JPWO2009051260A1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

トレッド部1と、一対のサイドウォール部2と、一対のビード部3と、各ビード部3に埋設されたビードコア4間にトロイド状に延在する本体部および、各ビードコア4の周りで、タイヤ幅方向内側から外側に向けて折り返された折返し部5bを持つ少なくとも一枚のカーカスプライからなるカーカス5と、このカーカス5の、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴム9とを具えるものであって、適用リムRへの組付け姿勢のタイヤにおける、タイヤ最大幅位置Wからタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部の半径方向外方端5cよりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法tが2.5〜4.5mmの範囲である、肉抜き状の凹部10を形成してなることを特徴とする。

Description

本発明は、空気入りタイヤ、なかでも、トラック・バス等の重荷重車両用の空気入りタイヤに関するものであり、特には、タイヤの軽量化、低転がり抵抗、ひいては経済性に優れる技術および、タイヤの軽量化のためにサイドゴムに凹部を形成してなお、凹部形成個所の耐久性の低下を防止できる技術を提案するものである。
近年、空気入りタイヤでは、環境への配慮および経済性の観点から低燃費のタイヤが求められており、その対応策の一つとして転がり抵抗の低減があり、そのための一つの手段として、タイヤの重量を低減させることがある。
タイヤの重量の低減を目的として、カーカス素材としてのプライコードの打ち込み本数を減らすと、タイヤの骨格剛性が低下して、タイヤの各種の運動性能、操縦安定性能等が低下することが懸念される。また、タイヤのサイドウォール部およびビード部のゴムの総厚みを薄くすると、サイドウォール部およびビード部の剛性の低下により、同様に操縦安定性能等の低下が懸念される。
空気入りタイヤの、発熱耐久性の向上および、タイヤの軽量化のため、例えば、特許文献1には、図8に示すような、タイヤ最大幅位置と、ビード部外側面がリムフランジから離反する位置との間で、外側ゴム層に凹部61を形成し、その凹部61におけるタイヤ側部の総厚みを、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ側部の総厚み以上とするとともに、凹部61の最大深さを1.5mm以上とすることによって、ゴム重量を削減してタイヤの軽量化を図るとともに、蓄熱を抑えて外側ゴム層の熱劣化を防止することを企図した空気入りタイヤが記載されている。
しかるに、このような空気入りタイヤでは、特に、ビードコア64の周りで折り返されたカーカス65の折返し部65bの末端付近は、剛性段差によるカーカスのセパレーションを防ぐために、所定のゴム厚みの確保が不可避となる。他、カーカス65の本体部65aと折返し部65bとの間に、スティフナーゴム69に加え、それらの両端間を埋め込む間ゴム62を配設することが必要となるため、サイドゴム60に形成する凹部61の寸法および形状等が制限を受けることになって、タイヤを所期したほどには軽量化することができなかった。これがため、タイヤの軽量化には限界があり、さらなる改良が望まれていた。
また、この空気入りタイヤでは、負荷転動時に、凹部61の形成個所に、半径方向内方に向く圧縮歪および半径方向外方に向く引張り歪が繰り返し加わり、その凹部形成個所でゴムが疲労し易いことから、更なる改良が望まれていた。
特開2000−158919号公報
そこで、本発明の目的は、タイヤの軽量化を、カーカスのプライコード耐引き抜き性の低下なしに実現することができ、転がり抵抗の低減、ひいては、低燃費化に大きく貢献することができる空気入りタイヤおよび、タイヤの外側面でサイドゴムに凹部を設けることによって、空気入りタイヤの軽量化を実現してなお、その凹部の形成に起因するゴム疲労を有効に抑制して、凹部形成個所の耐久性の低下を効果的に防止できる空気入りタイヤ、なかでも重荷重車両用空気入りタイヤを提供することにある。
この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部および、各ビードコアの周りで、タイヤ幅方向内側から外側に向けて折り返された折返し部を持つ少なくとも一枚のカーカスプライからなるカーカスと、このカーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなるものであって、適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおける、タイヤ最大幅位置からタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部の半径方向外方端よりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法が2.5〜4.5mmの範囲である、肉抜き状の凹部を形成してなることを特徴とするものである。
