JP2002238704A - 椅子用カバー - Google Patents

椅子用カバー

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JP2002238704A
JP2002238704A JP2001038506A JP2001038506A JP2002238704A JP 2002238704 A JP2002238704 A JP 2002238704A JP 2001038506 A JP2001038506 A JP 2001038506A JP 2001038506 A JP2001038506 A JP 2001038506A JP 2002238704 A JP2002238704 A JP 2002238704A
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seat
chair
cover
titanium
buttocks
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JP2001038506A
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English (en)
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Takeshi Miyazaki
毅 宮崎
Yasuhisa Kuzutani
泰久 葛谷
Ryoji Matsuoka
良治 松岡
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間着座時の疲労を軽減することのできる椅
子用カバーを提供する。 【解決手段】車両のシート11に被着されるシートカバ
ーには、そのシート11に着座した際、その着座した人
の背とシート11の背もたれ部13とが離間する部分の
近傍に低反発クッション30を、また、着座した人の首
とシート11のヘッドレスト部14とが離間する部分の
近傍に低反発クッション31をそれぞれ設ける。これら
低反発クッション30,31の内部には、所定の形状に
加工されたチタン32を含有させる。また、シートカバ
ーには、着座した人の肩及び胸の一部を覆うための肩掛
け部24を背もたれカバー部21と連続するように一体
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尻を置くための座
部と、尻以外の身体部分を支持するための支持部とを備
えた椅子の少なくとも一部に被着される椅子用カバーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の椅子用カバーとしては、
例えば、車両に装着されたシートに被着されるシート用
カバーが知られている。このシートは、尻を置く座部
と、背を支持する背もたれ部と、頭を支持するヘッドレ
スト部とを備えている。また、シート用カバーは、所定
の形状に縫成された布からなり、これら座部、背もたれ
部及びヘッドレスト部をほぼ隙間なく覆うように被着し
て使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば前記
車両を用いて長距離を移動するような場合、車両の乗員
はシートに長時間着座して、その姿勢を維持することと
なる。このようにシートに長時間着座していると、車両
の乗員には、次第に疲労が蓄積してくる。ここで、前記
従来構成のシート用カバーは、単にシートの表面を覆っ
て、主に意匠性の向上あるいは、汚れの付着の抑制の役
割を果たしているにすぎなかった。
【0004】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、長時間着座時の疲労を軽減することのできる椅子
用カバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、椅子用カバーに係る本願請求項1に記載の発明は、
所定の形状に縫成された基布からなり、尻を置くための
座部と、尻以外の身体部分を支持するための支持部とを
備えた椅子の少なくとも一部に被着される椅子用カバー
において、前記支持部に前記尻以外の身体部分を支持さ
せた際に、前記基布における前記支持部に被着される部
分と前記尻以外の身体部分とが離間する部分の少なくと
も一部にクッション部材を設けたことを要旨とするもの
である。
【0006】この本願請求項1に記載の発明では、人が
椅子に着座した際、支持部と同支持部により支持される
身体部分との間に間隙が形成されにくくなり、身体部分
に密着した状態となる。このため、椅子に対するフィッ
ト感が向上し、長時間着座時の疲労が軽減される。
【0007】また、本願請求項2に記載の発明は、前記
請求項1に記載の発明において、前記基布の前記座部及
び前記支持部の少なくとも一方と対応する部分の大部分
に前記クッション部材を設けたことを要旨とするもので
ある。
【0008】この本願請求項2に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明の作用に加えて、椅子に着座した
際に生じる荷重が分散されて、疲労がより軽減される。
また、本願請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記
載の発明において、前記クッション部材は、荷重の作用
面にほぼ均一に圧力が作用する低反発クッションである
