JP3019984U - 車輛座席用シート - Google Patents

車輛座席用シート

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JP3019984U
JP3019984U JP1995006518U JP651895U JP3019984U JP 3019984 U JP3019984 U JP 3019984U JP 1995006518 U JP1995006518 U JP 1995006518U JP 651895 U JP651895 U JP 651895U JP 3019984 U JP3019984 U JP 3019984U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輛のシートに載架される車輛座席用のシー
トに関する。 【構成】 車輛座席用シートは、硬質性のシートベース
2、2と、このシートベースの着座側に架承された数本
のシート横桟31〜34と、前記シートベースの着座部
に架承した籐編体、植物繊維編体、ネット等の通気性シ
ート4と、前記シートベースの背もたれ側に設けた枠体
5とで構成されるシート部1、及び背もたれベース11
と、この背もたれベースに設けた籐編体、植物繊維編
体、ネット等の通気性シート12と、背もたれベースに
設けたひも体13と、で構成される背もたれ部10、で
なり、前記シート部と前記背もたれ部とをひも20、3
0を介して連繋する構成である。 【効果】 涼感の確保並びに座り心地の向上、正確な運
転姿勢並びに運転操作性の確保が可能となる。殊に木製
の場合の涼感は最高である。また前記座り心地の向上並
びに涼感により疲労感がいやされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輛、家庭用、その他椅子のシートに載架される車輛座席用シート に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輛、家庭用、事務用、その他椅子(以下、椅子とし、原則として車輛 用の椅子について説明する。)のシートに載架される車輛座席用シート(以下、 総称する場合は、車輛のシートとする。)としては、籐製品シート、又は孔穿き シート等の通気性シートを備えたシート部と通気性シートを備えた背もたれ部と で構成されているシート類が知られており、しかし、これらのシート部及び背も たれ部(以下、両者を総称する場合はシート類とする。)は、車輛のシートに馴 染み過ぎ、換言すれば弾性車輛のシートに陥没する。よって、充分な涼風効果が 得られないこと、また前記陥没に基づく車輛のシートに対する損傷があること、 等問題が生ずる処である。
【0003】 尚、前記シート類に関する考案としては、下記の先行技術が挙げられる。(1 )実開昭58−14760号の乗車用クッションがあり、この考案は、通気性の ある植物繊維編体シート部及び同背もたれ部とでなり、前記シート部及び背もた れ部に磁性体を配備する構成である。(2)実開平3−51047号の車輛座席 用敷物がある。この考案は、通気性を有するシート部と、同背もたれ部とで敷物 本体を構成するとともに、この敷物本体にエアパックを介在させる構造となって いる。(3)実開平3−120859号の上置クッションがあり、座部と背もた れ部とをバネ部材を介して、相反する方向へ回動する構成で、図面上シートが編 体の如く表示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上で詳述した各考案等は、従来と同様単にシート部にシート類を載架する構 成となっていることから、人の荷重でシート部が車輛のシートに陥没して十分な 涼感が確保されない。又従来の技術及び各考案では、シート部に硬軟特性、即ち 、着座側(腿又はその近傍が当たる処)に硬質材を使用し、着座部(尻が当たる 処)に軟質材を使用するという、人体の各部位に対応して優しく支持し得る構成 、又は運転走行時の正しい姿勢維持を目的とする構成等を採用しないことから、 着座性能が劣るとともに、正しい姿勢が確保されないこと、等の課題がある。ま た前記技術文献は、シート部と背もたれ部とが一体構造となっていた。したがっ て、例えば、シート部がシート上を移動した場合(動きを総称する。)は、これ に伴って背もたれ部も背もたれ上を移動することにより、いわゆる一方に引きず られる状態で移動する不都合があり、正しい着座姿勢・快適な着座姿勢が確保さ れないこと、又は車輛等では安全走行に支障があること、等の課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑み、本考案は、シートに硬軟質材を活用し、涼感の確保、正しい運転 等を行うための着座姿勢並びに運転操作性の確保等を目的として下記の構成を採 用する。
【0006】 即ち、本考案の車輛座席用シートは、 車輛座席用シートは、硬質性のシートベース、このシートベースの着座側に架 承された数本のシート横桟及び前記シートベースの着座部に架承した籐編体、植 物繊維編体、ネット等の通気性シート、並びに前記シートベースの背もたれ側に 設けた枠体で構成されるシート部と、背もたれベース、及びこの背もたれベース に設けた藤編体、植物繊維編体、ネット等の通気性シート、並びに前記背もたれ ベースに設けたひも体で構成される背もたれ部と、でなり、前記シート部と前記 背もたれ部とをひもを介して連繋する構成である。
