JP3839558B2 - 座席装置の座ぶとん - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、座ぶとん内の詰物をフォーム体により構成した座席装置の座ぶとんに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、腰掛けとしての座ぶとんは、軽量化の要求から、座ぶとん内の詰物がポリウレタンフォームなどのフォーム体により構成したフルウレタンフォームのものが開発されている。このようなフォーム体を成形するにあたり、加工性などの制作面および座り心地などの性能面の両面の考えに基づき、ポリウレタンフォームの硬軟の選定が行われている。
制作面における考え方としては、フルウレタンフォーム構成においては、座ぶとんの一般的な支持枠である金枠などがないので、フルウレタンフォームに表生地を被覆する際にフルウレタンフォームが大きく変形しないようある程度硬質のものが求められる。
【0003】
性能面における考え方としては、一般的に、着座者は軟質の座ぶとんを望んでおり、その耐久性を加味した上で、フルウレタンフォームはある程度軟質のものが求められる。
前記両面の考え方に基づき、従来の座ぶとんとしては、図6および図7に示すように、座ぶとんのフォーム体1を上層フォーム2と下層フォーム3とに分け、座フレームの前フレーム部に支持される下層フォーム3の前端部4を硬質のものにし、被覆する表生地の前端縁を、大きく変形しない硬質の下層フォーム3の前端部4に止着して、加工性を向上するとともに、下層フォーム3の他の部分および上層フォーム2を軟質のものにして、座り心地を向上することができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の座席装置の座ぶとんでは、硬質の下層フォーム3の前端部4の上面後縁の角5を、軟質の上層フォーム2を介して着座者が大腿部の裏側で感じて、着座者に違和感を与えるとともに、硬質の下層フォーム3の前端部4の上面後縁の角5が着座者の大腿部の裏側を圧迫するようになると、座り心地がわるくなるという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、軟質の上層フォームを用い、着座面を軟質のものにして、座り心地を損なうことなく、硬質の下層フォームの前端部の上面後部に面取り部を設けて、当該上面後部が軟質の上層フォームを介して着座者の大腿部の裏側で感じ取られないようにして、着座者に違和感を与えずに、下層フォームの前端部の上面後部が着座者の大腿部の裏側を圧迫するようなこともなくし、座り心地を良くすることができるようにした座席装置の座ぶとんを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]座フレーム(12)に座ぶとん(10)を支持し、座ぶとん(10)内の詰物をフォーム体(20a)により構成した座席装置の座ぶとん(10)において、
前記フォーム体(20a)は、その上層を構成する上層フォーム(20)と下層を構成する下層フォーム(30)とから成り、
前記上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成され、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)は、硬質のフォーム材により形成されていて、前記座フレーム(12)に載置されており、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有していることを特徴とする座席装置の座ぶとん(10)。
【0006】
[2]座フレーム(12)に座ぶとん(10)を支持し、座ぶとん(10)内の詰物をフォーム体(20a)により構成した座席装置の座ぶとん(10)において、
前記フォーム体(20a)は、その上層を構成する上層フォーム(20)と下層を構成する下層フォーム(30)とから成り、
前記上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成され、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)は、上下に重ね合わせた上位フォーム(32)と下位フォーム(33)とから成り、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)に後続する後続フォーム(38)、および前記上層フォーム(20)は、軟質のフォーム材から形成されており、
前記上位フォーム(32)は軟質のフォーム材により形成されており、
前記下位フォーム(33)は硬質のフォーム材により形成されていて、前記座フレーム(12)に載置されており、
前記上位フォーム(32)が重なり合う前記下位フォーム(33)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有していることを特徴とする座席装置の座ぶとん(10)。
【0007】
[3]座フレーム(12)に座ぶとん(10)を支持し、座ぶとん(10)内の詰物をフォーム体(20a)により構成した座席装置の座ぶとん(10)において、
座フレーム(12)の前部は、前フレーム部(13)により構成されており、
前記フォーム体(20a)は、その上層を構成する上層フォーム(20)と下層を構成する下層フォーム(30)とから成り、
前記上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成され、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)は、上下に重ね合わせた上位フォーム(32)と下位フォーム(33)とから成り、
前記下層フォーム(30)の前端部(31)に後続する後続フォーム(38)、および前記上層フォーム(20)は、軟質のフォーム材から形成されており、
