JPWO2008053574A1 - 回転ダンパー - Google Patents

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Abstract

組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しないようにすることにより、ローターが双方向へ回転してもハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止するとともに、空気を一定個所に停留捕獲しておくことで発生トルクへの影響を小さくし、トルクのバラツキを可及的に小さくすることのできる回転ダンパーを提供する。ハウジング(11,51)と、このハウジング(11,51)内に収容されたシリコーンオイル21と、ハウジング(11,51)内に収められ、ハウジング(11,51)から突出する軸部32にハウジング(11,51)内のシリコーンオイル21中を移動する抵抗部36が設けられたローター31と、軸部32とハウジング(51)との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止するOリング61とからなる回転ダンパーDにおいて、抵抗部36と対向するハウジング(51)の内面に円周溝54を設ける。

Description

この発明は、例えば、歯車やラックと噛み合う被駆動歯車の回転を制動する回転ダンパーに関するものである。
上記した回転ダンパーは、ハウジングと、このハウジング内に収容された粘性流体と、ハウジング内に収められ、ハウジングから一部が突出する軸部にハウジング内の粘性流体中を移動する抵抗部が設けられたローターと、このローターの軸部とハウジングとの間から粘性流体が漏れるのを防止するシール部材とで構成されている。
なお、ハウジングから突出する軸部には、被駆動歯車が取り付けられる(例えば、特公平4−34015号公報)。
従来の回転ダンパーは、組立時にハウジング内に混入した空気を、トルク発生部分であるローターの抵抗部とハウジング内の底面あるいは天井面との間に位置させないように、抵抗部の形状を略小判型としている。
しかし、ローターは双方向へ回転するので、ハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えて抵抗部の反対側へ移動する際に異音が発生する。
このハウジング内に混入した空気が抵抗部を乗り越えるときに発生する異音は、ハウジング内に混入した空気が抵抗部へ乗り上げることによって圧縮された後、抵抗部を乗り越えたときに、急激に開放されることに起因する破裂音と考えられる。
なお、この異音は、粘性流体の粘度が高い程発生し易く、また、ローターとハウジングとの間隔が狭い程発生し易くなる。
また、ハウジング内の空気の位置が定まっていないと、安定したトルクが得られず、発生トルクにバラツキが発生する。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しないようにすることにより、ローターが双方向へ回転してもハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止するとともに、空気を一定個所に停留捕獲しておくことで発生トルクへの影響を小さくし、トルクのバラツキを可及的に小さくすることのできる回転ダンパーを提供するものである。
この発明は、以下のような発明である。
(1)ハウジングと、このハウジング内に収容された粘性流体と、前記ハウジング内に収められ、前記ハウジングから少なくとも一部が露出する出力部に前記ハウジング内の前記粘性流体中を移動する抵抗部が設けられたローターとからなる回転ダンパーにおいて、前記ハウジングの内面または前記抵抗部に空気停留部を設けたことを特徴とする。
(2)(1)に記載の回転ダンパーにおいて、取り付けた状態で、上側に位置する前記ハウジングの内面に前記空気停留部を設けたことを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の回転ダンパーにおいて、前記空気停留部は円周上に位置する複数の分割空気停留部で構成され、円周方向で隣接する前記分割空気停留部同士を空気移動用通路で連通させたことを特徴とする。
(4)(1)または(2)に記載の回転ダンパーにおいて、前記ハウジングの空気停留部を前記抵抗部と対向しないところに設けたことを特徴とする。
(5)(1)または(2)に記載の回転ダンパーにおいて、前記ハウジングの空気停留部と前記抵抗部との間を仕切るスペーサーを設けたことを特徴とする。
(6)(1)または(2)に記載の回転ダンパーにおいて、前記ハウジングの空気停留部を、前記抵抗部の回転最外周部分近傍に対応する部分を除いた部分に設けたことを特徴とする。
(7)(3)に記載の回転ダンパーにおいて、前記抵抗部の複数の分割空気停留部は貫通孔で構成され、前記貫通孔を連通させる前記空気移動用通路は前記ハウジングに設けた凹溝で構成されていることを特徴とする。
(8)(7)に記載の回転ダンパーにおいて、前記複数の貫通孔は同心円状に設けられ、前記凹溝は前記貫通孔に対応させて前記ハウジングに設けた円周溝であることを特徴とする。
この発明によれば、ハウジングの内面または抵抗部に空気停留部を設けたので、この空気停留部に、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローターが双方向へ回転しても、空気停留部に停留した空気は過度に圧縮されない状態で空気停留部内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気を一定個所に捕獲しておくことで発生トルクへの影響を小さくし、トルクのバラツキを可及的に小さくすることができる。
そして、取り付けた状態で、上側に位置するハウジングの内面に空気停留部を設けたので、組立時にハウジング内に混入した空気を空気停留部に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気停留部を、円周上に位置する複数の分割空気停留部とし、円周方向で隣接する分割空気停留部同士を空気移動用通路で連通させたので、一方の分割空気停留部から他方の分割空気停留部へ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で空気移動用通路を介して移動させることができる。
したがって、ローターが双方向へ回転しても、分割空気停留部に停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の分割空気停留部から他方の分割空気停留部へ空気移動用通路を介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
また、ハウジングの空気停留部を抵抗部と対向しないところに設けたので、抵抗部で発生するトルクへの影響を少なくすることができる。
また、ハウジングの空気停留部と抵抗部との間を仕切るスペーサーを設けたので、空気停留部の空気と抵抗部とをスペーサーで仕切ることにより、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、ハウジングの粘性流体を収容した回転ダンパーにおいて回転速度が速くなると、発生トルクも大きくなることから、抵抗部の回転最外周部分近傍で主トルクを発生させることとなるため、空気停留部を、抵抗部の回転最外周部分近傍に対応する部分を除いた部分に設けることにより、発生トルクに対する影響を抑えることができる。
