JP3150286U - 自動車の座席用背当て具 - Google Patents
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Abstract
【課題】身体の腰部分を局部的に加温するだけで体全体が効率よく暖まることに着目し、座席の背もたれ部分に取り付けられる背当て具の有効利用により、ドライビング時に体を効率よく温められる自動車の座席用背当て具を提供する。【解決手段】所定の形状に形成されたクッション部材と、このクッション部材の表面を覆う被覆部材が備えられ、自動車の座席の背もたれに取り付けて用いる自動車の座席用背当て具を用い、この背当て具における前面側の被膜部材とクッション部材との間に、電気的に発熱する可撓性を備えた面状発熱体を介装し、この発熱体に、自動車のバッテリーに接続するための接続プラグが備えられた電源コードを接続した。【選択図】図1
Description
本考案は、座席の背もたれの前面に取り付けて用いる背当て具に関する。
一般に自動車では、車室内は自動車に搭載されている空調機器により暖房を行なうようにしているが、例えば冬場でのドライビング時にこの空調機器により暖房を行なう場合、暖房が弱いと足元が寒くて運転に支障を来たす虞れがあり、逆に暖房を強くすると、足元の寒さを解消することは出来るにしても、車室内の天井部がフロア部よりも暖かくなりすぎて、そのため、運転中に眠気を招く不具合があり、事故を招きかねない。
以上の不具合に対しては、例えばひざ掛けを膝から足元にかけて、ひざ掛けにより脚を保温する一方、自動車の空調機器の暖房を弱くすればよいのであるが、脚にひざ掛けをかけた場合には、足の自由がそれだけ束縛されて、特に運転者では運転に支障を及ぼしかねないという問題がある。
本考案は、以上の実情に鑑みて開発したものであって、自動車の運転に際して、ドライバーの腰部分をサポートするために運転席のシートの背もたれ部分にいわゆるランバーサポートと称される背当て具を別途取り付けられる場合がある点、並びに身体の腰部分を局部的に加温するだけで、体全体が効率よく暖まることに着目し、前記した背当て具の有効利用によりドライビング時に体を効率よく温められる自動車の座席用背当て具を提供することにある。
前記した目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、所定の形状に形成されたクッション部材と、このクッション部材の表面を覆う被覆部材が備えられ、自動車の座席の背もたれに取り付けて用いる自動車の座席用背当て具であって、背当て具における前面側の被膜部材とクッション部材との間には、電気的に発熱する発熱体を介装していることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の発熱体には、自動車のバッテリーに接続するための接続プラグが備えられた電源コードが接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の発熱体が、可撓性を備えた面状発熱体から構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1または2に記載の発熱体が、ヒーター線から構成され、このヒーター線は、クッション部材の前面に形成した配線用溝内に埋設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、例えばドライビング時、座席の背もたれに取り付けた背当て具により、長時間の着座による身体、特に腰部分の疲れを軽減させることができながら、しかも自動車の空調機器による暖房を弱くしても、身体の腰部分を確実に加温して、体全体を効率よく暖めることが出来、従って、いねむり運転などを抑制することが出来るし、ひざ掛けなどをする場合に比較して、運転に支障を招くこともない。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、自動車のバッテリーから簡単に電源をとることが出来る。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1または2に記載の考案の効果に加え、座席の背もたれの前面が例えば湾曲している場合でも、その湾曲面に沿って容易に発熱体を配設することが出来る。
請求項4に記載の考案によれば、ヒーター線がクッション部材の前面に形成した配線用溝内に埋設されているので、請求項1または2に記載の考案の効果に加え、座席に着座した際、背中に違和感を感じることなく、快適に着座することが出来る。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、図1は本考案にかかる座席用背当て具の一実施形態の一部を切り欠いて示す斜視図、図2は図1に示す座席用背当て具の横断面図、図3は、面状の発熱体の正面図、図4は図1に示す座席用背当て具を自動車の座席に取り付けた状態を示す斜視図である。
図において符号1で示す自動車の座席用背当て具は、自動車の運転座席若しくは助手座席の背もたれを構成するシートバックSBの前面に装着して用いるものである。
この座席用背当て具1は、シートバックSBの前面に沿う所定の形状に形成されたクッション部材2と、このクッション部材2の表面を覆う被覆部材3と、シートバックSBに保持させるための伸縮性を有するバンド4が備えられている。
クッション部材2は、正面から見て略正方形で且つその幅方向両端部が若干前方側に湾曲して、使用者の背中側の主として腰部分をホールドするようにしている。
被覆部材3は、クッション部材2の表面全域を覆うように合成シート材で袋状に形成されている。
バンド4は、座席用背当て具1の背面側に配設されており、その長さ方向両端部は、座席用背当て具1の上下方向中間位置で且つ幅方向両端に接続されている。