ことを要旨とするものである。
【0009】通常、クッション材は、荷重が作用する
と、その荷重が作用した部分の近傍が大きく弾性変形す
るようになる。その際、前記荷重が作用した部分には、
荷重に抗して復元しようとする力、すなわち反発力が生
じる。低反発クッションにおいてもこの反発力は生じる
が、その反発力は前記通常のクッション材の反発力より
も小さく、また、荷重は、作用面に対して均一な圧力で
作用するようになる。このため、本願請求項3に記載の
発明では、前記請求項2に記載の発明の作用に加えて、
部分的に接触した感じが軽減され、全体を包むようなフ
ィット感が生まれ、疲労が効果的に軽減される。
【0010】また、本願請求項4に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記基布には、前記椅子に着座した状態で、前
記尻以外の身体部分における前身側の少なくとも一部を
覆う覆い部を設けたことを要旨とするものである。
【0011】この本願請求項4に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、覆い部により尻以外の身体部分が覆われ
るため、その覆われた部分が保温される。
【0012】また、本願請求項5に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記基布の少なくとも一部の外面にチタン層を
形成したことを要旨とするものである。
【0013】この本願請求項5に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、椅子に着座すると、尻あるいは尻以外の
身体部分がチタン層に接触する。チタン層は、尻あるい
は尻以外の身体部分等が発する遠赤外線を反射するた
め、この反射された遠赤外線によって、尻あるいは尻以
外の身体部分等の血行が促進され、椅子に着座した人は
リラックス感を覚える。この結果、長時間着座時の疲労
が一層効果的に軽減される。
【0014】また、本願請求項6に記載の発明は、前記
請求項5に記載の発明において、前記チタン層の少なく
とも一部の外面に酸化チタン層を更に形成したことを要
旨とするものである。
【0015】この本願請求項6に記載の発明では、前記
請求項5に記載の発明の作用に加えて、酸化チタン層を
形成した部分が虹色に発色され、意匠性が向上される。
また、本願請求項7に記載の発明は、前記請求項1〜請
求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記
基布の少なくとも一部の外面にセラミックス層を形成し
たことを要旨とするものである。
【0016】この本願請求項7に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、椅子に着座すると、尻あるいは尻以外の
身体部分がセラミックス層に接触する。セラミックス層
は、遠赤外線を放射するため、この放射された遠赤外線
によって、尻あるいは尻以外の身体部分等の血行が促進
され、椅子に着座した人はリラックス感を覚える。この
結果、長時間着座時の疲労が一層効果的に軽減される。
【0017】また、本願請求項8に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記クッション部材には、その内部にチタン及
びセラミックス及び磁石の少なくとも1つを含有させた
ことを要旨とするものである。
【0018】この本願請求項8に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、チタンを含有させた場合、このチタン
が、尻あるいは尻以外の身体部分等が発する遠赤外線を
反射するため、この反射された遠赤外線によって、ま
た、セラミックスを含有させた場合、そのセラミックス
から放射された遠赤外線によって、尻あるいは尻以外の
身体部分等の血行が促進され、椅子に着座した人はリラ
ックス感を覚える。一方、磁石を含有させた場合、その
磁石の磁力によって、尻あるいは尻以外の身体部分等の
血行が促進され、椅子に着座した人はリラックス感を覚
える。これらの結果、長時間着座時の疲労がなお一層効
果的に軽減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の椅子用カバーを
車両のシートに被着されるシートカバーに適用した一実
施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0020】図1に示すように、このシートカバーが被
着される椅子としてのシート11は、尻を置くための座
部12と、背を支持するための背もたれ部13と、頭を
支持するためのヘッドレスト部14とを備えている。背
もたれ部13は、その下方端で座部12に接続されてい
る。また、ヘッドレスト部14は、2本(図1では1本
のみ図示)の棒体15を介して背もたれ部13の上方端
に接続され、背もたれ部13に対して上下方向の位置が
変更可能になっている。
【0021】また、図1及び図2に示すように、前記シ
ートカバーは、座部12を覆う座カバー部20と、背も
たれ部13を覆う背もたれカバー部21と、ヘッドレス
ト部14を覆うヘッドレストカバー部22とを備えてい
る。これら各カバー部20〜22は、連続するよう一体
に形成され、適宜の位置で紐、マジックテープ、ファス
ナー、あるいはゴム紐等の固定材23等を介して、脱着
可能にシート11に被着されている。なお、図1では、