そして、抵抗部の複数の分割空気停留部を貫通孔とし、この貫通孔を連通させる空気移動用通路をハウジングに設けた凹溝としたので、一方の貫通孔から他方の貫通孔へ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で凹溝を介して移動させることができる。
したがって、ローターが双方向へ回転しても、貫通孔に停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の貫通孔から他方の貫通孔へ凹溝を介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、複数の貫通孔を同心円状に設け、凹溝を貫通孔に対応させてハウジングに設けた円周溝にしたので、一方の貫通孔から他方の貫通孔へ、組立時にハウジング内に混入した空気をさらに圧縮しない状態で移動させることができることにより、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生をさらに防止することができる。
第1図はこの発明の第1実施例である回転ダンバーを示す分解斜視図である。
第2図は第1図に示したケースの左側半分の拡大断面図である。
第3図は第1図に示したローターの平面図である。
第4図は第1図に示したローターの正面図である。
第5図は第1図に示したローターの底面図である。
第6図は第3図のA−A線による断面図である。
第7図は第1図に示したキャップの左側半分の拡大断面図である。
第8図は第1図に示した回転ダンパーを組み立てる過程の説明図である。
第9図はこの発明の第1実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第10図はこの発明の第2実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第11図はこの発明の第3実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第12図はこの発明の第4実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第13図はこの発明の第5実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第14図はこの発明の第6実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第15図はこの発明の第7実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第16図はこの発明の第8実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第17図はこの発明の第9実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第18図はこの発明の第9実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第19図はこの発明の第10実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第20図はこの発明の第11実施例である回転ダンパーを示す部分断面図である。
第21図はこの発明の第12実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第22図はこの発明の第13実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第23図はこの発明の第14実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図である。
第24図はこの発明の第15実施例である回転ダンパーの分解斜視図である。
第25図は第24図に示した回転ダンパーを組み立てる過程の説明図である。
第26図はこの発明の第15実施例である回転ダンパーの断面図である。
第27図はこの発明を適用可能な回転ダンパーを示す断面図である。
第28図はこの発明を適用可能な他の回転ダンパーを示す断面図である。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の第1実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図、第2図は第1図に示したケースの左側半分の拡大断面図、第3図は第1図に示したローターの平面図、第4図は第1図に示したローターの正面図、第5図は第1図に示したローターの底面図、第6図は第3図のA−A線による断面図、第7図は第1図に示したキャップの左側半分の拡大断面図、第8図は第1図に示した回転ダンパーを組み立てる過程の説明図、第9図はこの発明の第1実施例である回転ダンパーを示す断面図である。
第1図において、Dは回転ダンパーを示し、合成樹脂製のケース11と、このケース11内に収容された粘性流体としてのシリコーンオイル21(第8図または第9図参照)と、ケース11内に収められ、ケース11から外部へ一部が突出する出力部としての軸部32にケース11内のシリコーンオイル21中を移動する抵抗部36が設けられた合成樹脂製のローター31と、このローター31の軸部32が貫通する貫通孔52が設けられ、ケース11の開口を閉塞する合成樹脂製のキャップ51と、このキャップ51とローター31の軸部32との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止するシール部材としてのOリング61と、キャップ51から突出するローター31の軸部32に取り付けられた合成樹脂製の被駆動歯車71(第9図参照)とで構成されている。
なお、ハウジングは、ケース11と、キャップ51とで構成されている。
上記したケース11は、平面形状が円形の底部13の外縁に周回させて円筒壁部14が設けられたケース本体12と、底部13の内側底面の中心に設けられた円柱状の軸支部16と、ケース本体12の外周に、例えば、180度の間隔で放射方向へ設けられ、取付孔18を備えた取付フランジ17とで構成されている。
そして、円筒壁部14の上側には、円筒壁部14の内周面を延長した面を内周面とする、周回した薄肉突出円筒部分14aが設けられている。
また、この薄肉突出円筒部分14aの外側の円筒壁部14との境部分には、第2図、第9図に示すように、キャップ51の外周部分を溶着するため、底部13側へ内側から外側へ拡開して周回する拡開傾斜部分14bが設けられている。
なお、15はケース本体12内に形成された収容部を示し、シリコーンオイル21(第8図または第9図参照)を収容する部分であり、薄肉突出円筒部分14aの下側および円筒壁部14、または、円筒壁部14で囲まれた部分に相当する。
上記したローター31は、第1図、第3図〜第6図、第9図に示すように、円柱状の軸部32と、この軸部32に連設された平面視円形をした平板状の抵抗部36とで構成されている。
そして、軸部32には、底面にケース11の軸支部16が回転可能に係合する円筒形状の窪み33(第5図または第6図参照)が設けられ、キャップ51(第9図参照)から突出する部分に段部34が設けられている。