ここで、「適用リム」とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会) YEAR BOOK、ETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation) STANDARD MANUAL、TRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)YEAR BOOK等に、タイヤサイズに応じて規定されたリムをいうものとする。
ここで、「適用リムへの組付け姿勢」とは、JATMA等に規定された適用リムに、タイヤを組付けて、JATMA等の規格にタイヤサイズに応じて規定された、最高空気圧を充填した状態での、タイヤ幅方向断面姿勢をいうものとする。
「タイヤ最大幅位置」とは、JATMA等に規定された適用リムに、タイヤを組付けて、JATMA等の規格にタイヤサイズに応じて規定された、最高空気圧を充填した状態での、タイヤ幅方向断面姿勢の位置をいうものとする。
また、この発明にかかる空気入りタイヤの他の態様では、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、カーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなるものであって、カーカスは、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部及び、各ビードコアの周りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて巻き付けた巻き付け部を持ち、タイヤ幅方向断面内で、サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面で、サイドゴムに、カーカスよりタイヤ幅方向外側に中心を有する一つ以上の円弧からなる、肉抜き状の凹部を形成してなることを特徴とするものである。
ここで、「サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面」とは、サイドウォール部およびビード部の両者にわたる外側面をも含む意である。
また、「一つ以上の円弧からなる凹部」とは、複数の円弧の組み合わせによる凹部をも含む意である。
このようなタイヤにおいてより好ましくは、凹部の半径方向外方端を、タイヤ幅方向断面内で、リムフランジの外縁を通るタイヤ中心軸線と平行な線分から、タイヤ最大幅位置までの半径方向距離に対して、その線分から30〜65%の範囲で位置させる。
ここで、半径方向外方端を、サイドゴムの変曲点、変極点、折れ曲がり点等とすることができる。
また好ましくは、凹部の半径方向内方端を、カーカスの折返し部の半径方向外方端より、タイヤ幅方向外側に3.0〜10.0mmの範囲に位置させる。
そしてまた好ましくは、凹部を、単一円弧で区画する。
好ましくは、適用リムへの組付け前の、凹部の曲率半径を、10〜200mmの範囲とする。
また好ましくは、適用リムへの組付け前の、凹部の半径方向外方端を、タイヤ幅方向断面内で、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面との接点に位置させる。
この場合、「タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面との接点」とは、凹部を形成する曲線と凸部を形成する形成する曲線とがなだらかにつながる点をいう。
また好ましくは、適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおいて、前記凹部の半径方向内方端を、適用リムのリムフランジの円弧中心からカーカスの本体部に下ろした垂線と、タイヤ外表面との交点から、タイヤ外表面に沿って半径方向外方に測って5〜25mmの範囲に位置させる。
ところで、ビードコアに対し、カーカスの外側で、カーカスに沿わせて配設した一層以上のコード補強層を具え、適用リムへの組付け前のタイヤ姿勢で、コード補強層の、タイヤ幅方向内側部分の半径方向外方端の位置を、凹部区画用円弧の中心より半径方向外方に配置させることが好ましい。
ここで、「適用リムへの組付け前のタイヤ姿勢」とは、モールド内の加硫成形後のタイヤのタイヤ幅方向の断面姿勢をいうものとし、便宜的には、タイヤ単体を立てた時に、路面と180°反対側に位置する部分で特定されるタイヤ幅方向の断面姿勢をいうものとする。
好ましくは、適用リムへの組付け姿勢で、コード補強層の、タイヤ幅方向外側部分の半径方向外方端の位置を、適用リムのリムフランジの円弧中心からカーカスの本体部に下ろした垂線とタイヤ外側面との交点位置から、カーカスの半径方向外方端の位置に、その垂線と平行に引いた線分に対し、それと直交して半径方向内方に10mm以上隔てた位置までの間に配置する。
ここで、カーカスの半径方向外方端とは、カーカスの折り返し部の半径方向外方端または、カーカスの巻き付け部のタイヤ半径方向の最外方端をいうものとする。
そしてまた好ましくは、コード補強層がスチールコードのゴム被覆層からなり、そのコード補強層のコード角度が半径方向に対し0〜45°とする。
本発明の空気入りタイヤでは、適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおける、タイヤ最大幅位置からタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部の半径方向外方端よりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法が2.5〜4.5mmの範囲である、肉抜き状の凹部を形成することで、サイドゴムのゴム使用量が減少し、全体的に薄くすることができる。その結果、タイヤ重量の軽量化を図ることができる。
