左右外側の面を加熱するヒータである。図9に示す変形例では、外側面ヒータ56は、アームレストSAの左右外側の面を加熱するように設けられている。このような外側面ヒータ56を備えることで、例えば、ソファSの左右にいる人やペットなどを暖めたり、ソファSによって部屋の室温を上昇させたりすることができる。
また、前記実施形態では、アームレストSA(側部)がシート本体S0に対して着脱可能な構成であったが、これに限定されず、例えば、着脱できない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ヒータ50に電力を供給するための電線70(700)がシート本体S0の後面から後方に引き出されていたが、これに限定されない。例えば、電線は、アームレストSAから引き出されていてもよい。具体的には、電線は、アームレストSAの後面から後方に引き出されていてもよいし、アームレストSAの左右外側の面から左右外側に引き出されていてもよい。また、ソファSが座部S1の左および右の少なくとも一方にアームレスト(側部)を備えない場合は、電線は、シート本体S0の左または右の側面、例えば、下部支持部310の左または右の側面などから左または右に引き出されていてもよい。
また、前記実施形態では、アームレストSA(側部)が一の座部クッション100の左および右の一方のみに位置していたが、これに限定されない。例えば、アームレスト(な側部)は、一の座部クッション100の左および右の両方に位置していてもよい。
また、前記実施形態では、アームレストSA(側部)が座部S1の左および右の両方に位置していたが、これに限定されない。例えば、アームレスト(側部)は、座部の左および右の一方のみに位置していてもよい。
また、前記実施形態では、側部は、アームレストSAであったが、これに限定されない。例えば、側部は、アームレストよりも左右の幅が長い、台やテーブルなどであってもよい。
また、前記実施形態では、側部ヒータ53がアームレストヒータ53Aと内側面ヒータ53Bを含む構成であったが、これに限定されない。例えば、側部ヒータは、アームレストヒータのみを含む構成であってもよい。また、側部ヒータは、内側面ヒータのみを含む構成であってもよい。
また、前記実施形態では、操作部60が左のアームレストSAに設けられていたが、これに限定されない。例えば、操作部60は、右のアームレストSAに設けられていてもよい。また、操作部60は、左右のアームレストSAの両方に設けられていてもよい。操作部60を左右のアームレストSAの両方に設けることで、着座者が2人掛けのソファSの左右どちらに座った場合でもヒータ50を操作することができる。
また、前記実施形態では、操作部60がアームレストSAの上面に設けられていたが、これに限定されない。例えば、操作部は、アームレストSAの左右外側または左右内側の側面に設けられていてもよい。また、ソファSが座部S1の左および右の少なくとも一方にアームレスト(側部)を備えない場合は、操作部は、シート本体S0の左または右の側面、例えば、下部支持部310の左または右の側面などに設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、図1に示したように、ヘッドレストヒータ54が、ヘッドレストSHの前面を加熱するように設けられていたが、これに限定されない。例えば、ヘッドレストヒータは、ヘッドレストの前面を加熱するヒータと、ヘッドレストの上面を加熱するヒータとを含む構成であってもよい。また、ヘッドレストヒータは、ヘッドレストの上面のみを加熱するように設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、ヘッドレストSHが背もたれS2(シート本体S0)に対して着脱可能な構成であったが、これに限定されず、例えば、着脱できない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ヒータ50が側部ヒータ53を含む構成であったが、これに限定されず、例えば、側部ヒータを備えない構成であってもよい。また、前記実施形態では、ソファSがアームレストSAなどの側部を備える構成であったが、これに限定されず、側部を備えない構成であってもよい。
また、座部ヒータ51や背もたれヒータ52の切り込み513,523の構成は一例であり、前記実施形態の構成に限定されない。例えば、切り込みの数は任意である。また、着座者に違和感を与えないという目的を達成できるのであれば、個々の切り込みが延びる方向や、複数の切り込みが並ぶ方向は、前記実施形態と異なる方向であってもよい。
また、前記実施形態では、座部ヒータ51および背もたれヒータ52の両方が、ヒータ線511,521と、複数の切り込み513,523が設けられた基材512,522とを有する構成であったが、これに限定されない。例えば、座部ヒータおよび背もたれヒータの一方のみが、ヒータ線と、複数の切り込みが設けられた基材とを有する構成であってもよい。また、座部ヒータおよび背もたれヒータは、ヒータ線と基材とを有する構造ではなく、前記実施形態と異なる構造の面状ヒータであってもよい。