この段部34から上側の軸部32の部分は、下側の軸部32と同心の四角柱32aの上側に、下側の軸部32と同心で、四角柱32aの周面に連なる傾斜面を有する四角錐台32bを連設した形状とされている。
また、抵抗部36の上側部分には、軸部32の中心を中心にした同心円上に周回溝37が空気移動用通路として設けられている。
なお、この実施例における周回溝37は、後述するように、キャップ51に周回する円周溝54(第9図参照)が設けられているので、空気停留部として機能する。
上記したキャップ51には、第1図、第7図、第9図に示すように、中心に、ローター31の軸部32が貫通する貫通孔52が設けられ、この貫通孔52の下側に、下端まで達するように円筒状に肉抜きされた、Oリング61を収容する拡径段部53が設けられ、下側の拡径段部53の外側に、軸部32の中心を中心にした同心円上に、周回溝37に対応させて周回溝37よりも幅が広い円周溝54が空気停留部として設けられ、さらに、下側の外縁に、ケース本体12の薄肉突出円筒部分14aが嵌合する周回した嵌合凹溝55が設けられている。
上記した被駆動歯車71には、第9図に示すように、ローター31の軸部32の上側が貫通する四角形の孔72aの上側に、この孔72aと同心の拡径段部72bが連設された取付孔72が中心に設けられている。
次に、回転ダンパーDの組立の一例について説明する。
まず、第8図に示すように、ローター31の軸部32の上側をOリング61に嵌め、収容部15内へ適量のシリコーンオイル21を注入し、窪み33内へケース11の軸支部16を嵌合させるように、収容部15内へ軸部32の下側および抵抗部36を収容する。
なお、窪み33および抵抗部36の下側(下面)部分にシリコーンオイル21を塗布した後、収容部15内へ適量のシリコーンオイル21を注入し、窪み33内へケース11の軸支部16を嵌合させるように、収容部15内へ軸部32の下側および抵抗部36を収容させてもよい。
この場合には、ローター31の窪み33内に空気が停留しなくなるので、ハウジング内に残留する空気を少なくすることができる。
そして、貫通孔52内へ軸部32を挿入しながら薄肉突出円筒部分14aをキャップ51の嵌合凹溝55内に嵌合させ、ケース11の開口をキャップ51で閉塞する。
このようにしてケース11の開口をキャップ51で閉塞すると、Oリング61近傍に位置しているシリコーンオイル21がキャップ51の内面で押圧され、半径方向外側へ向けて徐々に移動するため、収容部15内の空気がシリコーンオイル21によってキャップ51とケース11の開口との間から押し出され、ハウジング内に残留する空気が少なくなった状態で、キャップ51の嵌合凹溝55を形成する外周縁の円筒部分が拡開傾斜部分14bに当接し、薄肉突出円筒部分14aの上端と嵌合凹溝55の底とは僅かな間隔をおいて対向する。
この状態で、キャップ51をケース本体12側へ所定の押圧力で押して嵌合凹溝55を形成する外周縁の円筒部分と拡開傾斜部分14bとを、例えば、高周波溶着で周回するように溶着させながら密閉し、嵌合凹溝55の底を薄肉突出円筒部分14aの上端に当接させる。
このようにしてキャップ51をケース11に溶着すると、薄肉突出円筒部分14a内の空気はほとんどケース11外へ排出され、薄肉突出円筒部分14aとキャップ51とは密着するとともに、拡径段部53内にOリング61が収容され、Oリング61が軸部32とキャップ51との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止する。
そして、キャップ51から突出した軸部32を被駆動歯車71の取付孔72内へ嵌合させた後、四角錐台32bの上側部分を加熱、変形させて拡径段部72b内へ広げることにより、第9図に示すように、回転ダンパーDの組立が終了する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に円周溝54を設けたので、この円周溝54に、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円周溝54に停留した空気は過度に圧縮されない状態で円周溝54内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に円周溝54が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝54に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、円周溝54に対向する周回溝37を抵抗部36に設けたので、この周回溝37にも空気を停留させることができるため、組立時にハウジング内に所期の空気量よりも多くの空気が混入した場合においても、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は円周溝54および周回溝37の外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第10図はこの発明の第2実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第9図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第10図において、底部13の内側底面には、軸支部16の中心を中心とした同心円上に円周溝13aが空気停留部として設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する底部13の内面に円周溝13aを設け、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に円周溝54を設けたので、この円周溝13a,54に、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円周溝13a,54に停留した空気は過度に圧縮されない状態で円周溝13a,54内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に円周溝54が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝54に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、ケース11側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置する底部13の内面に円周溝13aが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝13aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は円周溝13a,54の外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第11図はこの発明の第3実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第10図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第11図において、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