すなわち、それが2.5mm未満では、縁石とのこすれ等の外傷に起因するサイドカット耐久性が不足するおそれがあり、一方、4.5mmを超えると、カーカスとタイヤ表面までの距離が大きくなり、カーカスが曲がるときにタイヤ表面の歪が大きくなり、オゾンクラックに不利になる傾向がある。
また、本発明の空気入りタイヤでは、各ビードコアの周りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて巻き付けた巻き付け部を持ち、サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面で、サイドゴムに、カーカスよりタイヤ幅方向外側に中心を有する一つ以上の円弧からなる凹部を形成することによって、図8に示すようにカーカスの折返し部をビードコアの周りで半径方向外方へ高く折り返すことが不要となって、折返し部の末端付近に所定のゴム厚みの確保および間ゴムが不要となるので、ビードコアに近い、ゴムの総厚みの厚い部分に、所要に応じた寸法等の凹部を形成して、ゴムの抉り量を増大することができる。その結果、サイドゴムのゴム使用量を所期したとおりに低減させて、タイヤ重量の効果的な軽量化を図ることができる。
そしてまた、本発明の空気入りタイヤは、カーカスの外側で、カーカスに沿わせて配設した一層以上のコード補強層を設けることにより、タイヤ幅方向およびタイヤ周方向の剛性を高めることで、操縦安定性を向上させることができる。
適用リムへの組付け前のタイヤ姿勢で、コード補強層の、タイヤ幅方向内側部分の半径方向外方端の位置を、凹部区画用円弧の中心より半径方向外方に配置させることによって、凹部形成個所に延在するカーカス部分の、荷重時の作用時の倒れ込み変形を抑制して、凹部の形成個所に生じる圧縮歪および引張り歪の量を低減することができる。
その結果、タイヤの負荷転動中の、ゴム疲労が緩和され、ビード部の耐久性の低下が防止されることになる。
本発明の空気入りタイヤの一の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態の、タイヤの半部についての幅方向断面図である。 図1のビード部とサイドウォール部の一部をより詳細に示す要部拡大断面図である。 本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付け前の、タイヤの半部についての幅方向断面図である。 本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態の、タイヤの半部についての幅方向断面図である。 図4のビード部とサイドウォール部の一部をより詳細に示す要部拡大断面図である。 本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態の、タイヤの半部についての幅方向断面図である。 図6のビード部と、サイドウォール部の一部についての要部拡大断面図である。 従来の空気入りタイヤのビード部と、サイドウォール部の一部についての要部拡大断面図である。
符号の説明
1,21,41 トレッド部
2,22,42 サイドウォール部
3,23,43 ビード部
4,24,44,64 ビードコア
5,25,45,65 カーカス
5a,25a,45a,65a 本体部
5b,25b,65b 折返し部
45b 巻き付け部
5c,25c,45c 半径方向外方端
6,26,46 ベルト
7,27,47 トレッドゴム
8,28,48 コード補強層
8a,28a,48a タイヤ幅方向外側の半径方向外方端
8b,28b,48b タイヤ幅方向内側の半径方向外方端
9,29,49,60 サイドゴム
10,30,51,61 凹部
10a,30a,51a 半径方向外方端
10b,30b,51b 半径方向内方端
49、69 スティフナーゴム
62 間ゴム
R 適用リム
Rf リムフランジ
以下に、図面を参照しながら本発明の空気入りタイヤを詳細に説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤの一の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態のタイヤの半部について示す幅方向断面図である。
図2は、図1のビード部とサイドウォール部の一部をより詳細に示す要部拡大断面図である。
図中1はトレッド部を、2はトレッド部1のそれぞれの側部に連続して半径方向内方へ延びる一対のサイドウォール部を、そして3はサイドウォール部2の半径方向内方に連続するビード部をそれぞれ示す。
図示の空気入りタイヤでは、一枚のカーカスプライからなるカーカス5は、一対のビード部3と、各ビード部3に埋設された六角形断面のビードコア4間にトロイド状に延在する本体部5aおよび、ビードコア4の周りで、タイヤ幅方向の内側から外側に向けて折り返された折返し部5bを有する。
ここで、カーカスプライは、例えば、タイヤ周方向と直交する方向に延びるスチールコード、有機繊維コード等にて形成することができる。