また、前記実施形態では、ヒータ50が座部ヒータ51および背もたれヒータ52の両方を含む構成であったが、これに限定されない。例えば、ヒータは、座部ヒータおよび背もたれヒータの一方のみを含む構成であってもよい。
また、前記実施形態では、座部クッション100が下部支持部310に対して着脱可能な構成であったが、これに限定されず、例えば、着脱できない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、背もたれクッション200が後部支持部320に対して着脱可能な構成であったが、これに限定されず、例えば、着脱できない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、シートとして、2人掛けのソファSを例示したが、これに限定されない。例えば、シートは、1人掛けのソファであってもよいし、3人掛けのソファであってもよい。また、シートは、ソファに限定されず、例えば、アームチェアであってもよい。また、シートは、家庭用のシートに限定されず、例えば、アミューズメント施設やリラクゼーション施設などで使用されるシートであってもよい。また、シートは、例えば、自動車や鉄道車両、船舶、航空機などに搭載される車両用シート、乗物用シートであってもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
50 ヒータ
51 座部ヒータ
52 背もたれヒータ
53 側部ヒータ
53A アームレストヒータ
53B 内側面ヒータ
54 ヘッドレストヒータ
70 電線
100 座部クッション
200 背もたれクッション
310 下部支持部
320 後部支持部
511,521 ヒータ線
512,522 基材
513,523 切り込み
S ソファ
S0 シート本体
S1 座部
S2 背もたれ
SA アームレスト
SH ヘッドレスト

Claims (10)

  1. 人が座る座部と背もたれを有するシート本体と、
    ヘッドレストと、
    シート状のヒータであって、
    前記座部の着座者と対向する面を加熱する座部ヒータ、および、前記背もたれの着座者と対向する面を加熱する背もたれヒータ、の少なくとも一方と、
    前記ヘッドレストの着座者と対向する面を加熱するヘッドレストヒータと、
    を含むヒータと、を備えることを特徴とするシート。
  2. 前記座部は、座部クッションと、前記座部クッションを下から支持する下部支持部とを有し、
    前記座部クッションは、前記下部支持部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  3. 前記背もたれは、背もたれクッションと、前記背もたれクッションを後ろから支持する後部支持部とを有し、
    前記背もたれクッションは、前記後部支持部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート。
  4. 前記ヒータに電力を供給するための電線を備え、
    前記座部は、座部クッションと、前記座部クッションを下から支持する下部支持部とを有し、
    前記電線は、前記座部クッションの下端よりも下の位置で、前記シート本体から後方に引き出されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート。
  5. 前記座部ヒータおよび前記背もたれヒータの少なくとも一方は、ヒータ線と、前記ヒータ線を支持するシート状の基材とを有し、
    前記基材は、複数の切り込みを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシート。
  6. 前記切り込みは、それぞれ、前後または上下に延び、
    前記複数の切り込みは、左右に並んでいることを特徴とする請求項5に記載のシート。
  7. 前記座部の左および右の少なくとも一方に位置し、前記座部よりも上に突出する側部をさらに備え、
    前記ヒータは、前記側部の着座者と対向する面を加熱する側部ヒータを含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシート。
  8. 前記側部は、アームレストであり、
    前記側部ヒータは、前記アームレストの上面を加熱するアームレストヒータを含むことを特徴とする請求項7に記載のシート。
  9. 前記側部ヒータは、前記側部の左右内側の面を加熱する内側面ヒータを含むことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のシート。
  10. 前記側部は、前記シート本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のシート。
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