側で、嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にした同心円上に、複数、例えば、3つの分割円弧状溝54Aが空気停留部を構成する分割空気停留部として設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に複数の分割円弧状溝54Aを設けたので、この複数の分割円弧状溝54Aに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、複数の分割円弧状溝54Aに停留した空気は過度に圧縮されない状態で分割円弧状溝54A内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に複数の分割円弧状溝54Aが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を複数の分割円弧状溝54Aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、周回溝37を抵抗部36に設けたので、この周回溝37にも空気を停留させることができるため、組立時にハウジング内に所期の空気量よりも多くの空気が混入した場合においても、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は分割円弧状溝54Aの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
さらに、複数の分割円弧状溝54Aに対向する周回溝37を抵抗部36に設けたので、一方の分割円弧状溝54Aから他方の分割円弧状溝54Aへ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で周回溝37を介して移動させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、分割円弧状溝54Aに停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の分割円弧状溝54Aから他方の分割円弧状溝54Aへ周回溝37を介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第12図はこの発明の第4実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第11図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第12図において、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側で、嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にした同心円上に、複数、例えば、3つの分割円弧状溝54Aと、この分割円弧状溝54Aと同心で、円周方向で隣接する分割円弧状溝54A同士を連通する空気移動用通路54Bとが設けられている。
なお、空気移動用通路54Bは、分割円弧状溝54Aと同じ深さで分割円弧状溝54Aよりも幅を狭くしてあるが、分割円弧状溝54Aと同じ幅で分割円弧状溝54Aよりも浅くしてもよい。
そして、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に、円周上に位置する3つの分割円弧状溝54Aを設けたので、この3つの分割円弧状溝54Aに、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で空気移動用通路54Bを介して移動させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、分割円弧状溝54Aに停留した空気は過度に圧縮されない状態で分割円弧状溝54A内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に複数の分割円弧状溝54Aおよび空気移動用通路54Bが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を複数の分割円弧状溝54Aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、3つの分割円弧状溝54A同士を空気移動用通路54Bで連通させたので、一方の分割円弧状溝54Aから他方の分割円弧状溝54Aへ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で空気移動用通路54Bを介して移動させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、分割円弧状溝54Aに停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の分割円弧状溝54Aから他方の分割円弧状溝54Aへ空気移動用通路54Bを介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は分割円弧状溝54Aおよび空気移動用通路54Bの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第13図はこの発明の第5実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第12図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第13図において、円筒壁部14の内面に、円周溝14cが空気停留部として設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する円筒壁部14の内面に円周溝14cを設けたので、この円周溝14cに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円周溝14cに停留した空気は過度に圧縮されない状態で円周溝14c内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、ケース11とキャップ51とを左右にして回転ダンパーDを縦方向に取り付けると、上側に位置する円筒壁部14の内面に円周溝14cが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝14cに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は円周溝14cの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第14図はこの発明の第6実施例である回転ダンパーを示す断面図であり、第1図〜第13図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第14図において、底部13の内側底面には、軸支部16の中心を中心とした複数、例えば、3つの同心円上に円周溝13aが空気停留部としてそれぞれ設けられている。