【0007】
【作用】
以下、本考案の作用(車輛のシートへの架承又は使用方法)を説明する。 本考案のシート(以下、単にシートとする。)のシートベースを車輛のシー
ト に載架するが、周知の如く、車輛のシートは車輛により大小があるので、当該シ ートは少なくとも二種の寸法を構成する。そして、例えば、それぞれのシート部 の両縁部の膨部又は肩部(サイドサポート)にシートベースが載架され、かつ着 座部(シートクッション)に通気性シートが載架されるので、続いて背もたれ部 に設けたひも体をヘッドレストの取付金具又は背もたれに捲装し、当該背もたれ 部を吊下状態をするとともに、当該背もたれ部と車輛のシートに載架されたシー ト部との間に隙間(スペース)を設け、両者を離間する。これにより、両者は車 輛のシートに装着されるとともに、当該両者はひもを介して連繋されていること から、自由な動きが保証されている。
【0008】 以上のように所作及び手順により、当該シート部を車輛のシートに載架した場 合に、車輛のシートの着座側にシート部のシート横桟が位置され、かつ当該シー ト横桟とシートの着座側との間には隙間が形成されるとともに、当該隙間はシー ト横桟に乗車者の荷重がかかっても確保される。また通気性シートはシートに載 架される。したがって、前記隙間及び通気性シートより涼風が入り、かつ尻下に ある暖気との入れ替えが達成される。尚、シート部の背もたれ側に設けた枠体は 、車輛のシートと背もたれとの連設部位(以下、単に連設部位とする。)に位置 され、背もたれとの間に隙間が形成される。この隙間は前述と同様涼風の進入、 暖気との入れ替えに役立つ。一方背もたれ部の通気性シートは背もたれに軽く添 接され、乗車者の背中には当該通気性シートより涼風が入る。尚、前記シート部 に設けた隙間により当該シート部の枠体及び背もたれ部の通気性シートを介して 、前記背中に涼風が到る。
【0009】 以上のようにして、シートにシート部が載架された状態でシート部の通気性シ ートに尻を載せるとともに、背もたれ部の通気性シートに背を軽く添接するよう にして着座すると、尻部は軟質性の通気性シート(一例である。)で優しく保持 されかつ背中は通気性シートに支えられる。これにより、当該通気性シートと車 輛のシートとの間には、隙間1Aが形成され、かつ尻部は車輛のシートに対して 架承された状態に確保される。また腿部は硬質性のシート横桟(一例である。) で保持されるとともに、当該シート横桟に着座した人の腿部(以下、人は省略す る。)とシート部の着座側との間には、シート横桟を介して隙間2Bが形成され る。そして、腰下は枠体に添接されつつ、背もたれ部の下端(背もたれ部とシー ト部との連設部位)との間に僅かの隙間3Cを確保するようにして着座する。こ の着座状態において、隙間1A、隙間2Bが形成されていることから、尻部(腰 部)及び腿部への涼風の供給が達成されるとともに、当該尻部及び腿部の熱気で 生成された暖気は外方に送り出され、結果的に涼風感を満喫できる。更に枠体を 設ける構成では、前記涼風感に、隙間3Cが形成される効果により、一層の涼風 供給及び暖気送り出しを介してより効果的な涼風感が味わえる特徴がある。
【0010】 また背中は通気性シートに軽く支えられており、当該通気性シート又はシート部 に設けた隙間或いは連設部位の隙間より供給された涼風による涼風感が享受でき 、かつ暖気を送り出すことができる。
【0011】 一方、シート部と背もたれ部とは個別の動きが保証されていることから、例え ば、シート部の動きに背もたれ部が同調されることがないので、運転中における 尻の動きでシート部が移動しても背もたれ部は静止されており、体のバランスが 確保される。したがって、正常な運転姿勢又は乗車姿勢が保証されること、及び 安全走行等に役立つこと、又は前記涼風供給及び暖気送り出しに役立つこと、等 の効果がある。また両者のいずれか一方が動いても、その一方を移動させればよ く、使い易いこと及び簡便な乗降ができること、等の利益がある。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の車輛座席用シートの一実施例を図面を参照にして説明すると、 当該車輛座席用シートは、シート部1と背もたれ部10とで構成されている。