トレッド部1の、カーカス5のクラウン域の外周側には、ベルト6およびトレッドゴム7が順次に配置され、このトレッドゴム7の表面には、例えば、タイヤ周方向に延びる複数本の周溝等を形成することが一般的である。
そして、好ましくは、ビード部3のビードコア4に対し、カーカス5の外側に、カーカス5の本体部5aおよび折返し部5bに沿わせてコード補強層8を、配設する。
コード補強層8は、図では一層としているが、複数層とすることもできる。
サイドウォール部2およびビード部3では、コード補強層8およびカーカス5のタイヤ幅方向外側が、それらの外側面に沿って、配置されたサイドゴム9によって覆われている。
さらに、本発明の空気入りタイヤでは、タイヤ最大幅位置Wからタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部5bの半径方向外方端5cよりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法tを2.5〜4.5mmの範囲である、肉抜き状の凹部10を形成する。
このようなタイヤにおいてより好ましくは、凹部10の半径方向外方端10aが、リムフランジの外縁を通るタイヤ中心軸線と平行な線分nから、タイヤ最大幅位置までの半径方向距離Hに対して、その線分から30〜65%の範囲の距離hで位置し、凹部の半径方向内方端10bが、カーカスの折返し部5bの半径方向外方端5cより、タイヤ幅方向外側に3.0〜10.0mmの範囲の距離lで位置する。
また好ましくは、凹部の半径方向外方端10aが、リムフランジの外縁を通るタイヤ中心軸線と平行な線分nから、タイヤ最大幅位置までの半径方向距離Hに対して、その線分から30〜65%の範囲で位置することで、タイヤの撓み変形時に、凹部10の半径方向外方端10aが、撓み変形の大きくなる領域を避けることになり、その半径方向外方端10aでの歪集中を防ぐことができる。
すなわち、それが30%未満では、凹部10に撓み変形等が集中するおそれがあり、一方、65%を超えると、半径方向外方端10aがサイドクラック発生の起点となる傾向がある。
そして好ましくは、適用リムRへの組付け姿勢のタイヤにおいて、凹部10の半径方向内方端10bが、カーカスの折返し部の半径方向外方端5cより、タイヤ半径方向外方に3.0〜10.0mmの範囲に位置することで、タイヤの劣化に伴うオゾンクラックや、サイドゴム9のセパレーションを防ぐことができる。
すなわち、それが3.0mm未満では、タイヤの劣化に伴い発生するオゾンクラックが発生したり、カーカスの折返し部5bの半径方向外方端5c等からのセパレーションが発生するおそれがあり、一方、10.0mmを超えると、凹部10の半径方向内方端10bから、カーカスの折返し部5bの半径方向外方端5c,25c近傍までの厚さの変形が大きくなり、凹部10の半径方向内方端10bでの変形が大きくなり、カーカスプライに沿ったゴムでセパレーションが発生する傾向がある。
図3は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付け前のタイヤの半部について示す幅方向断面図である。
図4は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態で、タイヤの半部について示す幅方向断面図である。
図5は、図4のビード部の一部をより詳細に示す要部拡大断面図である。
好ましくは、適用リムRへの組付け前のタイヤ姿勢で、サイドウォール部22およびビード部23の外側面には、サイドゴム29に、カーカス25よりタイヤ幅方向外側に中心を有し、曲率半径rを10〜200mmの範囲とする、単一円弧からなる凹部30を形成する。
さらに、適用リムRへの組付け前のタイヤ姿勢で、コード補強層28の、タイヤ幅方向内側部分の半径方向外方端28bの位置を、凹部区画用円弧の中心より半径方向外方に配置する。
好ましくは、この半径方向外方端28bの位置を、凹部30の曲率中心から半径方向外方に0〜30mmの範囲で位置する。
このようなタイヤでは、ビード部23に延在するカーカス部分の、荷重時の倒れ込み変形を、コード補強層28の拡張力に基づき抑制して、凹部30の形成個所に圧縮歪および引張り歪を低減することができる。その結果、タイヤの負荷転動中の、ゴム疲労が緩和され、ビード部23の耐久性の低下を抑制することができる。
図6は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を、適用リムに組付けて規定の空気圧を充填した状態の、タイヤの半部についての幅方向断面図である。
図7は、図6のビード部と、サイドウォール部の一部についての要部拡大断面図である。
図示の空気入りタイヤは、一対のビード部43と、各ビード部43に埋設された六角形断面のビードコア44間にトロイド状に延在する、一枚のカーカスプライからなるカーカス45を具え、このカーカス45は本体部45a及び各ビードコア44の周りにタイヤ幅方向内側から外側に向けて巻き付けた巻き付け部45bを持つ。
カーカス45の巻き付け部45bは、カーカス45をビードコア44に強固に拘束するべく機能して、プライコードの引き抜けを有効に防止する一方、その巻き付け部45bへのセパレーションの発生のおそれを取り除くべくも機能する。