また、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側で、嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にした複数、例えば、3つの同心円上に円周溝54が空気停留部としてそれぞれ設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する底部13の内面に円周溝13aを設け、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に円周溝54を設けたので、この円周溝13a,54に、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円周溝13a,54に停留した空気は過度に圧縮されない状態で円周溝13a,54内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は円周溝13a,54の外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
さらに、円周溝13a,54を複数にしたので、組立時にハウジング内に所期の空気量よりも多くの空気が混入した場合においても、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に円周溝54が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝54に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、ケース11側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置する底部13の内面に円周溝13aが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝13aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第15図はこの発明の第7実施例である回転ダンパーを示す断面図であり、第1図〜第14図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第15図において、底部13、円筒壁部14およびキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に、例えば、発砲ウレタンなどの発砲軟質材19が空気停留部として二色成形によって取り付けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する底部13および円筒壁部14の内面に発砲軟質材19を設け、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に発砲軟質材19を設けたので、この発砲軟質材19に、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、発砲軟質材19内の空気は過度に圧縮されないので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は発砲軟質材19の外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に発砲軟質材19が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を発砲軟質材19に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、ケース11側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置する底部13の内面に発砲軟質材19が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を発砲軟質材19に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、ケース11とキャップ51とを左右にして回転ダンパーDを縦方向に取り付けると、上側に位置する円筒壁部14の内面に発砲軟質材19が設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を発砲軟質材19に確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
第15図において、発砲軟質材19は、底部13、円筒壁部14およびキャップ51の内面全てに取り付けられているが、底部13、円筒壁部14、キャップ51のいずれか1個所あるいは2個所に取り付けてもよく、また、発砲軟質材19の取付方法は二色成形に限らず、接着剤による取付や、底部13、円筒壁部14、キャップ51に対して嵌合による取付であってもよい。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第16図はこの発明の第8実施例である回転ダンパーを示す断面図であり、第1図〜第15図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第16図において、円筒壁部14および薄肉突出円筒部分14aの内面の、例えば、中心角を4等分割した位置に、円筒壁部14および薄肉突出円筒部分14aの軸方向へ延びる溝14dが空気停留部として設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する円筒壁部14の内面、および、円筒壁部14に連なる薄肉突出円筒部分14aの内面に溝14dを設けたので、この溝14dに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、溝14dに停留した空気は過度に圧縮されない状態で溝14d内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、ケース11とキャップ51とを左右にして回転ダンパーDを縦方向に取り付けると、上側に位置する円筒壁部14および薄肉突出円筒部分14aの内面に溝14dが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を溝14dに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は溝14dの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第17図はこの発明の第9実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図、第18図はこの発明の第9実施例である回転ダンパーを示す断面図であり、第1図〜第16図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第17図において、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側で、嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にした同心円上に円周溝54が設けられるとともに、この円周溝54を、例えば、円周方向に等長に分割し、円周溝54に連通する4つの放射溝54Cが空気停留部として設けられている。
なお、円周溝54は、空気移動用通路としても機能する。
