JPWO2008072315A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置においては、かごの横振動に対する制振力を発生するアクチュエータが、かごの横振動を防振する弾性体に対して並列に設けられている。アクチュエータは、制振制御部により制御される。制振制御部は、かごの横振動の固有振動数を推定し、推定された固有振動数と弾性体の剛性値とに基づいてゲイン値を求め、求められたゲイン値を乗算した指令信号によりアクチュエータを駆動する。

Description

この発明は、走行中のかごに発生する横振動を低減するためのアクチュエータを有するエレベータ装置に関するものである。
近年、ビルの高層化に伴うエレベータの高速化により、かごの振動低減技術の重要性が高まっている。これに対し、従来のエレベータの振動低減装置では、かご枠の振動が加速度センサにより検知され、ガイド部のばねと並列に設けられたアクチュエータにより振動と逆向きの力がかごに加えられる。この振動低減装置では、比例ゲインの値として、様々なかごの仕様に対して制御的に安定で、比較的良好な制振効果が得られる値が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベータアクティブサスペンション用電磁アクチュエータの制御装置では、アクチュエータの電磁吸引力のエアギャップと電流値とに対する非線形性を補正する自動ゲイン制御装置が用いられている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のエレベータの走行案内装置では、加速度帰還ループをかご位置及び負荷重量に応じて補正するフィードバック特性補正手段が用いられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−122555号公報 特開2000−63049号公報 特開平7−2456号公報
上記のような特許文献1に示された従来の振動低減装置では、比例ゲインの値が固定されているため、多種多様なかごに対して、必ずしも最良の制振効果を得ることができない。
また、特許文献2に示された従来の電磁アクチュエータの制御装置における自動ゲイン調整機能は、アクチュエータの電磁吸引力の非線形性を補正するものであり、かごの特性の違いに応じてゲインを最適に調整するものではない。従って、多種多様なかごに対して、必ずしも最良の制振効果を得ることができない。
さらに、特許文献3には、初期のフィードバック特性をどのように決めるのか、及びフィードバック特性をどのように補正するのかが具体的に示されていない。また、かご位置(ロープ長さ)は、上下方向の振動特性には大きな影響を与えるが、横方向の振動特性には殆ど影響を与えない。このため、かご位置に応じて横振動制御のためのフィードバック特性を補正することは、効果が小さいだけでなく、制御に悪影響を及ぼす可能性もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、多種多様なかごに対して、より適正に横振動を低減することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、かご、かごの横振動を防振する弾性体、かごの横振動を検出するセンサ、弾性体に対して並列に設けられ、かごの横振動に対する制振力を発生するアクチュエータ、及びセンサからの情報に基づいて、アクチュエータに発生させる制振力を求め上記アクチュエータを制御する制振制御部を備え、制振制御部は、かごの横振動の固有振動数を推定し、推定された固有振動数と弾性体の剛性値とに基づいてゲイン値を求め、求められたゲイン値を乗算した指令信号によりアクチュエータを駆動する。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置の要部を示す正面図である。 図1のガイド装置を示す側面図である。 図1の制振制御部を示すブロック図である。 図1のかごの簡易的な横振動二慣性モデルを示す説明図である。 図1のアクチュエータ、加速度センサ及び制振制御部で構成されるフィードバックループの開ループゲイン特性を示すグラフである。 ボイスコイル式アクチュエータの原理を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による振動低減装置の制振制御部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の要部を示す正面図である。 図8のアクチュエータ、加速度センサ及び制振制御部で構成されるフィードバックループの開ループゲイン特性を示すグラフである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置の要部を示す正面図である。図において、昇降路内には、一対のガイドレール1が設置されている。かご2は、ガイドレール1に案内されて昇降路内を昇降される。また、かご2は、かご枠3と、かご枠3の内側に支持されたかご室4とを有している。かご室4とかご枠3の下梁との間には、防振体(弾性体)である複数の防振ゴム5が介在されている。また、かご室4の側面とかご枠3の左右の縦柱との間には、かご室4の倒れを防止する防振体(弾性体)としての複数の振れ止めゴム6が介在されている。