ヘッドレストカバー部22に逢着された固定材23のみ
を図示している。
【0022】本実施形態では、同シートカバーは、人が
シート11に着座した状態で、尻以外の身体部分として
の肩及び胸を覆う覆い部としての一対の肩掛け部24を
備えている。同肩掛け部24は、ヘッドレストカバー部
22を挟む位置で背もたれカバー部21に対して連続す
るよう一体に形成されている。
【0023】また、同シートカバーには、そのシート1
1の座部12と背もたれ部13との接続部の近傍及び背
もたれ部13とヘッドレスト部14との接続部の近傍の
それぞれに対応する部分にクッション部材としての低反
発クッション30,31が取着されている。
【0024】低反発クッション30,31は、例えば、
ポリウレタンの発泡体からなり、荷重が作用すると、そ
の作用面にほぼ均一に圧力が作用する特性を有してい
る。低反発クッション30,31は、人が背及び頭を背
もたれ部13及びヘッドレスト部14に支持させた際、
シートカバーの背もたれカバー部21と人の腰近傍との
間、及びシートカバーのヘッドレストカバー部22と人
の首近傍との間の隙間を埋めるように設けられている。
また、同低反発クッション30,31の内部には、粉末
状あるいは粒状等所定の形状に加工されたチタン32が
分散されている。
【0025】また、図3に示すように、同シートカバー
は、全体として袋状に縫製された基布25と、同基布2
5の内部に設けられたクッション部材としての略シート
状の低反発クッション26とから形成されている。低反
発クッション26は、前記低反発クッション30,31
と同様の材料からなり、シートカバーの各カバー部20
〜22及び肩掛け部24の全体に設けられている。ま
た、同低反発クッション26の内部にも、粉末状あるい
は粒状のチタン29が分散されている。
【0026】また、基布25には、その外面にチタン層
27が形成され、同チタン層27上の一部の外面に酸化
チタン層28がさらに形成されている。これらチタン層
27、及び酸化チタン層28は、例えば、スパッタリン
グにより形成される。
【0027】このような構成のシートカバーを使用する
際には、図4に示すように、同シートカバーが被着され
たシート11に着座し、前記両肩掛け部24で肩及び胸
の一部を覆うようにする。一方、シート11から離座す
る際には、肩掛け部24をシート11の背もたれ部13
の後方側へ変位させる。
【0028】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)シート11の座部12と背もたれ部13との接続
部の近傍、及び背もたれ部13とヘッドレスト部14の
接続部の近傍では、シート11と着座した人の身体部分
が離間して隙間が形成されやすい。これに対して、この
シートカバーでは、これらの隙間を埋めるように低反発
クッション30,31が設けられている。このため、人
がシート11に着座した際、着座した人の腰近傍及び首
近傍がシートカバーを介してシート11に密着した状態
となる。この結果、シート11に対するフィット感を向
上されて、長時間着座時の疲労を軽減させることができ
る。
【0029】(2)このシートカバーでは、低反発クッ
ション26がシート11における座部12、背もたれ部
13及びヘッドレスト部14の全体に対応するように設
けられている。このため、シート11に着座した際に生
じる荷重を分散することができて、疲労をより軽減する
ことができる。
【0030】(3)通常、クッション材は、荷重が作用
すると、その荷重が作用した部分の近傍が大きく弾性変
形し、その荷重が作用した部分には荷重に抗して復元し
ようとする力、すなわち反発力が生じる。これに対し
て、このシートカバーでは、クッション材として低反発
クッション26,30,31を用いた。このため、荷重
が作用した際に生じる反発力を、前記通常のクッション
材の反発力よりも小さくすることができるとともに、荷
重をその作用面に対して均一な圧力で作用させることが
できる。この結果、部分的に接触した感じを軽減できる
とともに、全体を包むようなフィット感が生まれ、疲労
を効果的に軽減することができる。
【0031】(4)このシートカバーでは、シート11
に着座した状態で肩及び胸の一部を覆う肩掛け部24を
設けた。このため、肩掛け部24により、肩及び胸の一
部が覆われ、その覆われた部分を保温することができ
る。
【0032】(5)このシートカバーでは、基布25の
外面にチタン層27を形成した。これにより、シート1
1に着座すると、その着座した人の身体部分がチタン層
27に接近して、その身体部分が発する遠赤外線がチタ
ン層27により反射される。このため、チタン層27に
より反射された遠赤外線によって、身体部分の血行が促
進され、シート11に着座した人はリラックス感を覚え
る。この結果、長時間着座時の疲労を一層効果的に軽減
することができる。
【0033】(6)このシートカバーでは、チタン層2
7の外面の一部に酸化チタン層28を形成した。このた
め、酸化チタン層28を虹色に発色させることができ
て、意匠性を向上することができる。
【0034】(7)このシートカバーでは、低反発クッ
ション26,30,31の内部に粉末状あるいは粒状等
のチタン29,32を分散させた。これにより、シート
11に着座すると、その着座した人の身体部分がチタン
32に接近して、その身体部分が発する遠赤外線がチタ
ン32により反射される。このため、チタン32により
反射された遠赤外線によって、身体部分の血行が促進さ