そして本発明は、以上の座席用背当て具1における前面側に位置する被膜部材3とクッション部材2との間に、電気的に発熱する発熱体5を介装すると共に、この発熱体5に、自動車のバッテリーに接続するための接続プラグ60が備えられた電源コード6を接続したのである。
即ち、図1〜図4に示す実施形態では、発熱体として可撓性を備えた面状の発熱体5を用いている。
この面状発熱体5は、ポリエチレンテレフタレート等の弾力性あるシート材から成る電気絶縁性基材50上に、銀ペーストの印刷により形成した一対の電極51・52と、これら電極51・52に重なるように抵抗体インクを印刷により形成した抵抗体53を形成して、前記した一対の電極51・52上に給電端子54を設け、この端子54に電源コード6を接続するとともに、電極51・52、抵抗体53が形成された電気絶縁性基材50上に電気絶縁性被覆基材55を貼り合わせて形成したものである。
また前記した電極51・52は、対向するように幅が広い主電極51a・52a、それぞれの主電極51a・52aから交互に櫛形形状に延びる複数の枝電極51b・52bとから成り、これら電極51・52に重なるように配設した抵抗体53に51b・52bより給電することで、抵抗体53に電流が流れて発熱するようにしている。
以上の面状発熱体5は、図1にも示すように、クッション部材2の前面に貼り付けられている。
以上の面状発熱体5は、図1にも示すように、クッション部材2の前面に貼り付けられている。
一方、図5、図6に示す他の実施形態では、発熱体5がヒーター線56から構成され、このヒーター線56は、クッション部材2の前面に形成した配線用ガイド溝21内に埋設される。
配線用溝21は、図5に示すように、クッション部材2の前面に正面からみて蛇行状に形成されている。
また電源コード6に備えられている接続プラグ60は、自動車の車室に備えられるシガーライターソケットに嵌め込むことで、自動車のバッテリーから電源を取り出すようにしている。
以上の座席用背当て具1は、例えば自動車の運転に際して、図4に示すように、座席を構成するシートバックSBの前面にバンド4を介して装着するとともに、車室に備えられるシガーライターソケットに接続プラグ60を嵌め込んで、電源コードを介して発熱体5に電源供給すればよいのである。
これにより、例えばドライビング時、背当て具1でもって長時間の着座による身体、特に腰部分の疲れを軽減させることができるし、しかも自動車の空調機器による暖房を弱くしても、身体の腰部分が確実に加温されて、体全体が効率よく暖められる。
従って、いねむり運転などを抑制することが出来、しかもひざ掛けなどをする場合に比較して、運転に支障を招くこともない。
1 座席用背当て具
2 クッション部材
21 配線用ガイド溝
3 被覆部材
4 バンド
5 発熱体
50 電気絶縁性基材
51・52 電極
53 抵抗体
54 端子
55 電気絶縁性被覆基材
56 ヒーター線
6 電源コード
60 接続プラグ
2 クッション部材
21 配線用ガイド溝
3 被覆部材
4 バンド
5 発熱体
50 電気絶縁性基材
51・52 電極
53 抵抗体
54 端子
55 電気絶縁性被覆基材
56 ヒーター線
6 電源コード
60 接続プラグ
Claims (4)
- 所定の形状に形成されたクッション部材と、このクッション部材の表面を覆う被覆部材が備えられ、自動車の座席の背もたれに取り付けて用いる自動車の座席用背当て具であって、背当て具における前面側の被膜部材とクッション部材との間には、電気的に発熱する発熱体を介装していることを特徴とする自動車の座席用背当て具。
- 発熱体には、自動車のバッテリーに接続するための接続プラグが備えられた電源コードが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席用背当て具。
- 発熱体が、可撓性を備えた面状発熱体から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の座席用背当て具。
- 発熱体が、ヒーター線から構成され、このヒーター線は、クッション部材の前面に形成した配線用溝内に埋設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の座席用背当て具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000915U JP3150286U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 自動車の座席用背当て具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3150286U true JP3150286U (ja) | 2009-05-07 |
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JP (1) | JP3150286U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107826009A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-23 | 北京汽车股份有限公司 | 用于车辆的座椅和车辆 |
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2009
- 2009-02-23 JP JP2009000915U patent/JP3150286U/ja not_active Expired - Fee Related
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