かご枠3の上下端部の幅方向両端部には、ガイドレール1に係合してかご2の昇降を案内するローラガイド装置7がそれぞれ搭載されている。下梁に搭載されたローラガイド装置7には、かご2に発生した横振動を低減する制振力を発生するアクチュエータ17が設けられている。下梁には、かご枠3の水平方向加速度(横振動)を検出するための信号を発生する加速度センサ8が取り付けられている。
また、下梁には、アクチュエータ17の制振力を制御する制振制御部9が設置されている。制振制御部9は、加速度センサ8からの信号に基づいて、アクチュエータ17で発生させる制振力を求める。具体的には、加速度センサ8から制振制御部9に加速度信号が送信され、この加速度信号に基づいて制振制御部9で制振力が計算される。そして、計算結果が制振制御部9で電流信号に変換されてアクチュエータ17に送信される。制振制御部9は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理部を有している。
かご枠3の上梁には、かご2を昇降路内に吊り下げる複数本の主索10が接続されている。かご2は、主索10を介して駆動装置(図示せず)の駆動力により昇降路内を昇降される。
図2は図1のローラガイド装置7を示す側面図である。下梁には、ガイドベース11が固定されている。ガイドベース11には、ガイドレバー12が揺動軸13を中心として揺動可能に取り付けられている。ガイドレバー12には、かご2の昇降に伴ってガイドレール1上を転動されるガイド部材としてのガイドローラ14が回転軸15を中心として回転可能に取り付けられている。ガイドレバー12は、弾性体であるばね16により、ガイドローラ14がガイドレール1に当接する方向へ付勢されている。
アクチュエータ17は、ガイドベース11とガイドレバー12との間に、ばね16と並列になるように設けられ、ガイドローラ14のガイドレール1への付勢力を制御する。また、アクチュエータ17としては、例えば電磁アクチュエータが用いられている。アクチュエータ17には、制振制御部9からの制御信号が入力される。
図3は図1の制振制御部9を示すブロック図である。制振制御部9は、フィルタ(バンドパスフィルタ)21、積分器22、乗算器23、駆動回路24、かご特性補正部25、メモリ26、固有振動数推定部27、発振器28及び出力切替部29を有している。
フィルタ21は、加速度センサ8から入力された加速度検出信号から制御に不要な周波数成分を除去する。フィルタ21の通過周波数帯域(制御帯域)は、乗客の体感に影響する周波数(例えば0.5〜30Hz)であり、この制御帯域の振動に対してアクティブ制御が実行される。
積分器22は、フィルタ21を通過した加速度検出信号を速度信号に変換する。乗算器23は、積分器22からの速度信号に対して適当なゲインを乗算する。駆動回路24は、乗算器23からの指令信号に基づいてアクチュエータ17を駆動する。これにより、アクチュエータ17には、かご2の振動を低減させるための力が発生される。
かご特性補正部25は、乗算器23で用いるゲイン値をかご2の特性に応じて補正する。メモリ26には、ばね16のばね定数が予め記憶されている。固有振動数推定部27は、発振器28からの信号と加速度センサ8からの信号とに基づいて、かご2の横振動の固有振動数を推定(同定)する。かご特性補正部25は、メモリ26に記憶されたばね16のばね定数と固有振動数推定部27により推定された固有振動数とに基づいてゲイン値を補正する。
制振制御部9は、通常の制御時には出力切替部29により乗算器23の出力信号を駆動回路24に入力する。しかし、エレベータ据付終了後の固有振動数推定時には、出力切替部29により、発振器28の出力信号を駆動回路24に入力する。また、固有振動数推定部27は、通常運転中、かご2の積載量を検出する積載量検出部30からの情報に基づいて、固有振動数の推定値を変更する。実施の形態1の振動低減装置は、アクチュエータ17、加速度センサ8及び制振制御部9を有している。
次に、実施の形態1の振動低減装置によるゲイン値の具体的な決定方法について説明する。図4は図1のかご2の簡易的な横振動二慣性モデルを示す説明図である。図において、かご室4は、防振ゴム5と振れ止めゴム6との総剛性を示す第1の等価ばね31を介して、かご枠3に支持されている。かご枠3とガイドローラ14との間には、ばね16の総剛性を示す第2の等価ばね32がアクチュエータ17と並列に配置されている。
ここで、かご室4の質量をm1、かご枠3の質量をm2、第1の等価ばね31のばね定数(剛性値)をk1、第2の等価ばね32のばね定数(剛性値)をk2とする。また、かご室4の変位をx1、かご枠3の変位をx2、ガイドレール1の変位をdとする。
このとき、アクチュエータ17、加速度センサ8及び制振制御部9で構成されるフィードバックループの開ループゲイン特性は、図5のようになる。但し、フィルタ21の特性は無視している。
開ループゲイン特性は、周波数wp1、wp2に共振ピークを持ち、それらの間の周波数wnで反共振となる。また、wp1よりも低い周波数域での特性は、乗算器23のゲイン値をKp、ラプラス演算子をsとすると、Kp・s/k2で表される。
ここで、wp1での共振レベルとwnでの反共振レベルとの間に開ループゲイン特性の0dBレベルを設定することで、1次固有振動数wp1での共振モード減衰比が適切な値となることがシミュレーションによって確かめられている。そのための乗算器23におけるゲイン値Kpの設計方法の1つとして、開ループゲイン特性の0dBレベルを1次固有振動数wp1でのピークの根元に設定する方法が考えられる。即ち、Kp・wp1/k2=1であり、このときのゲイン値Kpの設計値はk2/wp1である。