【0013】 先ず、車輛用椅子100を形成する車輛のシート101に載架されるシート部 1の構成を説明すると、当該シート部1は収れん短冊状を呈する一対の木製(硬 質性)のシートベース2、2と、このシートベース2、2の着座側103に数本 設けられた木製の第1〜第4シート横桟31、32、33、34(本数は一例で ある。)でなるシート横桟3と、前記シートベース2、2の着座部104に設け られる籐編体、その他植物繊維編体、ネット等でなる通気性シート4と、前記シ ートベース2、2の背もたれ側105に設けた枠組兼用腰当てとなる木製の枠体 5と、を主構成要素とする。前記シートベース2、2は図示の如く、一対でかつ 対称関係となっているので、一方について説明する。このシートベース2は図3 の如く、平面視して収れん短冊状で、その収れん部2aが着座側103に、また その広幅部2bが背もたれ側105に、それぞれ位置されている。またシート横 桟3は図1、図2の如く、一対のシートベース2、2の着座側103に順次架承 される広幅の第1シート横桟31と、この第1シート横桟31よりやや幅狭でか つ同幅の第2〜第4シート横桟32〜34とで構成されている。したがって、こ のシート横桟3と車輛のシート101との間にはシートベース2、2の立上幅に 対応する隙間B1が形成される。また第1シート横桟〜第4シート横桟31〜3 4間にもそれぞれ隙間B2〜B4が形成されるので、この隙間B2〜B4により 乗車者の腿部の下方より涼風が供給されるか、又は暖気が送り出される。即ち、 涼風感を満喫できる。以上の広幅、幅狭並びに各隙間B2〜B4は、一例であり 、図例及び説明に限定されない。尚、前記通気性シート4と枠体5の当て面51 との間には隙間B5が形成されている。前記一対のシートベース2、2の着座部 104には通気性シート4が設けられる。したがって、この通気性シート4の通 気特性を介して着座者の尻部に涼風を供給等をなす。
【0014】 次に車輛用椅子100を形成する背もたれ102に添接される背もたれ部10 の構成を説明すると、当該背もたれ部10は方形状で木製の背もたれベース11 と、この背もたれベース11に設けた籐編体、その他植物繊維編体、ネット等で なる通気性シート12と、背もたれ部10の背面側10aに設けたひも体13と 、で構成されており、前記背もたれベース11が車輛のシート101に添接され る。
【0015】 前記のように構成されたシート部1と背もたれ部10とは、一対のひも20、 30を介して連繋されており、前記シート部1と背もたれ部10との個別の動き が保証されているとともに、このシート部1と背もたれ部10との間には隙間B 6が形成される。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、硬軟質材のシート部と背もたれ部とで構成し、このシート部と背も たれ部とをひもを介して連繋する構成であるので、シート部と背もたれ部との個 別で自由な動きが保証されること、又は運転者は運転中であっても背中を比較的 広範囲に動かすことができ疲労の蓄積防止と緊張を解すのに役立つこと、並びに 運転者、乗車者は運転等に注意をはらうことなく姿勢の変更ができること、等の 効果がある。更には正確な運転姿勢並びに運転操作性の確保に役立つ卓効がある 。
【0017】 また本考案は、多数の隙間を設ける構成であり、涼感の確保並びに座り心地の 向上、及び前記涼感並びに座り心地の向上等により疲労感が癒されることから運 転操作の向上、事務能率の向上等に役立つこと、また医療用具等への途を開くこ と、等の効果を有する。更に駐車時に生成された車内熱気からの開放に役立つ効 果がある。
【0018】 更に本考案は、前記の如く、正確な運転姿勢並びに運転操作性の確保が可能と なるので、真夏の運転時又は長距離ドライブでの安全性及び疲労感の軽減に役立 つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】全体の俯瞰図である。
【図3】シート部の拡大平面図である。
【図4】シート部の拡大平面図である。
【図5】車輛のシートへの一使用例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 シート部 2 シートベース 2a 収れん部 2b 広幅部 2c 着座部 21 凹部 22 テーパー部 3 シート横桟 31 第1シート横桟 32 第2シート横桟 33 第3シート横桟 34 第4シート横桟 4 通気性シート 5 枠体 51 当て面 100 椅子 101 車輛のシート 102 背もたれ 103 着座側 104 着座部 105 背もたれ側 10 背もたれ部 10a 背面側 11 背もたれベース 12 通気性シート 13 ひも体 20 ひも 30 ひも A 隙間1 B 隙間2 C 隙間3 B1 隙間 B2 隙間 B3 隙間 B4 隙間 B5 隙間 B6 隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛座席用シートは、硬質性のシートベ
    ース、このシートベースの着座側に架承された数本のシ
    ート横桟及び前記シートベースの着座部に架承した籐編
    体、植物繊維編体、ネット等の通気性シート、並びに前
    記シートベースの背もたれ側に設けた枠体で構成される
    シート部と、背もたれベース、及びこの背もたれベース
    に設けた藤編体、植物繊維編体、ネット等の通気性シー
    ト、並びに前記背もたれベースに設けたひも体で構成さ
    れる背もたれ部と、でなり、前記シート部と前記背もた
    れ部とをひもを介して連繋する構成とした車輛座席用シ
    ート。
  2. 【請求項2】 上記シート部の通気性シートと枠体との
    間に隙間を設ける構成とした請求項1記載の車輛座席用
    シート。
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