このようなカーカス45の巻き付け部45bは、カーカス45をビードコア44の周りに巻き付けるに先だって、カーカスプライを形成するプライコードとしての例えばスチールコードに対し、巻き付け部45bの形成に寄与する端部分に、ビードコア44の外周面に沿うように、一個所以上の部位で塑性加工を施して、予め、所要の形態に塑性変形させて構成することが好ましく、これによれば、ビードコア44に対するカーカス45の所要の巻き付けを正確に行わせることができる。
また、ビード部43には、ビードコア44の半径方向外方でカーカス45に沿って半径方向外方に向けて厚みを漸減する略三角形の断面形状のスティフナーゴム49を有する。
サイドウォール部42およびビード部43では、カーカス45およびスティフナーゴム49のタイヤ幅方向外側が、それの外側面に沿って配置されたサイドゴム50によって覆われている。
さらに、サイドウォール部42およびビード部43の外側面には、タイヤ最大幅位置よりも半径方向内方で、サイドゴム50に、カーカス45よりタイヤ幅方向外側に中心を有し、曲率半径rを10〜200mmの範囲とする、単一円弧からなる凹部51が形成されている。
以上のように構成してなるタイヤによれば、カーカス45が、各ビード部43に埋設されたビードコア44間にトロイド状に延在する本体部45a及び、各ビードコア44の周りでタイヤ幅方向外側から内側に向けて巻き付けた巻き付け部45bを有しており、サイドウォール部42およびビード部43の外側面では、サイドゴム50に、カーカス45よりタイヤ幅方向外側に中心を有する、所要の寸法および形状の凹部51を形成することができ、凹部51を、ビードコア44に近く、ゴム厚さの特に厚い部分に設けることができるので、凹部51によるゴムの抉り量を十分大きくし、サイドゴム50のゴム使用量を大幅に低減させて、タイヤを効果的に軽量化することができる。
また、タイヤの凹部30,51を単一円弧で区画することにより、タイヤのモールドでの製造を容易にすることができる。
そして、適用リムRへの組付け前の、凹部30,51の曲率半径rを10〜200mmの範囲とすることにより、ビード部の軽量化と耐久性のバランスが確保することができる。
すなわち、それが10mm未満では、凹部30,51を形成した領域で、タイヤが撓み、ビード部に曲げ変形が発生したときに圧縮歪が大きくなることにより、耐久性が悪化する傾向がある。一方、200mmを超えると、凹部30,51によるゴム抉り量が少なくなり、軽量化の割合が小さくなる傾向がある。
適用リムRへの組付け前の、凹部30,51の半径方向外方端30a,51aが、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面との接点に位置することにより、半径方向外方端30a,51aへのビード部の曲げ変形による圧縮歪の集中を防ぐとともに、外観を損なわない傾向がある。
凹部の半径方向内方端10b,30b,51bは、適用リムRへの組付け後のタイヤ姿勢で、適用リムRのリムフランジRfの円弧中心からカーカスの本体部5a,25a,45aに下ろした垂線Pと、タイヤ外表面との交点から、タイヤ外表面に沿って半径方向外方に測って5〜25mmの範囲に位置することにより、ビード部で、最も軽量化が行うことができる場所を特定することができる。
すなわち、それが5mm未満では、負荷転動時に適用リムRのリムフランジRfに接する部分の面積が小さくなり、耐久性が低下する傾向がある。一方、25mmを超えると、凹部10,30,51によるゴム抉り量が少なくなり、軽量化の割合が小さくなる傾向がある。
また好ましくは、適用リムRへの組付け後のタイヤ姿勢で、コード補強層28の、タイヤ幅方向外側部分の半径方向外方端28aの位置を、図5に示すように、適用リムRのリムフランジRfの円弧中心からカーカス25の本体部25aに下ろした垂線Pとタイヤ外側面との交点位置から、カーカス25の折返し部25bの半径方向外方端の位置に、その垂線Pと平行に引いた線分に対し、それと直交して半径方向内方に10mm以上隔てた位置までの間に配置する。
コード補強層28の半径方向外方端28aの位置を、このような構成とすることにより、凹部30に対する圧縮歪および引張り歪をコード補強層28により低減することができる。
すなわち、半径方向外方端28aの位置が垂線Pより半径方向内方では、倒れ込み変形が起こり易いゴムの厚みが薄く適用リムRに近い部分をコード補強層28が覆うことできず、変形が一部に集中することになるため、タイヤ幅方向内側部分の倒れ込み変形の抑制効果を発揮できない傾向がある。一方、巻き付け端を通る、垂線Pと平行な線分から半径方向内方に10mm未満では、コード補強層28が凹部30の形成個所まで延在することになり、剛性段差による歪が集中するおそれがある。
より好ましくは、コード補強層8,28,48がスチールコードのゴム被覆層からなり、カーカス5,25,45に沿わせて配設したコード補強層8,28,48のコード角度を半径方向に対し0〜45°とする。
このような構成とすることにより、カーカス5,25,45の、荷重時の倒れ込み変形をコード補強層8,28,48により一層に効果的に抑制することができる。
すなわち、コード角度が45°を超えると、コードが変形し易くなって耐張強度が低下して倒れ込み変形の抑制が不足する傾向がある。
次に、タイヤのサイズが275/80R22.5の、図6,7に示すような構造を有する実施例タイヤ1および、図3〜5に示すような構造を有する実施例タイヤ2を試作し、サイドゴムに凹部を設けない構造を有する比較例タイヤ1を試作して、軽量化の程度を、評価した。