59は抵抗部36とキャップ51との間に挿入されるスペーサーを示し、軸部32が挿通される貫通孔59aが中心に設けられるとともに、この貫通孔59aの中心を中心とし、円周溝54と同心円上に、例えば、等間隔で円周溝54の幅を直径とした4つの空気誘導孔59bが設けられている。
この実施例の組立方が第1実施例の組立方と異なるところは、例えば、キャップ51をケース11に取り付けてケース11の開口を閉塞する前に、例えば、両面にシリコーンオイル21を塗布したスペーサー59の貫通孔59aに軸部32を挿通し、抵抗部36の上側にスペーサー59を位置させる点である。
なお、この実施例における組立方の他の部分は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する外側に円周溝54および放射溝54Cを設けたので、この円周溝54および放射溝54Cに、組立時にハウジング内に混入した空気を、スペーサー59の空気誘導孔59bを介して停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円周溝54および放射溝54C内の空気は過度に圧縮されない状態で円周溝54内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に円周溝54および放射溝54Cが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を円周溝54および放射溝54Cに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は空気誘導溝59bを介して円周溝54、放射溝54Cに停留させることができ、空気はスペーサー59によって抵抗部36との間を仕切られることとなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第19図はこの発明の第10実施例である回転ダンパーを示す断面図であり、第1図〜第18図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第19図において、キャップ51の嵌合凹溝55の上部に、空気停留部としての周回凹部55Aが収容部15に連通する状態で設けられている。
そして、キャップ51の、抵抗部36と対向する内面は、半径方向の内側から外側に向かって、すなわち、周回凹部55Aへ向かって円錐状傾斜面で上昇している。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する外側に周回凹部55Aを設けたので、この周回凹部55Aに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、周回凹部55A内の空気は過度に圧縮されないので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、キャップ51の内面を周回凹部55Aに向けて上昇する傾斜面としたので、組立時にハウジング内に混入した空気を周回凹部55Aへ案内して確実に周回凹部55Aに停留させることができる。
また、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に周回凹部55Aが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を周回凹部55Aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は抵抗部36の上、下面あるいは側面に対向する面から離れた周回凹部55Aの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
そして、周回凹部55Aを抵抗部36と対向しないところに設けたので、抵抗部36で発生するトルクへの影響を少なくすることができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第20図はこの発明の第11実施例である回転ダンパーを示す部分断面図であり、第1図〜第19図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第20図において、取付フランジ17には、収容部15に連通する凹部17aが空気貯留部として設けられ、この凹部17a内に中空の取付ボス18Aを一体的に設けて取付孔18を設けている。
また、キャップ51には、凹部17aに嵌合する突出段部56aを有する取付フランジ56が取付フランジ17に対応させて設けられ、この取付フランジ56に、取付ボス18A(取付孔18)に連通する取付孔57が設けられるとともに、下面の取付孔57の中心を中心として取付ボス18Aが嵌合する嵌合凹部57aが設けられている。
この実施例の組立方が第1実施例の組立方と異なるところは、キャップ51をケース11に取り付けてケース11の開口を閉塞した後、取付フランジ17,56の外周を含むケース11の全外周とキャップ51の全外周とを高周波溶着で溶着する点である。
なお、この実施例における組立方の他の部分は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する取付フランジ17に凹部17aを設けたので、この凹部17aに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、凹部17a内の空気は過度に圧縮されないので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は凹部17aの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
そして、ケース11とキャップ51とを左右にするとともに、取付フランジ17,56を上下にして回転ダンパーDを縦方向に取り付けると、上側に位置する取付フランジ17に凹部17aが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を凹部17aに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第21図はこの発明の第12実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第20図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第21図において、底部13には、所定の幅を有するIカット状の突出部13Aを、軸支部16を通る直径方向に一体的に設けることにより、この突出部13Aの両側に空気貯留部として機能する凹部13Bが設けられ、突出部13Aに凹部13B同士を連通させる、軸支部16の中心を中心とした円周上に位置する円弧状の空気移動用通路13bが設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するケース11の、抵抗部36と対向する底部13に凹部13Bを設けたので、この凹部13Bに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、凹部13B内の空気は過度に圧縮されないので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、ケース11側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置する底部13の内面に凹部13Bが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を凹部13Bに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