れ、シート11に着座した人はリラックス感を覚える。
この結果、長時間着座時の疲労をなお一層効果的に軽減
することができる。
【0035】(変形例)なお、本発明の実施形態は、以
下のように変形してもよい。 ・前記実施形態では、チタン層27及び酸化チタン層2
8をスパッタリングにより形成する構成とした。しか
し、このスパッタリングに代えて、例えば、テープ状の
チタン及び酸化チタンを基布25の外面に貼着したり、
チタンあるいは酸化チタンを含有する塗料を基布25の
外面に塗布したり、チタンあるいは酸化チタンを含む糸
を基布25に織り込んだりして、チタン層27及び酸化
チタン層28を形成してもよい。また、これら形成法の
いくつかを組み合わせてチタン層27及び酸化チタン層
28を形成してもよい。
【0036】・また、前記実施形態では、シートカバー
の全体を連続するように一体に形成する構成とした。し
かし、これを複数の部分から構成し、それら各部分を例
えば、マジックテープ(登録商標)、ファスナー等を介
して接離可能となるように構成してもよい。また、各部
分を各別にマジックテープ、ファスナー、紐、ゴム紐等
の固定材23によりシート11に対して被着するように
してもよい。
【0037】・また、前記実施形態では、低反発クッシ
ョン26、30,31の内部にチタン29,32を含有
させる構成とした。しかし、このチタン29,32の代
わりにセラミックスあるいは磁石を分散させる構成とし
てもよい。これらの構成では、セラミックスを分散させ
た場合、そのセラミックスから放射された遠赤外線によ
って、尻あるいは尻以外の身体部分等の血行が促進さ
れ、椅子に着座した人はリラックス感を覚える。一方、
磁石を分散させた場合、その磁石の磁力によって、尻あ
るいは尻以外の身体部分等の血行が促進され、椅子に着
座した人はリラックス感を覚える。これらの結果、長時
間着座時の疲労を効果的に軽減することができる。
【0038】・また、前記実施形態では、基布25の外
面にチタン層27及び酸化チタン層28を設ける構成と
した。しかし、これらチタン層27及び酸化チタン層2
8の代わりに、セラミックス層を基布25の少なくとも
一部の外面に形成する構成としてもよい。このようにし
た場合には、椅子に着座すると、尻あるいは背等の身体
部分がセラミックス層に接触する。セラミックス層は、
遠赤外線を放射するため、この放射された遠赤外線によ
って、尻あるいは背等の身体部分の血行が促進され、椅
子に着座した人はリラックス感を覚える。この結果、長
時間着座時の疲労を効果的に軽減することができる。
【0039】・また、前記実施形態では、基布25の外
面のほぼ全体にチタン層27を形成したが、基布25の
一部のみにチタン層27を設けるようにしてもよい。 ・また、前記実施形態では、チタン層27の外面の一部
に酸化チタン層28を設ける構成とした。しかし、この
酸化チタン層28を省略した構成としてもよい。また、
チタン層27の外面全体に酸化チタン層28を設ける構
成としてもよい。
【0040】・また、前記実施形態では、肩掛け部24
をシートカバーに設ける構成とした。しかし、この肩掛
け部24の代わりにあるいは加えて、脚の少なくとも一
部を覆う膝掛け部あるいは腹の少なくとも一部を覆う腹
巻き部等を設ける構成としてもよいし、これら肩掛け部
24及び膝掛け部及び腹巻き部等からいくつかを任意に
選択してシートカバーに設ける構成としてもよい。
【0041】・また、これら肩掛け部24及び膝掛け部
及び腹巻き部等、着座した人の前身側の少なくとも一部
を覆う覆い部を設けない構成としてもよい。 ・また、前記実施形態では、低反発クッション26,3
0,31を用いる構成とした。しかし、クッション材と
しては、低反発クッション26,30,31には限定さ
れない。この低反発クッション26,30,31の代わ
りに、例えば、エアクッション、綿状体等からなるクッ
ション等を用いる構成としてもよい。
【0042】・また、前記実施形態では、低反発クッシ
ョン26を、シートカバーにおける各カバー部20〜2
2及び肩掛け部24に設けた。しかし、この低反発クッ
ション26を必ずしもシートカバーの全体に設ける必要
はなく、同低反発クッション26を例えば、座カバー部
20のみに設けたり、肩掛け部24及び背もたれカバー
部21のみに設けたりしてもよい。
【0043】・また、前記実施形態では、シートカバー
におけるシート11の座部12と背もたれ部13との接
続部の近傍の部分に低反発クッション30を、また背も
たれ部13とヘッドレスト部14の接続部の近傍の部分
に低反発クッション31を設ける構成とした。しかし、
低反発クッション30,31を設ける位置はこれらには
限定されない。低反発クッションを例えば、着座する人
の肩とシート11の背もたれ部13とが離間する部分等
にも設ける構成としてもよい。また、シート11の各部
12〜14と着座する人の身体部分とが離間する部分の
うちのいくつかを任意に選んで低反発クッションを設け
る構成としてもよい。
【0044】・また、前記実施形態では、シートカバー
は、シート11の各部12〜14に対応した各カバー部
20〜22を備える構成とした。しかし、これを例え
ば、シートカバーの座カバー部20を省略したり、ヘッ
ドレストカバー部22を省略したりした構成としてもよ
い。
【0045】・また、前記実施形態では、シートカバー
を、シート11の座部12の上面部、及び背もたれ部1
3とヘッドレスト部14との前面部のほぼ全体を覆うよ
うに被着させた。しかし、シートカバーを、シート11