上記のように、乗算器23のゲイン値Kpを第2の等価ばね32のばね定数k2と、1次固有振動数wp1とから決定することで、共振モード減衰比が大きくなり、振動低減性能が改善される。従って、図3のかご特性補正部25は、ばね16のばね定数と1次固有振動数とを入力とし、ゲイン値を決定している。
また、ばね16は、コイルばねであることが多いため、そのばね定数は比較的正確な値が事前に入手可能である。従って、ばね定数k2は、メモリ26に予め記憶させておくことが可能である。
逆に、1次固有振動数wp1については、かご室4及びかご枠3の質量が現場で調整されることが多いことなどから、正確な値を事前に把握することが難しい。そこで、1次固有振動数wp1は、固有振動数推定部27によりエレベータ据付後に自動計算させる。
エレベータ据付後に駆動回路24への入力が発振器28に切り替えられると、かご2の1次固有振動数近辺の複数の周波数を含む信号として、例えば1〜5Hzの周波数を含む掃引波が発振器28から駆動回路24に入力される。但し、発振器28の出力信号は、掃引波に限定されるものではない。
発振器28からの信号によりアクチュエータ17が駆動されると、かご枠3及びかご室4に振動が生じる。この振動は、加速度センサ8により検出され、加速度検出信号が固有振動数推定部27に入力される。固有振動数推定部27は、発振器28からの信号と、加速度センサ8からの信号とから、1次固有振動数の初期値を推定し、推定結果をかご特性補正部25に入力する。以上の動作により、通常運転前に、乗算器23のゲイン値Kpの初期値(基準値)が決定される。
通常運転中には、かご室4への乗客の乗降により1次固有振動数が変動する。このため、固有振動数推定部27は、積載量検出部30からの情報に基づいて、1次固有振動数を補正する。そして、かご特性補正部25は、固有振動数推定部27からの情報に基づいて、乗算器23のゲイン値Kpを補正する。
なお、ここではかご2の左右方向の構成についてのみ示したが、前後方向(図1の紙面に垂直な方向)についても同様の構成を有している。
このようなエレベータ装置では、かご2の横振動の固有振動数を推定し、推定された固有振動数とばね16のばね定数とに基づいてゲイン値を求め、求められたゲイン値を乗算した指令信号によりアクチュエータ17を駆動するので、多種多様なかご2に対して、仕様毎に適したフィードバック制御特性を得ることができ、より適正に横振動を低減して常に快適な乗り心地を提供することができる。
また、ばね16のばね定数を予めメモリ26に記憶させておくことにより、ゲイン値を容易に求めることができる。
さらに、制振制御部9は、アクチュエータ17によりかご2に横振動を発生させることができ、また、そのときの加振信号と加速度センサ8からの信号とに基づいてかご2の固有振動数を推定することができるので、据付前に知ることが難しいかご2の固有振動数の初期値を簡単かつ正確に知ることができる。
さらにまた、制振制御部9は、通常運転中に、積載量検出部30からの情報に基づいてかご2の固有振動数の基準値を補正するので、実際の積載量に応じて、より適正なゲイン値をリアルタイムで得ることができる。これにより、より繊細な制御が可能となり、さらに良好な乗り心地を実現できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、アクチュエータ17として、ボイスコイル式アクチュエータが用いられている。図6はボイスコイル式アクチュエータの原理を示す説明図である。図において、コイル33は、矢印34で示される磁気回路中に位置している。コイル33に矢印35で示すように電流を流すと、フレミングの左手の法則により、磁界の強さと電流値とに比例したローレンツ力が図6の紙面裏から表向きに生じる。このローレンツ力を利用したアクチュエータがボイスコイル式アクチュエータである。
一方、コイル33が磁界中を移動すると、コイル33には逆起電力が発生する。例えば、コイル33が図6の紙面表から裏向きに移動されると、矢印35とは逆の方向に電流を流すような逆起電力が、コイル33の速度と磁界の強さとに比例して発生する。
図7はこの発明の実施の形態2による振動低減装置の制振制御部9を示すブロック図である。実施の形態2の制振制御部9は、フィルタ21、積分器22、乗算器23、駆動回路24、かご特性補正部25、メモリ26、固有振動数推定部27及び電流検出部36を有している。
電流検出部36は、アクチュエータ17のコイル33の電流を検出する。固有振動数推定部27は、乗算器23の出力である電圧指令値と、電流検出部36で検出された電流値とから逆起電力を検出し、逆起電力から1次固有振動数を推定する。
ここで、かご2の1次固有振動モードは、一般にばね16がモードの腹(最も相対的な振動が生じ易い部位)となるため、コイル33の速度に比例する逆起電力から1次固有振動数を推定することが可能である。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、アクチュエータ17に流れる電流を検出し、アクチュエータ17への指令電圧値とアクチュエータ17の電流値とに基づいて求められる逆起電力からかご2の固有振動数を推定するので、通常運転中に1次固有振動数をリアルタイムで測定できる。これにより、フィードバック制御特性を常に最適に保つことができ、良好な乗り心地を提供できる。
実施の形態3.