さらに、空気は凹部13Bの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
さらに、凹部13B同士を空気移動用通路13bで連通させたので、一方の凹部13Bから他方の凹部13Bへ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で空気移動用通路13bを介して移動させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、凹部13Bに停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の凹部13Bから他方の凹部13Bへ空気移動用通路13bを介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第22図はこの発明の第13実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第21図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第22図において、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側で、嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にした複数、例えば、2つの同心円上に、周方向に等間隔で4つの凹部54Dが空気貯留部としてそれぞれ設けられている。
なお、内周の凹部54Dは、外周の凹部54Dの間に位置している。
そして、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する内面に複数の凹部54Dを設けたので、この複数の凹部54Dに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、凹部54Dに停留した空気は過度に圧縮されない状態で凹部54D内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は凹部54Dの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に複数の凹部54Dが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を複数の凹部54Dに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
なお、この実施例の凹部54Dは、キャップ51を合成樹脂の射出成形で成形する場合に、金型から成形品を突き出す際の円筒状の突き出しピンの形状を利用して形成することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第23図はこの発明の第14実施例である回転ダンパーを示す分解斜視図であり、第1図〜第22図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は、第1実施例と同様に構成されている。
第23図において、キャップ51には、下側の拡径段部53の外側から嵌合凹溝55の内側に、貫通孔52の中心を中心にして放射状に延びる、例えば、円周を4分割する位置に4つの放射溝54Cが設けられている。
なお、回転ダンパーDの組立方は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、ハウジングを構成するキャップ51の、抵抗部36と対向する外側に放射溝54Cを設けたので、この放射溝54Cに、組立時にハウジング内に混入した空気を停留させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、放射溝54C内の空気は過度に圧縮されない状態で放射溝54C内を移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
さらに、空気は放射溝54Cの外へ移動しないこととなるため、発生するトルクのバラツキを小さくすることができる。
そして、キャップ51側を上にして回転ダンパーDを取り付けると、上側に位置するキャップ51の内面に放射溝54Cが設けられているので、組立時にハウジング内に混入した空気を放射溝54Cに確実に停留させることができるため、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
第24図はこの発明の第15実施例である回転ダンパーの分解斜視図、第25図は第24図に示した回転ダンパーを組み立てる過程の説明図、第26図はこの発明の第15実施例である回転ダンパーの断面図であり、第1図〜第23図と同一または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
第24図において、ローター31の抵抗部36には、軸部32の中心を中心とした同心円上に、複数、例えば、3つの円弧状貫通孔37Aが空気停留部として設けられている。
そして、第26図に示すように、円弧状貫通孔37Aの幅よりも円周溝13a,54の幅が広く、また、円周溝13a,54の内側に円弧状貫通孔37Aが位置するように構成されている。
なお、この実施例における円周溝13a,54(凹溝)は、空気移動用通路として機能する。
この実施例の組立方が第1実施例の組立方と異なるところは、図25に示すように、窪み33内へケース11の軸支部16を嵌合させるように、収容部15内へ軸部32の一部および抵抗部36を収容すると、抵抗部36で押されて円弧状貫通孔37Aから浮上するシリコーンオイル21は、円弧状貫通孔37Aの内周とOリング61との距離aが円弧状貫通孔37Aの外周と薄肉突出円筒部分14aとの距離bよりも近いので、Oリング61と抵抗部36および軸部32との間へ毛細管現象によって入り込むため、Oリング61が抵抗部36および軸部32に貼り付くのを防止し、薄肉突出円筒部分14aから外側へ溢れなくなる点である。
なお、この実施例における組立方の他の部分は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
この実施例によれば、抵抗部36に複数の円弧状貫通孔37Aを設け、この円弧状貫通孔37Aを連通させる円周溝13a,54をハウジングに設けたので、一方の円弧状貫通孔37Aから他方の円弧状貫通孔37Aへ、組立時にハウジング内に混入した空気を過度に圧縮しない状態で円周溝13a,54を介して移動させることができる。
したがって、ローター31が双方向へ回転しても、円弧状貫通孔37Aに停留した空気は過度に圧縮されない状態で一方の円弧状貫通孔37Aから他方の円弧状貫通孔37Aへ円周溝13a,54を介して移動するので、ハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、円弧状貫通孔37Aの内周とOリング61との距離aを、円弧状貫通孔37Aの外周と薄肉突出円筒部分14aとの距離bよりも近くしたので、組立時にOリング61と抵抗部36および軸部32との間へ毛細管現象によってシリコーンオイル21が入り込むことにより、Oリング61が抵抗部36および軸部32に貼り付くのを防止し、薄肉突出円筒部分14aから外側へシリコーンオイル21が溢れなくなる。