前記上位フォーム(32)は軟質のフォーム材により形成されており、
前記下位フォーム(33)は硬質のフォーム材により形成されており、
前記上位フォーム(32)が重なり合う前記下位フォーム(33)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有し、
前記下位フォーム(33)は、前記前フレーム部(13)上に載せられる載置フォーム部(36)と、前記前フレーム部(13)の前端部の前方位置に垂下する垂下フォーム部(37)とを有し、
前記フォーム体(20a)を覆う表生地(40)は、前記上層フォーム(20)の前端面を覆うとともに、前記下位フォーム(33)の垂下フォーム部(37)の前面を覆って、該垂下フォーム部(37)の後面に止着されていることを特徴とする座席装置の座ぶとん(10)。
【0008】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
[1]項記載の座席装置の座ぶとん(10)では、
フォーム体(20a)は、その上層を構成する上層フォーム(20)と下層を構成する下層フォーム(30)とから成り、下層フォーム(30)の前端部(31)は、硬質のフォーム材により形成されているため、軟質の上層フォーム(20)によって、着座面が柔らかめになり、座り心地を損なうことがない。また、上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成される。
【0009】
着座者の荷重は、上層フォーム(20)および下層フォーム(30)を介して座フレーム(12)が受ける。着座者の荷重の反力は、座フレーム(12)から下層フォーム(30)および上層フォーム(20)を介して着座者の大腿部などに伝わる。
【0010】
下層フォーム(30)の前端部(31)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有しているので、着座者が、軟質の上層フォーム(20)を介して硬質の下層フォーム(30)の前端部(31)を感じることがなく、下層フォーム(30)の前端部(31)の上面後部(34)が着座者の大腿部の裏側を圧迫することもなくなり、座り心地がよい。
【0011】
[2]項記載の座席装置の座ぶとん(10)では、
軟質の上層フォーム(20)によって、着座面が柔らかめになり、座り心地を損なうことがない。また、上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成される。
軟質の上位フォーム(32)が重なり合う下位フォーム(33)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有しているので、着座者が、軟質の上層フォーム(20)および同じく軟質の上位フォーム(32)を介して硬質の下層フォーム(30)の前端部(31)を感じることがなく、硬質の下位フォーム(33)の上面後部(34)が着座者の大腿部の裏側を圧迫することもなくなり、座り心地がよい。
【0012】
[3]項記載の座席装置の座ぶとん(10)では、
軟質の上層フォーム(20)によって、着座面が柔らかめになり、座り心地を損なうことがない。また、上層フォーム(20)は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層(21)、布層(22)、軟質のポリウレタンフォーム層(23)および薄型のスポンジ層(24)にて構成される。
軟質の上位フォーム(32)が重なり合う下位フォーム(33)の上面後部(34)は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部(35)を有しているので、着座者が、軟質の上層フォーム(20)および同じく軟質の上位フォーム(32)を介して硬質の下層フォーム(30)の前端部(31)を感じることがなく、硬質の下位フォーム(33)の上面後部(34)が着座者の大腿部の裏側を圧迫することもなくなり、座り心地がよい。
【0013】
下位フォーム(33)の載置フォーム部(36)が座フレーム(2)の前フレーム部(13)上に載せられており、下位フォーム(33)の垂下フォーム部(37)が前フレーム部(13)の前端部(31)の前方位置に垂下している。
【0014】
載置フォーム部(36)が座フレーム(12)の前フレーム部(13)上に載せられていることから、着座荷重を硬質の載置フォーム部(36)が大きく変形することが無く確実に受け止めることができる。また、フォーム体(20a)に表生地(40)を覆う際に、表生地(40)の前端部(31)は、上層フォーム(20)の前端面を覆うとともに、下位フォーム(33)の垂下フォーム部(37)の前面を覆って、該垂下フォーム部(37)の後面に止着されている。このとき、垂下フォーム部(37)も同じく硬質であるので、大きく変形することなく、表生地(40)の前端縁を止めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図1〜図5は本発明の一実施の形態を示している。
図2は、本発明の一実施の形態に係る座席装置の斜視図である。図3は図4のIII−III線断面図である。図4は本発明の一実施の形態に係る座ぶとんの平面図である。図5は図4のV矢視図である。
【0016】
図2〜図5に示すように、据付部である台座に座席装置10aの座フレーム12が支持され、座フレーム12には座ぶとん10が支持され、座ぶとん10内の詰物は、フォーム体20aにより構成されている。座フレーム12は、前部を構成する前フレーム部13と、後部を構成する後フレーム(図示省略)とを有している。後フレームには背ずり15が起立姿勢とリクライニング姿勢とに傾動可能に支持されている。
【0017】