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置の要部を示す正面図である。図において、かご枠3の下梁とかご室4の下部との間には、かご室4に発生した横振動を低減する制振力を発生するアクチュエータ37が設けられている。加速度センサ8及び制振制御部9は、かご室4に搭載されている。また、ローラガイド装置7には、アクチュエータ17は設けられていない。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図9は図8のアクチュエータ37、加速度センサ8及び制振制御部9で構成されるフィードバックループの開ループゲイン特性を示すグラフである。1次固有振動数wp1よりも低い周波数域での特性は、乗算器23のゲイン値をKp、ラプラス演算子をsとすると、Kp・s/k1で表される。
また、実施の形態1で示した理由と同様の理由により、乗算器23におけるゲイン値Kpの設計方法の1つとして、開ループゲイン特性の0dBレベルを1次固有振動数wp1でのピークの根元に設定する方法が考えられる。従って、ゲイン値Kpの設計値はk1/wp1となる。
このように、かご枠3とかご室4との間にアクチュエータ37を設ける場合であっても、かご2の固有振動数と、防振ゴム5と振れ止めゴム6との総剛性を示す第1の等価ばね31のばね定数とに基づいてゲイン値を求めることにより、多種多様なかご2に対して、より適正に横振動を低減して常に快適な乗り心地を提供することができる。
なお、上記の例では、電磁アクチュエータを示したが、アクチュエータはこれに限定されるものではなく、例えばエアアクチュエータ、油圧アクチュエータ、又はリニアモータ等を用いてもよい。
また、上記の例では、センサとして加速度センサ8を示したが、これに限定されるものではなく、例えばかご室の水平方向への変位を検出する変位センサ、又はかご室の水平方向への速度を検出する速度センサ等であってもよい。
さらに、上記の例では、かごの固有振動数の初期値を制振制御部により自動計算させたが、初期値は人手により入力してもよい。

Claims (6)

  1. かご、
    上記かごの横振動を防振する弾性体、
    上記かごの横振動を検出するセンサ、
    上記弾性体に対して並列に設けられ、上記かごの横振動に対する制振力を発生するアクチュエータ、及び
    上記センサからの情報に基づいて、上記アクチュエータに発生させる制振力を求め上記アクチュエータを制御する制振制御部
    を備え、
    上記制振制御部は、上記かごの横振動の固有振動数を推定し、推定された固有振動数と上記弾性体の剛性値とに基づいてゲイン値を求め、求められたゲイン値を乗算した指令信号により上記アクチュエータを駆動するエレベータ装置。
  2. 上記かごの昇降を案内するガイドレール、及び
    上記ガイドレールに係合するガイド部材と、上記ガイドレールに当接する方向へ上記ガイド部材を付勢する上記弾性体としてのばねとを有し、上記かごに搭載されたガイド装置
    をさらに備え、
    上記アクチュエータは、上記ガイド装置の上記ばねに並列に設けられ、
    上記制振制御部は、上記ばねのばね定数と上記かごの固有振動数とに基づいて、ゲイン値を求める請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記制振制御部は、上記アクチュエータにより上記かごに横振動を発生させるとともに、そのときの加振信号と上記センサからの信号とに基づいて上記かごの固有振動数を推定する請求項1記載のエレベータ装置。
  4. 上記かごの積載量を検出する積載量検出部をさらに備え、
    上記制振制御部は、通常運転中に、上記積載量検出部からの情報に基づいて上記かごの固有振動数の基準値を補正することにより、固有振動数を推定する請求項1記載のエレベータ装置。
  5. 上記制振制御部は、上記アクチュエータに流れる電流を検出し、上記アクチュエータへの指令電圧値と上記アクチュエータの電流値とに基づいて求められる逆起電力から上記かごの固有振動数を推定する請求項1記載のエレベータ装置。
  6. 上記かごは、かご枠と、上記かご枠に支持されたかご室とを有し、
    上記弾性体は、上記かご枠と上記かご室との間に介在された防振体を有し、
    上記アクチュエータは、上記防振体に並列に設けられており、
    上記制振制御部は、上記防振体の剛性値と上記かごの固有振動数とに基づいて、ゲイン値を求める請求項1記載のエレベータ装置。
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