なお、比較例タイヤではサイドウォール部およびビード部以外のタイヤ構造については改変を要しないため、本願に準ずるものとした。
実施例タイヤ1,2および、比較例タイヤ1のそれぞれを、リムサイズ8.25×22.5、リム幅21.0cm(8.25インチ)のリムに装着し、内圧を900kPaとし、比較例1に対する軽量化の程度を表1に示す。
Figure 2009051260
表1の結果から、実施例タイヤ1,2は、比較例タイヤ1に対して、大幅な軽量化を図ることができた。
次に、図3〜5に示すような構造を有する、サイズが275/80R22.5のタイヤを試作し、表2に示すように、それぞれの諸元を変化させた実施例タイヤ3,4および、比較例タイヤ2,3のそれぞれにつき、ビード部の耐久性を評価した。
なお、比較例タイヤは実施例タイヤの構造に準ずるものとした。
Figure 2009051260
実施例タイヤ3,4および、比較例タイヤ2,3のそれぞれを、リムサイズ8.25×22.5のリムに装着し、内圧を900kPaとし、ドラム試験機上に取り付け、質量4225kg、試験速度60km/h、直径1.7mのドラム試験機上を繰り返し走行させ、凹部からの亀裂の発生および進展に至るまで走行できる耐久力を、表3に示す。
なお、評価は、比較例タイヤ2の結果を100として指数評価を行い、指数が100より大きいほど良好であるとした。
Figure 2009051260
表3の結果から、実施例タイヤ3,4は、比較例タイヤ2,3に対して、ビード部の耐久力が高いことがわかる。
この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部および、各ビードコアの周りで、タイヤ幅方向内側から外側に向けて折り返された折返し部を持つ少なくとも一枚のカーカスプライからなるカーカスと、このカーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなるものであって、適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおける、タイヤ最大幅位置からタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部の半径方向外方端よりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法が2.5〜4.5mmの範囲である、タイヤ幅方向断面内で、サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面で、サイドゴムに、カーカスよりタイヤ幅方向外側に中心を有する一つ以上の円弧からなる、肉抜き状の凹部を形成してなり、適用リムへの組付け前の、凹部の半径方向外方端が、タイヤ幅方向断面内で、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面と、凹部を形成する曲線との接する接点に位置してなることを特徴とするものである。
また、この発明にかかる空気入りタイヤの他の態様では、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、カーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなるものであって、カーカスは、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部及び、各ビードコアの周りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて巻き付けた巻き付け部を持ち、タイヤ幅方向断面内で、サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面で、サイドゴムに、カーカスよりタイヤ幅方向外側に中心を有する一つ以上の円弧からなる、肉抜き状の凹部を形成してなり、適用リムへの組付け前の、凹部の半径方向外方端が、タイヤ幅方向断面内で、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面と、凹部を形成する曲線との接する接点に位置してなることを特徴とするものである。
ここで、「タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面と、凹部を形成する曲線との接する接点」とは、凹部を形成する曲線と凸部を形成する形成する曲線とがなだらかにつながる点をいう。
【0029】
【符号の説明】
1,21,41 トレッド部
2,22,42 サイドウォール部
3,23,43 ビード部
4,24,44,64 ビードコア
5,25,45,65 カーカス
5a,25a,45a,65a 本体部
5b,25b,65b 折返し部
45b 巻き付け部
5c,25c,45c 半径方向外方端
6,26,46 ベルト
7,27,47 トレッドゴム
8,28,48 コード補強層
8a,28a,48a タイヤ幅方向外側の半径方向外方端
8b,28b,48b タイヤ幅方向内側の半径方向外方端
9,29,50,60 サイドゴム
10,30,51,61 凹部
10a,30a,51a 半径方向外方端
10b,30b,51b 半径方向内方端
49、69 スティフナーゴム
62 間ゴム