したがって、シリコーンオイル21がOリング61と抵抗部36および軸部32との間に入り、Oリング61が抵抗部36および軸部32に貼り付くのを防止できることにより、回転ダンパーDの初期トルクの増加を防ぐことができ、また、薄肉突出円筒部分14aから外側へシリコーンオイル21が溢れなくなることにより、キャップ51をケース11に確実に溶着してハウジングの外周を密閉することができる。
また、キャップ51をケース11に溶着するとき、薄肉突出円筒部分14aの上端をストッパとして機能させたので、底部13からキャップ51までの高さを均一に設定できることにより、抵抗部36から底部13およびキャップ51までの距離が一定に保たれ、トルクのバラツキを抑えることができる。
上記した第1実施例では、周回溝37を設けなくても、同様な効果を得ることができる。
また、第3実施例では、周回溝37を設けない構成としたり、または、分割円弧状溝54Aと同様な分割円弧状溝を底部13に設ける構成としたり、または、分割円弧状溝54Aと同様な分割円弧状溝を底部13にのみ設ける構成にしても、同様な効果を得ることができる。
また、第4実施例では、分割円弧状溝54A、空気移動用通路54Bと同様な分割円弧状溝、空気移動用通路を底部13に設ける構成としたり、または、分割円弧状溝54A、空気移動用通路54Bと同様な分割円弧状溝、空気移動用通路を底部13にのみ設ける構成としても、同様な効果を得ることができる。
また、第5実施例では、円周溝14cを複数に分割して複数の分割停留部を設ける構成としたり、または、円周溝14cを複数に分割して複数の分割停留部を設けるとともに、分割停留部同士を連通させる空気移動用通路を設ける構成としても、同様な効果を得ることができる。
また、第7実施例では、底部13、円筒壁部14およびキャップ51の、抵抗部36と対向するの少なくとも1つに発砲軟質材19を設ける構成としても、同様な効果を得ることができる。
また、第8実施例では、溝14dを連通させる空気移動用通路を設ける構成としても、同様な効果を得ることができる。
さらに、各実施例の空気停留部を組み合わせる構成としても、同様な効果を得ることができる。
また、第15実施例では、円弧状貫通孔37Aに代えて凹部、凹溝、周回溝、円周溝を抵抗部36に設けたり、円周溝13aおよび/または円周溝54を設けなくても、同様な効果を得ることができる。
上記した実施例では、ケース11に軸支部16を設け、軸部32に窪み33を設けてローター31を回転可能に支持する例を示したが、ケースに窪みを設け、軸部に軸支部を設ける構成としてもよい。
また、軸部32に抵抗部36を一体成形した例を示したが、軸部と抵抗部とを別々に成形し、例えば、角軸と角孔との関係で一体的に回転するように構成してもよい。
そして、粘性流体としてシリコーンオイル21を用いた例を示したが、同様に機能する他の粘性流体、例えば、グリースなどを用いることもできる。
上記した各実施例はハウジングから軸部32が突出する例で説明したが、第27図に示すように、ハウジングから少なくとも一部が露出する軸部32A(出力部)の露出部分に、被駆動歯車が取り付けられて一体的に回転可能な係合部32cを設けた構成の回転ダンパーDにもこの発明を適用することができる。
また、上記した各実施例は軸部32とハウジングとの間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止するOリング61を設けた例で説明したが、第28図に示すように、円筒壁部14の内周に周回する回転ガイド溝14eを設け、この回転ガイド溝14eに係合して回転する係合突条58をキャップ51の外周に周回させて設けることにより、Oリング(シール部材)を使用しなくてもケース11とキャップ51との間からシリコーンオイル21が漏れるのを防止する構成の回転ダンパーDにもこの発明を適用することができる。
以上のように、この発明にかかる回転ダンパーは、回転体の回動を制動するものとして、または、直線移動する移動体の移動を制動ものとして各種の機器に使用し、組立時にハウジング内に混入した空気に起因する異音の発生を防止することができる。

Claims (8)

  1. ハウジングと、
    このハウジング内に収容された粘性流体と、
    前記ハウジング内に収められ、前記ハウジングから少なくとも一部が露出する出力部に前記ハウジング内の前記粘性流体中を移動する抵抗部が設けられたローターと、
    からなる回転ダンパーにおいて、
    前記ハウジングの内面または前記抵抗部に空気停留部を設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  2. 請求項1に記載の回転ダンパーにおいて、
    取り付けた状態で、上側に位置する前記ハウジングの内面に前記空気停留部を設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記空気停留部は円周上に位置する複数の分割空気停留部で構成され、
    円周方向で隣接する前記分割空気停留部同士を空気移動用通路で連通させた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  4. 請求項1または請求項2に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記ハウジングの空気停留部を前記抵抗部と対向しないところに設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  5. 請求項1または請求項2に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記ハウジングの空気停留部と前記抵抗部との間を仕切るスペーサーを設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  6. 請求項1または請求項2に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記ハウジングの空気停留部を、前記抵抗部の回転最外周部分近傍に対応する部分を除いた部分に設けた、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  7. 請求項3に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記抵抗部の複数の分割空気停留部は貫通孔で構成され、
    前記貫通孔を連通させる前記空気移動用通路は前記ハウジングに設けた凹溝で構成されている、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
  8. 請求項7に記載の回転ダンパーにおいて、
    前記複数の貫通孔は同心円状に設けられ、
    前記凹溝は前記貫通孔に対応させて前記ハウジングに設けた円周溝である、
    ことを特徴とする回転ダンパー。
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