フォーム体20aにはポリウレタンフォームが用いられている。フォーム体20aは、その上層を構成する上層フォーム20と下層を構成する下層フォーム30とから成る。上層フォーム20は4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層21、布層22、軟質のポリウレタンフォーム層23および薄型のスポンジ層24にて構成されている。それにより、上層フォーム20全体では、軟質なものに成っている。また、ポリウレタンフォーム層21の両側部には、三角形断面のフォーム25が結合している。
【0018】
図1、図3および図5に示すように、下層フォーム30の前端部31は、上下に重ね合わせた上位フォーム32と下位フォーム33とから成る。下層フォーム30の前端部31に後続する後続フォーム38、および上層フォーム20は、軟質のポリウレタンフォームから形成されている。上位フォーム32は軟質のポリウレタンフォームにより構成されており、下位フォーム33は硬質のポリウレタンフォームにより構成されている。
【0019】
上位フォーム32が重なり合う下位フォーム33の上面後部34は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部35を有している。面取り部35は、下位フォーム33の上面の前縁から後縁に渡って平らな面に形成されていて、下位フォーム33ばかりでなく上位フォーム32も成形し易くなっているが、下位フォーム33の硬さによっては、上面後部34に相当する角の部分のみを切除すれば足りる場合もある。また、面取り部35は平らな面に限らず、上方へ大きく湾曲した湾曲面であってもよい。要は、上面後部34が角張っていなければ良い。
【0020】
下位フォーム33は、前フレーム部3上に載せられる載置フォーム部36と、前フレーム部13の前端部31の前方位置に垂下して、前端部31を前方から覆う垂下フォーム部37とから成る。前フレーム部13は、前方へ向かって斜め上方へ延びる前延部14を有していて、前フレーム部13の前延部14に載置フォーム部36の裏面が沿うようにして載置されている。フォーム体20aは表生地40により被覆されており、表生地40の前端部41は、上層フォーム20の前端面を覆うとともに、下位フォーム33の垂下フォーム部37の前面を覆って、垂下フォーム部37の後面に止着されている。図示省略したが、垂下フォーム部37の後面にはファスナー布が貼着され、表生地40の前端縁にもファスナー布が縫着され、両方のファスナーが係合している。
【0021】
次に、作用を説明する。
座ぶとん10の詰物であるフォーム体20は、その上層に軟質の上層フォーム20を設けることによって、着座面が柔らかめになり、座り心地を損なうことがない。
本座ぶとん10に着座すると、上層フォーム20が大きく撓んで、着座荷重を下層フォーム30を介して座フレーム12が受けるようになる。
【0022】
このとき、着座者の大腿部が当たる座ぶとん10の前端部においては、軟質の上位フォーム32が重なり合う硬質の下位フォーム33の上面後部34は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部35を有しているので、着座者の大腿部の裏側で、軟質の上層フォーム20および同じく軟質の上位フォーム32を介して硬質の下層フォーム30の前端部31を感じることがなく、着座者に違和感を与えないで済む。硬質の下位フォーム33の上面後部34が着座者の大腿部の裏側を圧迫することもなくなり、座り心地がよい。
【0023】
座ぶとん10の前端部においては、下位フォーム33の載置フォーム部36が座フレーム12の前フレーム部13上に載せられており、下位フォーム33の垂下フォーム部37が前フレーム部13の前端部31の前方位置に垂下していて、垂下フォーム部37が前フレーム部13を前方から覆っている。
載置フォーム部36が座フレーム12の前フレーム部13上に載せられていることにより、着座荷重を硬質の載置フォーム部36が大きく変形することが無く確実に受け止めることができる。また、フォーム体20aに表生地40を覆う際に、表生地40の前端部31は、上層フォーム20の前端面を覆うとともに、下位フォーム33の垂下フォーム部37の前面を覆って、垂下フォーム部37の後面側に巻き回され、前端部31側のファスナー布(図示省略)が垂下フォーム部37の後面側のファスナー布(同じく図示省略)に係合している。このとき、垂下フォーム部37も同じく硬質であるので、大きく変形することなく、表生地40の前端部31を止めることができる。
【0024】
前記実施の形態においては、載置フォーム部36と垂下フォーム部37とを別体のものを示したが、一体的に形成してもよい。同じく、上位フォーム32と後続フォーム38とを別体のものを示したが、一体的に形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明にかかる座席装置の座ぶとんによれば、軟質の上層フォームを用い、上層フォームは4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層、布層、軟質のポリウレタンフォーム層および薄型のスポンジ層にて構成して、着座面を軟質のものにしたので、座り心地を損なうことなく、硬質の下層フォームの前端部の上面後部に面取り部を設けたので、当該上面後部が軟質の上層フォームを介して着座者の大腿部の裏側で感じ取られないようにして、着座者に違和感を与えずに、下層フォームの前端部の上面後部が着座者の大腿部の裏側を圧迫するようなこともなくし、座り心地を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る座ぶとんのフォーム体の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る座席装置の斜視図である。