R 適用リム
Rf リムフランジ
適用リムRへの組付け前の、凹部30,51の半径方向外方端30a,51aが、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面と、凹部30,51を形成する曲線との接する接点に位置することにより、半径方向外方端30a,51aへのビード部の曲げ変形による圧縮歪の集中を防ぐとともに、外観を損なわない傾向がある。

Claims (11)

  1. トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部および、各ビードコアの周りで、タイヤ幅方向内側から外側に向けて折り返された折返し部を持つ少なくとも一枚のカーカスプライからなるカーカスと、このカーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなる空気入りタイヤにおいて、
    適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおける、タイヤ最大幅位置からタイヤの半径方向内方かつ、カーカスの折返し部の半径方向外方端よりタイヤの半径方向外方に、最外層カーカスプライからたてた法線方向に測ってサイドゴムのゴム厚さの最小寸法が2.5〜4.5mmの範囲である、肉抜き状の凹部を形成してなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッド部と、一対のサイドウォール部と、一対のビード部と、一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、カーカスの、タイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴムとを具えてなる空気入りタイヤにおいて、
    カーカスは、各ビード部に埋設されたビードコア間にトロイド状に延在する本体部及び、各ビードコアの周りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて巻き付けた巻き付け部を持ち、
    タイヤ幅方向断面内で、サイドウォール部およびビード部の少なくとも一方の外側面で、サイドゴムに、カーカスよりタイヤ幅方向外側に中心を有する一つ以上の円弧からなる、肉抜き状の凹部を形成してなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 凹部の半径方向外方端が、タイヤ幅方向断面内で、リムフランジの外縁を通るタイヤ中心軸線と平行な線分から、タイヤ最大幅位置までの半径方向距離に対して、その線分から30〜65%の範囲で位置する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 凹部の半径方向内方端が、カーカスの折返し部の半径方向外方端より、タイヤ幅方向外側に3.0〜10.0mmの範囲に位置する請求項1または3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 凹部が、単一円弧で区画されている請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 適用リムへの組付け前の、凹部の曲率半径が、10〜200mmの範囲である請求項2〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 適用リムへの組付け前の、凹部の半径方向外方端が、タイヤ幅方向断面内で、タイヤ幅方向外側に凸となる曲線状をなすサイドウォール部の外側面との接点に位置する請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 適用リムへの組付け姿勢のタイヤにおいて、前記凹部の半径方向内方端が、適用リムのリムフランジの円弧中心からカーカスの本体部に下ろした垂線と、タイヤ外表面との交点から、タイヤ外表面に沿って半径方向外方に測って5〜25mmの範囲に位置する請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. ビードコアに対し、カーカスの外側で、カーカスに沿わせて配設した一層以上のコード補強層を具え、適用リムへの組付け前のタイヤ姿勢で、コード補強層の、タイヤ幅方向内側部分の半径方向外方端の位置を、凹部区画用円弧の中心より半径方向外方に配置させてなる請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 適用リムへの組付け姿勢で、コード補強層の、タイヤ幅方向外側部分の半径方向外方端の位置を、適用リムのリムフランジの円弧中心からカーカスの本体部に下ろした垂線とタイヤ外側面との交点位置から、カーカスの半径方向外方端の位置に、その垂線と平行に引いた線分に対し、それと直交して半径方向内方に10mm以上隔てた位置までの間に配置してなる請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. コード補強層がスチールコードのゴム被覆層からなり、そのコード補強層のコード角度が半径方向に対し0〜45°である請求項9または10に記載の空気入りタイヤ。
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