の座部12及び背もたれ部13及びヘッドレスト部14
の少なくとも一部を覆うように被着させるようにしても
よい。
【0046】・また、前記実施形態では、車両のシート
11の例を示した。しかし、本発明は、例えば、車椅
子、座椅子、あるいはベンチ等の長椅子等、尻を置くた
めの座部と尻以外の身体部分を支持するための支持部と
を有する椅子に被着される椅子用カバーであれば同様に
適用することができる。特に、車椅子等に適用した場
合、シートカバーから着座者の身体部分に作用する反発
力が分散されるため、蓐瘡の発症を抑制することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1〜請
求項3及び請求項5及び請求項7及び請求項8のうちい
ずれか一項に記載の発明によれば、椅子に対するフィッ
ト感を向上することができて、長時間着座時の疲労を軽
減することができる。
【0048】また、本願請求項4に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、覆い部により覆われた部分を保
温することができる。
【0049】また、本願請求項6に記載の発明によれ
ば、前記請求項5に記載の発明の効果に加えて、意匠性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のシートカバーをシートに被着した
状態を示す斜視図。
【図2】同シートカバーの平面図。
【図3】図2の3―3線断面図。
【図4】肩を肩掛け部で覆った状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11…椅子としてのシート、12…座部、13…支持部
としての背もたれ部、14…支持部としてのヘッドレス
ト部、24…覆い部としての肩掛け部、25…基布、2
6,30,31…クッション部材としての低反発クッシ
ョン、27…チタン層、28…酸化チタン層、29,3
2…チタン。
フロントページの続き (72)発明者 松岡 良治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 Fターム(参考) 3B084 FA01 3B096 AA03 AB07 AC11 AC17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の形状に縫成された基布からなり、尻
    を置くための座部と、尻以外の身体部分を支持するため
    の支持部とを備えた椅子の少なくとも一部に被着される
    椅子用カバーにおいて、 前記支持部に前記尻以外の身体部分を支持させた際に、
    前記基布における前記支持部に被着される部分と前記尻
    以外の身体部分とが離間する部分の少なくとも一部にク
    ッション部材を設けたことを特徴とする椅子用カバー。
  2. 【請求項2】前記基布の前記座部及び前記支持部の少な
    くとも一方と対応する部分の大部分に前記クッション部
    材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の椅子用カ
    バー。
  3. 【請求項3】前記クッション部材は、荷重の作用面にほ
    ぼ均一に圧力が作用する低反発クッションであることを
    特徴とする請求項2に記載の椅子用カバー。
  4. 【請求項4】前記基布には、前記椅子に着座した状態
    で、前記尻以外の身体部分における前身側の少なくとも
    一部を覆う覆い部を設けたことを特徴とする請求項1〜
    請求項3のうちいずれか一項に記載の椅子用カバー。
  5. 【請求項5】前記基布の少なくとも一部の外面にチタン
    層を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のう
    ちいずれか一項に記載の椅子用カバー。
  6. 【請求項6】前記チタン層の少なくとも一部の外面に酸
    化チタン層を更に形成したことを特徴とする請求項5に
    記載の椅子用カバー。
  7. 【請求項7】前記基布の少なくとも一部の外面にセラミ
    ックス層を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項
    4のうちいずれか一項に記載の椅子用カバー。
  8. 【請求項8】前記クッション部材には、その内部にチタ
    ン及びセラミックス及び磁石の少なくとも1つを含有さ
    せたことを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれ
    か一項に記載の椅子用カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644990B2 (en) 2006-05-02 2010-01-12 Pearson Jon D Body support device for sleeping in a seated position
JP2012153308A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Tachi S Co Ltd 保温シート
JP7352802B1 (ja) 2022-08-23 2023-09-29 有限会社岸自動車整備工場 自動車の座席用クッションシート

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