【図3】図4のIII−III線断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る座ぶとんの平面図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】従来例を示す座ぶとんの側面図である。
【図7】従来例を示す座ぶとんの断面図である。
【符号の説明】
10a…座席装置
12…座フレーム
13…前フレーム部
14…前延部
15…背ずり
10…座ぶとん
20…上層フォーム
20a…フォーム体
21…リウレタンフォーム層
22…布層
24…スポンジ層
30…下層フォーム
31…前端部
32…上位フォーム
33…下位フォーム
34…上面後部
35…面取り部
36…載置フォーム部
37…垂下フォーム部
38…後続フォーム
40…表生地
41…前端部
Claims (3)
- 座フレームに座ぶとんを支持し、座ぶとん内の詰物をフォーム体により構成した座席装置の座ぶとんにおいて、
前記フォーム体は、その上層を構成する上層フォームと下層を構成する下層フォームとから成り、
前記上層フォームは4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層、布層、軟質のポリウレタンフォーム層および薄型のスポンジ層にて構成され、
前記下層フォームの前端部は、硬質のフォーム材により形成されていて、前記座フレームに載置されており、
前記下層フォームの前端部の上面後部は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部を有していることを特徴とする座席装置の座ぶとん。 - 座フレームに座ぶとんを支持し、座ぶとん内の詰物をフォーム体により構成した座席装置の座ぶとんにおいて、
前記フォーム体は、その上層を構成する上層フォームと下層を構成する下層フォームとから成り、
前記上層フォームは4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層、布層、軟質のポリウレタンフォーム層および薄型のスポンジ層にて構成され、
前記下層フォームの前端部は、上下に重ね合わせた上位フォームと下位フォームとから成り、
前記下層フォームの前端部に後続する後続フォーム、および前記上層フォームは、軟質のフォーム材から形成されており、
前記上位フォームは軟質のフォーム材により形成されており、
前記下位フォームは硬質のフォーム材により形成されていて、前記座フレームに載置されており、
前記上位フォームが重なり合う前記下位フォームの上面後部は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部を有していることを特徴とする座席装置の座ぶとん。 - 座フレームに座ぶとんを支持し、座ぶとん内の詰物をフォーム体により構成した座席装置の座ぶとんにおいて、
座フレームの前部は、前フレーム部により構成されており、
前記フォーム体は、その上層を構成する上層フォームと下層を構成する下層フォームとから成り、
前記上層フォームは4層から成り、上から軟質のポリウレタンフォーム層、布層、軟質のポリウレタンフォーム層および薄型のスポンジ層にて構成され、
前記下層フォームの前端部は、上下に重ね合わせた上位フォームと下位フォームとから成り、
前記下層フォームの前端部に後続する後続フォーム、および前記上層フォームは、軟質のフォーム材から形成されており、
前記上位フォームは軟質のフォーム材により形成されており、
前記下位フォームは硬質のフォーム材により形成されており、
前記上位フォームが重なり合う前記下位フォームの上面後部は、後方に向かって下方へ傾斜する面取り部を有し、
前記下位フォームは、前記前フレーム部上に載せられる載置フォーム部と、前記前フレーム部の前端部の前方位置に垂下する垂下フォーム部とを有し、
前記フォーム体を覆う表生地は、前記上層フォームの前端面を覆うとともに、前記下位フォームの垂下フォーム部の前面を覆って、該垂下フォーム部の後面に止着されていることを特徴とする座席装置の座ぶとん。
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---|---|---|---|
JP19873497A JP3839558B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 座席装置の座ぶとん |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19873497A JP3839558B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 座席装置の座ぶとん |
Publications (2)
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JPH1142380A JPH1142380A (ja) | 1999-02-16 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19873497A Expired - Lifetime JP3839558B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 座席装置の座ぶとん |
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1997
- 1997-07-24 JP JP19873497A patent/JP3839558B2/ja not_active Expired - Lifetime
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